以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る撮像装置としてのデジタル一眼レフカメラの撮影レンズユニットを外した状態で前面側より見た斜視図である。図2は、本発明の実施の形態に係る撮像装置としてのデジタル一眼レフカメラの上面図である。図3は、本発明の実施の形態に係る撮像装置としてのデジタル一眼レフカメラの背面図である。
図1、図2、及び図3において、カメラ本体(装置本体)100には、撮影時に使用者がカメラを安定して握り易いように前方に突出したグリップ部501が設けられている。レンズマウント310は、着脱可能なレンズ装置(撮影レンズユニット)300(図4)をカメラ本体100に固定させる。レンズマウント310の奥にはメインミラー1がある。
マウント接点311は、カメラ本体100と撮影レンズユニットとの間で制御信号、状態信号、データ信号等を介在すると共に、撮影レンズユニット側に電力を供給する機能を有する。
レンズロック解除釦504は、撮影レンズユニットを取り外す際に押し込む。撮影レンズを通過した撮影光束はミラーボックス502へ導かれる。カメラ本体100の上部(カメラ上部)のグリップ部501側には、撮影開始の起動スイッチとしてのシャッタ釦62と、撮影時の動作モード(動作モード設定)に応じてシャッタスピードやレンズ絞り値を設定するための電子ダイヤル65が配置されている。
シャッタ釦62は、第1ストロークでSW1(後述の63)がオンし、第2ストロークにてSW2(後述の64)がオンする構成となっている。カメラ上部中央には、カメラ本体100に対してポップアップするストロボユニット500と、フラッシュ取付け用のアクセサリシュー410と、フラッシュ接点411があり、カメラ上部右よりにはモードダイヤル60が配置されている。
グリップ部501に対して反対側の側面には、開閉可能な外部端子蓋506が設けられていて、この外部端子蓋506を開けた内部には、外部インタフェースとしてビデオ信号出力用ジャック(不図示)とUSB出力用コネクタ(不図示)が納められている。
カメラ背面(カメラ本体100の背面)側には、上方にファインダ接眼窓(接眼ファインダー)509、液晶モニタ(表示部材)28が設けられている。液晶モニタ28の前面に積層して光透過性のタッチパネル33が配置されている。
カメラ背面側に配置された設定釦として、液晶モニタの表示/非表示の切り替え等の操作を行うDISP釦66、メニュー画面の呼び出し等の操作を行うMENU釦67、撮影した画像の再生等の操作を行う再生釦69がある。また、同様に設定釦として、撮影した画像の消去等の操作を行う消去釦70、撮影した画像の印刷等の操作を行うイージーダイレクト釦71、測距点選択釦72、AEロック釦73、露出補正設定釦74がある。電源スイッチ61は、カメラの動作を起動もしくは停止するためのものである。
図4は、本発明の実施の形態に係る撮像装置としてのデジタル一眼レフカメラの電気的な構成を示すブロック図である。
図4において、メインミラー1は、ファインダ観察状態では撮影光路内に斜設され、撮影状態では撮影光路外に退避する。また、メインミラー1は、ハーフミラーとなっており、撮影光路内に斜設されているときは、後述する焦点検出光学系へ被写体からの光線の約半分を透過させる。ピント板2には、後述の撮影レンズ301で結像された被写体の光学像が投影される。
サブミラー3は、メインミラー1と共に、ファインダ観察状態では撮影光路内に斜設され、撮影状態では撮影光路外に退避する。このサブミラー3は、斜設されたメインミラー1を透過した光線を下方に折り曲げて、後述の焦点検出部8の方に導くものである。
ペンタプリズム4はファインダ光路を変更する。撮影者は、アイピース5からピント板2を観察することで、撮影画面を観察することができる。
測光レンズ6及び測光センサ7は、それぞれ、ファインダ観察画面内の被写体輝度を測定するためのものであり、測光センサ7は、内部に公知の対数圧縮回路を持っているので、その出力は対数圧縮されたものとなる。焦点検出部8は、公知の位相差方式のものである。
9はフォーカルプレーンシャッタ、14はCCDあるいはCMOS等の撮像素子である。ミラー位置検出部11は、フォトインタラプタやフォトリフレクタ、あるいはメカ的にオン/オフするSW等で構成され、メインミラー1が動作状態の時に所定の位置にあることを検出する。
ディスプレイオフセンサ10は、投光IRED(不図示)と受光センサ(不図示)で構成されており、投光IREDから赤外光を投光し、顔面から反射した赤外光を受光センサで検知することにより、顔面の近接を検知可能なように構成されている。液晶モニタ28に撮影前情報を表示中に、顔等の物体がファインダ接眼窓509に近接すると、ディスプレイオフセンサ10によって、液晶モニタ28の表示を消灯するように制御される。
A/D変換器16は、撮像素子14のアナログ出力信号をデジタル信号に変換する。タイミング発生回路18は、撮像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給する。
