JP2012209054A - 積層型電池の電極積層体、及び電極積層体の製造方法 - Google Patents

積層型電池の電極積層体、及び電極積層体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】積層された電極の移動を規制することで、電池特性の劣化を抑え、電極の短絡を防ぐ。
【解決手段】複数の正極3及び複数の負極4をそれぞれ、セパレータ5の間に配して積層してなる。積層された複数のセパレータ5をまとめて接合したセパレータ接合部6が、正極3及び負極4の周囲の複数の位置に設けられ、複数の位置が、電極積層体1の積層方向に交差する方向に対する正極3及び負極4の移動を規制する位置である。
【選択図】図3

Description

本発明は、積層型電池において複数の電極を積層してなる電極積層体、及び電極積層体の製造方法に関する。
携帯用電子機器の普及に伴い、小型、軽量で薄く、かつ長時間の連続稼働が可能な二次電池等の電気化学デバイスが求められている。本発明に関連する二次電池は、金属製の外装体を使用していたが、外装体として、薄くて軽いフィルムを用いることによって、電池重量を減らし、電子機器の設計の自由度を増やすことが可能となった。このような電池に使用される外装体は、主に複数の樹脂材をアルミニウム箔にラミネートしたフィルムであり、このアルミニウムラミネートフィルムを使用することで、金属製の外装体を用いた二次電池に比べて薄く、軽くすることが可能になった。
外装体の内部に収容する電極群を作製する方法として、長い電極を捲回する方法と、多枚数の電極を積層する方法がある。捲回する方法は、円筒型電池の発展型として、円筒型電池の設備をそのまま流用できるが、電池の形状に制限があり、立方体、直方体や円柱型以外の形状の電池を作ることが困難である。また、捲回する方法では、薄い電池を作ろうとした場合、電極の巻きの変形に伴って電極にクラックが発生したり、電極が切れたりする可能性があるので、厚く密度が高い電極が使用できず、エネルギー密度の観点で不利である。
一方、積層する方法は、電池の形状を比較的自由に形成することができ、また、巻く必要がないので、厚く密度が高い電極が使用でき、更に薄く、エネルギー密度が更に高い電池を作ることが可能である。また、積層構造は、正極と負極との面積比を一定にできる等のメリットを有する。しかし、積層構造自体には、電極とセパレータの位置を固定する機構を備えていないので、電極の位置ズレや短絡が発生する要因となっていた。このような電極の位置ズレや短絡は、電池の特性劣化や故障の原因となりうる。そのため、積層完了後に、積層体にテープを貼る等の方法によって積層体を固定する工程が設けられている。
積層する方法において、電極の位置ズレや短絡が発生し難い電池を構成するために、種々の提案がなされてきた。その1つとして袋工法が知られており、例えば特許文献1、2、3に開示されている。
例えば特許文献1、2、3に開示されているように、一般的には、一組のセパレータの間に電極を挟み、続いて、一組のセパレータの周辺部を熱融着することで袋状の電極を作製する。そして、この電極を積層して積層体を作り、積層体を金属缶や外装体の内部に収納することによって、電池として構成している。
特開平6−36801号公報 特開平9−213377号公報 特開平10−55795号公報
しかしながら、本発明に関連する、積層する方法には、以下の問題がある。
第1の問題点として、電極とセパレータとを交互に積層する方法においては、電池特性劣化や短絡が発生しやすいことが挙げられる。この原因は、電極の各層を積層する工程中において、電極とセパレータとの相対位置を固定する機構(構造)を有していないことに起因する。その理由は、電極とセパレータとの位置ズレが発生し、正極と負極の正対面積の低下を招き、これに伴って電池特性が劣化する、もしくは電極とセパレータとの位置ズレに伴って電極同士が接触し、短絡してしまうためである。
