JP2012191309A - 復号器、再生装置及び受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】符号シンボルのメトリックベクトル内の相異なるメトリック値間の相関を低減する。
【解決手段】実施形態によれば、復号器は、拡大体上で定義される多元LDPC(Low Density Parity Check)符号を反復復号する。復号器は、発生部103と、ディザ処理部104とを含む。発生部103は、雑音系列を発生する。ディザ処理部104は、多元LDPC符号のシンボルに割り当て可能な複数のラベルの夫々に対する受信信号の複数のメトリック値に雑音系列を付加する。
【選択図】図1

Description

実施形態は、多元LDPC符号の復号に関する。
低密度パリティ検査(LDPC; Low Density Parity Check)符号は、優れた誤り訂正能力を持つことで知られている。LDPC符号は、ガロア体(GF; Galois Field)(2)だけではなく拡大体上でも定義できる。以降の説明では、係るLDPC符号は、GF(2)上で定義されるバイナリLDPC符号と区別するために、多元LDPC符号と称される。多元LDPC符号において、符号語及び検査行列に含まれる全てのシンボルが拡大体上で定義される。
多元LDPC符号は、バイナリLDPC符号に比べて、同一の符号語長、符号化率の条件下で、より優れた符号化ゲインを示すことが知られている。また、多元LDPC符号の復号は、バイナリLDPC符号と同様に、BP(Belief Propagation)を用いた反復復号によって実現される。多元LDPC符号の復号において、符号語に含まれる各符号シンボルのメトリックは、拡大体上の各ラベルに対するメトリック値(確率値或いは対数尤度値)を要素として含むメトリックベクトルによって定義される。
一般に、LDPC符号に対するBPを用いた反復復号を理想的に実行するためには、理論上、各符号シンボルが互いに無相関であることが要求される。この前提は、多元LDPC符号に関しても共通である。換言すれば、相異なる符号シンボルが互いに相関を有する場合、或いは、符号シンボルのメトリックベクトル内の相異なるラベルに対するメトリック値が互いに相関を有する場合には、反復復号を正常に機能させることが困難となる。即ち、復号特性が劣化するおそれがある。
一般に、通信システム、記録再生システムなどにおいて、符号シンボルのメトリックベクトルはチャネル条件からの影響を受ける。従って、チャネルを介して受信された相異なる符号シンボルが互いに相関を有するおそれがある。
バイナリLDPC符号において、各符号シンボルは、1ビット単位で独立して定義される。従って、送受信段においてインタリーブ/デインタリーブなどの操作を適用することによって、符号シンボル間の相関を低減できる。即ち、チャネル条件に起因する復号特性の劣化を抑制できる。尚、多元LDPC符号においても、同様の操作を適用することによって、符号シンボル間の相関を低減することは可能である。
しかしながら、多元LDPC符号において、各符号シンボルがチャネル上で連続する複数ビット(或いは、複数サンプル)単位で独立して定義される場合がしばしばある。即ち、この場合には、各符号シンボル内の複数ビット(或いは、複数サンプル)を1つの処理単位として扱う必要があるので、符号シンボル内では前述の操作を適用できない。故に、係る操作によって、符号シンボルのメトリックベクトル内の相異なるメトリック値間の相関を低減することは不可能である。結果的に、多元LDPC符号の反復復号を正常に機能させることが困難となるので、多元LDPC符号の優れた符号化ゲインが十分に発揮されない。
特開2007−228588号公報
実施形態は、符号シンボルのメトリックベクトル内の相異なるメトリック値間の相関を低減することを目的とする。
実施形態によれば、復号器は、拡大体上で定義される多元LDPC(Low Density Parity Check)符号を反復復号する。復号器は、発生部と、ディザ処理部とを含む。発生部は、雑音系列を発生する。ディザ処理部は、多元LDPC符号のシンボルに割り当て可能な複数のラベルの夫々に対する受信信号の複数のメトリック値に雑音系列を付加する
