JP2012194222A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】特別な部材を新たに追加することなく、トナーシールの有無検知を確実に行うこと。
【解決手段】像担持体と、現像カートリッジ交換部と、前記現像カートリッジ交換部に着脱可能に保持され前記像担持体と当接する現像カートリッジと、現像剤収納部と、封止部材と、現像カートリッジ交換部駆動手段と、前記現像カートリッジ交換部駆動手段の駆動と停止を制御する制御手段と、前記現像カートリッジ交換部の位相を検知する現像カートリッジ交換部位相検知手段と、前記現像カートリッジ交換部駆動手段の負荷を検知する現像カートリッジ交換部駆動負荷検知手段を備える画像形成装置において、前記制御手段は、前記現像カートリッジ交換部位相検知手段と前記現像カートリッジ交換部駆動負荷検知手段の検知結果によって前記封止部材の有無を判断することを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、印刷装置、特に複写機、レーザビームプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関するものである。
画像形成装置の中で、2色以上のカラー画像を形成する電子写真式カラー画像形成装置には、ロータリ方式のものがある。ロータリ方式とは、単一の電子写真感光体(以下、感光体ドラムと記す)のみを備え、その上に現像剤(以下トナーと記す)の色数と同数回の作像サイクルを繰り返し、カラー画像を形成する方式である。ロータリ方式において中間転写体を用いた方式も実現されている。
ロータリ方式では、現像ロータリに各色を現像するカートリッジを装着している。カートリッジは、例えばイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の現像剤を収容する。ここで、カートリッジの容器は、トナーを保持するトナー容器と、現像を行う現像容器とに分けられる。そして、トナー容器と現像容器との間には、現像剤封止部材(以下トナーシールと記す)がある。このように、トナーシールがあることにより、実際の使用開始までの間に、トナー容器に収納されたトナーが現像容器へ流入しないようにしている。
トナーシールは、カートリッジを画像形成装置本体に装着して画像形成を行う際に、ユーザが取り除く必要がある。万一トナーシールが取り除かれていないカートリッジを画像形成装置本体に装着して画像形成を行うと、当該トナーの色が抜け落ちてしまう。
そこで従来、トナーシールが取り除かれていないカートリッジを画像形成装置に装着したことを検知する方法があった(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特許文献1では、トナー容器と、トナー容器を密閉するトナーシールがあり、トナーシールの取り付け位置から現像ローラに近い側に電極部材(1)が設けられる。一方、トナーシールの取り付け位置から現像ローラに遠い側には電極部材(2)が設けられる。そして、電極部材(1)、電極部材(2)で検出した静電容量の差からトナーシール有無検知を行う。
特許文献2ではトナー容器と、この容器を密閉するトナーシール、トナー容器内に設けられた撹拌羽と、撹拌羽を駆動する現像モータ、現像モータの駆動負荷を測定する現像モータ駆動負荷測定手段を備える。そして、トナーシールの有無で現像モータの駆動負荷が変化することを利用しトナーシール有無検知を行っている。
特開2004−151368 特開2007−328305
しかしながら、印字する画像パターンからトナー消費量を計算し、トナー残量を求める方式の場合、トナーの残量を検知することが主な目的で設けられている電極部材は不要である。また、ロータリ方式を採用する画像形成装置では、現像ロータリを回転させることによりトナーを撹拌することが可能である。このため、トナーの撹拌羽は不要である。
上記の理由からロータリ方式の画像形成装置では、従来例のようなトナーシール有無検知に電極部材や撹拌羽を備える手法は必ずしも必要ない。また、ロータリ方式には本来必要でない上述のような部材を新たに備えるとすると、コストアップの要因となる場合があった。