また、上記課題を解決するために提案された、一方の電極(例えば正極)を一組のセパレータで袋状に覆い、一組のセパレータで覆われた一方の電極を、他方の電極(例えば負極)と交互に積層する方法においても、位置ズレや短絡の発生が完全に解決されていない。この原因は、袋状に覆われた電極を積層する工程中において、一組のセパレータで袋状に覆われた電極と、他方の電極との相対位置を固定する機構を有していないことに起因する。その理由は、袋状に覆われた電極と、他方の電極との相対位置に位置ズレが発生するためである。
第2の問題点として、特に、一方の電極(例えば正極)を一組のセパレータで袋状に覆い、一組のセパレータで覆われた一方の電極を、他方の電極(例えば負極)と交互に積層する方法において、電池の加工コストが上昇することが挙げられる。この原因は、設備の大型化に起因する。その理由は、積層工程とは別に、電極を一組のセパレータで袋状に覆う工程を設ける必要があるためである。
そこで、本発明は、上記関連する技術の課題を解決することができる電極積層体を提供することを目的とする。本発明の目的の一例は、電池特性の劣化を抑え、電極の短絡を防ぐことができる電極積層体及びその製造方法を提供することである。
本発明は、複数の電極をそれぞれセパレータの間に配して積層してなる電極積層体を含む電極積層型電池の前記電極積層体に係るものである。その一態様では、積層された複数のセパレータをまとめて接合したセパレータ接合部が、電極の周囲の複数の位置に設けられ、複数の位置が、電極積層体の積層方向に交差する方向に対する電極の移動を規制する位置である。
本発明によれば、複数のセパレータをまとめて接合したセパレータ接合部が、電極積層体の積層方向に交差する方向に対する電極の移動を規制する位置に設けられていることによって、積層された正極と負極の相対位置が変動することが抑えられるので、電池特性の劣化を抑え、電極の短絡を防ぐことができる。
第1の実施形態の電極積層体を示す斜視図である。 第1の実施形態の電極積層体を示す分解斜視図である。 第1の実施形態の電極積層体を、図1におけるA−A線に沿って模式的に示す断面図である。 第1の実施形態の電極積層体を模式的に示す平面図である。 第1の実施形態の電極積層体の製造方法において、正極及び負極、セパレータの供給部を説明するための斜視図である。 第1の実施形態の電極積層体の製造方法を説明するためのフローチャートである。 第1の実施形態の電極積層体の製造装置を用いた製造工程を模式的に示す断面図である。 第2の実施形態の電極積層体を模式的に示す断面図である。 第2の実施形態の電極積層体の製造装置を用いた製造工程を模式的に示す断面図である。 第2の実施形態の電極積層体の製造装置を用いた製造工程を模式的に示す断面図である。
以下、本発明の具体的な実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1に、第1の実施形態の電極積層体の斜視図を示す。図2に、第1の実施形態の電極積層体の分解斜視図を示す。図3に、第1の実施形態の電極積層体の、図1におけるA−A線に沿った模式的な断面図を示す。図4に、第1の実施形態の電極積層体の模式的な平面図を示す。実施形態の電極積層体は、複数の電極をそれぞれセパレータの間に配して積層してなる電極積層体を含む電極積層型二次電池の電極積層体である。
図1及び図2に示すように、第1の実施形態の電極積層体1は、複数の電極として交互に積層される複数の正極3及び複数の負極4と、正極3と負極4との間に配される複数のセパレータ5と、を備えている。
そして、電極積層体1において、図1及び図4に示すように、積層された複数のセパレータ5をまとめて接合したセパレータ接合部6が、正極3及び負極4の周囲の複数の位置に設けられ、この複数の位置が、電極積層体1の積層方向(以下、単に積層方向と称する)に交差する方向に対する正極3及び負極4の移動を規制する位置である。
セパレータ5は、正対する正極3と負極4との短絡を防止するために、積層方向に直交する平面の面積が、正極3及び負極4よりもやや大きく形成されており、正極3と負極4とを仕切って設けられている。なお、積層方向におけるセパレータ5の厚みは、正極3および負極4の厚みよりも小さく形成されている。
また、セパレータ5は、図2及び図3に示すように、正極3及び負極4の積層方向の両端部にそれぞれ配置されており、電極積層体1の外周部を構成している。したがって、セパレータ5が正極3及び負極4に積層されたときに、セパレータ5の外縁部は、積層方向に直交する平面において、正極3及び負極4の外縁部から突出されている。
