JP2012186601A - 光回線加入者側終端装置 - Google Patents

光回線加入者側終端装置 Download PDF

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Abstract

【課題】光回線によりOLTと接続した光回線加入者側終端装置(ONU)に関し、省電力化を図る。
【解決手段】
加入者の端末とインタフェース部(ユーザIF部)2を介して接続し、且つOLTとの間を光カプラと光伝送路とを介して接続したONUであって、端末からの送信データを、ユーザIF部2を介して受信して物理層部(PHY部)3の制御により一時記憶する記憶部4と、動作電力の供給、停止制御を行う電源制御部12と、PON制御部5とを含み、電源制御部12は、ユーザIF部2と、記憶部4と、データの書込み、読出しの制御構成とに常時動作電力を供給し、加入者の端末との間の通信開始を、記憶部4に送信データが記憶されたことの検出情報を基に、装置内の各部に動作電力供給を開始し、加入者の端末との間の通信終了検出時、予め設定した時間経過後に停止して、省電力モードに移行させる制御構成を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、PONシステムに於ける局側の装置と光回線及び光カプラを介して接続した加入者側の装置としての光回線加入者側終端装置に関する。
PON(Passive Optical Network)システムは、ネットワークと接続した局側の装置としての光回線終端集合側装置(SLT;Subscriber Line Terminal)又は光回線局側終端装置(OLT;Optical Line Terminal)と、加入者の端末等を接続した加入者側の装置としての光回線加入者側終端装置(ONU;Optical Network Unit)、又は光回線加入者側端局装置(ONT;Optical Network Terminal)とを、光回線と光カプラとを介して接続した基本的な構成を有するものである。以下、局側の装置を「OLT」と略称し、加入者側の装置を「ONU」と略称する。
光回線を介して光信号により通信を行う従来のシステムとして、FTTH(Fiber To The Home)システムが普及し、それまでのアクセスネットワークに於いてブロードバンドサービスを牽引してきたDSL(Digital Subscriber Line)のサービス加入者は減少した。又FTTH普及の一翼を担ったのはPONシステムの発展であり、特に2004年にIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)に於いて、GE−PON(Gigabit Ethernet(登録商標)−Passive Optical Network)が標準化され、それ以前から急速に推進されてきた通信ネットワークのIP(Internet Protocol)化と極めて親和性が高いことも相俟って、国内の多くのキャリアがこのGE−PONシステムを導入してきた。昨今、インターネットに於ける映像配信やP2P(Point to Point)等のアプリケーションの普及により、特にアクセスネットワークに於ける広帯域化は更に急速に進んでおり、今後、より高精細な映像配信等のサービスの出現により、アクセスネットワークに対しては更なる大容量化が要求されることになる。この為、IEEE802.3作業部会では、次世代PONシステムとして、GE−PONの10倍の伝送速度を持つ10G−EPONの標準化が進められた。
このように、ネットワークの広帯域化が進展する一方、情報通信機器の消費電力の増大が問題になっている。情報通信機器は、前述の10G−EPONシステムのように通信速度を高速化することで広帯域化に対応するものであり、一般的に通信速度の高速化は消費電力を増加させることになる。昨今、環境問題をはじめとして、世界的に省電力化への関心が高まってきており、ICT(Information and Communications Technology;情報通信技術)に対しても、省電力化の具体的なガイドライン策定/法整備に向けた議論が活発化してきた。例えば、標準化学会に於いては、2007年12月ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)からのレポート(ICTs and Climate Change)等を契機に、同学会ではEnergy Saving Check Listの策定により、同学会の勧告書g.983.2,G.984.4にて、PONシステムに於ける省電力プロセスを規定している。又10G−EPONを標準化しているIEEEでは、802.3az作業部会に於いて省電力機能について議論しており、10G−EPON標準化も連携して取り組んでいる。この為、10G−EPONのシステムや集積回路等の開発者により、省電力機能の研究が並行して行われている。
