JP2012207133A - セルロースナノファイバーの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(A)ヘミセルロース含有量が17質量%未満である広葉樹由来のセルロース系原料を、(a1)N−オキシル化合物および(a2)臭化物、ヨウ化物もしくはこれらの混合物からなる群から選択される化合物の存在下で、(a3)酸化剤を用いて酸化する工程、ならびに(B)前記工程Aで得た酸化セルロース系原料の濃度が1%(w/v)以上の分散液を調製し、当該酸化セルロース系原料を解繊して分散媒中に分散し、ナノファイバー化する工程、を含む方法でセルロースナノファイバーを製造する。
【選択図】なし
Description
まず、木材由来のセルロースナノファイバーの分散液を基材に塗布して基材上にフィルムを形成することを試みた。しかしながら分散液の粘度が高すぎて均質な塗布ができないため、分散液中のセルロースナノファイバーの濃度を0.05〜0.4%(w/v)程度と非常に低くして分散液のB型粘度(60rpm、20℃)を10〜3000mPa・s程度に調整する必要があった。このような低濃度の分散液を用いと、所望の厚みのフィルムを得るために何度も塗布と乾燥とを繰り返す必要があり、効率が悪いという問題があった。
(A)ヘミセルロース含有量が17質量%未満である広葉樹由来のセルロース系原料を、(a1)N−オキシル化合物および(a2)臭化物、ヨウ化物もしくはこれらの混合物からなる群から選択される化合物の存在下で、(a3)酸化剤を用いて酸化する工程、ならびに
(B)前記工程Aで得た酸化セルロース系原料の濃度が1%(w/v)以上の分散液を調製し、当該酸化セルロース系原料を解繊して分散媒中に分散し、ナノファイバー化する工程、を含む、セルロースナノファイバーの製造方法。
1.セルロースナノファイバーの製造方法
本発明の製造方法は、(A)ヘミセルロース含有量が17質量%未満である広葉樹由来のセルロース系原料を、(a1)N−オキシル化合物、および(a2)臭化物、ヨウ化物若しくはこれらの混合物からなる群から選択される化合物の存在下で、(a3)酸化剤を用いて酸化する工程、ならびに(B)前記工程Aで得た酸化セルロース系原料の濃度が1%(w/v)以上の分散液を調製し、当該酸化セルロース系原料を解繊して分散媒中に分散し、ナノファイバー化する工程、を含む。
工程Aではヘミセルロース含有量を17質量%未満に調整した広葉樹由来のセルロース系原料を、特定の条件下で酸化する。
本発明で用いる広葉樹由来のセルロース系原料は、ヘミセルロース含有量が17質量%未満であることが必要であり、13質量%未満であることが好ましい。ヘミセルロースとは植物の細胞壁を構成する多糖であり、キシランまたはグルコマンナンの主鎖にアセチル基や糖残基が結合している多糖である。本発明においては、ヘミセルロース含有量が17質量%未満である広葉樹由来のセルロース系原料を用いるので、高濃度であっても低粘度で流動性に優れたセルロースナノファイバー分散液を与えるセルロースナノファイバーを製造できる。この機構については後述する。
N−オキシル化合物とは、ニトロキシラジカルを発生しうる化合物である。本発明で用いるN−オキシル化合物としては、目的の酸化反応を促進する化合物であれば、いずれの化合物も使用できる。例えば、本発明で使用されるN−オキシル化合物としては、下記一般式(式1)で示される化合物が挙げられる。
式1で表される物質のうち、2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジン−オキシラジカル(以下TEMPOと称する)が好ましい。また、下記式2〜4のいずれかで表されるN−オキシル化合物、すなわち、4−ヒドロキシTEMPOの水酸基をアルコールでエーテル化、またはカルボン酸若しくはスルホン酸でエステル化し、適度な疎水性を付与した4−ヒドロキシTEMPO誘導体は、安価であり、かつ均一な酸化セルロースを得ることができるため、とりわけ好ましい。
さらに、下記式5で表されるN−オキシル化合物、すなわち、アザアダマンタン型ニトロキシラジカルは、短時間で、重合度の高いセルロースナノファイバーを製造できるので好ましい。
N−オキシル化合物の使用量は、セルロース系原料をナノファイバー化できる触媒量であれば特に制限されない。例えば、絶乾1gのセルロース系原料に対して、0.01〜10mmolが好ましく、0.01〜1mmolがより好ましく、0.05〜0.5mmolがさらに好ましい。
臭化物とは臭素を含む化合物であり、その例には、水中で解離してイオン化可能な臭化アルカリ金属が含まれる。また、ヨウ化物とはヨウ素を含む化合物であり、その例には、ヨウ化アルカリ金属が含まれる。臭化物またはヨウ化物の使用量は、酸化反応を促進できる範囲で選択できる。臭化物およびヨウ化物の合計量は、例えば、絶乾1gのセルロース系原料に対して、0.1〜100mmolが好ましく、0.1〜10mmolがより好ましく、0.5〜5mmolがさらに好ましい。