そこで、本発明の目的は、特別な部材を新たに追加することなく、トナーシールの有無検知を確実に行うことである。
上記目的を達成するために、本願発明の代表的な構成は、
複数色のトナー像が形成される回転可能な像担持体と、
画像形成装置の本体に設けられた回転可能な現像カートリッジ交換部と、
前記現像カートリッジ交換部に着脱可能に保持され前記像担持体と当接する現像カートリッジと、
前記現像カートリッジに設けられた現像剤を収容する現像剤収納部と、
前記現像剤収納部に収容されている前記現像剤を封止するための封止部材と、
前記現像カートリッジ交換部の駆動を行う現像カートリッジ交換部駆動手段と、
前記現像カートリッジ交換部駆動手段の駆動と停止を制御する制御手段と、
前記現像カートリッジ交換部の位相を検知する現像カートリッジ交換部位相検知手段と、
前記現像カートリッジ交換部駆動手段の負荷を検知する現像カートリッジ交換部駆動負荷検知手段を備える画像形成装置において、
前記制御手段は、前記現像カートリッジ交換部位相検知手段と前記現像カートリッジ交換部駆動負荷検知手段の検知結果によって前記封止部材の有無を判断することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、現像カートリッジ交換部の駆動負荷を測定することでトナーシール有無検知を行うことができる。これによって新規部材を設けることなくトナーシール有無検知を行うことができる。
カラー画像形成装置の全体構成の概略断面図。 ロータリモータの制御に係るブロック図。 引き抜かれていないトナーシールを有する現像カートリッジの状態を示す拡大断面図。 時間に対するロータリモータの電流値を示すグラフ。 トナーシールの有無検知手順を示すフローチャート。 現像ローラが感光体ドラムに当接する際のFG信号を示すグラフ。
〔第1実施形態〕
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。尚、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
(画像形成装置の構成)
まず、各部の構成について動作に従って説明する。図1は、カラー画像形成装置の全体構成の概略断面図である。
画像形成装置100は、ドラムユニット13を有する。ドラムユニット13は、ドラム形状で回転可能な感光体ドラム15(像担持体)と、クリーニング装置のクリーニング容器14とを一体的に構成している。ドラムユニット13は画像形成装置100本体に対して着脱自在であり、感光体ドラム15の寿命に合わせて容易にユニット交換が可能である。
感光体ドラム15の周上には、クリーナブレード16、導電ローラ17(一次帯電手段)が配置される。感光体ドラム15は、画像形成動作に応じて不図示のメインモータの駆動力により矢印方向に回転する。導電ローラ17によって感光体ドラム15を一様に帯電する。導電ローラ17周辺を帯電部という。
帯電部により一様に帯電された感光体ドラム15に潜像を形成するのが露光部である。露光部においては、スキャナ部30から感光体ドラム15へレーザ光が照射され、露光が行われる。
不図示のコントローラから画像展開された画像情報を受け取ると、スキャナ部30のレーザダイオードは、レーザ光をポリゴンミラー31へ照射する。ポリゴンミラー31は、スキャナモータ31aにより高速回転される。そして、ポリゴンミラー31によって反射したレーザ光が、結像レンズ32及び反射ミラー33を介して、一定速度で回転する感光体ドラム15の表面を選択的に露光する。この選択的露光が前記画像情報に対応するようになされるため、感光体ドラム15上には潜像が形成される。
感光体ドラム15上にトナー像を形成する現像部では、露光部により感光体ドラム15上に形成された潜像に対して、トナーを供給することにより現像を行う。現像部は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー(現像剤)を現像カートリッジ20内に収容する。現像カートリッジ20は、一体的な容器の内部が、トナーシール303(封止部材)によって遮られる。このようにトナーシール303によって遮られた現像カートリッジ20は、トナー容器301(現像剤収納部)と現像容器302とに分けられる。
