JP2012202132A - 太陽電池パネルの固定構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】太陽電池パネルの移動を規制する固定金具を備えた太陽電池パネルの固定構造を提供する。
【解決手段】太陽電池パネルの外周に設けられた枠部材2を、複数の横ラックを含む架台3に固定する太陽電池パネルの固定構造50であって、枠部材2の下側枠22に設けられた突出部27を下側横ラックの上側溝部41に挿入し、枠部材2の上側枠を上側横ラックに固定する太陽電池パネルの固定構造50において、下側枠22に係合する爪部63を有する固定金具60が、下側横ラックの端部に固定されることによって、太陽電池パネルの移動を規制する。
【選択図】図3

Description

本発明は太陽電池パネルの固定構造に関し、特に架台の横ラックの端部に固定金具が固定され、この固定金具の爪部を太陽電池パネルの外周に設けられた枠部材の下側枠に係合させることで、太陽電池パネルの移動を規制する固定構造に関する。
従来から、複数の太陽電池パネルが、地上や屋上や傾斜屋根などの水平な又は傾斜した設置面上に金属製の架台を介して設置されている。架台は、複数の縦ラックと、これら縦ラックの上に固定される複数の横ラックとで構成されている。複数の太陽電池パネルを横方向に並べたパネル列の各々は、2条の横ラックにより両端支持する状態に設置される。
一般的な傾斜屋根に設置される太陽電池パネルの固定構造においては、太陽電池パネルの外周に枠部材を設け、この枠部材の下側枠に形成された突出部を下側の横ラックの上側溝部に挿入し、次に、枠部材の上側枠に形成された突出部に複数の固定部材を上方から係合させ、これら固定部材をボルト部材を介して上側の横ラックに夫々固定することで、太陽電池パネルを架台に固定している。
ここで、上記の設置面の形状に応じて、複数の太陽電池パネルの全体的な配置パターンが、正方形状や長方形状だけでなく台形状の配置パターンになる場合がある。このため、太陽電池パネルの形状には、台形状の設置面の斜辺側部分に適合させるように、正方形状や長方形状のもの以外にも、少なくとも1辺が斜辺の台形状に形成された太陽電池パネルも採用されている。この台形状の太陽電池パネルを利用することで、設置面の斜辺側部分にも配置することができ、種々の配置パターンに対応することが可能となる。
ところで、太陽電池パネルが正方形状又は長方形状の場合、枠部材の上側枠を上側の横ラックに固定する際に、複数の固定部材を長い上側枠に沿って所定の間隔を空けて配置する事ができるので、太陽電池パネルの固定姿勢は安定する。
しかし、台形状の太陽電池パネルの場合は、固定姿勢が不安定になる。つまり、台形状の太陽電池パネルでは、長辺側の下側枠を下側の横ラックの溝部に挿入し、短辺側の上側枠を1又は複数の固定部材を介して横ラックに固定することになるので、固定部材を取り付ける領域が狭くなり、下側枠が溝部から離隔し易い不安定な状態となる虞がある。このため、下側枠が下側の横ラックから外れてしまうという問題が生じる。
そこで、台形状の太陽電池パネルを架台に固定する固定構造が、特許文献1に開示されている。この特許文献1の太陽電池パネルにおいては、パネル本体の下辺側の鋭角部分に接合金具が固定されている。この接合金具は、接合板とこの接合板と一体形成された略L字状に形成された取付け部材を有し、接合板が屋根側の固定部材に固定され、取付け部材の縦板部がパネル左端面に固定され、取付け部材の横板部がパネル下端面に補強板を介して固定されている。尚、特許文献1の固定構造は、太陽電池パネルの縦辺を縦ラックに固定部材を介して固定する構造である。
特開2002−180605号公報
しかし、上記の特許文献1の接合金具では、先ず、接合金具の取付け部材の縦板部を複数のビスによりパネル左端面に固定し、取付け部材の横板部を複数のビスと補強板を介してパネル下端面に固定し、その後、太陽電池パネルを屋根に組み付ける際に、接合板を屋根側の固定部材に固定する。従って、接合金具の構造が複雑なので、複数のビスの締結作業に手間がかかるうえ、部品点数が多くなり組み立てコストがかかる。また、特許文献1の接合金具は、太陽電池パネルを架台や屋根に取り付ける機能を有するのみで、それ以外の機能を有していない。
