JP2012197161A - シート処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートトレイからシートを取り出した場合であっても、シートを重ねながら整列させて排出することが可能なシート処理装置を提供する。
【解決手段】シートトレイ入口センサがONであるかどうかを判断する(ステップS100)。シートトレイ入口センサがOFFで有ると判断した場合には、搬送ベルトを逆転する(ステップS102)。そして、次に、シートトレイ入口センサ38がONであるかどうかを判断する(ステップS104)。ステップS104において、シートトレイ入口センサ38がONであると判断した場合には、搬送ベルトを正転する(ステップS106)。そして、シートトレイ入口センサがONであるかどうかを判断する(ステップS108)。ステップS108において、シートトレイ入口センサがOFFであると判断した場合には、搬送ベルトを停止する(ステップS110)。
【選択図】図19

Description

この発明は、画像形成装置から排出される記録済みの用紙を受けとって後処理を施すシート処理装置に関する。
プリンタや複写機等の画像形成装置から排出される記録済みの用紙(シート)を受け入れ、所定の後処理を施すシート処理装置が、近年、広く用いられている。
具体的には、シート処理装置には、画像形成後の用紙に対してホチキス(ステープル)綴じ、パンチ(丸穴開け)、紙折りなどの後処理手段が設けられている。
そのなかでも画像形成装置から排出される記録済みの用紙(シート)を製本して取り出すようにしたシート処理装置については、従来から多くの提案がなされている。例えば、画像形成装置から排出され、スタックされた用紙を中央部で綴じ、綴じた位置で用紙を中綴じにして二つに折り畳んで製本とし、これをシートトレイ上に載置して取り出すようにしたシート処理装置が提案されている。
例えば、特開2004−284762号公報においては、画像形成装置から排出されるシートを積載するシートトレイに多数のシートを重ねながら整列させる技術が開示されている。
特開2004−284762号公報
しかしながら、画像形成装置およびシート処理装置を複数のユーザが使用する場合等、シートトレイに複数のユーザのシートが混載される場合があり、シートトレイ上に積載された多数のシートのうちの一部のシートの束が取り出される可能性がある。その場合、重ねられて整列されたシートの重なり合いが崩れてしまうことになる。
この場合、新たに排出されるシートと重なり合わなかったり、あるいは、重なり合う長さが長かったり、短かったりする可能性がある。
重なり合う長さが不十分なまま搬送処理が行われると、新たに排出されるシートと混ざり合い、シートの取り出しに困難を生じさせる可能性もある。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、シートトレイからシートを取り出した場合であっても、シートを重ねながら整列させて排出することが可能なシート処理装置を提供することを目的とする。
本発明のある局面に従うシート処理装置は、画像形成装置により画像形成された後のシートを処理するシート処理装置であって、画像形成された後のシートを折り込むシート折り部と、シート折り部により折り込まれたシートを取り出すために積載するシートトレイと、シートトレイを第1および第2の搬送モードの少なくとも一方で搬送制御する制御部とを備える。シートトレイは、シートを搬送する搬送ベルトを含む。制御部は、第1の搬送モードの場合に、シート折り部から初期位置に排出されるシートをシートトレイに積載されるシートと重ね合わせて排出するように搬送ベルトをシートトレイの端部方向にステップ移動させ、第2の搬送モードの場合に、シートトレイに排出されて積載されている少なくとも1つ以上のシートの最後尾のシートをシート折り部から初期位置に排出されるシートと重ね合わせるために搬送ベルトを端部方向と反対方向に移動させる。
好ましくは、シートトトレイは、シート折り部により折り込まれてシートトレイ上の初期位置に排出されたシートの位置を検知するためのセンサをさらに含み、制御部は、第2の搬送モードの場合に、センサから所定期間検知が無い場合には、搬送ベルトを停止させる。
好ましくは、シートトレイは、搬送ベルトを端部方向に移動させるための指示入力部をさらに含む。制御部は、指示入力部からの指示が有った場合には、搬送ベルトを端部方向に移動させ、指示入力部からの指示が無くなった場合に、第2の搬送モードで搬送制御する。
特に、制御部は、指示入力部からの指示が無くなった場合には、ジョブ入力指示に基づいて、第2の搬送モードで搬送制御する。
好ましくは、シートトレイは、仮想平面との角度を調整可能な機構と、仮想平面との角度の変化を検出する検出装置とをさらに含み、制御部は、検出装置の検出結果に基づいて、第2の搬送モードで搬送制御する。
特に、制御部は、検出装置の検出結果およびジョブ入力指示に基づいて、第2の搬送モードで搬送制御する。
好ましくは、制御部は、電源投入されたか否かを判断し、電源投入されたと判断した場合には、第2の搬送モードで搬送制御する。
好ましくは、制御部は、外部からの指示に従って第2の搬送モードで搬送制御する。
好ましくは、第2の搬送モードは、搬送ベルトの移動によりシートトレイに排出されて積載されている少なくとも1つ以上のシートを積み重ねる処理を含む。
特に、シートトレイは、シート折り部により折り込まれてシートトレイ上の初期位置に排出されたシートの位置を検知するためのセンサと、センサに対してシートトレイの端部方向と反対側に設けられ、搬送ベルトの反対方向への移動によりシートトレイ上に積載されるシートの移動を停止させる停止部材とをさらに含み、制御部は、第2の搬送モードの場合に、センサの検知が有った場合に、所定期間、搬送ベルトを反対方向に移動させる。
特に、シートトレイは、搬送ベルトによりシートトレイの端部に搬送されたシートの位置を検出するための端部センサをさらに含み、制御部は、第2の搬送モードの場合に、端部センサの検知およびセンサの検知の時間に基づいて、シートトレイ上に積載されるシートの枚数を算出し、算出結果に基づいて、所定期間を設定する。
本発明のある局面に従うシート処理装置において、制御部は、第1の搬送モードの場合に、シート折り部から初期位置に排出されるシートをシートトレイに積載されるシートと重ね合わせて排出するように搬送ベルトをシートトレイの端部方向にステップ移動させ、第2の搬送モードの場合に、シートトレイに排出されて積載されている少なくとも1つ以上のシートの最後尾のシートをシート折り部から初期位置に排出されるシートと重ね合わせるために搬送ベルトを端部方向と反対方向に移動させる。したがって、第2の搬送モードにより、初期位置にシートトレイに排出されているシートが戻されるため、シートトレイからシートを取り出した場合であっても、再び、シートを重ね合わせながら整列させて排出することができる。
本発明の実施の形態に従う後処理装置(シート処理装置)FSおよび画像形成装置Aを備える画像形成システムの概略断面図である。 本発明の実施の形態に従う後処理装置FSのサドル100の要部拡大断面図である。 本発明の実施の形態に従う中折り(二つ折り)処理を説明する図である。 本発明の実施の形態に従う三つ折り処理を説明する図である。 本発明の実施の形態に従うシートトレイ800の斜視図である。 本発明の実施の形態に従うシートトレイ800の模式図である。 本発明の実施の形態に従う画像形成装置Aの概略ブロック図である。 本発明の実施の形態に従う後処理装置FSの概略ブロック図である。 本発明の実施の形態に従う操作パネル13の概観図である。 本発明の実施の形態に従うシートトレイ800の調節機構について説明する図である。 本発明の実施の形態に従うシートトレイ800の角度の検出方式を説明する図である。 本発明の実施の形態に従うシート整列搬送モードのフロー図である。 本発明の実施の形態に従うシート排出搬送モードのフロー図である。 本発明の実施の形態に従う折りシートが集積する状態を説明する図である。 シートトレイ800および後処理モードに基づくシート集積時間の対応テーブルである。 本発明の実施の形態に従う搬送モードの切り替えを説明するするフロー図である。 シート整列搬送モードで折りシートをシートトレイ800に搬送し、一部の折りシートを取り出す場合を説明する図である。 本発明の実施の形態に従うシート初期位置搬送モードを実行する場合のフロー図である。 本発明の実施の形態に従うシート初期位置搬送モードについて説明するフロー図である。 本発明の実施の形態に従う別のシート初期位置搬送モードを実行する場合のフロー図である。 本発明の実施の形態に従うさらに別のシート初期位置搬送モードを実行する場合のフロー図である。 本発明の実施の形態に従うさらに別のシート初期位置搬送モードを実行する場合のフロー図である。 本発明の実施の形態に従うさらに別のシート初期位置搬送モードを実行する場合のフロー図である。 本発明の実施の形態に従う別のシート初期位置搬送モードを説明するフロー図である。 本発明の実施の形態に従うシート距離およびシート積み重ね期間の算出について説明する図である。 複数の折りシートを整列させて排出した場合の一例を説明する図である。 本発明の実施の形態に従う排出規制テーブルを説明する図である。 本発明の実施の形態に従う後処理装置FSのシートトレイ800に対するジョブ実行中の排出処理を説明するフロー図である。 本発明の実施の形態に従う排出停止処理を説明するフロー図である。 本発明の実施の形態に従う排出処理を説明するフロー図である。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
(画像形成システム)
図1は、本発明の実施の形態に従う後処理装置(シート処理装置)FSおよび画像形成装置Aを備える画像形成システムの概略断面図である。
(画像形成装置A)
画像形成装置Aは、画像読取部1と、画像処理部2と、画像書込部3と、画像形成部4と、給紙カセット5と、給紙ローラ6と、定着装置7と、排紙ローラ8と、自動両面コピー給紙部9とを備えている。
画像形成装置Aの上部には、自動原稿搬送装置10が搭載されている。また、画像形成装置Aの図示左側面の排紙ローラ8側には、後処理装置FSが連結されている。自動原稿搬送装置10の原稿台上に載置された原稿は、搬送路に沿って搬送され画像読取部1の光学系により原稿の片面又は両面の画像が走査され、CCDイメージセンサ1Aに読み込まれる。
CCDイメージセンサ1Aにより光電変換されたアナログ信号は、画像処理部2において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等を施された後、画像書込部3に送られる。画像書込部3に送られた画像データに基づき半導体レーザが発光駆動され、画像形成部4の感光体ドラム4Aに照射されて潜像が形成される。画像形成部4においては、帯電、露光、現像、転写、分離、クリーニング等の処理が行なわれ、感光体ドラム4A上にトナー像が形成される。
給紙カセット5から給紙ローラ6により給送された記録用紙Sは、感光体ドラム4Aに到達し、転写手段4Bによりトナー像が記録用紙Sに転写される。トナー像を担持した記録用紙Sは、定着装置7により定着処理され、排紙ローラ8から後処理装置FSに送り込まれる。両面コピーの場合には、片面画像処理済みの記録用紙Sは搬送路切り替え板8Aにより自動両面コピー給紙部9に送り込まれ、画像形成部4において裏面にトナー像が転写され、定着された後、排紙ローラ8から後処理装置FSに送り込まれる。
(後処理装置FS)
後処理装置FSは、用紙搬入部20と、複数の後処理部とを有する。後処理部としては、孔あけ処理部40と、折り部50、端綴じ(平綴じ)処理部71、中綴じ処理部72、および排紙部80を有する。
画像形成装置Aの排紙ローラ8から後処理装置FSに送り込まれた画像形成後の記録用紙S(シートとも称する)は、用紙搬入部20により後処理装置FS内部に搬送される。
孔あけ処理部40は、用紙搬入部20の左手下流側に配置され、シートSにパンチ孔を開ける。具体的には、後処理装置FSの入り口付近に入口センサ28が設けられ、後処理装置FSにシートSが搬入されると、当該入口センサ28がシートSの搬入を検知する。そして、シートSの搬入を検知してから所定時間後にシートSの搬送を停止し、孔あけ処理部40は、シートSにパンチ孔を開ける(パンチ処理)。
孔あけ処理部40の下流から2つの搬送路H0,H1に分岐される。当該搬送路H0,H1の切り替えは、搬送路切替部材30により行われる。下方に分岐した搬送路H1は、搬送ローラ23を経てサドル100に繋がる。サドル100は、後述するが、中綴じ処理部72、折り部50とが配置されており、詳しくは後述する。