画像処理回路20は、A/D変換器16からのデータあるいはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。画像処理回路20は、撮像素子14で撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
メモリ制御回路22は、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、第1のメモリ30、圧縮・伸長回路32を制御する。A/D変換器16のデータが、画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、あるいはA/D変換器16のデータが直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24あるいは第1のメモリ30に書き込まれる。
画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データは、D/A変換器26を介してTFTLCDから成る液晶モニタ28により表示される。タッチパネル33の出力は、タッチパネルインタフェース(I/F)34を介してシステムコントローラ50に入力される。
第1のメモリ30は、撮影した画像データを格納するためのものであり、所定枚数の静止画像データを格納するのに十分な記憶量を備えている。また、第1のメモリ30は、システムコントローラ50の作業領域としても使用することが可能である。
圧縮・伸長回路32は、適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長するものでありであり、第1のメモリ30に格納された画像データを読み込んで圧縮処理あるいは伸長処理を行い、処理を終えた画像データを第1のメモリ30に書き込む。
アクセサリ着脱検知部35は、アクセサリの着脱を検知する。シャッタ制御部(露光制御手段)40は、フォーカルプレーンシャッタ9を制御する。ミラー制御部41は、メインミラー1をアップ、ダウンさせるためのモータと駆動回路からなる。
システムコントローラ50は、カメラ本体100の全体を制御する。第2のメモリ52は、システムコントローラ50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶する。光学フィルタ44は、水晶の複屈折板、位相板、赤外カットフィルタを積層して構成されている。
内蔵ストロボ(内蔵閃光装置)120は、カメラ本体100に内蔵され、被写体に対して閃光を発する。内蔵ストロボ120は、Xe管121、反射笠122、Xe管121の発光を制御するIGBT等で構成された発光制御回路123、Xe管121に給電する300V程度の電圧を発生する充電回路124を備える。
ファインダ内表示部(表示部)54は、システムコントローラ50でのプログラムの実行に応じて、カメラの動作状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置からなる。このファインダ内表示部54は、ファインダを観察した際にピント板2の下部に見えるように構成されている。
ファインダ内表示部54の表示内容としては、合焦表示、AEロック/FEロック表示、フラッシュ充電表示、赤目緩和設定表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出レベル/露出補正表示、連続撮影可能枚数表示等がある。不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能であり、例えば、EEPROM等が用いられる。
以下、本実施の形態におけるカメラの操作手段の説明を行う。操作手段はシステムコントローラ50への各種の動作指示を入力するものであり、スイッチやダイヤル、レバー等で構成される。
モードダイヤル60は、撮影モードを切り替える設定を行うことができる。第1のシャッタスイッチSW1(63)は、シャッタ釦62(図2)の半押しでオンとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理等の動作開始を指示する。
また、このSW1のオンで所定時間の測光タイマが起動し、この測光タイマの起動中はファインダ内表示部54や液晶モニタ28に測光結果より演算されたシャッタスピードや絞り値、露出レベル表示が表示される。測光タイマは、SW1のオンの継続や電子ダイヤル65、AEロック釦73等の操作部材(操作受付手段)の操作により更新される。第2のシャッタスイッチSW2(64)は、シャッタ釦62の全押しでオンとなり、一連の撮影処理の動作開始を指示する。
電源スイッチ61は、カメラの電源をオン/オフする。電子ダイヤル65は、撮影に関する選択、設定に使用する。電子ダイヤル65を1クリック回転操作して、位相のずれた2ビットの信号をシステムコントローラ50に送ることにより、回転方向と回転クリック数が検出される。
操作部101は各種釦類からなる。具体的には図3に示したDISP釦66、MENU釦67、再生釦69、消去釦70、イージーダイレクト釦71、測距点選択釦72、AEロック釦73、露出補正設定釦74がある。