第1の実施形態において、図3に示すように、セパレータ接合部6は、積層方向における下端部に位置している。言い換えると、積層方向に対するセパレータ接合部6の位置は、積層方向の下端に配されたセパレータ5と同じ位置にある。複数のセパレータ5の一部は、積層された正極3及び負極4の外縁からセパレータ接合部6に向かって延ばされている。
セパレータ接合部6は、図4に示すように、積層方向から見て、正極3及び負極4の外縁部に隣接し、四角形状の正極3及び負極4の角部に位置している。セパレータ接合部6は、正極3及び負極4の2つの辺に沿って連続する略L字状に形成されている。このようにセパレータ接合部6が略L字状に形成されることによって、正極3及び負極4は、積層方向に直交する複数の方向に対する移動がそれぞれ規制されるので、正対する正極3と負極4の相対位置が変動することが防止される。
なお、本実施形態におけるセパレータ接合部6は、略L字状に形成されたが、例えば、四角形状の正極3及び負極4の3つの辺に沿って連続する略U字状等の他の形状に形成されてもよく、積層方向に直交する複数の方向に対して正極及び負極が移動することをそれぞれ規制することができる。なお、正極及び負極が四角形以外の多角形状に形成された場合も同様に、セパレータ接合部を、正極及び負極の複数の辺に沿って連続して形成することによって、積層方向に直交する複数の方向に対して正極及び負極が移動することをそれぞれ規制することができる。
なお、セパレータ接合部6は、積層方向から見て、直線状、点状、その他の任意の形状に形成されてもよい。また、セパレータ接合部は、四角形状の正極3及び負極4の各辺の外縁部に沿って連続して形成されてもよい。また、セパレータ接合部は、四角形状の正極3及び負極4の各辺の中央部に設けられてもよく、必要に応じて任意の位置に設けられている。
以上のように構成された電極積層体1の製造方法について、図面を参照して説明する。図5に、第1の実施形態の電極積層体1の製造方法において、正極3及び負極4、セパレータ5の供給部を説明するための斜視図を示す。図6に、第1の実施形態の電極積層体1の製造方法を説明するためのフローチャートである。
図5に示すように、電極積層体1を構成する正極3及び負極4、セパレータ5は、帯状に連続する正極3を捲回してなる正極原反10、帯状に連続する負極4を捲回してなる負極原反11、及び帯状に連続するセパレータ5を捲回してなるセパレータ原反12からそれぞれ所定の長さに切り出されて供給される。このように供給部から供給された正極3、負極4、及びセパレータ5は、図6に示す各工程を経て、電極積層体1として構成される。
まずセパレータ5の上に正極3が載せられ、この正極3の上にセパレータ5が載せられる。続いて、図6に示すように、正極3の上に載せられたセパレータ5の上に、負極4が載せられる。次に、セパレータ5の上に載せられた負極4の上に、セパレータ5が載せられる。これによって、正対する正極3と負極4の間にセパレータ5が配され、かつ、積層方向の両端にセパレータ5が配された一組の電極対が構成される。引き続き、セパレータ5の上に正極3を載せ、さらに、この正極3の上にセパレータ5、負極4、セパレータ5の順に載せる。このように積層を繰り返し行うことによって複数組の電極対が構成される。
そして、本実施形態では、正極3又は負極4の上にセパレータ5を積層すると同時に、この正極3又は負極4を間に挟んで配されたセパレータ5同士の一部を接合することによってセパレータ接合部6を順次形成する。
図7に、第1の実施形態の電極積層体1の製造装置を用いた製造工程の模式的な断面図を示す。図7に示すように、電極積層体1の製造装置は、正極3及び負極4、セパレータ5が積層される積層ステージ15と、上述した供給部から積層ステージ15に正極3及び負極4、セパレータ5を搬送するための吸着搬送機構16と、セパレータ接合部6を形成するためのセパレータ接合機構17と、を備えている。セパレータ接合機構17は、搬送吸着機構16の外周部に配された熱圧着機構であり、搬送吸着機構16と独立して駆動可能に構成されている。熱圧着機構は、図示しないが、セパレータ5を加熱するヒータと、このヒータによってセパレータ5を積層ステージ15側に押圧する押圧機構とを有している。