もう一方の搬送路H0は、搬送ローラ24を経て排紙部80に繋がる。
後処理装置FSにおいて、後処理部により処理なしで大量の画像形成を行なう際には、シートSは用紙搬入部20から搬送路H0を経て排紙部80の排出パドル22から後処理装置FSの出口に設けられたエレベートトレイ81に排出される。
エレベートトレイ81は、排紙されるシートSの最上面が常に一定した高さになるように図の鎖線で示すように下方に移動する。したがって、エレベートトレイ81上には、数千枚のシートを集積することが可能である。また、搬送路H0には、用紙検出センサ26が設けられ、搬送路H0のシートSの通過を検知して、搬送ローラ24、排出パドル22等の駆動のタイミング制御等が実行される。
また、排出パドル22は、圧接した状態と離間した状態とに可動可能に構成されている。排出パドル22が圧接した状態である場合には、上述したようにエレベートトレイ81にシートSを排出する。一方、排出パドル22が離間した状態の場合には、エレベートトレイ81には直ぐに排出されず、シートSが排出パドル22に到達した後、シートSの後端が収容ベルト70上に落下する。そして、収容ベルト70および収容パドル74は、回転して端綴じ処理部71が設けられた方向にシートを搬送する。そして、複数のシートSについて当該処理が複数回実行されて、処理トレイセンサ77で所定枚数が端綴じ処理部71に収容されたことを検知し、端綴じ処理を実行する。そして、その後、収容ベルト70および収容パドル74は、排出パドル22の方向に端綴じしたシート束を搬送し、排出パドル22からエレベートトレイ81にシート束が排出される。
サドル100は、搬送ローラ23の下流で水平方向に対して斜めに配置されており、シートSをガイドする複数のガイド部材および先端ストッパと、中綴じ処理部72と、折り部50、用紙幅整合部とを有し、1枚以上のシートSに対して、中折り(二つ折り)モード、中折り・中綴じモード、三つ折りモードの各モードで用紙を処理し、シートトレイ800に排出する。なお、本例においては、サドル100において、1枚以上のシートSに対して二つ折りあるいは三つ折りの処理が施されるため、シートトレイ800に排出されるシートを折りシートとも称することとする。
図2は、本発明の実施の形態に従う後処理装置FSのサドル100の要部拡大断面図である。
図2を参照して、シートSは、斜め上方から斜め下方に向けて搬入される。また、図中右下に記すように、以下の説明において、斜め下方に向かう方向をX方向、紙面においてX方向と直交する方向をY方向、紙面に対して垂直な方向をZ方向とする。
サドル100を構成するガイド部材は、上流側ガイド部材101、102と下流側ガイド部材103、104とからなり、上流側ガイド部材101、102の上部側に用紙幅整合部110が位置し、上流側ガイド部材101、102の中ほどに中綴じ処理部72が位置し、上流側ガイド部材101、102と下流側ガイド部材103、104との間に折り部50が位置する。
搬送路H1を介してサドル100に搬入されるシートSは、サドル搬入センサ62によって1枚ずつ検出される。そして、搬入されるシートSは、自重によってガイド部材に沿って搬送される。その際、上パドル75、下パドル76がシートの表面に接触して回転することにより、シートが1枚ずつ円滑に搬送される。
用紙幅整合部110は、シートSの幅方向(Z、逆Z方向)の整合を行なう。
折り部50の下流には、下流側ガイド部材103、104に沿って移動可能な先端ストッパ105が設けられる。先端ストッパ105はシートSの下端を所定位置に規制するものであり、用紙サイズに応じて移動される。
上流側ガイド部材101と下流側ガイド部材103とは、サドル100の下側(逆Y方向側)に位置し、シートSがその面に沿って滑落し積載されるスタック面を構成する。また、上流側ガイド部材102と下流側ガイド部材104は、上流側ガイド部材101と下流側ガイド部材103と一定間隔をあけて対向配置される。
中綴じ処理部72は、受針機構72aと打針機構72bとからなり、シートSの束の用紙搬送方向の中央部が先端ストッパ105によって位置決めされると作動して、シートSの束を中綴じする。具体的には、先端ストッパ105がシートSの用紙搬送方向(X、逆X方向)に移動することで、複数枚のシートSのセンタは、中綴じ処理部72に合わされてスタックされる。複数枚のシートSがスタックされた後、中綴じ処理部72でシートSの束が中綴じされる。なお、中綴じ処理部72で中綴じ処理が行なわれない場合には、シートSのセンタが折り部50に合うように、シートSがスタックされる。
折り部50は、第1折り板51、第1折りローラ52、第2折りローラ53、第3折りローラ54、第4折りローラ56、第5折りローラ58、搬送路切替部材55、案内部材57、第1折り板センサ59、第2折り板60および第2折り板センサ61を備え、シートSを中折り(二つ折り)処理又は三つ折り処理を行なう。
図3は、本発明の実施の形態に従う中折り(二つ折り)処理を説明する図である。
図2および図3を参照して、中折り(二つ折り)処理においては、まずシートSの長さの中央部が第1折り板51の位置となるように先端ストッパ105が移動される。ついで、図3(A)に示されるように第1および第2折りローラ52、53が回転しながら、第1折り板51がシートSを第1折りローラ52と第2折りローラ53との間に挿入する。第1折りローラ52と第2折りローラ53とは図示しないバネ部材で互いに圧接するよう付勢されているので、図3(B)においてシートSは中央部で折り目をつけて折り処理される。そして、搬送路切替部材55の下方に設けられた案内部材57により折り処理されたシートSは、第4および第5折りローラ56、58に搬送される。図3(C)に示されるように、第4および第5折りローラ56、58は回転し、折り処理されたシートSを搬送する。そして、図3(D)において、第4および第5折りローラ56、58は、折り処理されたシートSをシートトレイ800に排出する。なお、第1折り板センサ59は、第1折り板51のホーム位置を検出し、移動した第1折り板51はホーム位置まで戻される。
図4は、本発明の実施の形態に従う三つ折り処理を説明する図である。
図2および図4を参照して、まず、三つ折り処理においては、搬送路切替部材55は移動し、図2の点線で示される位置に設定される。そして、シートSはその長さの3分の1の位置が折り板51の位置となるように先端ストッパ105により移動される。ついで、図4(A)に示されるように第1および第2折りローラ52、53が回転しながら、第1折り板51がシートSを第1折りローラ52と第2折りローラ53との間に挿入する。図4(B)においては、シートSはその長さの3分の1の位置で折り目をつけて折り処理される。ついで、図4(C)においてシートSがその折り目を先頭にして搬送路切替部材55の形状に沿って上側に案内される。なお、搬送路切替部材55の形状に沿って案内されたシートSは、図示しない停止部材により停止される。停止部材は、第2折り板60で折り処理する際のシートSの位置決めに用いられるものであり、折り処理されたシートSの長さの中央部を第2折り板60が折り目をつける位置となるように調節する。
次に、図4(D)において、第2折りローラ53および第3折りローラ54が回転しながら、第2折り板60はシートSを第2折りローラ53と第3折りローラ54との間に挿入する。第2折りローラ53と第3折りローラ54とは、図示しないバネ部材で互いに圧接するように付勢されているものとする。折り処理されたシートSは、第2折り板60により、残りの長さの中央部の位置でさらに折り目をつけて折り処理される。図4(E)において、第2および第3折りローラ53、54は回転しながら、折り処理されたシートSをシートトレイ800に排出する。なお、第1折り板センサ59は、第1折り板51のホーム位置を検出し、移動した第1折り板51はホーム位置まで戻される。また、第2折り板センサ61は、第2折り板60のホーム位置を検出し、移動した第2折り板60はホーム位置まで戻される。なお、三つ折り処理については、シートSをまず、その長さの3分の1の位置で折り処理し、そして、残りの長さの半分について、折り処理した側を畳むように折り目をつけて三つ折り処理が行われる。
なお、ここでは、1枚のシートSの二つ折りあるいは三つ折り処理について説明しているが、特に1枚に限られず、複数枚についても同様の処理が可能である。
図5は、本発明の実施の形態に従うシートトレイ800の斜視図である。
図5を参照して、シートトレイ800は、載置部材820と、ストッパ部材822とを備える。
ストッパ部材822は、端部が載置部材820と連結されるとともに、載置部材820に重なるように折り畳むことが可能であり、載置部材820とともに後処理装置FSの側面に収納することが可能である。
また、ストッパ部材822には、把持部826が設けられており、後述するが当該把持部826を持ってシートトレイ800の角度を調整することが可能である。
また、載置部材820には、2本の搬送ベルト827A,827Bが設けられている。シートトレイ800に載置された折りシートは、当該搬送ベルト827A,827Bを介して搬送される。
また、載置部材820には、可動部材823,824が設けられている。なお、ここでは、可動部材824は図示されていない。シートトレイ800に載置された折りシートが搬送ベルトを介して搬送されると可動部材823,824と接触して、可動部材823,824は下方に移動する。
また、載置部材820には、押下可能な搬送ボタン825が設けられている。なお、図示しないが搬送ボタン825の押下を検知する搬送ボタン検知部が載置部材820内に設けられている。当該搬送ボタン825を押下すると搬送ベルト827A,827Bを駆動させることが可能である。
図6は、本発明の実施の形態に従うシートトレイ800の模式図である。
図6(A)は、シートトレイ800を上面から見た図である。図6(B)は、シートトレイ800の断面図である。
シートトレイ800の載置部材820には、折りシートを搬送する搬送部である搬送ベルト827A,827Bが2本設置されており、ベルト搬送ローラ821A、821Bの回転により搬送ベルト827A,827Bは同図(A)に示す矢印c方向、同図(B)に示す矢印d方向に回動させられる。
同図(A)に示すように、ストッパ部材822近傍であって、2本の搬送ベルト827A,827B間の略中央付近には、折りシートにより移動させられる可動部材823が設置されている。
また、ストッパ部材822と反対側の入口付近であって、2本の搬送ベルト827A,827B間の略中央付近には、折りシートにより移動させられる可動部材824が設置されている。
また、シートトレイ800の入口付近には、規制部材828が設けられている。
シートトレイ800の載置部材820に排出された折りシートは、図示の如く積み重なった状態(図6(B)における折りシートの積載状態は模式的に示したものである)で搬送ベルト827A,827Bにより徐々に搬送される。
図示のように可動部材823は、先頭の折りシートの接触により載置部材820の内側の隠れた位置に移動させられる。載置部材820内には、可動部材823が載置部材820の内側の位置に移動したことを検知する、検知部材(シートトレイ先端センサ)が配置されている。当該可動部材823の移動により検知部材は、折りシートの端部が当該位置に到達したことを把握することが可能である。
なお、可動部材824については、折り部50からシートトレイ800に折りシートが排出された際に、折りシートが可動部材824を覆うように排出される位置(初期位置)に設けられているものとする。したがって、折りシートが排出された場合には、可動部材824は、可動部材823と同様に載置部材820の内側の隠れた位置に移動させられる。載置部材820内には、可動部材824が載置部材820の内側の位置に移動したことを検知する、検知部材(シートトレイ入口センサ)が配置されている。当該可動部材824の移動により検知部材は、折りシートが当該初期位置、つまりシートトレイ800に排出されたことを検知することが可能である。
また、可動部材824が載置部材820の内側から最初の位置に戻った場合に、検知部材はオンからオフとなり、折りシートの端部が初期位置にあることを検知することが可能である。
なお、搬送ベルト827A,827Bが逆回転した場合には、規制部材828によりその移動が規制される。すなわち、規制部材828よりも右側には折りシートは移動しないように規制されている。なお、本例においては、規制部材828を設けた構成について説明するが、特に規制部材828を設けず、後処理装置FSの外装カバーを規制部材として用いるようにすることも可能である。
図7は、本発明の実施の形態に従う画像形成装置Aの概略ブロック図である。