電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されている。電源制御部80は、電源部86の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステムコントローラ50の指示に基づいて内部のDC−DCコンバータを制御し、各部へ電力を供給する。
電源制御部80と電源部86は、ボディ側の電源部端子82と電源側の電源部端子84で接続される。電源部86は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプタ等からなる。
メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインタフェース(I/F)90、記録媒体200と接続を行うボディ側記録媒体コネクタ92がある。このインタフェース90及びボディ側記録媒体コネクタ92は、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いて構成している。
通信部110は、USBやIEEE1394の通信機能を有する。コネクタ112は、通信部110によりカメラ本体100を他の機器と接続する。
記録媒体200は、メモリカードやハードディスク等である。記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、カメラ本体100とのインタフェース(I/F)204、カメラ本体100と接続を行うコネクタ206を備えている。
記録媒体200は、記録媒体着脱検知部98により、その着脱が検知される。通信線399は、後述のレンズ装置300とカメラ本体100側のシステムコントローラ50との通信を行う。通信線499は、後述の外付けストロボ400とカメラ本体100側のシステムコントローラ50との通信を行う。
次に、レンズ装置300の説明をする。
レンズ装置300において、撮影レンズ301は、被写体の光学像を内部に通過させ、撮像素子14に結像する。フォーカス制御部302は、撮影レンズ301を光軸方向に駆動して、ピントを合わせるためのモータ及びモータ駆動回路からなる。
距離検出部303は、撮影レンズ301の位置情報から被写体までの距離を検出するためのエンコーダからなる。絞り304は、シャッタ(フォーカルプレーンシャッタ)9との組み合わせで撮影時の撮像素子14への露光量を調整する。
絞り制御部305は、絞り304を駆動するモータ及びモータ駆動回路からなる。レンズ制御マイコン306は、フォーカス制御部302や絞り制御部305等を制御すると共に、カメラ本体100側のシステムコントローラ50との通信を制御する。
また、レンズ装置300は、レンズマウント310を介して、着脱可能にカメラ本体100に装着される。また、電気的にはシリアル通信線と電源部からなるマウント接点311でカメラ本体100に接続される。
次に、カメラ本体100に外付けされ、被写体に対して閃光を発する外付けストロボ(外付け閃光装置)400の説明をする。
外付けストロボ400は、Xe管401、反射笠402、Xe管401の発光を制御するIGBT等で構成された発光制御回路403、Xe管401に給電する300V程度の電圧を発生する充電回路404を備える。また、外付けストロボ400は、充電回路404に給電する電池等の電源部405、外付けストロボ400の発光、充電等を制御すると共に、カメラ本体100側のシステムコントローラ50との通信を制御するストロボ制御マイコン406を備える。
また、外付けストロボ400は、アクセサリシュー410を介して、着脱可能にカメラ本体100に装着される。また、電気的にはシリアル通信線とX端子(発光端子)からなるフラッシュ接点411でカメラ本体100に接続される。
次に、カメラ本体100に外付けされ、無線LAN、有線LAN機能を提供する無線LANアダプタ700の説明をする。
無線LANアダプタ700において、無線LANモジュール703は、無線LAN機能を集約したものであり、無線LAN通信のためのアンテナ704が接続されている。コネクタ705は、有線LAN接続のためのEthernet(登録商標)用コネクタである。マイコン706は、無線LANアダプタ700の各モジュールを統括的に制御する。
カメラ本体100と有線LAN、無線LANの通信はインタフェース(I/F)702を介して行われ、その制御はマイコン706によって行われる。操作部707は、マイコン706に接続されている。操作部707の操作内容はマイコン706により、インタフェース702、コネクタ701、93を介してカメラ本体100側へ送られる。電源部708は、マイコン706の指示により無線LANアダプタ700内の各部へ必要な電源を供給する。
図5は、図3におけるタッチパネルの検知領域を示す図である。
図5に示すように、タッチパネル33は液晶モニタ28の画面(表示面)を6行×7列に分割した42の領域(a1〜f7)を有し、押圧された位置が42の領域の内のどの領域内にあるかを検知可能なように構成されている。
タッチパネルル33の操作(タッチ操作)を行う場合は、液晶モニタ28に複数の操作釦アイコンが表示されている状態で、タッチパネル33内の対応する位置を選択的に押圧することにより操作を行う。操作釦アイコンは複数の領域の内、外周領域(第1の領域)より内側の領域(第2の領域)に配置されている。ここで外周領域とは、図5中のaの行(a1〜a7)、fの行(f1〜f7)、1の列(a1〜f1)、7の列(a7〜f7)である。
