JP2012213314A - 活線振り分け工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数、組立工数少なく、活線振り分けのために外部からの回転操作を受ける螺子軸の回転により軸線方向に摺動し合って伸縮摺動する筒状部と伸縮筒体とを確固に回り止めできる活線振り分け工具を提供する。
【解決手段】外部からの回転操作を受ける螺子軸4の回転により軸線方向に摺動し合って伸縮摺動する筒状部1と伸縮筒体2との回り止め手段5を、螺子軸4の回転を伸縮筒体2の摺動に変換するように伸縮筒体2に装着したナット3の外周の円形面を削り取った状態の平面部51とこの平面部51と前記伸縮摺動方向には互いに摺動し合うように筒状部1の内周の円形面から内径側に肉盛りされた状態の平面部52とが、周方向の少なくとも1か所に設けられて、それら伸縮筒体2および筒状部1を周方向に一体化する平面対とすることにより、上記課題を解決する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電線の架設・保守工事等において無停電作業を行う際に好適に利用できる活線振り分け工具に関するものである。
配電線工事等において開閉器等が設備されていない場合、工事区間外でも工事の巻き添えにより長時間の停電を余儀なくされる。
このような問題を解消するため、従来から無停電工事が行われている。無停電工事では工事区間の両側で電線が切断され、工事区間の外側の電線の切断端部同士がバイパスケーブルで繋がれて活線状態が維持され、工事区間のみ停電状態となる。このような工事に用いる工具として、切断した端部同士を振り分けて離間させる活線振り分け工具が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この活線振り分け工具は、図6に示すように、基本構造として、筒状部dを有する本体aと、その筒状部d内に伸縮摺動自在に嵌合された伸縮筒体bにて構成されている。本体aは、アルミ合金製の本体ケースcにFRP製の筒状部dを接続固定してあり、本体ケースc内には軸芯が互いに直交する傘歯車f、gが回転自在に支持された噛み合わせ状態で配設されている。軸芯が筒状部dの軸芯と一致する傘歯車fには筒状部dの軸芯上に配設されたねじ軸hの一端が固定されている。他方の傘歯車gは本体ケースcの一側面に形成された開口部を閉鎖するアルミ合金製のカバーiを貫通する回転操作軸jの一端に固定され、この回転操作軸jの外部に突出した他端部には、図示しない遠隔操作具を係合させて回転操作するための係合環kが取付けられている。
筒状部dの先端にはジュラコン製のキャップlが嵌合固定され、伸縮筒体bはこのキャップlを貫通して摺動自在に支持されている。伸縮筒体bはFRP製で、その一端にねじ軸hに螺合するナット部材mが固定されている。そして、ねじ軸hの回転によって伸縮筒体bが伸縮摺動するよう配置されている。伸縮筒体bの外周面には軸芯方向に沿ってABS樹脂製のキーnが装着され、このキーnがキャップlに係合する構造によって伸縮筒体bの回り止めが構成されている。また、伸縮筒体bの先端にはキャップoが嵌合固定されている。本体ケースcとキャップoには、それぞれ、配電線を掴持するチャックと連結するためのフックp、qが取付けられている。
フックp、qに連結されるチャックは、配電線の切断したい箇所の両側を掴持するものであり、本体ケースc、キャップoに直接連結されていてもよい。このように配電線を掴持した状態で、係合環kに係合させた遠隔操作具によって傘歯車gを回転駆動し、伸縮筒体bを筒状部d内に引き込む収縮操作を行うと、工事区間両側の活線状態の配電線を両掴持部間側に引き寄せることができる。これにより、外側電線の張力を保持したまま、両掴持部の活線状態の配電線に弛みが生じた状態で安定させることができる。この結果、活線状態の配電線を両掴持部間で切断してもその両側の配電線の張力を維持することができる。活線状態の配電線の切断は絶縁遠隔切断工具を用いて安全に行われる。
特開平8−331723号公報