実施形態に係る復号器の一部を例示するブロック図。 実施形態に係る復号器が行う処理を例示するフローチャート。 共通の検査ノードに関わる複数の符号シンボル(変数ノード)に対して図1の復号器が行う処理の説明図。 ディザ処理の一例の説明図。 ディザ処理の効果の説明図。 図1の変形例を示すブロック図。 図2の変形例を示すフローチャート。 共通の検査ノードに関わる複数の符号シンボル(変数ノード)に対して図6の復号器が行う処理の説明図。 実施形態に係る復号器を含む通信システムを例示するブロック図。 実施形態に係る復号器を含む記録再生システムを例示するブロック図。 第2の実施形態に係る復号器を含む再生装置を例示するブロック図。 第3の実施形態に係る復号器を含む再生装置を例示するブロック図。 第4の実施形態に係る復号器を含む再生装置を例示するブロック図。
以下、図面を参照しながら実施形態についての説明が展開される。尚、説明済みの要素と同一または類似の要素には同一または類似の符号が付され、重複する説明は基本的に省略される。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係る復号器は、図1に示されるように、巡回シフト部101、FFT(Fast Fourier Transform)部102、雑音発生部103、ディザ処理部104、検査ノード処理部105、IFFT(Inverse FFT)部106、逆巡回シフト部107及び変数ノード処理部108を含む。但し、後述のように、図1は、本実施形態に係る復号器の要素の一部を示しているに過ぎない。
本実施形態に係る復号器は、多元LDPC符号を復号する。多元LDPC符号は、拡大体(例えば、ガロア体)上で定義される。多元LDPC符号に関して、下記の数式(1)及び数式(2)が成立する。
Figure 2012191309
Figure 2012191309
上記の数式(1)において、cは拡大体上で定義される符号語(符号化系列)ベクトルを表し、Hは拡大体上で定義されるパリティ検査行列を表す。以降の説明において、符号語ベクトルc及びパリティ検査行列Hは、拡大体GF(2)(Mは、2以上の任意の整数)上で定義されることとする。即ち、符号語ベクトルc及びパリティ検査行列Hの各要素(即ち、シンボル)には、拡大体上のラベルα=0,1,α,・・・,αq−2のいずれか1つが与えられる。ここで、x=−∞,0,1,・・・,q−2のいずれかである。また、q=2である。ラベルαは、Mビットで表現することができる。
上記の数式(2)に示されるように、パリティ検査行列Hの任意の行(注目行)の非零要素と符号語ベクトルcの対応する要素との積の総和は、拡大体における零元となる。また、数式(2)において、p(x)は拡大体を定義する原始多項式を表す。hHk(x)及びcHk(x)は、パリティ検査行列Hの注目行における非零要素及び符号語ベクトルの対応する要素の多項式表現である。dは、パリティ検査行列Hの注目行における非零要素の個数を表す。
本実施形態に係る復号器は、チャネルを介して、符号語を搬送する受信信号系列を得る。復号器は、基本的には、受信信号系列のシンボル硬判定結果が上記の数式(1)を満たす符号語ベクトルのいずれかに一致するまでBPを用いた反復復号を実行する。
以下、図1、図2及び図3を用いて、本実施形態に係る復号器の詳細が述べられる。但し、図2のステップS201,・・・,ステップS205の処理は、図1に示されていない機能部によって実行される。
チャネルを介して得られた受信信号系列i,・・・,i(Lは符号語に含まれるシンボル数)に基づいて、シンボル毎にメトリックベクトルが生成される(図2のステップS201)。メトリックベクトルの要素は、対象シンボルの各ラベルに対するメトリック値である。即ち、メトリックベクトルは、q個の要素を含む。例えば、第n(n=1,・・・,L)番目のシンボルに対応する受信信号iのメトリックベクトルp(i|c)は、下記の数式(3)によって確率密度関数の形式で定義できる。
Figure 2012191309
数式(3)における各メトリック値p(i|c=α)は、受信信号iを条件とする事象c=αの条件付き確率を表す。cは、送信された符号語の第n番目のシンボルを表す。各受信信号i,・・・,iは、メトリックベクトルに基づいてシンボル硬判定される(ステップS202)。即ち、各受信信号i,・・・,iに対応するシンボルc,・・・・,cのラベルが硬判定される。数式(3)のメトリックベクトルp(i|c)を仮定すると、受信信号iのシンボル硬判定結果は、典型的には、下記の数式(4)で表すことができる。即ち、メトリックベクトルp(i|c)において、最大のメトリック値を示すラベルαが受信信号iのシンボル硬判定結果となる。
