JP2012205276A - 保守装置、保守方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】保守装置1は、設備装置からメッセージを受信する受信部と、保守作業範囲情報記憶部と、保守作業の開始時に投入する開始時コマンドの応答メッセージを受信したとときに、当該メッセージの送信元の設備装置を前記保守作業範囲情報記憶部に登録し、保守作業の終了時に投入する終了時コマンドの応答メッセージを受信したときに、当該メッセージの送信元の設備装置を前記保守作業範囲情報記憶部から削除する保守作業範囲特定機能部と、異常を通知するメッセージである警報を設備装置から受信した場合に、当該警報の送信元の設備装置が保守作業範囲情報記憶部に記憶されている場合、当該警報を保守作業に起因すると判定する判定部とを備える。
【選択図】図1
Description
図1は、本発明の一実施形態による保守管理システムの構成を示すブロック図である。
保守管理システムは、保守装置1と、保守端末2と、複数の設備装置3とを含んで構成され、設備装置3の保守作業を管理するためのシステムである。保守装置1と、保守端末2と、設備装置3とは、例えば、インターネットやLAN(Local Area Network)等のネットワークにより接続されている。
保守装置1は、設備装置3の保守作業を管理するサーバ装置である。保守装置1は、設備装置3の保守作業時に、設備装置3から受信したメッセージが、保守作業に起因する警報なのか、実際に発生した異常に起因する警報なのかを判定し、保守作業に起因する警報以外のメッセージを保守端末2に転送する。また、保守装置1は、保守端末2から保守作業コマンドを受信すると、受信した保守作業コマンドを設備装置3に送信する。保守作業コマンドは、保守作業を行うためのコマンドである。
設備装置3は、保守作業の対象となる装置である。設備装置3は、ルータやSIP(Session Initiation Protocol)サーバ等のネットワークを構成する装置である。設備装置3は、各種のメッセージを保守装置1に送信する。
メッセージは、自律メッセージとコマンド応答メッセージとに分類される。
自律メッセージは、設備装置3が自らの稼動状況に応じて保守装置1に送信するメッセージである。自律メッセージは、警報と通知との2種類のメッセージに分類される。
通知は、設備装置3における通常の稼動状況を保守装置1に通知するメッセージである。
警報には、ネットワークやそれに接続される各種の装置の故障や異常が原因で通知される警報(以下、故障メッセージとする)と、保守作業に起因する警報(以下、保守作業関連メッセージとする)とがある。保守作業関連メッセージは、ネットワークやそれに接続される各種の装置の故障や異常が原因で通知される警報ではなく、ネットワークや装置の点検などの保守作業や、装置の増設や交換などの設備工事に伴い通知される警報である。しかしながら、設備装置3は、実際に異常が発生したのか保守作業を実施しているのかを判定することができないため、故障メッセージと保守作業関連メッセージとを区別して送信することはできない。
メッセージは、メッセージ種別と、各種別の独自領域との項目を有する。メッセージ種別は、各メッセージの種別(警報、通知、コマンド応答等)を識別するための識別子である。各種別の独自領域は、各種別に応じたデータ領域である。
コマンド応答メッセージは、メッセージ種別と、コマンドIDと、実施状況と、実施結果と、送信元装置と、送信時刻との項目を有する。コマンドIDと、実施状況と、実施結果と、送信元装置と、送信時刻とが各種別の独自領域である。メッセージ種別にはコマンド応答を示す値が格納される。コマンドIDは、対応するコマンドのID(識別子)である。実施状況は、コマンドの実施状況(開始或いは終了)を示す。実施結果は、コマンドの実施結果(なし、正常、或いは、異常)を示す。送信元装置は、コマンド応答メッセージの送信元の設備装置3のID(識別子)及び名称である。送信時刻は、コマンド応答メッセージの送信時刻である。
保守装置1は、判定装置10を含んで構成される。判定装置10は、設備装置3から受信したメッセージが保守作業関連メッセージであるか否かを判定し、保守作業関連メッセージ以外のメッセージを保守端末2に転送する。判定装置10は、閉塞状態判定機能部101と、保守作業範囲特定機能部102と、フィルタリング部103と、メッセージ記憶部104と、ネットワークトポロジ情報記憶部105と、保守作業範囲情報記憶部106と、受信部107とを含んで構成される。