本発明の目的は、太陽電池パネルの移動を規制する固定金具を備えた太陽電池パネルの固定構造を提供すること、簡単に組付け可能で且つ組み立てコストを低減できる太陽電池パネルの固定構造を提供すること、などである。
請求項1の太陽電池パネルの固定構造は、太陽電池パネルの外周に設けられた枠部材を、複数の横ラックを含む架台に固定する太陽電池パネルの固定構造であって、前記枠部材の下側枠に設けられた突出部を下側横ラックの上側溝部に挿入し、前記枠部材の上側枠を上側横ラックに固定する太陽電池パネルの固定構造において、前記下側枠に係合する爪部を有する固定金具が、前記下側横ラックの端部に固定されることによって、前記太陽電池パネルの移動を規制することを特徴としている。
請求項2の太陽電池パネルの固定構造は、請求項1の発明において、前記固定金具には、前記横ラックの端部を覆う化粧カバーを取付ける為の複数のビス穴が形成されていることを特徴としている。
請求項3の太陽電池パネルの固定構造は、請求項1又は2の発明において、前記固定金具は、前記爪部に対して位置と幅の異なる誤装着防止用爪部を有することを特徴としている。
請求項1の発明によれば、下側枠に係合する爪部を有する固定金具が、下側横ラックの端部に固定されることによって、太陽電池パネルの移動を規制するので、この固定金具により枠部材の下側枠が架台から外れてしまう不具合を防止することができる。
従って、固定金具を下側枠に係合させる為に複数のビスや補助板を必要とせず、1つの部材からなる固定金具を横ラックに固定するだけで、枠部材の下側枠を横ラックに固定することができるので、太陽電池パネルの架台に対する組み付けを簡単化することができる上、部品点数を少なくしてコスト低減を図ることができる。
請求項2の発明によれば、固定金具には、横ラックの端部を覆う化粧カバーを取付ける為の複数のビス穴が形成されているので、固定金具を横ラックの端部に固定した状態で、複数のビス穴を介して化粧カバーを取り付けることができる。
請求項3の発明によれば、固定金具は、爪部に対して位置と幅の異なる誤装着防止用爪部を有するので、固定金具を架台の端部に固定する場合、誤装着防止用爪部により誤装着を防止することができる。
設置面上の架台に組み付けられた複数の太陽電池パネルと複数のカバー部材の平面図である。 設置面上の架台の平面図である。 図1の架台から間カバーを外した状態のA拡大斜視図である。 図1の架台から間カバーを外した状態のA拡大側面図である。 固定金具の斜視図である。 固定金具の側面図である。 固定金具の裏面図である。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
先ず、太陽電池パネル1が架台3に取付けられた全体構造について簡単に説明する。
図1,図2に示すように、複数の太陽電池パネル1が、屋根などの傾斜した略台形状の設置面S上に金属製の架台3を介して設置されている。複数の太陽電池パネル1は、横方向に並べた複数の(例えば上下2列の)パネル列を構成し、パネル列の各々は、2条の横ラック32により上下両端を支持する状態に配置される。
具体的に、2列のパネル列のうち下側のパネル列は、左方から右方に向けて台形状の太陽電池パネル1A、長方形状の太陽電池パネル1B(又は2つの正方形状の太陽電池パネルであっても良い)、台形状の太陽電池パネル1Cの順に配列され、このパネル列の下端は架台3の最下段の横ラック32Aに支持され、上端は中段の横ラック32Bに固定されている。上側パネル列は、左側に台形状の太陽電池パネル1D、右側に台形状の太陽電池パネル1Eと配列され、このパネル列の下端は架台3の中段の横ラック32Bに支持され、上端は最上段の横ラック32Cに固定されている。尚、太陽電池パネルの詳細な固定構造50については後述する。
次に、太陽電池パネル1について説明する。
図1,図3,図4に示すように、太陽電池パネル1(以下、パネルという)は、上記のように左斜辺を有する台形状のパネル1A,1D、右斜辺を有する台形状のパネル1C,1Eや長方形状のパネル1Bなど種々の形状に構成されたものがあるが、これらはパネル形状が異なる以外は、その主要部分はほぼ同じ構成なので、以下の説明ではパネル1の主要部分についてのみ説明する。