図7を参照して、画像形成装置Aは、装置全体を制御するメイン制御部150と、画像読取部1と、画像処理部2と、画像書込部3と、画像形成部4と、自動原稿搬送装置(ADF(Auto Document Feeder)10と、操作パネル13と、音声出力部14と、外部機器インタフェース15と、通信インタフェース16とを備える。
メイン制御部150は、オペレーティングシステム(OS:Operating System)を含む各種プログラムを実行するためのCPU(Central Processing Unit)151と、CPU151で実行されるプログラムが予め格納されたROM(Read Only Memory)152と、CPU151のプログラム部分の実行に必要なデータを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)153とを備える。
メイン制御部150は、ADF10に載荷された原稿から画像読取部1を用いて画像を読み取り電子データ化する読取制御と、読み取られた画像に対して画像処理部2を用いて様々な画像処理を行なう画像処理制御と、画像処理された画像を画像書込部3および画像形成部4を用いて既知の電子写真プロセスによってシートに形成する画像形成制御と、画像が形成されたシートを搬送する用紙給送制御とを実行する。
操作パネル13は、タッチパネルを有しており、シートに施す後処理の種類の設定、その他の様々な機能の操作設定を行ない、また設定された機能の確認や種々の警告等を表示可能に構成されている。操作パネル13には、後述するがたとえば、コピー枚数等を設定するテンキー、動作の開始を指示するスタートキー、動作の停止を指示するストップキー、各種設定条件を初期化するリセットキー等も表示される。
操作パネル13からメイン制御部150へは、ユーザの操作に基づいて、シートのサイズ情報、後処理の種別情報(折り・綴じの有無およびそれらの種類ならびに枚数等)を含むジョブが入力される。
メイン制御部150は、これらのジョブを通信インタフェース16を通じて後処理装置FSへ送信する。
音声出力部14からは操作音や警告音、紙詰まり等のエラーが発生した場合のエラー音が出力される。外部機器インタフェース15には外部のネットワーク17が接続される。これにより、ネットワーク上の他の機器と通信可能に構成されている。
なお、画像形成装置Aは、複写(コピー)機能のほかに、画像データを取得するスキャン機能、および図示しないが外部のパソコン等の機器から画像データを受信し、印刷を行なうプリント機能、ファクシミリ送信が可能なFAX機能等を備えている。
図8は、本発明の実施の形態に従う後処理装置FSの概略ブロック図である。
図8を参照して、後処理装置FSは、後処理装置FSの全体を制御するフィニッシャ制御部200と、画像形成装置Aと情報の通信を行なうための通信インタフェース87とを備える。
フィニッシャ制御部200は、オペレーティングシステムを含む各種プログラムを実行するためのCPU201と、CPU201で実行されるプログラムが予め格納されたROM202と、CPU201のプログラム部分の実行に必要なデータを一時的に記憶するRAM203と、時刻を計時するタイマ204とを備える。
フィニッシャ制御部200は、画像形成装置Aから出力されたジョブに基づいて後処理装置FS内部における各部を制御する。
フィニッシャ制御部200は、各種センサと接続されている。具体的には、用紙検出センサ26,73と、サドル搬入センサ62と、入口センサ28と、シートトレイ入口センサ38と、シートトレイ先端センサ39と、第1折り板センサ59と、第2折り板センサ61と、シートトレイ上部センサ82と、シートトレイ下部センサ84とがフィニッシャ制御部200に接続されており、各種センサからの検出信号が入力される。
フィニッシャ制御部200は、切り替えスイッチ86,88を制御する。切り替えスイッチ86,88は、それぞれ搬送路切替部材30,55と接続されている。当該切り替えスイッチ86,88の切り替えにより搬送路切替部材30,55の位置が変化して搬送路が切り替えられる。
フィニッシャ制御部200は、各種モータを制御する。
先端ストッパ105、上パドル75、下パドル76、搬送ローラ23,24、第1折り板51、折りローラ52〜54,56,58、排出パドル22、搬送ベルト827A,827B、エレベートトレイ81、第2折り板60は、それぞれ先端ストッパモータ90、上パドルモータ91、下パドルモータ92、搬送モータ93、第1折り板モータ94、折りローラモータ95、排出パドルモータ96、搬送ベルトモータ97、エレベートモータ98、第2折り板モータ99によりそれぞれ駆動される。
フィニッシャ制御部200は、孔あけ処理部40、端綴じ処理部71、中綴じ処理部72、用紙幅整合部110等をそれぞれ制御する。
フィニッシャ制御部200は、搬送ボタン検知部89と接続されている。搬送ボタン検知部89は、搬送ボタン825と接続されている。搬送ボタン検知部89は、搬送ボタン825の押下を検知し、検知信号をフィニッシャ制御部200に出力する。フィニッシャ制御部200は、搬送ボタン825の押下に従う検知信号に応答して搬送ベルトモータ97を駆動する。
なお、ここでは、説明を簡易にするために収容ベルト70および収容パドル74をそれぞれ駆動するモータについては図示を省略している。他の部品についても同様である。
図9は、本発明の実施の形態に従う操作パネル13の概観図である。
図9を参照して、本発明の実施の形態に従う操作パネル13は、表示部312と、10キー302と、スタートボタン310とを含む。なお、その他のキーについては省略している。
表示部312上にはタッチパネルが設けられており、表示部312上において所定の操作が可能である。10キー302は、コピー等の枚数を入力するためのボタンである。スタートボタン310は、コピー/スキャン等の処理の実行を指示するボタンである。
また、表示部312には、各種モードの表示やその他の表示が行われる。そして、タッチパネルによって、表示内容に従った各種設定を行うことができる。例えば、表示部312には、通常は、コピー動作やスキャン動作を実行する際に行う基本的/応用的な設定のためのタブボタン314が配置されている。各タブボタンを押下すると、その詳細設定を行うための階層画面が表示される。本例においては、応用のタブボタンが押下された場合が示されており、後処理装置FSにおける各種後処理についての詳細な設定指示が可能となっている。具体的には、「小冊子モード」、「とじ代モード」、「折りモード」、「ステープルモード」の指定が可能となっている。
また、本例においては、トレイ排出モード切替ボタン316が設けられている場合が示されている。当該トレイ排出モード切替ボタン316を押下することにより後述するトレイ排出モードの切替が可能であるものとする。
また、本例においては、初期位置搬送モード実行ボタン318が設けられている。当該初期位置搬送モード実行ボタン318を押下することにより後述する初期位置搬送モードの実行が可能であるものとする。なお、本例においては、初期位置搬送モード実行ボタン318が操作パネル13の表示部312に設けられて、当該ボタンの押下に従って初期位置搬送モードの実行が可能な場合について説明するが、特にこれに限られず、例えば、ネットワーク17と接続されている他の情報端末機器(例えば、PC等)から初期位置搬送モードの実行の指示入力を可能とするようにしても良い。
次に、本発明の実施の形態に従うシートトレイ800の角度の調節方式について説明する。
図10は、本発明の実施の形態に従うシートトレイ800の調節機構について説明する図である。
図10を参照して、本発明の実施の形態に従うシートトレイ800は、3段階に角度を調節可能であるものとする。
具体的には、図10(A),(B)は、シートトレイ800が最下部に位置する状態を説明する図である。
図10(C),(D)は、シートトレイ800が中間に位置する状態を説明する図である。
図10(E),(F)は、シートトレイ800が最上部に位置する状態を説明する図である。
本例においては、一例として最下部は、水平面に対して5度、中間位置は、15度、最上部は30度の角度で傾斜している場合が示されている。
図10(A)を参照して、シートトレイ800は、トレイ受け850に収容されており、トレイ受け850に収容されているシートトレイ800からその角度を調節することが可能となっている。具体的には、シートトレイ800の側部の両側には、突起部840,842が設けられている。本例においては、突起部840A,840Bと、突起部842A,842Bとが設けられる。
図10(B)を参照して、トレイ受け850には、突起部840,842に対応してそれぞれ設けられた凹み部が設けられている。ここでは、突起部840A,840Bに対応して設けられた凹み部845A,845Bが示されている。
シートトレイ800が最下部にある場合には、凹み部845A,845Bに突起部840A,840Bが収まっている。なお、突起部842A,842Bについても同様である。
上述したストッパ部材822の把持部826を介してシートトレイ800を持ち上げると、トレイ受け850の左右の壁がシートトレイ800に設けられた突起部により押圧されて広がり、突起部が凹み部から外れてシートトレイ800を持ち上げることが可能となる。
図10(C)を参照して、ここでは、突起部840が凹み部845A,845Bから外れてシートトレイ800が持ち上げられた状態となっている。
図10(D)を参照して、シートトレイ800の突起部840A,840Bは、トレイ受け850の上端部に載った状態が示されている。当該状態は、シートトレイ800が中間に位置した状態となっている。
そして、さらに、上述したストッパ部材822の把持部826を介してシートトレイ800を持ち上げると、トレイ受け850の左右の壁がシートトレイ800に設けられた突起部により押圧されて広がり、突起部が凹み部から外れてさらにシートトレイ800を持ち上げることが可能となる。
図10(E)を参照して、ここでは、突起部842が凹み部から外れてシートトレイ800が持ち上げられた状態となっている。
図10(F)を参照して、シートトレイ800の突起部842A,842Bは、トレイ受け850の上端部に載った状態が示されている。当該状態は、シートトレイ800が最上部に位置した状態となっている。
なお、ここでは、最下部から最上部にシートトレイ800を持ち上げて角度を調節する方式について説明したが、その逆に、最上部から最下部にシートトレイ800を持ち下げて角度を調節することも可能である。
また、本例においては、シートトレイ800の角度を調節するために突起部、凹み部等を設けた調節機構を設けた場合について説明したが、特にこれに限られず、指示に従ってモータを駆動し、モータの駆動に従ってシートトレイ800の角度を調節するようにしても良い。
シートトレイ800は、低い位置に設けられており、シートトレイ800に載置された折りシートを取り出すには、姿勢を変化させてしゃがんだり、腰をかがめなければならない場合があり、折りシートを取り出しづらい場合があった。また、シートトレイ800に設けられている搬送ボタンも低い位置にあるため操作しづらい場合があった。
そこで、上記の構成の如く、シートトレイ800の角度を調節することによりシートトレイ800から折りシートの取り出しを容易にすることが可能である。
次に、本発明の実施の形態に従うシートトレイ800の角度の検出方式について説明する。
図11は、本発明の実施の形態に従うシートトレイ800の角度の検出方式を説明する図である。
図11(A)を参照して、ここでは、シートトレイ800が最下部に位置する状態が示されている。シートトレイ800は、端部において上下に張り出した上縁部811と、下縁部812とを有している。また、上縁部811、下縁部812にそれぞれ対応してシートトレイ上部センサ82と、シートトレイ下部センサ84が設けられる。
本例においては、シートトレイ800が最下部に位置する状態の場合に、シートトレイ下部センサ84が反応し、下縁部812を検出しているものとする。一方、シートトレイ上部センサ82は、上縁部811を検出していないものとする。例えば、ここでは、一例として、シートトレイ下部センサ84、シートトレイ上部センサ82は、接触式センサであるものとする。そして、同図(A)の状態においては、シートトレイ下部センサ84と下縁部812とが接触した状態であるものとする。
図11(B)を参照して、ここでは、シートトレイ800が中間に位置する状態が示されている。
本例においては、シートトレイ下部センサ84およびシートトレイ上部センサ82がともに下縁部812、上縁部811と接触していないため、いずれも検出していない。
