JP2012198780A - 情報処理装置および情報処理方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置および情報処理方法、記録媒体、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】操作性を向上できるようにする。
【解決手段】ユーザが携帯端末装置に対して息を吹きかけた場合、携帯端末装置の表示装置の上部に設置された上部風圧センサが上部風圧を検出し、表示装置の下部に設置された下部風圧センサが下部風圧を検出する。そして、携帯端末装置は、検出された上部風圧と下部風圧のうち、より大きい方から小さい方に向かって、表示装置の画面をスクロールする。例えば、ユーザが携帯端末装置の下側から息を吹きかけた場合、携帯端末装置は、表示装置の画面を下側から上側に向かってスクロールする。すなわち、ユーザが吹きかけた息の方向と同じ方向に表示装置の画面がスクロールされる。本開示は、例えば携帯電話器に適用できる。
【選択図】図4

Description

本開示は情報処理装置および情報処理方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、操作性を向上するようにした情報処理装置および情報処理方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
現在、携帯電話機やタブレットPC(Personal Computer)などの情報処理装置には、ボタン、キーボード、タッチパネル、およびマウスなどの様々なユーザインタフェースが存在している。
また、ユーザインタフェースとして風圧センサを用いる技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、風圧センサ付き携帯端末装置の風圧センサを用いて入力の有無に応じた処理を実行することや、風圧の強さおよび風圧の継続時間に応じた処理を実行することが記載されている。
このように、ユーザインタフェースとして風圧センサを用いることで、ユーザが携帯端末装置に直接触れることなく、携帯端末装置を操作することが可能となる。
特開2004−177992
特許文献1の発明では、風圧を考慮して所定の処理が実行される。しかし、風圧に応じた処理は、例えば1つのボタンの操作に応じた処理と同様である。従って、特許文献1の発明では、実行できる処理が限られしまう。
本開示は、このような状況に鑑みてなされたものであり、操作性を向上できるようにするものである。
本開示の一側面の携帯端末装置は、風圧を検出する複数の風圧センサと、複数の前記風圧センサにより検出される風圧の違いにしたがって所定の処理を実行するように制御する制御部とを備える。
画像を表示する表示部と、複数の前記風圧センサにより検出される風圧の差の絶対値を算出する算出部とをさらに備え、前記制御部は、前記算出部により算出された前記絶対値の大きさに基づいて、前記表示部に表示されている前記画像に対して前記所定の処理を実行することができる。
複数の前記風圧センサは、前記表示部の周りの所定の位置に設置された第1の風圧センサおよび第2の風圧センサから構成され、前記算出部は、前記第1の風圧センサにより検出された第1の風圧と、前記第2の風圧センサにより検出された第2の風圧との差の絶対値を算出し、前記制御部は、前記絶対値が第1の閾値以上である場合、前記表示部の前記画像をスクロールするように制御し、前記絶対値が前記第1の閾値より小さい場合、前記表示部に表示されている選択項目を選択するように制御することができる。
前記制御部は、前記絶対値が前記第1の閾値以上であり、前記第1の風圧が前記第2の風圧より大きい場合、前記表示部の前記画像を、前記第1の風圧センサから前記第2の風圧センサの方向にスクロールするように制御し、前記絶対値が前記第1の閾値以上であり、前記第1の風圧が前記第2の風圧より小さい場合、前記表示部の前記画像を、前記第2の風圧センサから前記第1の風圧センサの方向にスクロールするように制御することができる。
前記制御部は、スクロールの移動量および速度の少なくとも一方を、前記第1の風圧および前記第2の風圧の少なくとも一方に応じて変化させることができる。
前記制御部は、前記表示部の画面を前記第1の風圧センサから前記第2の風圧センサの方向に複数に区分し、前記絶対値が前記第1の閾値より小さく、かつ第2の閾値以上である場合、前記第1の風圧と前記第2の風圧のうち、より大きい方に近い前記区分の前記選択項目を選択するように制御することができる。
前記制御部は、前記絶対値が前記第1の閾値より小さく、かつ前記第2の閾値より小さい場合、前記第1の風圧センサと前記第2の風圧センサの中間の前記区分の前記選択項目を選択するように制御することができる。
前記第1の風圧センサは、前記表示部の上部に設置され、前記第2の風圧センサは、前記表示部の下部に設置されるようにすることができる。
前記第1の風圧センサは、前記表示部の左部に設置され、前記第2の風圧センサは、前記表示部の右部に設置されるようにすることができる。
前記算出部は、前記風圧の大きさまたは時間の差の絶対値を算出することができる。
複数の前記風圧センサは、前記表示装置の上部、下部、左部、および右部に設置され、前記算出部は、上部風圧センサにより検出される上部風圧と下部風圧センサにより検出される下部風圧との差の絶対値を算出するとともに、左部風圧センサにより検出される左部風圧と右部風圧センサにより検出される右部風圧との差の絶対値を算出し、前記制御部は、前記上部風圧と前記下部風圧との差の絶対値が第1の閾値以上である場合、または前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が第2の閾値以上である場合、前記表示部の前記画像をスクロールするように制御し、前記上部風圧と前記下部風圧との差の絶対値が前記第1の閾値より小さく、かつ前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が前記第2の閾値より小さい場合、前記表示部に表示されている選択項目を選択するように制御することができる。
前記制御部は、前記上部風圧と前記下部風圧との差の絶対値が前記第1の閾値以上であり、前記上部風圧が前記下部風圧より大きく、前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が前記第2の閾値以上であり、前記左部風圧が前記右部風圧より大きい場合、前記表示部の前記画像を右下方向にスクロールするように制御し、前記上部風圧と前記下部風圧との差の絶対値が前記第1の閾値以上であり、前記上部風圧が前記下部風圧より大きく、前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が前記第2の閾値以上であり、前記左部風圧が前記右部風圧より小さい場合、前記表示部の前記画像を左下方向にスクロールするように制御し、前記上部風圧と前記下部風圧の差との絶対値が前記第1の閾値以上であり、前記上部風圧が前記下部風圧より大きく、前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が前記第2の閾値より小さい場合、前記表示部の前記画像を下方向にスクロールするように制御し、前記上部風圧と前記下部風圧との差の絶対値が前記第1の閾値以上であり、前記上部風圧が前記下部風圧より小さく、前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が前記第2の閾値以上であり、前記左部風圧が前記右部風圧より大きい場合、前記表示部の前記画像を右上方向にスクロールするように制御し、前記上部風圧と前記下部風圧との差の絶対値が前記第1の閾値以上であり、前記上部風圧が前記下部風圧より小さく、前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が前記第2の閾値以上であり、前記左部風圧が前記右部風圧より小さい場合、前記表示部の前記画像を左上方向にスクロールするように制御し、前記上部風圧と前記下部風圧との差の絶対値が前記第1の閾値以上であり、前記上部風圧が前記下部風圧より小さく、前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が前記第2の閾値より小さい場合、前記表示部の前記画像を上方向にスクロールするように制御し、前記上部風圧と前記下部風圧との差の絶対値が前記第1の閾値より小さく、前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が前記第2の閾値以上であり、前記左部風圧が前記右部風圧より大きい場合、前記表示部の前記画像を右方向にスクロールするように制御し、前記上部風圧と前記下部風圧との差の絶対値が前記第1の閾値より小さく、前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が前記第2の閾値以上であり、前記左部風圧が前記右部風圧より小さい場合、前記表示部の前記画像を左方向にスクロールするように制御することができる。
前記制御部は、スクロールの移動量および速度の少なくとも一方を、前記上部風圧、前記下部風圧、前記左部風圧、および前記右部風圧のうち少なくとも1つに応じて変化させることができる。
前記制御部は、前記表示部の画面を上下方向および左右方向に複数に区分し、前記上部風圧と前記下部風圧との差の絶対値が前記第1の閾値より小さく、かつ第3の閾値以上であり、前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が前記第2の閾値より小さく、かつ第4の閾値以上である場合、前記上部風圧と前記下部風圧のうちのより大きい方に近く、かつ前記左部風圧と前記右部風圧のうちのより大きい方に近い前記区分の前記選択項目を選択するように制御することができる。
前記制御部は、前記上部風圧と前記下部風圧との差の絶対値が前記第1の閾値より小さく、かつ前記第3の閾値より小さく、前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が前記第2の閾値より小さい場合、前記上部風圧センサと前記下部風圧センサの中間の前記区分の前記選択項目を選択するように制御することができる。
前記制御部は、前記上部風圧と前記下部風圧との差の絶対値が前記第1の閾値より小さく、前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が前記第2の閾値より小さく、かつ前記第4の閾値より小さい場合、前記左部風圧センサと前記右部風圧センサの中間の前記区分の前記選択項目を選択するように制御することができる。
