JP2012203628A - タッチパネル及びこれを備えた電子機器 - Google Patents

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Abstract

【目的】 本発明の目的は、厚みを低減することができ且つ低コスト化を図ることができるタッチパネル及びこれを備えた電子機器を提供する。
【構成】 タッチパネルTは、第1、第2領域111a1、111a2を有する第1面111aを有する第1透明フィルム100aと、第1透明フィルム100aの第1面に対向する第1面101bと、第1面101bの裏側の第2面102bとを有する第2透明フィルム100bと、第1透明フィルム100aの第1面111aの第1領域111a1に設けられた複数の第1透明電極200aと、第2透明フィルム100bの第1面101bに設けられ且つ第1透明電極200aに対して平面位置的に交差する複数の第2透明電極200bと、第1透明フィルム100aの第1面111aの第2領域111a2に設けられた加飾部400とを備えている。
【選択図】 図1B

Description

本発明は、加飾部を備えたタッチパネル及びこれを備えた電子機器に関する。
従来のタッチパネルとしては、保護フィルムと、第1、第2透明フィルムと、複数の第1、第2透明電極と、複数の第1、第2引き出し線とを備えたものがある。第1透明フィルムは、第1面と、その裏側の第2面とを有している。第2透明フィルムは、前記第1透明フィルムの第1面に対向する第1面を有している。第1透明電極及び第1引き出し線は、第1透明フィルムの第1面上に設けられている。第2透明電極及び第2引き出し線は、第2透明フィルムの第1面に設けられている。第1透明フィルムの第2面上には、第1、第2透明フィルムに設けられた第1、第2引き出し線等を隠すために加飾部が設けられている。保護フィルムは第1透明フィルムの第2面に接着され、加飾部を覆っている(特許文献1の図2参照)。
特開2010−117903号公報
前記タッチパネルは、第1透明フィルムの第1面上の加飾部を保護するため、保護フィルムを必要としている。このため、前記タッチパネルは、保護フィルムの分、厚みが大きくなっていた。また、前記タッチパネルは、保護フィルムの分、部品点数が多く、コスト高となっていた。
本発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、厚みを低減することができ且つ低コスト化を図ることができるタッチパネル及びこれを備えた電子機器を提供することにある。
本発明のタッチパネルは、第1、第2領域を有する第1面を有する第1透明基材と、前記第1透明基材の第1面に対向する第1面と、前記第1面の裏側の第2面とを有する第2透明基材と、前記第1透明基材の第1面の第1領域に設けられた複数の第1透明電極と、前記第2透明基材の第1面又は第2面に設けられ且つ前記第1透明電極に対して平面位置的に交差する複数の第2透明電極と、前記第1透明基材の第1面の第2領域に設けられた加飾部とを備えている。
前記タッチパネルは、第1透明基材の第2面を覆うための保護フィルムを必要としない。なぜなら、第1透明基材の第1面は第2透明基材の第1面に対向する内面であり、この第1面の第1領域に第1透明電極が、当該第1面の第2領域に加飾部が設けられているからである。よって、前記タッチパネルは、保護フィルムの分、当該タッチパネルの厚みを低減することができる。また、前記タッチパネルは、保護フィルムの分、部品点数を低減することができるので、低コスト化を図ることができる。しかも、前記タッチパネルは、保護フィルムで光が減衰しないので、当該タッチパネルの光の透過率を向上させることができる。更に、本タッチパネルは容易に製造することができ、低コスト化を図ることができる。なぜなら、第1透明電極及び加飾部が第1透明基材の異なる面に設けられている場合、第1透明電極又は加飾部を第1透明基材の一方の面に形成した後に、第1透明基材を裏返し、加飾部又は第1透明電極を第1透明基材の他方の面に形成する必要がある。しかし、本タッチパネルは、第1透明電極及び加飾部が第1透明基材の第1面(同一面)に設けられているため、第1透明基材を裏返す必要がなく、第1透明電極及び加飾部を第1透明基材に簡単に形成することができる。
前記第2透明電極が前記第2透明基材の第2面に設けられている場合、前記第1透明基材の第1面と前記第2透明基材の第1面とが固着されている。この場合、前記タッチパネルは、前記第2透明基材の第2面に固着され且つ当該第2面上の第2透明電極を覆うカバーを更に備えた構成とすることが可能である。
このような発明の態様による場合、第1透明基材の第1面に第1透明電極及び加飾部を設ける一方、第2透明基材の第2面に第2透明電極を設け、その後、第1透明基材の第1面に前記第2透明基材の第1面を固着させるだけであるので、第1、第2透明基材の取り扱いが簡単になる。よって、前記タッチパネルは、製造コストの低減を図ることができ、低コスト化を図ることができる。しかも、前記カバーにより前記第2透明基材の第2面上の第2透明電極が覆われ、保護される。