図14は、PONシステムの概要を示すもので、100は加入者宅、200は局、300は光カプラ、101はONU(Optical Network Unit)、102はパソコン等の端末、201はOLT(Optical Line Terminal)を示す。各加入者宅100のONU101と、局200のOLT201とを光カプラ300を介して光回線により接続し、OLT200は、各ONU101との間を、光カプラ300を介して、前述のように、Gbpsや10Gbpsの伝送速度で通信サービスを提供し、又インターネットに対する接続サービスを提供する。このようなPONシステムに於いて、省電力化が検討されている。例えば、従来の加入者側のONU101では、無通信状態であるにも拘わらず、待ち受け状態を継続していることになり、従って、通信状態に於ける消費電力より少ないとしても、常時継続して電力を消費していた。又ONU101は、現在数千万台以上配置されて運用されており、一台当たりの電力消費量が僅かであっても、全体としての消費電力は大きくなる。その為、省電力化が求められ、各種の手段が提案されている。例えば、複数の加入者ユニット、即ち、ONUと、光カプラを介して光回線により接続したセンタ側ユニットとしてのOLTとを含むPONシステムに於いて、OLTからONU対応に設定した電源のオン又はオフを示す低周波信号を、主信号に重畳して送信し、その低周波信号により指定されたONUは、主信号処理を行う増幅器等の電源のオン、オフを制御することにより、省電力化を図る手段が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
又OLTにより通常のデータの送受信を光信号によって行い、又光映像信号を受信して画像表示を行うシステムに於いて、画像表示を行うテレビ受像機に付属するセットトップボックスSTB(Set Top Box)の電源をオンとすることにより、交流100Vの電灯配線を介して電源制御部に電源オンを示す信号を送出し、電源制御部は、この電源オン信号により、映像系光加入者線終端装置の電源をオンとして受信動作を開始し、STBの電源をオフとすると、この電源オフを示す信号を、電灯配線を介して電源制御部に送出し、電源制御部は映像系光加入者線終端装置の電源をオフとすることにより、省電力化を図る手段も提案されている(例えば、特許文献2参照)。又OLTと光カプラを介して複数のONUを接続し、各ONUは、複数の機能部としての光インタフェース部、PON処理部、LANPHY処理部対応に電源部に接続するスイッチを設け、電源制御部により各スイッチのオン、オフを制御する構成とし、通信状況検出部により検出した通信状況に応じて電源制御部を制御し、又はOLT側からの命令により電源制御部を制御し、この電源制御部による各スイッチのオン、オフの制御によって、各部の動作又は停止を制御し、それによって、省電力化を図る手段も提案されている(例えば、特許文献3参照)。
又IEEE1394インタフェースを含むデータ処理装置に於いて、メインのプロセッサ等に動作電力を供給するシステム電源部と、スタンバイ状態の各部に電力を供給するスタンバイ電源部とを含み、スタンバイ電源部により動作電力を供給されるサブマイコンによって電源制御信号を解析し、システム電源部からメインのプロセッサ等に動作電力を供給して動作状態に遷移させるか又はスタンバイ状態とするかを制御し、省電力化を図る手段も提案されている(例えば、特許文4参照)。又加入者側の装置をONT(Optical Network Terminal)(前述のONUに対応)として、光回線及び光カプラを介して接続された局側の装置のOLTを含み、ONTに於けるアドレス検索に使用する連想メモリは、ユニキャストアドレス用とマルチキャストアドレス用とを有し、個別に電源供給を制御可能の構成として、例えば、一定時間、加入者が特定フレームを受信していない場合、マルチキャストアドレス対応のフレームをアドレス検索前に破棄し、マルチキャストアドレス用の連想メモリに対する電源供給を停止して、省電力化を図る手段も提案されている(例えば、特許文献5参照)。
特開平7−154369号公報 特開2002−84535号公報 特開2007−89027号公報 特開2008−42428号公報 特開2009−170986号公報
