JP2012202302A - ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】耐振動性を確保しつつも、回転軸を支持するベアリングが軸ずれしてしまうことを極力抑えること。
【解決手段】第1取付脚部41を、モータハウジング17から延びる第1連結部41cと、被取付面に第1ボルトにより締結される第1取付部41bとで構成し、第1連結部41cを、被取付面の熱変形に追従して変形可能な変形部として機能させた。また、第2及び第3取付脚部42,43の連結部42c,43cを第1連結部41cよりも剛性の高い剛性部として機能させた。
【選択図】図1

Description

本発明は、ポンプに関する。
一般に、ポンプ(圧縮機を含む)のハウジング内には、駆動源の駆動により回転する回転軸と、回転軸の回転に伴い駆動するポンプ部とが収容されている。回転軸はベアリングを介してハウジングに回転可能に支持されている。また、ポンプのハウジングには、例えば、エンジンルームを形成するボディ(被取付体)の被取付面にポンプを取り付けるための取付脚部がポンプの耐振動性を確保するために少なくとも三つ以上設けられている。そして、各取付脚部を被取付面に対してボルトにより締結することで、ポンプがボディに取り付けられる(例えば特許文献1参照)。
特開2009−150236号公報
ところで、例えば、車両における運転中でのエンジンからの発熱によりエンジンルーム内が高温になり、ボディの被取付面が熱変形する場合がある。被取付面が熱変形すると、被取付面に取り付けられた取付脚部が被取付面の熱変形に追従して変位して、この取付脚部の変位によりハウジングが変形してしまう。すると、ハウジングに設けられたベアリングの位置が変位して、回転軸を支持する複数のベアリングの中心軸がずれてしまう。この軸ずれの状態で回転軸が回転すると、騒音が発生したり、ベアリングの耐久性が低下したりする虞がある。特に、回転軸を2本以上備える噛み合い式のポンプでは、軸同士が平行でなくなるためにポンプ部で干渉が起こり大きな問題となる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、耐振動性を確保しつつも、回転軸を支持するベアリングが軸ずれしてしまうことを極力抑えることができるポンプを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、駆動源の駆動により回転する回転軸と、前記回転軸の回転に伴い駆動するポンプ部とがハウジング内に収容されるとともに、前記回転軸がベアリングを介して前記ハウジングに回転可能に支持され、前記ハウジングに設けられる複数の取付脚部に挿通されたボルトが被取付体の被取付面に締結されることで前記被取付体に取り付けられるポンプであって、各取付脚部は、前記ボルトが挿通される挿通孔を有する取付部を備え、前記取付部と前記ハウジングとを連結する部位に、前記被取付面の変形に追従して変形可能な変形部を有する取付脚部を少なくとも一つ有するとともに、前記取付部と前記ハウジングとを連結する部位に、前記変形部よりも剛性が高い剛性部を有する取付脚部を少なくとも二つ有していることを要旨とする。
この発明によれば、被取付面の変形により変形部を有する取付脚部の取付部が変位すると、変形部が取付部の変位に追従して変形する。この変形部の変形によりハウジングの変形を抑えることができる。よって、剛性部を有する少なくとも二つの取付脚部によりポンプ自体の耐振動性を確保しつつも、回転軸を支持するベアリングが軸ずれしてしまうことを極力抑えることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ハウジングの一部を構成するとともに前記ベアリングを支持するハウジング構成体を備え、前記剛性部を有する少なくとも二つの取付脚部は、前記ハウジング構成体における前記回転軸の径方向に沿って前記ベアリングを挟んだ位置に設けられていることを要旨とする。
この発明によれば、剛性部を有する少なくとも二つの取付脚部の取付部が被取付面の変形に追従して変位することで、ハウジング構成体が変形したとしても、ベアリングの位置はあまり変位しない。よって、回転軸を支持するベアリングが軸ずれしてしまうことを極力抑えることができる。
この発明によれば、耐振動性を確保しつつも、回転軸を支持するベアリングが軸ずれしてしまうことを極力抑えることができる。
