JP2012189680A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】中間転写体が保持するトナーの濃度に基づき、一次転写手段が印加する電圧を、像保持体に残留したトナーにより生じる画像ムラがより抑制される電圧に変えること。
【解決手段】画像形成装置は、像保持体の電荷を除去する除電部と、中間転写ベルトのトナー像の濃度を測定する濃度センサと、温度及び湿度と転写電圧の出力範囲とを対応させた出力範囲テーブルと、温湿度計とを備える。画像形成装置は、一次転写された画像の履歴部分に形成された画像の濃度I1、I2、F1、F2と、非履歴部分に形成された当該画像の濃度G1、G2とを測定する。画像形成装置は、座標(E1、I1)、(E2、I2)による第1直線Iと、座標(E1、G1)、(E2、G2)による第2直線Gとの交点Jが、温湿度計により計測された温度又は湿度に対応する出力範囲Dに含まれている場合、一次転写電圧を交点Jの電圧J1に設定する。
【選択図】図10
【解決手段】画像形成装置は、像保持体の電荷を除去する除電部と、中間転写ベルトのトナー像の濃度を測定する濃度センサと、温度及び湿度と転写電圧の出力範囲とを対応させた出力範囲テーブルと、温湿度計とを備える。画像形成装置は、一次転写された画像の履歴部分に形成された画像の濃度I1、I2、F1、F2と、非履歴部分に形成された当該画像の濃度G1、G2とを測定する。画像形成装置は、座標(E1、I1)、(E2、I2)による第1直線Iと、座標(E1、G1)、(E2、G2)による第2直線Gとの交点Jが、温湿度計により計測された温度又は湿度に対応する出力範囲Dに含まれている場合、一次転写電圧を交点Jの電圧J1に設定する。
【選択図】図10
Description
本発明は、画像形成装置に関する。
特許文献1には、中間転写体が保持するトナー像の濃度を測定した結果に従って帯電電圧を制御する技術が開示されている。
本発明は、中間転写体が保持するトナーの濃度に基づき、一次転写手段が印加する電圧を、像保持体に残留したトナーにより生じる画像ムラがより抑制される電圧に変えることを目的とする。
本発明の請求項1に係る画像形成装置は、第1トナー像を保持し、前記第1トナー像が一次転写された後に当該第1トナー像が保持されていた第1部分と前記第1部分以外の第2部分とに第2トナー像を保持する像保持体と、前記像保持体から一次転写される前記第1トナー像及び前記第2トナー像を保持する中間転写体と、前記中間転写体を介して前記像保持体と対向して設けられ、前記像保持体に前記中間転写体を介して電圧を印加して前記第1トナー像及び前記第2トナー像を前記中間転写体に一次転写する一次転写手段と、前記一次転写手段により第1電圧が印加されて前記第1トナー像及び前記第2トナー像が一次転写された場合に、前記中間転写体が保持する前記第2トナー像の前記第1部分の第1濃度と当該第2トナー像の前記第2部分の第2濃度とを測定する測定手段と、前記測定手段により測定された第1濃度及び第2濃度の差よりも前記第1濃度と前記第2濃度との差が小さくなる電圧を前記一次転写手段が印加する電圧として算出する算出手段とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る画像形成装置は、請求項1に記載の構成において、前記測定手段は、前記一次転写手段により前記第1電圧と異なる第2電圧が印加されて前記第1トナー像及び前記第2トナー像が一次転写された場合の前記第1濃度及び前記第2濃度を測定し、前記算出手段は、前記一次転写手段により前記第1電圧が印加された場合に前記測定手段により測定された第1濃度及び第2濃度と、前記一次転写手段により前記第2電圧が印加された場合に前記測定手段により測定された第1濃度及び第2濃度と、前記第1電圧と、前記第2電圧とに応じて前記一次転写手段が印加する電圧を算出することを特徴とする。
本発明の請求項3に係る画像形成装置は、請求項2に記載の構成において、前記算出手段は、電圧と濃度とで表される座標系において、前記一次転写手段により前記第1電圧が印加された場合に前記測定手段により測定された前記第1濃度と前記第1電圧とにより示される座標と、前記一次転写手段により前記第2電圧が印加された場合に前記測定手段により測定された前記第1濃度と前記第2電圧とにより示される座標と、を結ぶ第1直線と、前記一次転写手段により前記第1電圧が印加された場合に前記測定手段により測定された前記第2濃度と前記第1電圧とにより示される座標と、前記一次転写手段により前記第2電圧が印加された場合に前記測定手段により測定された前記第2濃度と前記第2電圧とにより示される座標と、を結ぶ第2直線と、が交わる点の電圧を前記一次転写手段が印加する電圧として算出することを特徴とする。
本発明の請求項4に係る画像形成装置は、請求項1に記載の構成において、前記測定手段は、前記一次転写手段により少なくとも3通り以上の電圧が印加されて前記第1トナー像及び前記第2トナー像が一次転写された場合の前記第1濃度及び前記第2濃度をそれぞれ測定し、前記算出手段は、前記一次転写手段により印加された電圧と当該電圧が印加された場合に前記測定手段により測定された前記第1濃度とが示す3通り以上の座標により表される第1直線と、前記一次転写手段により印加された電圧と当該電圧が印加された場合に前記測定手段により測定された前記第2濃度とが示す3通り以上の座標により表される第2直線と、が交わる点の電圧を前記一次転写手段が印加する電圧として算出することを特徴とする。
本発明の請求項5に係る画像形成装置は、請求項3又は4に記載の構成において、前記一次転写手段により前記中間転写体へ転写されるトナー像の濃度に影響を与える値を計測する計測手段と、前記値に対応する前記一次転写手段が印加する電圧の範囲を記憶する記憶手段と、前記計測手段により計測された値に対応する前記記憶手段により記憶された範囲に前記算出手段により算出された電圧がある場合、当該電圧を前記一次転写手段が印加する電圧として設定し、当該範囲に前記算出手段により算出された電圧がない場合、前記第1直線と前記第2直線との濃度の差の絶対値が当該範囲において最も小さい電圧を前記一次転写手段が印加する電圧として設定する設定手段とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項6に係る画像形成装置は、請求項5に記載の構成において、前記像保持体は、表面に電荷を蓄積し、前記一次転写手段により前記第1トナー像が一次転写された後の前記像保持体の表面から前記電荷を除去する除去手段を備え、前記算出手段は、前記一次転写手段が印加する電圧を算出する処理を、前記除去手段が当該電荷を除去する場合と、前記除去手段が当該電荷を除去しない場合とでそれぞれ実行し、前記設定手段は、前記計測手段により計測された値に対応する前記記憶手段により記憶された範囲に当該算出手段により算出された電圧がある場合、当該電圧を前記一次転写手段が印加する電圧として設定し、当該算出手段により算出されたいずれの電圧も当該範囲にない場合、前記第1直線と前記第2直線との濃度の差の絶対値が当該範囲において最も小さい電圧を前記一次転写手段が印加する電圧として設定することを特徴とする。