しかし、キーnを使用する場合、回り止めに対して十分な強度を確保するために、キャップlに対して、螺子rにより4カ所で強固に固定することが必須となるので、部品点数、組立工数が増大し、コスト高になるという課題がある。また、外周にキーnを設けた伸縮筒体bと、そのキーnに対する噛み合い凹部が端部壁に形成されているキャップlとの嵌め合い形状が複雑になるので、雨水などの侵入を防止するシール処理が困難で高いシール性を確保しにくいという課題もある。
上記課題を解決するため、本発明の活線振り分け工具は、筒状部と、この筒状部内へ開口端から長手方向に伸縮摺動自在に嵌合された伸縮筒体と、筒状部の軸芯上に配設されて伸縮筒体の筒状部内端部側に固定されたナットと、ナットに螺合される螺子軸と、筒状部に対する伸縮筒体の相対軸回転を規制する回り止め手段とを備え、螺子軸が回転すると、伸縮筒体が回り止め状態で筒状部内を長手方向に伸縮摺動する活線振り分け工具において、回り止め手段は、筒状部の内径側に面して長手方向に延びるように形成された内向平面と、ナット及び伸縮筒体の少なくとも一方の外壁面に長手方向に延びるように形成され内向平面と対向する外向平面とからなり、長手方向へ相対摺動自在に、且つ、軸周りの回転を互いに規制する少なくとも1組の平面対で構成されていることを特徴としている。
このような構成により、回り止め手段として1組の平面対を構成する、筒状部の内壁面に形成された内向平面と、ナット及び伸縮筒体の少なくとも一方の外壁面に形成された外向平面とは、長手方向へは相対摺動自在であるが、軸周り方向には相対回転が規制される。これにより、両掴持間に電線を引き寄せる際、及び、引き寄せ後に切断した掴持電線を保持する際に、筒状部側と伸縮筒体側との間にねじれが生じることを防止できる。
上記において、さらに、回り止め手段は、筒状部の内壁面に肉盛り状に形成された内向平面と、ナットの外側面に形成された外向平面とからなる少なくとも1組の平面対で構成されていることを特徴としている。
このような構成により、ナットと内筒部との間で回り止めを防止することができる。
上記において、さらに、回り止め手段は、筒状部の開口端側の内径側に面して形成された内向平面と、伸縮筒体の外側面に形成された外向平面とからなる少なくとも1組の平面対で構成されていることを特徴としている。
このような構成により、筒状部の開口端と伸縮筒体との間で回り止めを防止することができる。
上記において、さらに、筒状部の開口端にはキャップが外嵌装着され、キャップの端部壁に形成された円形の開口と、伸縮筒体の断面円形の外周面とが嵌合されていることを特徴としている。
このような構成により、キャップと伸縮筒体とが、回り止め構造から独立し、回り止め負荷から解放されるので、キャップの端部壁の開口と伸縮筒体の外周面とを、周方向に均一で単純な形状に加工することができ、シールもしやすくなる。
上記において、さらに、キャップの開口縁内側に、伸縮筒体の外周面との間をシールするOリングが設けられていることを特徴としている。
このような構成により、キャップと伸縮筒体との間の周方向に均一な嵌合形態を利用し
て、固定側となるキャップの開口縁に単純な形態のOリングを装着するだけで、伸縮筒体外周との間を簡単にシールすることができる。
本発明の活線振り分け工具によれば、両掴持間に電線を引き寄せる際に、筒状部側と伸縮筒体側との間にねじれが生じることを防止できるので、螺子軸の回転に対するナットの供回りを防止し、回転力を無駄なく伸縮運動に変換することが可能となる。また、引き寄せ後に切断した掴持電線を保持する際には、切断された電線の端部同士が近接することを防ぎ、離間状態を良好に保持することが可能となる。
また、特別な回り止め部品を用いることなく、ナットと内筒部とを加工することにより回り止めを防止することができるので、部品点数、組立工数ともに少なくなり、コストが低減する。
さらに、特別な回り止め部品を用いることなく、筒状部の開口端と伸縮筒体とを加工することにより回り止めを防止することができるので、部品点数、組立工数ともに少なくなり、コストが低減する。
また、キャップと伸縮筒体とを単純な形状で加工することができるので、部品の製作、組立ともに簡略化が可能で、製品コストを低減することができる。
また、Oリングを容易に装着でき、伸縮筒体外周とキャップ開口縁との間を良好にシールできるので、雨天時の作用においても安全に作業を行うことができる。