実施形態における電動ルーツ型ポンプの断面図。 第1取付脚部、第2取付脚部及び第3取付脚部が被取付面に取り付けられた状態を示す図。 被取付面が熱変形する前の状態を示す図。 被取付面が熱変形した状態を示す図。
以下、本発明を電動ルーツ型ポンプに具体化した一実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。電動ルーツ型ポンプは、燃料電池自動車に搭載されるとともに燃料電池に酸素及び水素を供給して発電させる燃料電池システムに水素を供給するために用いられる。なお、以下の説明において、電動ルーツ型ポンプの「前」及び「後」は、図1に示す矢印Y1の方向を前後方向とし、「左」及び「右」は、図1に示す矢印Y2の方向を左右方向とする。
図1に示すように、電動ルーツ型ポンプ10は、ポンプ部11と駆動部12とから構成されている。電動ルーツ型ポンプ10のハウジングHは、鉄製のロータハウジング13の前側にアルミニウム製のギアハウジング14が接合固定されるとともに、ギアハウジング14の前側にアルミニウム製のモータハウジング17が接合固定されることにより構成されている。ロータハウジング13は、ハウジング構成体としての第1ロータハウジング形成用ハウジング13aと第2ロータハウジング形成用ハウジング13bとを有している。ポンプ部11は、第1ロータハウジング形成用ハウジング13aの後側に第2ロータハウジング形成用ハウジング13bが固定ボルト13cにより固定されることによって形成されるとともに、第1ロータハウジング形成用ハウジング13aと第2ロータハウジング形成用ハウジング13bとの間にはポンプ室15が形成されている。また、第1ロータハウジング形成用ハウジング13aの前側にギアハウジング14が接合固定されるとともに、第1ロータハウジング形成用ハウジング13aとギアハウジング14との間にはギア室16が形成されている。
駆動部12は、ギアハウジング14の前側にモータハウジング17が接合固定されて形成されるとともに、モータハウジング17とギアハウジング14との間にはモータ室18が形成されている。モータ室18には、駆動源としての電動モータ19が収容される。モータハウジング17の内周面にはステータ19a(固定子)が固定されるとともに、ステータ19aは、モータハウジング17の内周面に固定されたステータコア191aのティース(図示せず)にコイル192aが巻回されて構成されている。また、ステータ19aの内側にはモータロータ19b(回転子)が設けられている。モータロータ19bは、回転軸としての駆動軸21に止着されたロータコア191bと、ロータコア191bの周面に設けられた複数の永久磁石192bとからなる。
駆動軸21は、第1ロータハウジング形成用ハウジング13a及びモータハウジング17にベアリング23a,23cを介して回転可能に支持されている。駆動軸21に対して平行に設けられる従動軸22は、第1ロータハウジング形成用ハウジング13aにベアリング23bを介して回転可能に支持されている。ベアリング23a,23bは、第1ロータハウジング形成用ハウジング13aに形成される嵌込孔24a,24bに嵌め込まれることにより、第1ロータハウジング形成用ハウジング13aに支持されている。また、ギア室16には、駆動軸21に固定された駆動ギア25と、従動軸22に固定された従動ギア26とが互いに噛合連結された状態で収容されている。駆動軸21及び従動軸22は、駆動ギア25及び従動ギア26によってギア連結されている。
駆動軸21には、ポンプ室15に収容される鉄製の駆動ロータ27が取付け固定されている。また、従動軸22には、ポンプ室15に収容される鉄製の従動ロータ28が取付け固定されている。駆動ロータ27及び従動ロータ28は、駆動軸21の軸線Mに沿った方向(軸方向)に直交する断面視が双葉状(瓢箪状)に形成されている。そして、駆動ロータ27及び従動ロータ28は、駆動ロータ27の山歯27aと従動ロータ28の谷歯28a、及び駆動ロータ27の谷歯(図示せず)と従動ロータ28の山歯(図示せず)とが噛合可能にポンプ室15に収容されている。また、ロータハウジング13(第2ロータハウジング形成用ハウジング13b)には、流体をポンプ室15に吸引する吸入口31と、吸入口31の対向位置にポンプ室15で移送された流体を吐出する吐出口32が形成されている。