前記第2透明電極を前記第2透明基材の第1面に設けた構成とすることが可能である。この場合、前記タッチパネルは、前記第1透明基材の第1面と前記第2透明基材の第1面との間に設けられ且つ前記第1透明基材の第1面上の前記第1透明電極と前記第2透明基材の第1面上の前記第2透明電極との間を絶縁する絶縁層を更に備えた構成とすることが可能である。
このような発明の態様による場合、第1透明基材の第1面に第1透明電極及び加飾部を設ける一方、第2透明基材の第1面に第2透明電極を設け、その後、第1透明基材の第1面と前記第2透明基材の第1面との間に絶縁層を介在させるだけであるので、第1、第2透明基材の取り扱いが簡単になる。よって、前記タッチパネルは、製造コストの低減を図ることができ、低コスト化を図ることができる。
前記タッチパネルは、前記第1透明基材の第1面の第2領域上に設けられ且つ前記第1透明電極に接続された複数の第1引き出し線と、前記第2透明基材の第2面上に設けられ且つ前記第2透明電極に接続された複数の第2引き出し線とを更に備えた構成とすることが可能である。
前記タッチパネルは、前記第1透明基材の第1面の第2領域上に設けられ且つ前記第1透明電極に接続された複数の第1引き出し線と、前記第2透明基材の第1面上に設けられ且つ前記第2透明電極に接続された複数の第2引き出し線とを更に備えた構成とすることが可能である。
前記タッチパネルは、前記第1、第2引き出し線に接続された外部接続手段を更に備えた構成とすることが可能である。
このような発明の態様による場合、外部接続手段が第1、第2引き出し線に纏めて接続されているので、第1、第2引き出し線が個別に外部接続手段に接続される場合に比べて、前記タッチパネルの低コスト化を図ることができる。
前記第1透明基材は、第1本体部と、この第1本体部に連設された第1延長部とを有する構成とすることが可能である。前記第1本体部は、前記第1透明基材の前記第1面を有している。前記第1延長部は、前記第1本体部の前記第1面に連続する配線面を有している。前記第1引き出し線は、前記第1本体部の前記第1面の第2領域から前記第1延長部の前記配線面に延存している。
このような発明の態様による場合、第1引き出し線が第1延長部の配線面に延びているので、第1延長部の配線面に外部接続手段を固着させることにより、外部接続手段と第1引き出し線とを簡単に接続することができる。或いは、第1延長部を外部接続手段として用いることができる。この場合、外部接続手段の分、部品点数を低減することができ、本タッチパネルの低コスト化を図ることができる。
前記第2透明基材は、第2本体部と、この第2本体部に連設された第2延長部とを有する構成とすることが可能である。前記第2本体部は、前記第2透明基材の前記第1面及び第2面を有している。前記第2延長部は、前記第2本体部の前記第2面に連続する配線面を有している。前記第2引き出し線は、前記第2本体部の前記第2面から前記第2延長部の前記配線面上に延存している。
このような発明の態様による場合、第2引き出し線が第2延長部の配線面に延びているので、第2延長部の配線面に外部接続手段を固着させることにより、外部接続手段と第2引き出し線とを簡単に接続することができる。或いは、第2延長部を外部接続手段として用いることができる。この場合、外部接続手段の分、部品点数を低減することができ、本タッチパネルの低コスト化を図ることができる。
前記タッチパネルは、前記カバーに設けられたシールド電極を更に備えた構成とすることが可能である。このような発明の態様による場合、シールド電極により前記タッチパネルに対する他の装置のノイズが抑制される。
前記第1透明基材の第1領域は、当該第1透明基材の第1面の中央領域とすることが可能である。この場合、前記第1透明基材の第2領域は、当該第1透明基材の第1面の中央領域の周りの外周領域である。
本発明の電子機器は、上述した何れかの態様のタッチパネルを備えている。
図1Aは、本発明の実施の形態に係るタッチパネルの概略的底面図である。 図1Bは、前記タッチパネルの図1A中の1B−1B断面図である。 図2Aは、前記タッチパネルの加飾部、第1透明電極及び第1引き出し線が設けられた第1透明フィルムの概略的底面図である。 図2Bは、前記タッチパネルの第2透明電極及び第2引き出し線が設けられた第2透明フィルムの概略的底面図である。 図3Aは、前記タッチパネルの第1透明フィルムに第1透明電極及び第1引き出し線を形成する工程を示す概略的底面図である。 図3Bは、前記第1透明フィルムに加飾部を形成する工程を示す概略的底面図である。 図3Cは、前記タッチパネルの第2透明フィルムに第2透明電極を形成する工程を示す概略的底面図である。 図3Dは、前記第2透明フィルムに第2引き出し線を形成する工程を示す概略的底面図である。 図3Eは、前記第1透明フィルムに前記第2透明フィルムを接着させる工程及び前記第2透明フィルムにカバーを接着させる工程を示す概略的底面図である。 図4Aは、前記第1透明フィルムの図3A中の4A−4A断面図である。 