閉塞状態判定機能部101は、入力されたメッセージのメッセージ種別に基づいて、コマンド応答メッセージを抽出し、抽出したコマンド応答メッセージを保守作業範囲特定機能部102に出力する。また、閉塞状態判定機能部101は、入力された全てのメッセージをフィルタリング部103に出力する。
ネットワークトポロジ情報記憶部105は、ある設備装置3の保守作業をした場合に、この保守作業によって影響を受ける範囲(影響を受ける他の設備装置3)を記憶する。
フィルタリング部103は、保守作業範囲情報記憶部106に記憶されている保守作業範囲情報に基づいて、閉塞状態判定機能部101から入力されたメッセージが保守作業関連メッセージであるか否かを判定する。具体的には、フィルタリング部103は、保守作業範囲情報の保守作業開始時刻以降に保守作業範囲情報の設備装置3から送信された警報を保守作業関連メッセージと判定する。そして、フィルタリング部103は、保守作業関連メッセージ以外のメッセージを保守端末2に転送する。
閉塞コマンドリストは、保守作業の開始時に設備装置3に対して送信される閉塞開始コマンドと、保守作業の終了時に設備装置3に対して送信される閉塞解除コマンドとを特定するためのリストである。閉塞コマンドリストは、閉塞コマンドIDと、種別との項目を有する。閉塞コマンドIDには、閉塞開始コマンドの閉塞コマンドIDと閉塞解除コマンドの閉塞コマンドIDとが格納される。種別は、閉塞コマンドの種別(開始又は解除)を示す。図示する例では、閉塞コマンドID「001」が閉塞開始コマンドであり、閉塞コマンドID「002」が閉塞解除コマンドである。
図示するように、ネットワークトポロジ情報は、行と列からなる2次元の表形式のデータであり、影響元装置と、影響波及装置との各項目の列を有している。このテーブルの各行は影響元装置毎に存在する。影響元装置は、設備装置3のID(識別子)及び名称である。影響波及装置は、影響元装置を保守作業を行うために閉塞したときに、その影響を受けて実際には故障はしていないにも関わらず警報を送信する他の設備装置3のID及び名称である。影響波及装置には、1又は複数の設備装置3が設定される。図示する例では、影響元装置「A」の保守作業をした場合には、影響波及装置「B」及び「C」が影響を受ける。また、影響元装置「B」の保守作業をした場合には、影響波及装置「D」が影響を受ける。
図示するように、保守作業範囲情報は、行と列からなる2次元の表形式のデータであり、保守作業元装置と、保守作業波及装置と、保守作業開始時刻との各項目の列を有している。保守作業元装置は、保守作業を行っている設備装置3のID及び名称である。保守作業波及装置は、保守作業により影響を受ける設備装置3のID及び名称である。保守作業波及装置には、1又は複数の設備装置3が設定される。保守作業開始時刻は、保守作業を開始した時刻である。図示する保守作業範囲情報は、保守作業元装置「A」の保守作業を保守作業開始時刻「2011年01月01日00時00分00秒」に開始し、この保守作業により影響を受ける保守作業波及装置は「B」と「C」であることを表す。
保守作業時間帯(フィルタリング対象範囲)は、保守作業を行っていると仮定する期間である。判定装置10は、保守作業時間帯に保守作業範囲情報の設備装置3から送信された警報を保守作業関連メッセージと判定する。本実施形態による保守作業時間帯(フィルタリング対象範囲)は、設備装置3が閉塞開始コマンドに対応する処理を開始した時刻(閉塞開始受付メッセージの送信時刻)から、設備装置3が閉塞解除コマンドに対応する処理を終了した時刻(閉塞解除結果メッセージの送信時刻)までの間である。
閉塞状態判定機能部101は、保守作業を行う作業者から閉塞状態判定機能の停止コマンドが入力されるまで次に示すステップS102〜S104までの処理を行う(ステップS101)。
まず、閉塞状態判定機能部101は、受信部107からメッセージを受信し、受信したメッセージをフィルタリング部103に転送する(ステップS102)。次に、閉塞状態判定機能部101は、ステップS102において受信したメッセージのメッセージ種別がコマンド応答であるか否かを判定する(ステップS103)。メッセージ種別がコマンド応答でない場合(ステップS103:No)には、ステップS102へ戻る。一方、閉塞状態判定機能部101は、メッセージ種別がコマンド応答である場合(ステップS103:Yes)には、このメッセージを保守作業範囲特定機能部102に出力する(ステップS104)。
保守作業範囲特定機能部102は、作業者から保守作業範囲特定機能の停止コマンドが入力されるまで次に示すステップS202〜S211までの処理を行う(ステップS201)。