本開示の一側面の情報処理方法は、複数の風圧センサにより検出される風圧の違いにしたがって所定の処理を実行するように制御する制御ステップを含む。
本開示の一側面の記録媒体、またはプログラムは、風圧を検出する複数の風圧センサを備える情報処理装置を制御するコンピュータに、複数の前記風圧センサにより検出される風圧の違いにしたがって所定の処理を実行するように制御する制御ステップを実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、またはプログラムである。
本開示の一側面においては、複数の風圧センサにより検出される風圧の違いにしたがって所定の処理が実行される。
本開示の側面によれば、操作性を向上することが可能になる。
本開示の携帯端末装置の一実施の形態を示す図である。 携帯端末装置の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 風圧制御処理を説明するフローチャートである。 風圧検出の例を示す図である。 出力画面の例を示す図である。 風圧検出の例を示す図である。 風圧検出の例を示す図である。 出力画面の例を示す図である。 項目選択の例を示す図である。 項目選択処理を説明するフローチャートである。 風圧検出の例を示す図である。 風圧検出の例を示す図である。 風圧検出の例を示す図である。 出力画面の例を示す図である。 出力画面の例を示す図である。 本開示の携帯端末装置の一実施の形態を示す図である。 風圧制御処理を説明するフローチャートである。 風圧検出の例を示す図である。 出力画面の例を示す図である。 風圧検出の例を示す図である。 本開示の携帯端末装置の一実施の形態を示す図である。 携帯端末装置の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 風圧制御処理を説明するフローチャートである。 風圧制御処理を説明するフローチャートである。 風圧検出の例を示す図である。 スクロールの移動量の例を示す図である。 出力画面の例を示す図である。 項目選択の例を示す図である。 項目選択処理を説明するフローチャートである。 項目選択処理を説明するフローチャートである。
以下、本開示を実施するための形態(以下、実施の形態という)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
(1)第1の実施の形態
1.携帯端末装置1の構成
2.携帯端末装置1の風圧制御処理
3.携帯端末装置1の項目選択処理
4.携帯端末装置201の構成
5.携帯端末装置201の風圧制御処理
(2)第2の実施の形態
6.携帯端末装置301の構成
7.携帯端末装置301の風圧制御処理
8.携帯端末装置301の項目選択処理
9.その他
<第1の実施の形態>
[携帯端末装置1の構成]
図1は、本開示が適用される情報処理装置としての携帯端末装置1の一実施の形態を示す図である。図1の携帯端末装置1は、風圧センサ21−1,21−2、表示装置22、十字キー23、決定ボタン24、および戻るボタン25を有している。
なお、風圧センサ21−1,21−2を個々に区別する必要がない場合、以下単に、風圧センサ21と記述する。他の構成要素についても同様とする。
風圧センサ21は、空気の流れによる圧力、すなわち風圧の大きさを検出し、風圧値として出力する。図1の例では、風圧センサ21−1が表示装置22の上部に設置され、風圧センサ21−2が表示装置22の下部に設置されている。
表示装置22は、例えば、画像を表示するためのディスプレイなどにより構成される。十字キー23は、例えば、ユーザの操作によりカーソル等を移動させる機能等を有する。
決定ボタン24は、例えば、ユーザにより操作されたとき、カーソルが示す項目を選択させる機能等を有する。戻るボタン25は、例えば、ユーザの操作により所定の状態を1つ前の状態に戻す機能や、所定の処理をキャンセルする機能等を有する。
図2は、携帯端末装置1の一実施の形態の構成を示すブロック図である。携帯端末装置1は、風圧センサ21−1,21−2、表示装置22、CPU(Central Processing Unit)41、入力装置42、および記憶装置43から構成されている。
CPU41は、取得部61、判定部62、算出部63、および制御部64の機能ブロックを有している。なおCPU41の各ブロックは、必要に応じて相互に信号、データを授受することが可能とされている。
取得部61は、各種情報を取得する。判定部62は、各種情報を判定する。算出部63は、所定の算出処理を実行する。制御部64は、各種情報を制御する。
入力装置42は、図1の十字キー23、決定ボタン24、および戻るボタン25を含む他に、カメラ、キーボード、およびマウスなどのユーザインタフェースを含むことも可能であり、所定の情報を入力するときユーザにより操作される。
記憶装置43は、例えば、ハードディスクドライブや不揮発性メモリなどにより構成される。記憶装置43は、携帯端末装置1において実行される各種の処理プログラムや処理に必要なデータなどを記憶する。
[携帯端末装置1の風圧制御処理]
図3乃至図15を参照して、携帯端末装置1の風圧制御処理について説明する。
図3は、携帯端末装置1の風圧制御処理を説明するフローチャートである。風圧制御処理は、風圧センサ21が風圧を検出したときに実行される。
ステップS1において、取得部61は、風圧センサ21から風圧値を取得する。すなわち、携帯端末装置1の上部の風圧センサ21−1から上部風圧値Vが取得され、下部の風圧センサ21−2から下部風圧値Vが取得される。
ステップS2において、判定部62は、少なくとも1つの風圧値が第1の閾値Th以上であるかを判定する。すなわち、取得された上部風圧値Vおよび下部風圧値Vの少なくとも一方が第1の閾値Th以上であるかが判定される。
第1の閾値Thは、ユーザの意図しない風圧による誤動作を防ぐために予め設定される。すなわち、ステップS2の処理により、携帯端末装置1にユーザの息が吹きかけられたかが判定される。
ステップS2において、少なくとも1つの風圧値が第1の閾値Th以上であると判定された場合、すなわち携帯端末装置1にユーザの息が吹きかけられたと判定された場合、処理はステップS3に進む。
ステップS3において、算出部63は、風圧値の差の絶対値を算出する。すなわち、上部風圧値Vと下部風圧値Vの差の絶対値|V−V|が算出される。
ステップS4において、判定部62は、風圧値の差の絶対値|V−V|が第2の閾値Th以上であるかを判定する。すなわち、|V−V|≧Thであるかが判定される。
第2の閾値Thは、ユーザにより上部の風圧センサ21−1と下部の風圧センサ21−2の内側、すなわち表示装置22上で息が吹きかけられたかを判定するために設定された閾値である。
すなわち、ステップS4の処理により、ユーザによる操作がスクロール操作であるか、または項目選択操作であるかが判定される。
スクロール操作では、表示装置22に表示されている画面が所定の方向にスクロールされる。項目選択操作は、図1の決定ボタン24が押下する操作や、マウスをクリックする操作に対応し、所定の選択項目が選択される。
図3のステップS4において、風圧値の差の絶対値|V−V|が第2の閾値Th以上であると判定された場合、すなわち、ユーザによる操作がスクロール操作であると判定された場合、処理はステップS5に進む。
ステップS5において、判定部62は、下部風圧値Vが上部風圧値Vより大きいかを判定する。すなわち、ユーザにより息が吹きかけられた方向が携帯端末装置1の下側からであるか、または上側からであるかが判定される。
ステップS5において、下部風圧値Vが上部風圧値Vより大きい(V>V)と判定された場合、すなわち、ユーザにより携帯端末装置1の下側から息が吹きかけられた場合、処理はステップS6に進む。
ユーザにより携帯端末装置1の下側から息が吹きかけられた場合の例を図4に示す。
図4は、ユーザ81が携帯端末装置1の下側から息を吹きかけた場合の例を示す図である。図4の例には、携帯端末装置1の側面図が示されており、簡単のため、風圧センサ21と表示装置22だけが示されている。
また、図4の例では、風圧センサ21により検出される風圧82の強さが、風圧82の矢印の太さで示されている。すなわち、風圧82の矢印が太いほど風圧82が強くなり、風圧82の矢印が細いほど、風圧82が弱くなる。他の図においても同様とする。
図4の例では、風圧センサ21−2が検出する風圧82−2の方が、風圧センサ21−1が検出する風圧82−1より太く示されている。
すなわち、ユーザ81に近い風圧センサ21−2が検出する風圧82−2の方が、ユーザ81から遠い風圧センサ21−1が検出する風圧82−1より強くなるので、携帯端末装置1は、ユーザ81により携帯端末装置1の下側から上側へ息が吹きかけられていることを認識する。
図3に戻り、ステップS6において、制御部64は、上方向に画面をスクロールする。すなわち、ユーザが息を吹きかけた方向と同じ方向に画面が移動する。上方向に画面をスクロールする例を図5に示す。
図5は、表示装置22に任意のホームページが表示されている例を示す図である。
図5Aには、表示装置22に家101−1が表示されている例が示されている。図5Bには、表示装置22に家101−2とプール102が表示されている例が示されている。
図5Aの状態でユーザにより携帯端末装置1の下側から息が吹きかけられて、上方向に画面がスクロールされると、表示装置22には、図5Bの画面が表示される。
すなわち、図5Aの家101−1の表示位置が中央から上側に移動し、図5Bの家101−2の表示位置になる。
また、図5Aの家101−1の下側に存在し、表示装置22の画面上に表示されていなかったプール102が、図5Bに示すように、家101−2の下側に表示される。
このように、携帯端末装置1は、風圧センサ21から取得した風圧値に基づいて、マウスや十字キー等を用いて画面をスクロールする処理と同様の処理を実行することができる。
なお、制御部64は、スクロールの移動量および速度を風圧値に応じて変化させるようにしてもよい。
例えば、図5の例のように、表示装置22の画面を上方向にスクロールさせる場合、下部風圧値Vが大きいほど画面を上方向に大きく、速く移動させ、下部風圧値Vが小さいほど画面を上方向に小さく、遅く移動させることができる。
これにより、ユーザの操作性をより向上させることができる。なお、風圧値の変化によるスクロールの移動量とスクロールの速度の制御は、少なくとも一方が実行されればよい。
また、表示装置22の画面を上方向にスクロールさせる場合、下部風圧値Vの代わりに上部風圧値Vと下部風圧値Vの差の絶対値|V−V|の大きさを用いてもよい。さらに、スクロールの移動量とスクロールの速度は、ユーザが設定するようにしてもよい。
