JP2012202435A - リニアソレノイドバルブ - Google Patents

リニアソレノイドバルブ Download PDF

Info

Publication number
JP2012202435A
JP2012202435A JP2011065402A JP2011065402A JP2012202435A JP 2012202435 A JP2012202435 A JP 2012202435A JP 2011065402 A JP2011065402 A JP 2011065402A JP 2011065402 A JP2011065402 A JP 2011065402A JP 2012202435 A JP2012202435 A JP 2012202435A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
spool
feedback
solenoid valve
communication hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011065402A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruki Yamamoto
晴樹 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd filed Critical Aisin AW Co Ltd
Priority to JP2011065402A priority Critical patent/JP2012202435A/ja
Publication of JP2012202435A publication Critical patent/JP2012202435A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

【課題】流量制御型電磁比例ソレノイドバルブに於いて、出力圧のヒステリシスを抑制すると共に応答性を改善する弁構造を提供する。
【解決手段】調圧バルブ部40に第1のフィードバック室57と第2のフィードバック室58の二つのフィードバック室を形成すると共に排出ポート55を形成し、調圧バルブ部40のフィードバック力を強弱2段階に切り替えが可能なフィードバック力切替機構70をスプール60に内蔵する。これにより、ヒステリシスは第2のフィードバック室58の第2のフィードバック力に起因する分だけに抑えられ、ヒステリシスを抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、中空のスリーブと、該スリーブ内を摺動して開弁開度を調整することにより入力圧を調圧して出力可能なスプールと、前記スプールを押圧して移動させるソレノイド部と、該ソレノイド部から前記スプールへの押圧方向とは逆方向に該スプールを付勢する付勢部材とを備えるリニアソレノイドバルブに関する。
従来、この種のリニアソレノイドバルブとしては、入力ポートと出力ポートとが形成されたスリーブとスリーブ内に摺動自在に嵌挿された中空の第1スプールと第1スプールを付勢する第1スプリングとを有するバルブ部と、第1スプリングの付勢力に抗して第1スプールを押圧する推力を発生させるソレノイド部と、を備え、第1スプールの隣接するランド間の径差が生じている部分に入力ポートと出力ポートとの間の開口量を絞る方向に第1スプールを押圧するためのフィードバック油室が形成されたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このリニアソレノイドバルブでは、出力圧をフィードバック油室に導入するためのフィードバック圧導入油路と、フィードバック油室内の油を排出するためのドレンポートとを形成し、第1スプール内部に、出力圧によって作動してフィードバック圧導入油路とフィードバック室との連通と遮断とを行なうと共にフィードバック油室とドレンポートとの連通と遮断とを行なう内部バルブ部を設ける。これにより、出力圧が低い低油圧出力領域では内部バルブ部がフィードバック室とドレンポートとの連通を遮断して出力圧をフィードバック油室に導入することにより第1スプールに対してフィードバック力を作用させ、出力圧が高い高油圧出力領域では内部バルブ部が出力圧がフィードバック油室に導入されるのを遮断すると共にフィードバック油室とドレンポートとを連通させることによりフィードバック力を完全に遮断している。
特開2009−8158号公報
上述したリニアソレノイドバルブでは、低油圧出力領域では、第1スプールに対して第1スプリングの付勢力とフィードバック力との合力に抗する力をソレノイド部から発生させる必要が生じるが、高油圧出力領域では、フィードバック力が完全に遮断されるため、第1スプールは第1スプリングからの付勢力だけに抗する力をソレノイド部から発生させればよく、ソレノイド部の消費電力の低減を図ることができる。しかしながら、この場合、ソレノイド部に印加する電流に対する出力圧の特性としては、低油圧出力領域から高油圧出力領域へ移行する場合と高油圧出力領域から低油圧出力領域に移行する場合とで大きく異なるものとなり、出力圧のヒステリシスが大きくなる。大きなヒステリシスは、出力圧の応答性に悪影響を与えるから、できる限り小さくすることが望ましい。
本発明のリニアソレノイドバルブは、出力圧のヒステリシスを抑制することを主目的とする。
本発明のリニアソレノイドバルブは、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のリニアソレノイドバルブは、
中空のスリーブと、該スリーブ内を摺動して開弁開度を調整することにより入力圧を調圧して出力可能なスプールと、前記スプールを押圧して移動させるソレノイド部と、該ソレノイド部から前記スプールへの押圧方向とは逆方向に該スプールを付勢する付勢部材とを備えるリニアソレノイドバルブであって、
前記スリーブと前記スプールとにより区画され、出力圧を導入すると共に該導入した出力圧により開弁開度を小さくする方向に前記スプールを押圧する第1のフィードバック室と、
前記スリーブと前記スプールとにより区画され、前記第1のフィードバック室と連絡通路を介して接続され、該第1のフィードバック室から前記出力圧を導入すると共に該導入した出力圧により開弁開度を小さくする方向に前記スプールを押圧する第2のフィードバック室と、
前記出力圧が所定圧未満のときには前記連絡通路を開放し、前記出力圧が前記所定圧以上のときには前記連絡通路を遮断する遮断機構と、
が形成されてなることを要旨とする。
この本発明のリニアソレノイドバルブでは、スリーブとスプールとにより区画され出力圧を導入すると共に導入した出力圧により開弁開度を小さくする方向にスプールを押圧する第1のフィードバック室と、スリーブとスプールとにより区画され第1のフィードバック室と連絡通路を介して接続され第1のフィードバック室から出力圧を導入すると共に導入した出力圧により開弁開度を小さくする方向にスプールを押圧する第2のフィードバック室と、出力圧が所定圧未満のときには連絡通路を開放し出力圧が所定圧以上のときには連絡通路を遮断する遮断機構と、を形成する。これにより、調圧時には第1のフィードバック室からのフィードバック力と第2のフィードバック室からのフィードバック力とがスプールに作用し、非調圧時(出力圧が最大のとき)には第1のフィードバック室からのフィードバック力だけをスプールに作用するから、フィードバック力を出力圧に応じて2段階に設定することができ、非調圧時にフィードバック力を完全に遮断するものに比して、出力圧のヒステリシスを抑制することができる。もとより、非調圧時には調圧時に比してフィードバック力を小さくできるから、ソレノイド部の消費電力をより低減させたりソレノイド部を小型化することができる。