PONシステムの加入者は、前述のように非常に多数であって、局側の装置としてのOLTに対して、光カプラと光回線とを介して接続した複数の加入者側の装置としてのONUは、通信の待機状態に於いても給電状態を継続する場合が一般的であり、前述の先行技術文献に示されているように、各種の省電力化手段を適用することにより、システム全体としての省電力化を図ることができる。しかし、前述の特許文献1の省電力化技術を適用する場合、高速伝送の光信号に低周波の光信号を重畳するものであるから、高速伝送の光信号に揺らぎを与えることになり、伝送エラーを助長する問題を含む欠点がある。又前述の特許文献2は、ONU内の動画情報受信用のV−ONUに対し、電力線搬送技術を適用して電力制御情報を転送して、V−ONUの動作電源のオン、オフを制御するものであり、同一の架や装置ケース内の各部の電源制御には不適である。又前述の特許文献3は、ONUに於ける複数の機能部対応に動作電源の供給と停止とを制御するスイッチを設けて、省電力化を図るものであり、比較的大まかな電源制御手段を示すに過ぎないもので、ONUの省電力化にそのまま適用することは困難である。又前述の特許文献4は、システム電源とスタンバイ電源とを備えて、スタンバイ電源のサブマイコンにより、電源ボタンの操作やリモコン操作を検出し、又外部装置との間の通信状況を監視し、その結果に応じてシステム電源のオン、オフを制御するものであり、システム電源に対してのみの省電力化であって、全体としての省電力化は充分ではない。又前述の特許文献5は、ユニキャスト用連想メモリとマルチキャスト用連想メモリとに対する電源供給か停止かを制御することを示し、全体として充分な省電力化が望めない欠点がある。
本発明は、前述の従来例の問題点を改善することを目的とし、通信状況に対応してONUに於けるきめ細かい自動的な制御処理により、更なる省電力化を図るものである。
本発明の光回線加入者側終端装置(ONU)は、加入者の端末とインタフェース部を介して接続し、且つ光回線局側終端装置との間を光カプラと光伝送路とを介して接続した光回線加入者側終端装置(ONU)に於いて、前記加入者の端末から送信データを、前記インタフェース部を介して受信して物理層部の制御により一時記憶する記憶部と、装置内の各部に対する動作電力の供給、停止の制御を行う電源制御部と、前記加入者の端末と前記光回線局側装置との間の通信を制御するPON制御部とを含み、前記電源制御部は、前記インタフェース部と前記記憶部と該記憶部に対する前記加入者の端末からの送信データを記憶させる制御構成とに常時動作電力を供給し、前記加入者の端末との間の通信開始を前記記憶部に送信データが記憶されたことの検出情報を基に、装置内の各部に対する動作電力の供給を開始し、該動作電力の供給を、前記加入者の端末との間の通信終了を検出して予め設定した時間経過後に停止して、省電力モードに移行させる制御構成を備えている。
又前記物理層部は、前記インタフェース部を介して接続した前記端末との間の通信状態を前記記憶部の記憶状態を基に監視して半二重と全二重との切替えを行う制御手段を含み、該制御手段は、前記端末の通信開始時は半二重通信状態に切替え、前記端末からの送信データを一時記憶させる前記記憶部の残容量が閾値を超えて減少した時は、前記端末へコリジョン信号を送出し、該コリジョン信号送出が単位時間あたりの回数閾値を超えた時は、前記端末との間の通信を全二重通信状態に切替え、該全二重通信状態に於ける前記記憶部の残容量が閾値を超えた時は、前記端末へ送信一時停止を要求し、前記残容量が閾値内に低下した時は、前記端末との間の通信を半二重通信状態に切替える制御構成を備えている。
又前記PON制御部は、MACアドレス学習テーブルを有し、前記端末との間の通信終了後の所定時間経過によるエージングアウトを検出した時に、前記電源制御部に通知して省電力モードに移行させる制御構成を備えている。
又前記物理層部は、前記端末との間の半二重通信と全二重通信との切替えを、前記インタフェース部を介して前記端末に通知する為のオートネゴシェーション部と、前記記憶部の記憶情報量を監視する状態監視部からの情報を受信して保持し、前記オートネゴシェーション部に前記半二重通信と全二重通信との切替えを行う為の前記状態監視部からの情報を転送する物理層上位インタフェース部を備えている。
又前記端末と電力配線を介して接続し、前記端末との間の送受信データと前記電源部への電力とを分離するインタフェース部と、前記電力配線を介して給電された電力を装置内部の動作電圧に変換する電源部と、前記インタフェース部を介して前記端末との間のデータの送受信制御を行う物理層部と、該物理層部からの前記端末の通信状態の情報を基に動作電力を各部に供給する電源制御部とを含む構成を備えている。
又前記端末と無線回線を介してデータの送受信を行うインタフェース部と、該インタフェース部と前記電源制御部とに動作電力を供給する電源部と、前記端末と無線回線を介してデータの送受信処理を行うと共に、通信状態を前記電源制御部に通知する送受信処理部とを含む構成を備えている。
又電力供給とデータ送受信とを行うLANケーブルにより前記端末を接続し、該LANケーブルを介して給電された電力を装置内部の動作電圧に変換して給電する電源部と、前記LANケーブルを介してデータ送受信を行う物理層部と、該物理層部からの通信状態情報を基に、前記電源部からの動作電力を前記PON制御部を含む装置内各部に供給する電源制御部とを含む構成を備えている。