図3に戻り、ステップS5において、下部風圧値Vが上部風圧値Vより小さい(V<V)と判定された場合、すなわち、ユーザにより携帯端末装置1の上側から息が吹きかけられた場合、処理はステップS7に進む。
ユーザにより携帯端末装置1の上側から息が吹きかけられた場合の例を図6に示す。
図6は、ユーザ81が携帯端末装置1の上側から息を吹きかけた場合の例を示す図である。
図6の例では、ユーザ81に近い風圧センサ21−1が検出する風圧82−11の方が、ユーザ81から遠い風圧センサ21−2が検出する風圧82−12より太く示されている。
すなわち、風圧センサ21−1が検出する風圧82−11の方が、風圧センサ21−2が検出する風圧82−12より強くなるので、携帯端末装置1は、ユーザ81により携帯端末装置1の上側から下側へ息が吹きかけられていることを認識する。
図3に戻り、ステップS7において、制御部64は、下方向に画面をスクロールする。これにより、表示装置22に表示されている画面が下方向にスクロールされる。
一方、ステップS4において、風圧値の差の絶対値|V−V|が第2の閾値Thより小さいと判定された場合、すなわち、ユーザによる操作が項目選択操作であると判定された場合、処理はステップS8に進む。ユーザにより項目選択操作が実行される例を図7に示す。
図7は、ユーザ81による項目選択操作の例を示す図である。図7の例では、風圧センサ21−1が検出する風圧82−21と、風圧センサ21−2が検出する風圧82−22が、略同じ太さで示されている。
すなわち、風圧センサ21−1と風圧センサ21−2は、ユーザ81から略等しい距離に位置するので、風圧センサ21−1が検出する風圧82−21の強さと、風圧センサ21−2が検出する風圧82−22の強さが略等しくなる。
従って、携帯端末装置1は、ユーザ81により表示装置22上で息が吹きかけられたことを認識する。
図3に戻り、ステップS8において、判定部62は、選択項目が存在するかを判定する。すなわち、表示装置22に選択項目の画像が表示されているかが判定される。選択項目は、例えばクリックボタン等であり、選択されることで所定の処理が実行される。
ステップS8において、選択項目が存在すると判定された場合、ステップS9において、処理部64は、選択項目を選択する。表示装置22に選択項目が表示されている例を図8に示す。
図8は、選択項目を選択する例を示す図である。図8Aには、表示装置22にプール102と選択項目121が表示されている例が示されている。図8Bには、表示装置22にベッド103が表示されている例が示されている。
図8Aの選択項目121が選択される、すなわち図8Aに示される状態で、ユーザにより表示装置22上で息が吹きかけられると、表示装置22には、図8Bの画面が表示される。
図8Bには、選択項目121のリンク先の新たなホームページの画像であるベッド103が表示されている。
このように、携帯端末装置1は、風圧センサ21から取得した風圧値に基づいて、図1の決定ボタン24やマウス等を用いて項目を選択する処理と同様の処理を実行することができる。
図3に戻り、ステップS6,S7,S9のいずれかの処理の後、ステップS2において上部風圧値Vおよび下部風圧値Vが共に第1の閾値Thより小さいと判定された場合、並びにステップS8において選択項目が存在しないと判定された場合、処理はステップS1に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
このように、携帯端末装置1は、風圧センサ21から取得した風圧値に基づいて、スクロール処理または項目選択処理を実行するので、ユーザがより簡単かつ確実に携帯端末装置1を操作することができる。
なお、上述の実施の形態においては、ユーザの息の他、ユーザが携帯端末装置1を所定の方向に動かした場合に生じる風圧に基づいて、同様の処理を実行することもできる。
また、図8の選択項目121が表示装置22の画面中に複数存在する場合、ユーザが息を吹きかけた位置によって任意の選択項目121を選択できるようにしてもよい。
図9乃至図13を参照して、複数の選択項目121から任意の選択項目を選択する例を説明する。図9は、複数の選択項目121が表示装置22に表示されている例を示す図である。
図9の例のように、表示装置22には、選択項目121−11,121−12,121−13が表示されている。
表示装置22の画面は、制御部64により3つに区分されており、領域141−1が第1の領域とされ、領域141−2が第2の領域とされ、領域141−3が第3の領域とされている。
なお、表示装置22の画面の区分方法は3つに限られない。すなわち、表示装置22の画面に設定される領域の数は、2つでもよいし、4つ以上の複数でもよい。例えば、区分数を2とする場合、図10のステップS21の処理は、省略することができる。
[携帯端末装置1の項目選択処理]
図10は、携帯端末装置1の項目選択処理を説明するフローチャートである。図10の項目選択処理は、図3のステップS9の処理の代わりに実行される。
ステップS21において、判定部62は、風圧値の差の絶対値|V−V|が第3の閾値Th以上であるかを判定する。すなわち、|V−V|≧Thであるかが判定される。
第3の閾値Thは、表示装置22の中央、例えば図9の領域141−2に対して息が吹きかけられたかを判定するために設定された閾値である。
ステップS21において、風圧値の差の絶対値|V−V|が第3の閾値Th以上であると判定された場合、ステップS22において、判定部62は、上部風圧値Vが下部風圧値Vより大きいかを判定する。
ステップS22において、上部風圧値Vが下部風圧値Vより大きい、すなわちV>Vと判定された場合、ステップS23において、制御部64は、第1の領域を選択領域とする。図11を参照して、選択領域として第1の領域が設定される場合の例を説明する。
図11は、第1の領域が設定される場合の例を示す図である。
図11に示すように、ユーザ81が表示装置22の上側に息を吹きかけると、ユーザ81により近い風圧センサ21−1が検出する風圧82−41の方が、ユーザ81から遠い風圧センサ21−2が検出する風圧82−42よりも所定値以上大きくなる。
この場合、表示装置22の領域141−1、すなわち第1の領域が、選択領域として設定される。
図10に戻り、ステップS22において、上部風圧値Vが下部風圧値Vより小さい、すなわちV<Vと判定された場合、ステップS24において、制御部64は、第3の領域を選択領域とする。
図12を参照して、選択領域として第3の領域が設定される場合の例を説明する。
図12は、第3の領域が設定される場合の例を示す図である。
図12に示すように、ユーザ81が表示装置22の下側に息を吹きかけると、ユーザ81により近い風圧センサ21−2が検出する風圧82−52の方が、ユーザ81から遠い風圧センサ21−1が検出する風圧82−51よりも所定値以上大きくなる。
この場合、表示装置22の領域141−3、すなわち第3の領域が、選択領域として設定される。
図10に戻り、ステップS21において、風圧値の差の絶対値|V−V|が第3の閾値Thより小さい、すなわち、|V−V|<Thと判定された場合、ステップS25において、制御部64は、第2の領域を選択領域とする。
図13を参照して、選択領域として第2の領域が設定される場合の例を説明する。
図13は、第2の領域が設定される場合の例を示す図である。
図13に示すように、ユーザ81が表示装置22の中央に息を吹きかけると、ユーザ81からの距離が略等しいので、風圧センサ21−1が検出する風圧82−61の大きさと風圧センサ21−2が検出する風圧82−62の大きさが略等しくなる。
この場合、表示装置22の領域141−2、すなわち第2の領域が、選択領域として設定される。
図10のステップS23,S24,S25のいずれかの処理の後、ステップS26において、判定部62は、選択領域に選択項目121が存在するかを判定する。すなわち、表示装置22の選択領域に選択項目121が表示されているかが判定される。
ステップS26において、選択領域に選択項目121が存在すると判定された場合、ステップS27において、制御部64は、選択領域の選択項目121を選択する。
例えば、ステップS23の処理により、選択領域として第1の領域、すなわち領域141−11が設定された場合、領域141−11に選択項目121が表示されているかが判定される。
図9の例では、表示装置22の第1の領域である領域141−1には、選択項目121−11が表示されている。この場合、選択項目121−11が選択され、選択項目121−11のリンク先のホームページ等が表示される。
第2の領域または第3の領域、すなわち領域141−12または領域141−13が設定された場合も同様の処理が実行される。
図10に戻り、ステップS27の処理の後、またはステップS26において選択領域に選択項目121が存在しないと判定された場合、項目選択処理は終了し、処理は図3のステップS1に戻る。
このように、携帯端末装置1では、ユーザが複数の選択項目121の中から任意の選択項目121を選択することができるので、風圧センサ21から取得した風圧値に基づいて、より多様な処理を実行することができる。
なお、携帯端末装置1は、決定ボタン24または戻るボタン25の操作と同様の操作を風圧センサ21から取得した風圧値に基づいて実行することもできる。
図14と図15は、風圧により決定ボタン24または戻るボタン25の操作と同様の操作を実行する場合の例を示す図である。
図14の例には、表示装置22の所定の位置に決定ボタン24に対応する決定アイコン161−1と、戻るボタン25に対応する戻るアイコン162−1が表示されている。
図14の例では、決定アイコン161−1は、領域141−11に表示されており、戻るアイコン162−1は、領域141−13に表示されている。
このように図14の例では、図9の選択項目121の代わりに、決定アイコン161−1と戻るアイコン162−1が表示されている。そして、図10の項目選択処理と同様の処理が実行されることで、決定ボタン24または戻るボタン25に対応する操作が実行される。
例えば、ユーザが領域141−11に対して息を吹きかけたとき、決定アイコン161−1が選択され、決定ボタン24に対応する操作が実行される。
また、ユーザが領域141−13に対して息を吹きかけたとき、戻るアイコン162−1が選択され、戻るボタン25に対応する操作が実行される。
これにより、風圧センサ21から取得した風圧値に基づいて、より迅速に決定ボタン24または戻るボタン25の操作と同様の操作を実現することができる。
図15は、表示装置22に決定アイコン161−11と戻るアイコン162−11が交互に表示される例を示す図である。