こうした本発明のリニアソレノイドバルブにおいて、前記第2のフィードバック室には、室内の作動流体を排出するための排出通路が接続され、前記遮断機構は、前記出力圧が所定圧未満のときにはさらに前記排出通路を遮断し、前記出力圧が前記所定圧以上のときにはさらに前記排出通路を開放するものとすることもできる。こうすれば、非調圧時に第2のフィードバック室の作動流体を排出通路から排出することができる。
また、本発明のリニアソレノイドバルブにおいて、前記遮断機構は、第1の方向と該第1の方向とは逆向きの第2の方向の両方向に移動が可能で前記出力圧を受圧して該第2の方向に付勢され該第1の方向に移動しているときに前記連絡通路を開放し該第2の方向に移動しているときに前記連絡通路を遮断する可動部材と、該可動部材を前記第1の方向に付勢する第2の付勢部材と、を備える機構であり、前記第2の付勢部材は、前記出力圧が前記所定圧未満のときには前記可動部材を前記第1の方向に移動させ、前記出力圧が前記所定圧以上のときには前記可動部材を前記第2の方向に移動させるよう付勢力が設定されてなるものとすることもできる。
遮断機構が可動部材と第2の付勢部材とを備える態様の本発明のリニアソレノイドバルブにおいて、前記スプールは、前記遮断機構が内蔵される中空部と、該中空部と前記第1のフィードバック室とを連通する第1の連通孔と、前記中空部と前記第2のフィードバック室とを連通する第2の連通孔とが形成され、前記遮断機構は、前記可動部材の一つとしてのボールと、前記連絡通路の一部をなし前記第1の連通孔に連通し前記ボールが内蔵されたボール室と、前記第2の付勢部材が内蔵された付勢部材室と、前記連絡通路の一部をなし前記ボールの直径よりも狭い通路で前記ボール室と前記付勢部材室とを連通すると共に前記第2の連通孔と連通する室間通路と、前記可動部材の一つとして前記付勢部材室に内蔵され前記第2の付勢部材からの付勢を受ける台座部と該台座部から前記室間通路を隙間をもって貫通して先端が前記ボールに当接される軸部とを有する有軸可動部材と、を備え、前記有軸可動部材は、前記第1の方向に移動しているときに前記軸部の先端部が前記ボール室に突出して前記室間通路の前記ボール室側の開口部を開放すると共に前記台座部が前記室間通路の前記付勢部材室側の開口部を閉塞することにより前記第1の連通孔と前記第2の連通孔とを連通し、前記第2の方向に移動しているときに前記軸部の先端が前記室間通路内に引き込まれて前記ボールが前記室間通路の前記ボール室側の開口部を閉塞すると共に前記台座部が前記室間通路の前記付勢部材室側の開口部を開放することにより前記第1の連通孔と前記第2の連通孔との連通を遮断するよう形成されてなるものとすることもできる。こうすれば、第1のフィードバック室と第2のフィードバック室とを接続する連絡通路の開放と遮断とを行なうことができる。この場合、前記スプールは、作動流体を排出するための排出口と前記中空部とを連通する第3の連通孔が形成され、前記付勢部材室は、前記第3の連通孔に連通してなるものとすることもできる。こうすれば、非調圧時に第2のフィードバック室の作動流体を排出通路から排出することができる。さらにこの場合、前記第2のフィードバック室と前記排出口は、互いに隣接した位置に形成され、前記第2の連通孔と前記第3の連通孔は、前記スプールの側面に径方向に形成された貫通孔であるものとすることもできるし、前記第2のフィードバック室と前記排出口は、前記入力ポートと前記出力ポートと前記ドレンポートとを隔てた位置に形成され、前記第2の連通孔は、前記スプールの側面に径方向に形成された貫通孔であり、前記第3の連通孔は、前記付勢部材室から前記排出口の位置まで前記スプールの軸中心に形成された中心孔と、前記排出口の位置で前記スプールの側面に径方向に形成された貫通孔とからなる孔であるものとすることもできる。
また、遮断機構が可動部材と第2の付勢部材とを備える態様の本発明のリニアソレノイドバルブにおいて、前記スプールは、前記遮断機構が内蔵される中空部と、該中空部と前記第1のフィードバック室とを連通する第1の連通孔と、前記中空部と前記第2のフィードバック室とを連通する第2の連通孔とが形成され、前記遮断機構は、前記可動部材として前記スプールの中空部内を摺動可能で側面に前記連絡通路をなす連通用の溝が形成され一端側の端面が前記出力圧の受圧面となるよう前記中空部に流体圧室を形成すると共に他端側の端面で前記第2の付勢部材からの付勢力を受ける第2のスプールと、前記出力圧を前記流体圧室に導入する出力圧導入通路と、を備え、前記第2のスプールは、前記第1の方向に移動しているときに前記第1の連通孔と前記第2の連通孔とを連通し、前記第2の方向に移動しているときに前記第1の連通孔と前記第2の連通孔との連通を遮断するよう前記連通用の溝が形成されてなるものとすることもできる。こうすれば、第1のフィードバック室と第2のフィードバック室とを接続する連絡通路の開放と遮断とを行なうことができる。この場合、前記スプールは、作動流体を排出するための排出口と前記中空部とを連通する第4の連通孔が形成され、前記第2のスプールは、前記第1の方向に移動しているときにさらに前記第2の連通孔と前記第4の連通孔との連通を遮断し、前記第2の方向に移動しているときにさらに前記第2の連通孔と前記第4の連通孔とを連通するよう前記連通用の溝が形成されてなるものとすることもできる。こうすれば、非調圧時に第2のフィードバック室の作動流体を排出通路から排出することができる。さらにこれらの場合、前記出力圧導入通路は、前記出力圧が前記第1のフィードバック室を介さずに直接導入されるよう前記スプールに形成されてなるものとすることもできるし、前記出力圧導入通路は、前記出力圧が前記第1のフィードバック室を介して導入されるよう前記第2のスプールに形成されてなるものとすることもできる。
本発明の一実施例としてのリニアソレノイドバルブ20の構成の概略を示す構成図である。 実施例のリニアソレノイドバルブ20を含む油圧回路の構成の概略を示す構成図である。 実施例のリニアソレノイドバルブ20の調圧時の動作および非調圧時の動作を説明する説明図である。 実施例のリニアソレノイドバルブ20のソレノイド電流と出力圧との関係を説明する説明図である。 ソレノイド部30のストロークと吸引力との関係を示す説明図である。 変形例のリニアソレノイドバルブ120の構成の概略を示す構成図である。 変形例のリニアソレノイドバルブ220の構成の概略を示す構成図である。 変形例のリニアソレノイドバルブ220の調圧時の動作および非調圧時の動作を説明する説明図である。 変形例のリニアソレノイドバルブ320の構成の概略を示す構成図である。 変形例のリニアソレノイドバルブ420の構成の概略を示す構成図である。
次に、本発明の実施の形態を実施例を用いて説明する。
図1は本発明の一実施例としてのリニアソレノイドバルブ20の構成の概略を示す構成図であり、図2はリニアソレノイドバルブ20を含む油圧回路の構成の概略を示す構成図である。実施例のリニアソレノイドバルブ20は、電磁コイル32への通電をオフしているときに閉弁するノーマルクローズ型のリニアソレノイドバルブとして構成されており、図1に示すように、電磁コイル32への通電を伴って推力(ソレノイド力)を発生させるソレノイド部30と、このソレノイド部30のソレノイド力とこれに対向するスプリング44のスプリング力およびフィードバック力との力の釣り合いにより開弁して入力した油圧を調圧して出力する調圧バルブ部40と、調圧バルブ部40のフィードバック力を強弱2段階に切り替えが可能なフィードバック力切替機構70と、を備える。このリニアソレノイドバルブ20は、例えば、オートマチックトランスミッションに組み込まれたクラッチやブレーキの油圧制御に用いられ、図2に示すように、ポンプ82によりストレーナ81を介して吸引されリニアソレノイドバルブ86による駆動制御を受けてレギュレータバルブ84により調圧された油圧(ライン圧)を入力ポート51を介して入力し調圧して出力ポート52を介してクラッチ88に供給する。
