JP2012120395A - モータ、および、これを用いた電動ポンプ - Google Patents

モータ、および、これを用いた電動ポンプ Download PDF

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Abstract

【課題】ステータ磁極部の径方向への移動を抑制するモータ、および、これを用いた電動ポンプを提供する。
【解決手段】モータ部3のU相ステータ71、V相ステータ72、およびW相ステータ73は、ロータ60の径方向外側に配置され、内周側に複数のステータ磁極部75を有する。コイル76、78は、ステータ磁極部75の径方向外側に配置され、円周方向に環状に形成される。カップ部材80の内側環状壁82は、ステータ磁極部75とロータ60との間に配置される。ボビン77の内周壁771およびボビン79の内周壁791は、ステータ磁極部75とコイル76、78との間に配置される。ステータ磁極部75は、カップ部材80の内側環状壁82とボビン77の内周壁771およびボビン79の内周壁791との間にステータ磁極部75を保持する。これにより、ステータ磁極部75の径方向への移動を抑制することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、モータ、および、これを用いた電動ポンプに関する。
従来、周方向にN極とS極とに交互に着磁されたロータを巻線への通電で発生する磁界により回転駆動する電動モータが公知である。例えば特許文献1の図12に示すように、薄板を折り曲げてステータ磁極を形成し、ステータ巻線に通電することにより発生する磁束を受けてロータが回転する。
特開2010−11653号公報
しかしながら、特許文献1のように薄板を折り曲げてステータ磁極を形成した場合、ステータ巻線への通電で発生する磁束およびロータの磁束によりロータとステータ磁極部との間に吸引力または反発力が生じることにより、ステータ磁極部に径方向の力が加わると、ステータ磁極部が径方向に動いてしまい、ステータ磁極部が破損する虞がある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ステータ磁極部の径方向への移動を抑制するモータ、および、これを用いた電動ポンプを提供することにある。
請求項1に記載のモータは、ロータと、シャフトと、ステータと、コイルと、第1の非磁性部材と、第2の非磁性部材と、を備える。ロータは、周方向にN極磁極とS極磁極とが交互に着磁される。シャフトは、ロータと一体となって回転する。ステータは、ロータの径方向外側に配置され、内周側に複数のステータ磁極部を有する。コイルは、ステータ磁極部の径方向外側に配置され、円周方向に環状に形成される。第1の非磁性部材は、ステータ磁極部とロータとの間に配置される。第2の非磁性部材は、ステータ磁極部とコイルとの間に配置される。ステータ磁極部は、第1の非磁性部材と第2の非磁性部材との間に保持される。これにより、ステータ磁極部が第1の非磁性部材と第2の非磁性部材との間に保持されるので、コイルへの通電によりロータとステータ磁極部との間に吸引力または反発力が生じ、ステータ磁極部に径方向の力が加わっても、ステータ磁極部の径方向への移動を抑制することができる。また、径方向への移動によるステータ磁極部の破損を防ぐことができる。
請求項2に記載の発明では、第1の非磁性部材は、ステータ、コイル、および第2の非磁性部材を収容する環状の収容室を有するカップ部材の径方向内側の内側環状壁である。ステータ、コイル、および第2の非磁性部材をカップ部材の収容室に収容することにより、内側環状壁と第2の非磁性部材とでステータ磁極部を容易に保持することができる。
請求項3に記載の発明では、カップ部材は、ステータの径方向外側を拘束する外側拘束部を有する。これにより、ステータのエアギャップが小さくなるので、磁束漏れを低減でき、高効率にトルクを発生することができる。
請求項4に記載の発明では、第1の非磁性部材は、ステータの径方向内側を拘束する内側拘束部を有する。これにより、ステータ磁極部の径方向への移動をより抑制することができる。
請求項5に記載の発明では、第2の非磁性部材は、コイルが巻回されるボビンである。コイルが巻回されるボビンにより第2の非磁性部材を構成することにより、ステータ磁極部を保持するための第2の非磁性部材を別途に設ける必要がないので、部品点数が増加しない。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載のモータを用いた電動ポンプであって、インナーロータと、アウターロータと、ハウジングと、を備える。インナーロータは、外歯が形成され、シャフトと一体となって回転する。アウターロータは、外歯に噛み合う内歯が形成され、インナーロータに対して偏心して設けられ、インナーロータとの間に容積が変化する圧力室を有する。ハウジングは、圧力室と連通する吸入口および吐出口が形成され、インナーロータおよびアウターロータを回転可能に収容するポンプ室を有する。ステータ磁極部の径方向への移動、およびこれに伴うステータ磁極部の破損が防止されるので、安定して電動ポンプを駆動することができる。