図15の例では、図8の選択項目121の代わりに決定アイコン161−11または戻るアイコン162−11が同じ位置に交互に表示されている。
図15の左側には、表示装置22に決定アイコン161−11が表示されている状態が示されている。図15の左側の状態で所定の待機時間が経過した場合、表示装置22の画面は図15の左側の画面から図15の右側の画面に遷移する。
すなわち、表示装置22に表示されている選択項目121であるアイコンが決定アイコン161−11から戻るアイコン162−11に変化する。
そして、図15の右側の状態で所定の待機時間が経過した場合、表示装置22の画面は図15の右側の画面から図15の左側の画面に再び遷移する。
すなわち、表示装置22に表示されている選択項目121であるアイコンが戻るアイコン162−11から決定アイコン161−11に変化する。
例えば、表示装置22に決定アイコン161−11が表示されているとき、ユーザが表示装置22に対して息を吹きかけると、決定アイコン161−11が選択され、決定ボタン24に対応する操作が実行される。
また、表示装置22に戻るアイコン162−11が表示されているとき、ユーザが表示装置22に対して息を吹きかけると、戻るアイコン162−11が選択され、戻るボタン25に対応する操作が実行される。
このように、図3のステップS9の処理と同様の処理が実行される。
これにより、風圧センサ21から取得した風圧値に基づいて、表示装置22の画像の表示を妨げることなく決定ボタン24または戻るボタン25の操作と同様の操作を実現することができる。
なお、所定の待機時間毎に遷移させる表示装置22の画面は、3つ以上としてもよい。また、所定の画面ごとに待機時間を変更できるようにしてもよい。
また、表示装置22に表示させる選択項目121としてのアイコンの位置は図15の例に限らず、表示装置22の画面上であればよい。
図15の例のように決定アイコン161−11が中央下側に表示されている方が、表示装置22の画像の表示を妨げず、より確実に処理を実行することができる。
さらに、表示装置22に決定アイコン161−11または戻るアイコン162−11を表示させずに、表示装置22に息を吹きかける回数で決定ボタン24または戻るボタン25の操作と同様の操作を実行できるようにしてもよい。
例えば、ユーザが表示装置22に対して2回連続で息を吹きかけた場合、決定ボタン24に対応する操作が実行され、3回連続で息を吹きかけた場合、戻るボタン25に対応する操作が実行されるようにしてもよい。
これにより、表示装置22の画像の表示をより妨げることなく、決定ボタン24または戻るボタン25の操作と同様の操作を実現することができる。
以上の実施の形態では、風圧センサ21を表示装置22の上部および下部に設置したが、風圧センサ21の設置位置は、これに限られない。風圧センサ21を表示装置22の左右に設置した場合の例を図16に示す。
[携帯端末装置201の構成]
図16は、携帯端末装置201の構成例を示す図である。
図16のうち、図1と対応する要素には同じ符号が付されている。すなわち、携帯端末装置201は、風圧センサ21−1,21−2を有さず、風圧センサ21−11,21−12を有する点が携帯端末装置1と異なり、他の構成は携帯端末装置1と同様である。
図16の例では、風圧センサ21−11が表示装置22の左部に設置され、風圧センサ21−12が表示装置22の右部に設置されている。
[携帯端末装置201の風圧制御処理]
図17乃至図20を参照して、携帯端末装置201の風圧制御処理を説明する。図17は、携帯端末装置201の風圧制御処理を説明するフローチャートである。
図17において、ステップS41,S42,S43,S48,S49の処理は、図3のステップS1,S2,S3,S8,S9に対応する処理である。従って、これらの処理は繰り返しになるので簡単に説明する。
ステップS41において、取得部61は、風圧センサ21から風圧値を取得する。すなわち、携帯端末装置201の左部の風圧センサ21−11から左部風圧値V11が取得され、右部の風圧センサ21−12から右部風圧値V12が取得される。
ステップS42において、判定部62は、少なくとも1つの風圧値が第1の閾値Th以上であるかを判定する。すなわち、取得された左部風圧値V11および右部風圧値V12の少なくとも一方が第1の閾値Th以上であるかが判定される。
ステップS42において、少なくとも1つの風圧値が第1の閾値Th以上であると判定された場合、ステップS43において、算出部63は、風圧値の差の絶対値を算出する。すなわち、左部風圧値V11と右部風圧値V12の差の絶対値|V11−V12|が算出される。
ステップS44において、判定部62は、風圧値の差の絶対値|V11−V12|が第4の閾値Th以上であるかを判定する。すなわち、|V11−V12|≧Thであるかが判定される。
第4の閾値Thは、ユーザが左部センサ21−11と右部センサ21−12の内側、すなわち表示装置22上で息を吹きかけたかを判定するために設定される閾値である。
すなわち、ステップS44の処理により、ユーザによる操作がスクロール操作であるか、または項目選択操作であるかが判定される。
ステップS44において、風圧値の差の絶対値|V11−V12|が第4の閾値Th以上であると判定された場合、すなわち、スクロール操作であると判定された場合、処理はステップS45に進む。
ステップS45において、判定部62は、左部風圧値V11が右部風圧値V12より大きいかを判定する。すなわち、ユーザにより息が吹きかけられた方向が携帯端末装置201の左側からであるか、または右側からであるかが判定される。
ステップS45において、左部風圧値V11が右部風圧値V12より大きい(V11>V12)と判定された場合、すなわち、ユーザにより携帯端末装置201の左側から息が吹きかけられた場合、処理はステップS46に進む。
図18を参照して、ユーザにより携帯端末装置201の左側から息が吹きかけられた場合の例を説明する。
図18は、ユーザ81が携帯端末装置201の左側から息を吹きかけた場合の例を示す図である。図18の例には、携帯端末装置201を下から見た図が示されている。
図18の例では、風圧82−101の方が、風圧82−102より太く示されている。すなわち、ユーザ81に近い風圧センサ21−11が検出する風圧82−101の方が、ユーザ81から遠い風圧センサ21−12が検出する風圧82−102より強くなる。
従って、携帯端末装置201は、ユーザ81により携帯端末装置201の左側から右側へ息が吹きかけられていることを認識する。
図17に戻り、ステップS46において、制御部64は、右方向に画面をスクロールする。図19を参照して、右方向に画面をスクロールする場合の例を説明する。図19は、表示装置22に滝241の画像が表示されている例を示す図である。
図19Aには、表示装置22の画面の中央に滝241−1が表示されている状態が示されている。図19Bには、表示装置22の画面の右側に滝241−2が表示されている状態が示されている。
図19Aの状態でユーザにより携帯端末装置201の左側から息が吹きかけられる、すなわち右方向に画面がスクロールされると、表示装置22には、図19Bの画面が表示される。
すなわち、図19Aの滝241−1の表示位置が中央から右側に移動し、図19Bの滝241−2の表示位置になる。
このように、携帯端末装置201は、マウスや十字キー等を用いて画面をスクロールする処理と同様の処理を実行することができる。
図17に戻り、ステップS45において、左部風圧値V11が右部風圧値V12より小さい(V11<V12)と判定された場合、すなわち、ユーザにより携帯端末装置201の右側から息が吹きかけられた場合、処理はステップS47に進む。
図20を参照して、ユーザにより携帯端末装置201の右側から息が吹きかけられた場合の例を説明する。
図20は、ユーザ81が携帯端末装置201の右側から息を吹きかけた場合の例を示す図である。図20の例には、携帯端末装置201を下から見た図が示されている。
図20の例では、風圧センサ21−12が検出する風圧82−112の方が、風圧センサ21−11が検出する風圧82−111より太く示されている。
すなわち、ユーザ81に近い風圧センサ21−12が検出する風圧82−112の方が、ユーザ81から遠い風圧センサ21−11が検出する風圧82−111より強くなる。
従って、携帯端末装置201は、ユーザ81により携帯端末装置201の右側から左側へ息が吹きかけられていることを認識する。
図17に戻り、ステップS47において、制御部64は、左方向に画面をスクロールする。これにより、表示装置22に表示されている画面が左方向にスクロールされる。
一方、ステップS44において、風圧値の差の絶対値|V11−V12|が第4の閾値Thより小さいと判定された場合、すなわち、ユーザによる操作が項目選択操作であると判定された場合、処理はステップS48に進む。
ステップS48において、判定部62は、選択項目が存在するかを判定する。ステップS48において、選択項目が存在すると判定された場合、ステップS49において、処理部64は、選択項目を選択する。
ステップS46,S47,S49のいずれかの処理の後、ステップS42において左部風圧値V11および右部風圧値V12が第1の閾値Thより小さいと判定された場合、並びにステップS48において選択項目が存在しないと判定された場合、処理はステップS41に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
<第2の実施の形態>
[携帯端末装置301の構成]
図21は、第2の実施の形態における携帯端末装置301の構成例を示す図である。図22は、携帯端末装置301の構成例を示すブロック図である。
図21と図22の携帯端末装置301のうち、図1と図2の携帯端末装置1と対応する要素には同じ符号が付されている。すなわち、携帯端末装置301は、風圧センサ21−11,21−12を有する点が携帯端末装置1と異なり、他の構成は携帯端末装置1と同様である。
図21の例では、図16の例と同様に、風圧センサ21−11が表示装置22の左部に設置され、風圧センサ21−12が表示装置22の右部に設置されている。すなわち、図21と図22の例では、携帯端末装置301に4つの風圧センサ21が設置されている。
[携帯端末装置301の風圧制御処理]
図23乃至図27を参照して、携帯端末装置301の風圧制御処理について説明する。
図23と図24は、携帯端末装置301の風圧制御処理を説明するフローチャートである。風圧制御処理は、風圧センサ21が風圧を検出したときに実行される。
図23と図24において、ステップS101,S102,S104,S105,S110,S115,S135,S136の処理は、図3のステップS1,S2,S4,S5,S6,S7,S8,S9の処理に対応する処理である。従って、これらの処理は繰り返しになるので簡単に説明する。