又前記PON制御部は、前記端末との間の通信終了から所定時間経過後に、前記光回線局側終端装置にスリープ要求を送信し、該スリーブ要求に対する前記光回線局側終端装置からの応答を受信識別して、前記物理層部を介して前記電源制御部による省電力モードへの移行を制御し、前記端末からの送信データを、前記インタフェース部を介して前記物理層部により受信検出して前記電源制御部に通知し、前記省電力モードを終了して、装置内各部への給電を開始して、前記光回線局側終端装置との間の通信開始を行う制御構成を備えている。
端末と光回線局側終端装置(OLT)とを光カプラと光回線とを介して接続した光回線加入者側終端装置(ONU)に於いて、端末と光回線局側終端装置(OLT)との間の通信状態を監視し、通信停止状態に於いては、端末との間のデータ受信検出機能は常時給電して動作状態とするが、その他の機能部分は給電を停止して省電力モードに移行するもので、データの受信検出機能部分の消費電力は、装置全体の消費電力に比較して少なく、且つPONシステムを適用した光回線加入者側終端装置(ONU)の運用状態の個数は、前述のように、膨大なものとなるから、システム全体としての省電力効果は非常に大きな門となる利点がある。
本発明の実施例1の説明図である。 本発明の実施例1の要部シーケンスチャートである。 本発明の実施例2のフローチャートである。 本発明の実施例2の記憶部の残容量監視手段の要部説明図である。 本発明の実施例3の説明図である。 MACアドレス学習テーブルの説明図である。 本発明の実施例4の要部説明図である。 本発明の実施例5の説明図である。 本発明の実施例5の要部説明図である。 本発明の実施例6の説明図である。 本発明の実施例6の要部説明図である。 本発明の実施例7の要部説明図である。 本発明の実施例8のシーケンスチャートを示す。 PONシステムの概要説明図である。
本発明の光回線加入者側終端装置(ONU)は、図1を参照して説明すると、加入者の端末とインタフェース部を介して接続し、且つ光回線局側終端装置との間を光カプラと光伝送路とを介して接続した光回線加入者側終端装置(ONU)であって、加入者の端末から送信データを、インタフェース部(ユーザIF部)2を介して受信して物理層部(PHY部)3の制御により一時記憶する記憶部4と、装置内の各部に対する動作電力の供給、停止の制御を行う電源制御部12と、加入者の端末と光回線局側終端装置との間の通信を制御するPON制御部5とを含み、電源制御部12は、前記インタフェース部(ユーザIF部)2と前記記憶部4と該記憶部4に対する前記加入者の端末からの送信データを記憶させる制御構成とに常時動作電力を供給し、前記加入者の端末との間の通信開始を前記記憶部4に送信データが記憶されたことの検出情報を基に、装置内の各部に対する動作電力の供給を開始し、該動作電力の供給を、前記加入者の端末との間の通信終了を検出して予め設定した時間経過後に停止して、省電力モードに移行させる制御構成を備えている。
図1は、本発明の実施例1の説明図であり、PONシステムの加入者側の装置、即ち、ONUの構成の要部を示し、1はONU、2はユーザIF部(インタフェース部)、3はPHY(Physical Layer;物理層)部、4は記憶部、5はPON制御部、6はSERDES(Serialization/Deserialization;直並列変換)部、7は送受信部、8は電光変換部を含む送信部、9は光電変換部を含む受信部、10は光信号の合波及び分波を行う合分波部、11は電源部、12は電源制御部、13は制御系記憶部、14は表示機能部を示し、実線矢印経路は、送受信データ及び制御データの転送経路を示し、点線矢印経路は、電源供給経路を示すもので、点線矢印経路の中の太点線経路は幹線系供給経路、細点線経路は分配供給経路を示す。電源部11は、図示を省略した商用交流電源等から供給される電力を基に、装置内部の動作用の電圧に変換して供給するもので、電源制御部12は、電源部11からの動作電力を、例えば、PHY部3と記憶部4とに対しては常時供給し、他のPON制御部5とSERDES部6と送受信部7と表示機能部14等に対しては、共通的又は選択的に供給する制御手段を備え、例えば、PHY部3からの状態情報や制御情報に従って制御する。
又ONU1のユーザIF部2に、図示を省略した加入者の端末が接続され、又送受信部7に図示を省略した光ファイバ伝送路と光カプラとを介してOLTが接続され、データの送受信制御を行うもので、そのデータ送受信処理時は、電源部11から電源制御部12を介して各部へ、太点線径路と細点線経路とにより動作電力が供給され、加入者の端末の送信データは、ユーザIF部2、PHY部3、記憶部4、PON制御部5、SERDES部6、送受信部7の経路で、光信号に変換して送信する。なお、送信タイミングは、他のONUからの送信信号と衝突しないように、送信タイミングが制御される。又OLTから光カプラと光ファイバ伝送路とを介してONU1の送受信部7の受信部9により受信した光信号を電気信号に変換し、SERDES部6とPON制御部5とにより、自MACアドレス又はOLTから割り付けられた自LLID(Logical Link Identifier)により指定されたデータのみを受信処理し、PHY部3とユーザIF部2とを介して加入者の端末へ送信する。又表示機能部14は、データ送受信中の動作状態や、エラー発生等を表示する機能を有し、制御系記憶部13は、PON制御部5に於いて認識した送信タイミング情報等を記憶する。