Figure 2012191309
係るシンボル硬判定が受信信号i,・・・,iに行われることにより、一時推定語が生成される。一時推定語には前述のパリティ検査行列Hが乗じられ、シンドロームベクトルが導出される(ステップS203)。続いて、シンドロームベクトルが零ベクトルであるか否か(即ち、一時推定語が符号語であるか否か)が判定される(ステップS204)。
シンドロームベクトルが零ベクトルあれば、復号成功なので復号処理は終了する。シンドロームベクトルが零ベクトルでなければ、反復復号の試行回数が最大反復回数に達しているか否かが判定される(ステップS205)。
反復復号の試行回数が最大反復回数に達していれば、復号失敗なので復号処理は終了する。反復復号の試行回数が最大反復回数に達していなければ、後述されるBP処理(図2のステップS206,・・・,ステップS212に相当する)を経て各シンボルのメトリックベクトルは更新され、前述のシンボル硬判定及びシンドロームベクトルの導出が反復される。
ステップS206,・・・,ステップS212の処理は、図1に示される復号器によって実行される。図3は、1つの検査ノードに関わる複数の符号シンボル(変数ノード)に対して図1の復号器が行う処理を表現している。図1の復号器は、全ての検査ノードに関して係る処理を行うことによって、ステップS206,・・・,ステップS212の処理を実現する。
図3において、巡回シフト部101、FFT部102、雑音発生部103、ディザ処理部104、IFFT部106、逆巡回シフト部107及び変数ノード処理部108は4つずつ描かれ、検査ノード処理部105は1つ描かれている。即ち、検査ノード処理部105以外の機能部による処理は、4つの変数ノードに対して個別に実行される。また、係る処理パスの数は、検査ノードに関する変数ノードの総数に一致する。検査ノードに関する変数ノードとは、タナ−グラフ表現において当該検査ノードにエッジを介して接続される変数ノードを意味する。換言すれば、検査ノードに関する変数ノードとは、パリティ検査行列において当該検査ノードに対応する行の非零要素と乗算される符号シンボルを意味する。
巡回シフト部101は、各シンボルのメトリックベクトル10と、各シンボルのラベル情報20とを入力する。巡回シフト部101は、各シンボルのラベル情報20に従って、各シンボルのメトリックベクトル10の要素を巡回シフトする(ステップS206)。FFT部102は、巡回シフト部101によって巡回シフトされた各シンボルのメトリックベクトルにFFTを適用する(ステップS207)。
ディザ処理部104は、後述される雑音発生部103が発生する雑音系列を用いて、FFTが適用された各シンボルのメトリックベクトルに後述されるディザ処理を行う(ステップS208)。
検査ノード処理部105は、ディザ処理済みのメトリックベクトルに基づいて、検査ノードに関する複数のシンボルに検査ノード処理を行う(ステップS209)。尚、検査ノード処理は、公知のものを採用できるので、その詳細な説明は省略される。
IFFT部106は、検査ノード処理された各シンボルのメトリックベクトルにIFFTを適用する(ステップS210)。逆巡回シフト部107は、各シンボルのラベル情報20に従って、IFFTされた各シンボルのメトリックベクトルの要素を逆巡回シフトする(ステップS211)。即ち、ステップS210及びステップS211において、ステップS207及びステップS206の逆処理が行われる。
変数ノード処理部108は、各シンボルのメトリックベクトルに基づいて変数ノード処理を行う(ステップS212)。処理はステップS212からステップS202へと戻る。尚、変数ノード処理は、公知のものを採用できるので、その詳細な説明は省略される。
尚、メトリック値が確率値ではなく対数尤度値によって定義される場合にも、本実施形態は適用可能である。但し、メトリック値が対数尤度値によって定義される場合には、メトリックベクトルにFFTを適用することができない。従って、図2の処理は例えば図7に示される処理に変形される。図7は、図2の処理からステップS207及びステップS210が除去されたものを示している。同様に、メトリック値が対数尤度値によって定義される場合には、FFTに関する機能部(FFT部102及びIFFT部106)は復号器において不要である。従って、前述の図1及び図3もまた、図6及び図8に夫々変形される。