本発明の第1の実施の形態に係る活線振り分け工具の要部を模式的に示す斜視図である。 同工具のナットの斜視図、端面図、正面図、縦断面図、伸縮筒体の縦断面図、ナットおよび伸縮筒体の嵌め合わせ状態端面図である。 図2のナットと伸縮筒体との他の形態とした場合の、ナットの斜視図、端面図、正面図、縦断面図、伸縮筒体の縦断面図、ナットおよび伸縮筒体の嵌め合わせ状態端面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る活線振り分け工具の1つの実例を示す一部の断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る活線振り分け工具の要部を模式的に示す斜視図である。 従来の活線振り分け工具を示す図である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態に係る活線振り分け工具につき、図1〜図4を参照して説明する。以下の説明は本発明の具体例であって、特許請求の範囲の記載を減縮するものではない。
図1に示す本実施の形態の活線振り分け工具100は、絶縁性の筒状部1と、この筒状部1内にその先端(開口端)から長手方向に伸縮摺動自在に嵌合された絶縁性の伸縮筒体2と、筒状部1の軸芯上に配設されて伸縮筒体2の筒状部1内に位置する後側の端部に固定されたナット3に螺合する螺子軸4と、ナット3を筒状部1に対して回り止めする回り止め手段である平面対5とを備えている。
螺子軸4が外部からの回転操作を受けると、伸縮筒体2がナット3と共に筒状部1内で伸縮摺動するように構成されている。特に、平面対5は、図2(f)、図3(f)に例示するように、ナット3の外周の円筒側面を幅Dだけ削り取った平面部51(外向平面)と、これに対向する位置に筒状部1の内壁面から内径側に幅Dだけ肉盛りされた平面部52(内向平面)とから構成されている。
この平面対5は、周方向の少なくとも図1、図2に示す例のような1か所、あるいはそれ以上、具体的には図3に示す6か所の構成例のように、適数か所に設けられており、伸縮筒体2および筒状部1を周方向に一体化する機能を有する。
これにより、ナット3に一体の伸縮筒体2は、外部から回転操作を受ける螺子軸4とナット3との螺合関係により筒状部1内で伸縮摺動し、また、筒状部1とナット3との間の平面対5による回り止め関係により一体化が図られ、軸回転が規制される。すなわち、螺子軸4の回転に対してナット3及び伸縮筒体2が供回りするのを防止できるので、回転入力が無駄なく伸縮摺動方向の力に変換され、正確な伸縮機能が保証される。
このように、特別な回り止め部品を用いることなく、伸縮摺動機能を保証でき、部品点数、組立工数ともに低減するので、コストを抑えることが可能となる。
なお、ナット3と筒状部1との間の平面対5(平面部51、52)による回り止め手段は、図1の筒状部1と伸縮筒体2との間に形成されるギャップGを利用して、伸縮筒体2とナット3との嵌め合い結合強度や伸縮筒体2の外形などに影響しない範囲で形成することができる。
また、1組の平面対5による回り止め強度は、平面部51、52の面幅Bの大きさに比例するので、ギャップGに対して許容される範囲内で面幅Bを拡張すると、さらに大きな回り止め負荷に対応することが可能である。もっとも、図3に示すように平面部51、52を設ける箇所を増設して回り止め強度を高めることもできる。
一方、ナット3と伸縮筒体2との間の結合強度について見ると、図1に示す例では、ナット3の伸縮筒体2に対する十分な結合強度を確保するため、ナット3の伸縮筒体2との嵌め合い部3aに4つの取り付け穴13が設けられている。また、図4に示した詳細例では、ナット3が伸縮筒体2にピン23や螺子にて連結固定されている。そしてこのナット3に連結固定される嵌め合い部3aの一端には、それよりも小径な螺合部3bが設けられ、その螺合部3bの内周の螺子部3cが螺子軸4に螺合されている。
図3に示す例では平面部51、52からなる平面対5を6か所に設けた高強度タイプの回り止めとしたことに対応して、取り付け穴13は6か所設けられ、伸縮筒体2との結合強度が図2に示す場合よりも高められている。