ソレノイド部30は、底付き円筒部材としてのソレノイドケース31と、ソレノイドケース31の内周側に配置され絶縁性のボビン32aに絶縁導線が巻回されてなる電磁コイル32と、ソレノイドケース31の開口端部に外周部が固定されたフランジ部34aとフランジ部34aの内径側から電磁コイル32の内周面に沿って軸方向に延伸された円筒部34bとからなる第1のコア34と、ソレノイドケース31の底部に配置され電磁コイル32の内周面に沿って第1のコア34の円筒部34bと所定間隔を隔てた位置まで軸方向に延伸された円筒状の第2のコア35と、第2のコア35の内周側に挿入され第1および第2のコア34,35の内周面を軸方向に摺動可能なプランジャ36と、第1のコア34の円筒部34bの内周側に挿入されプランジャ36の先端に当接すると共に円筒部34bの内周面を軸方向に摺動可能なシャフト38と、を備える。また、ソレノイド部30は、電磁コイル32からの端子がソレノイドケース31の外周部に形成されたコネクタ部39に配策されており、この端子を介して電磁コイル32への通電が行なわれる。
第1のコア34の円筒部34bは、外周面では先端に向かうほど外径が小さくなるようテーパ状に形成され、内周面ではシャフト38の外径よりも大きな外径のプランジャ36の先端部が嵌挿可能に段差部34cが形成されている。段差部34cには、プランジャ36が第1のコア34に直接当接しないよう非磁性材料により形成された環状のリング37が設けられている。
ケース31と第1のコア34と第2のコア35とプランジャ36は、いずれも純度の高い鉄などの強磁性材料により形成されており、第1のコア34の円筒部34bの端面と第2のコア35の端面との間の空間は、非磁性体として機能するよう形成されている。なお、この空間は、非磁性体として機能させればよいから、ステンレススチールや黄銅などの非磁性金属を設けるものとしても構わない。
ソレノイド部30では、電磁コイル32に通電すると、ソレノイドケース31,第2のコア35,プランジャ36,第1のコア34,ソレノイドケース31の順に電磁コイル32の周囲を周回するよう磁束が流れる磁気回路が形成され、これにより第1のコア34とプランジャ36との間に磁気吸引力が作用してプランジャ36が吸引される。前述したように、プランジャ36の先端には第1のコア34の内周面を軸方向に摺動可能なシャフト38が当接されているから、プランジャ36の吸引に伴ってシャフト38は前方に押し出される。
調圧バルブ部40は、図1に示すように、油路が形成されたバルブボディに組み込まれており、中空円筒状に形成され一端がソレノイド部30が接合されたスリーブ50と、スリーブ50の内部空間に挿入され一端がソレノイド部30のシャフト38の先端に当接されたスプール60と、スリーブ50の他端にねじ止めされたエンドプレート42と、エンドプレート42とスプール60の他端との間に設けられてスプール60をソレノイド部30側の方向へ付勢するスプリング44と、を備える。なお、エンドプレート42は、そのねじ込み量を調整することにより、スプリング44の付勢力を微調整することができるようになっている。
スリーブ50には、作動油を入力する入力ポート51と、入力ポート51から入力した作動油を出力する出力ポート52と、出力ポート52上の作動油をドレンするドレンポート53と、出力ポート52からスプール60を介して洩れた作動油を排出するための排出ポート54と、バルブボディの内壁とスリーブ50の外壁とにより形成されたフィードバック用油路56と、フィードバック用油路56を介して出力ポート52と連通する第1のフィードバック室57と、第1のフィードバック室57に接続された第2のフィードバック室58と、第2のフィードバック室58内の作動油を排出するための排出ポート55と、が形成されている。実施例では、エンドプレート42側から排出ポート55,第2のフィードバック室58,第1のフィードバック室57,入力ポート51,出力ポート52,ドレンポート53,排出ポート54の順に形成するものとした。
スプール60は、スリーブ50の内部に挿入された軸状部材として形成されており、図1に示すように、ソレノイド部30側のランド62と、ランド62とエンドプレート42側で隣接するランド64と、ランド64とエンドプレート42側で隣接しランド64の外径よりも小さな外径のランド66と、ランド66とエンドプレート42側で隣接しランド66の外径よりも小さな外径のランド68と、ランド62およびランド64の間の側面に互いのランド62,64から中央に向かうほど外径が小さくなるようテーパ状に形成され入力ポート51と出力ポート52とドレンポート53の各ポート間を連通可能な縮径部69と、二つのランド64,66間の側面に形成され両ランド64,66よりも外径が小さな縮径部65と、二つのランド66,68間の側面に形成され両ランド66,68よりも外径が小さな縮径部67と、を備える。ここで、スリーブ50におけるスプール60の縮径部65が位置する部位には第1のフィードバック室57が形成されており、第1のフィードバック室57に入力された油圧は二つのランド64,66の径差(受圧面積差)に応じた差圧によってフィードバック力としてスプリング44の付勢力と同方向にスプール60を押圧する。また、スリーブ50におけるスプール60の縮径部67が位置する部位には第2のフィードバック室58が形成されており、第2のフィードバック室58に入力された油圧は二つのランド66,68の径差(受圧面積差)に応じた差圧によってフィードバック力としてスプリング44の付勢力と同方向にスプール60を押圧する。
また、スプール60は、ランド66,68の内部に中空部61が形成されており、フィードバック力切替機構70は中空部61に内蔵されている。中空部61は、縮径部65に径方向に形成された貫通孔65aとこの貫通孔65aと軸中心で連通するよう形成された連通孔65bとを介して第1のフィードバック室57と連通しており、縮径部67に径方向に形成された貫通孔67aを介して第2のフィードバック室58と連通している。また、中空部61は、ランド68に径方向に形成された貫通孔68aを介して排出ポート55とも連通している。
フィードバック力切替機構70は、図1に示すように、二つの空間(ボール室74とスプリング室76)を区画すると共に、両空間を軸方向に連通する室間通路72aと、室間通路72aと縮径部67の貫通孔67aとを径方向に連通する貫通孔72bと、スプリング室76とランド68の貫通孔68aとを径方向に連通する貫通孔72cとが形成された円筒状のハウジング72と、ボール室74に収容されたボール73と、ボール室74に取り付けられ軸方向に縮径部65の連通孔65bとボール室74とを連通する連通孔78aが形成されたキャップ78と、スプリング室76に収容されたスプリング75と、スプリング室76に収容され裏面がスプリング75の付勢を受ける台座部77aと台座部77aの座面から室間通路72aをクリアランスをもって貫通して先端がボール室74に当接される軸部77bとからなる軸付き台座77と、スプール60のスプリング44側の端面に取り付けられスプリング44からの付勢を受けると共にスプリング室76の底部を形成してスプリング75を支持するスプリング受け79と、を備える。したがって、ボール室74は、キャップ78の連通孔78aと縮径部65の連通孔65bおよび貫通孔65aとを介して第1のフィードバック室57に連通し、室間通路72aは、ハウジング72の貫通孔72bと縮径部67の貫通孔67aとを介して第2のフィードバック室58に連通し、スプリング室76は、ハウジング72の貫通孔72cとランド68の貫通孔68aとを介して排出ポート55に連通する。なお、軸付き台座77は、座面の外周縁がテーパ状に面取りされている。
