JP2012196050A - ソフトスタート回路 - Google Patents

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伊藤  公一
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    • Y10S323/901Starting circuits

Abstract

【課題】スイッチング電源装置の出力が立ち上がった後は、消費電流を削減することができるソフトスタート回路を提供する。
【解決手段】接続された外部コンデンサCssを充電することで0Vから徐々に上昇するソフトスタート電圧Vssを生成するソフトスタート生成部30と、ソフトスタート生成部30に電源を供給する電源供給部20と、ソフトスタートの終了を検出して、電源供給部20からソフトスタート生成部30への電源の供給をシャットダウンさせる電源供給判定部40とを設ける。電源供給判定部40によって、ソフトスタート電圧Vssが基準電圧Vrefに到達した後に、電源供給部20からソフトスタート生成部30への電源の供給をシャットダウンさせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、DC−DCコンバータ等のスイッチング電源装置に設けられるソフトスタート回路に関する。
DC−DCコンバータなどのスイッチング電源装置は、一般的に出力電圧を基準電圧と比較するエラーアンプを備え、当該エラーアンプの出力に応じてスイッチング動作の制御を行うように構成され、出力電圧と比較する基準電圧を電源投入時に徐々に上昇させるソフトスタート回路が設けられている(例えば、特許文献1)。ソフトスタート回路を設けることで、電源投入時の負荷への突入電流によりDC−DCコンバータの出力のオーバシュート防止や、ソフトスタート時間を調整することで電源基板に搭載されている他のICとの起動順番を決めることが可能になる。
特開平09−154275号公報
しかしながら、上述の従来のソフトスタート回路は、スイッチング電源装置の出力が立ち上がった後は使用されることがなく不要であるにも拘わらず、ただ回路で電流が消費され、消費電流が無駄になってしまうという問題があった。
本発明の目的は、上記問題点に鑑みて従来技術の上記問題を解決し、スイッチング電源装置の出力が立ち上がった後は、消費電流を削減することができるソフトスタート回路を提供することにある。
本発明のソフトスタート回路は、スイッチング電源装置の制御回路に設けられたソフトスタート回路であって、接続されたコンデンサを充電することで0Vから徐々に上昇するソフトスタート電圧を生成するソフトスタート生成手段と、該ソフトスタート生成手段に電源を供給する電源供給手段と、ソフトスタートの終了を検出して、前記電源供給手段から前記ソフトスタート生成手段への電源の供給をシャットダウンさせる電源供給判定手段とを具備することを特徴とする。
また、本発明のソフトスタート回路において、前記電源供給判定手段は、前記ソフトスタート電圧が基準電圧に到達した後に、前記電源供給手段から前記ソフトスタート生成手段への電源の供給をシャットダウンさせることを特徴とする。
また、本発明のソフトスタート回路において、前記電源供給手段から前記ソフトスタート生成手段への電源の供給がシャットダウンされた後は、前記電源供給手段によって前記ソフトスタート電圧が前記基準電圧以上に維持されることを特徴とする。
本発明によれば、スイッチング電源装置の出力が立ち上がった後は、消費電流を削減することができ、省エネ化に対して寄与することができるという効果を奏する。
本発明に係るソフトスタート回路の実施の形態の構成を示すブロック図である。 図1に示すソフトスタート回路の具体的な回路構成を示す回路構成図である。 図2の各部の信号波形及び動作波形を示す波形図である。 図1に示すソフトスタート回路を実装した降圧形DC−DCコンバータ回路構成を示す回路構成図である。