又ONU1の記憶部4は、ユーザIF部2とPHY部3とを介して、加入者側の端末からの送信データを一時的に保持するバッファ機能を有するものであり、又OLT側からの受信データを一時記憶する機能を備えることも可能であり、図示を省略しているが、データの書込み及び読出しを行う制御機能と記憶量の監視機能とを含むので、この監視機能により、データの記憶量が予め設定した所定の閾値を超えたか否か、更には零か否かを検出して、記憶量が閾値を超えたことを検出すると、電源制御部12に通知する。なお、記憶部4は、FIFO、シフトレジスタ、RAM等の各種の記憶構成を適用可能であり、その記憶データ量の監視機能は、例えば、送信データを書き込んだ先頭アドレスと、書込み中のアドレスとの差を基に、記憶データ量が所定の閾値を超えたか否かの判断を行う方式等を適用することができる。又その場合の閾値としては、送受信部7の送信部8からのデータ送信速度と、送信繰り返し周期と、記憶部4の全記憶容量とを含めて、送信開始までに記憶部4がオーバフローしないような値とすることが望ましく、予めシステム運用状況を考慮して設定する。この記憶部4に送信データが一時的に記憶されて閾値を超えたことの通知により、電源制御部12は、PON制御部5とSERDES部6と送受信部7と制御系記憶部13と表示機能部14とに対して動作電力供給を開始する。それによって、PON制御部5は、記憶部4に記憶された送信データの送信処理を開始する。この送信処理を開始する場合、OLTに対して送信タイミング割り当て要求を行って、OLTから送信タイミングの割り当てを受けることにより、その送信タイミングに送信を開始する。この場合の記憶部4の記憶量のデータを電源制御部12に転送し、記憶量が閾値を超えたか否かを電源制御部12に於いて判定し、閾値を超えたことを検出した時に、各部への電力供給を行ってデータ送信を開始する制御構成とするができる。
又加入者の端末からのデータ送信終了は、例えば、記憶部4に一時的に記憶された送信データを総て送信終了し、記憶データ量が零となると共に、送信割り当てタイミングが経過して、このような状態が所定周期にわたって継続した時に、記憶部4の記憶量の監視機能によって、電源制御部12に送信終了通知を送出することができる。又は電源制御部12に於いて記憶部4からの記憶量の情報を基に判定する構成とすることも可能である。このように、電源制御部12は、送信終了の判断により、省電力モードに移行するもので、この省電力モードに於いては、ユーザIF部2とPHY部3と記憶部4とに対して動作電力を供給し、他の機能部分に対する動作電力の供給を停止する。この省電力モード移行により、送受信部7は、非動作状態となるから、OLT側からのデータの受信処理は中止状態を継続することになる。なお、電源部11から電源制御部12を介することなく、常に動作状態を維持する構成の例えばPHY部3と記憶部4とに直接的に動作電力を供給する構成とすることも可能である。
図2は、本発明の実施例1の要部シーケンスチャートを示し、端末PCとONUとOLTとのそれぞれの間の送受信シーケンスを示す。以下必要に応じて図1を参照して説明する。端末PCとONUを介してOLT側との間の通信中の状態からの通信終了により、ONU1の電源制御部12は、PHY部3からの通知に従って計時開始を行い、予め設定した時間Tの経過により、省電力モードに移行する。即ち、PHY部3からの情報により、電源制御部12は、例えば、記憶部4を含むPHY部3にのみ動作電力を供給し、他の部分への動作電力供給を中止して、省電力モードに移行する。その場合のOLTからのデータ、即ち、下りデータは廃棄する。端末PCからの通信開始による上りデータを、ユーザIF部2を介してPHY部3の記憶部4に一時記憶させると、PHY部3は、それを検出して、電源制御部12にデータ送信開始を通知する。それにより、図示の通信開始となる。即ち、電源制御部12からONU内の各部に動作電力が供給され、端末PCからの受信データは、記憶部4からPON制御部5、SERDES部6、送受信部7の送信部8、合分波部10を介して、OLTから指示されたタイミングで、OLTに対して送信を開始し、通信中の状態となる。