現像カートリッジ20としては、イエローカートリッジ20Y、マゼンタカートリッジ20M、シアンカートリッジ20C、ブラックカートリッジ20Bがある。これら現像カートリッジ20は、現像ロータリ23(現像カートリッジ交換部)にそれぞれ着脱可能に保持される。現像ロータリ23は、不図示のロータリモータ(現像カートリッジ交換部駆動手段)により駆動され、ロータリ回転軸22を中心として回転する。
トナー像を形成する際には、各現像カートリッジが現像ロータリ23に保持された状態で回転移動する。現像ロータリ23の位相は、現像ロータリHPセンサ305(現像カートリッジ交換部位相検知手段)が現像ロータリ23に設けられた現像ロータリHP被検知部材304を検知したタイミングを基準として、ロータリモータの駆動時間によって検知される。
そして、現像ロータリ23の4つの現像カートリッジ20に配設される現像ローラ20sのうち、現像を行う色の現像ローラ20s(図1においてはイエロー現像ローラ20Ys)が、現像位置に停止する。その後、センサ読取部21が現像カートリッジ20の使用状況を記憶する不揮発性メモリ24m(記憶手段:図1においては不揮発性メモリ24Ym)を読み取る。そして、現像ローラ20sが感光体ドラム15に当接したことを検知してから、現像位置に停止した現像ローラ20sは、感光体ドラム15に対しトナーを塗布する。これにより、感光体ドラム15にはトナー像が形成される。
図2はロータリモータの制御に係るブロック図である。本実施形態ではロータリモータにPWM制御で駆動されるDCモータを使用する。PWM出力のDutyは、図2に示すように、ロータリモータ制御部503から取得したロータリモータの速度を入力とし、CPU501(制御手段)に設けられたロータリモータ出力決定部502がPID制御により決定する。CPU501は、現像ロータリ23のロータリモータ等、装置内の部材の駆動や停止を制御する。
また、CPU501に設けられたロータリモータ昇温予測部505は、ロータリモータ電流検知部504が検知したロータリモータの電流値とロータリモータ出力決定部502が決定したPWM出力のDutyからロータリモータの発熱量を求める。これにより、ロータリモータの昇温を予測する。
ロータリモータ出力決定部502は、ロータリモータの過度な昇温を防ぐ。具体的には、ロータリモータ出力決定部502は、ロータリモータが停止したタイミングでロータリモータ昇温予測部505の予測したロータリモータの昇温がある一定の閾値以上かを判断する。ここで、閾値以上の場合は予め定められた時間だけロータリモータの駆動を禁止する。
カラー画像形成時には、駆動ローラ4と二次転写対向ローラ5に張架される中間転写体9に一時転写される。不図示のメインモータにより駆動される中間転写体9の1回転毎に現像ロータリ23が1/4回転する。そして、イエローカートリッジ20Y、マゼンタカートリッジ20M、シアンカートリッジ20C、ブラックカートリッジ20Bの順にトナー像の形成がなされる。中間転写体9が4回転してイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのそれぞれのトナー像を多重転写することで、複数色のトナー像が多重転写されてカラー画像となったものが中間転写体9上に形成される。
上述のように現像ロータリ23が位置を制御され、図1においてはイエローカートリッジ20Yが、感光体ドラム15に対応した現像位置に停止している。ここで、イエローカートリッジ20Yでは、トナーが塗布ローラ20r(図1では、イエロー塗布ローラ20Yr)に送り込まれる。
そして、塗布ローラ20r及び現像ローラ20sはメインモータにより駆動され、塗布ローラ20rら現像ローラ20sにトナーが塗布される。そして、現像ローラ20sの外周に圧接されたブレード20b(図1ではイエローブレード20Yb)によってトナーの層厚が規制される。これによって、現像ローラ20sの外周にトナーが薄層塗布される。
この状態で、感光体ドラム15と対向した現像ローラ20sに現像バイアスを印加すると、感光体ドラム15上に形成された潜像に対してトナーが供給され、現像が行われる。この結果、感光体ドラム15上にはトナー像が形成される。