本発明の第1実施形態による電動ポンプを用いた自動変速システムの全体構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態による電動ポンプを用いた自動変速装置の油圧回路を説明する説明図である。 本発明の第1実施形態による電動ポンプを示す断面図である。 図3のIV−IV線断面を示す断面図である。 図3のA部を拡大した断面図である。 本発明の第1実施形態によるカップ部材およびステータブロックの分解斜視図である。 本発明の第1実施形態によるカップ部材およびステータブロックの組み付け工程を説明する断面図である。 本発明の第2実施形態によるカップ部材およびステータブロックの分解斜視図である。 本発明の第2実施形態によるカップ部材およびステータブロックの組み付け工程を説明する断面図である。 本発明の第3実施形態によるカップ部材およびステータブロックの分解斜視図である。 本発明の第3実施形態によるカップ部材およびステータブロックの組み付け工程を説明する断面図である。
以下、本発明の複数の実施形態によるモータおよび電動ポンプを図面に基づいて説明する。なお、複数の実施形態において、実質的に同一の構成には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態によるモータを用いた電動ポンプは、自動変速装置に作動油を供給するオイルポンプに適用される。
図1に本実施形態に係る自動変速システムの全体構成を示す。内燃機関(以下、「エンジン」という。)90は、車両の動力発生装置であり、図示しないクランク軸が左右の駆動輪91を連結するドライブシャフト92と機械的に連結されている。自動変速装置100は、クランク軸から駆動輪91へ動力を伝達する動力伝達系統に設けられている。自動変速装置100には、バッテリ94から供給される電力により駆動される電動ポンプ1が設けられている。
バッテリ94は、電動ポンプ1、スタータ95、オルタネータ96、および電装品97等と接続されている。スタータ95は、エンジン90のクランク軸に初期回転を付与する。オルタネータ96は、エンジン90のクランク軸と機械的に接続され、伝達された運動エネルギーを電気エネルギーに変換する。変換された電気エネルギーは、バッテリ94に充電される。電装品97は、空調装置、ヘッドライト、燃料噴射装置等から構成される。ECU99は、周知のマイクロコンピュータを主体に構成される。ECU99は、車両の停止時において、エンジン90を自動的に停止させる所謂アイドルストップ制御や、アイドルストップ状態からエンジン90を自動的に始動させる自動始動制御を行う。また、電動ポンプ1への通電制御等を行う。なお、図1においては、電動ポンプ1への制御線以外は、煩雑になることを避けるため省略した。
図2に、自動変速装置100の油圧回路の構成を示す。自動変速装置100は、電動ポンプ1、機械式油圧ポンプ101、コントロールバルブ102、発進クラッチ103を含む複数の摩擦係合要素、逆止弁104等を備えている。
機械式油圧ポンプ101は、エンジン90によって駆動され、ストレーナ109を経由してオイルパン108に貯留されたオイルを吸入し、図示しない各部への潤滑及び油圧通路107およびコントロールバルブ102を経由して複数の摩擦係合要素に油圧を供給する。
電動ポンプ1は、機械式油圧ポンプ101と並列に設けられる。電動ポンプ1は、バイパス通路106に設けられ、ポンプ部2およびモータとしてのモータ部3を有している。ポンプ部2とモータ部3とはシャフト10によって接続されている。モータ部3は、ドライバ4によって電気的に駆動制御される。電動ポンプ1は、例えばアイドルストップ時に駆動され、発進クラッチ103に油圧を供給する。
バイパス通路106は、機械式油圧ポンプ101の下流側にて油圧通路107と接続する。バイパス通路106と油圧通路107との接続箇所と電動ポンプ1との間には、逆止弁104が設けられる。逆止弁104は、バイパス通路106の油圧が油圧通路107の油圧に打ち勝ったときに開弁する。これにより、逆止弁104は、エンジン90の作動中、機械式油圧ポンプ101が吐出した作動油が電動ポンプ1側に逆流することを防止する。
上述した通り、本実施形態では、車両の停止時において、エンジン90を自動的に停止させるアイドルストップ制御を行っている。エンジン90が停止すると、エンジン90によって駆動される機械式油圧ポンプ101も停止する。機械式油圧ポンプ101が停止すると、オイルを摩擦係合要素に供給することができず、油圧が低下する。発進クラッチ103の油圧が低下した状態からエンジン90を再始動すると、発進クラッチ103にすべり及び急係合等が起こり、変速ショックが発生する。
そこで、エンジン90の停止時、すなわち機械式油圧ポンプ101の停止時に、電動ポンプ1を駆動し、バイパス通路106およびコントロールバルブ102を経由して発進クラッチ103へオイルを補給し、発進クラッチ103の油圧を維持することによって、再始動時の変速機ショックを低減することができる。
次に、電動ポンプ1の詳細を図3〜図6に基づいて説明する。図3は、図4のIII−III線断面に対応する図であり、図4は、図3のIV−IV線断面に対応する図である。また、図5は、図3中のA部を拡大した拡大断面図である。また、図6は、ステータブロックおよびカップ部材の分解斜視図である。
電動ポンプ1のポンプ部2は、内接ギア式の回転式ポンプであって、ハウジング20、インナーロータ40、アウターロータ50等から構成される。