次に、筒状部1の開口付近の構造について見ると、筒状部1の開口端にはキャップ11が外嵌され、螺子12を用いて装着されている。このキャップ11の端部壁11aの開口11bは、伸縮筒体2の円形の外周面2aと嵌り合うように、円形に形成されている。このように、キャップ11と伸縮筒体2とが、回り止め構造から独立することにより回り止め負荷から解放されるので、開口11bと外周面2aとを周方向に均一で加工しやすい単純な円形状とすることができ、良好なシール状態を形成することができる。
このように、筒状部1の開口付近を円形状に形成できることにより、従来のようなキーを受け入れる溝が形成されないので強度を確保でき、シール性を向上させることに加えて、加工が容易になるので、部品の製作、組立ともに簡略化でき製品コストを大幅に低減す
ることができる。従って、例えば、図4に示すキャップ11の螺子12も、特許文献1に開示の構成のように、回り止め作用も考慮して何箇所も設ける必要はなく、1箇所でも十分である。
このような開口11bと外周面2aとの嵌め合い構造に対してシール部材を設けるには、図4の詳細例に示すように、キャップ11の開口11bの縁に伸縮筒体2の外周面2aとの間をシールするOリング14を設けるのが好適である。キャップ11と伸縮筒体2との周方向に均等となる嵌り合い形態を利用して、固定側のキャップ11の開口11b縁に単純な形態のOリング14を装着するだけで、キャップ11と伸縮筒体2の外周面2aとの間を簡単にシールし、雨水の侵入を防止でき、絶縁不良による危険を回避できる。
図4の詳細例についてさらに詳述すると、筒状部1および伸縮筒体2は、いずれもFRP製で、芯材に対して糸状の補強材を巻き付けながら樹脂材を塗布することを繰り返し、所定形状、所定厚さに形成される。このため、内壁に肉盛り状に平面が形成される筒状部1については、外側面に平面が形成された芯材が用いられる。そして、糸状の補強材を巻き付けて樹脂材の塗布を重ねることにより所定厚さに形成された後、筒状部1の外壁に表れた平面部分は切削加工により削り取られ、円筒状に仕上げられる。
また、筒状部1の先端に装着したキャップ11はジュラコン製で、筒状部1の後端にはアルミニウム製の本体ケース21が装着されて螺子22により固定されている。この本体ケース21内には、螺子軸4の後端にそれと同軸線上に配置されて連結された傘歯車24と、これに軸線が直交して噛み合う傘歯車25とが内蔵されている。そして、傘歯車25から本体ケース21外に突出した入力軸26には、図示しない遠隔操作工具を係合して外部からの回転操作を受ける係合部27が連結、固定されている。これにより、入力軸26に外部からの回転操作が及ぶと、傘歯車24、25を介し螺子軸4に伝達され、伸縮筒体2を筒状部1に対して伸縮摺動させることができる。
この伸縮摺動における収縮摺動にて活線を適当な間隔位置まで引き寄せるために、伸縮筒体2の先端と、筒状部1の後端の本体ケース21の後端とに、図4に示すような活線を掴持するチャック28が連結されるか、又はチャック28との連結部が設けられている。これによって、既述の活線振り分け作業に供することができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態に係る活線振り分け工具について図を用いて説明する。
図5は、本実施の形態における活線振り分け工具200を示した斜視図である。なお、ここでは、第1の実施の形態において図1を用いて説明した活線振り分け工具100と同一の構成については同一の符号を付して説明を行う。
図5に示すように、本実施の形態における活線振り分け工具200では、筒状部201の内側にナット203と伸縮体202の先端の一部とが嵌合されている。このナット203と伸縮体202とは一体に固定されており、螺子軸4に螺合するナット203と一体となって伸縮体202が軸方向に伸縮運動する構造となっている。
ここで、本実施の形態における伸縮体202は、第1の実施の形態における伸縮筒体2とは異なり、六角柱状に形成されている。また、これに合わせて、筒状部201の開口端側に外嵌されたキャップ211の開口211bは六角形に形成されている。
これにより、螺子軸4から回転力が伝達された際、ナット203及び伸縮体202は、
キャップ211の六角形の開口211bを形成する6つの面と、伸縮体202の側面を形成する6つの面とからなる回り止め手段により軸周り方向の回転が規制される。