マゼンタカートリッジ20M、シアンカートリッジ20C、ブラックカートリッジ20Bについても上記同様なメカニズムで現像動作を行う。これにより、感光体ドラム15には各色の現像が行われる。尚、各色のカートリッジの各現像ローラ20sは、画像形成装置本体に設けられた各色の現像用高圧電源と接続されており、現像位置に移動された時、各色の現像毎に順次選択的に電圧が印加される。
感光体ドラム15と中間転写体9とが対向する一次転写部において、現像部で感光体ドラム15上に形成されたトナー像が中間転写体9に対して多重転写される。中間転写体9は図1の矢印方向に回転している。尚、図1では一次転写部である中間転写体9がベルトであるときの構成を示しているが、ベルトに限ったものではなく、例えば中間転写ドラムや転写材担持体などを使用しても良い。
中間転写体9は4回転することで、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順に各色のトナー像が多重転写される。こうして、中間転写体9上にカラー画像が形成される。
中間転写体9の外周の非画像領域には、各色の画像形成を開始するタイミングの基準とするための基準点であるホームポジションマーク9b(HPマーク)と、それを検知するための光学センサ9aが設けられている。
クリーニング部は、感光体ドラム15上のトナー像が中間転写体9に転写された後、感光体ドラム15上に残ったトナーをクリーナブレード16にてクリーニングする。クリーニングされた廃トナーはクリーニング容器14に蓄えられる。
給送部は記録媒体2を後述の二次転写領域に給送するものである。複数枚の記録媒体2を収納したカセット1と給送ローラ3、レジストローラ8から構成される。画像形成動作時には、画像形成動作に応じて不図示の給送モータにより駆動回転される給送ローラ3が、カセット1内の記録媒体2を1枚ずつ給送する。すると、記録媒体2は、レジストローラ8に到達する。
レジストローラ8は、記録媒体2の斜行を修正する。また、レジストローラ8には記録媒体2の通過を検出するためのシャッタ11が設けられている。また、シャッタ11の動きを検知する先端検知センサ6が設けられている。このため、先端検知センサ6は、シャッタ11の動きにより、記録媒体2の先端を検出することができる。そして、先端を検知してレジストローラ8にて搬送することで、画像形成動作のタイミングに合わせて記録媒体2を次工程である二次転写部に搬送することができる。
二次転写部は二次転写ローラ10と二次転写対向ローラ5からなる。二次転写ローラ10は、図1に示す実線の状態と破線の状態のように中間転写体9に対して当接・離間する。
中間転写体9上に各色のトナー像を多重転写する間は、中間転写体9上に形成されたトナー像を乱さぬよう、二次転写ローラ10は実線で示す下方に位置し、中間転写体9から離間している。
中間転写体9上に各色のトナー像を多重転写が終わると、記録媒体2に画像を二次転写するタイミングに合わせて二次転写ローラ10は破線で示す位置に不図示のカム部材により移動される。
移動した二次転写ローラ10と二次転写対向ローラ5は、記録媒体2と中間転写体9を所定の圧力で押しつける。このとき同時に二次転写ローラ10にはバイアスが印加され、中間転写体9上の画像は記録媒体2に二次転写される。
ここで中間転写体9と二次転写ローラ10はそれぞれメインモータにより回転駆動されて、両者に挟まれた状態の記録媒体2は二次転写が行われる。また、同時に、次工程の定着を行うために定着部25に搬送される。
定着部25は、記録媒体2上の画像を熱及び圧力を加えて定着させる。定着部25は、定着ローラ26と加圧ローラ27とを有している。記録媒体2は上記二次転写部から定着ローラ26と加圧ローラ27との間に搬送される。トナー像を有する記録媒体2は、定着ローラ26で加熱されつつ加圧ローラ27に加圧される。これにより、トナー像が記録媒体2に加熱定着される。
(画像形成装置の動作)
以上のように構成された画像形成装置によって、画像形成を行う一連の動作について説明する。
