JP2012211436A - 排水桝 - Google Patents
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Abstract
【課題】排水桝内の構成が単純で、かつ清掃の際に取り外しができるため、清掃が簡単な浅型排水桝を提供する。
【解決手段】排水桝本体の周側壁に排水横引管を備えた浅型排水桝において、
前記排水桝本体は、上段槽と下段槽からなり、上段槽底面には、下段槽へ排水を導く段部を有する開口が設けられ、前記開口から出し入れ可能なトラップ椀は、下段槽底部に設けられた位置決め突起により位置決めされて下段槽底部に着接され、前記トラップ椀に同心状に配設されて、トラップ椀内の排水を水封する排水導入管は、その上端に円盤状の顎板が設けられて、前記開口周囲の上段槽底面に掛け止めされるとともに、前記排水導入管上部外周には、前記排水導入管の自重による圧力を受けて形状を変化させるリップ構造をもつ環状パッキンが装着されて、前記開口を密封するとともに、前記開口の段部に溜まる排水によって水封することを特徴とする浅型排水桝を提供する。
【選択図】図1
【解決手段】排水桝本体の周側壁に排水横引管を備えた浅型排水桝において、
前記排水桝本体は、上段槽と下段槽からなり、上段槽底面には、下段槽へ排水を導く段部を有する開口が設けられ、前記開口から出し入れ可能なトラップ椀は、下段槽底部に設けられた位置決め突起により位置決めされて下段槽底部に着接され、前記トラップ椀に同心状に配設されて、トラップ椀内の排水を水封する排水導入管は、その上端に円盤状の顎板が設けられて、前記開口周囲の上段槽底面に掛け止めされるとともに、前記排水導入管上部外周には、前記排水導入管の自重による圧力を受けて形状を変化させるリップ構造をもつ環状パッキンが装着されて、前記開口を密封するとともに、前記開口の段部に溜まる排水によって水封することを特徴とする浅型排水桝を提供する。
【選択図】図1
Description
この発明は、業務用厨房や食品工場等に敷設して使用されるトラップ付き排水桝に関する。
図3に示すように、封水深を確保しつつ、排水性能を高めるため、排水桝槽本体100の側壁に排水導出管101を備えた浅型の排水桝はすでに存在し、この排水桝の封水(トラップ)部は、排水桝槽本体の上方開口部の周縁から垂設した排水導入管102と、該排水導入管を囲んで排水桝槽本体の底面上に配設された椀状のトラップ椀103とで構成されている(実開平7−12566)。
さらに、前記トラップ椀は、排水桝槽本体の底面上に偏位移動可能に装着されていて、その偏位移動により、該トラップ椀と排水導出管との間の間隔を拡大し、排水導出管に詰まったゴミ等を容易に除去することができるので、清掃がしやくす衛生管理に有利である。
しかしながら、前記排水導入管102は、リング状の枠体104にパッキン105を噛まし、その上に排水導入管のフランジ部102aを嵌合させる構造となっており、清掃するためには、リング状枠体104に嵌合されている目皿106を取り外し、さらに排水導入管のフランジ部102aも取り外すのであるが、このとき、単に抑えられているだけのパッキン105が外れて流出してしまうおそれがある。また、リング状の枠体には溝が複数設けられているため、そこに汚れが堆積などの衛生上の問題があった。
上記課題を解決するものとして、本発明は、排水桝本体の周側壁に排水横引管を備えた浅型排水桝において、前記排水桝本体は、上段槽と下段槽からなり、上段槽底面には、下段槽へ排水を導く段部を有する開口が設けられ、前記開口から出し入れ可能なトラップ椀は、下段槽底部に設けられた位置決め突起により位置決めされて下段槽底部に着接され、前記トラップ椀に同心状に配設されて、トラップ椀内の排水を水封する排水導入管は、その上端に円盤状の顎板が設けられて、前記開口周囲の上段槽底面に掛け止めされるとともに、前記排水導入管上部外周には、前記排水導入管の自重による圧力を受けて形状を変化させるリップ構造をもつ環状パッキンが装着されて、前記開口を密封するとともに、前記開口の段部に溜まる排水によって水封することを特徴とする。