図4Bは、前記第1透明フィルムの図3B中の4B−4B断面図である。 図4Cは、前記第2透明フィルムの図3C中の4C−4C断面図である。 図4Dは、前記第2透明フィルムの図3D中の4D−4D断面図である。 図4Eは、前記第1、第2透明フィルム及びカバーの図3E中の4E−4E断面図である。 図5Aは、前記タッチパネルが電子機器のケース内に収容された状態を示す概略的平面図である。 図5Bは、図5A中の5B−5B断面図である。 図5Cは、図5A中の5C−5C部分断面図である。 図6Aは、前記タッチパネルの設計変更例を示す概略的底面図である。 図6Bは、図6Aに示す前記タッチパネルの第1透明フィルムの概略的底面図である。 図6Cは、図6Aに示す前記タッチパネルの第2透明フィルムの概略的底面図である。 図7は、前記タッチパネルの別の設計変更例を示す概略的断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係るタッチパネルについて図1A〜図4Eを参照しつつ説明する。図1A及び図1Bに示すタッチパネルTは投影型静電容量方式のタッチパネルである。このタッチパネルTは、第1、第2透明フィルム100a、100b(第1、第2透明基材)と、複数の第1、第2透明電極200a、200bと、複数の第1、第2引き出し線300a、300bと、加飾部400と、カバーフィルム500(カバー)と、FPC(Flexible printed circuits)600(外部接続手段)とを備えている。以下、タッチパネルTの各構成部材について詳しく説明する。なお、図1A、図2A及び図2Bにおいて、図示左右方向をX、図示上下方向をYとして示している。以下、前記左右方向をX方向、前記上下方向をY方向と称する。
第1透明フィルム100aは、図1A〜図2Aに示すように、PETフィルム等の可撓性を有する透明な樹脂フィルムである。第1透明フィルム100aの厚み寸法は、20〜200μm(好ましくは、75〜125μm)である。第1透明フィルム100aは、本体部110a(第1本体部)と、延長部120a(第1延長部)とを有している。矩形状の本体部110aは、第1面111aと、その裏側の第2面112aとを有している。第1面111aは、第2透明フィルム100bの第1面101bに対向する内面である。第2面112aは、指(検出対象物)でタッチ可能な外面である。第1面111aは、第1、第2領域111a1、111a2を有している(図3A参照)。第1領域111a1は第1面111aの略矩形状の中央領域である。第2領域111a2は、第1面111aの前記中央領域の周りの枠状の外周領域である。なお、第1領域111a1及び第2領域111a2は、説明の便宜上、第1面111aを区画したものであって、第1面111a上に両領域を示す物理的な区切りは存在しない。
延長部120aは、本体部110aの端部に連設された略矩形状である。本実施の形態では、延長部120aは、FPC600との接続に不要な部分が除去されているため、延長部120aのY方向の寸法が本体部110aのY方向の寸法よりも小さい。延長部120aは、第1面121aと、その裏側の第2面122aとを有している。第1面121aは本体部110aの第1面111aに連続し、第2面122aは本体部110aの第2面112aに連続している。
第1透明電極200aは、図2A及び図3Aに示すように、本体部110aの第1面111aの第1領域111a1上にY方向に間隔をあけて配設され且つX方向に延びた長尺状の透明導電膜である。この第1透明電極200aはITO(酸化インジウム+酸化錫)、IZO(酸化インジウム+酸化亜鉛)、AZO(AIドープ酸化亜鉛)、導電性高分子(PEDOT)又はPSS等で構成されている。
第1引き出し線300aは、本体部110aの第1面111aの第2領域111a2及び延長部120aの第1面121a上に第1透明電極200aに連続するように設けられ且つX方向に延びた長尺状の透明導電膜である。この第1引き出し線300aは、第1透明電極200aと同じ素材で構成されている。
加飾部400は、図2Aに示すように、本体部110aの第1面111aの第2領域111a2上にスクリーン印刷やグラビア印刷等により形成された枠状の印刷層である。加飾部400は、第1引き出し線300aの第2領域111a2上の部分(すなわち、第1引き出し線300aの一部)を覆っている。加飾部400の厚み寸法は、0.1〜15μm(好ましくは、5〜10μm)である。
第2透明フィルム100bは、図1A、図1B及び図2Bに示すように、PETフィルム等の可撓性を有する透明な矩形状の樹脂フィルムである。第2透明フィルム100bのY方向の寸法は、第1透明フィルム100aの本体部110aのY方向の寸法と略同じである。第2透明フィルム100bのX方向の寸法は、第1透明フィルム100aの本体部110aのX方向の寸法よりも小さい。第2透明フィルム100bの厚み寸法は、20〜200μm(好ましくは、75〜125μm)である。第2透明フィルム100bは、第1面101bと、その裏側の第2面102bとを有している。