以下、ディザ処理の詳細な説明が述べられる。
本実施形態において、ディザ処理とは、雑音系列をメトリックベクトルに付加することを意味する。より具体的には、下記の数式(5)に示されるように、ディザ処理において、雑音系列の各要素(即ち、雑音成分)がメトリックベクトルの各要素(即ち、メトリック値)に付加される。
Figure 2012191309
尚、図2の例によれば、ディザ処理部104は、下記の数式(6)に示されるFFTの結果である周波数領域のメトリックベクトルF(p(i|c))に雑音系列を付加する。
Figure 2012191309
即ち、図2の例によれば、ディザ処理部104は、数式(5)及び数式(6)を組み合わせた下記の数式(7)に示される演算を行う。尚、数式(3)のメトリック値は確率値によって定義されるので、数式(5)により付加される雑音成分は非負であるものに限られる。一方、数式(6)のメトリック値は、±∞の定義域を持つので、ディザ処理の自由度が高い。また、FFTは直交変換であるから、ディザ処理部104が数式(5)に代えて数式(7)に従ってディザ処理を実行したとしても、動作の一般性は失われない。
Figure 2012191309
ところで、図2にはディザ処理は反復復号の試行毎に実行される処理であるかのように描かれているが、反復復号の過程においてディザ処理が選択的に実行されてもよい。例えば、反復復号の試行回数が閾値を超えるなどの何らかの条件が満たされるときに限ってディザ処理が実行されてもよいし、付加される雑音系列の大きさを実質的に微小化するためにディザ処理の実行頻度が調整されてもよい。例えば、T回の試行中t回に限ってディザ処理が実行されてもよい(1≦t<T)。係る実行頻度の調整によれば、ディザ処理によい付加される雑音系列の大きさを実質的にt/T倍に微小化できる。
雑音発生部103は、前述の通り、ディザ処理のための雑音系列を発生する。雑音系列の発生分布は、一様分布またはガウス分布であってもよいし、他の分布であってもよい。また、雑音発生部103は、典型的には、M系列、P系列、Gold系列などの雑音系列を発生したり、メルセンヌ・ツイスタ法に従って雑音系列を発生したり、熱雑音を利用して雑音系列を発生したりする。但し、雑音発生部103が雑音系列を発生するために利用可能な手法は特に制限されない。
一般に、雑音系列の付加は、復号特性を却って劣化させる要因となりかねない。一方、雑音系列の付加は、受信信号のチャネル条件に依存して発生した相関を低減するかもしれない。そこで、雑音系列は、チャネル条件に依存して発生する相関の影響を十分に無視できる程度の分散を持ち、かつ、復号特性を劣化させることのない程度の分散を持つことが望ましい。即ち、雑音系列の分散の下限はチャネル条件に依存して発生する相関の大きさに基づいて定めることができるし、雑音系列の分散の上限は当該雑音系列を付加した場合の復号特性に基づいて定めることができる。
雑音発生部103は、図3に示されるように、共通の検査ノードに関する複数のシンボル間で相異なる雑音系列を発生してもよい。係る動作(A)によれば、ディザ処理を通じて、シンボル間の相関を低減できる。また、雑音発生部103は、本実施形態に係る復号器による多元LDPC符号の反復復号の相異なる試行間で各シンボルに対して相異なる雑音系列を発生してもよい。係る動作(B)によれば、反復復号の過程で各メトリック値に同じ雑音成分が反復して蓄積されることによる復号特性の劣化を回避できる。更に、上記の動作(A),(B)が組み合わせられてもよい。即ち、雑音発生部103は、ディザ処理部104がディザ処理を実行する毎に、新たに雑音系列を発生してもよい。係る動作(C)によれば、動作(A),(B)の両方の効果を得ることができる。また、雑音系列の各要素は、理想的には、互いに無相関である。係る雑音系列をメトリックベクトルに付加することにより、メトリック値間の相関を低減できる。
尚、ディザ処理部104の実装に依存して、前述の数式(5)或いは数式(7)は種々の演算によって実現される。
例えば、ディザ処理部104がソフトウェアによって実装され、メトリック値が浮動小数点数によって表現される場合には、ディザ処理部104は数式(5)或いは数式(7)を浮動小数点数の加算によって実現してもよい。