まず、図1に示す給送ローラ3を回転してカセット1内の記録媒体2を1枚給送し、レジストローラ8へ搬送する。そして、レジストローラ8の位置にある記録媒体2を、中間転写体9上に画像が形成されるまで待機させる。
一方、画像形成を行うために、感光体ドラム15は、導電ローラ17により表面を均一に帯電される。その後、スキャナ部30により、まずイエロー画像の潜像を形成する。潜像を形成すると同時にイエローカートリッジ20Yを駆動し、感光体ドラム15上の潜像にイエロートナーの現像を行う。イエロートナーの現像においては、トナーが潜像に付着するように、感光体ドラム15の帯電極性と同極性でほぼ同電位の電圧がトナーに印加される。
感光体ドラム15上に形成されたトナー像を中間転写体9に一次転写するため、中間転写体9を介して感光体ドラム15と対向する位置にある一次転写ローラ40に電圧を印加する。電圧は不図示の電源より印加され、感光体ドラム15上に形成されたトナー像と逆特性の電圧とする。これにより、感光体ドラム15のトナー像は、中間転写体9上に一次転写される。
イエローのトナー像を中間転写体9へ一次転写すると、現像ロータリ23が回転し、次に画像形成を行うマゼンタカートリッジ20Mが、感光体ドラム15に画像形成を行う現像位置に停止する。感光体ドラム15を帯電し、露光して形成された潜像に、イエローと同様にしてマゼンタのトナー像が形成される。感光体ドラム15に形成されたトナー像は、イエローと同様に中間転写体9に一次転写される。
次いでシアン、ブラックの潜像形成及び現像及び中間転写体9への一次転写を行い、中間転写体9の表面にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナーを多重転写したカラー画像を形成する。
中間転写体9にカラー画像が形成された後、レジストローラ8で待機させておいた記録媒体2を搬送する。二次転写ローラ10及び二次転写対向ローラ5にて記録媒体2を中間転写体9に圧接する。そして、同時に二次転写ローラ10にトナーと逆特性のバイアスを印加することで、中間転写体9上のカラー画像を記録媒体2に転写する。
中間転写体9から記録媒体2にカラー画像を転写させた後、中間転写体9上に残留する残留トナーを現像時のトナーの帯電極性とは逆極性に帯電させる。これは帯電ローラ39(ICLローラ)を用い、帯電ローラ39が中間転写体9に当接することで逆極性の帯電が行われる。
残留トナーを帯電終了後、帯電ローラ39は中間転写体9から離間される。なお、連続して画像形成を行う時は、帯電ローラ39が中間転写体9に当接し残留トナーを帯電している間に、次の画像のイエローが感光体ドラム15上に形成される。このとき、中間転写体9上に一次転写された画像が帯電ローラ39による当接位置を通過する時は、帯電ローラ39は中間転写体9から離間されている。
帯電ローラ39により帯電された残留トナーは、感光体ドラム15と中間転写体9が当接する一次転写部で感光体ドラム15に静電的に転写される。そして、残留トナーは、感光体ドラム15の回転に伴いクリーナブレード16に当接し、感光体ドラム15から除去される。クリーナブレード16に除去された残留トナーは、最終的にクリーニング容器14に回収される。この残留トナーを感光体ドラム15に転写する動作と、次の画像の1色目であるイエローのトナー像を感光体ドラム15から中間転写体9へ一次転写する画像形成動作とを同時に行う。
中間転写体9から記録媒体2へカラー画像の二次転写が終了した後、二次転写ローラ10は中間転写体9から離間される。
尚、二次転写ローラ10と中間転写体9との間に記録媒体2を狭持し搬送してカラー画像を二次転写している間に、次に形成する画像の画像形成を行う場合は、次画像のイエローのトナー像が感光体ドラム15に形成される。感光体ドラム15にこのイエローのトナー像が形成された後、次のマゼンタのトナー像が形成開始される前に、二次転写ローラ10は、中間転写体9との間で記録媒体2を狭持する当接位置から離間位置へと移動する。
記録媒体2は中間転写体9から剥離された後、定着部25へ搬送され、定着ニップ部で定着された後に排出ローラ36を介して本体上部の排出トレイ37上へ画像面を下向きにして排出され、画像形成動作は終了する。
