JP2012196798A - 廃液収容体及び液体消費装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】廃液を排出する液体噴射ヘッドを備えた記録部に着脱可能とされ、記録部に対する装着状態において液体噴射ヘッドから排出される廃液を受容可能な廃液収容体31であって、廃液収容体の側壁から突出し、記録部に対する装着状態において記録部に設けられた案内部52よりも鉛直方向下側に配置される係合部68を備える。
【選択図】図4
Description
この構成によれば、突出部が装置側(液体消費装置側)の案内部と規制部との間を摺動することによって上下方向への移動が規制される。従って、廃液収容体に対して、装置へ装着される際に生ずる上下方向における傾きを抑制することができる。
この構成によれば、装着時において、液体収容体は装着方向に沿って延びる突出部によって案内されるので、装着口から装着方向に円滑に挿入されて装着される。
この構成によれば、突出部は装着方向と交差する方向に延設されるので、装着口から装着される廃液収容体の装着方向と交差する方向の装着時における傾きを抑制することができる。
この構成によれば、突出部は機能部品が配設された側壁部分の下方において案内部と係合するので、機能部品の装置に対する相対的な位置ずれが抑制された状態で装着される。従って、機能部品と装置との間で電気的な接続を行う場合は、適切に接続が行われることになる。
この構成によれば、付勢受け部を、位置決め用付勢部材に対して適切な位置に位置決めすることができるので、廃液収容体を位置決め用付勢部材によって適切に装着することができる。
この構成によれば、突出部は広い平面で形成することができるので、下側に位置する規制部に対して広い面積で当接させることができるので、液体収容体を安定して摺動させて装着させることができる。
この構成によれば、突出部が装着口の内奥側に位置する壁面等に当接することで、廃液収容体の挿入方向における位置決めを行うことができる。また、度当て部は幅方向における端部が装着方向に延設された突出部に接続されるので、突出部を一体的に形成することが可能となる。
図4に示すように、廃液収容体装着部32は廃液収容体31を支持する底面部49と、装着口37から上下方向Z及び挿入方向Yに沿って延びる側壁50(右側壁50R及び左側壁50L)と、右側壁50R及び左側壁50Lと交差(直交)するように上下方向Z及び主走査方向Xに延びる前側壁51とを有している。なお、右側壁50Rと左側壁50Lとは互いに平行をなすとともに底面部49を挟んで対向するように立設されている。
図4に示すように、廃液収容体31は、廃液を収容するための廃液収容部60と、廃液収容部60から挿入方向Yにおける手前側(後方)に向けて挿入方向Yに沿って、すなわち取り出し方向に沿って延設される基部61aと、基部61aから水平方向(本実施形態では左方)に延設される板状の把持部38とを有している。
まず、廃液収容体31を交換する場合には、ユーザーは複合機11の背面側に設けられた背面カバー35を開く。このとき、記録処理は予め停止させておくのが好ましいが、記録処理が停止されていない場合であっても、検知センサー46が背面カバー35が開状態となったことを検知すると、制御装置45が記録部12及び搬送装置40の駆動を停止させる。
(1)導入管部57の下流側開口57aは下方に向けて突設される環状突起58によって囲まれているので、導入管部57の下流側開口57aから廃液収容体31に導入された廃液が天板部56の下面側を伝い流れた場合にも、その範囲は環状突起58によって囲まれた範囲に留められる。したがって、廃液収容体31に導入された廃液の漏出を抑制することができる。
(9)背面カバー35は搬送経路の一部を構成するので、用紙Pを搬送するための動力源等と電気的に接続する必要がない。したがって、背面カバー35の記録部ケース14に対する取り付け構造を簡素化することができる。
(11)背面カバー35は記録部ケース14の背面側に設けられるので、ユーザーによる装置前面側からの廃液収容体31の安易な着脱を抑制することができる。
(15)廃液収容体31の装着時に位置決め突起66の第2側面66cが板ばね54の屈曲部54bと係合することで、廃液収容体31は板ばね54によって挿入方向Yの反対方向となる取り出し方向への移動が規制される。したがって、板ばね54と位置決め突起66とによって、廃液収容体31の挿入方向Yにおける位置決めを行うことができる。
(26)係合部68の厚くなっている部分によって、装着方向において円滑に摺動させるとともに案内部52と底面部49との間における上下方向の隙間を少なくすることができる。
(32)把持部38は基部61b,61cから上下方向Zが長手方向となるように延設されるので、ユーザーは手の平を水平方向に向けた状態で把持部38を把持することができる。これにより、廃液収容体31を着脱するときに上側に持ち上げようとする力が抑制されるので、着脱に伴う廃液収容体31の傾きを抑制することができる。