また、ディザ処理部104がデジタル回路によって実装され、メトリック値がN(Nは任意の整数)ビット値に量子化される場合には、ディザ処理部104は数式(5)或いは数式(7)を以下のように実現してもよい。具体的には、図4に示されるように、雑音系列がM系列などのランダムビット列であって、ディザ処理部104は数式(5)或いは数式(7)を各メトリック値のLSB(Least Significant Bit)と各ランダムビットとの論理演算(例えば、排他的論理和)によって実現してもよい。尚、雑音の分散などに応じて、論理演算の対象となるビットが最下位2ビット、3ビット・・・のように拡張されてもよい。即ち、一般化するならば、ディザ処理部104は、2元ビット値へ量子化された雑音系列を用いて2元ビット値へ量子化された複数のメトリック値をマスキングすることによって、数式(5)或いは数式(7)を実現してもよい。マスキングは、論理和、論理積及び排他的論理和のうち少なくとも1つを含む任意の論理演算である。或いは、ディザ処理部104は、マスキングに代えてキャリー付き加算を行ってもよい。但し、マスキングを採用する方がディザ処理部140を簡易に実装できる。
尚、ディザ処理における「付加」とは、厳密な「加算」である必要はなく、メトリックベクトルに雑音系列という微小な影響を反映する演算であればよい。例えば、「付加」は、「減算」であってもよい。
図5は、受信信号系列に対する多元LDPC符号のビット誤り率特性を示している。図5の例では、受信信号系列は磁気記録チャネルを介して得られるものであり、多元LDPC符号は拡大体GF(32)上で定義されている。曲線32はディザ処理を適用する場合の特性を描き、曲線31はディザ処理を適用しない場合の特性を描く。曲線31は、チャネル条件に起因するメトリック値間の相関の影響によって、ビット誤り率10−5程度で特性が不安定になる(エラーフロアが発生している)。一方、曲線32は、係るエラーフロアが発生することなくビット誤り率10−7程度まで安定して復号特性の改善が確認できた。
以上説明したように、第1の実施形態に係る復号器は、各シンボルのメトリックベクトルに雑音系列を付加するディザ処理を通じて、メトリック値間の相関を低減させる。従って、本実施形態に係る復号器によれば、多元LDPC符号の反復復号が正常に機能して高い符号化ゲインを達成することができる。
尚、本実施形態に係る復号器は、典型的には、通信システムのうちの受信装置或いは記録再生システムのうちの再生装置に組み込まれ得る。以下、本実施形態に係る復号器の適用例が説明される。
本実施形態に係る復号器は、例えば図9に示される通信システムのうちの受信装置に組み込まれ得る。図9の通信システムは、送信装置及び受信装置を含む。送信装置は、ユーザデータ301を処理し、アンテナ306を介して無線信号を送信する。一方、受信装置は、図示しない通信チャネル及びアンテナ311を介して送信装置からの無線信号を受信し、これを処理してユーザデータ316を復元する。
送信装置は、LDPC符号化器302、シンボルマッピング部303、変調器304及び送信部305を含む。LDPC符号化器302は、多元LDPC符号の生成行列を用いてユーザデータ301を符号化し、符号語を得る。シンボルマッピング部303は、符号語に含まれる符号シンボルをマッピングする。変調器304は、マッピングされた符号シンボルを変調する。送信部305は、変調された符号シンボルを調整することによって送信のための無線信号を生成し、これをアンテナ306に供給する。
受信装置は、受信部312、復調器313、シンボルデマッピング部314及びLDPC復号器315を含む。受信部312は、アンテナ311から供給される無線信号を調整することにより、変調された符号シンボルを復元する。復調器313は、変調された符号シンボルを復調する。シンボルデマッピング部314は、復調された符号シンボルをデマッピングすることによって、受信信号系列を得る。LDPC復号器315は、本実施形態に係る復号器に相当する。即ち、LDPC復号器315は、シンボルのメトリック値間の相関を低減するためのディザ処理を含む反復復号を受信信号系列に対して実行することにより、ユーザデータ316を復元する。