本発明の請求項7に係る画像形成装置は、請求項6に記載の構成において、前記設定手段により設定された電圧において前記第2直線との濃度の差の絶対値が最も小さい前記第1直線を示す濃度が測定されたときに、前記除去手段が電荷を除去していれば前記除去手段による電荷の除去を行うと判断し、前記除去手段が電荷を除去していなければ前記除去手段による電荷の除去を行わないと判断する判断手段を備え、前記除去手段は、前記判断手段による判断に従って動作することを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、中間転写体が保持するトナーの濃度に基づき、一次転写手段が印加する電圧を、当該濃度を測定したときの電圧に比べて像保持体に残留したトナーにより生じる画像ムラが抑制される電圧に変えることができる。
請求項2に係る発明によれば、一次転写手段が印加する電圧を、一次転写電圧を1通り印加して濃度を測定する場合に比べて像保持体に残留したトナーにより生じる画像ムラが抑制される電圧に変えることができる。
請求項3に係る発明によれば、一次転写手段が印加する電圧を、第1直線及び第2直線の交点の電圧としない場合に比べて像保持体に残留したトナーにより生じる画像ムラが抑制される電圧に変えることができる。
請求項4に係る発明によれば、一次転写手段が印加する電圧を、測定された濃度の測定誤差を補正して算出した電圧に変えることができる。
請求項5に係る発明によれば、周囲の環境や装置自身の状態に適した一次転写電圧を設定することができる。
請求項6に係る発明によれば、像保持体の表面の電荷を除去する場合としない場合の両方において、像保持体に残留したトナーにより生じる画像ムラが最も抑制される一次転写電圧を設定することができる。
請求項7に係る発明によれば、像保持体に残留したトナーにより生じる画像ムラが最も抑制される一次転写電圧を印加可能な除去手段の動作を判断することができる。
請求項2に係る発明によれば、一次転写手段が印加する電圧を、一次転写電圧を1通り印加して濃度を測定する場合に比べて像保持体に残留したトナーにより生じる画像ムラが抑制される電圧に変えることができる。
請求項3に係る発明によれば、一次転写手段が印加する電圧を、第1直線及び第2直線の交点の電圧としない場合に比べて像保持体に残留したトナーにより生じる画像ムラが抑制される電圧に変えることができる。
請求項4に係る発明によれば、一次転写手段が印加する電圧を、測定された濃度の測定誤差を補正して算出した電圧に変えることができる。
請求項5に係る発明によれば、周囲の環境や装置自身の状態に適した一次転写電圧を設定することができる。
請求項6に係る発明によれば、像保持体の表面の電荷を除去する場合としない場合の両方において、像保持体に残留したトナーにより生じる画像ムラが最も抑制される一次転写電圧を設定することができる。
請求項7に係る発明によれば、像保持体に残留したトナーにより生じる画像ムラが最も抑制される一次転写電圧を印加可能な除去手段の動作を判断することができる。
[実施形態]
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置1のハードウェア構成を示す図である。画像形成装置1は、感光体ドラム110に形成したトナー像を中間転写ベルト40を介して用紙等の記録媒体に転写して画像を形成する電子写真方式のプリンタである。画像形成装置1は、感光体ドラム110から中間転写ベルト40へトナー像を一次転写する際印加する電圧(一次転写電圧)を、温度や湿度といった周囲の環境や装置自身の状態に適した値に設定するものである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置1のハードウェア構成を示す図である。画像形成装置1は、感光体ドラム110に形成したトナー像を中間転写ベルト40を介して用紙等の記録媒体に転写して画像を形成する電子写真方式のプリンタである。画像形成装置1は、感光体ドラム110から中間転写ベルト40へトナー像を一次転写する際印加する電圧(一次転写電圧)を、温度や湿度といった周囲の環境や装置自身の状態に適した値に設定するものである。
画像形成装置1は、計測部910と、記憶部920と、制御部930と、画像形成部10とを具備する。計測部910は、温湿度計911と、カウンタ912とを備える。温湿度計911は、温度及び湿度を計測する機器であり、計測した温度及び湿度の値を示すデータを生成し、これを記憶部920に供給する。温湿度計911は、予め定められた時刻や、画像形成装置1に電源が投入されたときに、上記動作を実行する。カウンタ912は、感光体ドラム110の延べ回転数を計測する機器であり、予め定められた日時や、予め定められた延べ回転数(例えば1000回毎)が計測された場合に、計測した延べ回転数の値を示すデータを生成して記憶部920に供給する。計測部910は、本発明に係る「計測手段」の一例に相当する。
記憶部920は、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等の補助記憶装置を有し、機能プログラムや計測結果データベース(DB)921、実行条件データ922、出力範囲テーブル923などを記憶する。計測結果DB921は、計測部910により供給されたデータを、供給された時刻と対応付けて蓄積する。
実行条件データ922は、画像を形成する動作に関する条件(動作条件)を設定する処理(設定処理)を実行するか否かを判定するための条件(実行条件)を示すデータである。ここでいう動作条件とは、一次転写電圧の値と、後述する除電装置140の動作の有無である。一次転写電圧によりトナー像が一次転写される場合、このトナー像の濃度は、上述した周囲の環境(温度や湿度)や、感光体ドラム110の表面に積層されている感光層の厚さなどの影響を受ける。感光層の厚さは、上記延べ回転数が増えるに連れて感光層の表面が摩耗することで変化する。つまり、上述した温度や湿度、延べ回転数は、一次転写されるトナー像の濃度に影響を与える値である。設定処理は、これらの影響が予め定められた目安よりも大きいと判定された場合に実行される。実行条件とは、この目安を定めたものであり、例えば、過去1日間の平均温度が過去10日間の平均温度よりも5℃以上異なる場合や、感光体ドラム110の延べ回転数が5000回に達した場合などである。実行条件は、画像形成装置1の性能やこれが動作する環境に応じて定められている。画像形成装置1は、実行条件が満たされた場合に設定処理を行うことで、周囲の環境や装置自身の状態(感光層の厚さ)が変化した場合に、その環境や状態に適した動作条件を設定する。