まず、吸着搬送機構16によって保持されたセパレータ5が積層ステージ15上に載せられる。続いて、セパレータ5の上に、吸着搬送機構16によって正極3(又は負極4)、セパレータ5の順に積層される。図7(a)及び図7(b)に示すように、正極3(又は負極4)の上にセパレータ5が積層されたとき、セパレータ接合機構17が、図7(c)に示すようにセパレータ5の一部を熱圧着する。
セパレータ接合機構17は、図7(d)に示すように、セパレータ5の一部を熱圧着した後、吸着搬送機構16と共に積層ステージ15から退避する。これによって、積層ステージ15上に積層された電極積層体1にセパレータ接合部6が形成される。以上の工程を繰り返すことで、所望の組数の電極対が積層された電極積層体1が製造される。
上述した製造方法では、熱圧着によって接合されたが、積層された複数のセパレータ5が接着剤によって接合されてもよい。この場合、セパレータ接合機構は、熱圧着機構の代わりに、セパレータ5に接着剤を塗布する接着剤塗布機構、及びセパレータ5を押圧する押圧機構を有する。セパレータ接合部は、複数のセパレータが接着剤によって接合されて形成される。
以上のように製造された電極積層体1は、図示しないが、金属缶や外装体に収容され、例えば二次電池として構成される。
上述したように、実施形態の電極積層体1によれば、積層された複数のセパレータ5をまとめて接合した略L字状のセパレータ接合部6が、正極3及び負極4の周囲の複数の位置に設けられ、複数の位置が、電極積層体1の積層方向に直交する複数の方向に対する正極3及び負極4の移動を規制する位置であることによって、積層された正極3と負極4の相対位置が変動することが抑えられる。したがって、電池特性の劣化を抑え、正極3と負極4の短絡を防ぐことができる。その結果、二次電池の動作信頼性を向上することができる。
また、実施形態の電極積層体1によれば、セパレータ接合部6が、正極3及び負極4の外縁部に隣接して設けられたことによって、正極3と負極4が、積層方向に直交する方向に移動することを更に効果的に規制することができる。これによって、正対する正極3と負極4の相対位置が変動することを更に防ぐことが可能になり、電池特性の劣化を抑え、正極3と負極4の短絡を防ぐ効果が顕著に得られる。
さらに、実施形態の電極積層体の製造方法によれば、電極積層体1がセパレータ接合部6を備えることで、積層工程後に、電極積層体1の内部における正極3及び負極4、セパレータ4の位置ズレを防止するために行われていたテープ貼り付け等の積層体固定工程を削減することができる。
電極積層体1においては、正極3及び負極4、セパレータ5の積層を繰り返すことで、積層方向におけるセパレータ接合部6と積層方向の最上端部のセパレータ5とに位置の差が生じる。実施形態の電極積層体1の製造装置は、セパレータ接合機構17が吸着搬送機構16と独立して積層方向に対して駆動可能に構成されることで、上述のセパレータ接合部6と積層方向の最上端部のセパレータ5の位置との差に関わらずに、セパレータ5をセパレータ接合部6に良好に接触させ、接合動作を確実に行うことが可能になる。
さらに、実施形態の電極積層体1の製造装置は、吸着搬送機構16と独立して駆動可能なセパレータ接合機構17が、セパレータ5を積層ステージ15上のセパレータ接合部6に接合する機能を有することによって、セパレータ接合機構17がセパレータ5を接着動作中であっても、吸着搬送機構16が次に積層する構成部材である正極3、負極4、セパレータ5の搬送動作に移行できる。このため、セパレータ5を接合するために必要となるプロセス時間を、製造装置のサイクルタイムから除外することが可能である。したがって、電極積層体1の製造時間を短縮することができる。
(第2の実施形態)
図8に、第2の実施形態の電極積層体の模式的な断面図を示す。図8では、図4と同様の向きから電極積層体を示している。第2の実施形態の電極積層体は、積層方向に対するセパレータ接合部の位置が、第1の実施形態と異なっている。なお、第2の実施形態において、第1の実施形態と同一の構成部材には、第1実施形態と同一の符号を付して説明を省略する。