本実施形態に係る復号器は、例えば図10に示される記録再生システムのうちの再生装置に組み込まれ得る。図10の記録再生システムは、記録装置及び再生装置を含む。記録装置は、ユーザデータ401を処理し、処理済みの信号を記憶媒体406に書き込む。一方、再生装置は、記憶媒体411に記録された信号を再生し、これを処理してユーザデータ416を復元する。記憶媒体406,411は、磁気ディスク媒体、光ディスク媒体、光磁気ディスク媒体、半導体メモリなどの任意の記憶媒体である。
記録装置は、RLL(Run−Length Limited)符号化器402、LDPC符号化器403、プリコーダ404及び記録部405を含む。RLL符号化器402は、ユーザデータ401にRLL符号化を行い、RLL符号語を得る。LDPC符号化器403は、多元LDPC符号の生成行列を用いてRLL符号語を符号化し、LDPC符号語を得る。プリコーダ404は、LDPC符号語にチャネルの逆特性を与える。記録部405は、プリコーダ404による処理済みの信号を記憶媒体406に記録する。
再生装置は、再生部412、等化器413、LDPC復号器414、RLL復号器415を含む。再生部412は、記憶媒体406に記録された信号を再生する。等化器413は、再生された信号のチャネル等化を行うことにより、受信信号系列を得る。LDPC復号器414は、本実施形態に係る復号器に相当する。即ち、LDPC復号器414は、シンボルのメトリック値間の相関を低減するためのディザ処理を含む反復復号を受信信号系列に対して実行することによって、RLL符号語を復元する。RLL復号器415は、RLL符号語を復号することによってユーザデータ416を復元する。尚、LDPC符号器403とRLL符号器402とは、順序を入れ替えて実装することも可能である。この場合には受信側において、LDPC復号器414及びRLL復号器415の順序も入れ替えることで受信処理が達成される。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る復号器は、例えば図11に示される再生装置に組み込まれ得る。尚、本実施形態に係る復号器は、図示しない受信装置に組み込まれてもよい。図11の再生装置は、記憶媒体411からユーザデータ416を再生する。図11の再生装置は、再生部412、等化器413、LDPC復号器414、RLL復号器415、雑音量決定器501及び干渉量推定器502を含む。本実施形態に係る復号器は、図11のLDPC復号器414、雑音量決定器501及び干渉量推定器502に相当する。
前述の通り、雑音系列は、チャネル条件に依存して発生する相関の影響を十分に無視できる程度の分散を持ち、かつ、復号特性を劣化させることのない程度の分散を持つことが望ましい。そこで、本実施形態に係る復号器は、受信信号に関する干渉量を推定し、干渉量に応じて雑音量(例えば、雑音系列の分散)を増減させることによって、効果的なディザ処理を実現する。
干渉量推定器502は、受信信号に関する干渉量(例えば、SINR(Signal to Interference + Noise Ratio))を推定する。SINRによれば、チャネル上の連続したサンプル間の相関を見積もることができる。SINRの推定は、例えば既知のトレーニング系列を利用することによって実現可能である。干渉推定器502は、推定した干渉量を雑音量決定器501へ通知する。
雑音量決定器501は、干渉推定器502からの干渉量に応じて、雑音量を決定する。例えば、雑音量決定器501は、干渉量が大きくなるほど雑音量も大きくする。雑音量決定器501は、決定した雑音量をLDPC復号器414内の雑音発生部(図示しない)に設定する。この雑音発生部は、設定された雑音量に従って雑音系列を発生する。
以上説明したように、第2の実施形態に係る復号器は、受信信号に関する干渉量を推定し、当該干渉量に応じて雑音量を増減させる。従って、本実施形態に係る復号器によれば、チャネル条件が時間変化する場合であってもこれに追従して適切な雑音系列を発生するので、効果的なディザ処理が可能となる。具体的には、磁気ディスク、光ディスクなどを含む記録再生システム、通信システムなどにおいて、サンプル間の干渉状況が連続時間で変化する場合にも、本実施形態に係る復号器によれば、多元LDPC符号の反復復号が正常に機能して高い符号化ゲインを達成できる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態に係る復号器は、例えば図12に示される再生装置に組み込まれ得る。尚、本実施形態に係る復号器は、図示しない受信装置に組み込まれてもよい。図12の再生装置は、記憶媒体411からユーザデータ416を再生する。図12の再生装置は、再生部412、等化器413、LDPC復号器414、RLL復号器415及び雑音量決定器511を含む。本実施形態に係る復号器は、図12のLDPC復号器414及び雑音量決定器511に相当する。