図11(C)を参照して、本例においては、シートトレイ800が最上部に位置する状態が示されている。
本例においては、シートトレイ下部センサ84は下縁部812と接触していないが、シートトレイ上部センサ82は、上縁部811と接触しており、上縁部811を検出しているものとする。
したがって、シートトレイ下部センサ84のみが検出信号を出力する場合と、シートトレイ上部センサ82,84がともに検出信号を出力しない場合と、シートトレイ上部センサ82のみが検出信号を出力する3状態に従って、シートトレイ800の角度を検出することが可能である。
次に、シートトレイ800の折シートの搬送モードについて説明する。
本発明の実施の形態に従うシートトレイ800は、シートトレイ800に載置された折りシートの搬送モードを切り替えることが可能であるものとする。
具体的には、搬送モードとして、シート整列搬送モードと、シート排出搬送モードと、シート初期位置搬送モードとが設けられる。
シート整列搬送モードとは、シートトレイ800の初期位置に排出された折りシートを重ね合わせて整列して搬送するモードである。
シート排出搬送モードとは、シートトレイ800に排出された折りシートを取り出し易いようにシートトレイ800の先端部に搬送するモードである。
シート初期位置搬送モードとは、シートトレイ800に排出された折りシートを重ね合わせて整列して搬送するために、シートトレイ800に排出されている少なくとも1つ以上の折りシートの最後尾の折りシートの端部を初期位置に搬送するモードである。なお、本例にいう初期位置とは、新たに排出された折りシートと適切に重なり合う位置である。
図12は、本発明の実施の形態に従うシート整列搬送モードのフロー図である。当該処理は、CPU201が搬送ベルトモータ97を制御することにより実行される。
図12を参照して、シート整列搬送モードにおいては、まず、シート排出タイミングであるかどうかを判断する(ステップS2)。CPU201は、折り部50で処理された折りシートが排出タイミングであるかどうかを判断する。
ステップS2において、シート排出タイミングであると判断した場合(ステップS2においてYES)には、搬送ベルトを正転する(ステップS4)。具体的には、折りシートがシートトレイ800に接触する直前に搬送ベルトモータ97に指示して搬送ベルト827A,827Bを正転(排出方向)させる。
次に、シートトレイ入口センサ38がONであるかどうかを判断する(ステップS6)。CPU201は、シートトレイ800に折りシートが排出される初期位置に設けられたシートトレイ入口センサ38がONしているかどうかを判断する。
ステップS6において、シートトレイ入口センサ38がONで有ると判断した場合(ステップS6においてYES)には、その状態を維持し、搬送ベルトを正転させた状態でシートトレイ入口センサ38がOFFとなるかどうかを判断する。
ステップS6において、シートトレイ入口センサ38がOFFとなるまで搬送ベルトを正転させて、シートトレイ入口センサ38がOFFとなった場合(ステップS6においてNO)に、搬送ベルトを停止する(ステップS8)。
そして、次のジョブが有るかどうかを判断する(ステップS10)。次のジョブが有る場合には、ステップS2に戻り、上記の処理を繰り返す。一方、次のジョブが無い場合には、処理を終了する(エンド)。
すなわち、当該シート整列搬送モードにおいては、シート排出タイミングにおいて、排出された折りシートがシートトレイ800に到達した場合に、上述した可動部材824が移動するためシートトレイ入口センサ38はONになる。そして、シートトレイ入口センサ38がOFFとなるまで当該排出された折りシートを搬送ベルトにより搬送し、当該排出された折りシートの後端部が可動部材824を抜けたときに、可動部材824は、初期の状態に戻る。すなわち、折りシートの後端部が初期位置に到達した場合に、シートトレイ入口センサ38はOFFとなり当該位置で搬送ベルトは停止する。そして、再び、次のジョブのシート排出タイミングにおいて、排出された折りシートは、初期位置に排出されて可動部材824が移動し、シートトレイ入口センサ38をONにする。例えば、排出された折りシートの中央部分に可動部材824が設けられている場合、前に排出された折りシートと、次に排出された折りシートとは長さの半分ずつ程、重なり合うことになる。当該処理を繰り返すことにより一定間隔で排出された折りシートが重なりあって整列して搬送されることになる。すなわち、当該搬送モードは、折りシートが排出される毎に所定距離、搬送ベルトを移動(ステップ移動)させて排出された折りシートを搬送する搬送モードである。
図13は、本発明の実施の形態に従うシート排出搬送モードのフロー図である。当該処理は、CPU201が搬送ベルトモータ97を制御することにより実行される。
図13を参照して、シートトレイ先端センサ39がONであるかどうかを判断する(ステップS20)。
次に、シートトレイ先端センサ39がONであると判断した場合(ステップS20においてYES)には、当該状態を維持する。
一方、シートトレイ先端センサ39がOFFで有ると判断した場合(ステップS20においてNO)には、搬送ベルトを正転する(ステップS22)。具体的には、搬送ベルトモータ97に指示して搬送ベルト827A,827Bを正転(排出方向)させる。
次に、シートトレイ先端センサ39がONであるかどうかを判断する(ステップS24)。
ステップS24において、シートトレイ先端センサ39がONであると判断した場合(ステップS24においてYES)には、シート集積時間が経過したかどうかを判断する(ステップS26)。
ステップS26において、シート集積時間が経過したと判断した場合(ステップS26においてYES)には、搬送ベルトを停止する(ステップS28)。具体的には、搬送ベルトモータ97に指示して搬送ベルト827A,827Bを停止させる。そして、再び、ステップS20に戻る。
一方、ステップS26において、シート集積時間が経過していないと判断した場合(ステップS26においてNO)には、ステップS26の状態を維持する。
ステップS24において、シートトレイ先端センサ39がONでないと判断した場合(ステップS24においてNO)には、エンプティ時間が経過したかどうかを判断する(ステップS30)。
ステップS30において、エンプティ時間が経過したと判断した場合(ステップS30においてYES)には、エンプティである旨を報知する(ステップS32)。具体的には、CPU201が通信インタフェース87を介して画像形成装置Aのメイン制御部150にエンプティである旨の情報を出力し、画像形成装置Aのメイン制御部150が音声出力部14により音声信号を出力するようにすれば良い。あるいは、ここで、報知することなくエンプティであると判断して、次のステップS34に進むようにしても良い。
そして、搬送ベルトを停止する(ステップS34)。そして、処理を終了する(エンド)。
一方、ステップS30において、エンプティ時間が経過していないと判断した場合(ステップS30においてNO)には、ステップS24に戻り、搬送ベルトを正転させながらシートトレイ先端センサ39がONとなるかどうかを判断する。以降の処理については同様である。
すなわち、当該シート排出搬送モードにおいては、シートトレイ先端センサ39の検出結果に基づいて搬送制御する搬送モードである。具体的には、シートトレイ先端センサ39がONでない場合に、シートトレイ先端センサ39がONとなり、かつ、シート集積時間が経過するまでシートトレイ800に排出された折りシートを搬送ベルトにより端部に搬送する。
したがって、シートトレイ800に排出された折りシートは、シートトレイ800の端部(先端方向)に搬送されるためシートトレイ800に載置された折りシートの取り出しが容易となる。
そして、シートトレイ800の端部に載置された折りシートが取り出された場合には、再び、シートトレイ先端センサ39がオフし、シートトレイ800の搬送ベルトが動作してシートトレイ800の入口付近に積載された折りシートが端部方向に搬送されるため、シートトレイ800の入口付近に積載された折りシートの取り出しも容易になる。
一方で、エンプティ時間経過後もシートトレイ先端センサ39がONしない場合には、シートトレイ800には、折りシートが載置されていない状態であることが把握される。したがって、その場合には、エンプティである旨を報知して搬送ベルトを停止させる。当該処理により無駄な処理が継続されることを防止できる。
ここで、シート集積時間が経過した後、搬送ベルトを停止する場合について説明する。
図14は、本発明の実施の形態に従う折りシートが集積する状態を説明する図である。
図14(A)は、複数の折りシートがシートトレイ800において載置されている場合が示されている。
当該状態において、シートトレイ800の搬送ベルトを正転させると、図14(B)に示されるように折りシートの束がストッパ部材822を介して集積された状態が示されている。
当該状態のままさらに、シートトレイ800の搬送ベルトを正転させると、折りシートの束が反対側にひっくりかえることになる。本例においては、ストッパ部材822に適切に集積された状態でシートトレイ800の搬送ベルトを停止させる。
シート集積時間とは、シートトレイ先端センサ39がONしてから、ストッパ部材822に適切に折りシートが集積された状態となるまでの期間に相当する。
このシート集積時間は、シートトレイ800の角度により調整される。また、後処理モードの種類によっても調整される。
図15は、シートトレイ800および後処理モードに基づくシート集積時間の対応テーブルである。
図15を参照して、シートトレイ800の角度が小さい程、折りシートがひっくり返りにくく、逆に、角度が大きい程、折りシートがひっくり返り易い。また、後処理モードにおいて、三つ折り処理は、折りシートの高さが低いのでひっくり返りにくく、中折りでは折りシートの高さが高いのでひっくり返り易い。また、中綴じは中折りと折りシートの高さが同じだが、折りシートの先端がステーブルされており先端が重いのでひっくり返り易い。
本例においては、上記に基づいて、シートトレイ800が最下位位置にある場合には、三つ折り、中折り、中綴じのそれぞれの場合において、シート集積時間を75s、30s、22.5sにそれぞれ設定している。
また、シートトレイ800が中間位置になる場合には、三つ折り、中折り、中綴じのそれぞれの場合において、シート集積時間を45s、22.5s、15sにそれぞれ設定している。
また、シートトレイ800が最上位位置になる場合には、三つ折り、中折り、中綴じのそれぞれの場合において、シート集積時間を30s、15s、7.5sにそれぞれ設定している。
当該時間は、用紙サイズA3、坪量80g/m2、中綴じのステープルは2箇所、搬送ベルトを20mm/sで駆動したときの実験結果に基づくものである。
なお、当該例は、一例であり、シートのサイズ毎に当該テーブルを設けることも可能であるし、あるいは、シートのサイズに従って係数を乗算してシート集積時間を算出するようにしても良い。
当該シート集積時間により、ストッパ部材822に適切に折りシートを集積して、折りシートをシートトレイ800から取り易くすることが可能である。
上記で説明した2つの搬送モードは、例えば、シートトレイ800の角度により切り替えるようにしても良い。一例として、シートトレイ上部センサ82、シートトレイ下部センサ84の検出状態に基づいて、シートトレイ800の角度を検出する。そして、通常の状態、すなわち、シートトレイ800が最下位に位置する場合には、シート整列搬送モードにおける搬送制御を実行し、シートトレイ800が中間位置あるいは最上位に位置する場合には、シート排出搬送モードに従う搬送制御を実行するようにしても良い。
また、当該搬送モードの切り替えは、特にこれに限られない。
例えば、ジョブ出力から所定時間が経過した場合に上記で説明した2つの搬送モードを切り替えるようにしても良い。
図16は、本発明の実施の形態に従う搬送モードの切り替えを説明するするフロー図である。当該処理は、CPU201が搬送ベルトモータ97を制御することにより実行される。
図16を参照して、まず、ジョブ入力が有ったかどうかを判断する(ステップS40)。ジョブ入力があるまでステップS40に待機する。
ステップS40において、ジョブ入力が有ったと判断した場合(ステップS40においてYES)には、シート整列搬送モードを実行する(ステップS42)。当該搬送モードは、図12で説明したものであり、その詳細については繰り返さない。
そして、次に、所定期間内にジョブ入力が有ったかどうかを判断する(ステップS44)。所定期間内にジョブ入力が有った場合(ステップS44においてYES)には、再び、ステップS42に戻り、シート整列搬送モードを実行する。