まず、保守作業範囲特定機能部102は、閉塞状態判定機能部101からコマンド応答メッセージを受信する(ステップS202)。次に、保守作業範囲特定機能部102は、受信したコマンド応答メッセージと閉塞コマンドリストとを比較する(ステップS203)。そして、保守作業範囲特定機能部102は、比較の結果、受信したコマンド応答メッセージが閉塞開始受付メッセージであるか否かを判定する(ステップS204)。具体的には、保守作業範囲特定機能部102は、条件「閉塞コマンドIDが閉塞コマンドリストに存在し、かつ、種別が「開始」であり、かつ、実施状況が「開始」である」に合致するコマンド応答メッセージを閉塞開始受付メッセージであると判定する。保守作業範囲特定機能部102は、コマンド応答メッセージが閉塞開始受付メッセージである場合(ステップS204:Yes)には、閉塞開始受付メッセージの場合の処理を行う(ステップS205)。閉塞開始受付メッセージの場合の処理の詳細については後述する。
まず、保守作業範囲特定機能部102は、メッセージ記憶部104に記憶されたメッセージに基づいて、閉塞開始受付メッセージの送信時刻の前、一定期間以内に、当閉塞開始受付メッセージの送信元の設備装置3から警報が送信されていないか否かを判定する(ステップS301)。すなわち、保守作業範囲特定機能部102は、「閉塞開始受付メッセージの送信時刻より所定時間前」から「閉塞開始受付メッセージの送信時刻」までの間に、閉塞開始受付メッセージの送信元装置から送信された警報がメッセージ記憶部104に記憶されているか否かを判定する。送信元装置において警報が発生している場合(ステップS301:No)には、この処理を終了して保守作業範囲特定機能処理へ戻る。一方、保守作業範囲特定機能部102は、送信元装置において警報が発生していない場合(ステップS301:Yes)には、閉塞開始受付メッセージの送信元装置が、ネットワークトポロジ情報記憶部105に記憶されているネットワークトポロジ情報の影響元装置に登録されているか否かを判定する(ステップS302)。保守作業範囲特定機能部102は、送信元装置が影響元装置に登録されている場合(ステップS302:Yes)には、送信元装置を保守作業元装置とし、送信元装置に対応する影響波及装置を保守作業波及装置とし、閉塞開始受付メッセージの送信時刻を保守作業開始時刻として保守作業範囲情報を特定し、特定した保守作業範囲情報を保守作業範囲情報記憶部106に書き込む(ステップS303)。一方、保守作業範囲特定機能部102は、送信元装置が影響元装置に登録されていない場合(ステップS302:No)には、保守作業波及装置はないと判定し、閉塞開始受付メッセージの送信元装置を保守作業元装置とし、閉塞開始受付メッセージの送信時刻を保守作業開始時刻として保守作業範囲情報を特定し、特定した保守作業範囲情報を保守作業範囲情報記憶部106に書き込む(ステップS304)。
まず、保守作業範囲特定機能部102は、閉塞開始結果メッセージの実施結果が「正常」かを判定する(ステップS401)。「正常」である場合(ステップS401:Yes)、保守作業範囲特定機能部102は、この処理を終了して保守作業範囲特定機能処理へ戻る。一方、「正常」でない場合(ステップS401:No)、保守作業範囲特定機能部102は、閉塞開始結果メッセージの送信元装置が、保守作業範囲情報記憶部106に記憶されている保守作業範囲情報の保守作業元装置と一致するか否かを判定する(ステップS402)。送信元装置が保守作業元装置と一致しない場合(ステップS402:No)には、この処理を終了して保守作業範囲特定機能処理へ戻る。一方、保守作業範囲特定機能部102は、送信元装置が保守作業元装置と一致する場合(ステップS402:Yes)には、この閉塞開始コマンドが異常終了したと判定する。そして、保守作業範囲特定機能部102は、この閉塞開始結果メッセージの送信元装置が影響元装置である保守作業範囲情報を保守作業範囲情報記憶部106から削除する(ステップS403)。
保守作業範囲特定機能部102は、閉塞解除受付メッセージを受信した場合には、処理を行わない(ステップS501)。