前述のように、雑音系列は、チャネル条件に依存して発生する相関の影響を十分に無視できる程度の分散を持ち、かつ、復号特性を劣化させることのない程度の分散を持つことが望ましい。そして、第2の実施形態に係る復号器は、受信信号に関する干渉量を推定し、干渉量に応じて雑音量を増減させることによって、効果的なディザ処理を実現する。ところが、干渉量を推定する機能部を設けることが困難な場合、干渉量が未知である場合などに、第2の実施形態を適用することは容易でない。そこで、本実施形態に係る復号器は、復号が失敗した場合に雑音量を試行錯誤的に増減させることによって、雑音量を適切なレベルに収束させる(即ち、効果的なディザ処理を実現する)。
雑音量決定器511は、復号結果に応じて雑音量を試行錯誤的に増減させる。具体的には、雑音量決定器511は、決定済みの雑音量に基づく復号が失敗する(例えば、反復復号の試行回数が最大反復回数に達する)と、この決定済みの雑音量を変更して受信信号に対する復号をやり直す。例えば、雑音量決定器511は、比較的大きな初期値から段階的に小さくなるように雑音量を変更してもよいし、比較的小さな初期値から段階的に大きくなるように雑音量を変更してもよいし、決定可能な最小の雑音量から最大の雑音量までの範囲内でランダムに雑音量を変更してもよい。雑音量決定器511は、決定した雑音量をLDPC復号器414内の雑音発生部(図示しない)に設定する。この雑音発生部は、設定された雑音量に従って雑音系列を発生する。尚、雑音量決定器511は、初回の復号時には雑音系列を発生させないように雑音発生部を設定し、初回の復号が失敗した場合に雑音量の初期値を設定してもよい。
第3の実施形態に係る復号器は、決定済みの雑音量に基づく復号が失敗すると、この決定済みの雑音量を試行錯誤的に変更して受信信号に対する反復復号をやり直す。従って、本実施形態に係る復号器によれば、干渉量が未知の状況にあっても適切な雑音量が探索されて効果的なディザ処理が実現される。
(第4の実施形態)
第4の実施形態に係る復号器は、例えば図13に示される再生装置に組み込まれ得る。尚、本実施形態に係る復号器は、図示しない受信装置に組み込まれてもよい。図13の再生装置は、記憶媒体411からユーザデータ416を再生する。図13の再生装置は、再生部412、等化器413、LDPC復号器414、RLL復号器415、雑音量決定器511及び再生制御器521を含む。本実施形態に係る復号器は、図13のLDPC復号器414、雑音量決定器511及び再生制御器521に相当する。
前述の第3の実施形態に係る復号器は、決定済みの雑音量に基づく復号が失敗すると、この決定済みの雑音量を試行錯誤的に変更して受信信号に対する反復復号をやり直す。一方、本実施形態に係る復号器は、決定済みの雑音量に基づく復号が失敗すると、この決定済みの雑音量を試行錯誤的に変更すると共に受信信号を再取得し、再取得した受信信号に対して変更済みの雑音量に基づく復号を改めて実行する。
再生制御器521は、雑音量決定器511が雑音量を変更する場合に、再生部412に受信信号を再取得させる。再取得された受信信号は、等化器413を経てLDPC復号器414に入力される。
第4の実施形態に係る復号器は、決定済みの雑音量に基づく復号が失敗すると、この決定済みの雑音量を試行錯誤的に変更すると共に受信信号を再取得し、再取得した受信信号に対して変更済みの雑音量に基づく復号を改めて実行する。従って、本実施形態に係る復号器によれば、干渉量が未知の状況にあっても適切な雑音量が探索されて効果的なディザ処理が実現される。また、本実施形態に係る復号器は、雑音量の変更に併せて受信信号を再取得するので、復号の成否が一時的なチャネル条件の悪化によって左右されにくい。
尚、本実施形態に係る復号器が図示しない受信装置に組み込まれる場合には、再生制御器521は、送信装置に信号の再送信を要求する機能部に置き換えられてよい。