第1面101bは、第1透明フィルム100aの本体部110aの第1面111aに透明な接着剤X1により固着されている。接着剤X1(第1接着層)の厚み寸法は、20〜200μm(好ましくは、50〜100μm)である。第2面102bは、中央領域102b1と、中央領域102b1の周りの枠状の外周領域102b2とを有している。中央領域102b1は、第1透明フィルム100aの第1面111aの第1領域111a1と略同じ矩形状の領域である。外周領域102b2は、第2面102bの中央領域102b1の周りの領域であって、第1透明フィルム100aの第1面111a上の加飾部400に相当する領域である。なお、中央領域102b1及び外周領域102b2は、説明の便宜上、第2面102bを区画したものであって、第2面102b上に両領域を示す物理的な区切りは存在しない。
第2透明電極200bは、図1A、図1B及び図2Bに示すように、第2透明フィルム100bの第2面102bの中央領域102b1上にX方向に間隔をあけて配設され且つY方向に延びた長尺状の透明導電膜である。第2透明電極200bのY方向の両端部は第1面101bの外周領域102b2に延びている。第2透明電極200bは、第1透明電極200aに対して平面位置的に直角に交差している。第2透明電極200bはITO(酸化インジウム+酸化錫)、IZO(酸化インジウム+酸化亜鉛)、AZO(AIドープ酸化亜鉛)、導電性高分子(PEDOT)又はPSS等で構成されている。
第2引き出し線300bは、図1A、図1B及び図2Bに示すように、第2透明フィルム100bの第2面102bの外周領域102b2上に間隔をあけて配設されている。この第2引き出し線300bは、銀等の長尺状の導電金属で構成されている。第2引き出し線300bは、第1、第2端部を有している。第2引き出し線300bは、第1端部が第2透明電極200bのY方向の前記両端部の何れか一方に接続され、第2端部が第2透明フィルム100bの第2面102bの図2Bの図示左側の2つの角部の何れか一方に位置するように引き回されている。第1透明フィルム100aの第1面101bの外周領域102b2が第1面111aの第2領域111a2に対向しているので、外周領域102b2上の第2引き出し線300bは第2領域111a2上の加飾部400により覆われている。
カバーフィルム500は、PETフィルム等の可撓性を有する矩形状の透明な樹脂フィルムである。このカバーフィルム500は、第2透明フィルム100bの第2面102bに透明な接着剤X2により固着されている。カバーフィルム500のY方向の寸法は、第2透明フィルム100bのY方向の寸法と略同じである。カバーフィルム500のX方向の寸法は、第2透明フィルム100bのX方向の寸法よりも小さい。カバーフィルム500の厚み寸法は20〜200μm(好ましくは、50〜100μm)である。接着剤X2(第2接着層)の厚み寸法は、20〜200μm(好ましくは、50〜100μm)である。カバーフィルム500は、カバーフィルム500が第2透明フィルム100bの第2面102bに接着された状態で、第2透明フィルム100bの第2面102bの外周領域102b2の図示左側端部(前記2つの角部を含む。)がカバーフィルム500から露出している。
FPC600は、長さ方向の第1、第2端部を有している。前記第1端部は、図1A及び図1Bに示すように、第1接続部610と、第1接続部610の両端から延設された一対の第2接続部620とを有している。第1接続部610は、第1透明フィルム100aの延長部120aの第1面121a(配線面)上に異方性導電膜を用いて圧着され、第1引き出し線300aに接続されている。各第2接続部620は、第2透明フィルム100bの第2面102bの上記角部に異方性導電膜を用いて圧着され、第2引き出し線300bに接続されている。第1接続部610は延長部120a上の第1引き出し線300aを、第2接続部620は、前記角部上の第2引き出し線300bを部分的に覆っている。延長部120a上の第1引き出し線300aの露出部分及び前記角部上の第2引き出し線300bの露出部分は、封止剤が塗布される又は圧着時に異方性導電膜で覆う等して保護されることが好ましい。前記FPC600の第2端部は図示省略されている。
以下、上述した構成のタッチパネルTの製造工程について図3A〜図4Eを参照しつつ説明する。なお、ここでは、第1、第2透明電極200a、200b及び第1引き出し線300aはITOで構成されているものとし、第2引き出し線300bは銀で構成されているものとする。
まず、本体部110aの第1面111a及び延長部120aの第1面121a上にITO膜が形成された第1透明フィルム100aを用意する。その後、ITO膜を、エッチング等の周知の手法でパターニングする。これにより、図3A及び図4Aに示すように、本体部110aの第1面111aの第1領域111a1上に複数の第1透明電極200aが形成され、本体部110aの第1面111aの第2領域111a2及び延長部120aの第1面121a上に複数の第1引き出し線300aが第1透明電極200aに連続するように形成される。その後、図3B及び図4Bに示すように、本体部110aの第1面111aの第2領域111a2上にスクリーン印刷又はグラビア印刷を行う。これにより、加飾部400が第2領域111a2上に形成され、第1引き出し線300aの一部が加飾部400に覆われる。