パネル1は、種々の形状に形成されたパネル本体10を有し、このパネル本体10は、平板状に配列された複数の太陽電池セル11、この太陽電池セル11の表面側を覆うカバーガラス12、太陽電池セル11の裏面側を保護する背面保護材などから構成されている。パネル本体10は、4〜5mm程度の厚さに形成され、太陽光のエネルギーを直接電力に変換するものである。パネル本体10には、パネル形状に適合した外周枠を構成する枠部材2が設けられている。
次に、枠部材2について説明する。
図3,図4に示すように、枠部材2は、上側枠21、下側枠22、左側枠や右側枠23などを備えているが、その主要部分はほぼ同じ構成である。尚、左側の台形状のパネル1A,1D,右側の台形状のパネル1C,1Eの鋭角部分においては、この鋭角部分の先端を削除したような形状に構成され、この削除部分に突出部27を省略した短い縦枠24が設けられている。
枠部材2の各々は、底板部25と、この底板部25から垂直に延びる縦板部26とを有する。底板部25の外周部分は縦板部26より外周側へ突出した突出部27が形成されている。この突出部27には、上方に開口された浅い溝状の係合部28が形成されている。縦板部26の上端部の内周部には係合溝29が形成され、この係合溝29にパネル本体10の外周部が係合されている。枠部材2はアルミニウム製又はアルミニウム合金製のものであるが、アルミニウム以外の軽合金製とすることも可能である。枠部材2の表面には酸化アルミニウムの絶縁性被膜が形成されている。
次に、架台3について説明する。
図1〜図4に示すように、架台3は、横方向の適当な複数箇所に縦向きに設置され且つ縦方向に所定間隔おきに設置された複数の縦ラック31と、これらの複数の縦ラック31上に配置されて横方向向きに延び且つ縦方向に所定間隔おきに設置される複数の横ラック32とから構成されている。架台3は、全体的に設置面Sに適合した配置パターンとなるように構成されている。横ラック32は、最下段の横ラック32Aと中段の横ラック32Bと最上段の横ラック32Cを備えている。
縦ラック31と横ラック32は、夫々、アルミニウム押し出し材の条材からなる。縦ラック31と横ラック32の各交差部において、横ラック32は縦ラック31に対して位置決め金具(図示略)により固定されている。横方向に延びる各列の横ラック32は導電線により予め地面にアース接地されている。尚、横ラック32Aには軒カバー5が設けられ、横ラック32Bには間カバー6が設けられ、横ラック32Cには棟カバー7が夫々設けられている。
次に、横ラック32の構成について説明するが、横ラック32A〜32Cの構成は同様であるので、以下の説明では、横ラック32Bについてのみ説明する。尚、図4の上下左右を上下左右として説明する。
図3,図4に示すように、横ラック32Bは、位置決め金具(図示略)で縦ラック31に固定される底板34と、この底板34に垂直に一体形成された1対のリブ35a,35bと、この1対のリブ35a,35b上に夫々形成された左右の横支持板36a,36bと、これら左右の横支持板36a,36bに垂直に一体的に夫々形成された1対の縦支持板37a,37bと、この1対の縦支持板37a,37bの上端に亙って形成され頂部支持板38などを有する。
右側の縦支持板37bの右端面下部には、凸部39が形成されている。この凸部39は、縦支持板37bの全長に亙って形成されている。この凸部39と横支持板36bと右側縦支持板37bとから、浅い溝状の溝部41が形成されている。この溝部41には、パネル1D,1Eに設けられた下側枠22の突出部27が左方から挿入されている。
頂部支持板38の右側部分は、右側の縦支持板37bより右側に突出している。この右側部分には、L字状受部42が一体形成されている。このL字状受部42に、パネル1D,1Eに設けられた下側枠22の縦板部26の表面が当接される。尚、横ラック32が最上段の横ラック32Cの場合は、このL字状受部42には棟カバー7の係止部が係止される。
頂部支持板38には、上下方向に貫通した貫通溝43が横方向の全長に亙って形成されている。頂部支持板38の下側において、1対の縦支持板37a,37bには、中段板44が一体形成されている。この中段板44には、浅い溝部45が横方向の全長に亙って形成されている。この貫通溝43と溝部45とからレール溝46が形成され、このレール溝46は横方向の全長に亙って形成されている。
