JP2012187796A - プリンタ - Google Patents
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Abstract
【課題】印字ヘッドとプラテンとの位置合せを簡単にするものである。
【解決手段】用紙が搬送される搬送経路Xと、この搬送経路Xに面して配置された印字ヘッド3と、搬送経路Xを挟んで印字ヘッド3に対向して配置され、その対向面を平坦状に形成したプラテン2とで構成される。そして、このプラテン2は、平坦面21aを有する角柱部材21と、この角柱部材21を挟んで配置された複数のピンチローラ23、24、25と、この複数のピンチローラ間に張り渡され用紙を搬送するエンドレスベルト22とから構成される。
【選択図】図2
【解決手段】用紙が搬送される搬送経路Xと、この搬送経路Xに面して配置された印字ヘッド3と、搬送経路Xを挟んで印字ヘッド3に対向して配置され、その対向面を平坦状に形成したプラテン2とで構成される。そして、このプラテン2は、平坦面21aを有する角柱部材21と、この角柱部材21を挟んで配置された複数のピンチローラ23、24、25と、この複数のピンチローラ間に張り渡され用紙を搬送するエンドレスベルト22とから構成される。
【選択図】図2
Description
本発明の実施形態はプリンタに関する。
従来、用紙やインクリボンの交換のために、印字ヘッドブロックと搬送ブロックを分離させたプリンタでは、印字ヘッドと丸プラテンの位置を決めるため、印字ヘッドブロック側に設けた爪でプラテンシャフトを抱え込むようにしたものが知られている。
しかしながら、このようなプリンタでは、印字ヘッドの発熱体と断面が円形状のプラテンローラの接点とを正確に位置合せしなければならず、即ち、線と線を正確に合わせるという高度な技術が必要であり、そのために高度な機構や調整機構などを有していた。万が一、位置ズレが生じると印字品質を低下させるという問題があった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、印字ヘッドとプラテンとの位置合せを簡単にするものである。
本発明の実施形態におけるプリンタは、用紙が搬送される搬送経路と、この搬送経路に面して配置された印字ヘッドと、前記搬送経路を挟んで前記印字ヘッドに対向して配置され、その対向面を平坦状に形成したプラテンとを備える。
以下、実施形態のプリンタを図面を参照して説明する。図1は、実施形態のプリンタの構成を概略的に示す側面図、図2は、印字部を構成する印字ヘッドとプラテンとの関係を示す側面図、図3は、印字部を構成する印字ヘッドとプラテンを上方から見た平面図である。本実施の形態は、バーコードプリンタへの適用例である。
図1に示すように、プリンタであるバーコードプリンタ1は、印字部4、フィードローラ5、ローラ押え6、透過型光センサ7などから構成されている。そして、このバーコードプリンタ1には、フィードローラ5およびローラ押え6側から透過型光センサ7を経由し印字部4へ至る搬送経路Xが形成されている。
次に、印字部4について図2ないし図3を参照して説明する。図2に示すように、印字部4は、プラテン2と、搬送経路Xを挟んでこのプラテン2に対向して配置された印字ヘッドであるサーマルヘッド3とで構成されている。そして、このプラテン2は、サーマルヘッド3に対向する面が平坦状に形成された平坦面21aとなっている角柱部材21と、この角柱部材21を挟み、且つ搬送経路Xに面して配置された第1のピンチローラ23および第2のピンチローラ24と、これら第1のピンチローラ23と第2のピンチローラ24との間で搬送経路Xから離間し、且つこの搬送経路Xに対して第1のピンチローラ23および第2のピンチローラ24と同じ側に配置された第3のピンチローラ25と、これらの第1ないし第3のピンチローラ23、24、25にわたって張り渡されたエンドレスベルト22とから構成されている。そして、第1のピンチローラ23,角柱部材21および第2のピンチローラ24にわたって張り渡されたエンドレスベルト22のサーマルヘッド3側の面は平坦状に形成された平坦面22cになっており、この平坦面22cは搬送経路Xの一部を構成している。
図3に示すように、エンドレスベルト22には、その両端部の内面にベルト歯部22aと22bがそれぞれ形成されており、第1ないし第3のピンチローラ23、24、25にも、その両端部にローラ歯部23aと23b、24aと24b、25aと25bがそれぞれ形成されている。これら第1ないし第3のピンチローラ23、24、25のそれぞれのローラ歯部23aと23b、24aと24b、25aと25bに、エンドレスベルト22のベルト歯部22aと22bが噛み合い、第1ないし第3のピンチローラ23、24、25からの駆動力がエンドレスベルト22に伝達される。本実施形態では、第1ないし第3のピンチローラ23、24、25のうち、第1のピンチローラ23に駆動部としてのモータ14が連結されている。そして、プラテン2は、用紙Pを用紙搬送方向Aに向けて搬送する機能も有している。なお、プラテン2の上方には、搬送経路Xを挟んで第1の押えローラ26と第2の押えローラ27とが設けられている。
図2及び図3に示すように、サーマルヘッド3は、ヘッドブラケット28に固定されて設けられており、このヘッドブラケット28は、後端部に設けられた保持部であるヘッド軸29を回動中心として、サーマルヘッド3がプラテン2から離反する方向へ回動自在に設けられている。そして、サーマルヘッド3には、エッジもしくはエッジに近い部分で、かつ、プラテン2を構成する角柱部材21の平坦面21aの長手方向(図3における紙面で左右方向)に沿って発熱体3aが配設されている。