本実施の形態のソフトスタート回路10は、DC/DCコンバータ等のスイッチング電源装置において、スイッチング動作を制御するコントロールICの出力パルス幅をゼロから徐々に広げていくための回路であり、図1を参照すると、電源供給部20と、ソフトスタート生成部30と、電源供給判定部40とを備えている。ソフトスタート回路10は、ソフトスタートが終了したことを示す判定信号がソフトスタート生成部30から電源供給判定部40に入力されると、電源供給判定部40から電源供給部20およびソフトスタート生成部30にシャットダウン信号を出力して、電源供給部20からソフトスタート生成部30への電源の供給をシャットダウンし、ソフトスタート生成部30を内部電源から切り離すように構成されている。
ソフトスタート回路10には、端子T1〜T4の4つの端子が設けられている。端子T1は、スイッチング動作を制御するコントロールICの内部電源に接続され、内部電源電圧が電源供給部20に供給される。端子T2は外部コンデンサに接続されるコントロールICの外部端子に接続され、ソフトスタート生成部30によって外部コンデンサを充電することでソフトスタート時間が生成される。端子T3はコントロールICの図示しない初期化回路に接続され、内部電源が所定電圧に達したことを知らせるパワーオン信号が初期化回路から電源供給部20、ソフトスタート生成部30及び電源供給判定部40にそれぞれ入力される。端子T4はソフトスタート電圧Vssが出力される端子であり、スイッチング電源装置において、出力電圧のフィードバック制御を行うためのエラーアンプの入力端子に接続される。
図2を参照すると、電源供給部20は、ノット(NOT)回路21と、オア(OR)回路22、ノット回路23、PチャネルMOSFETで構成されるスイッチ24及び25とを備えている。また、ソフトスタート生成部30は、定電流回路31と、比較器32と、ソフトスタート終了判定電圧に設定されている基準電圧33と、バッファアンプ34と、NチヤネルMOSFETで構成されているスイッチ35と、ノット回路36と、ナンド(NAND)回路37とを備えている。さらに、電源供給判定部40は、リセット優先のラッチ回路41と、ノット回路42とを備えている。
パワーオン信号が入力される端子T3は、電源供給部20において、ノット回路21を介してオア回路22の一方の入力端子に接続されている。また、端子T3は、ソフトスタート生成部30において、ナンド回路37の一方の入力端子に接続されている。さらに端子T3は、電源供給判定部40において、ノット回路42を介してラッチ回路41のリセット入力端子Rに接続されている。
シャットダウン信号が出力されるラッチ回路41の出力端子Qは、電源供給部20において、オア回路22の他方の入力端子に接続されていると共に、ノット回路23を介してスイッチ25のゲート端子に接続されている。また、ラッチ回路41の出力端子Qは、ソフトスタート生成部30において、ノット回路36を介してナンド回路37の他方の入力端子に接続されている。
オア回路22の出力端子は、スイッチ24のゲート端子に接続され、スイッチ24のソース端子は端子T1に接続されていると共に、スイッチ24のドレイン端子は、ソフトスタート生成部30において、定電流回路31、比較器32およびバッファアンプ34の電源入力端子にそれぞれ接続されている。従って、スイッチ24がオンすると、電源供給部20からソフトスタート生成部30に電源が供給され、スイッチ24がオフすると、電源供給部20からソフトスタート生成部30への電源の供給がシャットダウンされる。また、スイッチ24のオンオフ制御は、端子T3に入力されるパワーオン信号と、ラッチ回路41の出力端子Qから出力されるシャットダウン信号とに基づいて行われる。パワーオン信号がH(HIGH)レベル且つシャットダウン信号がL(LOW)レベルである場合に、スイッチ24がオンされ、パワーオン信号がLレベルもしくはシャットダウン信号がHレベルである場合に、スイッチ24がオフされる。
スイッチ25のソース端子はスイッチ24のソース端子と端子T1との接続点に接続されていると共に、スイッチ25のドレイン端子は、端子T4に接続されている。従って、スイッチ25がオンすると、端子T4から出力される基準電圧は、内部電源電圧となる。また、スイッチ25のオンオフ制御は、ラッチ回路41の出力端子Qから出力されるシャットダウン信号に基づいて行われる。シャットダウン信号がLレベルである場合に、スイッチ25がオフされ、シャットダウン信号がHレベルである場合に、スイッチ25がオンされる。