(トナーシールの有無検知方法)
次にトナーシールの有無検知の方法について説明する。図3は、引き抜かれていないトナーシールを有する現像カートリッジの状態を示す拡大断面図である。図3においては、現像ロータリ23にトナーシール303が引き抜かれていない現像カートリッジ20(イエローカートリッジ20Y)がある。一方で、その他の現像カートリッジ20(マゼンタカートリッジ20M、シアンカートリッジ20C、ブラックカートリッジ20B)は、トナーシール303が引き抜かれている。
イエローカートリッジ20Yのトナーシール303が引き抜かれていない場合、現像ローラ20Ysは外周にトナーが塗布出来ない。すると、トナーシール303が引き抜かれた現像ローラ20Ms、20Cs、20Bsに比べ、現像接触部401(現像ニップ部)では感光体ドラム15との摩擦が大きくなる。
図4は時間に対するロータリモータの電流値を示すグラフである。ロータリモータを一定の目標速度で駆動し、各現像カートリッジ20が現像接触部401を通過するときのロータリモータの電流値は、図4のようになる。図4においては、ロータリモータを一定の速度で駆動し、各現像カートリッジ20が現像接触部401を通過するときのロータリモータの電流値を比較している。
図4のように、トナーシール303が引き抜かれていないイエローカートリッジ20Yが現像接触部401を通過するときの電流値は、他の現像カートリッジ20が通過するときの電流値よりも大きくなる。これは、トナーシール303が引き抜かれていない現像カートリッジ20の現像ローラ20sの摩擦は、トナーシール303が引き抜かれている現像カートリッジ20の現像ローラ20sよりも大きいことを表す。
このように、トナーシール303が存在する現像カートリッジ20、つまりトナーシール303が引き抜かれていない現像カートリッジ20が通過するときには、ロータリモータの電流値が通常よりも高くなる。このため、ロータリモータの電流値を計測することで、トナーシール303の有無の検知ができる。
(トナーシールの有無検知手順)
次に、トナーシール303が引き抜かれず、現像ローラ20sが感光体ドラム15を通過することをロータリモータの電流値によって検知する処理を説明する。図5はトナーシールの有無検知手順を示すフローチャートである。本フローチャートは、カラー画像形成装置に電力が投入された後、各現像カートリッジ20の不揮発性メモリ24m(24Ym、24Mm、24Cm、24Km)の読み取り完了後の処理を示す。尚、図5では、カートリッジを「CRG」と略して記載する。
図5に示すように、まず各カートリッジの不揮発性メモリ24Mの読み取りが完了すると、画像形成装置はメインモータを駆動する。そして、感光体ドラム15と中間転写体9の回転を開始すべく、メインモータ駆動を開始する(S101)。その後、現像ロータリ23の回転を開始すべく、ロータリモータを駆動する(S102)。
次に、現像ロータリHPセンサ305が現像ロータリHP被検知部材304を検知したタイミングと、ロータリモータの駆動時間から現像ロータリ23の位相を逐次求める。そして、現像ローラ20Ysが現像接触部401から所定値D1mm手前の位置を通過するまで待つ(S103)。
現像ローラ20Ysが現像接触部401から所定値D1mm以内になった場合、不揮発性メモリ24Ymに書き込まれた内容から、イエローカートリッジ20Yが新品かどうかを判断する(S104)。つまり、不揮発性メモリ24Mに記憶されている現像カートリッジ20の使用状態の情報を読取ることによって、CPU501が新品か否かを判断する。
イエローカートリッジ20Yが新品の場合、ロータリモータの電流値Irotをロータリモータ電流検知部504から取得する(S105)。
ここで、Irotが所定の閾値T以上の場合、トナーシール303が未除去であると判断し(S106)、トナーシール303未除去を検知した際の処理を実行する(S107)。
一方、Irotが閾値T未満の場合、現像ローラ20Ysが現像接触部401から所定値D2mm進んだかを判断し(S108)、所定値D2mm以上進んでいない場合は再びロータリモータ電流値を取得する処理S105に戻る。