図6は、図3における液晶モニタの表示形態の例を示す図である。
図6において、(a)は、電源投入時にデフォルトで表示される撮影前情報表示であり、露出制御値や撮影に関わる各種設定が表示される。(b)は、画像処理に関わる各種設定等の詳細情報を表示するINFO表示(撮影設定情報の表示)である。
図6において、(c)は、カメラ全般の各種詳細設定を行う際のMENU表示である。(d)は、記録媒体200に記録された画像を表示する再生表示である。(e)は、液晶モニタ28が消灯している状態である。
以下、本実施の形態に係るデジタル一眼レフカメラの動作、表示について説明する。
以下に説明する一連の動作フローについては、メモリに記憶されたプログラムに基づき、システムコントローラ50によって制御される。まず、図7に基づいてDISP釦66操作時の動作フローを説明する。
図7は、図4の撮像装置によって実行されるDISP釦操作時の表示処理の手順を示すフローチャートである。
カメラ本体100の電源が入っている状態でDISP釦66を押下すると、図7のフローチャートが呼び出され、ステップS101よりシーケンスを開始する。
ステップS101では、DISP釦66の状態を確認し、DISP釦66がONされていればステップS102へ進み、ONされていなければ本処理を終了する。ステップS102では、液晶モニタ28にINFO画面を表示中であるか否か判別する。INFO画面を表示中であればステップS103へ、INFO画面を表示中でなければステップS105へ進む。
ステップS103では、液晶モニタ28にMENU画面を表示し、ステップS104へ進む。ステップS104では、タッチパネル機能を「有効」と設定し、タッチパネル33によるメニュー操作等を可能とすると共に、誤操作防止機能を「無効」と設定して本処理を終了する。
ステップS105では、液晶モニタ28にMENU画面を表示中であるか否か判別する。MENU画面を表示中であればステップS106へ、MENU画面を表示中でなければステップS108へ進む。ステップS106では、液晶モニタ28にINFO画面を表示し、ステップS107へ進む。ステップS107では、タッチパネル機能を「無効」と設定し、タッチパネル33による操作を受け付けなくすると共に、誤操作防止機能を「有効」と設定して本処理を終了する。
ステップS108では、液晶モニタ28に再生画面を表示中であるか否か判別する。再生画面を表示中であればステップS109へ、撮影前情報を表示中でなければステップS112へ進む。ステップS109では、撮影前情報表示設定が「表示」であるか否か判別する。尚、この撮影前情報表示設定はカメラ電源投入時のデフォルトは「表示」に設定されており、後述のステップS113、S114により設定が変更されるものである。撮影前情報表示設定が「表示」であればステップS110へ、撮影前情報表示設定が「表示」でなければステップS111へ進む。
ステップS110では、液晶モニタ28に撮影前情報を表示してステップS107へ進む。ステップS111では、液晶モニタ28を消灯してステップS107へ進む。
ステップS112では、液晶モニタ28に撮影前情報を表示中であるか否か判別する。撮影前情報を表示中であればステップS113へ進む。ここで撮影前情報を表示中でない状態であれば液晶モニタ28が消灯している状態であると判断し、ステップS114へ進む。ステップS113では、撮影前情報表示設定を「非表示」と設定してステップS111に進み、更にステップS107の処理を経て本処理を終了する。
ステップS114では、撮影前情報表示設定を「表示」と設定してステップS110へ進み、更にステップS107の処理を経て本処理を終了する。
次に、図8に基づいてMENU釦67操作時の動作フローを説明する。
図8は、図4の撮像装置によって実行されるMENU釦操作時の表示処理の手順を示すフローチャートである。
カメラ本体100の電源が入っている状態でMENU釦67を押下すると、図8のフローチャートが呼び出され、ステップS201よりシーケンスを開始する。ステップS201では、MENU釦67の状態を確認し、MENU釦67がONされていればステップS202へ進み、ONされていなければ本処理を終了する。
ステップS202では、液晶モニタ28にMENU画面を表示中であるか否か判別する。MENU画面を表示中であればステップS203へ、MENU画面を表示中でなければステップS207へ進む。ステップS203では、撮影前情報表示設定が「表示」であるか否か判別する。撮影前情報表示設定が「表示」であればステップS204へ、撮影前情報表示設定が「表示」でなければステップS205へ進む。
ステップS204では、液晶モニタ28に撮影前情報を表示してステップS206へ進む。ステップS205では、液晶モニタ28を消灯してステップS206へ進む。ステップS206では、タッチパネル機能を「無効」と設定し、タッチパネル33による操作を受け付けなくすると共に、誤操作防止機能を「有効」と設定して本処理を終了する。
ステップS207では、液晶モニタ28にMENU画面を表示し、ステップS208へ進む。ステップS208では、タッチパネル機能を「有効」と設定し、タッチパネル33によるメニュー操作等を可能とすると共に、誤操作防止機能を「無効」と設定して本処理を終了する。