第2の実施形態の電極積層体2は、図8に示すように、正極3及び負極4の積層方向の中央部に、積層された複数のセパレータ5の全てが接合されたセパレータ接合部26が配置されている。複数のセパレータ5の一部は、積層された正極3及び負極4の外縁から、積層方向の中央部に位置するセパレータ接合部26に向かって延ばされている。
第2の実施形態の電極積層体2においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
図9及び図10に、第2の実施形態の電極積層体2の製造装置を用いた製造工程の模式的な断面図を示す。
図9に示すように、電極積層体2の製造装置は、図7に示した製造装置に、セパレータ接合部26を積層方向の所定の位置に支持するセパレータ接合ステージ27が追加されて構成されている。セパレータ接合ステージ27は、積層ステージ15上に配されている。セパレータ接合ステージ27は、図示しない調整機構によって積層方向に移動可能に設けられており、積層方向に対するセパレータ接合部26の位置を調整することが可能とされている。すなわち、セパレータ接合ステージ27は、必要に応じて積層方向に移動することで、積層方向における所望の位置にセパレータ接合部26を形成することが可能にされている。なお、セパレータ接合ステージ27として例えばジグが用いられている場合には、形状が異なるセパレータ接合ステージに交換することが可能である。
まず、吸着搬送機構16によって保持されたセパレータ5が、積層ステージ15上に載せられる。積層ステージ15上に載せられたセパレータ5は、外周部の一部が、セパレータ接合ステージ27上に載せられる。続いて、セパレータ5の上に、吸着搬送機構16によって正極3(又は負極4)が積層される。
次に、図9(a)及び図9(b)に示すように、吸着搬送機構16によって保持されたセパレータ5の外周部の一部を、セパレータ接合ステージ27上のセパレータ5の上に載せると同時に、セパレータ接合機構17によってセパレータ5同士を接合してセパレータ接合部26を形成する。続いて、吸着搬送機構16が積層ステージ15に向かって移動することで、図9(c)に示すように、セパレータ接合部26に接合されたセパレータ5は、積層ステージ15上の正極3の上に積層される。積層ステージ15上にセパレータ5を積層した後、図9(d)に示すように、吸着搬送機構16及びセパレータ接合機構17は、積層ステージ15から退避する。
上述のように、積層ステージ15上に既に積層されている正極3及び負極4のうち、積層方向において最も高い位置にある正極3又は負極4が、セパレータ接着ステージ27よりも低い位置にある場合には、吸着保持機構16がセパレータ接合機構17よりも低い位置まで下降する。これによって、セパレータ5は、積層された正極3又は負極4と、セパレータ接合部6との両方に跨って密着するように積層される。
以上の工程を繰り返すことで、セパレータ5が積層されると同時にセパレータ接合部26が形成され、所望の組数の電極対が積層される。そして、図10(a)に示すように、最後に積層されるセパレータ5が、吸着搬送機構16によって保持される。吸着搬送機構16が積層ステージ15に向かって移動することで、図10(b)に示すように、吸着保持機構16に保持されたセパレータ5は、積層ステージ15上の負極4の上に積層される。
引き続き、図10(c)に示すように、セパレータ接合機構17が積層ステージ15に向かって移動することで、積層ステージ15上に積層されたセパレータ5の外周部の一部が、セパレータ接合ステージ27上のセパレータ接合部6の上に重ねて載せられると同時に、セパレータ接合機構17によってセパレータ5同士が接合されてセパレータ接合部26が形成される。最後に、図10(d)に示すように、吸着搬送機構16及びセパレータ接合機構17は、積層ステージ15から退避することで、電極積層体1の製造が完了する。
上述のように、積層ステージ15上に既に積層されている正極3及び負極4のうち、積層方向における最も高い位置にある正極3又は負極4が、セパレータ接合ステージ27よりも高い位置に位置する場合には、セパレータ接合機構17が、吸着保持機構16よりも低い位置まで下降する。これによって、セパレータ5は、正極3又は負極4と、セパレータ接合部6との両方に跨って密着するように積層される。
