JP5833945B2 - 受信装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)を受信する受信装置及びプログラムに関するものである。
日本の地上デジタル放送方式であるISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting - Terrestrial)は、固定受信機向けにハイビジョン放送(又は複数標準画質放送)を実現している。次世代の地上デジタル放送方式では、従来のハイビジョンに変わり、3Dハイビジョン放送やハイビジョンの16倍の解像度を持つスーパーハイビジョンなど、さらに情報量の多いサービスを提供することが求められている。
近年、無線によるデータ伝送容量を拡大するための手法として、複数の送受信アンテナを用いるMIMO(Multiple Input Multiple Output)システムが提案されている。MIMOを用いる伝送システムでは、空間分割多重(SDM:Space Division Multiplexing)や、時空間符号(STC:Space Time Codes)が行われる。SDMの実現例としては、水平偏波及び垂直偏波の両偏波を同時に用いる偏波MIMO方式などが提案されている。
また、デジタル伝送に用いられる誤り訂正技術として、ターボ符号やLDPC(Low Density Parity Check)符号が優れた誤り訂正能力を持ち、多くの伝送方式に採用されている。これらの符号の復号処理は、対数尤度比(LLR:Log Likelihood Ratio)と呼ばれるパラメータを用いて、各ビットが0又は1である確率推定を行い、算出した対数尤度比を用いて復号処理を繰り返し行う。この対数尤度比は一般的には更新されないが、対数尤度比を更新する手法も知られている(例えば、非特許文献1参照)。非特許文献1には、n回目の推定結果を用いて直交振幅変調多重のシンボル点のうちの2点を決定し、決定した2点のシンボル点と実際の受信シンボル点(送信信号の推定値)との2乗ユークリッド距離を算出して尤度比を更新する手法が示されている。
Wadayama, "A Coded Modulation Scheme Based on Low Density Parity Check Codes", IEICE TRANS.FUNDAMENTALS,Vol.E84-A,No.10,Oct.2001
非特許文献1に示されている対数尤度比を更新する手法では、誤り訂正の推定語cに基づく更新後の対数尤度比(以下、「更新対数尤度比」ともいう)λ’は、受信シンボル点座標(送信信号の推定値)x^、雑音分散σ^を用いて、式(1)で表される。ここで、P(・|・)は条件付確率であり、式(2)(3)で表される。なお、雑音分散σ^は、全帯域で一定の値としている。
Figure 0005833945
,cはマッピング処理によってデータがグレー符号化される場合、1シンボルのデータ内のk番目のビット(0≦k≦μ−1)のみ異なり、式(4)で表される。μは変調方式に対応するビット数であり、例えば1024QAMの場合はμ=10である。
式(2)において従来、雑音分散σ^は帯域全体で算出されるため、一定値を用いている。しかし、MIMO伝送においては受信アンテナ間のレベル差やマルチパスといった要因から、雑音分散はキャリア毎に異なるため、更新対数尤度比に誤差が生じることがある。復号過程において更新対数尤度比を出来るだけ正確に求めることが誤り訂正の性能を左右するため、更新対数尤度比の誤差が誤り訂正効果を妨げているという問題があった。
本発明の目的は、上記問題を解決するため、キャリア単位でのC/N情報を活用し、更新対数尤度比の精度を高めることにより、誤り訂正能力を向上させることが可能な受信装置及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る受信装置は、SISOシステムにおいて、LDPC符号により符号化されたOFDM信号を受信する受信装置であって、受信したOFDM信号をフーリエ変換して複素ベースバンド信号を生成する入力処理部と、前記複素ベースバンド信号に含まれる既知のパイロット信号をもとに各キャリアの伝送路応答を算出する伝送路応答算出部と、前記複素ベースバンド信号を前記伝送路応答で除算して送信信号の推定値を生成する等化部と、受信したOFDM信号の帯域雑音分散を算出し、該帯域雑音分散に対してキャリアごとに重み係数を乗じ、各キャリアの雑音分散であるキャリア雑音分散を算出する雑音分散算出部と、前記キャリア雑音分散及び前記送信信号の推定値を用いて、送信された各ビットの尤度比を算出する尤度比算出部と、前記送信信号の推定値を、送信信号の変調方式に対応するようにビット配列を変更する受信信号ビット再配列部と、前記キャリア雑音分散からビット単位の雑音分散を生成するビット雑音分散生成部と、前記尤度比算出部により算出された尤度比、前記受信信号ビット再配列部により生成されたビット再配列後の送信信号の推定値、及び前記ビット雑音分散生成部により生成されたビット単位の雑音分散を用いて繰り返し演算することにより、送信されたビットの推定値である推定語を算出する誤り訂正復号部と、を備えることを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る受信装置は、MIMOシステムにおいて、LDPC符号により符号化されたOFDM信号を受信する受信装置であって、複数の受信アンテナから受信したOFDM信号をフーリエ変換して、複数の受信アンテナに対応する複数の複素ベースバンド信号を生成する入力処理部と、前記複素ベースバンド信号にウェイト行列を乗算することにより送信信号の推定値を生成するMIMO検出部と、前記伝送路応答を用いて前記複素ベースバンド信号から送信信号の推定値を生成するMIMO検出部と、受信したOFDM信号の帯域雑音分散を算出し、該帯域雑音分散に対してキャリアごとに重み係数を乗じ、各キャリアの雑音分散であるキャリア雑音分散を算出する雑音分散算出部と、前記キャリア雑音分散及び前記送信信号の推定値を用いて、送信された各ビットの尤度比を算出する尤度比算出部と、前記送信信号の推定値を、送信信号の変調方式に対応するようにビット配列を変更する受信信号ビット再配列部と、前記キャリア雑音分散からビット単位の雑音分散を生成するビット雑音分散生成部と、前記尤度比算出部により算出された尤度比、前記受信信号ビット再配列部により生成されたビット再配列後の送信信号の推定値、及び前記ビット雑音分散生成部により生成されたビット単位の雑音分散を用いて繰り返し演算することにより、送信されたビットの推定値を復号する誤り訂正復号部と、を備えることを特徴とする。
さらに、上記受信装置において、前記雑音分散算出部は、前記帯域雑音分散に対してキャリアごとに重み係数を乗じ、前記伝送路応答の振幅又は前記ウェイト行列の要素の値が大きいキャリアほど小さくなるように前記各キャリアの雑音分散を算出することを特徴とする。