その一方で、第2面102b上にITO膜が形成された第2透明フィルム100bを用意する。その後、第1透明フィルム100aと同様の手法で、ITO膜をパターニングする。これにより、図3C及び図4Cに示すように、複数の第2透明電極200bが第2面102bの中央領域102b1上に形成される。
その後、図3D及び図4Dに示すように、第2透明フィルム100bの第2面102bの外周領域102b2上に銀で配線印刷を行う。これにより、複数の第2引き出し線300bが外周領域102b2上に形成される。このとき、第2引き出し線300bの第1端部が第2透明電極200bの両端部の何れか一方の上に重なるように印刷され、第2引き出し線300bと第2透明電極200bとが電気的に接続される。
上述の通り、第1透明電極200a、第1引き出し線300a及び加飾部400が第1透明フィルム100aに形成され、第2透明電極200b及び第2引き出し線300bが第2透明フィルム100bに形成された後、図3E及び図4Eに示すように、第2透明フィルム100bの第1面101bを第1透明フィルム100aの本体部110aの第1面111aに接着剤X1で接着させ、第2透明フィルム100bの第2面102bにカバーフィルム500を接着剤X2で接着させる。
その後、FPC600の第1接続部610を第1透明フィルム100aの延長部120aの第1面121a上に、一対の第2接続部620を第2透明フィルム100bの上記角部上に、異方性導電膜を用いて圧着する。これにより、第1接続部610が第1引き出し線300aに各々接続され、第2接続部620が第2引き出し線300bに各々接続される(図1A及び図1B参照)。
上述の通り製造されたタッチパネルTは、図5A及び図5Bに示されるように、電子機器のケースに収容される。電子機器は、タッチパネルTが搭載される携帯端末装置やディスプレイ装置等である。ケースは、図示しない下ケースと、下ケースに組み合わされる上ケース10とを有している。上ケース10は絶縁樹脂製の略矩形状のフレームである。この上ケース10の中央部には、当該上ケース10を上下に貫通する略矩形状の収容孔11が開設されている。上ケース10の収容孔11の周縁部には、支持部12が突設されている。タッチパネルTは、図5Cに示すように第1透明フィルム100aの延長部120aが本体部110aに対して略直角に折り曲げられた状態で、収容孔11に収容され、支持部12に支持される。この状態で、タッチパネルTは上ケース10に両面テープで接着されたり、封止剤でタッチパネルTと収容孔11の周壁面との間の隙間を封止されたりすることにより上ケース10に固着される。FPC600の第2端部が電子機器の制御部に接続される。なお、図5Bでは、タッチパネルTの内部構造は図示省略されている。
以下、タッチパネルTの使用方法について説明する。まず、第1透明フィルム100aの第2面112a(外面)が指(検出対象物)で触れられると、指の接近に応じて、当該指に最も近い第1、第2透明電極200a、200b間の静電容量が変化する。この静電容量の変化を上記制御部が検出することにより、指の位置が特定される。すなわち、タッチパネルTは、相互容量方式を用いて指の位置が検出されるようになっている。
以上のようなタッチパネルTによる場合、第1透明フィルム100aの内面である第1面111aの第2領域111a2上に加飾部400が設けられているので、従来例のタッチパネルのように加飾部を覆う保護フィルムを必要としない。よって、タッチパネルTは、保護フィルムの分、タッチパネルTの厚みを低減することができる。また、タッチパネルTは、保護フィルムの分、部品点数を低減することができるので、低コスト化を図ることができる。しかも、タッチパネルTは、保護フィルムで光が減衰しないので、当該タッチパネルTの透明部分の光の透過率が0.5%向上した。
更に、タッチパネルTは次の点で製造の簡単化を図ることができ、低コスト化を図ることができる。第1透明電極及び加飾部が第1透明フィルムの異なる面に設けられている場合、第1透明電極及び第1引き出し線を第1透明フィルムの一方の面に形成した後に、第1透明フィルムを裏返し、加飾部を第1透明フィルムの他方の面に形成する必要がある。しかし、タッチパネルTは、第1透明電極200a、第1引き出し線300a及び加飾部400が第1透明フィルム100aの第1面111a(同一面)に設けられているので、第1透明フィルム100aを裏返す必要がなく、第1透明電極200a、第1引き出し線300a及び加飾部400を第1透明フィルム100aに簡単に形成することができる。
なお、上述したタッチパネルTは、上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載の範囲において、任意に設計変更することが可能である。以下、詳しく述べる。