また、図1に示すように、用紙搬送方向Aにおけるプラテン2の上流側には、搬送部材として機能するフィードローラ5が回転自在に設けられており、このフィードローラ5の上方には搬送経路Xを挟んでローラ押え6が設けられている。これにより、搬送経路Xにおいてフィードローラ5とローラ押え6とに挟まれた用紙Pは、フィードローラ5の回転により、印字部4に案内される。
そして、プラテン2とフィードローラ5との間には、用紙Pの搬送経路Xを挟んで設けられた発行素子と受光素子とからなる透過型光センサ7が配設されている。この透過型光センサ7は、用紙Pとしてラベル用紙を用いた場合には、周知のように各ラベルのギャップ部を検出して用紙送りの位置決めを行うものである。
次に、バーコードプリンタ1の各部の電気的接続について図4を参照して説明する。図4に示すように、バーコードプリンタ1には、各種の演算処理を実行して各部を集中的に制御するCPU8が設けられている。このCPU8には、制御プログラム等の固定的データを予め格納する記憶媒体であるROM9と、可変的なデータを書換自在に格納するRAM10とがパス接続されている。これらのCPU8、ROM9、RAM10により、制御系が構成されている。
また、CPU8には、サーマルヘッド3を駆動するサーマルヘッドドライバ11と、用紙搬送制御部12と、オペレータパネル13とが接続されている。用紙搬送制御部12には、搬送部材として機能するプラテン2やフィードローラ5に連結された駆動部としてのモータ14を駆動する紙送りドライバ15と、透過型光センサ7とが接続されている。オペレータパネル13には、所定内容を入力するための各種キー16が設けられている。
上記の実施形態をとれば、バーコードプリンタ(プリンタ)1において、サーマルヘッド(印字ヘッド)3の発熱抵抗体3aはプラテン2の角柱部材21の平坦面21aに対向しているので、サーマルヘッド3とプラテン2との位置合せが簡単にできる。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、様々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 バーコードプリンタ(プリンタ)
2 プラテン
21 角柱部材
21a 角柱部材の平坦面
22 エンドレスベルト
22a、22b エンドレスベルトのベルト歯部
23 第1のピンチローラ
23a,23b 第1のピンチローラのローラ歯部
24 第2のピンチローラ
24a,24b 第2のピンチローラのローラ歯部
25 第3のピンチローラ
25a,25b 第3のピンチローラのローラ歯部
3 サーマルヘッド(印字ヘッド)
3a 発熱体
4 印字部
X 搬送経路
P 用紙
2 プラテン
21 角柱部材
21a 角柱部材の平坦面
22 エンドレスベルト
22a、22b エンドレスベルトのベルト歯部
23 第1のピンチローラ
23a,23b 第1のピンチローラのローラ歯部
24 第2のピンチローラ
24a,24b 第2のピンチローラのローラ歯部
25 第3のピンチローラ
25a,25b 第3のピンチローラのローラ歯部
3 サーマルヘッド(印字ヘッド)
3a 発熱体
4 印字部
X 搬送経路
P 用紙
Claims (3)
- 用紙が搬送される搬送経路と、
この搬送経路に面して配置された印字ヘッドと、
前記搬送経路を挟んで前記印字ヘッドに対向して配置され、その対向面を平坦状に形成したプラテンと、
を備えるプリンタ。 - 前記プラテンは、平坦面を有する角柱部材と、この角柱部材を挟んで配置された複数のピンチローラと、この複数のピンチローラ間に張り渡され用紙を搬送するエンドレスベルトとから構成されたことを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
- 前記エンドレスベルトはその両端部内面にベルト歯部を有し、このベルト歯部に噛み合い前記エンドレスベルトに駆動力を伝達するローラ歯部を前記複数のピンチローラのうち少なくとも一つのピンチローラの両端部に形成したことを特徴とする請求項2記載のプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011052747A JP2012187796A (ja) | 2011-03-10 | 2011-03-10 | プリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011052747A JP2012187796A (ja) | 2011-03-10 | 2011-03-10 | プリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012187796A true JP2012187796A (ja) | 2012-10-04 |
Family
ID=47081494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011052747A Withdrawn JP2012187796A (ja) | 2011-03-10 | 2011-03-10 | プリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012187796A (ja) |
-
2011
- 2011-03-10 JP JP2011052747A patent/JP2012187796A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20140513 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20150126 |