なお、本実施形態の電極積層体では、積層された複数のセパレータ5の全てを、積層方向にわたって接合してセパレータ接合部6を形成したが、必要に応じて、複数のセパレータ5の一部のみを接合してセパレータ接合部を形成してもよい。
また、本実施形態の電極積層体では、複数のセパレータ接合部が、積層方向における同じ位置に設けられたが、必要に応じて、複数のセパレータ接合部のいずれかのセパレータ接合部が、積層方向の位置を異ならせて設けられてもよい。例えば8組の正極及び負極を有し、10層のセパレータが積層された構成である場合、電極積層体の下端の1層から5層までのセパレータを接合したセパレータ接合部が下端側に設けられ、かつ、6層から上端の10層までのセパレータを接合した別のセパレータ接合部が上端側に設けられて構成されてもよい。
本発明は、電極対を有する電気化学デバイス、特にリチウム二次電池に用いられて好適である。
1 電極積層体
3 正極
4 負極
5 セパレータ
6 セパレータ接合部

Claims (10)

  1. 複数の電極をそれぞれセパレータの間に配して積層してなる電極積層体を含む電極積層型電池の前記電極積層体であって、
    積層された複数の前記セパレータをまとめて接合したセパレータ接合部が、前記電極の周囲の複数の位置に設けられ、前記複数の位置が、前記電極積層体の積層方向に交差する方向に対する前記電極の移動を規制する位置であることを特徴とする電極積層体。
  2. 請求項1に記載の電極積層体であって、
    前記セパレータ接合部は、積層された複数の前記セパレータを接合してなり、前記積層方向における端部に位置することを特徴とする電極積層体。
  3. 請求項1または2に記載の電極積層体であって、
    前記セパレータ接合部は、前記電極の外縁部に隣接して設けられていることを特徴とする電極積層体。
  4. 請求項3に記載の電極積層体であって、
    前記電極は、多角形状に形成され、
    前記セパレータ接合部は、前記電極の複数の辺に沿って連続して形成されていることを特徴とする電極積層体。
  5. 複数の電極をそれぞれセパレータの間に配して積層してなる電極積層体を含む電極積層型電池の前記電極積層体を製造する方法であって、
    前記セパレータ上に前記電極を搭載する工程と、
    前記セパレータ上に搭載された前記電極上に前記セパレータを搭載する工程と、
    前記電極を間に挟んで配された前記セパレータ同士を接合することによって、前記電極の外縁部に隣接してセパレータ接合部を形成する工程と、を有し、
    前記セパレータ接合部を形成する工程では、前記セパレータ接合部を、前記電極の周囲の複数の位置に形成し、前記複数の位置が、前記電極積層体の積層方向に交差する方向に対する前記電極の移動を規制する位置であることを特徴とする、電極積層体の製造方法。
  6. 請求項5に記載の電極積層体の製造方法であって、
    前記セパレータ接合部を形成する工程では、前記セパレータ接合部を、前記電極の外縁部に隣接して形成することを特徴とする、電極積層体の製造方法。
  7. 請求項6に記載の電極積層体の製造方法であって、
    前記セパレータ接合部を形成する工程では、前記セパレータ接合部を、多角形状の前記電極の複数の辺に沿って連続して形成することを特徴とする、電極積層体の製造方法。
  8. 請求項5ないし7のいずれか1項に記載の電極積層体の製造方法であって、
    前記セパレータを搭載する工程と、前記セパレータ接合部を形成する工程とを同時に行うことを特徴とする、電極積層体の製造方法。
  9. 請求項5ないし8のいずれか1項に記載の電極積層体の製造方法であって、
    前記セパレータ接合部を形成する工程では、前記セパレータを熱圧着することを特徴とする、電極積層体の製造方法。
  10. 請求項5ないし8のいずれか1項に記載の電極積層体の製造方法であって、
    前記セパレータ接合部を形成する工程では、前記セパレータに接着剤を塗布し、前記セパレータを押圧することを特徴とする、電極積層体の製造方法。
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