ステップS101において、取得部61は、風圧センサ21から風圧値を取得する。
すなわち、上部の風圧センサ21−1から上部風圧値Vが取得され、下部の風圧センサ21−2から下部風圧値Vが取得され、左部の風圧センサ21−11から左部風圧値V11が取得され、右部の風圧センサ21−12から右部風圧値V12が取得される。
ステップS102において、判定部62は、少なくとも1つの風圧値が第1の閾値Th以上であるかを判定する。すなわち、取得された上部風圧値V、下部風圧値V、左部風圧値V11、および右部風圧値V12の少なくとも1つが第1の閾値Th以上であるかが判定される。
ステップS102において少なくとも1つの風圧値が第1の閾値Th以上であると判定された場合、すなわちユーザにより息が吹きかけられたと判定された場合、処理はステップS103に進む。
ステップS103において、算出部63は、上部風圧値Vと下部風圧値Vの差の絶対値|V−V|と、左部風圧値V11と右部風圧値V12の差の絶対値|V11−V12|を算出する。
ステップS104において、判定部62は、上部風圧値Vと下部風圧値Vの差の絶対値|V−V|が第2の閾値Th以上であるかを判定する。すなわち、|V−V|≧Thであるかが判定される。
ステップS104において、上部風圧値Vと下部風圧値Vの差の絶対値|V−V|が第2の閾値Th以上であると判定された場合、すなわち、|V−V|≧Thである場合、処理はステップS105に進む。
ステップS105において、判定部62は、下部風圧値Vが上部風圧値Vより大きいかを判定する。すなわち、ユーザにより息が吹きかけられた方向が携帯端末装置301の上側からであるか、または下側からであるかが判定される。
ステップS105において、下部風圧値Vが上部風圧値Vより大きい(V>V)、すなわち、ユーザにより息が吹きかけられた方向が携帯端末装置301の下側からであると判定された場合、処理はステップS106に進む。
ステップS106において、判定部62は、左部風圧値V11と右部風圧値V12の差の絶対値|V11−V12|が第4の閾値Th以上であるかを判定する。すなわち、|V11−V12|≧Thであるかが判定される。
ステップS106において、左部風圧値V11と右部風圧値V12の差の絶対値|V11−V12|が第4の閾値Th以上であると判定された場合、すなわち、|V11−V12|≧Thである場合、処理はステップS107に進む。
ステップS107において、判定部62は、左部風圧値V11が右部風圧値V12より大きいかを判定する。すなわち、ユーザにより息が吹きかけられた方向が携帯端末装置301の左下側からであるか、または右下側からであるかが判定される。
ステップS107において、左部風圧値V11が右部風圧値V12より大きい(V11>V12)と判定された場合、すなわち、ユーザにより携帯端末装置301の左下側から息が吹きかけられた場合、処理はステップS108に進む。
図25を参照して、ユーザにより携帯端末装置301の左下側から息が吹きかけられた場合の例を説明する。
図25は、ユーザが携帯端末装置301の左下側から息321を吹きかけた場合の例を示す図である。
携帯端末装置301に対して息321が吹きかけられると、風圧センサ21−1,21−2,21−11,および21−12が、それぞれ上部風圧値V、下部風圧値V、左部風圧値V11、および右部風圧値V12を取得する。
そして、取得された上部風圧値V、下部風圧値V、左部風圧値V11、および右部風圧値V12に基づいて、スクロールベクトルが決定される。
図26を参照して、スクロールベクトルの算出方法を説明する。図26は、スクロールベクトルvを算出する例を示す図である。
なお、スクロールの操作においては、上部風圧値Vは下方向のベクトルvを有し、下部風圧値Vは上方向のベクトルvを有し、左部風圧値V11は右方向のベクトルv11を有し、と右部風圧値V12は左方向のベクトルv12を有しているものとする。
図25の例のように、携帯端末装置301の左下側から息321が吹きかけられた場合、上部風圧値Vと下部風圧値Vでは、下部風圧値Vの方が大きくなり、左部風圧値V11と右部風圧値V12では、左部風圧値V11の方が大きくなる。
この場合、上下方向のベクトルvの大きさ|v|は、下部風圧値Vに対応するスクロールの移動量となり、ベクトルvの方向は、下部風圧値Vが有するベクトルvの方向である上方向となる。
また、左右方向のベクトルvの大きさ|v|は、左部風圧値V11に対応するスクロールの移動量となり、ベクトルvの方向は、左部風圧値V11が有するベクトルv11の方向である右方向となる。
そして、図26に示すように、vとvを合成することで、スクロールベクトルvを算出することができる。すなわち、上部風圧値V、下部風圧値V、左部風圧値V11、および右部風圧値V12のうち少なくとも1つに応じて、スクロールベクトルvが算出される。
なお、上下方向のベクトルvの大きさ|v|は、上部風圧値Vのベクトルvと下部風圧値Vのベクトルvの差の絶対値|V−V|に対応するスクロールの移動量としてもよい。
同様に、左右方向のベクトルvの大きさ|v|は、左部風圧値V11のベクトルv11と右部風圧値V12のベクトルv12の差の絶対値|V11−V12|に対応するスクロールの移動量としてもよい。
また、スクロールベクトルvの大きさ|v|に応じて、スクロールの速度を変化させるようにしてもよい。さらに、スクロールの移動量を固定とし、スクロールの速度だけを変化させるようにしてもよい。
図23に戻り、ステップS108において、制御部64は、右上方向に画面をスクロールする。すなわち、スクロールベクトルvの方向に、対応する移動量だけ画面がスクロールされる。図27を参照して、右上方向に画面をスクロールする場合の例を説明する。
図27は、表示装置22に任意の画像が表示されている例を示す図である。
図27Aには、表示装置22の中央に滝241−11が表示されている状態が示されている。図27Bには、表示装置22の右上に滝241−12が表示されている状態が示されている。
図27Aの状態から右上方向に画面がスクロールされると、表示装置22には、図27Bの画面が表示される。すなわち、図27Aの滝241−11の表示位置が中央から右上方向に移動し、図27Bの滝241−12の表示位置になる。
このように、携帯端末装置301は、風圧センサ21から取得した風圧値に基づいて、上下左右方向のスクロール操作に加え、斜め方向のスクロール操作を実行することができる。
図23に戻り、ステップS107において、左部風圧値V11が右部風圧値V12より小さい(V11<V12)と判定された場合、すなわち、ユーザにより携帯端末装置301の右下側から息が吹きかけられた場合、処理はステップS109に進む。
そしてステップS109において、制御部64は、左上方向に画面をスクロールする。
また、ステップS106において、左部風圧値V11と右部風圧値V12の差の絶対値|V11−V12|が第4の閾値Thより小さいと判定された場合、すなわち、ユーザにより携帯端末装置301の中央下側から息が吹きかけられた場合、処理はステップS110に進む。
そしてステップS110において、制御部64は、上方向に画面をスクロールする。
一方、ステップS105において、下部風圧値Vが上部風圧値Vより小さい(V<V)と判定された場合、すなわち、ユーザにより携帯端末装置301の上側から息が吹きかけられた場合、処理はステップS111に進む。
ステップS111において、判定部62は、左部風圧値V11と右部風圧値V12の差の絶対値|V11−V12|が第4の閾値Th以上であるかを判定する。
ステップS111において、左部風圧値V11と右部風圧値V12の差の絶対値|V11−V12|が第4の閾値Th以上であると判定された場合、処理はステップS112に進む。
ステップS112において、判定部62は、左部風圧値V11が右部風圧値V12より大きいかを判定する。すなわち、ユーザにより息が吹きかけられた方向が携帯端末装置301の左上側からであるか、または右上側からであるかが判定される。
ステップS112において、左部風圧値V11が右部風圧値V12より大きい(V11>V12)と判定された場合、すなわち、ユーザにより携帯端末装置301の左上側から息が吹きかけられた場合、処理はステップS113に進む。
そしてステップS113において、制御部64は、右下方向に画面をスクロールする。
一方、ステップS112において、左部風圧値V11が右部風圧値V12より小さい(V11<V12)と判定された場合、すなわち、ユーザにより携帯端末装置301の右上側から息が吹きかけられた場合、処理はステップS114に進む。
そしてステップS114において、制御部64は、左下方向に画面をスクロールする。
また、ステップS111において、左部風圧値V11と右部風圧値V12の差の絶対値|V11−V12|が第4の閾値Thより小さいと判定された場合、すなわち、ユーザにより携帯端末装置301の中央上側から息が吹きかけられた場合、処理はステップS115に進む。
そしてステップS115において、制御部64は、下方向に画面をスクロールする。
一方、ステップS104において、上部風圧値Vと下部風圧値Vの差の絶対値|V11−V12|が第2の閾値Thより小さいと判定された場合、すなわち、|V−V|<Thである場合、処理は図24のステップS131に進む。
図24のステップS131において、判定部62は、左部風圧値V11と右部風圧値V12の差の絶対値|V11−V12|が第4の閾値Th以上であるかを判定する。
ステップS131において、左部風圧値V11と右部風圧値V12の差の絶対値|V11−V12|が第4の閾値Th以上であると判定された場合、処理はステップS132に進む。
ステップS132において、判定部62は、左部風圧値V11が右部風圧値V12より大きいかを判定する。すなわち、ユーザにより息が吹きかけられた方向が表示装置22の左側からであるか、または右側からであるかが判定される。
ステップS132において、左部風圧値V11が右部風圧値V12より大きい(V11>V12)と判定された場合、すなわち、ユーザにより表示装置22の左側から息が吹きかけられた場合、処理はステップS133に進む。
そしてステップS133において、制御部64は、右方向に画面をスクロールする。
一方、ステップS132において、左部風圧値V11が右部風圧値V12より小さい(V11<V12)と判定された場合、すなわち、ユーザにより表示装置22の右側から息が吹きかけられた場合、処理はステップS134に進む。
そしてステップS134において、制御部64は、左方向に画面をスクロールする。