上記実施の形態では、第1透明基材は、第1透明フィルム100aであるとしたが、第1、第2領域を有する第1面を有する透明な部材である限り任意に設計変更することが可能である。例えば、第1透明基材としては、第1、第2領域を有する第1面を有する透明なガラス基板や樹脂基板等を用いることが可能である。上記実施の形態では、第2の透明基材は、第2透明フィルム100bであるとしたが、前記第1透明基材の第1面に対向する第1面と、前記第1面の裏側の第2面とを有する限り任意に設計変更することが可能である。例えば、第2透明基材としては、前記第1透明基材の第1面に対向する第1面と、前記第1面の裏側の第2面とを有する透明なガラス基板や樹脂基板等を用いることが可能である。
上記実施の形態では、第1透明フィルム100aは、本体部110aと延長部120aとを有するとしたが、少なくとも本体部110aを有している限り任意に設計変更することが可能である。
上記実施の形態では、外部接続手段としてFPC600を用いるとしたが、これに限定されるものではない。例えば、図6Aに示すタッチパネルT’のように、第1、第2透明フィルム100a’、110b’の第1、第2延長部120a’、120b’を外部接続手段として用いることが可能である。具体的には、第1、第2透明フィルム100a’、110b’は、図6B及び図6Cに示すように、第1、第2本体部110a’、110b’と、第1、第2延長部120a’、120b’を有している。第1本体部110a’は本体部110aと同じ構成である。第1延長部120a’は、第1本体部110a’の端部に連設された底面視略凸字状である。第1延長部120a’は、凸部と、第1面121a’(配線面)とを有している。第1面121a’は、第1本体部110a’の第1面111a’に連続している。複数の第1透明電極200aは、第1面111a’の第1領域111a1’上に上記実施の形態と同様に形成されている。複数の第1引き出し線300a’は、ITO等の第1透明電極200aと同じ素材で構成された基部310a’と、これに接続された銀などの導電金属320a’とを有している。基部310a’は、第1本体部110a’の第1面111a’の第2領域111a2’及び第1延長部120a’の第1面121a’上に設けられ且つ第1透明電極200aに連続している。導電金属320a’は、第1延長部120a’の第1面121a’上に設けられている。導電金属320a’は長さ方向の第1、第2端部を有しており且つ前記第1端部が基部310a’に接続され、前記第2端部が第1延長部120a’の凸部上に位置するように引き回されている。加飾部400は、上記実施の形態と同様に、第1面111a’の第2領域111a2’上に設けられ、基部310a’の一部を覆っている。
第2本体部110b’は、第1面と、その裏側の第2面111b’とを有している。第2面111b’は、中央領域102b1に相当する中央領域111b1’と、外周領域102b2に相当する外周領域111b2’とを有している。第2延長部120b’は、第2本体部110b’の端部に連設されている。第2延長部120b’は、2つの凸部と、第1面と、第2面121b’(配線面)とを有している。第2面121b’は、第2本体部110b’の第2面111b’に連続している。複数の第2透明電極200bは、上記実施の形態と同様に、中央領域111b1’上に設けられている。複数の第2引き出し線300b’は、第2引き出し線300bと同じ素材で、第2本体部110b’の第2面111b’の外周領域111b2’及び第2延長部120b’の第2面121b’上に設けられている。第2引き出し線300b’は、長さ方向の第1、第2端部を有しており且つ前記第1端部が第2透明電極200bの端部に接続され、前記第2端部が第2延長部120b’の前記凸部の何れか一方の上に位置するように引き回されている。第1本体部110a’の第1面111a’と第2本体部110b’の第1面とは接着され、図6Aに示すように第1延長部120a’の凸部が第2延長部120b’の凸部の間に位置する。この第1、第2延長部120a’、120b’の凸部が電子機器の制御部に接続され、外部接続手段として機能するので、タッチパネルT’は、外部接続手段を別途備える場合に比べて、部品点数の低減を図ることができ、低コスト化を図ることができる。なお、図6Aにおいて、第2本体部110b’の第2面111b’に、上記実施の形態と同様に接着されるカバーフィルムが図示省略されている。
上記実施の形態では、第1引き出し線300aは、第1透明電極200aと同じ素材で構成されているとしたが、これに限定されるものではない。例えば、第1引き出し線は、上述した第1引き出し線300a’のような構成とすることが可能である。この場合、第1引き出し線300a’の抵抗値が、ITOのみで構成される引き出し線の抵抗値に比べて低くすることができるので、第1引き出し線300a’を前記引き出し線よりも長くすることが可能になる。また、第1引き出し線は、透明でなくても良い。例えば、第1透明フィルム100aの図5A及び図5の支持部12等に支持される部分に形成された第1引き出し線の一部を前記導電金属で構成し、不透明とすることが可能である。