出力範囲テーブル923は、画像形成装置1が画像を形成する処理(画像形成処理)を行う際の温度や湿度などを示すデータと、出力する一次転写電圧の範囲(出力範囲)とが対応づけられたテーブルである。記憶部920は、本発明に係る「記憶手段」の一例に相当する。
制御部930は、CPU(Central Processing Unit)及びRAM(Random Access Memory)を有する。CPUは、記憶部920に記憶されている機能プログラムをRAMにロードして実行することによって、機能ブロックを構築する。RAMは、CPUが機能プログラムを実行する際に、後述する電圧印加部31が印加する電圧を含む各種電圧や、濃度センサ50が測定するトナー像の濃度を示すデータ等を一時的に記憶する領域としても機能する。
画像形成部10は、制御部930により動作を制御されて、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色のトナーを用いてカラー画像を形成する。以下、図2を参照して、画像形成部10の全体の構成を説明する。
図2は、画像形成部10の構成を示す図である。画像形成部10には、感光体ドラム110と、帯電装置120と、現像装置130と、除電装置140と、一次転写ロール30とが、Y、M、C、Kの色毎に、矢印A2の方向に順番に中間転写ベルト40に沿って設けられている。図2では、これらの各部の符号の末尾にアルファベット(Y、M、C、K)を付し、各部がアルファベットに対応する色の画像形成に関わる構成であることを示している。これら各構成の各々を特に区別する必要がない場合には、符号の末尾のアルファベットを省略して説明する。
図2は、画像形成部10の構成を示す図である。画像形成部10には、感光体ドラム110と、帯電装置120と、現像装置130と、除電装置140と、一次転写ロール30とが、Y、M、C、Kの色毎に、矢印A2の方向に順番に中間転写ベルト40に沿って設けられている。図2では、これらの各部の符号の末尾にアルファベット(Y、M、C、K)を付し、各部がアルファベットに対応する色の画像形成に関わる構成であることを示している。これら各構成の各々を特に区別する必要がない場合には、符号の末尾のアルファベットを省略して説明する。
感光体ドラム110は、回転軸を中心に矢印A1の方向に回転しながら、表面に電荷を蓄積し、蓄積された電荷の量により表される静電潜像を保持する。また、感光体ドラム110は、静電潜像が現像されたトナー像を保持する。感光体ドラム110は、本発明に係る「像保持体」の一例に相当する。感光体ドラム110の周囲には、矢印A1の方向に順番に帯電装置120、現像装置130、一次転写ロール30、除電装置140が設けられている。帯電装置120は、静電潜像が形成される前の感光体ドラム110の表面を予め定められた電位に帯電させる。露光部20は、強度や照射位置を制御された光(露光光)を帯電した感光体ドラム110の表面に照射(露光)し、露光光に応じた静電潜像を形成する。現像装置130は、帯電しているトナーを含む現像剤により静電潜像をトナー像に現像する。
一次転写ロール30は、中間転写ベルト40を介して感光体ドラム110と対向して設けられている。感光体ドラム110には、一次転写ロール30と中間転写ベルト40とを介して一次転写電圧が印加される。印加された一次転写電圧により感光体ドラム110と中間転写ベルト40とに電位差が生じることで、帯電しているトナーが中間転写ベルト40に移動する。こうして、一次転写ロール30は、トナー像を感光体ドラム110の表面から中間転写ベルト40に一次転写する。除電装置140は、トナー像が一次転写された後の感光体ドラム110の表面に光を照射し、この表面に蓄積されている電荷を除去する。なお、除電装置140は、感光体ドラム110の表面から電荷を除去するものであれば、光の照射以外の手段により電荷を除去するものであっても良い。除電装置140は、本発明に係る「除去手段」の一例に相当する。
中間転写ベルト40は、無端のベルトであり、一次転写されたトナー像を保持する。中間転写ベルト40は、複数の支持ロールにより回転可能に支持され、駆動力を与えられて矢印A2の方向に回転する。中間転写ベルト40は、本発明に係る「中間転写体」の一例に相当する。濃度センサ50は、対象物に照射した光の光量を、反射光の光量で除した値を濃度(光学濃度)として測定するセンサであり、中間転写ベルト40が保持するトナー像の濃度を測定する。濃度センサ50は、測定した濃度を示すデータを生成し、図1に示す制御部930に供給する。濃度センサ50は、本発明に係る「測定手段」の一例に相当する。
二次転写ロール710とバックアップロール720は、中間転写ベルト40を挟んで互いに対向して設けられ、ニップ部を形成している。搬送ロール60は、ニップ部に記録媒体を搬送する。記録媒体は、ニップ部において中間転写ベルト40と接触する。二次転写ロール710を介して中間転写ベルト40に二次転写電圧が印加されることで、中間転写ベルト40から記録媒体にトナー像が二次転写される。定着部80は、トナー像が二次転写された記録媒体を加熱及び加圧し、トナー像を記録媒体に定着させる。以上の構成により、画像形成部10においては、破線の矢印A3の方向に搬送される記録媒体に画像が形成される。
図3は、一次転写電圧が一次転写ロール30に印加される構成を示す図である。感光体ドラム110は、配線等を有する接地部111により接地している。一次転写ロール30は、電源等を有する電圧印加部31に接続されている。電圧印加部31は、感光体ドラム110と一次転写ロール30とに予め定められた電圧(一次転写電圧)を印加する。電圧印加部31によりトナーが帯電する極性とは逆極性の電圧が印加されると、感光体ドラム110が保持するトナー像は、図2に示す中間転写ベルト40に静電吸引され、その表面に移動する。こうして、トナー像が感光体ドラム110から中間転写ベルト40に一次転写される。一次転写ロール30と電圧印加部31とが協働することで、本発明に係る「一次転写手段」として機能する。
次に、上述したハードウェア構成において、制御部930が機能プログラムを実行したときに構築される機能ブロックについて説明する。