また、ステップS131において、左部風圧値V11と右部風圧値V12の差の絶対値|V11−V12|が第4の閾値Thより小さいと判定された場合、すなわち、ユーザにより表示装置22上で息が吹きかけられた場合、処理はステップS135に進む。
ステップS135において、判定部62は、選択項目が存在するかを判定する。ステップS135において選択項目が存在すると判定された場合、ステップS136において、処理部64は、選択項目を選択する。
図23のステップS102の処理において、上部風圧値V、上部風圧値V、上部風圧値V11、および上部風圧値V12が第1の閾値Thより小さいと判定された場合、ステップS108,S109,S110,S113,S114,若しくはS115の処理の後、または図24のステップS133,S134,若しくはS136の処理の後、処理は図23のステップS101に戻る。
このように携帯端末装置301は、風圧センサ21から取得した風圧値に基づいて、より多様な処理を実行することができる。
なお、携帯端末装置301においても、図1の携帯端末装置1と同様に、表示装置22の画面中に複数表示されている選択項目121から任意の選択項目121を選択することができる。
図28乃至図30を参照して、複数の選択項目121から任意の選択項目121を選択する例を説明する。
図28は、項目を選択する例を示す図である。図28の例のように、表示装置22の画面には、選択項目121−21、決定アイコン161−31、および戻るアイコン162−31が表示されている。
図28の例では、表示装置22の画面は、制御部64により縦および横、すなわち上下方向と左右方向に3つに区分されている。すなわち、表示装置22には、9つの領域が設定される。
そして、領域141−101が第1の領域とされ、領域141−102が第2の領域とされ、領域141−103が第3の領域とされ、領域141−104が第4の領域とされ、領域141−105が第5の領域とされ、領域141−106が第6の領域とされ、領域141−107が第7の領域とされ、領域141−108が第8の領域とされ、領域141−109が第9の領域とされている。
なお、表示装置22の画面の区分方法は9個に限られない。すなわち、表示装置22の画面に設定される領域の数は任意に設定することができる。
[項目選択処理]
図29と図30は、携帯端末装置301の項目選択処理を説明するフローチャートである。
図29と図30において、ステップS201,S202,S213,S214の処理は、図10のステップS21,S22,S26,S27の処理に対応する処理である。従って、これらの処理は繰り返しになるので簡単に説明する。
なお、図29と図30の項目選択処理は、図24のステップS136の処理の代わりに実行される。
ステップS201において、判定部62は、上部風圧値Vと下部風圧値Vの差の絶対値|V−V|が第3の閾値Th以上であるかを判定する。
ステップS201において、風圧値の差の絶対値|V−V|が第3の閾値Th以上であると判定された場合、ステップS202において、判定部62は、上部風圧値Vが下部風圧値Vより大きいかを判定する。
ステップS202において、上部風圧値Vが下部風圧値Vより大きい、すなわち、V>Vと判定された場合、処理はステップS203に進む。
ステップS203において、判定部62は、左部風圧値V11と右部風圧値V12の差の絶対値|V11−V12|が第5の閾値Th以上かを判定する。すなわち、|V11−V12|≧Thであるかが判定される。
第5の閾値Thは、表示装置22の横方向の中央部分、例えば図28の領域141−102,141−105,または141−108に対して息が吹きかけられているかを判定するために設定される閾値である。
ステップS203において、左部風圧値V11と右部風圧値V12の差の絶対値|V11−V12|が第5の閾値Th以上であると判定された場合、処理はステップS204に進む。
ステップS204において、判定部62は、左部風圧値V11が右部風圧値V12より大きいかを判定する。すなわち、ユーザにより息が吹きかけられた位置が表示装置22の左上の領域であるか、または右上の領域であるかが判定される。
ステップS204において、左部風圧値V11が右部風圧値V12より大きい(V11>V12)と判定された場合、すなわち、ユーザにより表示装置22の左上の領域に息が吹きかけられた場合、処理はステップS205に進む。
ステップS205において、制御部64は、第1の領域を選択領域とする。すなわち、図28の表示装置22の第1の領域である領域141−101が選択領域として設定される。
ステップS204において、左部風圧値V11が右部風圧値V12より小さいと判定された場合、すなわち、ユーザにより表示装置22の右上の領域に息が吹きかけられた場合、処理はステップS206に進む。
ステップS206において、制御部64は、第3の領域を選択領域とする。すなわち、図28の表示装置22の第3の領域である領域141−103が選択領域として設定される。
ステップS203において、左部風圧値V11と右部風圧値V12の差の絶対値|V11−V12|が第5の閾値Thより小さいと判定された場合、すなわち、ユーザにより表示装置22の中央上の領域に息が吹きかけられた場合、処理はステップS207に進む。
ステップS207において、制御部64は、第2の領域を選択領域とする。すなわち、図28の表示装置22の第2の領域である領域141−102が選択領域として設定される。
ステップS202において、上部風圧値Vが下部風圧値Vより小さい、すなわち、V<Vと判定された場合、処理はステップS208に進む。
ステップS208において、判定部62は、左部風圧値V11と右部風圧値V12の差の絶対値|V11−V12|が第5の閾値Th以上であるかを判定する。
ステップS208において、左部風圧値V11と右部風圧値V12の差の絶対値|V11−V12|が第5の閾値Th以上であると判定された場合、処理はステップS209に進む。
ステップS209において、判定部62は、左部風圧値V11が右部風圧値V12より大きいかを判定する。すなわち、ユーザにより息が吹きかけられた位置が表示装置22の左下の領域であるか、または右下の領域であるかが判定される。
ステップS209において、左部風圧値V11が右部風圧値V12より大きい(V11>V12)と判定された場合、すなわち、ユーザにより表示装置22の左下の領域に息が吹きかけられた場合、処理はステップS210に進む。
ステップS210において、制御部64は、第7の領域を選択領域とする。すなわち、図28の表示装置22の第7の領域である領域141−107が選択領域として設定される。
ステップS209において、左部風圧値V11が右部風圧値V12より小さいと判定された場合、すなわち、ユーザにより表示装置22の右下の領域に息が吹きかけられた場合、処理はステップS211に進む。
ステップS211において、制御部64は、第9の領域を選択領域とする。すなわち、図28の表示装置22の第9の領域である領域141−109が選択領域として設定される。
ステップS208において、左部風圧値V11と右部風圧値V12の差の絶対値|V11−V12|が第5の閾値Thより小さいと判定された場合、すなわち、ユーザにより表示装置22の中央下の領域に息が吹きかけられた場合、処理はステップS212に進む。
ステップS212において、制御部64は、第8の領域を選択領域とする。すなわち、図28の表示装置22の第8の領域である領域141−108が選択領域として設定される。
ステップS201において、上部風圧値Vと下部風圧値Vの差の絶対値|V−V|が第3の閾値Thより小さいと判定された場合、処理は図30のステップS231に進む。
図30のステップS231において、判定部62は、左部風圧値V11と右部風圧値V12の差の絶対値|V11−V12|が第5の閾値Th以上であるかを判定する。
ステップS231において、左部風圧値V11と右部風圧値V12の差の絶対値|V11−V12|が第5の閾値Th以上であると判定された場合、処理はステップS232に進む。
ステップS232において、判定部62は、左部風圧値V11が右部風圧値V12より大きいかを判定する。すなわち、ユーザにより息が吹きかけられた位置が表示装置22の中央左の領域であるか、または中央右の領域であるかが判定される。
ステップS232において、左部風圧値V11が右部風圧値V12より大きい(V11>V12)と判定された場合、すなわち、ユーザにより表示装置22の中央左の領域に息が吹きかけられた場合、処理はステップS233に進む。
ステップS233において、制御部64は、第4の領域を選択領域とする。すなわち、図28の表示装置22の第4の領域である領域141−104が選択領域として設定される。
ステップS232において、左部風圧値V11が右部風圧値V12より小さい(V11<V12)と判定された場合、すなわち、ユーザにより表示装置22の中央右の領域に息が吹きかけられた場合、処理はステップS234に進む。
ステップS234において、制御部64は、第6の領域を選択領域とする。すなわち、図28の表示装置22の第6の領域である領域141−106が選択領域として設定される。
ステップS231において、左部風圧値V11と右部風圧値V12の差の絶対値|V11−V12|が第5の閾値Thより小さいと判定された場合、すなわち、ユーザにより表示装置22の中央の領域に息が吹きかけられた場合、処理はステップS235に進む。
ステップS235において、制御部64は、第5の領域を選択領域とする。すなわち、図28の表示装置22の第5の領域である領域141−105が選択領域として設定される。
図29のステップS205,S206,S207,S210,S211,S212、および図30のステップS233,S234,S235のいずれかの処理の後、図29のステップS213において、判定部62は、選択領域に選択項目121が存在するかを判定する。
ステップS213において、選択領域に選択項目121が存在すると判定された場合、ステップS214において、制御部64は、選択領域の選択項目121を選択する。
例えば、図30のステップS233の処理により、選択領域として第4の領域、すなわち図28の領域141−104が設定された場合、選択項目121−21が選択され、選択項目121−21のリンク先のホームページ等が表示される。
なお、図28の選択項目121−21は、領域141−104と領域141−105、すなわち第4の領域と第5の領域にまたがって表示されている。
従って、図30のステップS235の処理により選択領域として第5の領域が設定された場合にも、図28の選択項目121−21が選択される。
また、選択項目121と同様に、決定アイコン161と戻るアイコン162を選択することもできる。