上記実施の形態では、第2引き出し線300bは、銀などの導電金属で構成されているとしたが、これに限定されるものではない。例えば、第2引き出し線は、第1引き出し線300a’と同様の構成とすることが可能あるし、ITO等の第1透明電極200aと同じ素材で構成することも可能である。
上述した第1引き出し線300a、300a’は、加飾部400に部分的に覆われているとしたが、これに限定されるものではない。第1引き出し線は加飾部上に設けることが可能である。また、上記第2引き出し線300bは全体的に加飾部400に覆われており、上記第2引き出し線300b’は加飾部400に部分的に覆われているとしたが、第2引き出し線が加飾部に覆われている否かは任意に設計変更することが可能である。すなわち、第2引き出し線は、加飾部に覆われていなくても良い。
上記実施の形態では、加飾部400は、第1透明フィルム100aの本体部110aの第1面111aの第2領域111a2上にスクリーン印刷又はグラビア印刷により形成されているとしたが、第1透明基材の第1面の第2領域を加飾し得る限り形成方法は任意に変更することが可能である。
上記実施の形態では、複数の第1透明電極200aは、本体部110aの第1面111aの第1領域111a1上にY方向に間隔をあけて配設され且つX方向に延びた長尺状の透明導電膜であるとしたが、第1透明基材の第1面の第1領域に間隔をあけて設けられている限り任意に設計変更することが可能である。
上述した複数の第2透明電極200bは、第2透明フィルム100bの第2面に設けられ且つ第1透明電極200aに対して平面位置的に直角に交差しているとした。しかし、複数の前記第2透明電極は、前記第2透明基材の第1面又は第2面に設けられ且つ前記第1透明電極に対して平面位置的に交差する限り任意に設計変更することが可能である。例えば、図7に示すように、第2透明電極200b及び第2引き出し線300bが、第2透明フィルム100b’’の第1面101b’’に設けられている場合、第2透明フィルム100b’’の第1面101b’’と第1透明フィルム100aの本体部110aの第1面111aとの間に絶縁層700が設けられている。この絶縁層700は、第1面101b’’上の複数の第2透明電極200bと第1面111a上の複数の第1透明電極200aとの間を絶縁している。この場合、FPC600’が第1、第2透明フィルム100a、100b’’の第1、第2延長部120a、120b’’の第1面121a、121b’’に固着され、第1、第2引き出し線300a、300b’’に接続される。接着剤X1、X2及びカバーフィルム500は不要である。この場合も、第1、第2延長部120a、120b’’を外部接続手段として用いることが可能である。なお、図7中の122b’’は、第2延長部120b’’の第1面121b’’の裏側の第2面である。
上記実施の形態では、第1、第2透明電極200a、200b間に静電容量が形成されており、当該静電容量の変化(すなわち、相互容量方式)によりタッチ位置が検出されるとしたが、これに限定されるものではない。例えば、第1透明フィルム100a第2面112aが指で触れられると、指に最も近い第1の透明電極200aと該指との間に静電容量が発生すると共に、前記指に最も近い第2の透明電極200bと該指との間に静電容量が発生する。これに伴って、前記指に最も近い第1、第2の透明電極200a、200bの間の静電容量が他に比べて高くなる容量変化を検出する(いわゆる自己容量方式)ことにより、指の位置が特定されるように設計変更することも可能である。
上述した第1領域111a1は第1透明フィルム100aの本体部110aの第1面111aの中央領域、上述した第2領域111a2は本体部110aの第1面111aの中央領域の周りの外周領域であるとしたが、これに限定されるものではない。第1、第2領域は、第1透明基材の第1面上において任意に設定することが可能である。なお、第1透明フィルム100a’も同様である。
上記実施の形態では、カバーは、第2透明フィルム100bの第2面102bに固着される透明なカバーフィルム500であるとしたが、第2透明基材の第2面に固着され且つ当該第2面に設けられた第2透明電極を覆う限り任意に設計変更することが可能である。また、上述したように第2透明電極が第2透明基材の第1面に設けられる場合、又はタッチパネルが電子機器のケースに収容されることにより、第2透明基材の第2面に設けられた第2透明電極が保護され得る場合には、前記カバーを省略することができる。さらには、前記カバーは、第2透明フィルムの第2面に対向する対向面の一部に1若しくは複数のシールド電極が設けられた構成とすることが可能であり、又は前記対向面の全面にシールド電極が設けられた構成とすることが可能である。前記カバーとしては、例えば、前記対向面に前記シールド電極が設けられた透明フィルム等を用いることが可能である。前記透明フィルムの前記対向面が、カバーフィルム500の代わりに、第2透明フィルム100b、100b’の第2面に接着剤などで固着される。この場合、シールド電極により、本タッチパネルに対する他の装置のノイズが抑制される。前記他の装置としては、前記電子機器に内蔵される液晶表示装置等がある。
