JP2012189701A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 中間転写ベルトの蛇行補正制御に伴う色ずれの発生を低減する画像形成装置を提供すること。
【解決手段】 画像形成装置1は、中間転写ベルト31の搬送方向に対する傾き量を検知するための第1のセンサ60及び第2のセンサ61を有する。CPU100は、第1のセンサ60及び第2のセンサ61を用いて検知された中間転写ベルト31の傾き量に基づいて、ステアリングローラ32の軸の傾きを制御することにより、中間転写ベルト31の搬送方向に対する傾きを補正する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子写真方式による帯電、露光、現像、転写の工程を経て、記録紙にトナー像を形成する画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置には、感光ドラムからトナー像が転写される中間転写ベルトを駆動するためのベルト駆動装置が設けられている。ベルト駆動装置は、駆動ローラと従動ローラで支持された中間転写ベルトを、駆動ローラの回転駆動によって走行させる。
中間転写ベルトは、中間転写ベルトの搬送方向に交差する方向(幅方向)に寄らずに搬送されるのが理想的である。しかし、各ローラの傾きや中間転写ベルトにおける左右の張力差、外部負荷の変動等、様々な要因により無端ベルトが幅方向に寄り、蛇行してしまうことが知られている。このような中間転写ベルトの蛇行を補正する技術としては、ステアリングローラを傾斜させる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−282196号公報
しかしながら、図7に示されるように、ステアリングローラ32を傾斜して中間転写ベルト31の蛇行補正を行うと、中間転写ベルト31が幅方向へ平行移動せずに、搬送方向に対して傾いた状態で移動する。これは、駆動ローラ33に支持される部分の中間転写ベルト31よりも、ステアリングローラ32に支持される部分の中間転写ベルト31が先行して移動し、点線で示したように中間転写ベルト31が傾いた状態になるからである。
したがって、各色のトナー像が一次転写ローラ35a〜35dのそれぞれの位置で中間転写ベルト31上に重ねて転写される際に、例えば一次転写ローラ35dの位置で転写されたトナー像は、矢印A方向へと斜めに移動してしまう。これによって、一次転写ローラ35dで転写されたトナー像に対して一次転写ローラ35aで転写されるトナー像の位置がずれてしまうという問題があった。
そこで、本発明は、中間転写ベルトの蛇行補正制御に伴う色ずれの発生を低減する画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、表面にトナー像が形成される像担持体と、前記像担持体から前記トナー像が転写される中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトを所定の搬送方向に回転可能に支持する複数のローラと、前記搬送方向に対する前記中間転写ベルトの傾き量を検知するための検知手段と、前記検知手段を用いて検知された前記傾き量に基づいて、前記複数のローラのうちのいずれか1つのローラの軸の傾きを制御することにより、前記中間転写ベルトの前記搬送方向に対する傾きを補正する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置によれば、中間転写ベルトの蛇行補正制御に伴う色ずれの発生を低減することができる。
画像形成装置の概略断面図である。 中間転写ベルトの蛇行補正制御を説明するための概略構成を示す図である。 中間転写ベルトの蛇行補正の原理を説明するための図である。 画像形成装置の制御ブロック図である。 中間転写ベルトの蛇行状態における演算式を説明する図である。 画像形成動作時における中間転写ベルトの蛇行補正制御を示すフローチャートである。 中間転写ベルトの傾きによるトナー像の位置ずれを示す図である。
図1は、画像形成装置の概略断面図である。
本実施形態の画像形成装置1は、複数の画像形成部を並列に配置し、且つ中間転写方式を採用したカラー電子写真装置である。画像形成装置1は、記録画像信号出力部1Rと、画像出力部1Pとを有する。画像出力部1Pは、4つ並設された画像形成部10(10a、10b、10c、10d)と、給紙ユニット20と、中間転写ユニット30と、定着ユニット40と、制御ユニット70とを有する。更に、個々のユニットについて詳しく説明する。