このように構成された電動ルーツ型ポンプ10では、電動モータ19の駆動によって駆動軸21が回転することにより、駆動ギア25と従動ギア26との噛合連結を通じて従動軸22が駆動軸21とは異なる方向へ回転する。すると、ポンプ室15内では、駆動ロータ27及び従動ロータ28が、駆動軸21及び従動軸22が有する位相差(90度)をもって同期回転する。そして、流体は、駆動ロータ27及び従動ロータ28の同期回転に伴って吸入口31からポンプ室15へ吸入される。ポンプ室15に吸入された流体は、両ロータ27,28の外面とポンプ室15の内周面15aとが協働することにより、ポンプ室15にて移送される。この移送された流体は、吐出口32からポンプ室15外へ吐出される。
上記構成の電動ルーツ型ポンプ10のハウジングHには、取付脚部としての第1〜第3取付脚部41,42,43が設けられている。各取付脚部41,42,43は、燃料電池自動車に搭載される燃料電池システムを形成する被取付体としてのボディBdの被取付面Bd1に電動ルーツ型ポンプ10を取り付けるために用いられる。
図2に示すように、モータハウジング17には、その外周面17aから右方に向かって延びる第1取付脚部41が一体形成されている。第1取付脚部41は、取付部としての第1取付部41bと、第1取付部41bとモータハウジング17の外周面17aとを連結する部位である第1連結部41cとから構成されている。第1取付部41bには、円孔状をなす挿通孔としての第1挿通孔41aが形成されるとともに、第1挿通孔41aにはボルトとしての第1ボルトB1が挿通可能になっている。第1連結部41cは、モータハウジング17の外周面17aから下方に延びた後、右方に向かって延びるように設けられている。
第1ロータハウジング形成用ハウジング13aには、その外周面131aから左方に向かって延びる第2取付脚部42が一体形成されている。第2取付脚部42は、取付部としての第2取付部42bと、第2取付部42bと第1ロータハウジング形成用ハウジング13aの外周面131aとを連結する部位である第2連結部42cとから構成されている。第2取付部42bには、円孔状をなす挿通孔としての第2挿通孔42aが形成されるとともに、第2挿通孔42aにはボルトとしての第2ボルトB2が挿通可能になっている。第2連結部42cは、第1ロータハウジング形成用ハウジング13aの外周面131aから下方に延びた後、左方に向かって延びるように設けられている。
第1ロータハウジング形成用ハウジング13aには、その外周面131aから右方に向かって延びる第3取付脚部43が一体形成されている。第3取付脚部43は、取付部としての第3取付部43bと、第3取付部43bと第1ロータハウジング形成用ハウジング13aの外周面131aとを連結する部位である第3連結部43cとから構成されている。第3取付部43bには、円孔状をなす挿通孔としての第3挿通孔43aが形成されるとともに、第3挿通孔43aにはボルトとしての第3ボルトB3が挿通可能になっている。第3連結部43cは、第1ロータハウジング形成用ハウジング13aの外周面131aから下方に延びた後、右方に向かって延びるように設けられている。
図1に示すように、第1ロータハウジング形成用ハウジング13aにおいて、第2取付脚部42と第3取付脚部43とは、ベアリング23a,23bを挟んだ駆動軸21及び従動軸22の径方向に対向する位置に配設されている。
図3に示すように、第1連結部41cにおける駆動軸21の軸方向に沿った幅H1は、第2連結部42c及び第3連結部43cにおける駆動軸21の軸方向に沿った幅H2よりも短くなっている。具体的には、第1連結部41cの幅H1は、第2連結部42c及び第3連結部43cの幅H2の約半分になっている。よって、第1連結部41cは、第2連結部42c及び第3連結部43cよりも細長く延びている。このため、第1連結部41cは、第2連結部42c及び第3連結部43cよりも剛性が低くなっており、第2連結部42c及び第3連結部43cに比べて変形し易くなっている。よって、本実施形態では、第1連結部41cが変形部として機能する。一方、第2連結部42c及び第3連結部43cは、第1連結部41cに比べて剛性が高い剛性部として機能する。