なお、上記実施の形態では、タッチパネルの各構成部材を構成する素材、形状、寸法、数及び配置等はその一例を説明したものであって、同様の機能を実現し得る限り任意に設計変更することが可能である。上述した第1、第2延長部は、上記実施の形態と同様に、何れか一方とすることが可能である。なお、本発明は、第1透明フィルムの第2面に保護フィルムが接着されたものを除外するものではない。
100a・・・・第1透明フィルム(第1透明基材)
110a・・・本体部(第1本体部)
111a・・第1面(第1透明基材の第1面)
111a1・第1領域
111a2・第2領域
112a・・第2面
120a・・・延長部(第1延長部)
121a・・・第1面(配線面)
122a・・・第2面
100b・・・・第2透明フィルム(第2透明基材)
101b・・・第1面
102b・・・第2面
200a・・・・第1透明電極
200b・・・・第2透明電極
300a・・・・第1引き出し線
300b・・・・第2引き出し線
400・・・・・加飾部
500・・・・・カバーフィルム(カバー)
600・・・・・FPC(外部接続手段)

Claims (11)

  1. 第1、第2領域を有する第1面を有する第1透明基材と、
    前記第1透明基材の第1面に対向する第1面と、前記第1面の裏側の第2面とを有する第2透明基材と、
    前記第1透明基材の第1面の第1領域に設けられた複数の第1透明電極と、
    前記第2透明基材の第1面又は第2面に設けられ且つ前記第1透明電極に対して平面位置的に交差する複数の第2透明電極と、
    前記第1透明基材の第1面の第2領域に設けられた加飾部とを備えているタッチパネル。
  2. 請求項1記載のタッチパネルにおいて、
    カバーを更に備えており、
    前記第2透明電極が前記第2透明基材の第2面に設けられており、
    前記第1透明基材の第1面と前記第2透明基材の第1面とが固着されており、
    前記カバーは、前記第2透明基材の第2面に固着され且つ当該第2面上の前記第2透明電極を覆うタッチパネル。
  3. 請求項1記載のタッチパネルにおいて、
    絶縁層を更に備えており、
    前記第2透明電極が前記第2透明基材の第1面に設けられており、
    前記絶縁層は、前記第1透明基材の第1面と前記第2透明基材の第1面との間に設けられ且つ前記第1透明電極と前記第2透明電極との間を絶縁するタッチパネル。
  4. 請求項1又は2記載のタッチパネルにおいて、
    前記第1透明基材の第1面の第2領域上に設けられ且つ前記第1透明電極に接続された複数の第1引き出し線と、
    前記第2透明基材の第2面上に設けられ且つ前記第2透明電極に接続された複数の第2引き出し線とを更に備えているタッチパネル。
  5. 請求項1又は3記載のタッチパネルにおいて、
    前記第1透明基材の第1面の第2領域上に設けられ且つ前記第1透明電極に接続された複数の第1引き出し線と、
    前記第2透明基材の第1面上に設けられ且つ前記第2透明電極に接続された複数の第2引き出し線とを更に備えているタッチパネル。
  6. 請求項4又は5記載のタッチパネルにおいて、
    前記第1、第2引き出し線に接続された外部接続手段を更に備えているタッチパネル。
  7. 請求項4記載のタッチパネルにおいて、
    前記第1透明基材は、第1本体部と、この第1本体部に連設された第1延長部とを有しており、
    前記第1本体部は、前記第1透明基材の前記第1面を有しており、
    前記第1延長部は、前記第1本体部の前記第1面に連続する配線面を有しており、
    前記第1引き出し線は、前記第1本体部の前記第1面の第2領域から前記第1延長部の前記配線面に延存しているタッチパネル。
  8. 請求項4又は7記載のタッチパネルにおいて、
    前記第2透明基材は、第2本体部と、この第2本体部に連設された第2延長部とを有しており、
    前記第2本体部は、前記第2透明基材の前記第1面及び第2面を有しており、
    前記第2延長部は、前記第2本体部の前記第2面に連続する配線面を有しており、
    前記第2引き出し線は、前記第2本体部の前記第2面から前記第2延長部の前記配線面上に延存しているタッチパネル。
  9. 請求項2記載のタッチパネルにおいて、
    前記カバーに設けられたシールド電極を更に備えているタッチパネル。
  10. 請求項1〜9の何れかに記載のタッチパネルにおいて、
    前記第1透明基材の第1領域は、当該第1透明基材の第1面の中央領域であり、
    前記第1透明基材の第2領域は、当該第1透明基材の第1面の中央領域の周りの外周領域であるタッチパネル。
  11. 請求項1〜10の何れかに記載のタッチパネルを備えた電子機器。
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