図4は、制御部930の機能的構成を示すブロック図である。第1判定部931は、図1に示す計測結果DB921に記憶されたデータが示す過去の計測結果(温度、湿度又は延べ回転数)と、計測部910から供給されるデータが示す現在の計測結果とから、図1に示す実行条件データ922に示される実行条件が満たされるか否かの判定を行う。第1判定部931は、実行条件が満たされると判定した場合、判定した結果を示すデータと過去及び現在の計測結果を示すデータとを設定処理部930aに供給する。
図4は、制御部930の機能的構成を示すブロック図である。第1判定部931は、図1に示す計測結果DB921に記憶されたデータが示す過去の計測結果(温度、湿度又は延べ回転数)と、計測部910から供給されるデータが示す現在の計測結果とから、図1に示す実行条件データ922に示される実行条件が満たされるか否かの判定を行う。第1判定部931は、実行条件が満たされると判定した場合、判定した結果を示すデータと過去及び現在の計測結果を示すデータとを設定処理部930aに供給する。
設定処理部930aは、これらのデータが供給されると、上述した設定処理を実行する。設定処理部930aは、第1設定部932と、濃度測定制御部933と、算出部934と、第2判定部936と、第2設定部936と、判断部937とを備える。第1設定部932は、出力範囲テーブル923を参照し、現在の測定結果に対応する出力範囲の下限値を第1電圧、上限値を第2電圧として設定する。濃度測定制御部933は、電圧印加部31及び濃度センサ50を含む画像形成部10の各部の動作を制御し、一次転写電圧として第1電圧又は第2電圧を印加させ、中間転写ベルト40の表面に保持されているトナー像の濃度を測定させる。また、濃度測定制御部933は、画像形成部10の各部の動作を制御し、上記濃度を、除電装置140が電荷を除去する場合(除電有り)としない場合(除電無し)とで測定させる。濃度測定制御部933は、測定された濃度を示すデータと、第1電圧又は第2電圧を示すデータとを算出部934に供給する。
算出部934は、濃度センサ50により測定された濃度と、第1電圧と、第2電圧とに基づき、後述する電圧を算出する処理を実行する。算出部934は、本発明に係る「算出手段」の一例に相当する。第2判定部936は、現在の計測結果(温度、湿度)に対応する出力範囲に算出部934が算出した電圧が含まれるか否かを判定する。第2判定部936は、判定した結果を示すデータを、濃度測定制御部933、第2設定部936に供給する。また、第2判定部936は、上記対応する出力範囲を示すデータを、第2設定部936に供給する。第2設定部936は、上記対応する出力範囲に算出部934が算出した電圧が含まれない場合に、この出力範囲及び電圧と、第1電圧と、第2電圧とから、電圧印加部31が印加する電圧を設定する。第2判定部936と第2設定部936とが協働することで、本発明に係る「設定手段」として機能する。
判断部937は、第2設定部936により設定された電圧で一次転写を行う場合において、除電装置140により電荷を除去させるか否か(除電有りか無しか)を判断する。判断部937は、本発明に係る「判断手段」の一例に相当する。画像形成制御部938は、第2設定部936により設定された電圧を一次転写電圧として、また、除電装置140を判断部937による判断に従って動作させて、画像形成部10が画像を形成する動作を制御する。なお、判断部937による判断に従って動作させるとは、判断部937が除電有りと判断した場合は除電装置140に電荷を除去させ、除電無しと判断した場合は電荷を除去させないということである。続いて、濃度測定制御部933の制御により形成されるトナー像について、図5を参照して説明する。
図5は、図2に示す感光体ドラム110及び中間転写ベルト40の表面に形成されたトナー像の例を示す図である。図5では、図2に示す矢印A1の方向及び矢印A2の方向を示している。また、図5では、トナー像の画像密度を間隔の異なるハッチングで示しており、線の間隔が広いほど、画像密度が小さい画像を示している。ここにおいて、「画像密度」とは、単位面積当たりの下地(感光体ドラム110の表面)に対するトナーの被覆率を示し、0%で無色(下地色)を、100%でいわゆるベタ色を表す。図5(a)、(b)は、いずれも、感光体ドラム110の表面における共通の領域を示している。図5(a)は、楕円形のトナー像B1が形成された状態を示している。トナー像B1は、画像密度を100%としたKのトナーで形成されている。図5(b)は、トナー像B1が一次転写された後であって他のトナー像が形成される前の状態を示している。この状態では、トナー像B1が保持されていた部分にトナーが残っている場合がある。以下においては、感光体ドラム110の表面のうち、直前に一次転写されたトナー像B1が保持されていた部分であって、トナー像B1のトナーが履歴として残っている場合がある部分を履歴部分C1という。また、感光体ドラム110の表面のうち、履歴部分C1以外の部分を非履歴部分C2という。履歴部分C1は、本発明に係る「第1部分」の一例に相当し、非履歴部分C2は、本発明に係る「第2部分」の一例に相当する。
図5(c)、(d)、(e)は、いずれも、中間転写ベルト40の表面における共通の領域を示している。図5(c)は、長方形状のトナー像B2が一次転写された状態を示している。トナー像B2は、画像密度を30%としたKのトナーで形成されている。図5(d)、(e)は、履歴部分C1と非履歴部分C2とを含む部分に形成されたトナー像B2が一次転写された状態を示している。図5(d)では、履歴部分C1に残存したトナーの影響を受け、トナー像B2の履歴部分C1にKのトナーの画像密度が30%よりも高い画像B3が形成されている。また、図5(e)では、履歴部分C1に残存したトナーの影響を受け、トナー像B2の履歴部分C1にKのトナーの画像密度が30%よりも低い画像B4が形成されている。画像B3、B4は、感光体ドラム110に残留したトナーにより生じる、いわゆるゴーストと呼ばれる画像ムラであり、画像B3はポジゴースト、画像B4はネガゴーストと呼ばれる。
図4に示す濃度測定制御部933は、画像形成部10の各部を制御して、感光体ドラム110の表面にトナー像B1を形成させる。そして、履歴部分C1及び非履歴部分C2を含む部分にトナー像B2を形成させる。濃度測定制御部933は、これらのトナー像を中間転写ベルト40に一次転写させ、履歴部分C1に形成されたトナー像B2及び非履歴部分C2に形成されたトナー像B2の濃度を濃度センサ50により測定させる。トナー像B1は、本発明に係る「第1トナー像」の一例に相当する。トナー像B2は、本発明に係る「第2トナー像」の一例に相当する。また、履歴部分C1に形成されたトナー像B2の濃度は、本発明に係る「第1濃度」の一例に相当し、非履歴部分C2に形成されたトナー像B2の濃度は、本発明に係る「第2濃度」の一例に相当する。
続いて、制御部930の動作について説明する。