中段板44には、1対の規制部47がレール溝46を挟んで対向状に横方向の全長に亙って形成されている。1対の規制部47は、固定機構51のナット部材54の横方向へのスライド移動を許容し且つ縦方向(左右方向)の移動及び回転を規制する。レール溝46には、固定機構51の締結ボルト53とナット部材54が挿入されている。
次に、本発明の太陽電池パネルの固定構造50について説明する。
図1〜図7に示すように、この固定構造50は、パネル1の外周に設けられた枠部材2を、複数の横ラック32を含む架台3に固定することでパネル1を固定するものである。パネル1の固定構造50は、枠部材2の下側枠22に設けられた突出部27を下側の横ラック32の上側溝部41に挿入し、枠部材2の上側枠21を上側の横ラック32に固定するものである。固定構造50には、パネル1の移動を規制するための後述する固定金具60を備えている。尚、以下の説明では、パネル1C,1Eを横ラック32Bに固定する構造ついて説明するが、パネル1A,1B,1Dに関する固定構造50においても同様である。
図3,図4に示すように、パネル1Cの上側において、上側枠21の底板部25の右端部分が横ラック32Bの横支持板36aの左端部分上に載置支持され、この上側枠21の突出部27が、枠部材2の横方向の所定の位置において、固定機構51により横ラック32Bに固定されている。パネル1Eの下側において、下側枠22の底板部25の左端部分が横ラック32Bの横支持板36bの右端部分上に載置され、下側枠22の突出部27が左方から溝部41に挿入されている。
尚、図示は省略するが、パネル1Cの下側において、下側枠22の底板部25の左端部分が横ラック32Aの横支持板36bの右端部分上に載置され、下側枠22の突出部27が左方から溝部41に挿入されている。パネル1Eの上側において、上側枠21の底板部25の右端部分が横ラック32Cの横支持板36aの左端部分上に載置支持され、この上側枠21の突出部27が、枠部材2の横方向の所定の位置において、固定機構51により横ラック32Cに固定されている。
図3,図4に示すように、固定機構51は、接続金具52、締結ボルト53、ナット部材54などを有する。接続金具52は、上側枠21の縦板部26の右端面に沿うように配置された縦支持部55と、この縦支持部55の上端部から水平方向に延びる横支持部56とから一体形成されている。尚、横ラック32Aには、固定機構51によりパネル1の代わりに軒カバー5が固定される。
横支持部56は、横ラック32Bの頂部支持板38に載置されている。横支持部56の上面の左右方向の両端部には、1対の取付板部57が上方に突出状に一体形成されている。この取付板部57は、間カバー6を取り付ける為のものである。間カバー6は、下方開口状の断面コ字状に形成され、この間カバー6の内側が、1対の取付板部57の外側に係合されて固定される。
この固定機構51によりパネル1Cの突出部27を横ラック32Bに固定する際は、先ず、縦支持部55の下端部を上側枠21の突出部27の係合部28に上方から係合する。次に、締結ボルト53を、横支持部56の挿通穴を挿通して横ラック32Bのレール溝46に挿入する。そして、締結ボルト53を、レール溝46内に収容されているナット部材54に螺合することで、横支持部56を横ラック32Bの頂部支持板38に固定する。
次に、太陽電池パネルの固定構造50の固定金具60について説明する。
図3〜図7に示すように、固定金具60は、横ラック32A,32B(下側横ラック)の端部に固定されることによって、パネル1C,1Eの移動を規制するためのものである。本実施例では、横ラック32Bの端部に固定される固定金具60について説明する。固定金具60は、上板部61と側板部62とから側面視略L字状に構成され、3つの第1〜第3爪部63〜65、複数のビス穴66などを備えている。尚、横ラック32A,32Bの他端側端部(図4における紙面後方の端部)には、固定金具60の左右逆構造の固定金具が設けられ、パネル1A,1Dの移動を規制している。
上板部61は、平面視矩形状に形成され、その中心部から左寄り部分に横ラック32Bに固定する為のボルト部材75を挿通するボルト挿通穴67が形成されている。上板部61の前端部には、直角に下側に屈曲された側板部62が一体的に連結されている。上板部61は、その下面が横ラック32Bの頂部支持板38上に載置され、ボルト部材75とナット76を介して横ラック32Bに固定される。