各画像形成部10a〜10dは同じ構成とされ、各画像形成部10a〜10dでは、円筒形状の電子写真感光体、即ち、感光ドラム11a〜11d(像担持体)が回転自在に軸支され、矢印方向に回転駆動される。感光ドラム11a〜11dの外周面に対向してその回転方向に一次帯電器12a〜12d、光学系13a〜13d、ミラー16a〜16d、現像装置14a〜14d、及びクリーニング装置15a〜15dが配置されている。
一次帯電器12a〜12dにおいて感光ドラム11a〜11dの表面に均一な帯電量の電荷を与える。次いで、光学系13a〜13dにより、記録画像信号出力部1Rからの記録画像信号に応じて変調した、例えばレーザービームなどの光線をミラー16a〜16dを介して感光ドラム11a〜11d上に露光することによって、そこに静電潜像を形成する。
更に、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックといった4色の現像剤(以下、「トナー」という)は、それぞれ収納した現像装置14a〜14dによって上記静電潜像を顕像化される。顕像化されたトナー像は、一次転写ローラ35a〜35dによって中間転写ユニット30を構成する中間転写ベルト31に転写される。クリーニング装置15a〜15dは、中間転写ベルト31へ転写されずに感光ドラム11a〜11d上に残されたトナーを掻き落としてドラム表面の清掃を行う。
二次転写ローラ36は、中間転写ベルト31上のトナー像を記録紙Pに転写する。クリーニング装置50は、中間転写ベルト31の表面をクリーニングする。クリーニング装置50は、中間転写ベルト31上のトナーを除去するためのクリーニングブレードと、廃トナーを収納する廃トナーボックスとを備えている。
給紙ユニット20は、カセット21a及び21bと、ピックアップローラ22a、22b及び26と、給紙ローラ対23と、給紙ガイド24と、レジストローラ25a、25bと、手差しトレイ27とを有する。カセット21a、21b、及び手差しトレイ27に収納された記録紙Pは、各ピックアップローラ22a、22b、26により送り出される。送り出された記録紙Pは、給紙ローラ対23によってレジストローラ25a、25bへと搬送される。レジストローラ25a、25bは、各画像形成部の画像形成タイミングに合わせて記録紙Pを二次転写ローラ36へ送り出す。
定着ユニット40は、内部にハロゲンヒーターなどの熱源を備えた定着ローラと、そのローラに加圧される加圧ローラ(このローラにも熱源を備える場合もある)とを有する。
次に、上記構成の画像形成装置1の動作について説明する。
画像形成動作開始信号が発せられると、先ず、ピックアップローラ22aにより、カセット21aから記録紙Pが一枚ずつ送り出される。そして、給紙ローラ対23によって記録紙Pが給紙ガイド24の間を案内されてレジストローラ25a、25bまで搬送される。その時レジストローラ25a、25bは停止されており、記録紙Pの先端はニップ部に突き当たる。その後、画像形成部が画像の形成を開始するタイミングに合わせてレジストローラ25a、25bは回転を始める。この回転時期は、記録紙Pと画像形成部より中間転写ベルト31上に一次転写されたトナー画像とが二次転写ローラ36において一致するようにそのタイミングが設定されている。
一方、画像形成部では、画像形成動作開始信号が発せられると、前述したプロセスにより感光ドラム11d上に形成されたトナー画像が、高電圧が印加された一次転写ローラ35dによって中間転写ベルト31に一次転写される。一次転写されたトナー像は、次の一次転写ローラ35cまで搬送される。そこでは各画像形成部間をトナー像が搬送される時間だけ遅延して画像形成が行われており、前画像の上に位置を合わせて、その次のトナー像が転写される。以下も同様の工程が繰り返され、最終的に4色のトナー像が中間転写ベルト31上において一次転写される。
その後、記録紙Pが二次転写ローラ36に進入し、中間転写ベルト31に接触すると、記録紙Pの通過タイミングに合わせて二次転写ローラ36に高電圧が印加される。これにより、中間転写ベルト31上に形成された4色のトナー画像が記録紙Pの表面に転写される。その後、記録紙Pは定着ユニット40へと案内される。そして、定着ユニット40は、記録紙Pに熱及び圧力を加えることによってトナー像を記録紙Pの表面に定着させる。その後、記録紙Pは機外に排出される。