次に、図9に基づいて再生釦69操作時の動作フローを説明する。
図9は、図4の撮像装置によって実行される再生釦操作時の表示処理の手順を示すフローチャートである。
カメラ本体100の電源が入っている状態で再生釦69を押下すると、図9のフローチャートが呼び出され、ステップS301よりシーケンスを開始する。ステップS301では、再生釦69の状態を確認し、再生釦69がONされていればステップS302へ進み、ONされていなければ本処理を終了する。
ステップS302では、液晶モニタ28に再生画面を表示中であるか否か判別する。再生画面を表示中であればステップS303へ、再生画面を表示中でなければステップS307へ進む。ステップS303では、撮影前情報表示設定が「表示」であるか否か判別する。撮影前情報表示設定が「表示」であればステップS304へ、撮影前情報表示設定が「表示」でなければステップS305へ進む。
ステップS304では、液晶モニタ28に撮影前情報を表示してステップS306へ進む。ステップS305では、液晶モニタ28を消灯してステップS306へ進む。ステップS306では、タッチパネル機能を「無効」と設定し、タッチパネル33による操作を受け付けなくすると共に、誤操作防止機能を「有効」と設定して本処理を終了する。
ステップS307では、液晶モニタ28に再生画面を表示し、ステップS308へ進む。ステップS308では、タッチパネル機能を「有効」と設定し、タッチパネル33によるメニュー操作等を可能とすると共に、誤操作防止機能を「無効」と設定して本処理を終了する。
次に、図10に基づいてタッチパネル33操作時の動作フローを説明する。
図10は、図4の撮像装置によって実行されるタッチパネル操作時の処理(その1)の手順を示すフローチャートである。
カメラ本体100の電源が入っている状態でタッチパネル33を触ると、図10のフローチャートが呼び出され、ステップS401よりシーケンスを開始する。ステップS401では、タッチパネル33の状態を確認し、タッチパネル33が触れられていればステップS402へ進み、触れられていなければ本処理を終了する。
ステップS402では、タッチパネル機能の設定状態を判別する。タッチパネル機能が「有効」と設定されていればステップS403へ進み、タッチパネル機能が「有効」と設定されていなければステップS404へ進む。尚、電源投入後のデフォルト状態では、液晶モニタ28に撮影前情報が表示されており、タッチパネル機能は「無効」と設定されている。ステップS403では、タッチパネル33の接触検出位置(タッチ検出位置)に従ってタッチパネル操作を受け付け、本処理を終了する。
ステップS404では、誤操作防止機能の設定状態を判別する。誤操作防止機能が「有効」と設定されていればステップS405へ進み、誤操作防止機能が「有効」と設定されていなければ本処理を終了する。尚、電源投入後のデフォルト状態では、液晶モニタ28に撮影前情報が表示されており、誤操作防止機能は「有効」と設定されている。
ステップS405では、タッチパネル33の押圧位置がMENU釦67近傍の領域a1内にあるか否かを判別する。接触検出位置が領域a1(特定の領域)内にあればステップS406に進み、接触検出位置が領域a1内になければステップS407に進む。
ステップS406では、MENU釦67の操作を無効として、ステップS407へ進む。ステップS407では、タッチパネル33の接触検出位置がDISP釦66近傍の領域a2内にあるか否かを判別する。接触検出位置が領域a2内にあればステップS408に進み、接触検出位置が領域a2内になければステップS409に進む。
ステップS408では、DISP釦66の操作を無効として、ステップS409へ進む。ステップS409では、タッチパネル33の接触検出位置が露出補正設定釦74近傍の領域a7もしくはb7内にあるか否かを判別する。接触検出位置が領域a7もしくはb7内にあればステップS410に進み、接触検出位置が領域a7もしくはb7内になければステップS411に進む。
ステップS410では、露出補正設定釦74の操作を無効として、ステップS411へ進む。ステップS411では、タッチパネル33の接触検出位置がイージーダイレクト釦71近傍の領域c7内にあるか否かを判別する。接触検出位置が領域c7内にあればステップS412に進み、接触検出位置が領域c7内になければステップS413に進む。
ステップS412では、イージーダイレクト釦71の操作を無効として、ステップS413へ進む。ステップS413では、タッチパネル33の接触検出位置が再生釦69近傍の領域d7内にあるか否かを判別する。接触検出位置が領域d7内にあればステップS414に進み、接触検出位置が領域c7内になければステップS415に進む。
ステップS414では、再生釦69の操作を無効として、ステップS415へ進む。ステップS415では、タッチパネル33の接触検出位置が消去釦70近傍の領域e7もしくはf7内にあるか否かを判別する。接触検出位置が領域e7もしくはf7内にあればステップS416に進み、接触検出位置が領域e7もしくはf7内になければ本処理を終了する。ステップS416では、消去釦70の操作を無効として、本処理を終了する。