このフィードバック力切替機構70では、第1のフィードバック室57に作用している油圧がスプリング75の付勢力に打ち勝つ油圧未満のときには、スプリング75の付勢力によりスプリング75の伸張を伴って軸付き台座77が室間通路72aに押し付けられ、台座部77aの座面で室間通路72aのスプリング室76側の開口を閉塞し、軸部77bの先端部がボール室74に突き出されて室間通路72aのボール室74側の開口を開放する。このため、第2のフィードバック室58は、縮径部67の貫通孔67aと、ハウジング72の貫通孔72bおよび室間通路72aと、ボール室74と、キャップ78の連通孔78aと、縮径部65の連通孔65bおよび貫通孔65aとを順に介して第1のフィードバック室57と連通すると共に、排出ポート55との連通が遮断される。一方、第1のフィードバック室57に作用している油圧がスプリング75の付勢力に打ち勝つ油圧以上のときには、この油圧によりボール73が室間通路72aに押し付けられて室間通路72aのボール室74側の開口を閉塞し、スプリング75の収縮を伴って軸付き台座77の軸部77bが室間通路72a内に押し込まれると共に台座部77aの座面が室間通路72aから離されて室間通路72aのスプリング室76側の開口を開放する。このため、第2のフィードバック室58は、第1のフィードバック室57から遮断されると共に、縮径部67の貫通孔67aと、ハウジング72の貫通孔72bおよび室間通路72aと、スプリング室76と、ハウジング72の貫通孔72cと、ランド68の貫通孔68aとを順に介して排出ポート55に連通する。
次に、こうして構成された実施例のリニアソレノイドバルブ20の動作について説明する。図3は、実施例のリニアソレノイドバルブ20の動作を説明する説明図である。まず、コイル32への通電がオフされている場合を考える。この場合、スプール60はスプリング44の付勢力によりソレノイド部30側へ移動しているから、ランド64により入力ポート51が閉塞され縮径部69を介して出力ポート52とドレンポート53が連通された状態となる(図1参照)。したがって、出力圧はゼロとなる。このとき、フィードバック力切替機構70は、第1のフィードバック室57と第2のフィードバック室58とを連通すると共に第2のフィードバック室58と排出ポート55との連通を遮断した状態となっている。次に、電磁コイル32への通電がオンされると(調圧時)、コイル32に印加される電流の大きさに応じた吸引力で第1のコア34にプランジャ36が吸引され、これに伴ってシャフト38が押し出されてシャフト38の先端に当接されたスプール60を押圧する。これにより、入力ポート51と出力ポート52とドレンポート53とが互いに連通した状態となり、入力ポート51から入力された作動油は一部が出力ポート52に出力されると共に残余がドレンポート53に出力される(図3(a)参照)。この際、出力圧がスプリング75の付勢力に打ち勝つ油圧未満のときには、フィードバック力切替機構70は第1のフィードバック室57と第2のフィードバック室58とを連通すると共に第2のフィードバック室58と排出ポート55との連通を遮断した状態を維持しているから、スプール60には出力ポート52の出力圧に応じた第1のフィードバック室57からの第1のフィードバック力FB1と第2のフィードバック室58からの第2のフィードバック力FB2との合力がソレノイド部30側の方向に作用する。したがって、スプール60は、プランジャ36の推力(ソレノイド力FSOL)とスプリング44の付勢力(スプリング力FSP)と第1のフィードバック室57の第1のフィードバック力FB1と第2のフィードバック室58の第2のフィードバック力FB2とが丁度釣り合う位置で停止することになる。そして、電磁コイル32に印加される電流が更に大きくなると(非調圧時)、スプール60がエンドプレート42側の移動端まで移動し、入力ポート51と出力ポート52とが完全に連通されると共にランド64によりドレンポート53が閉塞される(図3(b)参照)。これにより、出力圧は最大となる。この際、出力圧がスプリング75の付勢力に打ち勝つ油圧以上となるため、フィードバック力切替機構70は第1のフィードバック室57と第2のフィードバック室58との連通を遮断すると共に第2のフィードバック室58と排出ポート55とを連通した状態となり、スプール60には出力ポート52の出力圧に応じて第1のフィードバック室57からの第1のフィードバック力FB1だけがソレノイド部30側の方向に作用する。したがって、スプール60は、ソレノイド力FSOLとスプリング力FSPと第1のフィードバック力FB1とが丁度釣り合う位置で停止することになる。
図4に、電磁コイル32に印加されるソレノイド電流Iに対する出力圧の特性を示し、図5に、ソレノイド部30の吸引力(ソレノイド力)に対するスプール60のストロークの特性を示す。なお、図4では、横軸の左端から中央までがソレノイド電流Iの0Aから最大電流Imax(A)までの上昇期間における特性を示し、中央から右端までが最大電流Imax(A)から0Aまでの下降期間における特性を示す。また、図5では、横軸の右端がスプール60のソレノイド部30側の移動端を示し、左端がスプール60のエンドプレート42側の移動端を示す。図示するように、電磁コイル32に印加されるソレノイド電流Iが電流I1に至るまでは第1のフィードバック力FB1と第2のフィードバック力FB2の合力とスプリング力FSPとに対向するソレノイド力を出力しながらスプール60をストロークさせるため、出力圧はソレノイド電流Iの上昇に対して比較的緩やかにリニアに上昇する。ソレノイド電流Iが電流I1に至ると、出力圧は第1のフィードバック室57と第2のフィードバック室58との連通を遮断すると共に第2のフィードバック室58と排出ポート55とを連通する油圧Pfbcに達するため、第2のフィードバック力FB2が抜ける。これにより、スプール60は直ちにエンドプレート42側の移動端まで移動し、出力圧は最大油圧Pmaxまでステップ的に急増する。そして、出力圧は、ソレノイド電流Iが電流I2未満となるまで、最大油圧Pmaxに維持される。ソレノイド電流Iが電流I2未満となると、さらに電流I3未満となるまで出力圧はリニアに下降する。ソレノイド電流Iが電流I3未満となると、出力圧は油圧Pfbcを下回って再び第1のフィードバック室57と第2のフィードバック室58とを連通すると共に第2のフィードバック室58と排出ポート55との連通を遮断するため、第1のフィードバック力FB1と第2のフィードバック力FB2の合力がフィードバック力としてスプール60に作用し、出力圧はステップ的に急減する。このように、ソレノイド電流Iを電流I1まで上昇させると、以降電流I2まで低下させても、出力圧は最大油圧Pmaxに維持されるから、ソレノイド部30に必要なソレノイド力を小さくすることができる。この結果、消費電力を抑制したり、ソレノイド部30の小型化を図ることができる。また、フィードバック力切替機構70によりフィードバック力を強弱2段階に切り替えることにより、ヒステリシスは第2のフィードバック力FB2に起因する分だけに抑えられる。