さらに、上記受信装置において、前記誤り訂正復号部は、尤度比を用いて繰り返し演算することにより推定語を算出する軟判定復号部と、前記受信信号ビット再配列部により生成されたビット再配列後の送信信号の推定値、及び前記ビット雑音分散生成部により生成されたビット単位の雑音分散を用いて、前記軟判定復号部により算出された推定語の尤度比を算出する尤度比最適化部と、を備え、前記軟判定復号部は、尤度比の初期値として前記尤度比算出部により算出された尤度比を用い、繰り返し演算をする際にはその都度、前記尤度比最適化部により算出された尤度比を用いて前記推定語を算出することを特徴とする。
さらに、上記受信装置において、前記尤度比算出部により算出された尤度比をビット単位でデインターリーブ処理するビットデインターリーブ部を更に備え、前記誤り訂正復号部は、前記軟判定復号部により算出された推定語をビット単位でインターリーブ処理する再ビットインターリーブ部と、前記尤度比最適化部により算出された尤度比をビット単位でデインターリーブ処理する再ビットデインターリーブ部と、を更に備え、前記OFDM信号がビット単位でインターリーブ処理されている場合には、前記尤度比最適化部は、前記再ビットインターリーブ部によりインターリーブ部処理された推定語の尤度比を算出し、前記軟判定復号部は、前記OFDM信号がビット単位でインターリーブ処理されている場合には、尤度比の初期値として前記尤度比算出部により算出された尤度比を用い、繰り返し演算をする際にはその都度、前記再ビットデインターリーブ部によりデインターリーブ処理された尤度比を用いて前記推定語を算出することを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係るプログラムは、コンピュータを、上記受信装置として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、OFDM信号を受信する受信装置において、キャリア単位でのCN比情報を活用し、更新対数尤度比の精度を高めることにより、誤り訂正能力を向上させることができる。
本発明の実施例1に係る受信装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係る受信装置における雑音分散算出部の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係る受信装置における誤り訂正復号部の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施例2に係る受信装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施例2に係る受信装置における誤り訂正復号部の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施例3に係る受信装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施例3に係る受信装置における雑音分散算出部の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施例3に係る受信装置における誤り訂正復号部の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施例4に係る受信装置の構成例を示すブロック図である。 BER特性のシミュレーション結果の第1の例を示すグラフである。 BER特性のシミュレーション結果の第2の例を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。また、以下の説明において、添え字のiはOFDM信号のキャリア番号を意味する。添え字のiは、適宜省略するものとする。
実施例1では、SISOシステムにおいて、軟判定復号により復号可能な誤り訂正符号により符号化されたOFDM信号を受信する受信装置について説明する。軟判定復号により復号可能な誤り訂正符号とは、LDPC符号やターボ符号などである。LDPC符号やターボ符号の復号は、軟判定値を元に繰り返し復号を行う。
図1は、本発明の実施例1に係る受信装置の構成例を示すブロック図である。図1に示すように、受信装置1−1は、受信アンテナ11と、入力処理部12と、伝送路応答算出部13と、等化部14と、第1周波数デインターリーブ部15と、雑音分散算出部16と、第2周波数デインターリーブ部17と、尤度比算出部18と、受信信号ビット再配列部19と、ビット雑音分散生成部20と、誤り訂正復号部21と、を備える。なお、受信装置1−1に対して送信信号を送信する送信装置が周波数インターリーブ処理を行わない場合には、第1周波数デインターリーブ部15及び第2周波数デインターリーブ部17を備える必要はない。
入力処理部12は、送信装置から送信される信号を、受信アンテナ11を介して受信する。図1に示すように、入力処理部12は、GI(Guard interval)除去部121と、フーリエ変換部122と、パイロット信号抽出部123と、を備える。
GI除去部121は、受信アンテナ11を介して受信したOFDM信号を直交復調処理してベースバンド信号を生成する。そして、GI除去部121は、ガードインターバルを除去して有効シンボル信号を抽出し、フーリエ変換部122に出力する。
フーリエ変換部122は、GI除去部121により抽出された有効シンボル信号に対して、離散フーリエ変換処理を施して周波数領域の複素ベースバンド信号yを生成し、パイロット信号抽出部123、等化部14、及び雑音分散算出部16に出力する。
パイロット信号抽出部123は、フーリエ変換部122により生成された複素ベースバンド信号yから既知のSP(Scattered Pilot)と呼ばれるパイロット信号を抽出し、伝送路応答算出部13に出力する。
伝送路応答算出部13は、パイロット信号抽出部123により抽出されたパイロット信号をもとに各キャリアの伝送路応答Hを算出し、等化部14及び雑音分散算出部16に出力する。
等化部14は、フーリエ変換部122により生成された複素ベースバンド信号yを伝送路応答算出部13により算出された伝送路応答Hで複素除算し、伝送路歪みを除去して送信信号の推定値
Figure 0005833945
を生成し、尤度比算出部18に出力する。
第1周波数デインターリーブ部15は、等化部14により生成された送信信号の推定値に対し、周波数方向にデインターリーブ処理(送信装置の周波数インターリーブ処理により並べ替えられたデータを元の順序に戻す処理)を行い、デインターリーブ処理されたデータを尤度比算出部18に出力する。
受信装置1−1は、LDPC復号に必要な対数尤度比を算出するために、雑音分散を算出する必要がある。第1周波数デインターリーブ部15によりデインターリーブ処理されたデータキャリアから帯域全体の雑音分散を算出してもよいが、より精度の高い雑音分散を算出するには、後述するように、データキャリアでないキャリア、例えばAC(Auxiliary Channel)やTMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)と呼ばれるキャリアを用いて帯域全体の雑音分散を推定し、各キャリアに対して雑音分散の重み付けを行う必要がある。したがって、図1に示す受信装置1−1では、雑音分散算出部16を、第1周波数デインターリーブ部15と尤度比算出部18との間ではなく、第1周波数デインターリーブ部15の前に配置している。
