JP2012202319A - 遠心ポンプ - Google Patents

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哲也 福田
Takeshi Kusakabe
毅 日下部
Yoichi Shukuri
陽一 宿里
Hidetoshi Ueda
英稔 植田
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Abstract

【課題】流体に含まれる鉄粉等の異物によりハウジングの内面が傷付けられることを防止する。
【解決手段】後面シュラウド15の後方に磁気従動部6が設けられた羽根車2と、羽根車2を収納するハウジング3と、ハウジング3の外側に設けられて、磁気従動部6を磁気により回転駆動する磁気駆動部25を備える。後面シュラウド15は磁気従動部6よりも径外方向に突出する外周部53を有する。外周部53とこれに対向するハウジング3の対向部56のうち少なくとも一方に、磁界を発生させる磁界発生部54が設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は羽根車を磁気駆動する遠心ポンプに関する。
特許文献1には、ロータマグネットが設けられた羽根車と、ロータマグネットに磁気吸引力を及ぼすことにより羽根車を回転させるステータを備えた磁気結合ポンプが開示されている。
特開平9−49496号公報
ところで、特許文献1のポンプにあっては、羽根車から外周側に吐出された流体が羽根車の後側に回り込む場合がある。この流体には異物として鉄粉等の強磁性体が含まれている場合があり、この異物はロータマグネットの磁力やステータで発生する磁界の影響を受けて、ロータマグネットの外周面やこれに対向するハウジングの内面に吸着する可能性がある。そして、このようにロータマグネットの外周面やこれに対向するハウジングの内面に異物が吸着した状態で羽根車が回転すると、異物によりハウジングの内面が傷付けられる恐れがある。また、場合によっては、前記傷付いた箇所から流体が漏れ出す恐れもある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、流体に含まれる鉄粉等の異物によりハウジングの内面が傷付けられることを防止する遠心ポンプを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明の遠心ポンプは、後面シュラウドの後方に磁気従動部が設けられた羽根車と、この羽根車を収納するハウジングと、このハウジングに設けられて、前記磁気従動部を磁気により回転駆動する磁気駆動部を備え、前記後面シュラウドは前記磁気従動部よりも径外方向に突出する外周部を有し、この外周部とこれに対向する前記ハウジングの対向部のうち少なくとも一方に、磁界を発生させる磁界発生部が設けられたことを特徴とする。
また、前記磁界発生部が設けられた前記ハウジングの対向部、又は前記磁界発生部が設けられた前記後面シュラウドの外周部、あるいは前記磁界発生部に、前記磁界発生部によって吸引された異物を保持するための保持部が形成されることが好ましい。
また、前記保持部は、前記磁界発生部が設けられた前記後面シュラウドの外周部又は前記磁界発生部から後方に突出して、磁界発生部に吸引された異物が後面シュラウドの中心側に流れることを防止する堰部を有することが好ましい。
前記保持部は、前記堰部の後端部から前記後面シュラウドの径外方向に突出する返し部を有することが好ましい。
本発明にあっては、流体に含まれる鉄粉等の異物により、ハウジングの内面が傷付けられることを防止できる。
第一実施形態の遠心ポンプの側断面図である。 同上の遠心ポンプの斜視図である。 図1のA1部拡大図である。 第二実施形態の要部断面図である。 第三実施形態の要部断面図である。 第四実施形態の要部断面図である。 第四実施形態の変形例の要部断面図である。 第五実施形態の要部断面図である。 第五実施形態の変形例の要部断面図である。
以下、本発明を添付図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、羽根車2の回転軸方向を前後方向と規定し、当該回転軸方向における吸込口11側を前側と規定して説明する。
(第一実施形態)
図1に示される第一実施形態の遠心ポンプ1は、外郭を構成するハウジング3と、ハウジング3に収納された羽根車2を備えている。羽根車2の前部にはポンプ部4が設けられており、羽根車2の後部には磁気従動部6が設けられている。