以上説明した本実施の形態の構成によれば、液晶モニタ28にメニュー画面や再生画面が表示されている場合には、UI(ユーザインタフェース)としてタッチパネル33による各種設定操作を受け付ける。
一方、液晶モニタ28に撮影前情報やINFO画面を表示している場合、または液晶モニタ28が消灯している場合はタッチパネル33による各種設定操作は受け付けず、タッチパネル33は、近傍の釦の誤操作防止センサとして機能する。
本実施の形態においては、液晶モニタ28に撮影前情報を表示中に、顔等の物体がファインダ接眼窓509に近接するとディスプレイオフセンサ10によって、液晶モニタ28の表示を消灯するように構成されている。このため、この場合もタッチパネル33による各種設定操作は受け付けず、タッチパネル33は、近傍の釦の誤操作防止センサとして機能することとなる。
一般に、液晶モニタ28にメニュー画面や再生画面が表示されている状態では、ユーザが画面を注視している状況が多く、不用意に操作釦を押す可能性が低い。一方、液晶モニタ28に撮影前情報やINFO画面を表示している場合、または液晶モニタ28が消灯している場合はユーザがカメラを構えてアイピース5からファインダを注視している状況や、カメラのストラップを首や肩にかけて持ち運んでいる状況が多い。こういう状況では、操作釦を不用意に押す危険性がある。
また、メニュー画面や再生画面では多様な設定を分かりやすく操作できるUIとしてタッチパネルによる操作が有用である。一方、撮影前情報はユーザが撮影動作中に表示される表示であり、そこでの操作は直感的で即時性があり手探りによる操作が可能なことが求められ、ダイヤルや釦等のユーザが操作可能な操作部材で直接操作するほうが適している。また、INFO表示は確認のためのみの表示であり、ここで画面の情報を参照して操作する項目はない。また、液晶モニタ28が消灯している場合は、当然UIによるタッチパネル操作は不可能である。
本実施の形態では、上記のような各画面が表示されている際のカメラの状況を考慮し、画面の表示状態に応じ、タッチパネル33の機能を最適に切り換えるようにする。このような構成とすることで、別途誤操作防止のための検知手段を追加することなく、不用意押しによる操作釦の誤操作を防ぐことが可能となる。
尚、本実施の形態におけるタッチパネル33の方式としては、マトリクス型抵抗膜方式、超音波表面弾性波方式、赤外線走査方式、アナログ容量結合方式、アナログ抵抗膜方式等、接触検出ポイントが認識できるものであれば任意の方式を用いることができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態に係るデジタル一眼レフカメラについて説明する。
本実施の形態のカメラのタッチパネル33は公知のマトリクス型抵抗膜方式を用いている。マトリクス型抵抗膜方式タッチパネルは、透明導電膜が設けられた素材を透明導電膜間が上下に向い合う方向に貼り合わせ、指で押した時に透明導電膜同士が接触するように構成されている。
上側の透明導電膜はX方向に、下側の透明導電幕はY方向に短冊状の透明導電膜を形成し、互いに直交するように構成している。透明導電膜同士が接触した時、そのX座標、Y座標により接触検出された位置を検出する。この方式のタッチパネル33は接触検出位置を複数領域同時に検出可能である。
本実施の形態のカメラのタッチパネル33は、図5の検知領域内を6行×7列に分割した42の領域(a1〜f7)の各々において、それぞれ触れられているか否か検知可能なように構成されている。つまり、タッチパネル33の複数ポイントを同時に接触検出した場合や複数領域に亘って面状に接触検出した場合も、押圧されている領域の範囲を判別可能な構成となっている。
本実施の形態のカメラのその他の外観、電気的な構成を示すブロック図については、図1〜図4について第1の実施の形態で説明したものと同様である。
以下に、図11に基づいて本実施の形態のタッチパネル33操作時の動作フローを説明する。
図11は、図4の撮像装置によって実行されるタッチパネル操作時の処理(その2)の手順を示すフローチャートである。
カメラ本体100の電源が入っている状態でタッチパネル33を触ると、図11のフローチャートが呼び出され、ステップS501よりシーケンスを開始する。ステップS501では、タッチパネル33の状態を確認し、タッチパネル33が触れられていればステップS503へ進み、ONされていなければ本処理を終了する。
ステップS503では、タッチパネル操作判別処理を実施してステップS504に進む。タッチパネル操作判別処理の詳細については後述する。ステップS504では、誤操作防止機能の設定状態を判別する。誤操作防止機能が「有効」と設定されていればステップS505へ進み、誤操作防止機能が「有効」と設定されていなければ本処理を終了する。ステップS505以降の処理は、図10のステップS405以降の処理と同様であるので説明を省略する。
次に、タッチパネル操作判別処理の詳細を図12に基づいて説明する。
図12は、図11のステップS503で実行されるタッチパネル操作判別処理(その1)の手順を示すフローチャートである。