雑音分散算出部16は、キャリアごとの雑音分散(以下、「キャリア雑音分散」という)
Figure 0005833945
を算出し、第2周波数デインターリーブ部17に出力する。詳細については後述する。
第2周波数デインターリーブ部17は、雑音分散算出部16により生成されたキャリア雑音分散に対してデインターリーブ処理を行い、デインターリーブ処理されたデータを尤度比算出部18及びビット雑音分散生成部20に出力する。
尤度比算出部18は、第1周波数デインターリーブ部15によりデインターリーブ処理された送信信号の推定値x^、及び第2周波数デインターリーブ部17によりデインターリーブ処理されたキャリア雑音分散σ^ を用いて送信信号の推定値の各ビットの尤度比λを算出し、誤り訂正復号部21に出力する。
尤度比としては、一般的に対数尤度比(LLR:Log-Likelihood Ratio)が用いられる。n番目のビットの対数尤度比λは、n番目のビットのビット値bが0となる尤度関数とn番目のビットのビット値bが1となる尤度関数との比の対数で表される。つまり、対数尤度比λは、雑音分散σと、理想シンボル点s及び送信信号の推定値x^の間の2乗ユークリッド距離とを用いて式(5)(6)(7)により表される。
Figure 0005833945
受信信号ビット再配列部19は、第1周波数デインターリーブ部15によりデインターリーブ処理された送信信号の推定値x^を、送信信号の変調方式に対応するようにビット配列を変更し、ビット再配列後の送信信号の推定値
Figure 0005833945
を誤り訂正復号部21に出力する。
ビット雑音分散生成部20は、第2周波数デインターリーブ部17によりデインターリーブ処理されたキャリア雑音分散σ^ からビット単位のキャリア雑音分散
Figure 0005833945
を生成して誤り訂正復号部21に出力する。例えば、変調方式が1024QAMのあるシンボルのキャリア雑音分散σ^ の値がAであり、次のシンボルのキャリア雑音分散σ^ の値がBである場合には、ビット単位のキャリア雑音分散σ^ik の値は、10ビット連続Aであり、続いて10ビット連続bとなる。
誤り訂正復号部21は、尤度比算出部18により算出された尤度比λn、受信信号ビット再配列部19により生成されたビット再配列後の送信信号の推定値x^’、及びビット雑音分散生成部20により生成されたビット単位のキャリア雑音分散σikを用いて、送信されたビットの推定値cを復号する。詳細は後述する。
[雑音分散算出部]
次に、雑音分散算出部16について詳細に説明する。図2は、雑音分散算出部16の構成例を示すブロック図である。図2に示すように、雑音分散算出部16は、帯域雑音分散算出部161と、キャリア雑音分散算出部162と、を備える。
帯域雑音分散算出部161は、受信したOFDM信号の帯域雑音分散(OFDM信号の帯域全体における平均雑音分散)
Figure 0005833945
を算出し、キャリア雑音分散算出部162に出力する。
帯域雑音分散の算出方法としては、MER(Modulation Error Ratio)の値から算出する方法などが知られている。変調多値数が大きいキャリアのMERの値は、低CN比(Carrier to Noise Ratio)領域において信頼できる値が得られず、MERの値から算出した雑音分散も信頼できる値とはならない。そのため、送信信号が地上デジタルテレビジョン放送の伝送方式のように64QAM、QPSK、BPSKなどで変調されているキャリアが混在するOFDM信号の場合には、変調多値数の小さいキャリア(この場合BPSK)のMERの値から雑音分散を算出するほうが良い精度を得られる。例えば、地上デジタル放送ISDB−Tの場合、AC(Auxiliary Channel)、TMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)と呼ばれるキャリアはBPSK変調されるため、これらのキャリアのそれぞれに雑音分散を求め、帯域雑音分散を算出するのが好適である。なお、帯域雑音分散σ−は、等化部14により生成された送信信号の推定値x^を用いて算出してもよいし、フーリエ変換部122により生成された複素ベースバンド信号yを用いて算出してもよい。
キャリア雑音分散算出部162は、帯域雑音分散算出部161により算出された帯域雑音分散σ−に対して、式(8)に示すようにキャリアごとに重み係数Cを乗じ、伝送路応答Hの振幅が大きいキャリアほど小さくなるようにキャリア雑音分散σ^ を算出(推定)する。重み係数Cは式(9)に示すαと式(10)に示すα−との比で求まる。E[・]は消失キャリアではない判定フラグT=0のキャリアについての相加平均を表す。αの逆数はキャリアの信頼度を表すため、信頼度が大きいキャリアほど雑音分散を小さくすることができる。
Figure 0005833945
[誤り訂正復号部]
次に、誤り訂正復号部21について詳細に説明する。図3は、誤り訂正復号部21の構成例を示すブロック図である。図3に示すように、誤り訂正復号部21は、一般的な軟判定復号部210と、尤度比最適化部215と、を備える。
軟判定復号部210は、既知の復号アルゴリズム(例えば、sum-product復号法)により、尤度比算出部18により算出された尤度比λを用いて繰り返し演算することにより、送信されたビットの推定値である推定語cを算出する。図3ではLDPC符号の復号を行う場合を示しており、軟判定復号部210は、行処理部211と、列処理部212と、推定語算出部213と、パリティチェック部214と、を備える。
行処理部211は、m=1,2,・・・M(=N−K)の順にHmn=1を満たす全ての組(m,n)に対して式(11)の更新式により外部値αmnを更新する。事前値βmnの初期値は0である。ここで、sign(x)は式(12)で表される関数であり、f(x)は式(13)で表される関数である。
Figure 0005833945
ここで、A(m)は検査行列Hのm行目において1のある列インデックスの集合を表す。積計算、和計算の範囲としている集合
Figure 0005833945
は、集合A(m)からnを除いた集合を表す。
列処理部212は、n=1,2,・・・Nの順にHmn=1を満たす全ての組(m,n)に対して、式(14)を利用して事前値βmnを更新する。
Figure 0005833945
ここで、B(n)は検査行列Hのn列目において1のある行インデックスの集合を表す。和計算の範囲としている集合
Figure 0005833945
は、集合B(n)からmを除いた集合を表す。
推定語算出部213は、式(15)により、推定語c={c,…,c,…,c}を算出する。
Figure 0005833945
パリティチェック部214は、推定語算出部213により生成された推定語cが符号語になっているか否かを検査し、推定語cが式(16)を満たす場合には推定語cを復号結果として出力する。推定語cが式(16)を満たしていない場合には、パリティチェック部214は、繰り返し処理を行うために、推定語算出部213により生成された推定語cを、尤度比最適化部215に出力する。