外部コンデンサが接続される端子T2は、ソフトスタート生成部30において、定電流回路31の出力端子に接続されていると共に、比較器32及びバッファアンプ34の非反転入力端子にそれぞれ接続されている。また、バッファアンプ34の出力端子は、端子T4に接続されていると共に、自身の反転入力端子に接続されている。従って、電源供給部20のスイッチ24がオンされた状態では、定電流回路31によって端子T2に接続された外部コンデンサが充電され、外部コンデンサの電圧、すなわち端子T2の電圧V0がバッファアンプ34によって増幅され、ソフトスタート電圧Vssとして端子T4から出力される。
また、比較器32の反転入力端子には、ソフトスタート終了判定電圧に設定されている基準電圧33が接続され、比較器32の出力端子は、電源供給判定部40において、ラッチ回路41のセット入力端子Sに接続されている。従って、比較器32によって、外部コンデンサの電圧、すなわち端子T2の電圧V0と、ソフトスタート終了判定電圧との比較結果が判定信号としてソフトスタート生成部30から電源供給判定部40に出力される。
また、シャットダウン信号が出力されるラッチ回路41の出力端子Qは、ソフトスタート生成部30において、ノット回路36を介してナンド回路37に接続されている。また、ナンド回路37の出力端子は、スイッチ35のゲート端子に接続されていると共に、スイッチ35のドレイン端子が端子T2に接続され、スイッチ35のソース端子が接地されている。従って、スイッチ35がオンすると、端子T2が接地され、端子T2に接続されている外部コンデンサに蓄積された電荷が放電される。また、スイッチ35のオンオフ制御は、端子T3に入力されるパワーオン信号と、ラッチ回路41の出力端子Qから出力されるシャットダウン信号とに基づいて行われる。パワーオン信号がHレベル且つシャットダウン信号がLレベルである場合に、スイッチ24がオフされ、パワーオン信号がLレベルもしくはシャットダウン信号がHレベルである場合に、スイッチ24がオンされる。
図3は、図2の各部の信号波形、及び動作波形を示したもので、上から、(a)内部電源電圧の電圧信号、(b)端子T3に入力されるパワーオン信号、(c)端子T2の電圧V0、(d)ソフトスタート生成部30から出力される判定信号、(e)電源供給判定部40から出力されるシャットダウン信号、(f)端子T4のソフトスタート電圧Vss、(g)電源供給部20からソフトスタート生成部30に供給される電流(I1+I2+I3)をそれぞれ示している。
時刻t1で電源が投入されると、図3(a)に示すように、コントロールICの内部電源電圧が上昇する。時刻t2で内部電源電圧が起動電圧に到達すると、初期化回路53は、コントロールICの内部電源電圧が起動したことを検知し、図3(b)に示すように、パワーオン信号をLレベルからHレベルに切り換える。
内部電源電圧が起動電圧に到達するまでの時刻t1〜t2の初期化の状態では、初期化回路から出力されるパワーオン信号は、Lレベルとなっている。従って、ノット回路42を介してHレベルになった信号が電源供給判定部40のラッチ回路41のリセット入力端子Rに入カされて、ラッチ回路41がリセットされる。これにより、図3(e)に示すように、ラッチ回路41の出力端子Qから出力されるシャットダウン信号はLレベルとなり、ラッチ回路41がセットされるまで、シャットダウン信号はLレベルに維持される。また、パワーオン信号は、電源供給部20において、ノット回路21を介してHレベルとなり、Hレベルになった信号がオア回路22の一方の入力端子に入力され、オア回路22の出力はHレベルとなる。これにより、スイッチ24のゲート端子には、Hレベルの信号が入力され、スイッチ24はオフ状態となり、ソフトスタート生成部30には、電源供給部20から電源が供給されない状態となっている。さらに、シャットダウン信号がLレベルであるため、電源供給部20において、スイッチ25のゲート端子には、ノット回路23を介してHレベルの信号が入力され、スイッチ25はオフ状態となっている。さらにまた、シャットダウン信号がLレベルであり、パワーオン信号がLレベルであるため、ソフトスタート生成部30において、ナンド回路37の出力は、Hレベルとなる。これにより、スイッチ35のゲート端子には、Hレベルの信号が入力され、スイッチ25はオン状態となり、端子T2が接地されてGNDレベルとなる。