ハウジング3は、前方に開口するローター室7が形成された駆動ブロック9と、後方に開口するポンプ室5が形成されたケーシング8で構成されている。
駆動ブロック9はケーシング8の後方に位置している。駆動ブロック9のローター室7はケーシング8のポンプ室5に通じており、ローター室7とポンプ室5で羽根車2全体を収納する収納室18が構成されている。
駆動ブロック9は、分離板24、磁気駆動部25、制御部33、及び外郭をなすモールド樹脂34を有している。
分離板24は合成樹脂製であって、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂によって形成されている。分離板24は前方に開口する容器状に形成されており、前面が開口すると共に後面が底部により閉塞された有底円筒状の収納部26と、収納部26の周壁部28の前縁部から径外方向に突出したフランジ部27で構成されている。収納部26の内側はローター室7になっている。また、フランジ部27は周壁部28の周方向全長に亘って形成されている。
収納部26の底部中央には前方に向けて突出する後固定部35が形成されており、後固定部35には、羽根車2を回転自在に支持するセラミックス製の軸23の後端部が固定されている。
磁気駆動部25は、電磁鋼板で形成されたステーターコア31と、電気的な絶縁を図りながらステーターコア31に巻き付けられたコイル32を有するステーターであって、収納部26の周壁部28を囲んでいる。
制御部33は磁気駆動部25を制御する制御基板であって、分離板24及び磁気駆動部25の後方に位置している。制御部33は磁気駆動部25のコイル32に電気的に接続されている。制御部33により磁気駆動部25のコイル32に通電がなされると、磁気駆動部25では羽根車2の磁気従動部6を回転させる磁界が発生する。
モールド樹脂34は不飽和ポリエステル樹脂によって形成されている。モールド樹脂34は、分離板24の外側に位置し、分離板24、磁気駆動部25、及び制御部33を一体的に包含している。
羽根車2は、磁気従動部6がローター室7に収納されており、ポンプ部4がポンプ室5に収納されている。磁気従動部6は、合成樹脂製のローター部20と、ローター部20の外周側に設けられたマグネット部19と、ローター部20の中心部に設けられた軸受け21で構成されている。ローター部20はポリフェニレンエーテル(PPE)樹脂製であり、マグネット部19はフェライト製であり、軸受け21はカーボン製である。
ローター部20は、前後方向に貫通する筒状の軸受固定部22と、軸受固定部22を囲むマグネット固定部36を有している。
軸受固定部22は、後部の小径部45と、前部の大径部46を備えており、大径部46よりも直径の小さい小径部45の内側には軸受け21が挿入固定されている。軸受け21には軸23が挿通され、軸23により羽根車2は前後軸回り方向に回転自在に支持されている。
マグネット固定部36は円筒状に形成されており、マグネット固定部36の内周面の前部は軸受固定部22の大径部46に一体に接続されている。マグネット固定部36の外周面にはマグネット収納溝40が形成されている。マグネット収納溝40には、マグネット固定部36の前後両端の外周面と略面一となるように、ステンレス製のマグネットカバー38により被覆されたマグネット部19が収納され、固定されている。このローター部20の外周部に設けられたマグネット部19は磁気駆動部25の内側に位置しており、マグネット部19と磁気駆動部25の間には、分離板24の収納部26の周壁部28が配置されている。なお、前記マグネットカバー38は省略可能である。
磁気従動部6の前方に位置するポンプ部4は、羽根車2の周方向に複数設けられた羽根部13と、各羽根部13の後側を覆う後面シュラウド15と、各羽根部13の前側を覆う前面シュラウド14で構成されている。
円板状に形成された後面シュラウド15の中央部には、ローター部20の前端が接続されている。マグネット部19、マグネットカバー38、及び軸受け21は、後面シュラウド15及びローター部20を成形する金型に挿入されることで、後面シュラウド15及びローター部20と一体的に設けられる。つまり、後面シュラウド15及び磁気従動部6はインサート成形品である。
円板状に形成された前面シュラウド14の中央部には、前後方向に貫通する吸入口部16が形成されている。前面シュラウド14の外周縁と後面シュラウド15の外周縁は、羽根車2のラジアル方向において同位置に配置されている。前面シュラウド14の外周縁部と後面シュラウド15の外周縁部の間には隙間が形成されている。この隙間は両シュラウド14,15間において隣り合う羽根部13の間に形成された流路52を介して吸入口部16に通じており、この隙間によりポンプ部4の吐出部17が構成されている。