排水導入管の自重による圧力を受けて形状を変化させるリップ構造をもつ環状パッキンを用いることで、排水導入管の取り外しが容易にできる上、トラップ椀も取り出しが可能なため、清掃が非常に簡単で、衛生的な環境を保つことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1、図2に示すように、排水桝槽本体1は、上段槽2と下段槽3から構成されている。上段槽2には、厨房などから出る野菜くずなどの比較的大きなゴミを取り除く図示しないバスケットが取り付けられる。上段槽2と下段槽3は溶接などで一体化されているものの、上段槽2に設けられた底面によって上段と下段に仕切られている。図では上段槽が下段槽よりも底面積が大きく書かれているが、上段槽底面は下段槽と同じくらいの大きさであってもかまわない。そして上段槽2底面の中央部には、下段槽3と連通するため、円形の開口4が設けられており、この開口4には、上段槽2底面から一段下がった段部5が設けられている。
図1、図2に示すように、排水桝槽本体1は、上段槽2と下段槽3から構成されている。上段槽2には、厨房などから出る野菜くずなどの比較的大きなゴミを取り除く図示しないバスケットが取り付けられる。上段槽2と下段槽3は溶接などで一体化されているものの、上段槽2に設けられた底面によって上段と下段に仕切られている。図では上段槽が下段槽よりも底面積が大きく書かれているが、上段槽底面は下段槽と同じくらいの大きさであってもかまわない。そして上段槽2底面の中央部には、下段槽3と連通するため、円形の開口4が設けられており、この開口4には、上段槽2底面から一段下がった段部5が設けられている。
下段槽3の底面中央部には、桶状のトラップ椀6を、前記開口4と同心状に下段槽3底面に設置させるための位置決め突起7が設けられており、前記トラップ椀6の底面に設けられた凹み8と適合し、さらに排水の重みによって前記トラップ椀6は下段槽3の底面に安定的に設置される。前記開口4は、このトラップ椀6を出し入れ可能な程度の開口寸法とする。
排水導入管9は、筒状部9aと上端にフランジ部9bを有しており、フランジ部9b上面には、水平に延出する円盤状の顎板10が取り付けられている。前記円盤状の顎板10は、上段槽2の段部5よりも外周が大きく設けられており、前記排水導入管9を上段槽2の開口4から下段槽3に挿し込むと、上段槽2の底面で掛止されるようになっている。さらに、前記円盤状の顎板10は、前記筒状部9aと同心状に開口10aを設けているが、開口10aの直径部分に橋渡し状の把手11を設けている。
前記トラップ椀6には、側壁内部に周方向に均等に間隔をあけた三箇所に、上段槽2開口4から挿し込まれた前記排水導入管9の筒状部9aが、前記トラップ椀6と同心になるようにリブ状のガイド12が設けられている。前記排水導入管9を同心状に位置決めするガイドは、この形態に限定されるわけではなく、上段槽底面で掛止される箇所に突起を設けるなどしてもよい。
前記排水導入管9のフランジ部9bには下方に延出した外縁部9cが設けられており、この外縁部9cには、リップ構造を有する環状パッキン13が装着されている。この時、上段槽2の開口4に設けられた段部5の高さは、環状パッキン13の厚みよりも低く設けられているため、顎板10によって上段槽2の底面で掛止されている排水導入管9の自重によって、環状パッキン13のリップ13aは圧力を受けて形状を変化させ、段部5に密着されて、開口4と外縁部9cとの隙間を密封する。
上段槽2に流入してくる排水は、排水導入管9を介してトラップ椀6に案内されるが、上段槽2の底面に掛止された顎板10の隙間から段部5に流入した排水は、環状パッキン13によって漏れることはないため、段部5においても、下下段槽3内の悪臭などを封じ込めるのに役立つ。
さらに、前記トラップ椀6を溢れ出た排水は、下段槽3の側壁に設けられた排水導出管14によって下水道へと導かれる。前記トラップ椀6の側壁上端と前記排水導入管9の筒状部9a下端の距離が封水深で、SHASE-S(空気調和・衛生工学会規格)等で求められる最低50mm以上が確保できる深さとなるように設置され、ここで下水管から悪臭などが逆流してくるのを封じ込めることができる。
清掃する際には、把手11を持って、排水導入管9を引き抜くことができ、環状パッキン13を取り落とすこともなく、簡単にとりはずすことができる。さらにトラップ椀を開口4から取り出せることができるため、下段槽3内の排水をすべて流出させることができ、清掃がしやすい。また、上段槽2内も常にドライな状態を保つことができ、細かい溝もないため、従来以上に衛生的な厨房排水を行うことができる。
1 排水桝槽本体
2 上段槽
3 下段槽
4 開口
5 段部
6 トラップ椀
7 位置決め突起
8 凹み部
9 排水導入管
9a 筒状部
9b フランジ部
9c 外縁部
10 顎板
11 把手