図2は、中間転写ベルトの蛇行補正制御を説明するための概略構成を示す図である。
中間転写ベルト31は、駆動ローラ33と、ステアリングローラ32と、二次転写対向ローラ34により回転可能に支持される。そして、駆動ローラ33とステアリングローラ32の間に一次転写平面が形成される。駆動ローラ33は、中間転写ベルト31に駆動を伝達するため、金属ローラの表面に数mm厚のゴムをコーティングしてベルトとのスリップを防ぐように構成されている。
ステアリングローラ32は、中間転写ベルト31の回動に従動して回転する。ステアリングローラ32の一方の軸は固定されており、もう一方の軸にステアリングアーム64が連結されている。制御ユニット70は、ステアリングモータ63の駆動を制御し、カム62を回転させる。カム62が回転すると、軸65を中心としてステアリングアーム64が回動する。すなわち、制御ユニット70がカム62の回転位置を制御することで、ステアリングローラ32の傾きを制御できる。
ステアリングローラ32と感光ドラム11aとの間には、第1のセンサ60が配置されている。また、駆動ローラ33と感光ドラム11dとの間には、第2のセンサ61が配置されている。第1のセンサ60及び第2のセンサ61は、中間転写ベルト31の端部の位置を検知して、中間転写ベルト31の蛇行に応じた出力信号を発生する。第1のセンサ60及び第2のセンサ61は、中間転写ベルト31の端部に当接するフラグ部材の位置に応じた光量を検知する光学式センサであるが、ラインセンサ等、中間転写ベルト31の端部位置を検知できるならばこれらに限られない。
図3は、中間転写ベルトの蛇行補正の原理を説明するための図である。
この図の左から、カム62の正面図、カム62及びステアリングローラ32の側面図、ステアリングローラ32の正面図を示す。なお、ステアリングローラ32の正面図は、側面図に示されるステアリングローラ32をA方向から見た図である。
図3(a)に示されるように、カム62が所定の角度で停止し、その停止角度に対応してステアリングローラ32がほぼ水平(傾きがほぼゼロ)に保持された状態では、基本的には中間転写ベルトの位置を補正する力が働かない。
この状態から、図3(b)に示されるように、ステアリングモータ63の駆動によりカム62を回転させると、カム62の偏心量に応じてステアリングアーム64がθ1方向に揺動する。これにより、ステアリングローラ32の一端がステアリングアーム64によって持ち上がるため、その持ち上げ量に応じてステアリングローラ32に傾きが生じる。このとき、ステアリングローラ32に巻き付けられた中間転写ベルト31は、ステアリングアーム64にて持ち上げられたローラ端側に移動する。
これに対して、図3(c)に示されるように、ステアリングモータ63の駆動によりカム62を回転させると、カム62の偏心量に応じてステアリングアーム64がθ2方向に揺動する。これにより、ステアリングローラ32の一端がステアリングアーム64によって押し下げられるため、その押し下げ量に応じてステアリングローラ32に傾きが生じる。このとき、ステアリングローラ32に巻き付けられた中間転写ベルト31は、ステアリングアーム64にて押し下げられたローラ端と反対側に移動する。
制御ユニット70は、中間転写ベルト31の蛇行方向とは反対方向に中間転写ベルト31が移動するようにステアリングローラ32の傾きを制御することで、中間転写ベルト31の蛇行を補正することが可能となる。
図4は、画像形成装置の制御ブロック図である。
制御ユニット70は、CPU100、ROM101、及びRAM102を有する。CPU100は、画像形成装置1全体を制御する制御回路である。ROM101には、画像形成装置1で実行する各種処理を制御するための制御プログラムが格納されている。RAM102は、CPU100が動作するためのシステムワークメモリであり、また画像データを一時記憶するための画像メモリとしても機能する。操作部67はタッチパネルディスプレイを備え、ユーザからの操作指示を受け付ける。
ベルト駆動モータ66は、中間転写ベルト31を回転させる駆動ローラ33を駆動するためのモータである。CPU100は、ベルト駆動モータ66へ流す電流を制御することで、中間転写ベルト31の回転速度を制御する。
第1のセンサ60及び第2のセンサ61の検出信号はCPU100に伝送され、CPU100に内蔵されたAD変換回路でアナログ信号からデジタル信号に変換されてCPU100で演算処理される。CPU100は、第1のセンサ60及び第2のセンサ61の検出信号に基づき、ステアリングモータ63へ流す電流を制御することで、ステアリングローラ32の傾きを制御する。この制御について、以下に詳しく説明する。