各羽根部13は、前面シュラウド14の内周縁から前面シュラウド14の外周縁(すなわち後面シュラウド15の外周縁)に至るまでの範囲で形成されている。各羽根部13の前端は前面シュラウド14の後面に一体に接続されており、各羽根部13と前面シュラウド14は一体に成形されている。各羽根部13の後端は後面シュラウド15の前面に取り付けられている。
各羽根部13は、羽根車2の回転時において、吸入口部16を介して前記流路52に導入された流体(本実施例では液体)に対してラジアル方向の圧力を加える。これにより、吸入口部16から流路52に供給された流体は羽根車2の外周側に送られ、吐出部17からポンプ部4の外周側に吐出される。
ケーシング8は合成樹脂製であって、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂によって形成されている。図1のように、ケーシング8は後方に開口する容器状に形成されている。ケーシング8は、ポンプ室5の内周面を構成する外周壁部43を有しており、外周壁部43の後縁には、径外方向に突出する鍔部30が周方向の全長に亘って形成されている。鍔部30はフランジ部27の前面外周端部に当接され、ローター室7の前側はケーシング8によって覆われている。ケーシング8の鍔部30は、複数のねじ10により駆動ブロック9のフランジ部27を含む外周部に取り付けられている。また、ケーシング8には、収納室18の中央部に位置する前固定部42が設けられており、前固定部42には軸23の前端部が固定されている。なお、図1中符号59,60は、軸受け21にかかるスラスト方向の荷重を受ける軸受板である。
ケーシング8の中央部には、前方に突出する筒状の吸込口11が形成されており、吸込口11は羽根車2の吸入口部16に対向している。ケーシング8の外周壁部43には外方に突出する筒状の吐出口12(図2参照)が形成されており、吐出口12はポンプ室5の外周部の周方向の一部に通じている。
ケーシング8の外周壁部43は、分離板24の周壁部28よりも外側に位置しており、ポンプ室5の外周部はローター室7よりも径外方向に膨出している。この膨出部分には、磁気従動部6よりも径外方向に突出したポンプ部4の外周部が位置しており、この外周部の後面(後面シュラウド15の後面)はフランジ部27の内周部の前面に対向している。
遠心ポンプ1の駆動は、制御部33によってコイル32に通電することにより行われる。コイル32に電流が流れると、磁気駆動部25において磁界が発生する。すると、磁気駆動部25に対して羽根車2が有するマグネット部19が吸引・反発して磁気従動部6が軸23を中心に回転し、これによりポンプ部4が前後軸回りに回転する。そして、このようにポンプ部4が回転すると、吸込口11から吸入口部16を介してポンプ部4の流路52に導入された流体が、吐出部17からポンプ部4の外周側に吐出され、この後、吐出口12を経て遠心ポンプ1の外部に吐出される。
マグネット固定部36の大径部46の内側に形成された孔48は前端が後面シュラウド15の中心部から前方に開口している。
羽根車2には、軸受け21と軸23の間に流体を供給して、軸受け21に対する軸23の回転を潤滑にするために、還流孔49が形成されている。還流孔49は、軸受固定部22の大径部46に形成されており、これにより、遠心ポンプ1の駆動時には、吐出部17から吐出された流体が、後面シュラウド15とフランジ部27の間に形成された隙間44からローター室7側に供給される。そして、この流体は、羽根車2の外周側と背面側に順に回り込み、この後、還流孔49及び孔48を経てポンプ部4の流路52に戻る。このように流体が還流する際には、流体の一部が軸受け21と軸23の間に供給され、これにより軸23の回転が潤滑になる。
ここで、遠心ポンプ1は、前記吐出部17から隙間44を介してローター室7側に送られる流体に異物68(図5等参照)として鉄粉等の強磁性体が含まれている場合に、この異物68がローター室7側に供給されるのを防止できるようになっている。
図3に示すように、後面シュラウド15の磁気従動部6よりも径外方向に突出する外周部53の後面には、磁界を発生させる磁界発生部54として永久磁石55が設けられている。永久磁石55は、後面シュラウド15の外周部53の周方向の全長に亘る円環板状に形成されている。永久磁石55は、内周端面がマグネット固定部36の前端部の外周端面に当接しており、外周端面が後面シュラウド15の外周端面と面一になっている。