ハウジング20は、第1ハウジング21および第2ハウジング31から構成される。
第1ハウジング21には、吸入口23および吐出口24が形成されている。第1ハウジング21の第2ハウジング31と接触する面には、シャフト10と対応する位置に凹部26が形成されている。凹部26には、プレート27が収容される。プレート27は、第1ハウジング21とシャフト10の一方の端部との間に配置され、シャフト10の回転に伴う摩擦抵抗を低減している。
第2ハウジング31は、略円柱状に形成される。第2ハウジング31の軸方向におけるポンプ部2側の端部には大径部32が形成され、モータ部3側の端部には、円筒形状の筒部35が形成される。大径部32の内側には、インナーロータ40およびアウターロータ50を収容するためのポンプ室33が設けられる。インナーロータ40とアウターロータ50とは、ハウジング20に対して回転可能に設けられる。
筒部35のモータ部3側の端部には、シャフト10の回転軸と同軸にベアリング室36が形成される。また、ベアリング室36のポンプ部2側には、オイルシール室37が形成される。
ベアリング室36には、ラジアル型のボールベアリング361が内挿される。ボールベアリング361の外輪は筒部35の内側に収容され、ボールベアリング361の内輪にはシャフト10が圧入される。これにより、シャフト10は、筒部35の中心軸上に回転可能に支持される。また、ボールベアリング361のオイルシール室37と反対側には、ウェーブワッシャ362およびプレート363が設けられる。これにより、シャフト10の回転に伴うボールベアリング361のがたつきが抑制される。
オイルシール室37には、オイルシール371が挿入され、ポンプ室33側からベアリング室36側へオイルが流入するのを防いでいる。
また、第2ハウジング31には、シャフト10を回転可能に支持する軸受孔38が形成される。軸受孔38は、ポンプ室33とオイルシール室37とを連通している。なお、軸受孔38は、シャフト10の外径よりもわずかに大きく形成され、軸受孔38とシャフト10との間に形成される隙間にはポンプ室33から漏れ出したオイルが供給されることにより、シャフト10が回転することによる摺動抵抗を低減している。また、シャフト10は、ボールベアリング361および軸受孔38の内壁の2箇所で軸受されているので、シャフト10の回転に伴う傾きが抑制される。なお、第2ハウジング31の軸受孔38とシャフト10との径方向における軸の傾き量は、ボールベアリング361の内輪および外輪とボールとでの径方向における軸の傾き量よりも小さくなるクリアランスに設定している。これにより、シャフト10の傾きを抑制する。
第2ハウジング31の第1ハウジング21との接触面には、Oリング溝310が形成される。Oリング溝310には、Oリング311が嵌め込まれ、ポンプ室33を液密にシールしている。また、第2ハウジング31の第1ハウジング21と反対側には、モータ部3を収容するカバー28が被せられる。カバー28の開口側の端部には、インサートナット29が設けられる。第2ハウジング31および第1ハウジング21には、ボルト291が挿通され、このボルト291がインサートナット29に締結されることによって、第2ハウジング31、第1ハウジング21、およびカバー28が固定される。
第2ハウジング31の大径部32の外周壁には、カバー28との接触面にOリング溝320が形成される。Oリング溝320には、Oリング321が嵌め込まれ、第2ハウジング31とカバー28との間の駆動部室69を気密にシールしている。なお、第2ハウジング31およびカバー28は、ポンプ部2のハウジングを構成するとともに、モータ部3のハウジングを構成している。
シャフト10は、略円柱状に形成される。シャフト10の一方の端部には嵌合軸部11が形成され、他方の端部にはロータ圧入部18が形成される。ロータ圧入部18は、後述するロータ60の孔62に圧入される。これにより、シャフト10とロータ60とは一体となって回転する。
図4に示すように、嵌合軸部11は、軸方向に略垂直な平面となるように切り欠かれた2つの切欠面12を有する。2つの切欠面12は、切削等により略平行に形成される。2つの切欠面12の間隔は、インナーロータ40に形成されたシャフト孔41の平面部42の間隔と略同等である。切欠面12と平面部42とを対応させて嵌合軸部11をシャフト孔41に嵌め合わせることにより、シャフト10とインナーロータ40との相対回転が規制される。これにより、シャフト10とインナーロータ40とは、一体となって回転する。したがって、ロータ60、シャフト10、およびインナーロータ40は、一体となって回転する。
インナーロータ40およびアウターロータ50は、例えば鉄系の焼結金属等により形成され、第2ハウジング31のポンプ室33と第1ハウジング21とにより形成される空間に回転可能に収容される。
インナーロータ40には、軸方向に垂直な2つの平面部42を有するシャフト孔41が中心軸上に形成される。2つの平面部42は、円弧面により接続される。インナーロータ40の外周には、7つの外歯44が形成される。