側板部62の右端下部には、右端上部より右側に且つ下端より下側に延びた延長部分68が形成されている。側板部62の下端左寄り部分には、深さが浅い切欠き状の凹部69が形成されている。側板部62の大部分は、ほぼ正面視矩形状に形成されている。側板部62の延長部分68には、第1爪部63が一体連結され、下端左側部分には、第2爪部64が一体連結され、右端の上下方向中段部分には、第3爪部65が一体連結されている。側板部62の上端部分には、横ラック32Bの端部を覆う化粧カバー70を取付ける為の2つのビス穴66が所定の間隔を空けて形成されている。
第1爪部63は、細長い水平板状に形成されている。第1爪部63は、側板部62の延長部分68の下端から略直角に奥側に屈曲されている。この第1爪部63は、固定金具60が横ラック32Bに固定された状態で突出部27の係合部28に係合する高さ位置に形成されている。尚、この第1爪部63が請求項1に記載の爪部に相当するものである。
第2爪部64は、細長い水平板状に形成されている。第2爪部64は、側板部62の切欠き状の凹部69より左側から略直角に奥側に屈曲されている。第2爪部64の屈曲位置は、第1爪部63の屈曲位置より高い位置に設定されている。第2爪部64と第1爪部63は平行に位置する。第2爪部64は、第1爪部63より幅広で且つ同じ長さに設定されている。この第2爪部64は、固定金具60が横ラック32Bに固定された状態で第2爪部64の右側部が横ラック32Bの左側縦支持板37aの左端面に当接又は近接するように形成されている。
第3爪部65は、鉛直板状に形成されている。第3爪部65は、側板部62の右端中段部から略直角に屈曲されている。第3爪部65は、第1爪部63より幅広で且つ同じ長さに設定されている。この第3爪部65は、固定金具60が横ラック32Bに固定された状態で右側縦支持板37bと枠部材2の下側枠22との間に位置するように形成されている。
尚、第2,第3爪部64,65が、請求項3の誤装着防止用爪部に相当するものである。
図3に示すように、横ラック32Bの端部を覆う化粧カバー70を取付ける為に、固定金具60の2つのビス穴66に、化粧カバー70のビス挿通穴71を介してビス72が夫々螺合されて、固定金具60に化粧カバー70が固定される。この化粧カバー70は、本実施例では台形状に形成されているが、この形状に限定する必要はなく、正方形状や長方形状やその他の形状など種々の形状が適用可能である。
固定金具60を横ラック32Bの端部に取り付ける場合、固定金具60の上板部61を頂部支持板38に載置し、第1爪部63を凸部39に接触させないように突出部27の係合部28に側方から挿入する。このとき、固定金具60の横ラック32Bに対する取付け位置が正確であれば、第2,第3爪部64,65は他の構成部材に干渉しない。その後、上板部61のボルト挿通穴67にボルト部材75を挿通して、このボルト部材75の先端部を横ラック32Bのレール溝46に挿入して、レール溝46内に収容されているナット76に螺合する。このように、固定金具60の上板部61を横ラック32Bの頂部支持板38に固定することで、固定金具60の第1爪部63を介してパネル1Eの下側枠22を横ラック32Bに保持することができる。
ここで、この固定金具60を横ラック32Bの正規取付け側端部とは反対側の他端側端部に取り付けようとした場合、第2爪部64が突出部27に対応する位置になるが、第2爪部64を突出部27の係合部28に係合させようとしても、第2爪部64が縦支持板37bの凸部39に接触してしまい、第2爪部64を係合部28に係合することができない。つまり、固定金具60の左右対称の構造を有する別の固定金具でないと、横ラック32Bの他端側端部には取付け不可能である。従って、施工時において左右逆の取付けを防止して、固定金具60の誤装着を防止することができる。
また、固定金具60を横ラック32Bの端部に対する正規取付け位置から高さ方向にズレた状態で取り付けようとした場合、第3爪部65が頂部支持板38の上端面に引っ掛かり、上板部61のボルト挿通穴67にボルト部材75を挿通させても、レール溝46に挿入不可能になる。従って、施工時において、固定金具60が高さ方向にズレた状態で架台3に固定されるのを防止して、固定金具60の誤装着を防止することができる。