この通信の終了、例えば、記憶部4内のデータを総て送信した通信終了により、PHY部3は計時開始とし、設定時間Tを経過したか否かを監視する。この設定時間Tの経過前に、通信を開始すれば、ONU内の各部に動作電力が電源制御部12を介して供給されている状態であるから、端末PCからのデータは、記憶部4を介してOLT側へ送信する通信中の状態となる。この通信が終了すると、前述のように、PHY部3は計時開始とし、設定時間T経過か否かを監視し、設定時間Tの経過により、電源制御部12からPON制御部5、SERDES部6、送受信部7に対する動作電力供給を停止し、省電力モードに移行する。
図3は、本発明の実施例2のフローチャートを示し、ONUと端末との間の通信制御について示すもので、図1を参照して説明する。端末とONUとの間のユーザIF部2とPHY部3とPON制御部5とを含む構成により、端末(図1に於いては図示を省略)との間の通信を、半二重と全二重との通信接続状態の切替えを行い、半二重通信は、送信と受信とを時間的には切替えて行うことにより、全二重通信に比較して省電力化を図ることができるものであり、無通信時(1)は、ONUと端末との間は、半二重通信を行う為の半二重接続の状態を継続する(2)。端末が通信を開始すると、ユーザIF部2を介してPHY部3の記憶部4に、データを一時記憶させて転送制御するもので、その記憶量を監視し、閾値内か否かを判定する(3)。閾値内であれば、ステップ(2)の半二重接続状態を継続し、閾値を超えると、端末へコリジョン信号を送出する(4)。このコリジョン信号送出の単位時間内の回数を監視し(5)、回数閾値以内の場合は、ステップ(1)へ移行して半二重通信状態を継続させ、回数閾値を超えると、全二重接続状態に切替える(6)。この全二重接続状態に移行した場合も、記憶部4に於ける残容量監視を継続し(7)、閾値を超えると、記憶部4がオーバーフローしないように、端末へPAUSEフレームを送出して(8)、端末の送信を一時中止させる。又残容量監視により閾値内の場合は、ステップ(2)へ移行して半二重接続状態に遷移させる。この場合のステップ(2)及びステップ(7)に於ける閾値は、異なる値とすることができる。
図4は、前述の記憶部の残容量監視手段の要部説明図であり、21はメモリ、22はデコーダ、23は入出力回路、24は制御回路を示し、この制御回路24は、制御バスを介して、データの書込み及び読出しの制御情報に従って、デコーダ22と入出力部23とを制御し、アドレスバスを介して転送されたアドレスをデコーダ22により列アドレスと行アドレスとにデコードし、列アドレスと行アドレスとにより指定されたメモリセルに、入出力回路23からのデータの書込み又はデータの読出しを行う。なお、メモリセル対応のリード・ライト制御の構成を示すが、複数メモリセルに対する並列書込み又は並列読出しを行う構成とすることも可能である。又制御回路24は、メモリ21に対するデータの書込みを、先頭アドレスから順に行う場合、最終アクセスアドレスにより、メモリ21の記憶容量と、オーバーフローを回避する為の閾値とにより、残容量監視が可能であり、その残容量が閾値を超えると、図1に示すPON制御部5又はPHY部3の制御処理機能により、図3に於ける端末へのコリジョン信号送出(4)及び端末へのPAUSEフレーム送出制御を行うことができる。
図5は、本発明の実施例3の説明図であり、(A)は、OLTと光カプラを介して接続されたONUに対して、OLTからPON制御信号を送信した状態を示し、(B)は、端末の通信状態に於けるONUのMACアドレス学習テーブルに、端末のMACアドレスとポート番号とを格納して、端末を管理する状態を示す。この場合のMACアドレス学習テーブルは、例えば、図1に於けるPHY部3又はPON制御部5に設けることができるものであり、又LAN(Local Area Network)等に於けるアドレス管理として既に知られており、この実施例に於いては、MACアドレス学習テーブルに登録したMACアドレスが、通信終了により所定時間後にエージングアウト処理されることを利用するものであり、図5の(B)の通信状態から通信終了による所定時間後に、図5の(C)に示すように、MACアドレス学習テーブルのエージングアウトを検出して、省電力モードに移行する。例えば、図1に於けるPHY部3にMACアドレス学習テーブルを設け、端末の通信開始や通信要求により、電源制御部12から各部に動作電力を供給開始し、通信終了により、MACアドレス学習テーブルのエージングアウトを電源制御部12に通知することにより、電源制御部12は、省電力モードに移行するように、通信開始時に必要とする制御部分を除いて給電を中止し、省電力モードに移行する。この場合のMACアドレス学習テーブルは、OLTから通信開始時に割当てられたLLID(Logical Link Identifier)を含めることも可能である。