アウターロータ50は、インナーロータ40の径方向外側に略円筒状に形成される。アウターロータ50の内周には、インナーロータ40の外歯44と噛み合う8つの内歯51が形成される。アウターロータ50の回転中心は、インナーロータ40の回転中心と偏心して配置される。インナーロータ40とアウターロータ50との間には、圧力室55が形成される。圧力室55は、第1ハウジング21と第2ハウジング31とに跨って形成される吸入側オイル室56および吐出側オイル室57と連通する。吸入側オイル室56は吸入口23と連通し、吐出側オイル室57は吐出口24と連通する。これにより、吸入口23と吐出口24とは、吸入側オイル室56、圧力室55、および吐出側オイル室57を経由して連通している。
図3に示すように、本実施形態のモータ部3は、所謂クローポール型モータであって、シャフト10、ロータ60、ステータブロック70、およびカップ部材80等を備える。本実施形態のモータ部3は、3相ブラシレスモータである。
ロータ60は、ポンプ部2側に開口する有底円筒状に形成され、ステータブロック70の径方向内側に回転可能に設けられる。ロータ60は、底部61、及び、底部61の外周に設けられる側壁部64を有している。底部61の中心軸上には孔62が形成され、この孔62にシャフト10のロータ圧入部18が圧入される。側壁部64の径方向外側の表面には、マグネット65が貼付されている。マグネット65は、N極磁石とS極磁石とが交互に貼付されている。また、マグネット65の径方向外側には、マグネット65の飛散を防止するためのカップ651が設けられている(図5参照)。
また、ロータ60の内壁67により形成される収容空間68には、第2ハウジング31の筒部35の先端が収容される。なお、ロータ60の内壁67と第2ハウジング31の筒部35との間には、接触しないように、隙間が形成されている。
図5および図6に示すように、ステータブロック70は、U相ステータ71、V相ステータ72、W相ステータ73、コイル76、78、および、ボビン77、79等を有し、円環状に形成される。なお、U相ステータ71、V相ステータ72、およびW相ステータ73が「ステータ」に対応する。
U相ステータ71、V相ステータ72、およびW相ステータ73は、所定の枚数の薄板が積層されて略円環状に形成される。U相ステータ71、V相ステータ72、およびW相ステータ73を構成する薄板は、同じ厚みのものが用いられる。
U相ステータ71は、2枚の磁性材の薄板が積層され、プレス等により形成される。U相ステータ71は、外周部711、底部712、およびU相磁極部715を有する。底部712は、外周部711のW相ステータ73と反対側の端部の内周側に所定の間隔をもって複数形成される。外周部711と底部712とは、略垂直に形成される。底部712の先端に形成されるU相磁極部715は、W相ステータ73側に略直角に折り曲げられる。外周部711とU相磁極部715とは、略平行に形成される。U相磁極部715は、径方向から見たとき、略三角形形状に形成される。
V相ステータ72は、4枚の磁性材の薄板が積層され、プレス等により形成される。V相ステータ72は、円環部721、突出部722、およびV相磁極部725を有する。突出部722は、円環部721の内周側に所定の間隔をもって複数形成される。V相磁極部725は、突出部722の先端に形成される。V相磁極部725は、積層された薄板のうちU相ステータ71側の2枚がU相ステータ71側に略垂直に折り曲げられ、W相ステータ73側の2枚がW相ステータ73側に略垂直に折り曲げられる。V相磁極部725は、径方向から見たとき、略平行四辺形形状に形成される。
W相ステータ73は、U相ステータ71と略同様の形状に形成される。すなわち、W相ステータ73は、2枚の磁性材の薄板が積層され、プレス等により形成される。W相ステータ73は、外周部731、底部732、およびW相磁極部735を有する。底部732は、外周部731のU相ステータ71と反対側の端部の内周側に所定の間隔をもって複数形成される。外周部731と底部732とは、略垂直に形成される。底部732の先端に形成されるW相磁極部735は、U相ステータ71側に略垂直に折り曲げられる。外周部731とW相磁極部735とは、略平行に形成される。W相磁極部735は、径方向から見たとき、略三角形形状に形成される。
なお、U相磁極部715、V相磁極部725、およびW相磁極部735が「ステータ磁極部」に対応し、以下適宜、「ステータ磁極部75」という。
コイル76は、ボビン77に巻回され、軸方向においてU相ステータ71の底部712とV相ステータ72の突出部722との間であって、径方向においてU相磁極部715およびV相磁極部725とU相ステータ71の外周部731との間に配置される。すなわち、コイル76およびボビン77は、U相磁極部715およびV相磁極部725の径方向外側に配置される。ボビン77は、樹脂等の非磁性材で円環状に形成される。ボビン77は、径方向内側に形成される内周壁771、内周壁771の下端部および上端部から径方向外側に略垂直に形成される下壁部772および上壁部774を有している。すなわち、ボビン77は、断面視略コ字状に形成される(図5参照)。
コイル78は、ボビン79に巻回され、軸方向においてV相ステータ72の突出部722とW相ステータ73の外周部731との間であって、径方向においてV相磁極部725およびW相磁極部735とW相ステータ73の外周部733との間に配置される。すなわち、コイル78およびボビン79は、V相磁極部725およびW相磁極部735の径方向外側に配置される。ボビン79は、樹脂等の非磁性材で円環状に形成される。ボビン79は、径方向内側に形成される内周壁791、内周壁791の下端部および上端部から径方向外側に略垂直に形成される下壁部792および上壁部794を有している。すなわち、ボビン79は、断面視略コ字状に形成される(図5参照)。