Figure 0005833945
尤度比最適化部215は、受信信号ビット再配列部19により生成されたビット再配列後の送信信号の推定値x^’、及びビット雑音分散生成部20により生成されたビット単位の雑音分散σ^ik を用いて、パリティチェック部214により生成された推定語cの各ビットについて、式(17)により更新対数尤度比λ’を算出する。マッピング処理によってデータがグレー符号化される場合、C,Cの2点のシンボル点のみについて尤度比を算出する。C,Cはそれぞれ1シンボルのデータであり、尤度比の算出対象となるビットの値のみそれぞれ0,1で異なり、他のビットの値は同一である。
Figure 0005833945
尤度比最適化部215により算出された更新対数尤度比λ’は行処理部211に入力される。つまり、軟判定復号部210は、尤度比の初期値として尤度比算出部18により算出された尤度比λを用い、繰り返し演算をする際にはその都度、尤度比最適化部215により算出された尤度比λ’を用いて推定語cを算出する。
上述したように、実施例1の受信装置1は、入力処理部12により、受信したOFDM信号をフーリエ変換して複素ベースバンド信号yを生成し、伝送路応答算出部13により、複素ベースバンド信号yに含まれる既知のパイロット信号をもとに各キャリアの伝送路応答Hを算出し、等化部14により、複素ベースバンド信号yを伝送路応答Hで除算して送信信号の推定値x^を生成する。そして、雑音分散算出部16により、受信したOFDM信号の帯域雑音分散σ−を算出し、該帯域雑音分散に対してキャリアごとに重み係数Cを乗じてキャリア雑音分散σ^ を算出し、尤度比算出部18により、キャリア雑音分散σ^ 及び送信信号の推定値x^を用いて、送信された各ビットの尤度比λを算出する。そして、受信信号ビット再配列部19により、送信信号の推定値x^を、送信信号の変調方式に対応するようにビット配列を変更し、ビット雑音分散生成部20により、キャリア雑音分散σ^ からビット単位のキャリア雑音分散σ^ik を生成し、誤り訂正復号部21により、尤度比算出部18により算出された尤度比λ、受信信号ビット再配列部19により生成されたビット再配列後の送信信号の推定値x^’、及びビット雑音分散生成部20により生成されたビット単位のキャリア雑音分散σ^ik を用いて、送信されたビットの推定値である推定語cを算出する。このように、SISOシステムにおける受信装置1は、ビット単位のキャリア雑音分散σ^ik を用いるため、より正確な尤度比を求めることができ、誤り訂正能力を向上させることができるようになる。
雑音分散算出部16は、帯域雑音分散σ−に対してキャリアごとに重み係数Cを乗じ、伝送路応答Hの振幅が大きいキャリアほど小さくなるようにキャリア雑音分散σ^ を算出するのが好適である。これにより、伝送路応答Hの振幅が大きい、すなわち信頼度が大きいキャリアほどキャリア雑音分散を小さくすることができ、キャリア雑音分散σ^ を適切に求めることができる。
誤り訂正復号部21は、より詳細には、軟判定復号部210により、尤度比λを用いて繰り返し演算することにより推定語cを算出し、尤度比最適化部215により、受信信号ビット再配列部19により生成されたビット再配列後の送信信号の推定値x^’、及びビット雑音分散生成部20により生成されたビット単位のキャリア雑音分散σ^ik を用いて、軟判定復号部210により算出された推定語cの更新尤度比λ’を算出する。 軟判定復号部210は、尤度比の初期値として尤度比算出部18により算出された尤度比λを用い、繰り返し演算をする際にはその都度、尤度比最適化部215により算出された尤度比λ’を用いて推定語cを算出する。これにより、推定語cの精度を向上させることができるとともに、復号アルゴリズムの収束速度を速め、繰り返し演算の回数を減らすことができる。
次に、SISOシステムにおいて、送信装置がビットインターリーブ処理を行う場合の受信装置について説明する。図4は、本発明の実施例2に係る受信装置の構成例を示すブロック図である。図4に示すように、受信装置1−2は、受信アンテナ11と、入力処理部12と、伝送路応答算出部13と、等化部14と、第1周波数デインターリーブ部15と、雑音分散算出部16と、第2周波数デインターリーブ部17と、尤度比算出部18と、受信信号ビット再配列部19と、ビット雑音分散生成部20と、誤り訂正復号部21−2と、ビットデインターリーブ部22と、を備える。図4に示す受信装置1−2は、図1に示した実施例1の受信装置1−1と比較して、ビットデインターリーブ部22を更に備え、それに伴い、誤り訂正復号部の処理内容が相違する。その他の構成については実施例1と同様であるため、説明を省略する。
ビットデインターリーブ部22は、尤度比算出部18により算出された尤度比λについてビット単位でデインターリーブ処理し、送信装置側のビット単位のインターリーブ処理により並べ替えられたデータを、元の順序に戻す。
誤り訂正復号部21−2は、ビットデインターリーブ部22によりデインターリーブ処理された尤度比λを用いて、送信されたビットの推定値cを算出する。図5は、実施例2の誤り訂正復号部21−2の構成例を示すブロック図である。図5に示すように、誤り訂正復号部21−2は、行処理部211と、列処理部212と、推定語算出部213と、パリティチェック部214とを有する軟判定復号部210と、尤度比最適化部215と、再ビットインターリーブ部216と、再ビットデインターリーブ部217と、を備える。誤り訂正復号部21−2は、図3に示した実施例1の誤り訂正復号部21と比較して、再ビットインターリーブ部216と、再ビットデインターリーブ部217と、を更に備える点が相違する。
パリティチェック部214は、推定語cが上述した式(16)を満たしていない場合には、推定語算出部213により生成された推定語cを、再ビットインターリーブ部216に出力する。
尤度比最適化部215は、送信信号の推定値x^と、キャリア雑音分散σ^ik と、推定語cを用いて更新対数尤度比λ’を算出するが、送信信号の推定値x^及びキャリア雑音分散σ^ik はビットインターリーブ処理された送信信号と対応する配置になっており、推定語cはビットデインターリーブ処理された送信信号と対応する配置になっている。尤度比最適化部215で更新尤度比を算出するには、配置を統一する必要がある。
そのため、再ビットインターリーブ部216は、パリティチェック部214から入力された推定語cに対して、送信装置側と同じビット単位のインターリーブ処理を行い、尤度比最適化部215に出力する。これにより、尤度比最適化部215は、ビットインターリーブ処理された送信信号と対応する配置の推定値x^、キャリア雑音分散σ^ik 、及び推定語cを用いて更新対数尤度比λ’を算出することができる。尤度比最適化部215は、算出した更新対数尤度比λ’を再ビットデインターリーブ部217に出力する。