例えば、図29のステップS212の処理により選択領域として第8の領域、すなわち図28の領域141−108が設定された場合、決定アイコン161−31が選択される。
一方、図29のステップS211の処理により選択領域として第9の領域、すなわち図28の領域141−109が設定された場合、戻るアイコン162−31が選択される。
このように、携帯端末装置301は、風圧センサ21から取得された風圧値に基づいて、より詳細な処理を実行することができる。
図29に戻り、ステップS214の処理の後、またはステップS213において選択領域に選択項目121が存在しないと判定された場合、項目選択処理は終了し、処理は図23のステップS101に戻る。
[その他]
本明細書において、システムの用語は、複数の装置、手段などより構成される全体的な装置を意味するものとする。
本開示の実施の形態は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。また、本開示の実施の形態は、一部の機能を他の装置が有していても良い。
なお、本開示の実施の形態においては、風圧センサ21が2つ、または4つ設置された例を示したが、携帯端末装置に設置される風圧センサ21の数は、3つでもよいし、5つ以上の複数でもよい。
また、以上においては複数の風圧値の大きさの差から方向を検出するようにしたが、風圧が検出されるタイミング等の時間の差から方向を検出することもできる。複数の風圧の違いが検出できればよい。さらに各種の閾値は、試験を行って決定することができる。
本開示は、例えば、携帯電話器、スマートフォン、ノート型パーソナルコンピュータ等の携帯端末装置の他、指を使うことが困難な身体障害者からの入力を処理する情報処理装置にも適用することができる。
なお、本開示は以下のような構成も取ることができる。
(1)風圧を検出する複数の風圧センサと、複数の前記風圧センサにより検出される風圧の違いにしたがって所定の処理を実行するように制御する制御部とを備える情報処理装置。
(2)画像を表示する表示部と、複数の前記風圧センサにより検出される風圧の差の絶対値を算出する算出部とをさらに備え、前記制御部は、前記算出部により算出された前記絶対値の大きさに基づいて、前記表示部に表示されている前記画像に対して前記所定の処理を実行する前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)複数の前記風圧センサは、前記表示部の周りの所定の位置に設置された第1の風圧センサおよび第2の風圧センサから構成され、前記算出部は、前記第1の風圧センサにより検出された第1の風圧と、前記第2の風圧センサにより検出された第2の風圧との差の絶対値を算出し、前記制御部は、前記絶対値が第1の閾値以上である場合、前記表示部の前記画像をスクロールするように制御し、前記絶対値が前記第1の閾値より小さい場合、前記表示部に表示されている選択項目を選択するように制御する前記(2)に記載の情報処理装置。
(4)前記制御部は、前記絶対値が前記第1の閾値以上であり、前記第1の風圧が前記第2の風圧より大きい場合、前記表示部の前記画像を、前記第1の風圧センサから前記第2の風圧センサの方向にスクロールするように制御し、前記絶対値が前記第1の閾値以上であり、前記第1の風圧が前記第2の風圧より小さい場合、前記表示部の前記画像を、前記第2の風圧センサから前記第1の風圧センサの方向にスクロールするように制御する前記(3)に記載の情報処理装置。
(5)前記制御部は、スクロールの移動量および速度の少なくとも一方を、前記第1の風圧および前記第2の風圧の少なくとも一方に応じて変化させる前記(3)または(4)に記載の情報処理装置。
(6)前記制御部は、前記表示部の画面を前記第1の風圧センサから前記第2の風圧センサの方向に複数に区分し、前記絶対値が前記第1の閾値より小さく、かつ第2の閾値以上である場合、前記第1の風圧と前記第2の風圧のうち、より大きい方に近い前記区分の前記選択項目を選択するように制御する前記(3)から(5)のいずれかに記載の情報処理装置。
(7)前記制御部は、前記絶対値が前記第1の閾値より小さく、かつ前記第2の閾値より小さい場合、前記第1の風圧センサと前記第2の風圧センサの中間の前記区分の前記選択項目を選択するように制御する前記(6)に記載の情報処理装置。
(8)前記第1の風圧センサは、前記表示部の上部に設置され、前記第2の風圧センサは、前記表示部の下部に設置される前記(3)から(7)のいずれかに記載の情報処理装置。
(9)前記第1の風圧センサは、前記表示部の左部に設置され、前記第2の風圧センサは、前記表示部の右部に設置される前記(3)から(7)のいずれかに記載の情報処理装置。
(10)前記算出部は、前記風圧の大きさまたは時間の差の絶対値を算出する前記(2)から(9)のいずれかに記載の情報処理装置。
(11)複数の前記風圧センサは、前記表示装置の上部、下部、左部、および右部に設置され、前記算出部は、上部風圧センサにより検出される上部風圧と下部風圧センサにより検出される下部風圧との差の絶対値を算出するとともに、左部風圧センサにより検出される左部風圧と右部風圧センサにより検出される右部風圧との差の絶対値を算出し、前記制御部は、前記上部風圧と前記下部風圧との差の絶対値が第1の閾値以上である場合、または前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が第2の閾値以上である場合、前記表示部の前記画像をスクロールするように制御し、前記上部風圧と前記下部風圧との差の絶対値が前記第1の閾値より小さく、かつ前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が前記第2の閾値より小さい場合、前記表示部に表示されている選択項目を選択するように制御する前記(2)に記載の情報処理装置。
(12)前記制御部は、前記上部風圧と前記下部風圧との差の絶対値が前記第1の閾値以上であり、前記上部風圧が前記下部風圧より大きく、前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が前記第2の閾値以上であり、前記左部風圧が前記右部風圧より大きい場合、前記表示部の前記画像を右下方向にスクロールするように制御し、前記上部風圧と前記下部風圧との差の絶対値が前記第1の閾値以上であり、前記上部風圧が前記下部風圧より大きく、前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が前記第2の閾値以上であり、前記左部風圧が前記右部風圧より小さい場合、前記表示部の前記画像を左下方向にスクロールするように制御し、前記上部風圧と前記下部風圧の差との絶対値が前記第1の閾値以上であり、前記上部風圧が前記下部風圧より大きく、前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が前記第2の閾値より小さい場合、前記表示部の前記画像を下方向にスクロールするように制御し、前記上部風圧と前記下部風圧との差の絶対値が前記第1の閾値以上であり、前記上部風圧が前記下部風圧より小さく、前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が前記第2の閾値以上であり、前記左部風圧が前記右部風圧より大きい場合、前記表示部の前記画像を右上方向にスクロールするように制御し、前記上部風圧と前記下部風圧との差の絶対値が前記第1の閾値以上であり、前記上部風圧が前記下部風圧より小さく、前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が前記第2の閾値以上であり、前記左部風圧が前記右部風圧より小さい場合、前記表示部の前記画像を左上方向にスクロールするように制御し、前記上部風圧と前記下部風圧との差の絶対値が前記第1の閾値以上であり、前記上部風圧が前記下部風圧より小さく、前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が前記第2の閾値より小さい場合、前記表示部の前記画像を上方向にスクロールするように制御し、前記上部風圧と前記下部風圧との差の絶対値が前記第1の閾値より小さく、前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が前記第2の閾値以上であり、前記左部風圧が前記右部風圧より大きい場合、前記表示部の前記画像を右方向にスクロールするように制御し、前記上部風圧と前記下部風圧との差の絶対値が前記第1の閾値より小さく、前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が前記第2の閾値以上であり、前記左部風圧が前記右部風圧より小さい場合、前記表示部の前記画像を左方向にスクロールするように制御する前記(11)に記載の情報処理装置。
(13)前記制御部は、スクロールの移動量および速度の少なくとも一方を、前記上部風圧、前記下部風圧、前記左部風圧、および前記右部風圧のうち少なくとも1つに応じて変化させる前記(11)または(12)に記載の情報処理装置。
(14)前記制御部は、前記表示部の画面を上下方向および左右方向に複数に区分し、前記上部風圧と前記下部風圧との差の絶対値が前記第1の閾値より小さく、かつ第3の閾値以上であり、前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が前記第2の閾値より小さく、かつ第4の閾値以上である場合、前記上部風圧と前記下部風圧のうちのより大きい方に近く、かつ前記左部風圧と前記右部風圧のうちのより大きい方に近い前記区分の前記選択項目を選択するように制御する前記(11)から(13)のいずれかに記載の情報処理装置。
(15)前記制御部は、前記上部風圧と前記下部風圧との差の絶対値が前記第1の閾値より小さく、かつ前記第3の閾値より小さく、前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が前記第2の閾値より小さい場合、前記上部風圧センサと前記下部風圧センサの中間の前記区分の前記選択項目を選択するように制御する前記(14)に記載の情報処理装置。
(16)前記制御部は、前記上部風圧と前記下部風圧との差の絶対値が前記第1の閾値より小さく、前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が前記第2の閾値より小さく、かつ前記第4の閾値より小さい場合、前記左部風圧センサと前記右部風圧センサの中間の前記区分の前記選択項目を選択するように制御する前記(14)または(15)に記載の情報処理装置。
1 携帯端末装置, 21−1,21−2,21−11,21−12 風圧センサ, 22 表示装置, 63 算出部, 64 制御部, 201,301 携帯端末装置