U相ステータ71、コイル76が巻回されたボビン77、V相ステータ72、コイル78が巻回されたボビン79、およびW相ステータ73は、ポンプ部2側からこの順で配置され、ステータブロック70をなしている。V相ステータ72の円環部721は、ボビン77、79の径方向外側にて、U相ステータ71の外周部711とW相ステータ73の外周部731とで挟持される。
ボビン77の下壁部772のU相ステータ71側には、所定の間隔で図示しない突部が形成され、この突部がU相ステータ71の底部712の間に嵌り込むことにより、U相ステータ71とボビン77とが位置決めされる。ボビン77の上壁部774のV相ステータ72側には、所定の間隔で突部775が形成され、この突部775がV相ステータ72の突出部722の間に嵌り込むことにより、V相ステータ72とボビン77とが位置決めされる。また、ボビン79の下壁部792のV相ステータ72側には、所定の間隔で図示しない突部が形成され、この突部がV相ステータ72の突出部722の間に嵌り込むことにより、V相ステータ72とボビン79とが位置決めされる。ボビン79の上壁部794のW相ステータ73側には、所定の間隔で突部795が形成され、この突部795がW相ステータ73の底部732の間に嵌り込むことにより、W相ステータ73とボビン79とが位置決めされる。
U相磁極部715、V相磁極部725、およびW相磁極部735は、この順で所定の間隔となるように、ボビン77の内周壁771およびボビン79の内周壁791に沿うように形成される。本実施形態では、U相磁極部715およびW相磁極部735は、V相磁極部725に対する円周方向の位相差が、電気角で120度とならないように配置される。また、U相ステータ71、V相ステータ72、およびW相ステータ73を構成する薄板の厚さは全て等しいので、2枚の薄板からなるU相磁極部715、V相磁極部725、およびW相磁極部735の厚さは略等しい。したがって、ロータ60の外周面からの距離が略等しい。また、U相磁極部715、V相磁極部725、およびW相磁極部735の面積は、略等しい。これにより、U相磁極部715、V相磁極部725、およびW相磁極部735に生じる磁束が均一になり、高効率にロータ60を回転することができる。
カップ部材80は、底壁81、内側環状壁82、および外側環状壁83を有し、非磁性材、例えば非磁性SUS等で形成される。カップ部材80には、底壁81、内側環状壁82、および外側環状壁83により環状の収容室85が形成される。収容室85は、底壁81と反対側に開口しており、ステータブロック70が収容される。このとき、ステータ磁極部75の径方向内側にはカップ部材80の内側環状壁82が配置され、ステータ磁極部75の径方向外側にはボビン77の内周壁771およびボビン79の内周壁791が配置される。これにより、ステータ磁極部75は、カップ部材80の内側環状壁82とボビン77の内周壁771およびボビン79の内周壁791との間に保持され、内側環状壁82とボビン77の内周壁771およびボビン79の内周壁791とによってステータ磁極部75の径方向への移動が規制される。
ここで、ステータブロック70とカップ部材80との組み付けについて図7に基づいて説明する。図7(a)は組み付け前のステータブロック70およびカップ部材80を示し、図7(b)はカップ部材80の収容室85にステータブロック70を収容した状態を示し、図7(c)はカップ部材80によりステータブロック70をかしめた状態を示している。
図7(a)に矢印Y1で示すように、ステータブロック70は、カップ部材80の収容室85に収容される。図7(b)に示すように、カップ部材80の内側環状壁82および外側環状壁83の軸方向長さは、ステータブロック70の軸方向長さよりも長く形成されている。ここで、図7(c)に示すように、内側環状壁82の先端部821を径方向外側に折り曲げ、先端部821と底壁81との間でステータブロック70の径方向内側をかしめる。これにより、カップ部材80は、ステータブロック70の径方向内側を拘束している。また、外側環状壁83の先端部831を径方向内側に折り曲げ、先端部831と底壁81との間でステータブロック70の径方向外側をかしめる。これにより、カップ部材80は、ステータブロック70の径方向外側を拘束している。
なお、本実施形態では、カップ部材80の内側環状壁82が「第1の非磁性部材」に対応し、ボビン77の内周壁771およびボビン79の内周壁791が「第2の非磁性部材」に対応している。また、内側環状壁82の径方向外側に折り曲げられた先端部821および底壁81が「内側拘束部」に対応し、外側環状壁83の径方向内側に折り曲げられた先端部831および底壁81が「外側拘束部」に対応している。
また、内側環状壁82は、径方向においてロータ60とステータブロック70との間に位置しているが、ロータ60との間には隙間が形成されており、カップ部材80がロータ60の回転を規制することはない。また、ロータ60とステータ磁極部75との距離が短いほどモータ効率がいいので、ロータ60とステータ磁極部75との間に配置される内側環状壁82は、できるだけ薄く形成されることが好ましい。