図6は、MACアドレス学習テーブルの説明図であり、前述のように、図1のPHY部3又はPON制御部5に設けるもので、登録順とMACアドレスとポート番号とを含み、端末側からの送信先アドレスDAと送信元アドレスSAとデータDTとを含むLANフレームを受信し、MACアドレス学習テーブルにMACアドレスが登録されているか否かを判定し、登録されていない場合は、送信元アドレスSAを登録する。そして、OLT側から指定されたタイミングで送信する。又OLT側から受信したPONフレームを受信すると、MACアドレス学習テーブルに登録されたMACアドレスと、PONフレームの送信先アドレスDAとを比較し、一致したMACアドレス対応のポート番号に従ったポートから端末に送信する。端末が通信を終了し、他のMACアドレスを含めて総てクリアされるエージングアウトを検出することにより、図5について説明したように、ONUを省電力モードに切替える。この場合も、ONUの送受信アドレスに、LLIDを付加すると共に、MACアドレス学習テーブルにMACアドレスと共に格納する構成とすることも可能である。
図7は、本発明の実施例4の要部説明図であり、図1に於けるユーザIF部2とPHY部3とPON制御部5の一部とを示すと共に、記憶部4は、PHY部3とPON制御部5との間に接続した構成の場合を示す。なお、この記憶部4は、図1と同様に、PHY部3内に設けることも可能であり、又ユーザIF部2を介して記憶部4へデータを転送する経路及びこの記憶部4からデータを、PON制御部5を介して転送する経路は図示を省略している。又31はDA変換部、32はオートネゴシェーション部、33はMII(Media Independent Interface;物理層上位インタフェース部)レジスタ部、34はMII制御部、35は状態監視部、36はMII制御部を示す。PHY部3は、DA変換部31とオートネゴシェーション部32とMIIレジスタ部33とMII制御部34とを含む構成を備え、PON制御部5は、記憶部4を監視する状態監視部35と、PHY部3との間の連絡用のMII制御部36とを含む構成を備えている。この実施例4は、前述の実施例2に於ける端末とONUとの間の通信を全二重通信と半二重通信とに切替える制御構成とし、全二重通信時に比較して半二重通信時の消費電力が低いことを利用して省電力化を図るものである。
図示を省略した端末とユーザIF部2との間は、半二重接続状態で通信が開始され、端末からのデータは、ユーザIF部2、PHY部3を介して記憶部4に一旦蓄積される。この記憶部4の蓄積データ量を、PON制御部5の状態監視部35により監視し、蓄積データ量が閾値を超えた場合、MII制御部36からPHY部3のMII部34へ閾値超過を通知する。PHY部3のMII制御部34は、MIIレジスタ部33を介してオートネゴシェーション部32に通知し、DA変換部31からユーザIF部2を介して、端末へコリジョン信号を送出させる。このコリジョン信号の単位時間内の送出回数が閾値を超えると、オートネゴシェーション部32からユーザIF部2を介して端末へ全二重通信への移行を通知する。それによって、端末とONUとの間は、半二重通信から全二重通信に切替えられる。そして、PON制御部5の状態監視部35による記憶部4の蓄積データ量監視が継続され、記憶部4の残記憶容量が閾値を超えると、MII制御部36からPHY部3のMII制御部34に通知し、MII制御部34は、MIIレジスタ部33を介してオートネゴシェーション部32に通知し、オートネゴシェーション部32は、ユーザIF部2を介して端末へPAUSEフレームの送出制御を行う。又記憶部4の残記憶容量が閾値内となると、MII制御部36からPHY部3のMII制御部34に通知し、オートネゴシェーション部32の制御により、端末に対して、全二重通信から半二重通信に変更する指示を送出する。それによって、伝送データ量が少ない時に、半二重通信に移行して、省電力化を図ることができる。
図8は、本発明の実施例5の説明図であり、図1と同一符号は同一名称部分を示し、2AはIF部、41は端末、42は電力配線を示す。IF部2Aは、電力配線42を介して端末41と接続され、PLC(Powerline Communication;電力線通信)を適用した場合を示す。ONU1の電源部11は、IF部2Aを介して、電力配線42からの例えば交流100Vの電圧が入力され、その交流電圧を、ONU1の内部の直流動作電圧に変換し、電源制御部12を介して各部に供給する。又IF部2Aは、交流電圧と通信データとを分離する構成を含み、電力配線42からの交流電圧を電源部11に供給し、端末41とONU1との間の通信データを、電力配線42を介して送受信する。又電源制御部12は、PHY部3からの通信状態の情報を基に、電源部11から各部への動作電力の供給、停止を、図1に示す場合と同様に制御することにより、省電力化を図るものである。