図2に示すように、第1挿通孔41aに第1ボルトB1を挿通して被取付面Bd1に第1ボルトB1を締め付けることで、第1取付脚部41が被取付面Bd1に締結される。同様に、第2挿通孔42aに第2ボルトB2を挿通して被取付面Bd1に第2ボルトB2を締め付けることで、第2取付脚部42が被取付面Bd1に締結される。同様に、第3挿通孔43aに第3ボルトB3を挿通して被取付面Bd1に第3ボルトB3を締め付けることで、第3取付脚部43が被取付面Bd1に締結される。これら各取付脚部41,42,43における被取付面Bd1への締結により、電動ルーツ型ポンプ10がボディBdに取り付けられる。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図4に示すように、例えば、燃料電池システムにおいて、燃料電池に酸素と水素を供給して発電させることで、この発電による発熱によりボディBdの被取付面Bd1が熱変形する場合がある。例えば、被取付面Bd1が、駆動軸21の軸方向に対して反るように熱変形すると、被取付面Bd1に取り付けられた第1取付脚部41の取付部41bが被取付面Bd1の熱変形に追従して変位する。このとき、第1連結部41cが第1取付部41bの変位に追従して変形する。この第1連結部41cの変形により、モータハウジング17が変形してしまうことが抑制されている。
また、ボディBdの被取付面Bd1が熱変形すると、被取付面Bd1に取り付けられた第2及び第3取付脚部42,43の取付部42b,43bが被取付面Bd1の熱変形に追従して変位する。ここで、第2取付脚部42及び第3取付脚部43は、第1ロータハウジング形成用ハウジング13aにおいて、ベアリング23a,23bを挟んだ駆動軸21及び従動軸22の径方向に沿った位置に配設されている。よって、被取付面Bd1の変形に追従して第2及び第3取付脚部42,43の取付部42b,43bが変位することで、第1ロータハウジング形成用ハウジング13aが変形しても、ベアリング23a,23bの位置はあまり変位しない。したがって、駆動軸21及び従動軸22を支持するベアリング23a,23b,23cが軸ずれしてしまうことが極力抑えられている。
上記実施形態では以下の効果を得ることができる。
(1)第1取付脚部41を、モータハウジング17から延びる第1連結部41cと、被取付面Bd1に第1ボルトB1により締結される第1取付部41bとで構成し、第1連結部41cを、被取付面Bd1の熱変形に追従して変形可能な変形部として機能させた。また、第2及び第3取付脚部42,43の連結部42c,43cを第1連結部41cよりも剛性の高い剛性部として機能させた。よって、被取付面Bd1の変形により第1取付部41bが変位すると、第1連結部41cが第1取付部41bの変位に追従して変形する。この第1連結部41cの変形により、モータハウジング17の変形を抑えることができる。よって、第2及び第3取付脚部42,43により電動ルーツ型ポンプ10自体の耐振動性を確保しつつも、駆動軸21及び従動軸22を支持するベアリング23a,23b,23cが軸ずれしてしまうことを極力抑えることができる。
(2)第2取付脚部42及び第3取付脚部43は、第1ロータハウジング形成用ハウジング13aにおいて、ベアリング23a,23bを挟んだ駆動軸21及び従動軸22の径方向に沿った位置に配設されている。よって、被取付面Bd1の変形に追従して第2及び第3取付脚部42,43の取付部42b,43bが変位して第1ロータハウジング形成用ハウジング13aが変形しても、ベアリング23a,23bの位置はあまり変位しない。よって、駆動軸21及び従動軸22を支持するベアリング23a,23b,23cが軸ずれしてしまうことを極力抑えることができる。
(3)上記構成の電動ルーツ型ポンプ10によれば、駆動軸21及び従動軸22を支持するベアリング23a,23b,23cが軸ずれしてしまうことを極力抑えることができ、両ロータ27,28同士が干渉してしまうことを抑制することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 実施形態において、第2連結部42c又は第3連結部43cを変形部として機能させてもよい。これによれば、被取付面Bd1の変形に追従して第2及び第3取付脚部42,43の取付部42b,43bが変位しても、第2連結部42c又は第3連結部43cが変形することで、第1ロータハウジング形成用ハウジング13aが変形してしまうことを抑制することができる。