(35)縦穴71は横穴72の延設方向における中央部分で横穴72と連通しているので、横穴72に導入された廃液を延設方向に沿う2方向に均等に分配して、効率よく吸収部材70に吸収させることができる。
・廃液収容体31の把持部38は、以下に説明する第1〜第10変形例のように変更してもよい。例えば、図13,図14に示す第1変形例のように、把持部38が基部61aから水平方向に沿う2方向(左方と右方)に延設されるとともに、把持部38の延設方向における先端側に廃液収容部60の上端側又は下端側から側面側に向けて斜めに延びる傾斜部分38cが設けられるようにしてもよい。なお、上記実施形態や各変形例において、「水平方向に沿う」という場合には、必ずしも厳密に水平である必要はなく、概ね横方向となっていればよいものとする。すなわち、把持部38は、ユーザーが手の平を上方向や下方向ではなく横に向けて把持するのに適した形状であれば、基部61aからの延設方向が厳密に水平方向でなくてもよい。また、吸収部材70に設けられた縦穴71と連通する横穴72が延びる水平方向についても同様に、上下方向と交差する方向であれば厳密に水平方向でなくても勿論よい。
また、図17に示す第3変形例のように、1枚の基部61aから把持部38が水平方向に沿う2方向に延設されるようにしてもよい。このように、基部61aの設置数は任意に変更することができる。
また、図21に示す第7変形例のように、板状の基部61aが第4壁部79と交差する角度や把持部38が基部61aと交差する角度を90度以外の任意の角度に変更してもよい。
・背面カバー35が装着口37の開口全体を覆蓋するようにしてもよいし、背面カバー35が装着口37の上端側、下端側又は右端側の一部を覆蓋するようにしてもよい。
・廃液収容体31に挿入方向Yに沿って延びる溝状の係合部を設け、この溝状の係合部と廃液収容体装着部32の案内部52とが係合するようにしてもよい。また、廃液収容体31の係合部を廃液収容部60の底面側や上面側に設けるようにしてもよい。
・位置決め用リブ67の下方向の規制部として廃液収容体装着部32の底面部49以外を用いるようにしてもよい。例えば、廃液収容体装着部32の底面部49から上方に飛び出して形成された突起や、複合機11の装置底面などを用いるようにしてもよい。
・廃液収容体31が補強用リブ80や規制用リブ81を備えない構成としてもよい。
・位置決め用付勢部材はコイルばねやゴムなど、板ばね54以外の付勢部材に変更してもよい。
・収容体側接続端子69と装置側接続端子53とが上下方向Zに並んだ状態で接触する構成になっている場合には、付勢受け部と位置決め用付勢部材とが上下方向Zに並ぶように配置を変更してもよい。
・1つの廃液収容体31に複数の導入管部57を通じて廃液が導入される場合などには、吸収部材70が複数の縦穴71を備えるようにしてもよい。
Claims (8)
- 廃液を排出する排出部を備えた装置に着脱可能とされ、前記装置に対する装着状態において前記排出部から排出される前記廃液を受容可能な廃液収容体であって、
前記廃液収容体の側壁から突出し、前記装置に対する装着状態において前記装置に設けられた案内部よりも鉛直方向下側に配置される突出部を備えることを特徴とする廃液収容体。 - 前記突出部は、前記装置に対する装着状態において前記装置に設けられた規制部と前記案内部との間に配置されることを特徴とする請求項1に記載の廃液収容体。
- 前記突出部は、前記装置への装着方向に沿って延びていることを特徴とする請求項2に記載の廃液収容体。
- 前記突出部は、前記廃液収容体の前記装着方向に沿う側壁から突出していることを特徴とする請求項3に記載の廃液収容体。
- 前記廃液収容体には、当該廃液収容体の側壁に機能部品が配設され、
前記突出部は、少なくとも前記機能部品の下方に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の廃液収容体。 - 前記突出部の下面は廃液収容体の底面と連続していることを特徴とする請求項5に記載の廃液収容体。
- 前記突出部は、前記廃液収容体の前記装着方向側の側壁から突出していることを特徴とする請求項6に記載の廃液収容体。
- 請求項1〜請求項7のうち何れか一項に記載の廃液収容体と、
液体を消費する液体消費部と、
装着口が設けられた筐体と、
前記装着口から挿入された前記液体の廃液を受容する前記廃液収容体を着脱可能に装着するための廃液収容体装着部と、
前記装着口から前記廃液収容体装着部に向かう装着方向に沿って延びる案内部と、
を備えることを特徴とする液体消費装置。
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