このように本実施形態では、後面シュラウド15の磁気従動部6よりも径外方向に突出する外周部53に、永久磁石55が設けられている。このため、前記吐出部17からローター室7側に送られる鉄粉等の強磁性体である異物68は、隙間44を通過する際に、永久磁石55で発生する磁力によって後面シュラウド15側に吸着する。このため、ローター室7側には、鉄粉等の異物68が送られ難くなり、鉄粉等の異物68によりハウジング3の内面が傷付けられることを防止できる。
なお、本実施形態では、磁界発生部54を鉄粉等の異物68を吸着させる永久磁石55で構成したが、電磁石等、鉄粉等の異物68を吸引する磁界を発生させる手段で構成しても構わない。また、本実施形態では、羽根車2に還流孔49を形成したが、還流孔49は省略してもよく、また、吐出部17から吐出された流体の体の一部をローター室7に積極的に送らなくてもよい。
(第二実施形態)
次に第二実施形態について説明する。なお、以下の第二実施形態の説明では、第一実施形態と同一の構成については同一の番号を付与し、重複する説明は省略する。
本実施形態では、図4に示すように、磁界発生部54が、ハウジング3において後面シュラウド15の外周部53に対向する対向部56に設けられている。対向部56は、駆動ブロック9における分離板24のフランジ部27と、この後方に充填されたモールド樹脂34により構成されている。
フランジ部27には、前方に開口する凹部57がフランジ部27の周方向の全長に亘って形成されている。分離板24の周壁部28とこの外側に位置する凹部57の間には、周方向の全長又は一部に亘って、遠心ポンプ1の駆動時において磁界62を発生させるステーターコア31の延出部58が配置されている。この延出部58は、ステーターコア31において、収納部26の周壁部28外面に沿う部分を前方に延ばし出したものである。そして、本実施形態では、延出部58により磁界発生部54が構成されている。また、延出部58の外周側に位置する凹部57により、延出部58によって吸引された異物68を保持するための保持部61が構成されている。
このように、本実施形態では、ハウジング3において後面シュラウド15の外周部53に対向する対向部56にステーターコア31の延出部58が設けられている。このため、前記吐出部17からローター室7側に送られる鉄粉等の異物68は、隙間44を通過する際に、延出部58で発生する磁界62により対向部56側に吸引され、凹部57の内面部に吸着するようになる。このため、ローター室7側には、鉄粉等の異物68が送られ難くなり、鉄粉等の異物68によりハウジング3の内面が傷付けられることを防止できる。
また、本実施形態では、延出部58によって吸引された異物68を凹部57内に収めて保持することができる。特に凹部57の内周側に位置する壁部64は、延出部58によって吸引された異物68が後面シュラウド15の中心側に向かって流れることを阻止する役割を果たす。このため、鉄粉等の異物68がローター室7側に更に送られ難くなる。
なお、本実施形態では、磁界発生部54をステーターコア31の一部で構成したが、対向部56に磁界発生部54として永久磁石を設けても構わない。また、第一実施形態及び第二実施形態では、磁界発生部54を、後面シュラウド15の外周部53とハウジング3の対向部56のうちの一方にのみ設けたが、後面シュラウド15の外周部53とハウジング3の対向部56の両方に磁界発生部54を設けてもよい。
(第三実施形態)
次に第三実施形態について説明する。なお、以下の第三実施形態の説明では、第一実施形態と同一の構成については同一の番号を付与し、重複する説明は省略する。
本実施形態では、図5のように、後面シュラウド15の後面に設けられた永久磁石55の後面に、永久磁石55によって吸引された異物68を保持するための保持部61として、凹部63が形成されている。凹部63は環状の永久磁石55の周方向の全長に亘っており、後方に開口している。
このように後面シュラウド15の外周部53に凹部63を設けることにより、永久磁石55によって吸引された異物68を凹部63内に収めて保持することができる。特に凹部63の羽根車2の内側に位置するの壁部65は、永久磁石55によって吸引された異物68が羽根車2の内側に向かって移動することを阻止する役割を果たす。このため、鉄粉等の異物68がローター室7側に更に送られ難くなる。
(第四実施形態)
次に第四実施形態について説明する。なお、以下の第四実施形態の説明では、第一実施形態と同一の構成については同一の番号を付与し、重複する説明は省略する。