一方、所定期間経過内にジョブ入力が無かった場合(ステップS44においてNO)には、シート排出搬送モードを実行する(ステップS46)。当該搬送モードは、図13で説明したものである。なお、図13のフロー処理中に、ジョブ入力が有った場合には、ステップS48の処理が割り込みで実行されるものとする。
ステップS48において、ジョブ入力が有った場合(ステップS48においてYES)には、ステップS42に戻り、シート整列搬送モードを実行する。
当該搬送モードの切り替えにより、ジョブ入力が有る場合には、シート整列搬送モードにおける搬送モードを実行し、所定期間、ジョブ入力が無い場合には、シート排出搬送モードに切り替えることにより、シートトレイ800の端部に折りシートを搬送して、折りシートを取り出し易くすることも可能である。
また、搬送モードの切り替えに関して、操作パネル13からユーザの指示により切り替えるようにしても良い。
具体的には、上述したように、図9の操作パネル13において、トレイ排出モード切替ボタン316を押下して、切り替えを実行するようにすることも可能である。例えば、初期状態において、シート整列搬送モードに設定されている場合に、トレイ排出モード切替ボタン316を選択することにより、モード切替の指示が与えられて、シート整列搬送モードからシート排出搬送モードに切り替えられるものとする。具体的には、操作パネル13の操作指示の入力を画像形成装置Aのメイン制御部150のCPU151が受け付けて、当該受け付け入力指示を通信インタフェース16、87を介して後処理装置FSのフィニッシャ制御部200に出力する。そして、フィニッシャ制御部200のCPU201が当該受け付け入力指示に従って、搬送ベルトモータ97の駆動の搬送モードを切り替えることにより実現が可能である。
次に、本発明の実施の形態に従うシート初期位置搬送モードについて説明する。
一例として、シート整列搬送モードで折りシートをシートトレイ800に搬送した場合に、シートトレイ800上に積載された多数の折りシートの一部を取り出して、残りがシートトレイ800に残存している場合について説明する。
図17は、シート整列搬送モードで折りシートをシートトレイ800に搬送し、一部の折りシートを取り出す場合を説明する図である。
図17(A)を参照して、ここでは、シート整列搬送モードで折りシートが搬送され、折りシートが重ね合わせられて整列して搬送されている場合が示されている。
図17(B)を参照して、ここでは、図17(A)の状態からさらに折りシートが搬送されてストッパ部材822に折りシートが集積された場合が示されている。
図17(C)を参照して、ここでは、図17(B)の状態から折りシートの一部が取り出された場合が示されている。この場合、重ねられて整列された折りシートの重なり合いが崩れてしまうことになる。
図17(D)を参照して、ここでは、図17(C)の状態から新たに折りシートがシートトレイ800に排出されている場合が示されている。
図17(E)を参照して、ここでは、図17(D)の状態からさらに折りシートが搬送されてストッパ部材822に折りシートが集積された場合が示されている。
図17(B)と図17(E)を比較してみると、図17(E)においては、ストッパ部材822で集積された折りシートが適切に抑え込まれておらず、前の折りシートの見開きに後ろの折りシートが入り込む場合が示されている。この状態がさらに進行すれば、後ろのシートと前のシートが混ざり合ったり、あるいは、ストッパ部材822から前の折りシートを押し出したり、あるいは集積された折りシートが反対側にひっくりかえる等の現象が生じる可能性があり、折りシートの取り出しに困難を生じさせる可能性がある。この現象は、図17(C)において残存している折りシートが新たに排出される折りシートと重なり合わなかったり、あるいは、重なり合う長さが長かったり、短かったりと重なり合う長さが不十分なまま搬送処理が行われることが原因となっている。
これに対処するために、本発明の実施の形態においては搬送モードとしてシート初期位置搬送モードを設けている。
以下、シート初期位置搬送モードを実行する場合の具体例について説明する。
図18は、本発明の実施の形態に従うシート初期位置搬送モードを実行する場合のフロー図である。当該処理は、CPU201により実行される。
図18を参照して、搬送ボタン825の操作が有ったかどうかを判断する(ステップS90)。具体的には、搬送ボタン825の押下を搬送ボタン検知部89が検知し、CPU201は、搬送ボタン検知部89からの検知信号を受けたかどうかを判断する。
ステップS90において、搬送ボタン825の操作があるまでステップS90で待機し、搬送ボタン825の操作が有ったと判断した場合(ステップS90においてYES)には、次のステップS92に進む。なお、搬送ボタン825の操作に従って上述したように搬送ベルトモータ97が駆動され、搬送ベルト827A,827Bは正転する。したがって、シートトレイ800に積載されている折りシートはシートトレイ800の端部方向に移動する。
そして、次に、搬送ボタン825の操作が終了したかどうかを判断する(ステップS92)。具体的には、搬送ボタン825の押下の終了を搬送ボタン検知部89が検知し、CPU201は、搬送ボタン検知部89からの検知信号の入力が終了したかどうかを判断する。なお、搬送ボタン825の操作の終了に従って上述したように搬送ベルトモータ97の駆動が停止され、搬送ベルト827A,827Bの移動は停止する。
次に、所定期間、搬送ボタン825の操作が無かったかどうかを判断する(ステップS94)。CPU201は、所定期間、搬送ボタン検知部89からの検知信号を受け付けなかったかどうかを判断する。所定期間は、予め適切な期間に設定されているものとし、タイマ204を用いてカウントすることが可能である。
次に、ステップS94において、所定期間、搬送ボタン825の操作が無かったと判断した場合(ステップS94においてYES)には、シート初期位置搬送モードを実行する(ステップS96)。シート初期位置搬送モードについては後述する。
そして、処理を終了する(エンド)。
一方で、ステップS94において、所定期間内に搬送ボタン825の操作が有ったと判断した場合(ステップS94においてNO)には、再び、ステップS92に戻る。
図19は、本発明の実施の形態に従うシート初期位置搬送モードについて説明するフロー図である。CPU201が搬送ベルトモータ97を制御することにより実行される。
図19を参照して、シートトレイ入口センサ38がONであるかどうかを判断する(ステップS100)。CPU201は、シートトレイ入口センサ38の検出信号に従って当該センサがONしているか否か、つまり、シートトレイ入口センサ38が折りシートを検出しているかどうかを判断する。
次に、ステップS100において、シートトレイ入口センサ38がONであると判断した場合(ステップS100においてYES)には、ステップS106に進み、搬送ベルトモータ97に指示して搬送ベルト827A,827Bを正転させる。この場合には、折りシートの端部が初期位置より手前(シートトレイの端部方向と反対方向)にあり、折りシートの端部を初期位置に再設定する必要がある。
そして、ステップS108において、シートトレイ入口センサ38がONであるかどうかを判断する(ステップS108)。
ステップS108において、シートトレイ入口センサ38がONで有ると判断した場合には、ステップS108を維持し、シートトレイ入口センサ38がONでないと判断するまで、すなわち、OFFとなるまで、搬送ベルトを正転させる。
ステップS108において、シートトレイ入口センサ38がOFFであると判断した場合(ステップS108においてNO)には、搬送ベルトを停止する(ステップS110)。
そして、処理を終了する(エンド)。
当該処理により、折りシートの端部が初期位置より手前に位置する場合であっても、折りシートを初期位置に再設定することが可能となる。
一方、ステップS100において、シートトレイ入口センサ38がOFFで有ると判断した場合(ステップS100においてNO)には、搬送ベルトを逆転する(ステップS102)。具体的には、搬送ベルトモータ97に指示して搬送ベルト827A,827Bを逆転させる。この場合には、折りシートの端部が初期位置より進んだ位置(シートトレイの端部方向)にあり、折りシートの端部を初期位置に再設定する必要がある。
そして、次に、シートトレイ入口センサ38がONであるかどうかを判断する(ステップS104)。
ステップS104において、シートトレイ入口センサ38がONであると判断した場合(ステップS104においてYES)には、搬送ベルトを正転する(ステップS106)。
そして、シートトレイ入口センサ38がONであるかどうかを判断する(ステップS108)。
ステップS108において、シートトレイ入口センサ38がONであると判断した場合には、ステップS108を維持し、シートトレイ入口センサ38がONでないと判断するまで、すなわち、OFFとなるまで、搬送ベルトを正転させる。
ステップS108において、シートトレイ入口センサ38がOFFであると判断した場合(ステップS108においてNO)には、搬送ベルトを停止する(ステップS110)。
そして、処理を終了する(エンド)。
この場合、ステップS102において搬送ベルトを逆転させて、シートトレイ800に折りシートが積載されている場合には可動部材824が移動するためシートトレイ入口センサ38はONになる。そして、今度は、搬送ベルトを正転させて、シートトレイ入口センサ38がOFFとなるまで当該排出された折りシートを搬送ベルトにより搬送し、当該排出された折りシートの後端部が可動部材824を抜けたときに、可動部材824は、初期の状態に戻る。すなわち、折りシートの後端部が初期位置に到達した場合に、シートトレイ入口センサ38はOFFとなり当該位置で搬送ベルトは停止する。
当該処理により、折りシートの端部が初期位置より進んだ位置にある場合であっても折りシートを初期位置に再設定することが可能となる。
一方で、ステップS104において、シートトレイ入口センサ38がONでないと判断した場合(ステップS104においてNO)には、エンプティ時間が経過したかどうかを判断する(ステップS112)。具体的には、CPU201は、タイマ204を用いて、予め設定されたエンプティ時間が経過したかどうかを判断する。
ステップS112において、エンプティ時間が経過したと判断した場合(ステップS112においてYES)には、エンプティであると判断する(ステップS114)。そして、搬送ベルトを停止する(ステップS110)。そして、処理を終了する(エンド)。
一方、ステップS112において、エンプティ時間が経過していないと判断した場合(ステップS112においてNO)には、ステップS104に戻り、シートトレイ入口センサ38がONとなるまで搬送ベルトを逆転させる。以降の処理については同様である。
当該処理により、シートトレイ800に折りシートが存在しない場合には、エンプティで有ると判断して搬送ベルトが停止される。当該処理により無駄な処理が継続することを防止することが可能となる。なお、上述したようにエンプティである旨を画像形成装置Aの音声出力部14により音声信号により報知するようにしても良い。
すなわち、当該シート初期位置搬送モードにおいては、シートトレイ入口センサ38の検出結果に基づいて、シートトレイ入口センサ38がONで無い場合には、複数の折りシートが積載されている場合にその最後尾の折りシートが初期位置よりも進んだ位置に有ると判断して、シートトレイ800に排出される折りシートが重なる初期位置に折りシートを再設定する。また、シートトレイ入口センサ38がONである場合には、当該折りシートが初期位置よりも手前に有ると判断して、シートトレイ800に排出される折りシートが重なる初期位置に折りシートを再設定する。
したがって、シートトレイ800に排出された折りシートは、シートトレイ800に排出されて積載されている折りシートの最後尾に重ねられて整列して排出される。
それゆえ、シートトレイ800の搬送ボタン825が操作されて、搬送ベルトが移動した場合には、シートトレイ800から折りシートの束が取り出されたと判断して、上記のシート初期位置搬送モードを実行することにより、折りシートの束が取り出されて、一旦、折りシートの重なり合いが崩れるような場合であっても、最後尾の折りシートを初期位置に再設定し、再び、多数の折りシートを重ねながら整列させて排出することが可能となる。すなわち、折りシートの重なり合いが一旦崩れるような場合であっても、再び、折りシートを容易に取り出すことが可能となる。
