JP2012197915A - ワンウェイクラッチ装置及びこれを備えたプーリ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1のクラッチ部材19、第2のクラッチ部材20、第2のクラッチ部材20を第1のクラッチ部材19側へ軸方向に付勢する付勢手段22、第1のクラッチ部材19と第2のクラッチ部材20との一方向への相対回転で第2のクラッチ部材20を第1のクラッチ部材19から軸方向に離反させる作動手段、及び第1のクラッチ部材19から離反した第2のクラッチ部材20とプーリ部材13とを軸方向に結合させる結合手段を備え、作動手段は、第1のクラッチ部材19と第2のクラッチ部材20との対向面間に配置された複数の円錐ローラ21及び第1のクラッチ部材19に形成されたカム面25を備え、第1,第2のクラッチ部材19,20との対向面とこれらに接触する円錐ローラ21の母線との延長線L1,L2が回転軸心Oにおいて交差する。
【選択図】 図1
Description
そして、クランクシャフトの回転速度の比較的大きな変動により、プーリ部材104よりもプーリボス103の回転速度が高まると、クラッチバネ109の外径が縮小してプーリ部材104の内周面に対する摩擦力が弱まり、プーリボス103とプーリ部材104とが相対回転することによって当該変動を吸収するように構成されている。なお、クランクシャフトの回転速度の微小な変動は、捩りコイルバネ105のねじり方向の弾性変形によって吸収される。
前記外周側回転体及び前記内周側回転体の一方の回転体に一体回転可能に結合された第1のクラッチ部材と、
他方の回転体に一体回転可能でかつ軸方向に相対移動可能に結合され、前記第1のクラッチ部材に対して軸方向に対向する第2のクラッチ部材と、
この第2のクラッチ部材を前記第1のクラッチ部材側へ軸方向に付勢する付勢手段と、
前記第1のクラッチ部材と前記第2のクラッチ部材との一方向への相対回転により前記第2のクラッチ部材を前記第1のクラッチ部材から軸方向に離反させる作動手段と、
前記第2のクラッチ部材が前記第1のクラッチ部材から離反したときに、前記第2のクラッチ部材と前記一方の回転体とを軸方向に結合させる結合手段と、を備え、
前記作動手段は、前記第1のクラッチ部材と前記第2のクラッチ部材との対向面間に転動可能に配置された複数の円錐ローラと、
前記第1のクラッチ部材と前記第2のクラッチ部材との一方の対向面に形成され、前記第1のクラッチ部材と前記第2のクラッチ部材との前記一方向の相対回転により前記円錐ローラを介して前記第2のクラッチ部材を前記第1のクラッチ部材から軸方向に離反させるカム面と、を備え、
前記第1のクラッチ部材と前記第2のクラッチ部材との対向面と、これらに接触する前記円錐ローラの母線との延長線が、前記第1のクラッチ部材及び前記第2のクラッチ部材の回転軸心において交差していることを特徴とする。
この構成によれば、当接面と被当接面との接触及び離反によって、第2のクラッチ部材と一方の回転体との結合及びその解除を滑らかに行うことができる。
このような構成によって、付勢手段によって第2のクラッチ部材を第1のクラッチ部材側へ付勢するだけでなく、第2のクラッチ部材と他方の回転体とを一体回転可能に結合することができる。
本発明のプーリ装置は、上述した各構成のワンウェイクラッチ装置と同様の作用効果を奏する。
図1〜図3に示すように、第1のクラッチ部材19は、軸受鋼等の金属材料によって形成された環状の円板であり、プーリ部材13の内周面に一体回転可能に固定されている。また、図2及び図3に示すように、第1のクラッチ部材19の、第2のクラッチ部材20に対向する側面には、複数の凹所24が周方向に間隔をあけて形成されている。各凹所24の底面25は、周方向一方側が深く、他方側が浅くなるように傾斜する傾斜面とされている。この傾斜面が後述するカム面を構成する。また、凹所24の周方向一端部には段部24aが形成されている。図1に示すように、第1のクラッチ部材19の反対側の側面は凹凸のない平坦な面とされ、転がり軸受16の外輪に当接している。
図2及び図4に示すように、転動体21は円錐台形状のローラ、すなわち円錐ローラ(円錐ころ)からなっている。円錐ローラ21は、周方向に略等間隔で第1のクラッチ部材19の各凹所24に1個ずつ配置され、その中心線Xが第1,第2のクラッチ部材19,20の径方向に指向している。そして、円錐ローラ21は、第1のクラッチ部材19と第2のクラッチ部材20との間に挟まれ、両者の相対回転によって周方向に転動可能に構成されている。
本実施形態では、第2のクラッチ部材20の側面27Bが、回転軸心Oに直交しており、第1のクラッチ部材19の底面25が、回転軸心Oに直交する面に対して傾斜している。また、底面25及び側面27Bや、これらに接触する円錐ローラ21の母線は、その延長線L1,L2が回転軸心O上で交差している。