ここで、電動ポンプ1の作動について説明する。
コイル76、78に位相の異なる交流電流が通電されると、U相磁極部715、V相磁極部725、およびW相磁極部735には、回転磁界が形成される。この回転磁界を受けて、ロータ60、シャフト10、およびインナーロータ40が一体となって回転する。また、インナーロータ40の回転に伴って、アウターロータ50が回転する。インナーロータ40およびアウターロータ50が回転すると、外歯44と内歯51との噛み合い量が連続的に変化し、圧力室55の容積が連続的に変化する。これにより、吸入口23および吸入側オイル室56を経由して、圧力室55の容積が増加する領域にオイルが吸入される。また、圧力室55の容積が減少する領域から、吐出側オイル室57および吐出口24を経由して、オイルが吐出される。
コイル76、78への通電により、U相磁極部715、V相磁極部725、およびW相磁極部735であるステータ磁極部75に磁束が生じると、ステータ磁極部75には、ロータ60側へ吸引される方向の吸引力、或いは、ロータ60側から離れる方向の反発力、すなわち径方向への力が加わる。本実施形態では、ステータ磁極部75は、ボビン77の内周壁771およびボビン79の内周壁791とカップ部材80の内側環状壁82とで保持されているので、ステータ磁極部75とロータ60との間に吸引力または反発力が生じ、ステータ磁極部75に径方向の力が加わっても、ステータ磁極部75の径方向への移動を抑制することができる。また、ステータブロック70は、カップ部材80により径方向内側および径方向外側がかしめられているので、よりステータ磁極部75の径方向への移動を抑制することができる。また、特にステータブロック70の径方向外側をかしめることにより、U相ステータ71、V相ステータ72、および、W相ステータ73間のエアギャップが小さくなるため、磁束漏れを低減でき、高効率にトルクを発生することができ、モータ特性が安定する。
以上詳述したように、モータ部3は、ロータ60と、シャフト10と、U相ステータ71、V相ステータ72、およびW相ステータ73と、コイル76、78と、カップ部材80と、ボビン77、79と、を備える。ロータ60は、周方向にN極磁極とS極磁極とが交互に着磁されている。シャフト10は、ロータ60と一体となって回転する。U相ステータ71、V相ステータ72、およびW相ステータ73は、ロータ60の径方向外側に配置され、内周側に複数のステータ磁極部75を有する。コイル76、78は、ステータ磁極部75の径方向外側に配置され、円周方向に環状に形成される。カップ部材80の内側環状壁82は、ステータ磁極部75とロータ60との間に配置される。ボビン77の内周壁771およびボビン79の内周壁791は、ステータ磁極部75とコイル76、78との間に配置される。ステータ磁極部75は、カップ部材80の内側環状壁82とボビン77の内周壁771およびボビン79の内周壁791との間に保持される。
ここで、本実施形態のモータ部3が発揮する効果について説明する。
(1)本実施形態では、カップ部材80の内側環状壁82とボビン77の内周壁771およびボビン79の内周壁791との間でステータ磁極部75を保持するので、コイル76、78への通電によりロータ60とステータ磁極部75との間に吸引力または反発力が生じ、ステータ磁極部75に径方向の力が加わっても、ステータ磁極部75の径方向への移動を抑制することができる。これにより、本実施形態のようにステータ磁極部75が薄板で形成されていたとしても、ステータ磁極部75の破損を防ぐことができる。
(2)本実施形態では、第1の非磁性部材は、ステータブロック70を収容する環状の収容室85を有するカップ部材80の内側環状壁82である。ボビン77、79を含むステータブロック70をカップ部材80の収容室85に収容することにより、内側環状壁82とボビン77の内周壁771およびボビン79の内周壁791とでステータ磁極部75を容易に保持することができる。
(3)また、カップ部材80は、径方向外側の外側環状壁83の先端部831を径方向内側に折り曲げることにより、先端部831と底壁81との間でステータブロック70の径方向外側をかしめている。すなわち、カップ部材80は、U相ステータ71、V相ステータ72、およびW相ステータ73の径方向外側を拘束する外側拘束部を有している。これにより、U相ステータ71、V相ステータ72、およびW相ステータ73のエアギャップが小さくなるので、磁束漏れを低減でき、高効率にトルクを発生することができる。
(4)また、カップ部材80の径方向内側の内側環状壁82の先端部821を径方向外側に折り曲げることにより、先端部831と底壁81との間でステータブロック70の径方向内側をかしめている。すなわち、カップ部材80は、U相ステータ71、V相ステータ72、およびW相ステータ73の径方向内側をかしめる内側拘束部を有している。これにより、ステータ磁極部75の径方向への移動をより抑制することができる。
(5)本実施形態では、第2の非磁性部材は、コイル76が巻回されるボビン77の内周壁771およびコイル78が巻回されるボビン79の内周壁791である。これにより、ステータ磁極部75を保持するための第2の非磁性部材を別途に設ける必要がないので、部品点数が増加しない。