なお、上記の図18においては、搬送ボタン825の操作が所定期間無かった場合に、シート初期位置搬送モードを実行する場合について説明したが、当該所定期間を設けることなく、搬送ボタン825の操作が終了した時点でシート初期位置搬送モードを実行するようにしても良い。あるいは、所定期間を条件とするのではなく、次のジョブの入力を条件とするようにしても良い。
図20は、本発明の実施の形態に従う別のシート初期位置搬送モードを実行する場合のフロー図である。
図20を参照して、図18のフロー図と比較して異なる点は、ステップS94の代わりにステップS95を設けた点である。
具体的には、ステップS92の搬送ボタン825の操作が終了したかどうかを判断し、搬送ボタン825の操作が終了したと判断した場合に、CPU201は、次のジョブの入力が有ったかどうかを判断する(ステップS95)。そして、次のジョブの入力が有ったと判断した場合(ステップS95においてYES)に、シート初期位置搬送モードを実行する(ステップS96)。シート初期位置搬送モードについては上述したものと同様である。
そして、処理を終了する(エンド)。
次のジョブの入力が有ったかどうかは、画像形成装置Aのメイン制御部150のCPU151から通信インタフェース16を介して後処理装置FSに対してジョブ送信が有ったかどうかに基づいて判断することが可能となる。後処理装置FSは、当該ジョブ送信を受信して、ジョブ内容に基づいて折り部50における折り処理を実行中に、並行してシート初期位置搬送モードを実行することにより、折り部50で処理された折りシートが排出されるよりも前に、最後尾の折りシートを初期値に再設定することが可能である。なお、ジョブに折り処理が含まれていない場合には、次のジョブの入力が有った場合であってもシート初期値搬送モードを実行しないようにすることも当然に可能である。
当該処理により、後処理装置FSで処理された折りシートが排出されると判断される場合に、シート初期位置搬送モードが実行されるため効率的に折りシートを初期位置に再設定することが可能である。
次に、別のシート初期位置搬送モードを実行する場合について説明する。
図21は、本発明の実施の形態に従うさらに別のシート初期位置搬送モードを実行する場合のフロー図である。当該処理は、CPU201により実行される。
図21を参照して、シートトレイ800の状態に変化が有ったかどうかを判断する(ステップS120)。具体的には、CPU201は、図11で説明したように、シートトレイ上部センサ82と、シートトレイ下部センサ84の検出結果に基づいて、すなわち、シートトレイ上部センサ82あるいはシートトレイ下部センサ84の検出信号に変化が有ったかどうかに基づいて、シートトレイ800の状態に変化が有ったかどうかを判断することが可能である。
次に、シートトレイ800の状態に変化があるまでステップS120を維持し、シートトレイ800の状態に変化が有ったと判断した場合(ステップS120においてYES)には、シートトレイの状態を確認する(ステップS122)。上述したように、シートトレイ下部センサ84のみが検出信号を出力する場合と、シートトレイ上部センサ82,84がともに検出信号を出力しない場合と、シートトレイ上部センサ82のみが検出信号を出力する3状態に従って、シートトレイ800の角度(状態)を検出することが可能である。
次に、シートトレイ800の最下位位置への変化であるかどうかを判断する(ステップS124)。具体的には、CPU201は、シートトレイ下部センサ84のみが検出信号を出力する場合であるかどうかに基づいて最下位位置への変化であるかどうかを判断することが可能である。
次に、最下位位置への変化であると判断した場合(ステップS124においてYES)には、シート初期位置搬送モードを実行する(ステップS126)。
そして、処理を終了する(エンド)。
本例においては、シートトレイ800の角度を調節して、シートトレイ800の角度を中間位置あるいは最上位位置から最下位位置へ変化させた場合に、当該変化を検知してシート初期位置搬送モードを実行する。
シートトレイ800の角度が調節されて、最上位位置あるいは、中間位置に調節されていた場合には、シートトレイ800から折りシートの束が取り出されていた状態であると考えられる。したがって、当該位置から最下位位置に調節した場合には、当該取り出しが終了したと判断して、上記のシート初期位置搬送モードを実行することにより、折りシートの束が取り出されて、一旦、折りシートの重なり合いが崩れるような場合であっても、最後尾の折りシートを初期位置に再設定し、再び、多数の折りシートを重ねながら整列させて排出することが可能となる。すなわち、折りシートの重なり合いが一旦崩れるような場合であっても、再び、折りシートを容易に取り出すことが可能となる。
なお、上記の図18においては、シートトレイ800の状態が最下位位置へ変化した場合に、シート初期位置搬送モードを実行する場合について説明したが、さらに、次のジョブの入力を条件とするようにしても良い。
図22は、本発明の実施の形態に従うさらに別のシート初期位置搬送モードを実行する場合のフロー図である。
図22を参照して、図21のフロー図と比較して異なる点は、ステップS125をさらに追加した点である。
具体的には、ステップ124の最下位位置への変化であると判断した場合(ステップ124においてYES)に、次に、次のジョブの入力が有ったかどうかを判断する(ステップ125)。
ステップ125において、次のジョブの入力が有ったと判断した場合(ステップ125においてYES)に、シート初期位置搬送モードを実行する(ステップ126)。
そして、処理を終了する(エンド)。
上述したように、次のジョブの入力が有ったかどうかは、画像形成装置Aのメイン制御部150のCPU151から通信インタフェース16を介して後処理装置FSに対してジョブ送信が有ったかどうかに基づいて判断することが可能となる。後処理装置FSは、当該ジョブ送信を受信して、ジョブ内容に基づいて折り部50における折り処理を実行中に、並行してシート初期位置搬送モードを実行することにより、折り部50で処理された折りシートが排出されるよりも前に、最後尾の折りシートを初期値に再設定することが可能である。なお、ジョブに折り処理が含まれていない場合には、次のジョブの入力が有った場合であってもシート初期値搬送モードを実行しないようにすることも当然に可能である。
当該処理により、後処理装置FSで処理された折りシートが排出されると判断される場合に、シート初期位置搬送モードが実行されるため効率的に折りシートを初期位置に再設定することが可能である。
また、シート初期位置搬送モードを後処理装置FSの起動時に実行するようにしても良い。
図23は、本発明の実施の形態に従うさらに別のシート初期位置搬送モードを実行する場合のフロー図である。当該処理は、CPU201により実行される。
図23を参照して、電源がONしたかどうかを判断する(ステップS127)。
ステップS127において、電源がONしたと判断した場合(ステップS127においてYES)に、シート初期位置搬送モードを実行する(ステップ128)。
そして、処理を終了する(エンド)。
電源がOFFしている場合に、折りシートがシートトレイ800に積載されている場合には、その間に折りシートの取り出しがなされて折りシートの重なり合いが崩れているような場合が考えられる。したがって、電源がONした際には、シート初期位置搬送モードを実行することにより、折りシートの重なり合いが崩れている場合であっても、最後尾の折りシートを初期位置に再設定し、再び、多数の折りシートを重ねながら整列させて排出することが可能となる。すなわち、折りシートの重なり合いが崩れているような場合であっても、再び、折りシートを容易に取り出すことが可能となる。
次に、別のシート初期位置搬送モードについて説明する。具体的には、シートトレイ800に積載されている折りシートの枚数を予測して、当該予測結果に基づいて積み重ね処理を実行してから初期位置に設定する方式について説明する。
図24は、本発明の実施の形態に従う別のシート初期位置搬送モードを説明するフロー図である。当該処理は、CPU201が搬送ベルトモータ97を制御することにより実行される。
図24を参照して、シートトレイ先端センサ39がONであるかどうかを判断する(ステップS130)。
ステップ130において、シートトレイ先端センサ39がONであると判断した場合(ステップS130においてYES)には、シートトレイ入口センサ38がONであるかどうかを判断する(ステップS131)。
ステップS131において、シートトレイ入口センサ38がONで有る場合(ステップS131においてYES)には、処理を終了する(エンド)。
シートトレイ入口センサ38およびシートトレイ先端センサ39がともにONになっている場合には、シートトレイ800に折りシートが満載になっている可能性があり、当該場合に搬送ベルトを移動させると紙詰まり等の問題が生じる可能性があるため処理を実行しない。
一方、シートトレイ先端センサ39がONであり、シートトレイ入口センサ38がOFFである場合(ステップS131においてNO)には、ステップS132に進み、搬送ベルトモータ97に指示して搬送ベルト827A,827Bを逆転させる(ステップS132)。この場合には、シートトレイ先端センサ39付近に折りシートが集積されている状態であり、搬送ベルトを逆転させることにより折りシートの束の最前列の折りシートを検出する。
そして、シートトレイ先端センサ39がONで有るかどうかを判断する(ステップS133)。
ステップS133において、シートトレイ先端センサ39がONで有る場合(ステップS133においてYES)には、その状態を維持し、シートトレイ先端センサ39がONでないと判断した場合(ステップS133においてNO)には、最前列の折りシートの端部がシートトレイ先端センサ39を通過したと判断して、タイマ204のカウントを開始する(ステップS137)。
次に、ステップS130において、シートトレイ入口センサ38がONでないと判断した場合(ステップS130においてNO)には、搬送ベルトモータ97に指示して搬送ベルト827A,827Bを正転させる。この場合には、シートトレイ先端センサ39付近には折りシートは集積されておらず、搬送ベルトを正転させて折りシートの最前列の折りシートを検出する。
そして、シートトレイ先端センサ39がONで有るかどうかを判断する(ステップS135)。
ステップS135において、シートトレイ先端センサ39がONとなるまで搬送ベルトを正転させて、シートトレイ先端センサ39がONとなった場合(ステップS135においてYES)には、搬送ベルトを逆転させる(ステップS136)。最前列の折りシートの端部がシートトレイ先端センサ39で検知されたと判断して、搬送ベルトを逆転させる。
そして、タイマ204のカウントを開始する(ステップS137)。
そして、シートトレイ入口センサ38がONするかどうかを判断する(ステップS138)。
ステップS138において、シートトレイ入口センサ38がONでないと判断した場合(ステップS138においてNO)には、その状態を維持して搬送ベルトを逆転させ、シートトレイ入口センサ38がONしたと判断した場合(ステップS138においてYES)には、タイマ204のカウントを停止する(ステップS140)。
そして、シート距離を算出する(ステップS142)。シート距離の算出については後述する。
次に、シート距離の算出に基づいて、シート積み重ね期間を算出する(ステップS143)。シート積み重ね期間の算出については後述する。
そして、次に、シート積み重ね期間が経過したかどうかを判断する(ステップS144)。
ステップS144において、シート積み重ね期間が経過していないと判断した場合(ステップS144においてNO)には、その状態を維持し、シート積み重ね期間が経過したと判断した場合(ステップS144においてYES)には、搬送ベルトを正転させる(ステップS146)。
そして、次に、シートトレイ入口センサ38がONであるかどうかを判断する(ステップS148)。
ステップS148において、シートトレイ入口センサ38がONの場合(ステップS148においてYES)には、その状態を維持してシートトレイ入口センサ38がOFFとなるまで搬送ベルトを正転させて、シートトレイ入口センサ38がOFFであると判断した場合(ステップS148においてNO)に、搬送ベルトを停止する(ステップS154)。
そして、処理を終了する(エンド)。
一方で、ステップS135において、シートトレイ先端センサ39がONでないと判断した場合(ステップS135においてNO)には、エンプティ期間が経過したかどうかを判断する(ステップS150)。
ステップS150において、エンプティ期間が経過したと判断した場合(ステップS150においてYES)には、エンプティであると判断する(ステップS152)。
そして、搬送ベルトを停止する(ステップS154)。そして、処理を終了する(エンド)。