このように、本発明の固定金具60は、横ラック32Bの端部へ確実に且つ容易に固定される為に、固定金具60の正規取付け位置に対する高さ方向へのズレを防止すると共に正規取付け側端部とは逆の他端側端部には組付け不可能とするフールプルーフ機能を有するものとなる。
次に、本発明の太陽電池パネルの固定構造50の効果について説明する。
この固定構造50において、下側枠22に係合する第1爪部63を有する固定金具60が、横ラック32A,32Bの端部に固定されることによって、パネル1C,1Eの受光面と直交方向へのパネル1C,1Eの移動を規制するので、この固定金具60によりパネル1C,1Eに設けられた下側枠22が架台3から外れてしまう不具合を防止することができる。
従って、固定金具60を下側枠22に係合する為に複数のビスや補助板を必要とせず、1つの部材からなる固定金具60を横ラック32A,32Bに固定するだけで、パネル1C,1Eに設けられた下側枠22を横ラック32A,32Bに固定することができるので、パネル1C,1Eの架台3に対する組み付けを簡単化することができる上、部品点数を少なくしてコスト低減を図ることができる。
パネル1C,1Eに設けられた長辺の下側枠22を下側の横ラック32A,32Bの溝部41に挿入し、固定金具60により下側枠22を横ラック32A,32Bに保持して、パネル1C,1Eの上下方向への移動を規制するので、下側枠22が溝部41から離隔するのを防止して、下側枠22が下側の横ラック32A,32Bから外れてしまうのを防止することができる。
固定金具60には、横ラック32Bの端部を覆う化粧カバー70を取付ける為の複数のビス穴66が形成されているので、固定金具60を横ラック32の端部に固定した状態で、複数のビス穴66を介して化粧カバー70を取り付けることができる。
固定金具60は、第1爪部63に対して位置と幅の異なる第2,第3爪部64,65(誤装着防止用爪部)を有するので、第2爪部64により、固定金具60が架台3の正規取付け側端部とは逆の他端側端部に固定されるのを防止することができ、第3爪部65により、固定金具60が正規取付け位置から高さ方向にズレた状態で架台3の端部に固定されるのを防止することができる。
また、横ラック32A,32Bの他端側端部(図4における紙面後方の端部)に、固定金具60の左右逆構造の固定金具を取り付けることで、左側のパネル1A,1Dの移動を規制することができるので、パネル1A,1Dの固定構造においても、上記と同様の効果を奏する。さらに、本発明の固定金具60は、台形状のパネル1以外にも、正方形状や長方形状のパネル1の移動を規制するのに適用することができる。
その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施例の種々の変更を付加した形態で実施可能で、本発明はそのような変更形態を包含するものである。
S 設置面
1 太陽電池パネル
2 枠部材
3 架台
21 上側枠
22 下側枠
23 右側枠
27 突出部
32 横ラック
41 溝部
50 太陽電池パネルの固定構造
60 固定金具
63 第1爪部
64 第2爪部
65 第3爪部
66 ビス穴
70 化粧カバー

Claims (3)

  1. 太陽電池パネルの外周に設けられた枠部材を、複数の横ラックを含む架台に固定する太陽電池パネルの固定構造であって、前記枠部材の下側枠に設けられた突出部を下側横ラックの上側溝部に挿入し、前記枠部材の上側枠を上側横ラックに固定する太陽電池パネルの固定構造において、
    前記下側枠に係合する爪部を有する固定金具が、前記下側横ラックの端部に固定されることによって、前記太陽電池パネルの移動を規制することを特徴とする太陽電池パネルの固定構造。
  2. 前記固定金具には、横ラックの端部を覆う化粧カバーを取付ける為の複数のビス穴が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池パネルの固定構造。
  3. 前記固定金具は、前記爪部に対して位置と幅の異なる誤装着防止用爪部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽電池パネルの固定構造。
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