(6)本実施形態のモータ部3は、電動ポンプ1を構成し、インナーロータ40と、アウターロータ50と、ハウジング20と、を備える。インナーロータ40は、外歯44が形成され、シャフト10と一体となって回転する。アウターロータ50は、外歯44に噛み合う内歯51が形成され、インナーロータ40に対して偏心して設けられ、インナーロータ40との間に容積が変化する圧力室55を有する。ハウジング20は、圧力室55と連通する吸入口23および吐出口24が形成され、インナーロータ40およびアウターロータ50を回転可能に収容するポンプ室33を有する。本実施形態では、ステータ磁極部75の径方向への移動、およびこれに伴うステータ磁極部75の破損が防止されるので、安定して電動ポンプ1を駆動することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態では、カップ部材の形状以外の構成は、第1実施形態と同様であるので、図8および図9に基づいてカップ部材280を中心に説明し、他の構成に関する説明は省略する。なお、図8はステータブロック70およびカップ部材280の分解斜視図であり、図9(a)は組み付け前のステータブロック70およびカップ部材280を示し、図9(b)はステータブロック70にカップ部材280を挿入した状態を示し、図9(c)はカップ部材280によりステータブロックをかしめた状態を示している。
図8および図9(a)に示すように、第2実施形態のカップ部材280は、例えば非磁性SUS等の非磁性材により、略円筒状に形成される。カップ部材280は、周壁281および鍔部283を有する。鍔部283は、周壁281の軸方向の一方の端部から径方向外側に形成される。
図9(a)に矢印Y2で示すように、カップ部材280の周壁281は、ステータブロック70の径方向内側に挿入される。すなわち、ステータブロック70は、周壁281の径方向外側に配置される。このとき、ステータ磁極部75の径方向内側にはカップ部材281の周壁281が配置され、ステータ磁極部75の径方向外側にはボビン77の内周壁771およびボビン79の内周壁791が配置される。これにより、ステータ磁極部75は、ボビン77の内周壁771およびボビン79の内周壁791とカップ部材280の周壁281とで保持されるので、コイル76、78への通電によりロータ60とステータ磁極部75との間に吸引力または反発力が生じたとしても、ステータ磁極部75の径方向への移動を抑制することができる。
また図9(b)に示すように、カップ部材280の周壁281の軸方向長さは、ステータブロック70の軸方向長さよりも長く形成されている。ここで、図9(c)に示すように、周壁281の先端部282を径方向外側に折り曲げ、先端部282と鍔部283との間でステータブロック70の径方向内側をかしめる。これにより、カップ部材280は、ステータブロック70の径方向内側を拘束している。
本実施形態では、カップ部材280の周壁281が「第1の非磁性部材」に対応し、周壁281の先端部282および鍔部283が「内側拘束部」に対応している。
これにより、上記(1)、(4)、(5)、(6)と同様の効果を奏する。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態は、第2実施形態と同様、カップ部材以外の構成は、第1実施形態と同様であるので、図10および図11に基づいてカップ部材380を中心に説明し、他の構成に関する説明は省略する。なお、図10はステータブロック70およびカップ部材380の分解斜視図であり、図11(a)は組み付け前のステータブロック70およびカップ部材380を示し、図11(b)はステータブロック70にカップ部材280を挿入した状態を示している。
図10および図11(a)に示すように、第3実施形態のカップ部材380は、例えば非磁性SUS等の非磁性材により形成される。カップ部材380は、周壁381および底壁382を有する。底壁382は、周壁381の軸方向の一方の端部から径方向外側に形成される。
図11(a)に矢印Y3で示すように、カップ部材380の周壁381は、ステータブロック70の径方向内側に挿入され、図11(b)に示すように、ステータブロック70が底壁382に載置される。すなわち、ステータブロック70は、周壁381の径方向外側に配置される。このとき、ステータ磁極部75の径方向内側にはカップ部材380の周壁381が配置され、ステータ磁極部75の径方向外側にはボビン77の内周壁771およびボビン79の内周壁791が配置される。これにより、ステータ磁極部75は、ボビン77の内周壁771およびボビン79の内周壁791とカップ部材380の周壁381とで保持されるので、コイル76、78への通電によりロータ60とステータ磁極部75との間に吸引力または反発力が生じたとしても、ステータ磁極部75の径方向への移動を抑制することができる。
本実施形態では、カップ部材380の周壁381が「第1の非磁性部材」に対応している。
これにより、上記(1)、(5)、(6)と同様の効果を奏する。
なお、本実施形態では、カップ部材380の周壁381の軸方向長さは、ステータブロック70の軸方向長さと略同等に形成されており、ステータブロック70はカップ部材380によりかしめられていない。そのため、本実施形態では、カップ部材380によりステータブロック70の周方向への移動が規制されない。