ステップS150において、エンプティ期間が経過していないと判断した場合(ステップS150においてNO)には、ステップS135に戻る。以降の処理は同様である。
図25は、本発明の実施の形態に従うシート距離およびシート積み重ね期間の算出について説明する図である。
図25を参照して、本例においては、一例として、シートトレイ入口センサ38とシートトレイ先端センサ39との距離は300mmとする。また、シートトレイ入口センサ38に対してシートトレイ先端センサ39と反対方向に折りシートを停止させる規制部材828が設けられる。シートトレイ入口センサ38と規制部材828との距離は100mmとする。なお、ここでは、三つ折りの折りシートがシートトレイ800に積載されているものとする。
図25(A)を参照して、ここでは、シートトレイ先端センサ39で最前列の折りシートの端部が検知された場合が示されている。そして、当該状態からタイマ204のカウントが開始される。
図25(B)を参照して、ここでは、図25(A)の状態からさらに搬送ベルトを逆転させて、シートトレイ入口センサ38で最後尾の折りシートの端部が検知された場合が示されている。そして、当該状態でタイマ204のカウントが停止される。
搬送ベルトを駆動する速度は予め設定されており、本例においては、搬送ベルトの搬送速度は20mm/secとする。
一例として、ここでは、シートトレイ先端センサ39で最前列の折りシートの端部が検知されてから、シートトレイ入口センサ38で最後尾の折りシートの端部が検知されるまでの期間が6sであったとする。当該期間により、最前列の折りシートの端部から最後尾の折りシートの端部までの折りシートの距離は、180mm(300mm−20mm/sec×6s)で算出される。
次に、当該折りシートの距離に基づいて、折りシートの枚数を計算する。
図26は、複数の折りシートを整列させて排出した場合の一例を説明する図である。
図26(A)を参照して、本例においては、一例として、20mmずつ折りシートをずらして重ね合わせて排出するものとする。なお、当該間隔は、折り部50からシートトレイ800に排出される折りシートの位置とシートトレイ入口センサ38との位置関係に基づいて調節することが可能である。
ここでは、シートとして、A4サイズ(長さ297mm)を3つ折り処理して重ね合わせて排出されている場合が示されているものとする。
当該場合において、A4サイズを三つ折り処理した場合の1つの折りシートの長さは99mm(297mm/3)となる。なお、二つ折りの場合には、148.5mmとなる。他の場合についても同様にシートサイズに基づいて算出することが可能である。
したがって、最前列の折りシートの端部から最後尾の折りシートの端部までの折りシートの距離が180mmである場合、折りシートの枚数は5枚((180mm−99mm)/20+1)である。
そして、図25(C)および図26(B)を参照して、本例においては、シート初期位置搬送モードにおいて、積み重ね処理を実行する。具体的には、搬送ベルトを逆転させることにより、折りシートを規制部材828まで搬送させて規制部材828で積み重ねた形に整列させる。
ここで、実験より、三つ折りの折りシートならば20枚まで積み重ねても崩れないことを確認している。また、中折り、中綴じの二つ折りの折りシートならば30枚まで積み重ねても崩れないことを確認している。したがって、三つ折りの折りシートの積み重ね制限枚数を20枚、二つ折りの折りシートの積み重ね制限枚数を30枚に設定する。なお、折りシートの種別(サイズ、折り処理内容等)についてはジョブ内容に基づいて判断することができる。なお、当該制限枚数は、一例であり、当該値よりも少なくすることも可能であるし、逆に多くするようにすることも可能である。
そして、先に算出した折りシートの枚数から制限枚数を超えるかどうかを判断して、シート積み重ね期間を算出する。
先に算出した折りシートの枚数が制限枚数以内で有る場合には、折りシートの枚数に基づいてシート積み重ね期間を算出する。
図25で説明した場合には、折りシートの枚数は制限枚数を超えないため、すべての折りシートを積み重ねることが可能である。
具体的には、シート積み重ね期間としては、シートトレイ入口センサ38で最後尾の折りシートの端部が検知されてから当該折りシートの端部が規制部材828まで到達するまでの時間が5s(100mm/20mm)である。そして、規制部材828に最後尾の折りシートの端部が検知されてから積み重ね処理が開始される。20mmずつ折りシートがずらされているものとすると、搬送ベルトの搬送速度が20mm/secであるため最後尾の折りシートに前のシートを積み重ねるために要する時間は、4s((5枚−1枚)×20mm/20mm)となる。
したがって、シート積み重ね期間は、規制部材828に到達するまでに5s、そして、そこから積み重ね処理として4sが必要となり9sとして算出することが可能である。
当該シート積み重ね期間が経過した場合に、搬送ベルトが正転して、規制部材828で積み重ねられた折りシートがシートトレイ入口センサ38の方向に移動する。
そして、シートトレイ入口センサ38がONでないと判断された場合、すなわち、シートトレイ入口センサ38がOFFした時点で搬送ベルトを停止する。当該処理により、積み重ねされた折りシートは、初期位置に搬送されて設定されるため、多数の折りシートを初期位置に再設定し、再び、折りシートを重ねながら整列させて排出することが可能となる。また、規制部材828で一度整列されるため、折りシートを容易に取り出すことが可能となる。すなわち、折りシートの重なり合いが一旦崩れるような場合であっても、再び、折りシートを容易に取り出すことが可能となる。
一方で、先に算出した折りシートの枚数が制限枚数を超える場合には、制限枚数以上に積み重ねることができないため、制限枚数に基づいてシート積み重ね期間を算出する。
具体的には、シート積み重ね期間としては、シートトレイ入口センサ38で最後尾の折りシートの端部が検知されてから当該折りシートの端部が規制部材828まで到達するまでの時間が5s(100mm/20mm)である。そして、規制部材828に最後尾の折りシートの端部が検知されてから積み重ね処理が開始されるが、制限枚数を積み重ねる場合には、シートを積み重ねるために要する時間は、(制限枚数−1枚)×20mm/20mm)として算出することが可能である。
なお、本例においては、一例として、シートトレイ入口センサ38から規制部材828までの距離を100mmとしたが、当該値は一例であり、他の値とすることも当然に可能である。また、搬送ベルトの搬送速度も一例であり、特に、正転させる場合と、逆転させる場合とで同じである必要はない。
一方で、シートトレイ800の角度が変化した場合、折りシートの種類や折りシートの枚数によっては、折りシートの腰が強い場合には正常にシートトレイ800に排出できない可能性もある。
以下においては、シートトレイ800の位置状態に応じて折りシートの排出を規制する方式について説明する。
図27は、本発明の実施の形態に従う排出規制テーブルを説明する図である。
図27を参照して、排出規制テーブルにおいては、シートトレイ800の角度に従って処理可能なシートの種類および枚数が規定されている。
具体的には、シートトレイ800が最下位位置にある場合には、三つ折り処理については、普通紙の場合には3枚まで許可され、また、厚紙の場合には、1枚まで許可される。また、中折り・中綴じの場合には、普通紙の場合には20枚まで許可され、厚紙の場合には5枚まで許可される。
また、シートトレイ800が中間位置にある場合には、三つ折り処理については、普通紙の場合には1枚まで許可され、また、厚紙の場合は、禁止される。また、中折り・中綴じの場合には、普通紙の場合には10枚まで許可され、厚紙の場合には禁止される。
また、シートトレイ800が最上位位置にある場合には、三つ折り処理については、普通紙の場合には1枚まで許可され、また、厚紙の場合は、禁止される。また、中折り・中綴じの場合には、普通紙の場合には5枚まで許可され、厚紙の場合には禁止される。
当該排出規制テーブルは、後処理装置FSのROM202に予め保持されているものとする。そして、当該排出規制テーブルの情報は、通信インタフェース87を介して、画像形成装置Aに出力される。画像形成装置Aは、通信インタフェース16を介して当該排出規制テーブルの情報を受けて、メイン制御部150のRAM153に格納する。また、後処理装置FSのCPU151は、シートトレイ800の状態(最上位位置、中間位置、最下位位置)を通信インタフェース87を介して、画像形成装置Aに出力する。シートトレイ800の状態は、上述したようにシートトレイ上部センサ82およびシートトレイ下部センサ84に基づいて判断することが可能である。
画像形成装置Aは、通信インタフェース16を介してシートトレイ800の状態情報を受けてRAM153に格納された当該排出規制テーブルを参照して、後処理装置FSの二つ折り処理あるいは三つ折り処理の規制に関する情報を取得することが可能である。
CPU151は、RAM153に格納された当該排出規制テーブルに基づいて、シートトレイ800の状態に応じた二つ折り処理あるいは三つ折り処理の規制に関する情報を取得して操作パネル13に対するユーザの受け付け入力を制御する。すなわち、操作パネル13からユーザの規制された範囲を超える二つ折り処理あるいは三つ折り処理の入力を受け付けないものとする。なお、操作パネル13の表示部312には、二つ折り処理あるいは三つ折り処理に関してユーザが操作パネル13から入力指示可能なシートの種類および枚数に関する情報を提示するようにしても良い。
当該排出規制テーブルを用いることにより、操作パネル13に対するユーザのシートトレイ800に正しく排出できない場合のジョブ入力を規制することが可能である。
なお、本例においては、折り処理回数(二つ折り、三つ折り)に基づいて規制する内容が異なる場合について説明しているが、折り処理回数に拠らずシートの種類(普通紙、厚紙)のみに基づくテーブルとしても良い。あるいは、逆に、シートの種類によらず、折り処理回数のみに基づくテーブルとしても良い。あるいは、シートの種類あるいは折り処理回数に拠らず、シートトレイ800の状態に従って単に排紙するシートの枚数のみ規制をかけるテーブルとしても良い。
当該テーブルの内容は、一例であり、シートトレイ800の角度等に基づいて、適宜変更するようにしても良い。
一方で、ジョブ実行中にシートトレイ800の状態をユーザが変更する場合も考えられる。
図28は、本発明の実施の形態に従う後処理装置FSのシートトレイ800に対するジョブ実行中の排出処理を説明するフロー図である。当該処理は、フィニッシャ制御部200のCPU201で実行される。
図28を参照して、シートトレイの状態の変化があるかどうかを判断する(ステップS50)。具体的には、CPU201は、シートトレイ上部センサ82およびシートトレイ下部センサ84の検出結果に基づいてシートトレイ800の状態が変化したかどうかを判断する。
次に、シートトレイの状態の変化があるかどうかを判断し、状態の変化があると判断した場合(ステップS50においてYES)には、シートトレイの状態を確認する(ステップS52)。具体的には、CPU201は、シートトレイ上部センサ82およびシートトレイ下部センサ84に基づいてシートトレイ800がどの位置にあるかを確認する。
次に、ジョブを確認する(ステップS54)。具体的には、CPU201は、画像形成装置Aから通信インタフェース87を介して受信したジョブに含まれるシート種別、枚数等を確認する。
次に、排出規制テーブルを参照する(ステップS56)。具体的には、図17で説明したROM202に格納されている排出規制テーブルを参照する。
次に、排出可能であるかどうかを判断する(ステップS58)。CPU201は、確認したジョブの内容およびシートトレイの状態に基づいて、排出規制テーブルに従って、排出可能であるか否か、すなわち、排出条件を満たしているかどうかを判断する。
ステップS58において、排出可能であると判断した場合(ステップS58においてYES)には、サドル100に設けられたモータに指示して排出処理を実行する(ステップS60)。排出処理については後述する。
一方、ステップS58において、排出が可能で無いと判断した場合(ステップS58においてNO)には、サドル100に設けられたモータに指示して排出停止処理を実行する(ステップS62)。すなわち、シートトレイ800には、シートは排出されない。当該排出停止処理については後述する。