時刻t2でパワーオン信号がLレベルからHレベルに切り換わると、ノット回路42を介してLレベルになった信号が電源供給判定部40のラッチ回路41のリセット入力端子Rに入カされて、ラッチ回路41はセット入力端子Sの信号を受け付ける状態となる。なお、この時点では、ソフトスタート生成部30(比較器32)からラッチ回路41のセット入力端子Sに入力される判定信号はLレベルであり、ラッチ回路41の出力端子Qから出力されるシャットダウン信号はLレベルの状態である。また、パワーオン信号は、電源供給部20において、ノット回路21を介してLレベルとなると共に、シャットダウン信号もLレベルであるため、オア回路22の出力はLレベルとなる。これにより、スイッチ24のゲート端子には、Lレベルの信号が入力され、スイッチ24はオン状態となる。さらに、シャットダウン信号がLレベルであるため、電源供給部20において、スイッチ25のゲート端子には、ノット回路23を介してHレベルの信号が入力され、スイッチ25はオフ状態のままである。さらにまた、シャットダウン信号がLレベルであり、パワーオン信号がHレベルであるため、ソフトスタート生成部30において、ナンド回路37の出力は、Lレベルとなる。これにより、スイッチ35のゲート端子には、Lレベルの信号が入力され、スイッチ35はオフ状態となる。
このように、時刻t2でパワーオン信号がLレベルからHレベルに切り換わると、電源供給部20のスイッチ24がオン状態、電源供給部20のスイッチ25がオフ状態、且つソフトスタート生成部30のスイッチ35がオフ状態となる。電源供給部20のスイッチ24がオン状態となるため、図3(g)に示すように、電源供給部20からソフトスタート生成部30に電源の供給が開始されて、ソフトスタート生成部30の定電流回路31、比較器32及びバッファアンプ34にそれぞれ電流I1、I2及びI3が供給され、ソフトスタート生成部30が動作開始する。また、ソフトスタート生成部30のスイッチ35がオフ状態であるため、ソフトスタート生成部30の定電流回路31の定電流I1によって端子T2に接続された外部コンデンサが充電され、図3(c)に示すように、外部コンデンサの充電量に応じて端子T2の電圧V0が徐々に上昇していく。さらに、電源供給部20のスイッチ25がオフ状態であるため、端子T2の電圧V0がバッファアンプ34によって増幅されたソフトスタート電圧Vssとして端子T4から出力され、ソフトスタート電圧Vssも、図3(f)に示すように、徐々に上昇していく。
端子T2の電圧V0は、ソフトスタート生成部30の比較器32によってソフトスタート終了判定電圧と比較されており、図3(c)に示すように、時刻t4で端子T2の電圧V0がソフトスタート終了判定電圧に達すると、図3(d)に示すように、比較器32から出力される判定信号が、LレベルからHレベルに切り換えられる。Hレベルの判定信号は、電源供給判定部40のラッチ回路41のセット入力端子Sに入カされ、図3(e)に示すように、ラッチ回路41の出力端子Qから出力されるシャットダウン信号は、LレベルからHレベルに切り換えられる。
時刻t4でシャットダウン信号がLレベルからHレベルに切り換わると、電源供給部20において、オア回路22の他方の入力端子への入力がHレベルになるため、オア回路22の出力はHレベルとなる。これにより、スイッチ24のゲート端子には、Hレベルの信号が入力され、スイッチ24はオフ状態となる。さらに、シャットダウン信号がHレベルになるため、電源供給部20において、スイッチ25のゲート端子には、ノット回路23を介してLレベルの信号が入力され、スイッチ25はオン状態になる。さらにまた、シャットダウン信号がHレベルになるため、ソフトスタート生成部30において、ナンド回路37の一方の入力端子には、ノット回路36を介してLレベルの信号が入力され、ナンド回路37の出力は、Hレベルとなる。これにより、スイッチ35のゲート端子には、Hレベルの信号が入力され、スイッチ35はオン状態となる。