まず、保守作業範囲特定機能部102は、閉塞開始結果メッセージの実施結果が「正常」かを判定する(ステップS601)。「正常」でない場合(ステップS601:No)、保守作業範囲特定機能部102は、この処理を終了して保守作業範囲特定機能処理へ戻る。一方、「正常」である場合(ステップS601:Yes)、保守作業範囲特定機能部102は、閉塞解除結果メッセージの送信元装置が、保守作業範囲情報記憶部106に記憶されている保守作業範囲情報の保守作業元装置と一致するか否かを判定する(ステップS602)。送信元装置が保守作業元装置と一致しない場合(ステップS602:No)、保守作業範囲特定機能部102は、この処理を終了して保守作業範囲特定機能処理へ戻る。一方、送信元装置が保守作業元装置と一致する場合(ステップS602:Yes)、保守作業範囲特定機能部102は、閉塞解除結果メッセージの送信元の設備装置3に対する保守作業が終了したと判定し、この設備装置3を保守作業元装置とする保守作業範囲情報を保守作業範囲記憶部106から削除する(ステップS603)。
フィルタリング部103は、作業者からフィルタリングの停止コマンドが入力されるまで次に示すステップS702〜S705までの処理を行う(ステップS701)。
まず、フィルタリング部103は、閉塞状態判定機能部101から入力されたメッセージの種別に基づいて、警報を抽出する(ステップS702)。このとき、フィルタリング部103は、警報以外のメッセージ(例えば、コマンド応答メッセージや通知)については、当該メッセージを保守端末2に出力する処理を行うようにしてもよい。次に、フィルタリング部103は、抽出した警報における送信元装置が保守作業範囲(保守作業元装置又は保守作業波及装置)であり、かつ、警報の送信時刻が保守作業開始時刻より遅いか否かを判定する(ステップS703)。フィルタリング部103は、送信元装置が保守作業範囲であり、かつ、警報送信時刻が保守作業開始時刻より遅い場合(ステップS703:Yes)には、この警報が保守作業関連メッセージであると判定し、保守端末2に出力しない(ステップS705)。一方、フィルタリング部103は、送信元装置が保守作業範囲でない、或いは、警報送信時刻が保守作業開始時刻より早い場合(ステップS703:No)には、この警報が故障メッセージであると判定し、保守端末2に出力する(ステップS704)。
次に、この発明の第2の実施形態による保守装置1について説明する。
図17は、本実施形態による保守作業時間帯を示す概略図である。本実施形態における保守作業時間帯(フィルタリング対象範囲)は、閉塞開始結果メッセージの送信時刻から閉塞解除結果メッセージの送信時刻までである。
本実施形態における保守作業範囲特定機能部102は、設備装置3が閉塞開始コマンドに対応する処理を終了した時刻から、設備装置3が閉塞解除コマンドに対応する処理を終了した時刻までを保守作業時間帯(フィルタリング対象範囲)とする。他の構成は、第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
まず、保守作業範囲特定機能部102は、メッセージ記憶部104に記憶されたメッセージに基づいて、閉塞開始受付メッセージの送信時刻の前、一定期間以内に、当閉塞開始受付メッセージの送信元の設備装置3から警報が送信されていないか否かを判定する(ステップS801)。すなわち、保守作業範囲特定機能部102は、「閉塞開始受付メッセージの送信時刻より所定時間前」から「閉塞開始受付メッセージの送信時刻」までの間に、閉塞開始受付メッセージの送信元装置から送信された警報がメッセージ記憶部104に記憶されているか否かを判定する。送信元装置において警報が発生している場合(ステップS801:No)には、保守作業範囲特定機能部102は、この処理を終了して保守作業範囲特定機能処理へ戻る。一方、送信元装置において警報が発生していない場合(ステップS801:Yes)、保守作業範囲特定機能部102は、この閉塞開始コマンドが保守作業のために送信されたものと判定し、閉塞開始受付メッセージの内容をメモリ上に一時的に保持する(ステップS802)。
まず、保守作業範囲特定機能部102は、受信した閉塞開始結果メッセージに対応する閉塞開始受付メッセージがメモリ上に一時的に保持されているか否かを判定する(ステップS901)。すなわち、保守作業範囲特定機能部102は、送信元装置が閉塞開始結果メッセージの送信元装置と同一である閉塞開始受付メッセージがメモリ上に保持されているか否かを判定する。対応する閉塞開始受付メッセージがメモリ上に保持されていない場合(ステップS901:No)、保守作業範囲特定機能部102は、この処理を終了して保守作業範囲特定機能処理へ戻る。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
例えば、本実施形態では、閉塞開始コマンドを保守作業の開始時に設備装置3に対して送信されるコマンドとし、閉塞解除コマンドを保守作業の終了時に前記設備装置に対して送信されるコマンドとしたが、保守作業の開始或いは終了を契機に投入されるコマンドであれば他のコマンドであってもよい。