上記S103〜S108を、イエローカートリッジ20Yのトナーシール有無検知の処理として説明した。これを、他のカートリッジ20M、20C、20Kについても同様に、トナーシールの有無検知を行う(S109)。
全てのカートリッジのトナーシール有無検知の処理が完了した後、ロータリモータ、メインモータを停止する(S110、S111)。
尚、上述の所定値D1、D2は現像ローラ20sが感光体ドラム15を通過するときの接触タイミングにより決定する装置固有の値である。
また、閾値Tは現像ローラ20sにトナーが塗布された状態で感光体ドラム15を通過するときの電流値と、現像ローラ20sにトナーが塗布されていない状態で感光体ドラム15を通過するときの電流値から求まる値である。閾値Tは、予め測定された結果に基づいて決定される装置固有の値である。
また、本実施形態では現像ローラ20sが現像接触部401の所定値D1mm手前〜D2mm通過の位置にない場合にIrotが閾値T2以上の場合は、ロータリモータの駆動負荷が予期しない状況で通常状態よりも高くなっていると判断する。
ここで、閾値T2は現像ローラ20sが感光体ドラム15と離間している状態でロータリモータが現像ロータリ23を回転させる際の電流値から予め決定される機種固有の値である。
次に、上記S107で説明した、トナーシール303が未除去であると判断したときの処理を説明する。
本実施形態ではトナーシール303が未除去であると判断された場合、ユーザが当該現像カートリッジ20を取り出すまで、プリント動作などにより当該現像カートリッジ20が現像接触部401にある状態でロータリモータを停止することを禁止する。すると、当該現像カートリッジ20の現像ローラ20sにトナーがない状態で感光体ドラム15に長時間当接することがなく、感光体ドラム15に対して高い負荷が長時間かかることを防止し、感光体ドラム15の劣化を防止することができる。
尚、S107において、トナーシール303未除去を検知した際の処理は、本実施形態のもののみに限るものではない。本実施形態の構成に加えてトナーシール303の未除去を画像形成装置の表示部に表示することで、ユーザにトナーシール303の未除去を知らせるように構成してもよい。
本実施形態ではロータリモータにDCモータを用いて、その電流値を測定することでロータリモータの負荷を検知し、これを現像カートリッジ交換部駆動負荷検知手段の検知結果としたが、これに限るものではない。例えば、ロータリモータの代わりにステッピングモータを用いてもよい。
また、本実施形態では閾値T、T2を装置固有の値としたが、これに限るものではない。例えば、環境によりロータリモータの負荷が変化する場合は、環境に応じて設定されてもよい。
以上、説明したように本実施形態によれば、トナーシール303の有無を既存の構成で、コストアップなしに検知することができる。
〔第2実施形態〕
第2実施形態を説明する。前述と同様の構成については、同一の符号を用いて説明を省略する。本実施形態は、ロータリモータの基板上に形成されたFG(Frequency Generator)パターンによってFG信号が出力されるロータリモータを使用する。
図6は現像ローラ20sが感光体ドラム15に当接する際のFG信号を示すグラフである。具体的には、図6(a)はトナーシール303が引き抜かれていないイエローカートリッジ20Yが現像接触部通過するときのFG信号である。図6(b)はトナーシール303が引き抜かれたマゼンタカートリッジ20M、シアンカートリッジ20C、ブラックカートリッジ20Bが現像接触部通過するときのFG信号である。
本実施形態においても、図3に示すように、トナーシール303が引き抜かれていない現像カートリッジ20をイエローカートリッジ20Yとする。
この場合、イエローカートリッジ20Yは、マゼンタカートリッジ20M、シアンカートリッジ20C、ブラックカートリッジ20Bに比べ、イエロー現像ローラ20Ysが感光体ドラム15に当接する際のロータリモータの駆動負荷の変動が大きくなる。すると、図6(b)は図6(a)に比べFG信号の入力間隔が大きくなる。
次に、FG信号を利用したトナーシールの有無検知の方法について説明する。