図6は、制御部930が上述した設定処理の有無を判定する処理を示すフローチャートである。制御部930は、上述した画像形成処理(ステップS30)を行う前に、設定処理(ステップS20)を実行するか否かを判定する(ステップS10)。詳細には、制御部930は、電源が投入されたとき又は定められた日時に、計測部910に各値(温度、湿度及び延べ回転数)を計測させ、計測された値が上述した実行条件を満たす場合(ステップS10:Yes)、設定処理を実行する(ステップS20)。また、制御部930は、この実行条件が満たされない場合(ステップS10:No)、設定処理を行わずに、画像形成処理を実行する(ステップS30)。続いて、設定処理の詳細を説明する。
図6は、制御部930が上述した設定処理の有無を判定する処理を示すフローチャートである。制御部930は、上述した画像形成処理(ステップS30)を行う前に、設定処理(ステップS20)を実行するか否かを判定する(ステップS10)。詳細には、制御部930は、電源が投入されたとき又は定められた日時に、計測部910に各値(温度、湿度及び延べ回転数)を計測させ、計測された値が上述した実行条件を満たす場合(ステップS10:Yes)、設定処理を実行する(ステップS20)。また、制御部930は、この実行条件が満たされない場合(ステップS10:No)、設定処理を行わずに、画像形成処理を実行する(ステップS30)。続いて、設定処理の詳細を説明する。
図7は、設定処理を示すフローチャートである。制御部930は、ステップS10で計測された各値と対応する出力範囲の下限値(第1電圧)及び上限値(第2電圧)を一次転写電圧として設定する(ステップS21)。次に、制御部930は、設定された第1電圧を一次転写電圧として電圧印加部31に印加させ、かつ、除電無しでトナー像B2の履歴部分C1の濃度及び非履歴部分C2の濃度を濃度センサ50に測定させる。制御部930は、濃度センサ50に濃度を測定させる処理を、第2電圧を一次転写電圧として印加させた場合についても実行する(ステップS22)。これにより、濃度センサ50は、一次転写電圧が第1電圧の場合と第2電圧の場合の2通りの濃度を測定する。制御部930は、ステップS22での測定結果に応じて、次に実行する処理を判定する(ステップS23)。この判定方法について、図8、図9、図10、図11に示す濃度センサ50による測定結果の例を参照しながら説明する。これらの図では、縦軸がトナー像の濃度であり、横軸がこの濃度を測定する際一次転写電圧として印加される電圧であるグラフを示している。これらのグラフは、本発明に係る「座標系」の一例を示している。
図8では、出力範囲Dにおける最も小さい(下限の)一次転写電圧がE1であり、最も大きい(上限の)一次転写電圧がE2である。また、E1を第1電圧として測定されたトナー像B2の履歴部分C1の濃度がF1、非履歴部分C2の濃度がG1である。また、E2を第2電圧として測定されたトナー像B2の履歴部分C1の濃度がF2、非履歴部分C2の濃度がG2である。一次転写電圧がE1の場合、濃度F1が濃度G1よりも大きいことから、履歴部分C1の濃度が非履歴部分C2の濃度よりも大きい画像(上述したポジゴースト)が形成されていることが分かる。また、一次転写電圧がE2の場合、濃度F1が濃度G1よりも小さいことから、履歴部分C1の濃度が非履歴部分C2の濃度よりも小さい画像(上述したネガゴースト)が形成されていることが分かる。
ここで、図8に、座標(E1、F1)と(E2、F2)とを結ぶ第1直線Fと、座標(E1、G1)と(E2、G2)とを結ぶ第2直線Gとを表した。画像形成装置1においては、濃度を測定する際に印加する一次転写電圧を変化させた場合、これらの直線と印加した一次転写電圧とで表される濃度が測定されることが実験により分かっている。そこで、第1直線Fと第2直線Gとが交わる点(交点)Hにおける電圧H1を一次転写電圧とすると、履歴部分C1の濃度と非履歴部分C2の濃度とが共通となり、これらの濃度差が0となる。この場合、図5の例であれば、図5(c)に示すトナー像B2が形成される。
図8の例では、濃度差が0となる一次転写電圧が、出力範囲Dに含まれている(ステップS23:Yes)。この場合、制御部930は、次にステップS25の処理を行う。ステップS25において、制御部930は、上述した動作条件として、一次転写電圧と、除電の有無とを設定する。図8に示す例の場合、制御部930は、一次転写電圧をH1に設定する。また、制御部930は、電圧H1を示した交点Hにおける濃度が測定されたときの動作条件のとおりに除電の有無を設定する。つまり、制御部930は、交点Hにおける濃度が除電有りで測定された場合は、動作条件を除電有りに設定し、除電無しで測定された場合は、除電無しに設定する。図8の例では、制御部930は、除電無しで測定した濃度により一次転写電圧を設定したため、動作条件を除電無しと設定する。こうして制御部930が設定した動作条件で画像形成装置1が画像を形成することで、上述した各濃度が測定されたとき(トナー像B2が形成されたとき)に比べて、感光体ドラム110に残留したトナーにより生じる画像ムラが抑制される。
図9は、出力範囲に濃度差が0となる一次転写電圧がない場合の測定結果の一例を示したグラフである。図9では、図8と共通する部分は、共通の符号を付して示している。図9の例は、交点Hが出力範囲Dに含まれていない点が図8の例と異なっている。この場合(ステップS23:No)、制御部930は、除電有りでステップS22と共通の動作を行い、濃度センサ50に各濃度を測定させる(ステップS24)。制御部930は、ステップS24の測定結果とステップS22の測定結果を用いて、上述した動作条件を設定する(ステップS25)。この場合のステップS25の処理について、図10、図11を参照しながら説明する。
図10は、ステップS24における測定結果の一例を図9に重ねて示したグラフである。除電有りの場合、第1電圧をE1として測定されたトナー像B2の履歴部分C1の濃度がI1、第2電圧をE2として測定されたトナー像B2の履歴部分C1の濃度がI2である。一方、非履歴部分C2については、除電の有無に関わらず、測定結果が共通であった。図10の例では、除電有りの状態での測定結果の座標(E1、I1)、(E2、I2)による第1直線Iと、座標(E1、G1)、(E2、G2)による第2直線Gとの交点Jが、出力範囲Dに含まれている。この場合、制御部930は、一次転写電圧を交点Jの電圧J1に設定し、交点Jを通る第2直線Gが除電有りの状態で測定された濃度I1、I2により示されるため、動作条件を除電有りと設定する。