12 ガイド
13 環状パッキン
13a リップ部
14 排水導出管
2 上段槽
3 下段槽
4 開口
5 段部
6 トラップ椀
7 位置決め突起
8 凹み部
9 排水導入管
9a 筒状部
9b フランジ部
9c 外縁部
10 顎板
11 把手
12 ガイド
13 環状パッキン
13a リップ部
14 排水導出管
Claims (1)
- 排水桝本体の周側壁に排水横引管を備えた浅型排水桝において、
前記排水桝本体は、上段槽と下段槽からなり、
上段槽底面には、下段槽へ排水を導く段部を有する開口が設けられ、
前記開口から出し入れ可能なトラップ椀は、下段槽底部に設けられた位置決め突起により位置決めされて下段槽底部に着接され、
前記トラップ椀に同心状に配設されて、トラップ椀内の排水を水封する排水導入管は、その上端に円盤状の顎板が設けられて、前記開口周囲の上段槽底面に掛け止めされるとともに、
前記排水導入管上部外周には、前記排水導入管の自重による圧力を受けて形状を変化させるリップ構造をもつ環状パッキンが装着されて、前記開口を密封するとともに、前記開口の段部に溜まる排水によって水封することを特徴とする。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011076375A JP2012211436A (ja) | 2011-03-30 | 2011-03-30 | 排水桝 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011076375A JP2012211436A (ja) | 2011-03-30 | 2011-03-30 | 排水桝 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014000484U Continuation JP3190043U (ja) | 2014-01-31 | 2014-01-31 | 排水桝 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012211436A true JP2012211436A (ja) | 2012-11-01 |
Family
ID=47265605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011076375A Pending JP2012211436A (ja) | 2011-03-30 | 2011-03-30 | 排水桝 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012211436A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE202014101176U1 (de) * | 2014-03-14 | 2015-06-17 | Viega Gmbh & Co. Kg | Ablaufgarnitur für eine Bodenablaufrinne und Bodenablaufrinne mit einer solchen Ablaufgarnitur |
JP2019214912A (ja) * | 2018-06-14 | 2019-12-19 | 株式会社ブリヂストン | 排水口部材、及び排水配管構造 |
-
2011
- 2011-03-30 JP JP2011076375A patent/JP2012211436A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE202014101176U1 (de) * | 2014-03-14 | 2015-06-17 | Viega Gmbh & Co. Kg | Ablaufgarnitur für eine Bodenablaufrinne und Bodenablaufrinne mit einer solchen Ablaufgarnitur |
JP2019214912A (ja) * | 2018-06-14 | 2019-12-19 | 株式会社ブリヂストン | 排水口部材、及び排水配管構造 |
JP7024164B2 (ja) | 2018-06-14 | 2022-02-24 | 株式会社ブリヂストン | 排水口部材、及び排水配管構造 |
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