また、設備装置3毎に異なるコマンドを用いて保守作業時間帯を特定してもよい。この場合、保守作業範囲特定機能部102は、図20に示す閉塞コマンドリストを保持し、この閉塞コマンドリストを参照して保守作業範囲情報を特定する。対応閉塞コマンドIDは、閉塞コマンドIDに対応するコマンドのIDである。例えば、閉塞コマンドID「001」(開始)の対応閉塞コマンドIDは「002」(解除)であり、閉塞コマンドID「003」(開始)の対応閉塞コマンドIDは「004」(解除)である。対応閉塞コマンドIDを保持することにより、各設備装置3に投入するコマンドが異なる場合であっても正確に保守作業範囲情報を特定することができる。
また、例えば、設備装置3Aの保守作業をする場合には第1の実施形態における保守作業時間帯とし、設備装置3Bの保守作業をする場合には第2の実施形態における保守作業時間帯にする等、保守作業対象となる設備装置3毎に保守作業時間帯を変更してもよい。
Claims (6)
- 設備装置からメッセージを受信する受信部と、
保守作業範囲情報記憶部と、
保守作業の開始時に投入する開始時コマンドの応答メッセージを受信したとときに、当該メッセージの送信元の設備装置を前記保守作業範囲情報記憶部に登録し、保守作業の終了時に投入する終了時コマンドの応答メッセージを受信したときに、当該メッセージの送信元の設備装置を前記保守作業範囲情報記憶部から削除する保守作業範囲特定機能部と、
異常を通知するメッセージである警報を設備装置から受信した場合に、当該警報の送信元の設備装置が前記保守作業範囲情報記憶部に記憶されている場合、当該警報を保守作業に起因すると判定する判定部と、
を備えることを特徴とする保守装置。 - 前記受信部により受信されたメッセージを記憶するメッセージ記憶部を備え、
前記保守作業範囲特定機能部は、前記開始時コマンドの開始を通知する応答メッセージである開始時メッセージの送信時刻より前に当該開始時コマンドの送信先の設備装置から警報が送信されていない場合に、当該設備装置を前記保守作業範囲情報記憶部に登録する
ことを特徴とする請求項1に記載の保守装置。 - 設備装置毎に、当該設備装置の保守作業をした場合に影響を受ける他の前記設備装置である影響波及装置を記憶する情報記憶部と、
を備え、
前記保守作業範囲特定機能部は、前記開始時コマンドの応答メッセージを受信したとときに、当該メッセージの送信元の設備装置と当該設備装置の影響波及装置とを前記保守作業範囲情報記憶部に登録し、前記終了時コマンドの応答メッセージを受信したときに、当該メッセージの送信元の設備装置と当該設備装置の影響波及装置とを前記保守作業範囲情報記憶部から削除する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の保守装置。 - 前記受信部により受信されたメッセージのうち、前記保守作業に起因する警報以外のメッセージを出力する出力部
を備えることを特徴とする請求項1から3いずれか1項に記載の保守装置。 - 保守装置が、設備装置からメッセージを受信するステップと、
前記保守装置が、保守作業の開始時に投入する開始時コマンドの応答メッセージを受信したとときに、当該メッセージの送信元の設備装置を保守作業範囲情報記憶部に登録し、保守作業の終了時に投入する終了時コマンドの応答メッセージを受信したときに、当該メッセージの送信元の設備装置を前記保守作業範囲情報記憶部から削除するステップと、
前記保守装置が、異常を通知するメッセージである警報を設備装置から受信した場合に、当該警報の送信元の設備装置が前記保守作業範囲情報記憶部に記憶されている場合、当該警報を保守作業に起因すると判定するステップと、
を有することを特徴とする保守方法。 - 設備装置からメッセージを受信するステップと、
保守作業の開始時に投入する開始時コマンドの応答メッセージを受信したとときに、当該メッセージの送信元の設備装置を保守作業範囲情報記憶部に登録し、保守作業の終了時に投入する終了時コマンドの応答メッセージを受信したときに、当該メッセージの送信元の設備装置を前記保守作業範囲情報記憶部から削除するステップと、
異常を通知するメッセージである警報を設備装置から受信した場合に、当該警報の送信元の設備装置が前記保守作業範囲情報記憶部に記憶されている場合、当該警報を保守作業に起因すると判定するステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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