図5は、中間転写ベルトの蛇行状態における演算式を説明する図である。
CPU100は、第1のセンサ60の検出値Xaと第2のセンサ61の検出値Xbの平均値を、中間転写ベルト31の幅方向の位置Y1として算出する。また、CPU100は、第1のセンサ60の検出値Xaと第2のセンサ61の検出値Xbの差を、中間転写ベルト31の傾き量Y2として算出する。
Y1=(Xa+Xb)/2 ・・・(1)
Y2=Xa−Xb ・・・(2)
また、CPU100は、中間転写ベルト31の幅方向の位置Y1と、幅方向の目標値Tgから、中間転写ベルト31の幅方向のずれ量Y3を算出する。
Y3=Tg−Y1 ・・・(3)
また、CPU100は、中間転写ベルト31の傾き量Y2の絶対値が第1の閾値d以下であるかどうかを判断する。傾き量Y2が第1の閾値d以下であれば、CPU100は、ずれ量Y3に補正ゲインKaを乗算して中間転写ベルト31の幅方向位置の補正量Y4を算出する。なお、第1の閾値d及び補正ゲインKaは、予め検討して決定する任意の値である。
・|Y2|≦dの場合
Y4=Y3×Ka ・・・(4)
一方、傾き量Y2の絶対値が第1の閾値dを超える場合、この状態で中間転写ベルト31の幅方向位置を補正しようとすると、中間転写ベルト31の幅方向位置によっては傾き量を更に大きくしてしまう可能性がある。このため、CPU100は、中間転写ベルト31の傾き量がd以下になるまで、幅方向位置の補正を行わない。したがって、CPU100は補正量Y4=0とする。
・|Y2|>dの場合
Y4=0 ・・・(5)
また、CPU100は、傾き量Y2に係数Kbを乗算して中間転写ベルト31の傾きの補正量Y5を算出する。なお、補正ゲインKbは、予め検討して決定する任意の値である。
Y5=Y2×Kb ・・・(6)
また、CPU100は、中間転写ベルト31の幅方向位置の補正量Y4と中間転写ベルト31の傾きの補正量Y5を足し合わせて、ステアリングモータ63を制御するためのモータ制御量Yを算出する。
Y=Y4+Y5 ・・・(7)
以上に示したように、CPU100は、第1のセンサ60により検知された中間転写ベルト31の端部位置(第1の位置)と、第2のセンサ61により検知された端部位置(第2の位置)とから、中間転写ベルト31の搬送方向に対する傾き量及び幅方向の位置を算出する。CPU100は、この算出結果に基づいてステアリングローラ32の傾きを制御することにより、中間転写ベルト31の搬送方向に対する傾きを補正する。この補正により、中間転写ベルト31の蛇行補正制御に伴う色ずれの発生を低減することができる。
図6は、画像形成動作時における中間転写ベルトの蛇行補正制御を示すフローチャートである。
このフローチャートを実行するためのプログラムは、ROM101に記憶されており、CPU100により読み出されることにより実行される。
まず、CPU100は、操作部67上のスタートキーをユーザが押下することによる画像形成要求がなされたかどうかを判断する(S601)。画像形成要求があった場合、CPU100は、ベルト駆動モータ66を駆動して駆動ローラ33の回転駆動を開始する(S602)。次に、CPU100は、第1のセンサ60の検出値Xaを取得するとともに(S603)、第2のセンサ61の検出値Xbを取得する(S604)。
次に、CPU100は、前述の式(1)に基づき、中間転写ベルト31の幅方向の位置Y1を算出する(S605)。また、CPU100は、前述の式(2)に基づき、中間転写ベルト31の傾き量Y2を算出する(S606)。
次に、CPU100は、中間転写ベルト31の傾き量Y2の絶対値が第1の閾値d未満かどうかを判断する(S607)。傾き量Y2の絶対値が第1の閾値d未満の場合は、CPU100は、前述の式(3)に基づき、中間転写ベルト31の幅方向のずれ量Y3を算出する(S608)。そして、CPU100は、前述の式(4)に基づき、中間転写ベルト31の幅方向位置の補正量Y4を算出する(S609)。また、CPU100は、前述の式(6)に基づき、中間転写ベルト31の傾きの補正量Y5を算出する(S610)。
次に、CPU100は、前述の式(7)に基づき、ステアリングモータ63を制御するためのモータ制御量Yを算出する(S611)。その後、CPU100は、算出したモータ制御量Yに基づき、ステアリングモータ63の駆動を制御する(S612)。