Claims (19)

  1. 風圧を検出する複数の風圧センサと、
    複数の前記風圧センサにより検出される風圧の違いにしたがって所定の処理を実行するように制御する制御部と
    を備える情報処理装置。
  2. 画像を表示する表示部と、
    複数の前記風圧センサにより検出される風圧の差の絶対値を算出する算出部と
    をさらに備え、
    前記制御部は、前記算出部により算出された前記絶対値の大きさに基づいて、前記表示部に表示されている前記画像に対して前記所定の処理を実行する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 複数の前記風圧センサは、前記表示部の周りの所定の位置に設置された第1の風圧センサおよび第2の風圧センサから構成され、
    前記算出部は、前記第1の風圧センサにより検出された第1の風圧と、前記第2の風圧センサにより検出された第2の風圧との差の絶対値を算出し、
    前記制御部は、前記絶対値が第1の閾値以上である場合、前記表示部の前記画像をスクロールするように制御し、前記絶対値が前記第1の閾値より小さい場合、前記表示部に表示されている選択項目を選択するように制御する
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御部は、
    前記絶対値が前記第1の閾値以上であり、前記第1の風圧が前記第2の風圧より大きい場合、前記表示部の前記画像を、前記第1の風圧センサから前記第2の風圧センサの方向にスクロールするように制御し、
    前記絶対値が前記第1の閾値以上であり、前記第1の風圧が前記第2の風圧より小さい場合、前記表示部の前記画像を、前記第2の風圧センサから前記第1の風圧センサの方向にスクロールするように制御する
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御部は、スクロールの移動量および速度の少なくとも一方を、前記第1の風圧および前記第2の風圧の少なくとも一方に応じて変化させる
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記制御部は、前記表示部の画面を前記第1の風圧センサから前記第2の風圧センサの方向に複数に区分し、前記絶対値が前記第1の閾値より小さく、かつ第2の閾値以上である場合、前記第1の風圧と前記第2の風圧のうち、より大きい方に近い前記区分の前記選択項目を選択するように制御する
    請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記制御部は、前記絶対値が前記第1の閾値より小さく、かつ前記第2の閾値より小さい場合、前記第1の風圧センサと前記第2の風圧センサの中間の前記区分の前記選択項目を選択するように制御する
    請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記第1の風圧センサは、前記表示部の上部に設置され、
    前記第2の風圧センサは、前記表示部の下部に設置される
    請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記第1の風圧センサは、前記表示部の左部に設置され、
    前記第2の風圧センサは、前記表示部の右部に設置される
    請求項7に記載の情報処理装置。
  10. 前記算出部は、前記風圧の大きさまたは時間の差の絶対値を算出する
    請求項8に記載の情報処理装置。
  11. 複数の前記風圧センサは、前記表示装置の上部、下部、左部、および右部に設置され、
    前記算出部は、上部風圧センサにより検出される上部風圧と下部風圧センサにより検出される下部風圧との差の絶対値を算出するとともに、左部風圧センサにより検出される左部風圧と右部風圧センサにより検出される右部風圧との差の絶対値を算出し、
    前記制御部は、
    前記上部風圧と前記下部風圧との差の絶対値が第1の閾値以上である場合、または前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が第2の閾値以上である場合、前記表示部の前記画像をスクロールするように制御し、
    前記上部風圧と前記下部風圧との差の絶対値が前記第1の閾値より小さく、かつ前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が前記第2の閾値より小さい場合、前記表示部に表示されている選択項目を選択するように制御する
    請求項2に記載の情報処理装置。
  12. 前記制御部は、
    前記上部風圧と前記下部風圧との差の絶対値が前記第1の閾値以上であり、前記上部風圧が前記下部風圧より大きく、前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が前記第2の閾値以上であり、前記左部風圧が前記右部風圧より大きい場合、前記表示部の前記画像を右下方向にスクロールするように制御し、
    前記上部風圧と前記下部風圧との差の絶対値が前記第1の閾値以上であり、前記上部風圧が前記下部風圧より大きく、前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が前記第2の閾値以上であり、前記左部風圧が前記右部風圧より小さい場合、前記表示部の前記画像を左下方向にスクロールするように制御し、
    前記上部風圧と前記下部風圧の差との絶対値が前記第1の閾値以上であり、前記上部風圧が前記下部風圧より大きく、前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が前記第2の閾値より小さい場合、前記表示部の前記画像を下方向にスクロールするように制御し、
    前記上部風圧と前記下部風圧との差の絶対値が前記第1の閾値以上であり、前記上部風圧が前記下部風圧より小さく、前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が前記第2の閾値以上であり、前記左部風圧が前記右部風圧より大きい場合、前記表示部の前記画像を右上方向にスクロールするように制御し、
    前記上部風圧と前記下部風圧との差の絶対値が前記第1の閾値以上であり、前記上部風圧が前記下部風圧より小さく、前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が前記第2の閾値以上であり、前記左部風圧が前記右部風圧より小さい場合、前記表示部の前記画像を左上方向にスクロールするように制御し、
    前記上部風圧と前記下部風圧との差の絶対値が前記第1の閾値以上であり、前記上部風圧が前記下部風圧より小さく、前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が前記第2の閾値より小さい場合、前記表示部の前記画像を上方向にスクロールするように制御し、
    前記上部風圧と前記下部風圧との差の絶対値が前記第1の閾値より小さく、前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が前記第2の閾値以上であり、前記左部風圧が前記右部風圧より大きい場合、前記表示部の前記画像を右方向にスクロールするように制御し、
    前記上部風圧と前記下部風圧との差の絶対値が前記第1の閾値より小さく、前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が前記第2の閾値以上であり、前記左部風圧が前記右部風圧より小さい場合、前記表示部の前記画像を左方向にスクロールするように制御する
    請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記制御部は、スクロールの移動量および速度の少なくとも一方を、前記上部風圧、前記下部風圧、前記左部風圧、および前記右部風圧のうち少なくとも1つに応じて変化させる
    請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 前記制御部は、前記表示部の画面を上下方向および左右方向に複数に区分し、前記上部風圧と前記下部風圧との差の絶対値が前記第1の閾値より小さく、かつ第3の閾値以上であり、前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が前記第2の閾値より小さく、かつ第4の閾値以上である場合、前記上部風圧と前記下部風圧のうちのより大きい方に近く、かつ前記左部風圧と前記右部風圧のうちのより大きい方に近い前記区分の前記選択項目を選択するように制御する
    請求項13に記載の情報処理装置。
  15. 前記制御部は、前記上部風圧と前記下部風圧との差の絶対値が前記第1の閾値より小さく、かつ前記第3の閾値より小さく、前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が前記第2の閾値より小さい場合、前記上部風圧センサと前記下部風圧センサの中間の前記区分の前記選択項目を選択するように制御する
    請求項14に記載の情報処理装置。
  16. 前記制御部は、前記上部風圧と前記下部風圧との差の絶対値が前記第1の閾値より小さく、前記左部風圧と前記右部風圧との差の絶対値が前記第2の閾値より小さく、かつ前記第4の閾値より小さい場合、前記左部風圧センサと前記右部風圧センサの中間の前記区分の前記選択項目を選択するように制御する
    請求項15に記載の情報処理装置。
  17. 風圧を検出する複数の風圧センサを備える情報処理装置の情報処理方法であって、
    複数の前記風圧センサにより検出される風圧の違いにしたがって所定の処理を実行するように制御する制御ステップ
    を含む情報処理方法。
  18. 風圧を検出する複数の風圧センサを備える情報処理装置を制御するコンピュータに、
    複数の前記風圧センサにより検出される風圧の違いにしたがって所定の処理を実行するように制御する制御ステップ
    を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  19. 風圧を検出する複数の風圧センサを備える情報処理装置を制御するコンピュータに、
    複数の前記風圧センサにより検出される風圧の違いにしたがって所定の処理を実行するように制御する制御ステップ
    を実行させるためのプログラム。
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