一方で、復号処理は、ビットデインターリーブ部22によりビットデインターリーブ処理された尤度比λを初期値として繰り返し演算することにより行われる。そのため、再ビットデインターリーブ部217は、尤度比最適化部215から入力された更新対数尤度比λ’を再度、ビットデインターリーブ部22と同様にビット単位でデインターリーブ処理する。そして、ビットデインターリーブ処理した更新対数尤度比λ’を行処理部211に出力する。
上述したように、実施例2の受信装置1−2は、受信装置1に対して、更に尤度比算出部18により算出された尤度比λをビット単位でデインターリーブ処理するビットデインターリーブ部22を備える。この場合、誤り訂正復号部21−2は、ビットデインターリーブ部22によりデインターリーブ処理された尤度比λ、受信信号ビット再配列部19により生成されたビット再配列後の送信信号の推定値x^、及びビット雑音分散生成部20により生成されたビット単位のキャリア雑音分散σ^ik を用いて、推定語cを算出することになる。そのため、誤り訂正復号部21−2は、再ビットインターリーブ部216により、軟判定復号部210により算出された推定語cをビット単位でインターリーブ処理し、再ビットデインターリーブ部217により、尤度比最適化部215により算出された尤度比λ’をビット単位でデインターリーブ処理する。尤度比最適化部215は、再ビットインターリーブ部216によりインターリーブ部処理された推定語の尤度比を算出し、軟判定復号部210は、尤度比の初期値として尤度比算出部18により算出された尤度比を用い、繰り返し演算をする際にはその都度、再ビットデインターリーブ部217によりデインターリーブ処理された尤度比を用いて推定語cを算出する。これにより、SISOシステムにおいて、送信装置側でOFDM信号がビット単位でインターリーブ処理されている場合であっても、推定語cを正しく算出することができる。
次に、MIMOシステムにおける受信装置について、受信アンテナ数が2である場合を例に説明する。図6は、本発明の実施例3に係る受信装置の構成例を示すブロック図である。図6に示すように、実施例3の受信装置1−3は、受信アンテナ11(11a及び11b)と、入力処理部12−3(12−3a及び12−3b)と、伝送路応答算出部13−3と、MIMO検出部23と、第1周波数デインターリーブ部15−3と、雑音分散算出部16−3と、第2周波数デインターリーブ部17−3と、尤度比算出部18−3と、受信信号ビット再配列部19−3と、ビット雑音分散生成部20−3と、誤り訂正復号部21−3と、を備える。なお、受信装置1−3に対して送信信号を送信する送信装置が周波数インターリーブ処理を行わない場合には、第1周波数デインターリーブ部15−3及び第2周波数デインターリーブ部17−3を備える必要はない。入力処理部12−3は、GI除去部121−3(121−3a及び121−3b)と、フーリエ変換部122−3(122−3a及び122−3b)と、パイロット信号抽出部123−3(123−3a及び123−3b)と、を備える。
GI除去部121−3は、複数の受信アンテナ11を介して受信したOFDM信号を直交復調処理してベースバンド信号を生成する。そして、GI除去部121−3は、ガードインターバルを除去して有効シンボル信号を抽出し、フーリエ変換部122−3に出力する。
フーリエ変換部122−3は、複数の受信アンテナ11から受信したOFDM信号を離散フーリエ変換して、複数の受信アンテナに対応する周波数領域の複素ベースバンド信号を生成する。つまり、フーリエ変換部122−3aは、受信アンテナ11aから受信したOFDM信号を離散フーリエ変換して周波数領域の複素ベースバンド信号yi1を生成し、MIMO検出部23及び雑音分散算出部16−3に出力する。フーリエ変換部122−3bは、受信アンテナ11bから受信したOFDM信号を離散フーリエ変換して周波数領域の複素ベースバンド信号yi2を生成し、MIMO検出部23及び雑音分散算出部16−3に出力する。
パイロット信号抽出部123−3は、フーリエ変換部122−3により生成された複素ベースバンド信号yから既知のパイロット信号(SP信号)を抽出し、伝送路応答算出部13−3に出力する。
伝送路応答算出部13−3は、パイロット信号抽出部123−3により抽出されたパイロット信号yを用いて伝送路応答Hを算出し、MIMO検出部23に出力する。2×2MIMO伝送の伝送路応答Hは式(20)で表される。
Figure 0005833945
ここで、伝送路応答Hの各要素hi11,hi12,hi21,hi22は複素数である。hi11は送信アンテナ10a(図示せず)から受信アンテナ11aへの伝送路の状態を表し、hi12は送信アンテナ10b(図示せず)から受信アンテナ11aへの伝送路の状態を表し、hi21は送信アンテナ10aから受信アンテナ11bへの伝送路の状態を表し、hi22は送信アンテナ10bから受信アンテナ11bへの伝送路の状態を表す。
MIMO検出部23は、ZF(Zero Forcing)やMMSE(Minimum Mean Squared Error)などの既知の手法により、フーリエ変換部122−3により生成された複素ベースバンド信号にウェイト行列Wを乗算することにより送信信号の推定値
Figure 0005833945
を生成し、第1周波数デインターリーブ部15−3及び雑音分散算出部16−3に出力する。
ZFによりMIMO検出を行う場合、ウェイト行列Wは、式(21)により算出される。
Figure 0005833945
また、MMSEによりMIMO検出を行う場合、ウェイト行列Wは、式(22)により算出される。ここで、Iは受信アンテナ数をNrとするとNr×Nrの単位行列である。また、γはSN比(Signal to Noise Ratio)であり、Ntは送信アンテナ数である。
Figure 0005833945
第1周波数デインターリーブ部15−3は、MIMO検出部23により生成された送信信号の推定値x^i1,x^i2を1つのストリームにした後、周波数方向及び受信アンテナ間でデインターリーブ処理(送信装置の周波数方向及び送信アンテナ間のインターリーブ処理により並べ替えられたデータを元の順序に戻す処理)を行い、デインターリーブ処理されたデータを尤度比算出部18−3に出力する。
雑音分散算出部16−3は、キャリア雑音分散
Figure 0005833945
を算出し、第2周波数デインターリーブ部17−3に出力する。詳細については後述する。
第2周波数デインターリーブ部17−3は、雑音分散算出部16−3により生成されたキャリア雑音分散σ^i1 ,σ^i2 を1つのストリームにした後、周波数方向及び受信アンテナ間でデインターリーブ処理を行い、尤度比算出部18−3及びビット雑音分散生成部20−3に出力する。
尤度比算出部18−3は、第1周波数デインターリーブ部15−3によりデインターリーブ処理された送信信号の推定値x^i1,x^i2について、第2周波数デインターリーブ部17−3によりデインターリーブ処理されたキャリア雑音分散σ^i1 ,σ^i2 を用いて送信信号の推定値の各ビットの尤度比λを算出し、誤り訂正復号部21−3に出力する。
受信信号ビット再配列部19−3は、第1周波数デインターリーブ部15−3によりデインターリーブ処理された送信信号の推定値x^i1,x^i2を、送信信号の変調方式に対応するようにビット配列を変更し、ビット再配列後の送信信号の推定値