このため、図1の筒状部1のように内壁側に平面部52を肉盛り形成する必要がなく、ナット3のように外周面に平面部51を形成する必要もない。
また、上記第1の実施の形態の構成と同様に、伸縮体202にはFRP製の部材が用いられる。このため、筒状の芯材に対して糸状の補強材を巻き付けながら樹脂材を塗布することを繰り返し、所定形状、所定厚さに形成された後、筒状の側面に6つの平面を切削形成するだけで伸縮体202を容易に加工することができる。
つまり、筒状部201のうちキャップ211を除く部分や、ナット203には既存のものを用いることができるので、製造コストを抑えることが可能である。
なお、本実施の形態では、伸縮体202の断面形状が六角形に形成された構成を例として示したが、伸縮体202の側壁に平面が少なくとも1面形成されていれば良く、また、六角形以外の多角形状が形成されていても同様の効果を得ることができる。この場合、キャップ211には、この伸縮体202の断面形状に合わせて開口を形成すれば良い。
また、本実施の形態では、伸縮体202の平面部251との間で平面対205を構成する平面部252がキャップ211の開口211bに形成された例を示したが、筒状部201の開口端側の内径側であれば、内向平面としての平面部252がキャップ211以外の筒状部201の一部に形成されていても構わない。
本発明の活線振り分け工具は、活線状態にある配電線を工事区間の両側で切断して停電状態にして工事できるようにしながら、工事区間の両側の非工事区間の切断端間はジャンパー線で接続して活線状態に保ち停電を回避する活線振り分け作業に利用できる。
100、200 活線振り分け工具
1、201 筒状部
2 伸縮筒体
202 伸縮体
3、203 ナット
4 螺子軸
5、205 平面対(回り止め手段)
51、251 平面部(外向平面)
52、252 平面部(内向平面)
11、211 キャップ
11a 端部壁
11b、211b 開口
14 Oリング
24、25 傘歯車
26 入力軸
27 係合部
28 チャック

Claims (5)

  1. 筒状部と、この筒状部内へ開口端から長手方向に伸縮摺動自在に嵌合された伸縮筒体と、前記筒状部の軸芯上に配設されて前記伸縮筒体の筒状部内端部側に固定されたナットと、前記ナットに螺合される螺子軸と、前記筒状部に対する前記伸縮筒体の相対軸回転を規制する回り止め手段とを備え、
    前記螺子軸が回転すると、前記伸縮筒体が回り止め状態で前記筒状部内を長手方向に伸縮摺動する活線振り分け工具において、
    前記回り止め手段は、前記筒状部の内径側に面して前記長手方向に延びるように形成された内向平面と、前記ナット及び前記伸縮筒体の少なくとも一方の外壁面に前記長手方向に延びるように形成され前記内向平面と対向する外向平面とからなり、長手方向へ相対摺動自在に、且つ、軸周りの回転を互いに規制する少なくとも1組の平面対で構成されていることを特徴とする活線振り分け工具。
  2. 前記回り止め手段は、前記筒状部の内壁面に肉盛り状に形成された前記内向平面と、前記ナットの外側面に形成された前記外向平面とからなる少なくとも1組の平面対で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の活線振り分け工具。
  3. 前記回り止め手段は、前記筒状部の前記開口端側の内径側に面して形成された前記内向平面と、前記伸縮筒体の外側面に形成された前記外向平面とからなる少なくとも1組の平面対で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の活線振り分け工具。
  4. 前記筒状部の前記開口端にはキャップが外嵌装着され、
    前記キャップの端部壁に形成された円形の開口と、前記伸縮筒体の断面円形の外周面とが嵌合されていることを特徴とする請求項2に記載の活線振り分け工具。
  5. 前記キャップの開口縁内側に、前記伸縮筒体の前記外周面との間をシールするOリングが設けられていることを特徴とする請求項4に記載の活線振り分け工具。
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