以上説明した実施例のリニアソレノイドバルブ20によれば、調圧バルブ部40に第1のフィードバック室57と第2のフィードバック室58の二つのフィードバック室を形成すると共に排出ポート55を形成し、出力圧が油圧Pfbc未満のとき即ち調圧時には第1のフィードバック室57と第2のフィードバック室58とを連通すると共に第2のフィードバック室58と排出ポート55との連通を遮断し、出力圧が油圧Pfbc以上のとき即ち非調圧時には第1のフィードバック室57と第2のフィードバック室58との連通を遮断すると共に第2のフィードバック室58と排出ポート55とを連通することにより、調圧バルブ部40のフィードバック力を強弱2段階に切り替えが可能なフィードバック力切替機構70をスプール60に内蔵するから、ヒステリシスは第2のフィードバック室58の第2のフィードバック力FB2に起因する分だけに抑えられ、ヒステリシスの発生を抑制することができる。もとより、非調圧時のフィードバック力を調圧時に比して低減するから、非調圧時にソレノイド部30に必要なソレノイド力を低減させることができ、消費電力をより低減させたり、ソレノイド部30を小型化したりすることができる。
実施例のリニアソレノイドバルブ20では、出力圧が油圧Pfbc以上のときに第2のフィードバック室58内の作動油を排出するための排出ポート55を第2のフィードバック室58と隣接した位置に形成するものとしたが、これに限られず、例えば、図6に示す変形例のリニアソレノイドバルブ120に示すように、出力圧が油圧Pfbc以上のときに第2のフィードバック室158内の作動油をソレノイド部30と調圧バルブ部40との接合部分に形成された排出ポート154に排出するものとしてもよい。なお、図6では、変形例のリニアソレノイドバルブ120の各構成のうち実施例のリニアソレノイドバルブ20と同一の構成については同一の符号を付し、その説明は重複するから省略する。変形例のリニアソレノイドバルブ120は、ノーマルクローズ型のリニアソレノイドバルブとして構成されている。スリーブ150は、実施例の排出ポート55に相当するポートを省略しており、実施例の入力ポート51と出力ポート52とドレンポート53と排出ポート54とフィードバック用油路56と第1のフィードバック室57と第2のフィードバック室58にそれぞれ相当する入力ポート151と出力ポート152とドレンポート153と排出ポート154とフィードバック用油路156と第1のフィードバック室157と第2のフィードバック室158が形成されている。この例では、エンドプレート42側から第1のフィードバック室157,第2のフィードバック室158,入力ポート151,出力ポート152,ドレンポート153,排出ポート154の順に形成されており、第1のフィードバック室157と第2のフィードバック室158の順序を実施例と入れ替えている。スプール160は、実施例のスプール60と同様に、4つのランド162,164,166,168とランド162,164間の縮径部169とランド164,166間の縮径部165とランド166,168間の縮径部167とを備え、ランド164,166,168の内部に中空部161が形成されている。縮径部165,167には、それぞれ中空部161と連通するよう径方向に貫通孔165a,167aが形成されている。また、中空部161は、縮径部169,ランド162の軸中心に形成された連通孔161aと、ランド162とソレノイド部30側で隣接する縮径部163に径方向に形成された貫通孔161bとを介して排出ポート154と連通している。中空部161に内蔵されるフィードバック力切替機構170は、実施例のフィードバック力切替機構70と同様に、室間通路172aと貫通孔172bとが形成されたハウジング172と、ボール室74に収容されたボール73と、ボール室74に取り付けられ連通孔178aが形成されたキャップ178と、スプリング室76に収容されたスプリング75と、スプリング室76に収容された軸付き台座77とを備えるが、ボール室74がエンドプレート42側でスプリング室76がソレノイド部30側を向くよう中空部161への配置の向きを実施例と逆向きにしている。また、ハウジング172には、スプリング室76がスプール160の連通孔161aと連通するよう連通孔172dが形成され、キャップ178にはその連通孔178aと連通するよう径方向に貫通孔178bが形成されている。したがって、ボール室74は、キャップ178の連通孔178aおよび貫通孔178bと縮径部167の貫通孔167aとを介して第1のフィードバック室157に連通し、室間通路172aはハウジング172の貫通孔172bと縮径部165の貫通孔165aとを介して第2のフィードバック室158に連通し、スプリング室76はハウジング172の連通孔172dとスプール160の連通孔161aおよび貫通孔161bとを介して排出ポート154に連通する。
変形例のフィードバック力切替機構170では、第1のフィードバック室157に作用している油圧がスプリング75の付勢力に打ち勝つ油圧未満のときには、スプリング75の付勢力によりスプリング75の伸張を伴って軸付き台座77が室間通路172aに押し付けられ、台座部77aの座面で室間通路172aのスプリング室76側の開口を閉塞し、軸部77bの先端部がボール室74に突き出されて室間通路172aのボール室74側の開口を開放する。このため、第2のフィードバック室158は、縮径部165の貫通孔165aと、ハウジング172の貫通孔172bおよび室間通路172aと、ボール室74と、キャップ178の連通孔178aおよび貫通孔178bと、縮径部167の貫通孔167aとを順に介して第1のフィードバック室157と連通すると共に、排出ポート154との連通が遮断される。一方、第1のフィードバック室157に作用している油圧がスプリング75の付勢力に打ち勝つ油圧以上のときには、この油圧によりボール73が室間通路172aに押し付けられて室間通路172aのボール室74側の開口を閉塞し、スプリング75の収縮を伴って軸付き台座77の軸部77bが室間通路172a内に押し込まれると共に台座部77aの座面が室間通路172aから離されて室間通路172aのスプリング室76側の開口を開放する。このため、第2のフィードバック室158は、第1のフィードバック室157から遮断されると共に、縮径部165の貫通孔165aと、ハウジング172の室間通路172aと、スプリング室76と、ハウジング72の連通孔172dと、スプール160の連通孔161aおよび貫通孔161bとを順に介して排出ポート154に連通する。したがって、実施例と同様の効果を奏することができる。また、実施例のリニアソレノイドバルブ20の排出ポート55に相当するポートを省略することができるから、調圧バルブ部140の軸長を短くすることができる。
実施例のリニアソレノイドバルブ20では、フィードバック力切替機構70として、ボール73を用いて第1のフィードバック室57と第2のフィードバック室58との間の通路の開放と遮断とを行なうものとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、図7の変形例のリニアソレノイドバルブ220に示すように、サブスプール277を用いて通路の開放と遮断とを行なうものとしてもよい。なお、図7では、変形例のリニアソレノイドバルブ220の各構成のうち実施例のリニアソレノイドバルブ20と同一の構成については同一の符号を付し、その説明は重複するから省略する。変形例のリニアソレノイドバルブ220は、ノーマルクローズ型のリニアソレノイドバルブとして構成されている。スリーブ250は、実施例のスリーブ50と同じ順序で、実施例の入力ポート51と出力ポート52とドレンポート53と排出ポート54と排出ポート55とフィードバック用油路56と第1のフィードバック室57と第2のフィードバック室58にそれぞれ相当する入力ポート251と出力ポート252とドレンポート253と排出ポート254と排出ポート255とフィードバック用油路256と第1のフィードバック室257と第2のフィードバック室258が形成されている。