上記各実施形態の処理は、汎用のコンピュータを基本ハードウェアとして用いることで実現可能である。上記各実施形態の処理を実現するプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体に格納して提供されてもよい。プログラムは、インストール可能な形式のファイルまたは実行可能な形式のファイルとして記憶媒体に記憶される。記憶媒体としては、磁気ディスク、光ディスク(CD−ROM、CD−R、DVD等)、光磁気ディスク(MO等)、半導体メモリなど、プログラムを記憶でき、かつ、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体であれば、何れであってもよい。また、上記各実施形態の処理を実現するプログラムを、インターネットなどのネットワークに接続されたコンピュータ(サーバ)上に格納し、ネットワーク経由でコンピュータ(クライアント)にダウンロードさせてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10・・・メトリックベクトル
20・・・ラベル情報
101・・・巡回シフト部
102・・・FFT部
103・・・雑音発生部
104・・・ディザ処理部
105・・・検査ノード処理部
106・・・IFFT部
107・・・逆巡回シフト部
108・・・変数ノード処理部
301,316,401,416・・・ユーザデータ
302,403・・・LDPC符号化器
303・・・シンボルマッピング部
304・・・変調器
305・・・送信部
306,311・・・アンテナ
312・・・受信部
313・・・復調器
314・・・シンボルデマッピング部
315,414・・・LDPC復号器
402・・・RLL符号化器
404・・・プリコーダ
405・・・記録部
406,411・・・記憶媒体
412・・・再生部
413・・・等化器
415・・・RLL復号器
501,511・・・雑音量決定器
502・・・干渉量推定器
521・・・再生制御器

Claims (11)

  1. 拡大体上で定義される多元LDPC(Low Density Parity Check)符号を反復復号する復号器において、
    雑音系列を発生する発生部と、
    前記多元LDPC符号のシンボルに割り当て可能な複数のラベルの夫々に対する受信信号の複数のメトリック値に前記雑音系列を付加するディザ処理部と
    を具備する、復号器。
  2. 前記複数のメトリック値にFFT(Fast Fourier Transform)を適用する変換部を更に具備し、
    前記ディザ処理部は、前記FFTが適用された前記複数のメトリック値に前記雑音系列を付加する、
    請求項1の復号器。
  3. 前記発生部は、共通の検査ノードに関する複数のシンボル間で相異なる前記雑音系列を発生し、かつ、前記復号器による前記多元LDPC符号の反復復号の相異なる試行間で各シンボルに対して相異なる前記雑音系列を発生する、請求項1の復号器。
  4. 前記ディザ処理部は、2元ビット値へ量子化された前記雑音系列を用いて2元ビット値へ量子化された前記複数のメトリック値をマスキングすることによって、前記複数のメトリック値に前記雑音系列を付加する、
    請求項1の復号器。
  5. 前記マスキングは、論理和、論理積及び排他的論理和の少なくとも1つを含む論理演算である、請求項4の復号器。
  6. 前記雑音系列の雑音量を決定する決定部を更に具備し、
    前記発生部は、前記雑音量に従って前記雑音系列を発生する、
    請求項1の復号器。
  7. 前記受信信号に関する干渉量を推定する推定部を更に具備し、
    前記決定部は、前記干渉量に応じて前記雑音量を増減させる、
    請求項6の復号器。
  8. 前記決定部は、決定済みの前記雑音量に基づく復号が失敗する場合に、前記決定済みの雑音量を変更する、請求項6の復号器。
  9. 前記決定済みの記雑音量に基づく復号が失敗する場合に、前記受信信号を再取得する再取得部を更に具備する、請求項8の復号器。
  10. 記憶媒体から前記受信信号を得る再生部と、
    請求項1記載の復号器と
    を具備する再生装置。
  11. 通信チャネルを介して前記受信信号を得る受信部と、
    請求項1記載の復号器と
    を具備する、受信装置。
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