図11は、除電の有無に関わらず、出力範囲に濃度差が0となる一次転写電圧がない場合の測定結果の一例を示すグラフであり、出力範囲及び測定された各濃度を図10と共通する符号で示している。図11に示すとおり、交点Hの電圧H2と交点Kの電圧K2は、いずれも出力範囲Dに含まれていない。この場合、制御部930は、出力範囲Dにおいて、第1直線と第2直線との濃度差が最も小さい電圧を一次転写電圧として設定する。図11の例では、濃度G2と濃度I2との濃度差が最も小さいため、制御部930は、E2を一次転写電圧として設定する(ステップS25)。この場合、制御部930は、除電有りで測定した濃度I2により一次転写電圧を設定したため、除電装置140の動作を除電有り(電荷を除去する)と設定する。画像形成装置1においては、図10、図11で説明した処理が実行されることで、電圧印加部31により印加される電圧が、除電有り及び除電無しの両方において上述した画像ムラが最も抑制される電圧に設定される。
[変形例]
上述した実施形態は、本発明の実施の一例に過ぎず、次のように種々の応用・変形が可能であり、また、必要に応じて組み合わせることも可能である。
上述した実施形態は、本発明の実施の一例に過ぎず、次のように種々の応用・変形が可能であり、また、必要に応じて組み合わせることも可能である。
(変形例1)
算出部934は、1種類の一次転写電圧(例えば第1電圧)により一次転写されたトナー像B2の濃度とその電圧とに基づき、電圧を算出しても良い。詳細には、算出部934は、測定された履歴部分C1の濃度が非履歴部分C2の濃度よりも大きければ、第1電圧よりも予め定められた値大きな電圧を算出し、測定された履歴部分C1の濃度が非履歴部分C2の濃度よりも小さければ、第1電圧よりも予め定められた値小さな電圧を算出すれば良い。
算出部934は、1種類の一次転写電圧(例えば第1電圧)により一次転写されたトナー像B2の濃度とその電圧とに基づき、電圧を算出しても良い。詳細には、算出部934は、測定された履歴部分C1の濃度が非履歴部分C2の濃度よりも大きければ、第1電圧よりも予め定められた値大きな電圧を算出し、測定された履歴部分C1の濃度が非履歴部分C2の濃度よりも小さければ、第1電圧よりも予め定められた値小さな電圧を算出すれば良い。
図12は、本変形例に係る電圧の算出方法を説明するため、濃度センサによる測定結果の一例を示したグラフである。このグラフの縦軸、横軸は、図8と共通であり、各値などで図8と共通するものは、共通の符号が付されている。図12(a)では、第1電圧E1を印加して測定された履歴部分C1の濃度F1が非履歴部分C2の濃度G1よりも大きい。この場合、算出部934は、第1電圧E1よりも予め定められた電圧ΔE大きい電圧H3を算出する。図12(b)では、濃度F1が濃度G1よりも小さい。この場合、算出部934は、第1電圧E1よりも予め定められた電圧ΔE小さい電圧H4を算出する。これにより、画像形成装置1においては、電圧印加部31により印加される電圧が、濃度F1、G1を測定したときの電圧(第1電圧E1)に比べて上述した画像ムラが抑制される電圧に変更される。
なお、算出部934は、濃度F1と濃度G1との差ΔFの大きさに応じて、電圧ΔEを定めても良い。例えば、算出部934は、差ΔFに予め定められた係数を乗じた値を電圧ΔEとしても良いし、差ΔFと電圧ΔEとを対応させたテーブルに基づいて、ΔEを算出しても良い。上述したΔE及び係数は、画像形成装置1における一次転写電圧と濃度センサ50により測定される濃度との関係を予め求めておき、この関係に基づき定めれば良い。図12のグラフでは、この関係を二点鎖線FとGとで示している。例えば、差ΔFが共通であれば、二点鎖線Gの傾きが小さいほど、二点鎖線GとFとの交点の電圧と第1電圧E1との差が大きくなるので、ΔE及び係数の値を大きくすれば良い。また、二点鎖線Gの傾きが大きい場合は、反対に、ΔE及び係数の値を小さくすれば良い。
(変形例2)
算出部934は、上述した第1直線F及び第2直線Gを用いずに、濃度F1、G1と濃度F2、G2と第1電圧E1と第2電圧E2とに応じて電圧を算出しても良い。
図13は、本変形例に係る電圧の算出方法を説明するため、濃度センサによる測定結果の一例を示したグラフである。グラフの縦軸、横軸は図10と共通である。また、図10と共通する部分は、共通の符号を付して示しており、第1直線F及び第2直線Gは、図13(a)は、第1電圧E1では濃度F1が濃度G1より大きく、第2電圧E2では濃度F2が濃度G2よりも小さい場合を示している。この場合、算出部934は、第1電圧E1から第2電圧E2までの電圧のうち、濃度F1、G1の差ΔF1と濃度F2、G2の差ΔF2との大きさの比率に応じた電圧を算出する。詳細には、算出部934は、第1電圧E1から第2電圧E2までの電圧のうち、第1電圧E1との差ΔE1と、第2電圧E2との差ΔE2との比率が差ΔF1と差ΔF2との比率になる電圧H5を算出する。
算出部934は、上述した第1直線F及び第2直線Gを用いずに、濃度F1、G1と濃度F2、G2と第1電圧E1と第2電圧E2とに応じて電圧を算出しても良い。
図13は、本変形例に係る電圧の算出方法を説明するため、濃度センサによる測定結果の一例を示したグラフである。グラフの縦軸、横軸は図10と共通である。また、図10と共通する部分は、共通の符号を付して示しており、第1直線F及び第2直線Gは、図13(a)は、第1電圧E1では濃度F1が濃度G1より大きく、第2電圧E2では濃度F2が濃度G2よりも小さい場合を示している。この場合、算出部934は、第1電圧E1から第2電圧E2までの電圧のうち、濃度F1、G1の差ΔF1と濃度F2、G2の差ΔF2との大きさの比率に応じた電圧を算出する。詳細には、算出部934は、第1電圧E1から第2電圧E2までの電圧のうち、第1電圧E1との差ΔE1と、第2電圧E2との差ΔE2との比率が差ΔF1と差ΔF2との比率になる電圧H5を算出する。
図13(b)は、濃度F1、F2が濃度G1、G2よりそれぞれ小さく、かつ、濃度G1が濃度G2よりも小さい場合を示している。この場合、算出部934は、第1電圧E1よりも小さい電圧のうち、第1電圧E1との差ΔE1と、第2電圧E2との差ΔE2との比率が差ΔF1と差ΔF2との比率になる電圧H6を算出する。なお、濃度G1が濃度G2よりも大きい場合であれば、算出部934は、第2電圧E2よりも大きい電圧のうち、第1電圧E1との差ΔE1と、第2電圧E2との差ΔE2との比率が差ΔF1と差ΔF2との比率になる電圧を算出する。
(変形例3)
第1設定部932は、上述した実施形態では、出力範囲の下限値を第1電圧、上限値を第2電圧として設定したが、これに限らず、他の電圧を第1電圧及び第2電圧として設定しても良い。この場合、第1電圧と第2電圧とが互いに異なる電圧であれば、上述した第1直線及び第2直線が特定され、それらの交点の電圧が算出部934により算出される。