Figure 0005833945
を誤り訂正復号部21−3に出力する。
ビット雑音分散生成部20−3は、第2周波数デインターリーブ部17−3によりデインターリーブ処理されたキャリア雑音分散σ^i1 ,σ^i2 からビット単位のキャリア雑音分散
Figure 0005833945
を生成して、誤り訂正復号部21−3に出力する。
誤り訂正復号部21−3は、尤度比算出部18−3により生成された尤度比λ、受信信号ビット再配列部19−3によりビット再配列された送信信号の推定値x^i1’,x^i2’、及びビット雑音分散生成部20−3により生成されたビット単位のキャリア雑音分散σ^i1 ,σ^i2 を用いて、送信されたビットの推定値である推定語cを復号する。
[雑音分散算出部]
次に、雑音分散算出部16−3について詳細に説明する。図7は、雑音分散算出部16−3の構成例を示すブロック図である。図7に示すように、雑音分散算出部16−3は、帯域雑音分散算出部161−3a,161−3bと、キャリア雑音分散算出部162−3a,162−3bと、を備える。
帯域雑音分散算出部161−3aは、受信したOFDM信号の帯域雑音分散(OFDM信号の帯域全体における平均雑音分散)
Figure 0005833945
を算出し、キャリア雑音分散算出部162−3aに出力する。同様に、帯域雑音分散算出部161−3bは、受信したOFDM信号の帯域雑音分散
Figure 0005833945
を算出し、キャリア雑音分散算出部162−3bに出力する。
キャリア雑音分散算出部162−3aは、帯域雑音分散算出部161−3aにより算出された帯域雑音分散σ− に対して、ウェイト行列Wから導出される重み係数Cを乗じ、キャリア雑音分散
Figure 0005833945
を算出する。キャリア雑音分散σ^i1 は、MIMO検出部23において複素ベースバンド信号yに乗算される要素、つまりウェイト行列Wの要素の値が大きいほど大きくなるように算出される。
具体的には、キャリア雑音分散算出部162−3aは、帯域雑音分散算出部161−3aにより算出された帯域雑音分散σ− に対して、式(24)に示すようにキャリアごとに重み係数Ci1を乗じ、キャリア雑音分散σ^i1 を算出する。ウェイト行列は式(23)で表されるが、MIMO検出をZFにより行う場合には上述した式(21)により算出され、MIMO検出をMMSEにより行う場合には上述した式(22)により算出される。重み係数Ci1は式(25)に示すαと式(26)に示すα−との比で求まる。ここで、E[・]は相加平均を表す。αの逆数はキャリアの信頼度を表すため、信頼度が大きいキャリアほどキャリア雑音分散が小さくなる。
Figure 0005833945
同様に第2キャリア雑音分散算出部162−3bは、帯域雑音分散算出部161−3bにより算出された帯域雑音分散σ− に対して、式(27)に示すようにキャリアごとに重み係数Ci2を乗じ、キャリア雑音分散
Figure 0005833945
を算出する。重み係数Ci2は式(28)に示すβと式(29)に示すβ−との比で求まる。
Figure 0005833945
図8は、誤り訂正復号部21−3の構成例を示すブロック図である。誤り訂正復号部21−3は、実施例1の誤り訂正復号部21と比較して、受信信号ビット再配列部19−3から送信信号の推定値x^i1’,x^i2’が尤度比最適化部215−3に入力され、ビット雑音分散生成部20−3からビット単位のキャリア雑音分散σ^ik1 ,σ^ik2 が尤度比最適化部215−3に入力される点が相違する。尤度比最適化部215−3は、尤度比最適化部215と同様に更新対数尤度比λ’を算出する。すなわち、上述した式(17)(18)(19)において、x^’の代わりにx^i1’又はx^i2’を用い、σ^ik の代わりにσ^ik1 ,σ^ik2 を用いて、更新対数尤度比λ’を算出する。
上述したように、実施例3の受信装置1−3は、入力処理部12−3により、受信したOFDM信号をフーリエ変換して複素ベースバンド信号yi1,yi2を生成し、伝送路応答算出部13−3により、複素ベースバンド信号yi1,yi2に含まれる既知のパイロット信号をもとに各キャリアの伝送路応答Hを算出し、MIMO検出部23により、複素ベースバンド信号yi1,yi2にウェイト行列Wを乗じて送信信号の推定値x^i1,x^i2を生成する。そして、雑音分散算出部16−3により、受信したOFDM信号の帯域雑音分散σ− ,σ− を算出し、該帯域雑音分散に対してキャリアごとに重み係数Cを乗じてキャリア雑音分散σ^i1 ,σ^i2 を算出し、尤度比算出部18−3により、キャリア雑音分散σ^i1 ,σ^i2 及び送信信号の推定値x^i1,x^i2を用いて、送信された各ビットの尤度比λを算出する。そして、受信信号ビット再配列部19−3により、送信信号の推定値x^i1,x^i2を、送信信号の変調方式に対応するようにビット配列を変更し、ビット雑音分散生成部20−3により、キャリア雑音分散σ^i1 ,σ^i2 からビット単位のキャリア雑音分散σ^ik1 ,σ^ik2 を生成し、誤り訂正復号部21−3により、尤度比算出部18−3により算出された尤度比λ、受信信号ビット再配列部19−3により生成されたビット再配列後の送信信号の推定値x^i1’,x^i2’、及びビット雑音分散生成部20−3により生成されたビット単位のキャリア雑音分散σ^ik1 ,σ^ik2 を用いて、送信されたビットの推定値である推定語cを算出する。このように、MIMOシステムにおける受信装置1−3は、ビット単位のキャリア雑音分散σ^ik1 ,σ^ik2 を用いるため、より正確な尤度比を求めることができ、誤り訂正能力を向上させることができるようになる。
雑音分散算出部16−3は、帯域雑音分散σ− ,σ− に対してキャリアごとに重み係数Cを乗じ、ウェイト行列Wの要素の値が大きいほど大きくなるようにキャリア雑音分散σ^i1 ,σ^i2 を算出するのが好適である。これにより、信頼度が大きいキャリアほどキャリア雑音分散を小さくすることができ、キャリア雑音分散σ^i1 ,σ^i2 を適切に求めることができる。
誤り訂正復号部21−3は、尤度比λを用いて繰り返し演算することにより推定語cを算出する軟判定復号部210と、受信信号ビット再配列部19−3により生成されたビット再配列後の送信信号の推定値x^i1’,x^i2’、及びビット雑音分散生成部20−3により生成されたビット単位のキャリア雑音分散σ^ik1 ,σ^ik2 を用いて、軟判定復号部210により算出された推定語cの更新尤度比λ’を算出する尤度比最適化部215−3と、を備える構成とすることができる。軟判定復号部210は、尤度比の初期値として尤度比算出部18−3により算出された尤度比λを用い、繰り返し演算をする際にはその都度、尤度比最適化部215−3により算出された尤度比λ’を用いて推定語cを算出する。これにより、推定語cの精度を向上させることができるとともに、復号アルゴリズムの収束速度を速め、繰り返し演算の回数を減らすことができる。