図11のステップS503により本サブルーチンが呼び出されると、ステップS601より処理を開始する。ステップS601では、タッチパネル33の接触検出領域が外周領域を含むか否か判別する。ここで外周領域とは図5中のaの行(a1〜a7)、fの行(f1〜f7)、1の列(a1〜f1)、7の列(a7〜f7)である。タッチパネル33の接触検出領域が外周領域を含んでいればステップS602へ進み、タッチパネル33の接触検出領域が外周領域を含んでいなければステップS603へ進む。
ステップS602では、タッチパネル機能を「無効」と設定し、タッチパネル33による操作を受け付けなくすると共に、誤操作防止機能を「有効」と設定して本処理を終了する。ステップS603では、タッチパネル機能を「有効」と設定し、タッチパネル33によるメニュー操作等を可能とすると共に、誤操作防止機能を「無効」と設定する。ステップS604では、タッチパネル33の接触検出位置に従ってタッチパネル操作を受け付け、本処理を終了する。
以上説明した本実施の形態の構成によれば、タッチパネル33の外周領域が触れられている場合は、タッチパネル33による各種設定操作は受け付けず、タッチパネル33は近傍の釦の誤操作防止センサとして機能する。
タッチパネル33の外周領域に対応する位置には操作釦アイコンは表示されていない。よって、タッチパネル33の外周領域が触れられている状況というのは、タッチパネル操作中であるなしにかかわらずユーザが意図しない領域が触れられている可能性が高い。このような状況では、タッチパネル33の触れられている領域近傍の操作釦も不意に押してしまっている可能性が高い。
本実施の形態によれば、タッチパネル33の接触検出位置情報から、上記のような操作釦の誤操作の高い状況を判断して、適切に操作釦の誤操作を防ぐことが可能である。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態に係るデジタル一眼レフカメラのタッチパネル操作判別処理の詳細を図13に基づいて説明する。
図13は、図11のステップS503で実行されるタッチパネル操作判別処理(その2)の手順を示すフローチャートである。
図11のステップS503により本サブルーチンが呼び出されると、ステップS701より処理を開始する。ステップS701では、タッチパネル33の縦方向または横方向に連続して所定数以上の領域が触れられている箇所があるか否か判別する。本実施の形態では、その所定数の値を3とし、縦方向または横方向に連続する3領域以上が触れられている箇所があればステップS702へ進み、縦方向または横方向に連続する3領域以上が触れられている箇所がなければステップS703へ進む。
ステップS702では、タッチパネル機能を「無効」と設定し、タッチパネル33による操作を受け付けなくすると共に、誤操作防止機能を「有効」と設定して本処理を終了する。ステップS703では、タッチパネル機能を「有効」と設定し、タッチパネル33によるメニュー操作等を可能とすると共に、誤操作防止機能を「無効」と設定する。ステップS704では、タッチパネル33の接触検出位置に従ってタッチパネル操作を受け付け、本処理を終了する。
本実施の形態のその他の構成については第2の実施の形態と同様である。
以上説明した本実施の形態の構成によれば、縦方向または横方向に連続する3領域以上が触れられている場合は、タッチパネル33による各種設定操作は受け付けず、タッチパネル33は近傍の釦の誤操作防止センサとして機能する。
タッチパネル33の操作を行う場合は、タッチパネル33内の1箇所を選択的に触れて操作する。よって、連続する複数領域が触れられている状況というのは、タッチパネル操作中であるなしにかかわらずユーザが意図しない領域が触れられている可能性が高い。このような状況では、タッチパネル33の触れられている領域近傍の操作釦も不意に押してしまっている可能性が高い。
本実施の形態によれば、タッチパネル33の接触検出位置情報から、上記のような操作釦の誤操作の高い状況を判断して、適切に操作釦の誤操作を防ぐことが可能である。
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態に係るデジタル一眼レフカメラのタッチパネル操作判別処理の詳細を図14に基づいて説明する。
図14は、図11のステップS503で実行されるタッチパネル操作判別処理(その3)の手順を示すフローチャートである。
図11のステップS503により本サブルーチンが呼び出されると、ステップS801より処理を開始する。ステップS801では、タッチパネル33の隣接しない複数領域が触れられているか否か判別する。隣接しない複数領域が触れられていればステップS802へ進み、隣接しない複数領域が触れられていなければステップS803へ進む。
ステップS802では、タッチパネル機能を「無効」と設定し、タッチパネル33による操作を受け付けなくすると共に、誤操作防止機能を「有効」と設定して本処理を終了する。ステップS803では、タッチパネル機能を「有効」と設定し、タッチパネル33によるメニュー操作等を可能とすると共に、誤操作防止機能を「無効」と設定する。ステップS804では、タッチパネル33の接触検出位置に従ってタッチパネル操作を受け付け、本処理を終了する。
本実施の形態のその他の構成については第2の実施の形態と同様である。