(他の実施形態)
上記実施形態では、インナーロータの歯数が7であり、アウターロータの歯数が8の内接式ギアポンプであったが、インナーロータとアウターロータの歯数は、必要とされる吐出量等に応じて適宜変更してもよい。その場合、アウターロータの内歯の歯数は、インナーロータの外歯の歯数よりも1つ多い数とすればよい。また、内接式ギアポンプに限らず、シャフトの回転によって流体を送る回転ポンプであれば、どのようなポンプであってもよい。また、上記実施形態では、オイルを送るオイルポンプであったが、ウォーターポンプ等、送られる流体はオイルに限らない。
上記実施形態のモータ部は、ロータの外周にマグネットが貼付された所謂SPMモータであったが、SPMモータに限らず、IPMモータ等であってもよい。また、ロータの磁極数はいくつであってもよい。
また、上記実施形態では、3相モータであった。他の実施形態では、例えば5相モータ等、3相以上であってもよい。また、モータがn相である場合、n組のステータ磁極部に対し、(n−1)組のコイルを設けるように構成してもよい。
さらにまた、上記実施形態では、コイルは2組設けられていた。他の実施形態では、3組設けてもよい。すなわち、モータがn相である場合、n組のコイルを設けてもよい。
上記実施形態では、電動ポンプを車両の自動変速装置に用いた。他の実施形態では、流体を送るポンプであれば、他の分野へ適用することはもちろん可能である。また、上記実施形態のモータは、電動ポンプ以外の様々な装置に適用可能である。
以上、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
1・・・電動ポンプ
2・・・ポンプ部
3・・・モータ部(モータ)
10・・・シャフト
20・・・ハウジング
23・・・吸入口
24・・・吐出口
40・・・インナーロータ
44・・・外歯
50・・・アウターロータ
51・・・内歯
55・・・圧力室
60・・・ロータ
70・・・ステータブロック
71・・・U相ステータ(ステータ)
715・・U相磁極部(ステータ磁極部)
72・・・V相ステータ(ステータ)
725・・V相磁極部(ステータ磁極部)
73・・・W相ステータ(ステータ)
735・・W相磁極部(ステータ磁極部)
75・・・ステータ磁極部
76・・・コイル
77・・・ボビン
771・・内周壁(第2の非磁性部材)
78・・・コイル
79・・・ボビン
791・・内周壁(第2の非磁性部材)
80・・・カップ部材
81・・・底壁(内側拘束部、外側拘束部)
82・・・内側環状壁(第1の非磁性部材)
821・・先端部(内側拘束部)
83・・・外側環状壁
831・・先端部(外側拘束部)
280・・・カップ部材
281・・・周壁(第1の非磁性部材)
282・・・先端部(内側拘束部)
283・・・鍔部(内側拘束部)
380・・・カップ部材
381・・・周壁(第1の非磁性部材)

Claims (6)

  1. 周方向にN極磁極とS極磁極とが交互に着磁されたロータと、
    前記ロータと一体となって回転するシャフトと、
    前記ロータの径方向外側に配置され、内周側に複数のステータ磁極部を有するステータと、
    前記ステータ磁極部の径方向外側に配置され、円周方向に環状に形成されるコイルと、
    前記ステータ磁極部と前記ロータとの間に配置される第1の非磁性部材と、
    前記ステータ磁極部と前記コイルとの間に配置される第2の非磁性部材と、
    を備え、
    前記ステータ磁極部は、前記第1の非磁性部材と前記第2の非磁性部材との間に保持されることを特徴とするモータ。
  2. 前記第1の非磁性部材は、前記ステータ、前記コイル、および前記第2の非磁性部材を収容する環状の収容室を有するカップ部材の径方向内側の内側環状壁であることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  3. 前記カップ部材は、前記ステータの径方向外側を拘束する外側拘束部を有することを特徴とする請求項2に記載のモータ。
  4. 前記第1の非磁性部材は、前記ステータの径方向内側を拘束する内側拘束部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のモータ。
  5. 前記第2の非磁性部材は、前記コイルが巻回されるボビンであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のモータ。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のモータと、
    外歯が形成され、前記シャフトと一体となって回転するインナーロータと、
    前記外歯に噛み合う内歯が形成され、前記インナーロータに対して偏心して設けられ、前記インナーロータとの間に容積が変化する圧力室を有するアウターロータと、
    前記圧力室と連通する吸入口および吐出口が形成され、前記インナーロータおよび前記アウターロータを回転可能に収容するポンプ室を有するハウジングと、
    を備えることを特徴とする電動ポンプ。
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