セルロース系原料の酸化の際に用いる酸化剤としては、公知のものを使用でき、例えばハロゲン、次亜ハロゲン酸、亜ハロゲン酸、過ハロゲン酸またはそれらの塩、ハロゲン酸化物、過酸化物などを使用できる。中でも、コストの観点から、現在工業プロセスにおいて最も汎用されている安価で環境負荷の少ない次亜塩素酸ナトリウムが特に好適である。一般に、広葉樹由来のセルロース系原料は、針葉樹由来のセルロース系原料に比べて、カルボキシル基を導入しにくい(すなわち、酸化しにくい)ので、酸化剤の使用量を適切な範囲に調整して、酸化の進行を促進することが好ましい。酸化剤の適切な使用量は、用いる広葉樹の樹種によっても異なるが、例えば、絶乾1gのセルロース系原料に対して、0.5〜500mmolが好ましく、0.5〜50mmolがより好ましく、2.5〜25mmolがさらに好ましく、5〜20mmolが最も好ましい。
本工程は、比較的温和な条件であっても反応を効率よく進行させられる。よって、反応温度は15〜30℃程度の室温であってもよい。反応の進行に伴ってセルロース中にカルボキシル基が生成するため、反応液のpHの低下が認められる。酸化反応を効率よく進行させるためには、水酸化ナトリウム水溶液などのアルカリ性溶液を添加して、反応液のpHを9〜12、好ましくは10〜11程度に維持することが好ましい。反応媒体は、取扱い性の容易さや、副反応が生じにくいこと等から、水が好ましい。
本工程では、(B)前記工程Aで得た酸化セルロース系原料の濃度が1%(w/v)以上の分散液を調製し、当該酸化セルロース系原料を解繊して前記分散媒中に分散し、ナノファイバー化する。「ナノファイバー化する」とは、セルロース系原料を、幅2〜5nm、長さ1〜5μm程度のセルロースのシングルミクロフィブリルであるセルロースナノファイバーへと加工することを意味する。分散液とは前記酸化セルロース系原料が分散媒に分散している液である。取扱い容易性から、分散媒は水であることが好ましい。この分散液として工程Aで得た反応混合物をそのまま用いてもよいし、必要に応じて希釈して用いてもよい。
本発明では、より低粘度であるセルロースナノファイバー分散液を与えるセルロースナノファイバーを得るために、工程Bの前に、工程Aで得た酸化されたセルロース系原料(以下単に「セルロース原料」ともいう)を低粘度化処理することが好ましい。低粘度化処理とは、酸化されたセルロース系原料のセルロース鎖を適度に切断(セルロース鎖を短繊維化)することである。このように処理された原料は分散液としたときの粘度が低くなるので、低粘度化処理とは、低粘度の分散液を与えるセルロース系原料を得る処理ともいえる。低粘度化処理は、セルロース系原料の粘度が低下するような処理であればよいが、例えば、酸化されたセルロース系原料に紫外線を照射する処理、酸化されたセルロース系原料を過酸化水素およびオゾンで酸化分解する処理、酸化されたセルロース系原料を酸で加水分解する処理、ならびにこれらの組み合わせなどが挙げられる。
酸化されたセルロース系原料に紫外線を照射して低粘度化処理を行なう場合、紫外線の波長は、好ましくは100〜400nmであり、より好ましくは100〜300nmである。このうち、波長135〜260nmの紫外線は、直接セルロースやヘミセルロースに作用して低分子化を引き起こし、セルロース系原料を短繊維化することができるので特に好ましい。
当該処理で使用するオゾンは、空気あるいは酸素を原料としてオゾン発生装置にて公知の方法で発生させることができる。前述のとおり、酸化反応を効率よく行なうためにセルロース系原料を水等の分散媒に分散させて分散液として用いることが好ましい。本発明におけるオゾンの使用量(質量)は、セルロース系原料の絶乾質量の0.1〜3倍が好ましい。オゾンの使用量がセルロース系原料の絶乾質量の0.1倍以上であればセルロースの非晶部を十分に分解することができ、次の工程Bでの解繊・分散処理に要するエネルギーを大幅に削減できる。一方、オゾンの使用量が過度に多くなるとセルロースの過度の分解が起こりうるが、当該使用量がセルロース系原料の絶乾質量の3倍以下であると、過度の分解を抑制できる。よって、オゾン使用量は、セルロース系原料の絶乾質量の0.3〜2.5倍がより好ましく、0.5〜1.5倍がさらに好ましい。
本処理では、酸化されたセルロース系原料に酸を添加してセルロース鎖の加水分解(酸加水分解処理)を行なう。酸としては、硫酸、塩酸、硝酸、またはリン酸のような鉱酸を使用することが好ましい。前述のとおり、反応を効率よく行なうために、酸化されたセルロース系原料を水等の分散媒に分散させた分散液を用いることが好ましい。酸加水分解処理の条件としては、酸がセルロースの非晶部に作用するような条件であればよい。例えば、酸の添加量としては、セルロース系原料の絶乾質量に対して0.01〜0.5質量%が好ましく、0.1〜0.5質量%がさらに好ましい。酸の添加量が0.01質量%以上であると、セルロースの加水分解が進行し、次の工程Bでの処理効率が向上するので好ましい。また、当該添加量が0.5質量%以下であるとセルロースの過度の加水分解を防ぐことができ、セルロースナノファイバーの収率の低下を防止することができる。酸加水分解時の系のpHは、2.0〜4.0が好ましく、2.0以上3.0未満がより好ましい。酸加水分解効率の観点から、温度70〜120℃で、1〜10時間反応を行なうことが好ましい。