本実施形態では、図6のように後面シュラウド15の後面の外周部53に、後方及び外周側に開口する凹段部67が周方向の全長に亘って形成されている。永久磁石55は凹段部67に収納された状態で後面シュラウド15に取り付けられており、永久磁石55の前面は凹段部67の後面に当接し、永久磁石55の内周端面は凹段部67の内周面に当接している。
永久磁石55が設けられた後面シュラウド15の外周部53には、永久磁石55の内周側に隣接して位置して永久磁石55の後面よりも後方に突出する堰部66が一体に形成されている。堰部66は後面シュラウド15の周方向の全長に亘って形成されている。また、後面シュラウド15の堰部66よりも内周側に位置する後面は、堰部66の後端よりも前方に位置している。
そして、本実施形態では、堰部66により永久磁石55によって吸引された異物68を保持するための保持部61が構成されている。
本実施形態では、堰部66により、永久磁石55によって吸引された異物68が羽根車2の内側に向かって移動することを阻止することができ、異物68がローター室7側に更に送られ難くなる。
なお、図7のように永久磁石55に堰部69を設けてもよい。図7の例では、永久磁石55の内周縁部から後方に突出する堰部69が永久磁石55と一体に周方向の全長に亘って形成されている。このように永久磁石55に堰部69が形成されることで、堰部69で発生する磁力を用いて異物68を吸引することができ、異物68がより一層ローター室7側に送られ難くなる。
(第五実施形態)
次に第五実施形態について説明する。なお、以下の第五実施形態の説明では、第四実施形態と同一の構成については同一の番号を付与し、重複する説明は省略する。
本実施形態では、図8に示すように、図6の例における堰部66の後縁部に後面シュラウド15の径外方向に突出する返し部70が周方向の全長に亘って形成されており、堰部66と返し部70により保持部61が構成されている。
返し部70は堰部66の後端部から永久磁石55の径方向における中程に至るまで延びており、返し部70とこの後方の永久磁石55の間には後面シュラウド15の径外方向にのみ開口する凹溝部72が形成されている。
このように堰部66の後端部に後面シュラウド15の径外方向に突出する返し部70を形成することで、堰部66により塞き止められた異物68が後方に流れることを阻止し、この異物68を凹溝部72に収めることができる。このため、異物68は更にローター室7側に送られ難くなる。
なお、本実施形態では、図9のように永久磁石55に図7の例と同様の堰部69を設けても構わない。図9の例では、永久磁石55の内周縁部に後方に突出する堰部69が周方向の全長に亘って形成されている。堰部69は内周面が堰部66の外周面に当接し、後端面が返し部70の前面に当接している。そして、堰部66、返し部70、及び堰部69により、保持部61が構成されている。
このように永久磁石55に堰部69が形成されることにより、堰部69で発生する磁力を用いて異物68を吸引することができ、異物68がより一層ローター室7側に送られ難くなる。
1 遠心ポンプ
2 羽根車
3 ハウジング
6 磁気従動部
15 後面シュラウド
25 磁気駆動部
53 外周部
54 磁界発生部
56 対向部
61 保持部
66 堰部
69 堰部
68 異物
70 返し部

Claims (4)

  1. 後面シュラウドの後方に磁気従動部が設けられた羽根車と、この羽根車を収納するハウジングと、このハウジングに設けられて、前記磁気従動部を磁気により回転駆動する磁気駆動部を備え、前記後面シュラウドは前記磁気従動部よりも径外方向に突出する外周部を有し、この外周部とこれに対向する前記ハウジングの対向部のうち少なくとも一方に、磁界を発生させる磁界発生部が設けられたことを特徴とする遠心ポンプ。
  2. 前記磁界発生部が設けられた前記ハウジングの対向部、又は前記磁界発生部が設けられた前記後面シュラウドの外周部、あるいは前記磁界発生部に、前記磁界発生部によって吸引された異物を保持するための保持部が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の遠心ポンプ。
  3. 前記保持部は、前記磁界発生部が設けられた前記後面シュラウドの外周部又は前記磁界発生部から後方に突出して、磁界発生部に吸引された異物を後面シュラウドの中心側に流れることを防止する堰部を有することを特徴する請求項2に記載の遠心ポンプ。
  4. 前記保持部は、前記堰部の後端部から前記後面シュラウドの径外方向に突出する返し部を有することを特徴とする請求項3に記載の遠心ポンプ。
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