スプール260は、実施例のスプール60と同様に、4つのランド262,264,266,268とランド262,264間の縮径部269とランド264,266間の縮径部265とランド266,268間の縮径部267とを備え、ランド264,266,268の内部にサブスプール277が摺動自在に挿入される中空部261が形成されている。縮径部265,267には、それぞれ中空部261と連通するよう径方向に貫通孔265a,267aが形成されており、ランド268には、排出ポート255の位置で径方向に貫通孔268aが形成されている。中空部261に内蔵されるフィードバック力切替機構270は、スプール260よりも小さな外径のサブスプール277と、サブスプール277のエンドプレート42側の端面に当接してソレノイド部30側に付勢するスプリング275と、ランド268の貫通孔268aと連通するよう中空部261の内径よりも大きな内径の段差をもってエンドプレート42側に形成されスプリング275を収容するスプリング室276と、スプール260のエンドプレート42側の端面に取り付けられスプリング44からの付勢を受けると共にスプリング室276の底部を形成してスプリング275を支持するスプリング受け279と、を備える。サブスプール277は、外周がスプール260の中空部261の内周と摺動する二つのランド277a,277bと、ランド277a,277b間に形成された縮径部277cと、ランド277aの外周の一部に縮径部277cと連通するよう軸方向に形成された連通溝277dと、ランド277bからソレノイド部30側に突き出て形成され中空部261の内壁との間で油圧室274を形成する縮径部277eと、を備える。また、スプール260の縮径部269には、サブスプール277の油圧室274に連通する連通孔269aが形成されており、出力ポート252の出力圧が連通孔269aを介して油圧室274に導入されるようになっている。したがって、サブスプール277は、スプリング275の付勢力によりソレノイド部30側に付勢を受け、油圧室274の出力圧によりエンドプレート42側に付勢を受けることになる。
変形例のフィードバック力切替機構270では、図8に示すように、出力圧がスプリング275の付勢力に打ち勝つ油圧未満のときには、スプリング275の付勢力によりスプリング275の伸張を伴ってサブスプール277がソレノイド部30側に移動するため、スプール260の縮径部265の貫通孔265a,サブスプール277の縮径部277c,スプール260の縮径部267の貫通孔267aを介して第1のフィードバック室257と第2のフィードバック室258とを連通すると共に、ランド277aで第2のフィードバック室258と排出ポート255との連通を遮断する(図8(a)参照)。したがって、スプール260には、フィードバック力として出力ポート252の出力圧に応じた第1のフィードバック室257からの第1のフィードバック力FB1と第2のフィードバック室258からの第2のフィードバック力FB2との合力がソレノイド部30側の方向に作用することになる。一方、出力圧がスプリング275の付勢力に打ち勝つ油圧以上のときには、出力圧によりスプリング275の収縮を伴ってサブスプール277がエンドプレート42側に移動し、ランド277bでスプール260の縮径部265の貫通孔265aを閉塞して第1のフィードバック室257と第2のフィードバック室258との連通を遮断すると共に、スプール260の縮径部267の貫通孔267a,サブスプール277の縮径部277cおよび連通溝277d,スプリング室276,スプール260のランド268の貫通孔268aを介して第2のフィードバック室258と排出ポート255とを連通する(図8(b)参照)。したがって、スプール260には出力ポート252の出力圧に応じて第1のフィードバック室257からの第1のフィードバック力FB1だけがソレノイド部30側の方向に作用することになる。これにより、実施例のリニアソレノイドバルブ20と同様の効果を奏することができる。
上述した変形例のリニアソレノイドバルブ220では、出力ポート252の出力圧がフィードバック力切替機構270の油圧室274に導入されるようスプール260の縮径部269に連通孔269aを形成するものとしたが、図9の変形例のリニアソレノイドバルブ320に示すように、スプール260の縮径部269の連通孔269aに代えて、サブスプール277のランド277bに縮径部277cと縮径部277eとが連通するよう連通孔277eを形成するものとしてもよい。この変形例のリニアソレノイドバルブ320でも、第1のフィードバック室257はスプール260の縮径部265の貫通孔265a,サブスプール277の縮径部277c,連通孔277fを介して油圧室274に連通するため、出力ポート252の出力圧が油圧室274に導入され、変形例のリニアソレノイドバルブ220と同様に動作する。
実施例のリニアソレノイドバルブ20や変形例のリニアソレノイドバルブ120,220,320では、ノーマルクローズ型のリニアソレノイドバルブとして構成するものとしたが、図10の変形例のリニアソレノイドバルブ420に示すように、ノーマルオープン型のリニアソレノイドバルブとして構成するものとしてもよい。なお、図10では、変形例のリニアソレノイドバルブ420の各構成のうち実施例のリニアソレノイドバルブ20と同一の構成については同一の符号を付し、その説明は重複するから省略する。変形例のリニアソレノイドバルブ420では、スリーブ450は、実施例の排出ポート55に相当するポートを省略しており、実施例の入力ポート51と出力ポート52とドレンポート53と排出ポート54とフィードバック用油路56と第1のフィードバック室57と第2のフィードバック室58にそれぞれ相当する入力ポート451と出力ポート452とドレンポート453と排出ポート454とフィードバック用油路456と第1のフィードバック室457と第2のフィードバック室458が形成されている。この例では、エンドプレート42側からドレンポート453,出力ポート452,入力ポート451,第1のフィードバック室457,第2のフィードバック室458,排出ポート454の順に形成されている。スプール460は、実施例のスプール60と同様に、4つのランド462,464,466,468とランド462,464間の縮経部469とランド464,466間の縮径部465とランド466,468間の縮径部467とを備え、ランド466,468の内部には中空部461が形成されているが、各ランド462,464,466,468の位置関係は実施例と逆向きとなっている。即ち、スプール460のランド462側がスプリング44の付勢力によりソレノイド部30側に付勢され、ランド468側がソレノイド部30からのソレノイド力によりエンドプレート42側に付勢される。中空部461は、縮径部465に径方向に形成された貫通孔465aとこの貫通孔465aと軸中心で連通するよう形成された連通孔465bとを介して第1のフィードバック室457と連通しており、縮径部467に径方向に形成された貫通孔467aを介して第2のフィードバック室458と連通している。また、中空部461は、ランド468に径方向に形成された貫通孔468aを介して排出ポート454とも連通している。さらに、中空部461には、実施例と同一構成のフィードバック力切替機構70が内蔵されており、ボール室74が、キャップ78の連通孔78aと縮径部465の連通孔465bおよび貫通孔465aとを介して第1のフィードバック室457に連通し、室間通路72aが、ハウジング72の貫通孔72bと縮径部467の貫通孔467aとを介して第2のフィードバック室458に連通し、スプリング室76が、ハウジング72の貫通孔72cとランド468の貫通孔468aとを介して排出ポート454に連通している。