このように、時刻t4でシャットダウン信号がLレベルからHレベルに切り換わると、電源供給部20のスイッチ24がオフ状態、電源供給部20のスイッチ25がオン状態、且つソフトスタート生成部30のスイッチ35がオン状態となる。電源供給部20のスイッチ24がオフ状態となるため、電源供給部20からソフトスタート生成部30への電源の供給がシャットダウンされ、ソフトスタート生成部30が内部電源電圧から切り離される。これにより、図3(g)に示すように、ソフトスタート生成部30の定電流回路31、比較器32及びバッファアンプ34にそれぞれ供給される電流I1、I2及びI3が遮断され、消費電流が削減されるという効果を奏する。また、ソフトスタート生成部30のスイッチ35がオン状態になるため、端子T2に接続された外部コンデンサに蓄積された電荷が放電され、図3(c)に示すように、端子T2の電圧V0が0Vとなり、図3(d)に示すように、ソフトスタート生成部30の比較器32から出力される判定信号もLレベルになる。さらに、電源供給部20のスイッチ25がオン状態なるため、図3(f)に示すように、バッファアンプ34の出力に接続されている端子T4のソフトスタート電圧Vssが内部電源電圧まで持ち上げられる。このときバッファアンプ34の出力はハイインピーダンスであり、内部電源電圧からバッファアンプ34の出力及び反転入力端子に電流は回り込まない。
次に、時刻t5で電源が切断されると、図3(a)に示すように、コントロールICの内部電源電圧が下降する。時刻t6で内部電源電圧が起動電圧を下回ると、初期化回路は、コントロールICの内部電源電圧がダウンしたことを検知し、図3(b)に示すように、パワーオン信号をHレベルからLレベルに切り換える。パワーオン信号をHレベルからLレベルに切り換わり、時刻t1〜t2の初期化の状態に戻る。
図4には、本実施の形態のソフトスタート回路10を実装した降圧形DC−DCコンバータが示されている。
図4を参照すると、ソフトスタート回路10が内蔵されたコントロールIC50は、スイッチング素子としてのパワーMOSFETQ1と、電流検出用のセンスMOSFETQ2と、端子P1〜P4の4つの端子を備えている。パワーMOSFETQ1のドレイン端子は端子P1に直接、センスMOSFETQ2のドレイン端子は端子P1に電流検出回路51を介してそれぞれ接続されていると共に、パワーMOSFETQ1とセンスMOSFETQ2のソース端子は端子P2に接続されている。端子P1には、直流入力電圧である電源電圧Vccが入力され、端子P1に入力された電源電圧Vccは、MOSFETQ1によってオンオフされ、端子P2から出力される。端子P2からの出力は、エネルギー蓄積用コイルL、平滑用コンデンサC、ショットキーバリアダイオードDにより平滑され、出力電圧および出力電流を負荷RLに供給する。出力電圧は、分圧抵抗R1、R2で分圧されて端子P3に入力される。また、ソフトスタート回路10の端子T2に接続された端子P4にはソフトスタート時間を生成する外部コンデンサCssが接続されている。
また、コントロールIC50は、ソフトスタート回路10の端子T1に接続された内部電源52と、ソフトスタート回路10の端子T3に接続された初期化回路53と、エラーアンプ54と、基準電圧Vrefと、比較器55と、発振器56と、フリップフロップ57と、駆動回路58とを備えている。エラーアンプ54の出力は、比較器55によってパワーMOSFETQ1を流れる電流と比較され、パワーMOSFETQ1を流れる電流がエラーアンプ54の出力を上回ると、発振器56から所定周期で出力されるパルス信号によってセットされたフリップフロップ57がリセットされる。フリップフロップ57の出力は、駆動回路58に入力され、駆動回路58によってパワーMOSFETQ1及びセンスMOSFETQ2がオンオフ制御されることになる。
エラーアンプ54の非反転入カ端子には、基準電圧Vrefとソフトスタート回路10で生成されたソフトスタート電圧Vssが入カされる。エラーアンプ54では、非反転入カのどちらか低い方の電圧が優先して基準電圧として有効となり、低い方の電圧と端子P3に入力される電圧(出力電圧)との差が増幅されて出力される。従って、DC−DCコンバータの起動時には、ソフトスタート電圧Vssが0Vから徐々に上昇していくため、まずソフトスタート電圧Vssが有効Vssとなり、ソフトスタート電圧Vssが基準電圧Vrefを追い越すと、基準電圧Vrefが有効になる。図3(f)に示すように、ソフトスタート電圧Vssが上昇開始し、基準電圧Vrefと交差するまでの時間(時刻t2〜t3)をソフトスタート時間Tssと定義し、ソフトスタート回路10の端子T2に接続された外部コンデンサCssの静電容量をCss、定電流回路31の定電流をI1とすると、Tss=(Css*Vref)/I1となる。