以上説明した本実施の形態の構成によれば、タッチパネル33の隣接しない複数領域が触れられている場合は、タッチパネル33による各種設定操作は受け付けず、タッチパネル33は近傍の釦の誤操作防止センサとして機能する。
タッチパネル33の操作を行う場合は、タッチパネル内の1箇所を選択的に触れて操作する。よって、隣接しない複数領域が触れられている状況というのは、タッチパネル操作中であるなしにかかわらずユーザが意図しない領域が触れられている可能性が高い。このような状況では、タッチパネル33の触れられている領域近傍の操作釦も不意に押してしまっている可能性が高い。
本実施の形態によれば、タッチパネル33の接触検出位置情報から、上記のような操作釦の誤操作の高い状況を判断して、適切に操作釦の誤操作を防ぐことが可能である。
[第5の実施の形態]
第2の実施の形態から第4の実施の形態ではそれぞれ、条件(1)接触検出領域が外周領域を含むか否か、条件(2)縦方向または横方向に連続する所定数以上の領域が触れられているか否か、条件(3)隣接しない複数領域が触れられているか否か、の条件の判別処理により、タッチパネル33の機能を制御する構成を説明した。
一方、上記3つの条件の内の複数の条件の論理演算の組み合わせを使用して判別処理を行うことも可能である。以下、本発明の第5の実施の形態に係るデジタル一眼レフカメラのタッチパネル操作判別処理の詳細を図15に基づいて説明する。
図15は、図11のステップS503で実行されるタッチパネル操作判別処理(その4)の手順を示すフローチャートである。
図11のステップS503により本サブルーチンが呼び出されると、ステップS901より処理を開始する。ステップS901では、タッチパネル33の接触検出領域が外周領域を含むか否か判別する。ここで外周領域とは図5中のaの行(a1〜a7)、fの行(f1〜f7)、1の列(a1〜f1)、7の列(a7〜f7)である。タッチパネル33の接触検出領域が外周領域を含んでいればステップS902へ進み、タッチパネル33の接触検出領域が外周領域を含んでいなければステップS905へ進む。
ステップS902では、タッチパネル33の縦方向または横方向に連続して所定数以上の領域が触れられている箇所があるか否か判別する。本実施の形態ではその所定数の値を3とし、縦方向または横方向に連続する3領域以上が触れられている箇所があればステップS904へ進み、縦方向または横方向に連続する3領域以上が触れられている箇所がなければステップS903へ進む。ステップS903では、タッチパネル33の隣接しない複数領域が触れられているか否か判別する。隣接しない複数領域が触れられていればステップS904へ進み、隣接しない複数領域が触れられていなければステップS905へ進む。
ステップS904では、タッチパネル機能を「無効」と設定し、タッチパネル33による操作を受け付けなくすると共に、誤操作防止機能を「有効」と設定して本処理を終了する。ステップS905では、タッチパネル機能を「有効」と設定し、タッチパネル33によるメニュー操作等を可能とすると共に、誤操作防止機能を「無効」と設定して本処理を終了する。
ステップS906では、タッチパネル33の接触検出位置に従ってタッチパネル操作を受け付け、本処理を終了する。
以上説明した本実施の形態の構成によれば、タッチパネル33の外周領域が触れられており、かつ連続する3領域以上が触れられているかまたは隣接しない複数領域が触れられている場合は、タッチパネル33による各種設定操作は受け付けない。そして、タッチパネル33は近傍の釦の誤操作防止センサとして機能する。
本実施の形態によれば、タッチパネル33の接触検出位置情報から、上記のような操作釦の誤操作の高い状況を判断して、適切に操作釦の誤操作を防ぐことが可能である。
上記第2の実施の形態から第5の実施の形態で説明した、タッチパネル33の外周部の定義や連続する複数領域の判定条件等については、カメラのレイアウトや画面サイズ、タッチパネルの分解能等の構成の特性に合わせて適宜設定して適用できる。
尚、上記第2の実施の形態から第5の実施の形態におけるタッチパネル33としては、マトリクス型抵抗膜方式を例に説明した。しかし、複数ポイントを同時に触れた場合や面状に触れた場合の触れられている領域を判別可能な構成であれば、光学検知方式等、任意の構成をとることができる。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
例えば、上記の実施の形態の機能を制御方法として、この制御方法を表示制御装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有するプログラムを表示制御装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。なお、このプログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。つまり、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種の記録媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPUなど)がプログラムを読み出して実行する処理である。