実施例のリニアソレノイドバルブ20や変形例のリニアソレノイドバルブ120,220,320,420では、スリーブ50,150,250,450をバルブボディと別体に構成するものとしたが、バルブボディにスリーブ部を一体的に形成すると共にこのスリーブ部にスプールなどを挿入することによりリニアソレノイドバルブを構成するものとしてもよい。
実施例では、オートマチックトランスミッションに組み込まれたクラッチ88の油圧制御に用いるものとしたが、流体圧により作動する如何なる作動機構の流体圧制御に用いるものとしてもよい。
ここで、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、スリーブ50,150,250,450が「スリーブ」に相当し、ソレノイド部30が「ソレノイド部」に相当し、スプール60,160,260,460が「スプール」に相当し、スプリング44が「付勢部材」に相当し、第1のフィードバック室57,157,257,457が「第1のフィードバック室」に相当し、第2のフィードバック室58,158,258,458が「第2のフィードバック室」に相当し、フィードバック力切替機構70,170,270が「遮断機構」に相当する。また、ボール73および軸付き台座77やサブスプール277が「可動部材」に相当し、スプリング75やスプリング275が「第2の付勢部材」に相当する。貫通孔65aおよび連通孔65bや貫通孔167a,貫通孔265a,貫通孔465aおよび連通孔465bが「第1の連通孔」に相当し、貫通孔67aや貫通孔165a,貫通孔267a,貫通孔467aが「第2の連通孔」に相当する。また、貫通孔68aや連通孔161aおよび貫通孔161b,貫通孔268a,貫通孔468aが「第3の連通孔」に相当する。また、サブスプール277が「第2のスプール」に相当する。なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための最良の形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、リニアソレノイドバルブの製造産業などに利用可能である。
20,120,220,320,420 リニアソレノイドバルブ、30 ソレノイド部、31 ソレノイドケース、32 電磁コイル、32a ボビン、34 第1のコア、34a フランジ部、34b 円筒部、34c 段差部、35 第2のコア、36 プランジャ、37 リング、38 シャフト、39 コネクタ部、40,140,240,340,440 調圧バルブ部、42 エンドプレート、44 スプリング、50,150,250,450 スリーブ、51,151,251,451 入力ポート、52,152,252,452 出力ポート、53,153,253,453 ドレンポート、54,55,154,254,255,454 排出ポート、56,156,256,456 フィードバック用油路、57,157,257,457 第1のフィードバック室、58,158,258,458 第2のフィードバック室、60,160,260,460 スプール、61,161,261,461 中空部、62,64,66,68,162,164,166,168,262,264,266,268,462,464,466,468 ランド、65,67,163,165,167,265,267,465,467 縮径部、65a,67a,165a,167a,265a,267a,465a,467a 貫通孔、65b,465b 連通孔、68a,268a,468a 貫通孔、69,169,269,469 縮径部、269a 連通孔、70,170,270 フィードバック力切替機構、72,172 ハウジング、72a,172a 室間通路、72b,72c,172b 貫通孔、172d 連通孔、73 ボール、74 ボール室、75,275 スプリング、76,276 スプリング室、77 軸付き台座、77a 台座部、77b 軸部、78,178 キャップ、78a,161a,178a 連通孔、161b,178b 貫通孔、79,179,279,スプリング受け、81 ストレーナ、82 ポンプ、84 レギュレータバルブ、86 リニアソレノイドバルブ、88 クラッチ、274 油圧室、277 サブスプール、277a,277b ランド、277c,277d 連通溝、277e 縮経部、277f 連通孔。

Claims (11)

  1. 中空のスリーブと、該スリーブ内を摺動して開弁開度を調整することにより入力圧を調圧して出力可能なスプールと、前記スプールを押圧して移動させるソレノイド部と、該ソレノイド部から前記スプールへの押圧方向とは逆方向に該スプールを付勢する付勢部材とを備えるリニアソレノイドバルブであって、
    前記スリーブと前記スプールとにより区画され、出力圧を導入すると共に該導入した出力圧により開弁開度を小さくする方向に前記スプールを押圧する第1のフィードバック室と、
    前記スリーブと前記スプールとにより区画され、前記第1のフィードバック室と連絡通路を介して接続され、該第1のフィードバック室から前記出力圧を導入すると共に該導入した出力圧により開弁開度を小さくする方向に前記スプールを押圧する第2のフィードバック室と、
    前記出力圧が所定圧未満のときには前記連絡通路を開放し、前記出力圧が前記所定圧以上のときには前記連絡通路を遮断する遮断機構と、
    が形成されてなることを特徴とするリニアソレノイドバルブ。
  2. 請求項1記載のリニアソレノイドバルブであって、
    前記第2のフィードバック室には、室内の作動流体を排出するための排出通路が接続され、
    前記遮断機構は、前記出力圧が所定圧未満のときにはさらに前記排出通路を遮断し、前記出力圧が前記所定圧以上のときにはさらに前記排出通路を開放する
    ことを特徴とするリニアソレノイドバルブ。
  3. 請求項1または2記載のリニアソレノイドバルブであって、
    前記遮断機構は、第1の方向と該第1の方向とは逆向きの第2の方向の両方向に移動が可能で前記出力圧を受圧して該第2の方向に付勢され該第1の方向に移動しているときに前記連絡通路を開放し該第2の方向に移動しているときに前記連絡通路を遮断する可動部材と、該可動部材を前記第1の方向に付勢する第2の付勢部材と、を備える機構であり、
    前記第2の付勢部材は、前記出力圧が前記所定圧未満のときには前記可動部材を前記第1の方向に移動させ、前記出力圧が前記所定圧以上のときには前記可動部材を前記第2の方向に移動させるよう付勢力が設定されてなる
    リニアソレノイドバルブ。
  4. 請求項3記載のリニアソレノイドバルブであって、
    前記スプールは、前記遮断機構が内蔵される中空部と、該中空部と前記第1のフィードバック室とを連通する第1の連通孔と、前記中空部と前記第2のフィードバック室とを連通する第2の連通孔とが形成され、
    前記遮断機構は、前記可動部材の一つとしてのボールと、前記連絡通路の一部をなし前記第1の連通孔に連通し前記ボールが内蔵されたボール室と、前記第2の付勢部材が内蔵された付勢部材室と、前記連絡通路の一部をなし前記ボールの直径よりも狭い通路で前記ボール室と前記付勢部材室とを連通すると共に前記第2の連通孔と連通する室間通路と、前記可動部材の一つとして前記付勢部材室に内蔵され前記第2の付勢部材からの付勢を受ける台座部と該台座部から前記室間通路を隙間をもって貫通して先端が前記ボールに当接される軸部とを有する有軸可動部材と、を備え、