次に、排出が停止したことを画像形成装置Aに通知する(ステップS66)。具体的には、CPU201は、排出が停止したことを画像形成装置Aに通信インタフェース87を介して通知する。画像形成装置Aは、当該通知を通信インタフェース16を介して受信して、音声出力部14を用いて警告音を発したり、あるいは、操作パネル13上に排出が停止したことを表示することにより通知することが可能である。また、当該通知として、操作パネル13上でシートトレイ800の角度を変更するように促す表示であっても良い。
また、新たにユーザが操作パネル13を操作する際には、二つ折り処理あるいは三つ折り処理を受け付けないように制御することが可能である。なお、通常のサドル100を用いない後処理、例えばパンチ処理等については受け付け可能とすることができる。
次に、シートトレイの状態変化があるかどうかを判断する(ステップS68)。CPU210は、シートトレイ上部センサ82およびシートトレイ下部センサ84の検出結果に基づいてシートトレイ800の状態が変化したかどうかを判断する。
シートトレイ800の状態の変化があると判断した場合(ステップS68においてYES)には、ステップS52に戻る。そして、上記の処理を繰り返す。なお、シートトレイ800の状態が変化した場合であって排出が可能であると判断された場合には、ステップS60に進み、排出処理が実行される。
一方、シートトレイの状態の変化があっても排出が可能で無いと判断された場合には、排出停止処理が維持される。
ステップS68において、シートトレイ800の状態の変化が無いと判断した場合(ステップS68においてNO)には、ステップS68の状態が維持される。
一方で、ステップS50において、シートトレイ800の状態の変化が無いと判断した場合には、ステップS60に進み、排出処理を実行する。
図29は、本発明の実施の形態に従う排出停止処理を説明するフロー図である。
図29を参照して、まず、シートをサドルへ搬送中かどうか、または、サドル内において折り処理前であるどうかを判断する(ステップS70)。具体的には、CPU201は、サドル搬入センサ62、第1折り板センサ59、第2折り板センサ61等に基づいて、シートがサドルへ搬送中か、サドル内においてどのような状態であるかを判断する。
ステップS70において、シートをサドルへ搬送中または、サドル内において折り処理前であると判断した場合(ステップS70においてYES)には、先端ストッパでシートを保持する(ステップS72)。具体的には、CPU201は、サドル100に設けられたモータに指示して先端ストッパでシートを指示する。
そして、処理を終了する(リターン)。
一方、ステップS70において、シートをサドルへ搬送中でない、または、サドル内において折り処理前でないと判断した場合(ステップS70においてNO)には、折り処理中かどうかを判断する(ステップS74)。具体的には、CPU201は、第1折り板センサ59、第2折り板センサ61等に基づいて、サドル内において折り処理中であるかを判断する。
ステップS74において、折り処理中であると判断した場合(ステップS74においてYES)には、折り処理を継続する(ステップS76)。
次に、折りローラでシートを挟持する(ステップS78)。CPU201は、折り処理後のシートが折りローラで挟まれて挟持される状態となるタイミングで折りローラの回転を停止させる。例えば、二つ折りの場合には、折りローラ56,58で挟持する。三つ折りの場合には、折りローラ53,54で挟持する。
そして、処理を終了する(リターン)。
ステップS74において、折り処理中でも無いと判断した場合(ステップS74においてNO)には、処理を終了する(リターン)。
当該処理により、排出が可能でないと判断された場合に、当該判断が折り処理前である場合には、折り処理前のシートに対する負荷の少ない先端ストッパで保持された状態で停止させる。なお、本例においては、シートに対して負荷の少ない状態で停止する一例として、先端ストッパで保持する場合について説明したが、特にこれに限られず、シートに対して負荷の少ない状態であれば他の状態で停止させるようにしても良い。
また、排出が可能でないと判断された場合に、当該判断が折り処理中で有る場合には、折り処理が完了するまで処理を継続させて、排紙が可能な状態で停止する。当該処理により、折り処理途中の状態で停止した場合には、シートが撓んだ状態等、負荷が掛けられている可能性があるが、折り処理を完了するまで処理を継続させることにより不要な負荷を掛けることなく、また、排紙直前の位置で停止させることにより、再開後、すぐに排紙処理が可能となる。
図30は、本発明の実施の形態に従う排出処理を説明する図である。
図30を参照して、未排出シートが有るかどうかを判断する(ステップS80)。具体的には、CPU201は、前回、排出停止処理を実行したかどうかに基づいて判断することが可能である。あるいは、センサ等を用いて、サドル100あるいは、折りローラに未排出シートが有るかどうかを判断するようにしても良い。
ステップS80において、未排出シートが有ると判断した場合(ステップS80においてYES)には、折り処理前であるかどうかを判断する(ステップS82)。具体的には、CPU201は、前回の排出停止処理において、先端ストッパでシートを停止させたかどうかに基づいて判断することが可能である。あるいは、センサ等を用いて、未排出シートの状態を把握するようにしても良い。
ステップS82において、折り処理前であると判断した場合(ステップS82においてYES)には、折り処理を再開する(ステップS84)。具体的には、CPU201は、折り部50に指示して予定されていた折り処理の実行を指示する。
そして、次に、折り処理を実行後、排紙を実行する(ステップS86)。折り処理後のシートをシートトレイ800に排紙する。
そして、処理を終了する(リターン)。
一方、ステップS82において、折り処理前でないと判断した場合(ステップS82においてNO)、すなわち、折りローラで折りシートを挟持した状態であると判断した場合には、排紙を実行する(ステップS86)。具体的には、CPU201は、前回の排出停止処理において、折りローラでシートを挟持した状態で停止させたかどうかに基づいて判断することが可能である。あるいは、センサ等を用いて、未排出シートの状態を把握するようにしても良い。当該状態であると判断した場合には、折りローラに指示して折りシートをシートトレイ800に排紙する。
そして、処理を終了する(リターン)。
一方、ステップS80において、未排出シートが無いと判断した場合(ステップS80においてNO)には、通常処理を実行する(ステップS88)。具体的には、上述したようにジョブの内容に従って折り処理等を実行する。
そして、排紙を実行する(ステップS86)。折りローラに指示して折りシートをシートトレイ800に排紙する。
そして、処理を終了する(リターン)。
当該方式により、ジョブ実行中にシートトレイ800の状態が変化した場合には、排出規制テーブルに従って排出が可能であるかどうかが判断され、排出が可能で無いと判断された場合には、排出停止処理が停止される。したがって、シートトレイ800の状態に応じて正しく折りシートを排出することができない場合には、排出が停止される。そして、シートトレイ800の状態が変化してシートトレイ800に正しく排出可能となった時点で、シートトレイ800に折りシートが排出されることになる。したがって、シートトレイ800に適切に折りシートを排出することが可能となる。
1 画像読取部、2 画像処理部、3 画像書込部、4 画像形成部、5 給紙カセット、6 給紙ローラ、7 定着装置、8 排紙ローラ、8A 搬送路切り替え板、9 自動両面コピー給紙部、10 自動原稿搬送装置、13 操作パネル、14 音声出力部、15 外部機器インタフェース、16,87 通信インタフェース、17 ネットワーク、20 用紙搬入部、22 排出パドル、23,24 搬送ローラ、26,73 用紙検出センサ、28 入口センサ、30 搬送経路切替部材、38 シートトレイ入口センサ、39 シートトレイ先端センサ、40 孔あけ処理部、62 サドル搬入センサ、70 収容ベルト、71 端綴じ処理部、72 中綴じ処理部、77 処理トレイセンサ、80 排紙部、81 エレベートトレイ、82 シートトレイ上部センサ、84 シートトレイ下部センサ、86,88 切り替えスイッチ、90 先端ストッパモータ、100 サドル、150 メイン制御部、200 フィニッシャ制御部。

Claims (11)

  1. 画像形成装置により画像形成された後のシートを処理するシート処理装置であって、
    前記画像形成された後のシートを折り込むシート折り部と、
    前記シート折り部により折り込まれた前記シートを取り出すために積載するシートトレイと、
    前記シートトレイを第1および第2の搬送モードの少なくとも一方で搬送制御する制御部とを備え、
    前記シートトレイは、前記シートを搬送する搬送ベルトを含み、
    前記制御部は、
    第1の搬送モードの場合に、前記シート折り部から初期位置に排出されるシートを前記シートトレイに積載されるシートと重ね合わせて排出するように前記搬送ベルトを前記シートトレイの端部方向にステップ移動させ、
    第2の搬送モードの場合に、前記シートトレイに排出されて積載されている少なくとも1つ以上のシートの最後尾のシートを前記シート折り部から前記初期位置に排出されるシートと重ね合わせるために前記搬送ベルトを前記端部方向と反対方向に移動させる、シート処理装置。
  2. 前記シートトトレイは、前記シート折り部により折り込まれて前記シートトレイ上の前記初期位置に排出された前記シートの位置を検知するためのセンサをさらに含み、
    前記制御部は、前記第2の搬送モードの場合に、前記センサから所定期間検知が無い場合には、前記搬送ベルトを停止させる、請求項1記載のシート処理装置。
  3. 前記シートトレイは、前記搬送ベルトを前記端部方向に移動させるための指示入力部をさらに含み、
    前記制御部は、
    前記指示入力部からの指示が有った場合には、前記搬送ベルトを前記端部方向に移動させ、
    前記指示入力部からの指示が無くなった場合に、前記第2の搬送モードで搬送制御する、請求項1または2に記載のシート処理装置。
  4. 前記制御部は、前記指示入力部からの指示が無くなった場合には、ジョブ入力指示に基づいて、前記第2の搬送モードで搬送制御する、請求項3記載のシート処理装置。
  5. 前記シートトレイは、
    仮想平面との角度を調整可能な機構と、
    前記仮想平面との角度の変化を検出する検出装置とをさらに含み、
    前記制御部は、前記検出装置の検出結果に基づいて、前記第2の搬送モードで搬送制御する、請求項1〜4のいずれかに記載のシート処理装置。
  6. 前記制御部は、前記検出装置の検出結果およびジョブ入力指示に基づいて、前記第2の搬送モードで搬送制御する、請求項5記載のシート処理装置。
  7. 前記制御部は、
    電源投入されたか否かを判断し、
    電源投入されたと判断した場合には、前記第2の搬送モードで搬送制御する、請求項1〜6のいずれかに記載のシート処理装置。
  8. 前記制御部は、外部からの指示に従って前記第2の搬送モードで搬送制御する、請求項1〜7のいずれかに記載のシート処理装置。
  9. 前記第2の搬送モードは、前記搬送ベルトの移動により前記シートトレイに排出されて積載されている少なくとも1つ以上のシートを積み重ねる処理を含む、請求項1に記載のシート処理装置。
  10. 前記シートトレイは、
    前記シート折り部により折り込まれて前記シートトレイ上の前記初期位置に排出された前記シートの位置を検知するためのセンサと、
    前記センサに対して前記シートトレイの端部方向と反対側に設けられ、前記搬送ベルトの前記反対方向への移動により前記シートトレイ上に積載される前記シートの移動を停止させる停止部材とをさらに含み、
    前記制御部は、前記第2の搬送モードの場合に、前記センサの検知が有った場合に、所定期間、前記搬送ベルトを前記反対方向に移動させる、請求項9記載のシート処理装置。
  11. 前記シートトレイは、前記搬送ベルトにより前記シートトレイの端部に搬送された前記シートの位置を検出するための端部センサをさらに含み、
    前記制御部は、
    前記第2の搬送モードの場合に、前記端部センサの検知および前記センサの検知の時間に基づいて、前記シートトレイ上に積載される前記シートの枚数を算出し、
    算出結果に基づいて、前記所定期間を設定する、請求項10記載のシート処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015071483A (ja) * 2013-10-03 2015-04-16 デュプロ精工株式会社 用紙加工装置

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