第1実施形態は、S106、S107において、ロータリモータの電流値Irotを取得し、Irotがある閾値T以上の場合はトナーシール303が未除去であると判断した。これに対して本実施形態では、S106、S107の代替として、ロータリモータ制御部503の出力するFG信号の周期Pを逐次測定し、周期Pが所定の閾値T3以上の場合はトナーシール303が未除去であると判断する。つまり、現像カートリッジ交換部駆動負荷検知手段の検知結果として、FG信号の周期Pを測定した測定結果を用いる。
ここで閾値T3というのは、現像ローラ20sにトナーが塗布された状態で感光体ドラム15を通過するときのFG信号と、現像ローラ20sにトナーが塗布されていない状態で感光体ドラム15を通過するときのFG信号から求まる値である。閾値T3は、予め測定された結果に基づいて決定される装置固有の値である。
以上、説明したように、第2実施形態によれば、ロータリモータの電流検知手段を持たない構成においても、トナーシール303の有無を既存の構成で、コストアップなしに検知することができる。
15…感光体ドラム
23…現像ロータリ
20…現像カートリッジ
20s…現像ローラ
20m…不揮発性メモリ
301…トナー容器
302…現像容器
303…トナーシール

Claims (5)

  1. 複数色のトナー像が形成される回転可能な像担持体と、
    画像形成装置の本体に設けられた回転可能な現像カートリッジ交換部と、
    前記現像カートリッジ交換部に着脱可能に保持され前記像担持体と当接する現像カートリッジと、
    前記現像カートリッジに設けられた現像剤を収容する現像剤収納部と、
    前記現像剤収納部に収容されている前記現像剤を封止するための封止部材と、
    前記現像カートリッジ交換部の駆動を行う現像カートリッジ交換部駆動手段と、
    前記現像カートリッジ交換部駆動手段の駆動と停止を制御する制御手段と、
    前記現像カートリッジ交換部の位相を検知する現像カートリッジ交換部位相検知手段と、
    前記現像カートリッジ交換部駆動手段の負荷を検知する現像カートリッジ交換部駆動負荷検知手段を備える画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記現像カートリッジ交換部位相検知手段と前記現像カートリッジ交換部駆動負荷検知手段の検知結果によって前記封止部材の有無を判断することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記現像カートリッジ交換部駆動負荷検知手段は、前記現像カートリッジと前記像担持体とが当接する現像接触部よりも所定値だけ手前の位置を前記現像カートリッジが通過したとき、現像カートリッジ交換部駆動手段の電流値が所定の閾値よりも高い場合に、前記現像カートリッジ交換部の駆動負荷が通常状態より高いことを検知することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記現像カートリッジ交換部駆動負荷検知手段は、前記現像カートリッジと前記像担持体とが当接する現像接触部よりも所定値だけ手前の位置を前記現像カートリッジが通過したとき、ロータリモータの基板上に形成されたFG(Frequency Generator)パターンの周期が所定の閾値以上の場合に、前記現像カートリッジ交換部の駆動負荷が通常状態より高いことを検知することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記封止部材が有ると判断された場合に前記現像カートリッジが前記像担持体と当接した状態で前記現像カートリッジ交換部駆動手段を停止させないように制御することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記現像カートリッジに具備された記憶手段に記憶された使用状態の情報を読取ることで、前記現像カートリッジが新品であると判断された場合に、前記封止部材の有無の判断を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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