例えば、本発明のワンウェイクラッチ装置11は、上述のプーリ装置10に限らず、種々の用途に使用することができ、特に、回転体の径方向寸法が制限される装置に好適に使用することができる。
また、第2のクラッチ部材20を第1のクラッチ部材19側へ付勢する付勢手段22は、ねじりコイルバネに限らず、板ばねやゴム様弾性体などの他の部品を適用することができる。
Claims (6)
- 外周側回転体と、この外周側回転体の径方向内側に同一軸心状に配置された内周側回転体との間に配置されるワンウェイクラッチ装置であって、
前記外周側回転体及び前記内周側回転体の一方の回転体に一体回転可能に結合された第1のクラッチ部材と、
他方の回転体に一体回転可能でかつ軸方向に相対移動可能に結合され、前記第1のクラッチ部材に対して軸方向に対向する第2のクラッチ部材と、
この第2のクラッチ部材を前記第1のクラッチ部材側へ軸方向に付勢する付勢手段と、
前記第1のクラッチ部材と前記第2のクラッチ部材との一方向への相対回転により前記第2のクラッチ部材を前記第1のクラッチ部材から軸方向に離反させる作動手段と、
前記第2のクラッチ部材が前記第1のクラッチ部材から離反したときに、前記第2のクラッチ部材と前記一方の回転体とを軸方向に結合させる結合手段と、を備え、
前記作動手段は、
前記第1のクラッチ部材と前記第2のクラッチ部材との対向面間に転動可能に配置された複数の円錐ローラと、
前記第1のクラッチ部材及び前記第2のクラッチ部材の一方の対向面に形成され、前記第1のクラッチ部材と前記第2のクラッチ部材との前記一方向の相対回転により前記円錐ローラを介して前記第2のクラッチ部材を前記第1のクラッチ部材から軸方向に離反させるカム面と、を備え、
前記第1のクラッチ部材と前記第2のクラッチ部材との対向面と、これらに接触する前記円錐ローラの母線との延長線が、前記第1のクラッチ部材及び前記第2のクラッチ部材の回転軸心において交差していることを特徴とするワンウェイクラッチ装置。 - 前記複数の円錐ローラの相互の周方向間隔及び径方向の位置を保持する保持器が設けられている請求項1に記載のワンウェイクラッチ装置。
- 前記保持器には、前記第1のクラッチ部材と前記第2のクラッチ部材との前記一方向とは反対方向への相対回転で前記カム面の周方向端部に係止する係止部を有している請求項2に記載のワンウェイクラッチ装置。
- 前記結合手段は、
前記第2のクラッチ部材に設けられた当接面と、前記当接面に軸方向に対向するように前記一方の回転体に形成された被当接面と、を備え、前記当接面と前記被当接面との軸方向の接触により前記第2のクラッチ部材と前記一方の回転体とを摩擦結合するものである請求項1〜3のいずれか1項に記載のワンウェイクラッチ装置。 - 前記付勢手段は、前記第2のクラッチ部材と、前記他方の回転体との間に介在されるとともに、両者に圧接することによって前記第2のクラッチ部材と前記他方の回転体とを摩擦結合する請求項1〜4のいずれか1項に記載のワンウェイクラッチ装置。
- 外周にベルトが巻き掛けられるプーリ部材と、
前記プーリ部材の内周側に、当該プーリ部材と同一軸心状に配置されたプーリボスと、
前記プーリ部材を前記外周側回転体とし、前記プーリボスを前記内周側回転体として設けられた請求項1〜5のいずれか1項に記載のワンウェイクラッチ装置と、
を備えていることを特徴とするプーリ装置。
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JP2016061350A (ja) * | 2014-09-17 | 2016-04-25 | Ntn株式会社 | ローラカム機構、回転伝達装置およびステアバイワイヤ方式の車両用操舵装置 |
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JPS59126150A (ja) * | 1982-12-30 | 1984-07-20 | Aisin Warner Ltd | 車両用無段変速機 |
JP2008164033A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Jtekt Corp | 一方向クラッチ |
JP2009281435A (ja) * | 2008-05-20 | 2009-12-03 | Ntn Corp | プーリユニット |
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- 2011-03-23 JP JP2011063947A patent/JP5772119B2/ja not_active Expired - Fee Related
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