次に、MIMOシステムにおいて、送信装置がビットインターリーブ処理を行う場合の受信装置について説明する。図9は、本発明の実施例4に係る受信装置の構成例を示すブロック図である。図4に示すように、受信装置1−4は、受信アンテナ11と、入力処理部12−3と、伝送路応答算出部13−3と、MIMO検出部23と、第1周波数デインターリーブ部15−3と、雑音分散算出部16−3と、第2周波数デインターリーブ部17−3と、尤度比算出部18−3と、受信信号ビット再配列部19−3と、ビット雑音分散生成部20−3と、ビットデインターリーブ部22と、誤り訂正復号部21−4と、を備える。図9に示す受信装置1−4は、実施例3の図6に示した受信装置1−3と比較して、ビットデインターリーブ部22を更に備え、それに伴い、誤り訂正復号部の処理内容が相違する。その他の構成については実施例3と同様であるため、説明を省略する。
ビットデインターリーブ部22は、尤度比算出部18−3により算出された尤度比λについてデインターリーブ処理し、送信装置側のインターリーブ処理により並べ替えられたデータを、元の順序に戻す。
誤り訂正復号部21−4は、ビットデインターリーブ部22によりデインターリーブ処理された尤度比λを用いて、送信されたビットの推定値cを算出する。誤り訂正復号部21−4は、構成図は省略するが、実施例2で説明したように、再ビットインターリーブ部216と、再ビットデインターリーブ部217と、を備える。
実施例2で説明したように、再ビットインターリーブ部216は、パリティチェック部214から入力された推定語cに対して、送信装置側と同じビット単位のインターリーブ処理を行い、尤度比最適化部215に出力する。再ビットデインターリーブ部217は、尤度比最適化部215から入力された更新対数尤度比λ’を再度ビット単位でデインターリーブ処理し、行処理部211に出力する。
上述したように、実施例4の受信装置1−4は、受信装置1−3に対して、更に尤度比算出部18−3により算出された尤度比λをビット単位でデインターリーブ処理するビットデインターリーブ部22を備える。この場合、誤り訂正復号部21−4は、ビットデインターリーブ部22によりデインターリーブ処理された尤度比λ、受信信号ビット再配列部19−3により生成されたビット再配列後の送信信号の推定値x^i1’,x^i2’、及びビット雑音分散生成部20−3により生成されたビット単位のキャリア雑音分散σ^ik1 ,σ^ik2 を用いて、推定語cを算出することになる。そのため、誤り訂正復号部21−4は、再ビットインターリーブ部216により、軟判定復号部210により算出された推定語cをビット単位でインターリーブ処理し、再ビットデインターリーブ部217により、尤度比最適化部215により算出された尤度比をビット単位でデインターリーブ処理する。尤度比最適化部215は、再ビットインターリーブ216部によりインターリーブ部処理された推定語の尤度比を算出し、軟判定復号部210は、尤度比の初期値として尤度比算出部18−3により算出された尤度比を用い、繰り返し演算をする際にはその都度、再ビットデインターリーブ部217によりデインターリーブ処理された尤度比を用いて推定語cを算出する。これにより、MIMOシステムにおいて、送信装置側でOFDM信号がビット単位でインターリーブ処理されている場合であっても、推定語cを正しく算出することができる。
図10は、受信アンテナ間11a及び11bの間で6dBのレベル差がついているMIMO伝送路において、従来の受信装置と、本発明に係る受信装置のビット誤り率(BER)特性のシミュレーション結果を示すグラフである。図11は、遅延量が1.2[us]、DU比(Desired to Undesired signal ratio)が6dB、受信アンテナ間11a及び11bの間で(水平偏波と垂直偏波の)位相差が180°の1波マルチパスが存在するMIMO伝送路において、従来の受信装置と、本発明に係る受信装置のBER特性のシミュレーション結果を示すグラフである。
菱形印でプロットされた線は従来の受信装置のBER特性を示し、四角印でプロットされた線は受信装置1−3又は1−4のBER特性を示す。ここで、従来の受信装置とは、尤度比算出部が一定値の雑音分散を用いて尤度比を算出し、誤り訂正部が軟判定復号部210のみからなり、尤度比の更新を行わない受信装置のことをいう。シミュレーション条件は、変調方式を1024QAM、符号化率を3/4、GI比を1/8、sum-product復号法による繰り返し演算回数を20回とし、その他のパラメータはISDB−Tのモード3に準拠している。BERが1×10−7の点におけるCN比(Carrier to Noise Ratio)を所要CNとして読み取ると、図10,11に示すいずれのシミュレーション結果においても、所要CNが0.35〜0.4dB程度改善していることが分かる。
なお、上述した受信装置1,1−2,1−3,1−4として機能させるためにコンピュータを好適に用いることができ、そのようなコンピュータは、受信装置1,1−2,1−3,1−4の各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを、当該コンピュータの記憶部に格納しておき、当該コンピュータのCPUによってこのプログラムを読み出して実行させることで実現することができる。
上述の実施形態は、代表的な例として説明したが、本発明の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換ができることは当業者に明らかである。したがって、本発明は、上述の実施形態によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。例えば、尤度比算出部18,18−3は、上述した実施例では対数尤度比を算出しているが、尤度比を算出するようにしてもよい。
このように、本発明は、OFDM信号を受信する任意の用途に有用である。
1,1−2,1−3,1−4 受信装置
11,11a,11b 受信アンテナ
12,12−3a,12−3b 入力処理部
13,13−3 伝送路応答算出部
14 等化部
15,15−3 第1周波数デインターリーブ部
16,16−3 雑音分散算出部
17,17−3 第2周波数デインターリーブ部
18,18−3 尤度比算出部
19,19−3 受信信号ビット再配列部
20,20−3 ビット雑音分散生成部
21,21−2,21−3,21−4 誤り訂正復号部
23 MIMO検出部
121,121−3a,121−3b GI除去部
122,122−3a,122−3b フーリエ変換部
123,123−3a,123−3b パイロット信号抽出部
161,161−3a,161−3b 帯域雑音分散算出部
162,162−3a,162−3b キャリア雑音分散算出部
210 軟判定復号部
211 行処理部
212 列処理部
213 推定語算出部
214 パリティチェック部
215,215−3 尤度比最適化部
216 再ビットインターリーブ部
217 再ビットデインターリーブ部

Claims (9)

  1. SISOシステムにおいて、LDPC符号により符号化されたOFDM信号を受信する受信装置であって、