次に、CPU100は、画像形成動作を終了するかどうかを判断する(S613)。ここでは、最終ページの画像形成が完了した場合に、CPU100は画像形成動作を終了すると判断する。画像形成動作を終了しないと判断された場合は、前述のステップS603に戻る。画像形成動作を終了すると判断された場合は、CPU100は、ベルト駆動モータ66の駆動を停止して、駆動ローラ33の回転を停止し(S614)、このフローを終了する。
一方、ステップS608において、傾き量Y2の絶対値が第1の閾値d以上と判断された場合、CPU100は、中間転写ベルト31の傾き量Y2の絶対値が第2の閾値e未満かどうかを判断する(S615)。傾き量Y2の絶対値が第2の閾値e未満と判断された場合、CPU100は、画像形成動作を許可し(S616)、前述の式(5)に基づき中間転写ベルト31の幅方向位置の補正量Y4=0とする(S617)。
一方、ステップS615において、傾き量Y2の絶対値が第2の閾値e以上と判断された場合、各一次転写ローラ35a〜35dにおける画像位置ずれが許容範囲を超えてしまう。このため、CPU100は、傾き量Y2が第2の閾値e未満になるまで画像形成動作を禁止する(S618)。その後、前述のステップS617へと移行し、中間転写ベルト31の傾き量の補正が行われる。傾き量Y2の絶対値が第2の閾値e未満になると、ステップS616で画像形成動作が再開されることとなる。
1 画像形成装置
10 感光ドラム(像担持体)
31 中間転写ベルト
32 ステアリングローラ
33 駆動ローラ
60 第1のセンサ(検知手段)
61 第2のセンサ(検知手段)
63 ステアリングモータ
66 ベルト駆動モータ
100 CPU(制御手段)

Claims (6)

  1. 表面にトナー像が形成される像担持体と、
    前記像担持体から前記トナー像が転写される中間転写ベルトと、
    前記中間転写ベルトを所定の搬送方向に回転可能に支持する複数のローラと、
    前記搬送方向に対する前記中間転写ベルトの傾き量を検知するための検知手段と、
    前記検知手段を用いて検知された前記傾き量に基づいて、前記複数のローラのうちのいずれか1つのローラの軸の傾きを制御することにより、前記中間転写ベルトの前記搬送方向に対する傾きを補正する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記検知手段は、前記中間転写ベルトの前記搬送方向に交差する幅方向の位置を検知する第1のセンサと、前記第1の検知手段とは離れた位置に設けられ、前記中間転写ベルトの前記幅方向の位置を検知する第2のセンサと、を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1のセンサにより検知された第1の位置と、前記第2のセンサにより検知された第2の位置とから、前記中間転写ベルトの傾き量及び前記幅方向の位置を算出し、当該算出結果に基づいて前記複数のローラのうちのいずれか1つのローラの軸の傾きを制御することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記第1のセンサにより検知された前記第1の位置と、前記第2のセンサにより検知された前記第2の位置との差から、前記傾き量を算出することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記第1のセンサにより検知された前記第1の位置と、前記第2のセンサにより検知された前記第2の位置との平均値から、前記中間転写ベルトの前記幅方向の位置を算出することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、
    前記傾き量が第1の閾値未満の場合は、前記傾き量及び前記幅方向の位置の両方を補正し、
    前記傾き量が前記第1の閾値以上であり、かつ、前記第1の閾値よりも大きい第2の閾値未満の場合は、前記傾き量の補正をする一方、前記傾き量が前記第1の閾値未満になるまで前記幅方向の位置の補正を停止し、
    前記傾き量が前記第2の閾値を超える場合は、画像形成動作を禁止することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
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