第1設定部932は、上述した実施形態では、出力範囲の下限値を第1電圧、上限値を第2電圧として設定したが、これに限らず、他の電圧を第1電圧及び第2電圧として設定しても良い。この場合、第1電圧と第2電圧とが互いに異なる電圧であれば、上述した第1直線及び第2直線が特定され、それらの交点の電圧が算出部934により算出される。
(変形例4)
第1設定部932は、3通り以上の電圧を設定しても良い。この場合、濃度測定制御部933は、設定された各電圧がそれぞれ印加された場合の濃度をそれぞれ測定させる。そして、算出部934は、印加された各電圧と、各電圧が印加された場合の履歴部分(又は非履歴部分)の濃度とが示す3通り(非履歴部分の濃度を合わせると6通り)以上の座標から、最小二乗法などで近似することで表される第1直線(又は第2直線)の式を求め、これらの直線の交点における電圧を算出すれば良い。
第1設定部932は、3通り以上の電圧を設定しても良い。この場合、濃度測定制御部933は、設定された各電圧がそれぞれ印加された場合の濃度をそれぞれ測定させる。そして、算出部934は、印加された各電圧と、各電圧が印加された場合の履歴部分(又は非履歴部分)の濃度とが示す3通り(非履歴部分の濃度を合わせると6通り)以上の座標から、最小二乗法などで近似することで表される第1直線(又は第2直線)の式を求め、これらの直線の交点における電圧を算出すれば良い。
図14は、本変形例に係る電圧の算出方法を説明するため、濃度センサによる測定結果の一例を示したグラフである。このグラフの縦軸、横軸は、図8と共通であり、各値などで図8と共通するものは、共通の符号が付されている。濃度測定制御部933は、第3電圧E3を一次転写電圧として印加した場合のトナー像B2の濃度F3、G3を濃度センサ50に測定させる。算出部934は、第1電圧E1と濃度F1、第2電圧E2と濃度F2、第3電圧E3と濃度F3とがそれぞれ示す3通りの座標から、最小二乗法で近似した第1直線Fの式と、濃度がG1、G2、G3の場合の第2直線Gの式とを求め、第1直線Fと第2直線Gとの交点Hの電圧H7を算出する。本変形例においては、算出部934は、上述のとおり、測定された濃度の測定誤差を補正して電圧を算出する。画像形成装置1においては、第1設定部932が設定する電圧の数が多いほど、測定における誤差を補正する精度が高められる。これにより、画像形成装置1においては、より適した動作条件で画像が形成され、上述した画像ムラがより抑制される。
(変形例5)
上述した実施形態では、濃度を測定する際の一次転写電圧と濃度とが線形の関係になる場合において電圧が算出されたが、本発明においては、これらが非線形の関係になる場合であっても、その関係式が表されるものであれば、電圧が算出される。
図15は、本変形例に係る電圧の算出方法を説明するため、濃度センサによる測定結果の一例を示したグラフである。このグラフの縦軸、横軸は、図8と共通であり、各値などで図8と共通するものは、共通の符号が付されている。本変形例に係る画像形成装置は、非履歴部分C2の濃度が、一次転写電圧に対して、二次曲線的に増加している。この場合であっても、画像形成装置は、予め様々な温度及び湿度の条件で測定した濃度と一次転写電圧との関係から、これらの条件に対応する二次曲線Jの係数を算出しておき、これに基づき交点Hを算出すれば良い。図15の例では、二次曲線Jは、温度及び湿度の条件に対応する係数と、第1電圧E1における非履歴部分C2の濃度J1と、第2電圧E2における非履歴部分C2の濃度J2とから、特定されている。画像形成装置は、特定された二次曲線Jと第1直線Fとの交点Hを算出し、交点Hの電圧H8を算出する。
上述した実施形態では、濃度を測定する際の一次転写電圧と濃度とが線形の関係になる場合において電圧が算出されたが、本発明においては、これらが非線形の関係になる場合であっても、その関係式が表されるものであれば、電圧が算出される。
図15は、本変形例に係る電圧の算出方法を説明するため、濃度センサによる測定結果の一例を示したグラフである。このグラフの縦軸、横軸は、図8と共通であり、各値などで図8と共通するものは、共通の符号が付されている。本変形例に係る画像形成装置は、非履歴部分C2の濃度が、一次転写電圧に対して、二次曲線的に増加している。この場合であっても、画像形成装置は、予め様々な温度及び湿度の条件で測定した濃度と一次転写電圧との関係から、これらの条件に対応する二次曲線Jの係数を算出しておき、これに基づき交点Hを算出すれば良い。図15の例では、二次曲線Jは、温度及び湿度の条件に対応する係数と、第1電圧E1における非履歴部分C2の濃度J1と、第2電圧E2における非履歴部分C2の濃度J2とから、特定されている。画像形成装置は、特定された二次曲線Jと第1直線Fとの交点Hを算出し、交点Hの電圧H8を算出する。
(変形例6)
計測部910は、一次転写されるトナー像の濃度に影響を与える値であれば、温度、湿度又は延べ回転数以外の他の値を計測しても良い。例えば、計測部910は、感光体ドラム110の表面の摩耗量を計測する、又は、感光層の厚さそのものを計測しても良い。
計測部910は、一次転写されるトナー像の濃度に影響を与える値であれば、温度、湿度又は延べ回転数以外の他の値を計測しても良い。例えば、計測部910は、感光体ドラム110の表面の摩耗量を計測する、又は、感光層の厚さそのものを計測しても良い。
(変形例7)
本発明は、上述した実施形態では、用紙搬送ベルトに沿って並んだ複数の感光体ユニットによりカラー画像を形成する画像形成装置であったが、これに限らず、複数の現像器(上述した現像装置に相当するもの)が回転体の周方向に沿って設けられたいわゆるロータリー式の現像装置を備えたものであっても良いし、モノクロ画像を形成するものであっても良い。いずれの場合も、本発明は、中間転写体(上述した中間転写ベルトに相当するもの)を備えた中間転写方式の画像形成装置であれば良い。
本発明は、上述した実施形態では、用紙搬送ベルトに沿って並んだ複数の感光体ユニットによりカラー画像を形成する画像形成装置であったが、これに限らず、複数の現像器(上述した現像装置に相当するもの)が回転体の周方向に沿って設けられたいわゆるロータリー式の現像装置を備えたものであっても良いし、モノクロ画像を形成するものであっても良い。いずれの場合も、本発明は、中間転写体(上述した中間転写ベルトに相当するもの)を備えた中間転写方式の画像形成装置であれば良い。
1…画像形成装置、10…画像形成部、110…感光体ドラム、120…帯電装置、130…現像装置、140…除電装置、20…露光部、30…一次転写ロール、31…電圧印加部、40…中間転写ベルト、50…濃度センサ、710…二次転写ロール、720…バックアップロール、910…計測部、911…温湿度計、912…カウンタ、920…記憶部、921…計測結果データベース(DB)、922…実行条件データ、923…出力範囲テーブル、930…制御部、931…第1判定部、932…第1設定部、933…濃度測定制御部、934…算出部、935…第2判定部、936…第2設定部、937…判断部、938…画像形成制御部