○ 実施形態では、被取付面Bd1が、駆動軸21の軸方向に対して反るように熱変形した場合に、第1連結部41cの変形により、モータハウジング17が変形してしまうことを抑制したが、これに限らない。例えば、被取付面Bd1が、駆動軸21の軸方向に直交する方向に対して反るように熱変形した場合であっても、第1連結部41cは、被取付面Bd1の熱変形に追従して変形する。これによれば、被取付面Bd1が、駆動軸21の軸方向に直交する方向に対して反るように熱変形したとしても、モータハウジング17が変形してしまうことを抑制することができる。
○ 本発明を電動ルーツ型ポンプ10に具体化したが、これに限らず、その他のポンプ又は圧縮機(例えばスクロール式、スクリュー式、又はピストン式の圧縮機等)に具体化してもよい。
○ 本発明を駆動源として電動モータ19を用いる電動ルーツ型ポンプ10に具体化したが、これに限らず、例えば、駆動源としてエンジンを用いるポンプに具体化してもよい。この場合、ポンプは、ハイブリッド自動車や、エンジンのみで駆動する自動車などに搭載され、それら自動車のエンジンや、エンジンルームを形成するボディ等に取り付けられる。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記ハウジングには、前記取付脚部が三つ設けられるとともに、前記取付脚部のうちの一つの取付脚部には前記取付部と前記ハウジングとを連結する部位に前記変形部を有しており、残りの二つの取付脚部には前記取付部と前記ハウジングとを連結する部位に前記剛性部を有していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のポンプ。
(ロ)前記ポンプは電動ルーツ型ポンプであることを特徴とする請求項1又は請求項2、及び前記技術的思想(イ)のいずれか一項に記載のポンプ。
(ハ)前記ポンプは、燃料電池自動車に搭載される燃料電池システムを形成するボディに取り付けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2、及び前記技術的思想(イ)、(ロ)のいずれか一項に記載のポンプ。
B1…ボルトとしての第1ボルト、B2…ボルトとしての第2ボルト、B3…ボルトとしての第3ボルト、Bd…被取付体としてのボディ、Bd1…被取付面、H…ハウジング、10…ポンプとしての電動ルーツ型ポンプ、11…ポンプ部、13a…ハウジング構成体としての第1ロータハウジング形成用ハウジング、19…駆動源としての電動モータ、21…回転軸としての駆動軸、23a,23b,23c…ベアリング、41…取付脚部としての第1取付脚部、41a…挿通孔としての第1挿通孔、41b…取付部としての第1取付部、41c…変形部として機能する第1連結部、42…取付脚部としての第2取付脚部、42a…挿通孔としての第2挿通孔、42b…取付部としての第2取付部、42c…剛性部として機能する第2連結部、43…取付脚部としての第3取付脚部、43a…挿通孔としての第1挿通孔、43b…取付部としての第3取付部、43c…剛性部として機能する第3連結部。

Claims (2)

  1. 駆動源の駆動により回転する回転軸と、前記回転軸の回転に伴い駆動するポンプ部とがハウジング内に収容されるとともに、前記回転軸がベアリングを介して前記ハウジングに回転可能に支持され、前記ハウジングに設けられる複数の取付脚部に挿通されたボルトが被取付体の被取付面に締結されることで前記被取付体に取り付けられるポンプであって、
    各取付脚部は、前記ボルトが挿通される挿通孔を有する取付部を備え、
    前記取付部と前記ハウジングとを連結する部位に、前記被取付面の変形に追従して変形可能な変形部を有する取付脚部を少なくとも一つ有するとともに、
    前記取付部と前記ハウジングとを連結する部位に、前記変形部よりも剛性が高い剛性部を有する取付脚部を少なくとも二つ有していることを特徴とするポンプ。
  2. 前記ハウジングの一部を構成するとともに前記ベアリングを支持するハウジング構成体を備え、
    前記剛性部を有する少なくとも二つの取付脚部は、前記ハウジング構成体における前記回転軸の径方向に沿って前記ベアリングを挟んだ位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のポンプ。
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