    受信したOFDM信号をフーリエ変換して複素ベースバンド信号を生成する入力処理部と、
    前記複素ベースバンド信号に含まれる既知のパイロット信号をもとに各キャリアの伝送路応答を算出する伝送路応答算出部と、
    前記複素ベースバンド信号を前記伝送路応答で除算して送信信号の推定値を生成する等化部と、
    受信したOFDM信号の帯域雑音分散を算出し、該帯域雑音分散に対してキャリアごとに重み係数を乗じ、各キャリアの雑音分散であるキャリア雑音分散を算出する雑音分散算出部と、
    前記キャリア雑音分散及び前記送信信号の推定値を用いて、送信された各ビットの尤度比を算出する尤度比算出部と、
    前記送信信号の推定値を、送信信号の変調方式に対応するようにビット配列を変更する受信信号ビット再配列部と、
    前記キャリア雑音分散からビット単位の雑音分散を生成するビット雑音分散生成部と、
    前記尤度比算出部により算出された尤度比、前記受信信号ビット再配列部により生成されたビット再配列後の送信信号の推定値、及び前記ビット雑音分散生成部により生成されたビット単位の雑音分散を用いて繰り返し演算することにより、送信されたビットの推定値である推定語を算出する誤り訂正復号部と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  2. 前記雑音分散算出部は、前記帯域雑音分散に対してキャリアごとに重み係数を乗じ、前記伝送路応答の振幅が大きいキャリアほど小さくなるように前記キャリア雑音分散を算出することを特徴とする、請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記誤り訂正復号部は、尤度比を用いて繰り返し演算することにより推定語を算出する軟判定復号部と、
    前記受信信号ビット再配列部により生成されたビット再配列後の送信信号の推定値、及び前記ビット雑音分散生成部により生成されたビット単位の雑音分散を用いて、前記軟判定復号部により算出された推定語の尤度比を算出する尤度比最適化部と、
    を備え、
    前記軟判定復号部は、尤度比の初期値として前記尤度比算出部により算出された尤度比を用い、繰り返し演算をする際にはその都度、前記尤度比最適化部により算出された尤度比を用いて前記推定語を算出することを特徴とする、請求項1又は2に記載の受信装置。
  4. 前記尤度比算出部により算出された尤度比をビット単位でデインターリーブ処理するビットデインターリーブ部を更に備え、
    前記誤り訂正復号部は、前記軟判定復号部により算出された推定語をビット単位でインターリーブ処理する再ビットインターリーブ部と、前記尤度比最適化部により算出された尤度比をビット単位でデインターリーブ処理する再ビットデインターリーブ部と、を更に備え、
    前記OFDM信号がビット単位でインターリーブ処理されている場合には、前記尤度比最適化部は、前記再ビットインターリーブ部によりインターリーブ部処理された推定語の尤度比を算出し、前記軟判定復号部は、前記OFDM信号がビット単位でインターリーブ処理されている場合には、尤度比の初期値として前記尤度比算出部により算出された尤度比を用い、繰り返し演算をする際にはその都度、前記再ビットデインターリーブ部によりデインターリーブ処理された尤度比を用いて前記推定語を算出することを特徴とする、請求項3に記載の受信装置。
  5. MIMOシステムにおいて、LDPC符号により符号化されたOFDM信号を受信する受信装置であって、
    複数の受信アンテナから受信したOFDM信号をフーリエ変換して、複数の受信アンテナに対応する複数の複素ベースバンド信号を生成する入力処理部と、
    前記複素ベースバンド信号に含まれる既知のパイロット信号をもとに各キャリアの伝送路応答を算出する伝送路応答算出部と、
    前記複素ベースバンド信号にウェイト行列を乗算することにより送信信号の推定値を生成するMIMO検出部と、
    受信したOFDM信号の帯域雑音分散を算出し、該帯域雑音分散に対してキャリアごとに重み係数を乗じ、各キャリアの雑音分散であるキャリア雑音分散を算出する雑音分散算出部と、
    前記キャリア雑音分散及び前記送信信号の推定値を用いて、送信された各ビットの尤度比を算出する尤度比算出部と、
    前記送信信号の推定値を、送信信号の変調方式に対応するようにビット配列を変更する受信信号ビット再配列部と、
    前記キャリア雑音分散からビット単位の雑音分散を生成するビット雑音分散生成部と、
    前記尤度比算出部により算出された尤度比、前記受信信号ビット再配列部により生成されたビット再配列後の送信信号の推定値、及び前記ビット雑音分散生成部により生成されたビット単位の雑音分散を用いて繰り返し演算することにより、送信されたビットの推定値を復号する誤り訂正復号部と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  6. 前記雑音分散算出部は、前記帯域雑音分散に対してキャリアごとに重み係数を乗じ、前記ウェイト行列の要素の値が大きいほど大きくなるように前記各キャリアの雑音分散を算出することを特徴とする、請求項5に記載の受信装置。
  7. 前記誤り訂正復号部は、尤度比を用いて繰り返し演算することにより推定語を算出する軟判定復号部と、
    前記受信信号ビット再配列部により生成されたビット再配列後の送信信号の推定値、及び前記ビット雑音分散生成部により生成されたビット単位の雑音分散を用いて、前記軟判定復号部により算出された推定語の尤度比を算出する尤度比最適化部と、
    を備え、
    前記軟判定復号部は、尤度比の初期値として前記尤度比算出部により算出された尤度比を用い、繰り返し演算をする際にはその都度、前記尤度比最適化部により算出された尤度比を用いて前記推定語を算出することを特徴とする、請求項5又は6に記載の受信装置。
  8. 前記尤度比算出部により算出された尤度比をビット単位でデインターリーブ処理するビットデインターリーブ部を更に備え、
    前記誤り訂正復号部は、前記軟判定復号部により算出された推定語をビット単位でインターリーブ処理する再ビットインターリーブ部と、前記尤度比最適化部により算出された尤度比をビット単位でデインターリーブ処理する再ビットデインターリーブ部と、を更に備え、
    前記OFDM信号がビット単位でインターリーブ処理されている場合には、前記尤度比最適化部は、前記再ビットインターリーブ部によりインターリーブ部処理された推定語の尤度比を算出し、前記軟判定復号部は、前記OFDM信号がビット単位でインターリーブ処理されている場合には、尤度比の初期値として前記尤度比算出部により算出された尤度比を用い、繰り返し演算をする際にはその都度、前記再ビットデインターリーブ部によりデインターリーブ処理された尤度比を用いて前記推定語を算出することを特徴とする、請求項7に記載の受信装置。
  9. コンピュータを、請求項1から8のいずれか一項に記載の受信装置として機能させるためのプログラム。
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