本実施の形態において、電源供給部20からソフトスタート生成部30への電源の供給をシャットダウンするタイミングは、ソフトスタート電圧Vssが基準電圧Vrefに到達した後が望ましい。すなわち、ソフトスタート電圧Vssが基準電圧Vrefに到達すると、端子P3に入力される電圧(出力電圧)と比較する電圧が、ソフトスタート電圧Vssから基準電圧Vrefにスムーズに切り換えられ、端子P3に入力される電圧(出力電圧)と比較する電圧が急激に変化することがないため、電源投入時の負荷への突入電流を有効に防止することができる。
以上のように、本実施の形態のソフトスタート回路10であっては、接続された外部コンデンサCssを充電することで0Vから徐々に上昇するソフトスタート電圧Vssを生成するソフトスタート生成部30と、ソフトスタート生成部30に電源を供給する電源供給部20と、ソフトスタートの終了を検出して、電源供給部20からソフトスタート生成部30への電源の供給をシャットダウンさせる電源供給判定部40とを設けることにより、スイッチング電源装置の出力が立ち上がった後は、ソフトスタート生成部30で電流が消費されないため、消費電流を削減することができ、省エネ化に対して寄与することができるという効果を奏する。
さらに、本実施の形態のソフトスタート回路10であっては、電源供給判定部40によって、ソフトスタート電圧Vssが基準電圧Vrefに到達した後に、電源供給部20からソフトスタート生成部30への電源の供給をシャットダウンさせることにより、ソフトスタート電圧Vssから基準電圧Vrefにスムーズに切り換えられ、端子P3に入力される電圧(出力電圧)と比較する電圧が急激に変化することがないため、電源投入時の負荷への突入電流を有効に防止することができる。
さらに、本実施の形態のソフトスタート回路10であっては、電源供給部20から前記ソフトスタート生成部30への電源の供給がシャットダウンされた後は、電源供給部によってソフトスタート電圧Vssが基準電圧Vref以上に維持されるように構成することにより、ソフトスタート電圧Vssを生成するソフトスタート生成部30への電源の供給をシャットダウンしても、エラーアンプ54において基準電圧Vrefが有効になる。
以上、本発明を具体的な実施の形態で説明したが、上記実施の形態は一例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更して実施できることは言うまでも無い。
10 ソフトスタート回路
20 電源供給部
21 ノット(NOT)回路
22 オア(OR)回路
23 ノット回路
24、25 スイッチ
30 ソフトスタート生成部
31 定電流回路
32 比較器
33 基準電圧
34 バッファアンプ
35 スイッチ
36 ノット回路
37 ナンド(NAND)回路
40 電源供給判定部
41 ラッチ回路
42 ノット回路
50 コントロールIC
51 電流検出回路
52 内部電源
53 初期化回路
54 エラーアンプ
55 比較器
56 発振器
57 フリップフロップ
58 駆動回路
Q1 パワーMOSFET
Q2 センスMOSFET
L エネルギー蓄積用コイル
C 平滑用コンデンサ
D ショットキーバリアダイオード
RL 負荷
R1、R2 分圧抵抗
Css 外部コンデンサ

Claims (3)

  1. スイッチング電源装置の制御回路に設けられたソフトスタート回路であって、
    接続されたコンデンサを充電することで0Vから徐々に上昇するソフトスタート電圧を生成するソフトスタート生成手段と、
    該ソフトスタート生成手段に電源を供給する電源供給手段と、
    ソフトスタートの終了を検出して、前記電源供給手段から前記ソフトスタート生成手段への電源の供給をシャットダウンさせる電源供給判定手段とを具備することを特徴とするソフトスタート回路。
  2. 前記電源供給判定手段は、前記ソフトスタート電圧が基準電圧に到達した後に、前記電源供給手段から前記ソフトスタート生成手段への電源の供給をシャットダウンさせることを特徴とする請求項1記載のソフトスタート回路。
  3. 前記電源供給手段から前記ソフトスタート生成手段への電源の供給がシャットダウンされた後は、前記電源供給手段によって前記ソフトスタート電圧が前記基準電圧以上に維持されることを特徴とする請求項1又は2記載のソフトスタート回路。
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