Claims (7)
- 第1トナー像を保持し、前記第1トナー像が一次転写された後に当該第1トナー像が保持されていた第1部分と前記第1部分以外の第2部分とに第2トナー像を保持する像保持体と、
前記像保持体から一次転写される前記第1トナー像及び前記第2トナー像を保持する中間転写体と、
前記中間転写体を介して前記像保持体と対向して設けられ、前記像保持体に前記中間転写体を介して電圧を印加して前記第1トナー像及び前記第2トナー像を前記中間転写体に一次転写する一次転写手段と、
前記一次転写手段により第1電圧が印加されて前記第1トナー像及び前記第2トナー像が一次転写された場合に、前記中間転写体が保持する前記第2トナー像の前記第1部分の第1濃度と当該第2トナー像の前記第2部分の第2濃度とを測定する測定手段と、
前記測定手段により測定された第1濃度及び第2濃度の差よりも前記第1濃度と前記第2濃度との差が小さくなる電圧を前記一次転写手段が印加する電圧として算出する算出手段と
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記測定手段は、前記一次転写手段により前記第1電圧と異なる第2電圧が印加されて前記第1トナー像及び前記第2トナー像が一次転写された場合の前記第1濃度及び前記第2濃度を測定し、
前記算出手段は、前記一次転写手段により前記第1電圧が印加された場合に前記測定手段により測定された第1濃度及び第2濃度と、前記一次転写手段により前記第2電圧が印加された場合に前記測定手段により測定された第1濃度及び第2濃度と、前記第1電圧と、前記第2電圧とに応じて前記一次転写手段が印加する電圧を算出する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記算出手段は、電圧と濃度とで表される座標系において、前記一次転写手段により前記第1電圧が印加された場合に前記測定手段により測定された前記第1濃度と前記第1電圧とにより示される座標と、前記一次転写手段により前記第2電圧が印加された場合に前記測定手段により測定された前記第1濃度と前記第2電圧とにより示される座標と、を結ぶ第1直線と、前記一次転写手段により前記第1電圧が印加された場合に前記測定手段により測定された前記第2濃度と前記第1電圧とにより示される座標と、前記一次転写手段により前記第2電圧が印加された場合に前記測定手段により測定された前記第2濃度と前記第2電圧とにより示される座標と、を結ぶ第2直線と、が交わる点の電圧を前記一次転写手段が印加する電圧として算出する
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記測定手段は、前記一次転写手段により少なくとも3通り以上の電圧が印加されて前記第1トナー像及び前記第2トナー像が一次転写された場合の前記第1濃度及び前記第2濃度をそれぞれ測定し、
前記算出手段は、前記一次転写手段により印加された電圧と当該電圧が印加された場合に前記測定手段により測定された前記第1濃度とが示す3通り以上の座標により表される第1直線と、前記一次転写手段により印加された電圧と当該電圧が印加された場合に前記測定手段により測定された前記第2濃度とが示す3通り以上の座標により表される第2直線と、が交わる点の電圧を前記一次転写手段が印加する電圧として算出する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記一次転写手段により前記中間転写体へ転写されるトナー像の濃度に影響を与える値を計測する計測手段と、
前記値に対応する前記一次転写手段が印加する電圧の範囲を記憶する記憶手段と、
前記計測手段により計測された値に対応する前記記憶手段により記憶された範囲に前記算出手段により算出された電圧がある場合、当該電圧を前記一次転写手段が印加する電圧として設定し、当該範囲に前記算出手段により算出された電圧がない場合、前記第1直線と前記第2直線との濃度の差の絶対値が当該範囲において最も小さい電圧を前記一次転写手段が印加する電圧として設定する設定手段と
を備えることを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。 - 前記像保持体は、表面に電荷を蓄積し、
前記一次転写手段により前記第1トナー像が一次転写された後の前記像保持体の表面から前記電荷を除去する除去手段を備え、
前記算出手段は、前記一次転写手段が印加する電圧を算出する処理を、前記除去手段が当該電荷を除去する場合と、前記除去手段が当該電荷を除去しない場合とでそれぞれ実行し、
前記設定手段は、前記計測手段により計測された値に対応する前記記憶手段により記憶された範囲に当該算出手段により算出された電圧がある場合、当該電圧を前記一次転写手段が印加する電圧として設定し、当該算出手段により算出されたいずれの電圧も当該範囲にない場合、前記第1直線と前記第2直線との濃度の差の絶対値が当該範囲において最も小さい電圧を前記一次転写手段が印加する電圧として設定する
ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。 - 前記設定手段により設定された電圧において前記第2直線との濃度の差の絶対値が最も小さい前記第1直線を示す濃度が測定されたときに、前記除去手段が電荷を除去していれば前記除去手段による電荷の除去を行うと判断し、前記除去手段が電荷を除去していなければ前記除去手段による電荷の除去を行わないと判断する判断手段を備え、
前記除去手段は、前記判断手段による判断に従って動作する
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016024327A (ja) * | 2014-07-18 | 2016-02-08 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置及び画像形成システム |
JP2019207346A (ja) * | 2018-05-30 | 2019-12-05 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
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2011
- 2011-03-09 JP JP2011051452A patent/JP2012189680A/ja not_active Withdrawn
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