    前記有軸可動部材は、前記第1の方向に移動しているときに前記軸部の先端部が前記ボール室に突出して前記室間通路の前記ボール室側の開口部を開放すると共に前記台座部が前記室間通路の前記付勢部材室側の開口部を閉塞することにより前記第1の連通孔と前記第2の連通孔とを連通し、前記第2の方向に移動しているときに前記軸部の先端が前記室間通路内に引き込まれて前記ボールが前記室間通路の前記ボール室側の開口部を閉塞すると共に前記台座部が前記室間通路の前記付勢部材室側の開口部を開放することにより前記第1の連通孔と前記第2の連通孔との連通を遮断するよう形成されてなる
    ことを特徴とするリニアソレノイドバルブ。
  5. 請求項4記載のリニアソレノイドバルブであって、
    前記スプールは、作動流体を排出するための排出口と前記中空部とを連通する第3の連通孔が形成され、
    前記付勢部材室は、前記第3の連通孔に連通してなる
    ことを特徴とするリニアソレノイドバルブ。
  6. 請求項5記載のリニアソレノイドバルブであって、
    前記第2のフィードバック室と前記排出口は、互いに隣接した位置に形成され、
    前記第2の連通孔と前記第3の連通孔は、前記スプールの側面に径方向に形成された貫通孔である
    ことを特徴とするリニアソレノイドバルブ。
  7. 前記スリーブに入力ポートと出力ポートとドレンポートとが形成された請求項5記載のリニアソレノイドバルブであって、
    前記第2のフィードバック室と前記排出口は、前記入力ポートと前記出力ポートと前記ドレンポートとを隔てた位置に形成され、
    前記第2の連通孔は、前記スプールの側面に径方向に形成された貫通孔であり、
    前記第3の連通孔は、前記付勢部材室から前記排出口の位置まで前記スプールの軸中心に形成された中心孔と、前記排出口の位置で前記スプールの側面に径方向に形成された貫通孔とからなる孔である
    ことを特徴とするリニアソレノイドバルブ。
  8. 請求項3記載のリニアソレノイドバルブであって、
    前記スプールは、前記遮断機構が内蔵される中空部と、該中空部と前記第1のフィードバック室とを連通する第1の連通孔と、前記中空部と前記第2のフィードバック室とを連通する第2の連通孔とが形成され、
    前記遮断機構は、前記可動部材として前記スプールの中空部内を摺動可能で側面に前記連絡通路をなす連通用の溝が形成され一端側の端面が前記出力圧の受圧面となるよう前記中空部に流体圧室を形成すると共に他端側の端面で前記第2の付勢部材からの付勢力を受ける第2のスプールと、前記出力圧を前記流体圧室に導入する出力圧導入通路と、を備え、
    前記第2のスプールは、前記第1の方向に移動しているときに前記第1の連通孔と前記第2の連通孔とを連通し、前記第2の方向に移動しているときに前記第1の連通孔と前記第2の連通孔との連通を遮断するよう前記連通用の溝が形成されてなる
    ことを特徴とするリニアソレノイドバルブ。
  9. 請求項8記載のリニアソレノイドバルブであって、
    前記スプールは、作動流体を排出するための排出口と前記中空部とを連通する第4の連通孔が形成され、
    前記第2のスプールは、前記第1の方向に移動しているときにさらに前記第2の連通孔と前記第4の連通孔との連通を遮断し、前記第2の方向に移動しているときにさらに前記第2の連通孔と前記第4の連通孔とを連通するよう前記連通用の溝が形成されてなる
    ことを特徴とするリニアソレノイドバルブ。
  10. 請求項8または9記載のリニアソレノイドバルブであって、
    前記出力圧導入通路は、前記出力圧が前記第1のフィードバック室を介さずに直接導入されるよう前記スプールに形成されてなる
    ことを特徴とするリニアソレノイドバルブ。
  11. 請求項8または9記載のリニアソレノイドバルブであって、
    前記出力圧導入通路は、前記出力圧が前記第1のフィードバック室を介して導入されるよう前記第2のスプールに形成されてなる
    ことを特徴とするリニアソレノイドバルブ。
JP2011065402A 2011-03-24 2011-03-24 リニアソレノイドバルブ Pending JP2012202435A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011065402A JP2012202435A (ja) 2011-03-24 2011-03-24 リニアソレノイドバルブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011065402A JP2012202435A (ja) 2011-03-24 2011-03-24 リニアソレノイドバルブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012202435A true JP2012202435A (ja) 2012-10-22

Family

ID=47183661

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011065402A Pending JP2012202435A (ja) 2011-03-24 2011-03-24 リニアソレノイドバルブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012202435A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0161713U (ja) * 1987-10-08 1989-04-19

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0161713U (ja) * 1987-10-08 1989-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5136242B2 (ja) 電磁弁
JP4930428B2 (ja) ブリード型電磁弁
JP4492649B2 (ja) ブリード式バルブ装置
US10132421B2 (en) Solenoid and solenoid valve
US9856992B2 (en) Solenoid valve
CN113302425A (zh) 气体用电磁阀
JP4998315B2 (ja) 電磁弁
JP2012202435A (ja) リニアソレノイドバルブ
JP2011163433A (ja) 電磁比例絞り弁
US9739394B2 (en) Solenoid valve
JP4703615B2 (ja) ブリード式バルブ装置
JP4301318B2 (ja) ブリード式バルブ装置
US11262768B2 (en) Cap with electromagnetic proportional valve
JP2006083879A (ja) 電磁弁
JP2009058013A (ja) 電磁弁
JP6404246B2 (ja) 電磁切換弁
CN112747123A (zh) 一种燃气阀
JP4998366B2 (ja) 電磁弁
CN112747162A (zh) 一种燃气比例阀
JP4973571B2 (ja) ブリード型電磁弁
JP6609972B2 (ja) 電磁弁
JP2016011716A (ja) 電磁弁
JPS6319603Y2 (ja)
JP2020101236A (ja) 電磁バルブ
CN112747130A (zh) 一种燃气阀

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130308

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140107

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140507