酸加水分解処理により、酸化されたセルロース系原料の低粘度処理を効率よく実施できる理由は以下のように推察される。前述のとおり、N−オキシル化合物を用いて酸化されたセルロース系原料の表面にはカルボキシル基が局在しており、水和層が形成され、当該原料同士は近接して存在しネットワークを形成している。当該原料に、酸を添加して加水分解を行なうと、ネットワーク中の電荷のバランスが崩れてセルロース分子の強固なネットワークが崩れ、当該原料の比表面積が増大し、セルロース系原料の短繊維化が促進され、セルロース系原料が低粘度化する。
本発明により製造されるセルロースナノファイバーは、幅2〜5nm、長さ1〜5μm程度のセルロースのシングルミクロフィブリルである。本発明により得られたセルロースナノファイバーは、濃度1.0%(w/v)の水分散液としたときのB型粘度(60rpm、20℃)が、好ましくは800mPa・s以下、さらに好ましくは500mPa・s以下、よりさらに好ましくは100mPa・s以下である。B型粘度の下限値は特に限定されないが、通常、1mPa・s以上、または5mPa・s以上程度である。セルロースナノファイバー水分散液のB型粘度は、通常のB型粘度計を用いて測定することができる。例えば、B型粘度は、東機産業株式会社製のTV−10型粘度計を用いて、20℃および60rpmの条件で測定することができる。
[実施例1]
共に広葉樹であるE.grandisとE.eulograndisの混合材(配合比率30:70)由来の漂白済み未叩解クラフトパルプ(ヘミセルロース含有量14.9質量%、白色度85%)5g(絶乾)を、TEMPO(Sigma Aldrich社)78mg(0.5mmol)と臭化ナトリウム754mg(7.4mmol)を溶解した水溶液500mlに加え、パルプが均一に分散するまで撹拌した。
広葉樹としてR.pseudoacacia(ヘミセルロース含有量16.7質量%、白色度85%)を用いた以外、実施例1と同様にしてナノファイバー分散液を得た。結果を表1に示す。
広葉樹としてA.mangiumu(ヘミセルロース含有量12.3質量%、白色度86%)を用いた以外、実施例1と同様にしてナノファイバー分散液を得た。結果を表1に示す。
広葉樹としてU.americana(ヘミセルロース含有量15.1質量%、白色度85%)を用いた以外、実施例1と同様にしてナノファイバー分散液を得た。結果を表1に示す。
広葉樹としてE.grandisとE.camaldulensisの混合材由来の漂白済みサルファイトパルプ(ヘミセルロース含有量3.3質量%、白色度86%)を用いた以外、実施例1と同様にしてナノファイバー分散液を得た。結果を表1に示す。
広葉樹としてE.lobulusとE. obliquaの混合材(配合比率30:70)(ヘミセルロース含有量17.3質量%、白色度85%)を用いた以外、実施例1と同様にしてナノファイバー分散液を得た。結果を表1に示す。
広葉樹として P.tremuloides(ヘミセルロース含有量18.5質量%、白色度85%)を用いた以外、実施例1と同様にしてナノファイバー分散液を得た。結果を表1に示す。
広葉樹として国内産広葉樹混合材(ヘミセルロース含有量22.1質量%、白色度84%)を用いた以外、実施例1と同様にしてナノファイバー分散液を得た。結果を表1に示す。
Claims (5)
- (A)ヘミセルロース含有量が17質量%未満である広葉樹由来のセルロース系原料を、(a1)N−オキシル化合物および(a2)臭化物、ヨウ化物もしくはこれらの混合物からなる群から選択される化合物の存在下で、(a3)酸化剤を用いて酸化する工程、ならびに
(B)前記工程Aで得た酸化セルロース系原料の濃度が1%(w/v)以上の分散液を調製し、当該酸化セルロース系原料を解繊して分散媒中に分散し、ナノファイバー化する工程、
を含む、セルロースナノファイバーの製造方法。 - 前記工程Bにおける分散液中のセルロース系原料の濃度が1〜5%(w/v)である、請求項1に記載の製造方法。
- 得られたセルロースナノファイバーの濃度1%(w/v)における水分散液のB型粘度(60rpm、20℃)が、10〜3000mPa・sである、請求項1または2に記載の製造方法。
- 前記工程(A)で得た酸化されたセルロース系原料のカルボキシル基量が、当該セルロース系原料の絶乾質量に対して1.0mmol/g以上である、請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法。
- 前記工程(B)において50MPa以上の圧力下で解繊・分散処理を行なう、請求項1〜4のいずれかに記載の製造方法。
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