図9は、前述の本発明の実施例5の要部説明図であり、前述の図8に於けるIF部2AとPHY部3とPON制御部5と電源部11と電源制御部12とを含む要部を示し、記憶部4は、PHY部3とPON制御部5との間、又はそれらの何れか一方に設けることができるものであるが、図示を省略している。この図9に於いて、51は交流電源、52は電力配線、53は信号トランス、54は送信信号増幅と受信信号増幅との構成を含む信号増幅部、3A1はアナログフロントエンド部、3A2はPLC物理層部、R1,R2は抵抗、C1〜C3はコンデンサを示す。この実施例に於いては、電源部11からPHY部3に常時動作電力を供給し、その他の内部構成に対しては、電源制御部12を介して送受信動作時に動作電力を供給する構成とする。又IF部2Aは、電力配線52に対してコンデンサC3を介して信号トランス53の一方の巻線を接続し、他方の巻線に抵抗R1,R2とコンデンサC1,C2を介して信号増幅部54と接続し、この信号増幅部54とPHY部3のアナログフロントエンド部3A1と接続する。なお、前述の図8に示す端末41側も、このIF部2Aと同様の構成によって、電力配線52と接続する。電源制御部12は、PLC物理層部3A2からの情報により、通信開始が通知されると、各部へ動作電力供給を行う。又通信終了時は、動作電力供給を停止して省電力モードに移行することになる。
図10は、本発明の実施例6の説明図であり、図1と同一符号は同一名称部分を示し、2Bは無線モジュール部、60はアンテナを示す。無線モジュール2Bは、前述のユーザIF部に相当し、無線送受信部を含み、図示を省略した無線端末との間でデータの送受信を行う機能を有する。又電源部11から無線モジュール2Bに動作電力を供給して、図示を省略した無線端末からの受信を可能とし、PHY部3により無線端末からの送信情報を受信することにより、電源制御部12を介して各部の動作電力供給が制御される。従って、図示を省略した無線端末との通信を行っていない時は、省電力モードに移行することができる。
図11は、前述の本発明の実施例6の要部説明図であり、無線モジュール2BとPHY部3と電源部11と電源制御部12と送受信処理部66とをPON制御部5との要部を示し、2Cは、図10に於ける無線モジュール2BとPHY部3との機能をまとめた無線送受信部であり、記憶部4を含む構成の場合を示す。又60はアンテナ、61はアンテナスイッチ、62は低ノイズ増幅器、63は送信増幅器、64,65はバンドパスフィルタ、66は送受信処理部を示す。電源部11から無線送受信部2Cに対して動作電力を供給し、図示を省略した無線端末との間の通信が開始されると、受信処理部66からの制御情報に従って、電源制御部12から、PON制御部5及び図示を省略した各部へ動作電力を供給して、OLT側との通信が可能の状態に移行し、又通信終了状態を検出すると、受信処理部66からの制御情報に従って、電源制御部12から、各部への動作電力の供給を停止し、省電力モードに移行する。
図12は、本発明の実施例7の要部説明図であり、PoE(Power over Ethernet(登録商標))を適用した場合の要部を示し、71はLANインタフェース、72はPoEモジュール部、73は電力供給制御部、74はDC/DCコンバータを示す。この実施例は、LANケーブルを介して給電される電力を利用して、通信を行う場合の要部を示し、PHY部3からの通信開始の情報により、PoEモジュール部72の電力供給制御部73からDC/DCコンバータ74に、LANインタフェース部71により分離した直流電圧を供給し、PON制御部5を含む各部への動作電力を供給する。又PHY部3からの通信終了の情報により、PoEモジュール部72の電力供給制御部73は、DC/DCコンバータ74への直流電圧の供給を停止する。即ち、省電力モードに切替えることができる。
図13は、本発明の実施例8のシーケンスチャートを示し、ONUとOLTとについて示し、ONUからOLTに対して通信終了状態に於いてSleep Req(通信動作停止要求)送信する。このONUを登録して、OLTからそのONUに対してSleep Reply(応答)を送信する。それによって、ONUは省電力モードに移行する。このSleep状態のONUを含む他のONUに対しても、OLTからGATE、即ち、Discovery Gateを送信する。通信要求のないONUは、応答しない(REPORT送信しない)。この省電力モードに移行したONUに、図示を省略した端末からの上りデータが入力されると、ONUは省電力モードを解除し、OLTに送信要求を行ってから、通信開始とし、その通信が終了すると、再度Sleep Req(通信動作停止要求)を送信し、OLTは、このONUを登録し、Sleep Replyを送信する。ONUは、このSleep Replyを受信して、省電力モードに移行する。この省電力モードは、前述の各実施例に示すように、通信開始に必要な部分以外の給電を停止することにより、電力消費量を低減する。
1 ONU
2 ユーザIF部
3 PHY部
4 記憶部
5 PON制御部
6 SERDES部
7 送受信部
8 電光変換部を含む送信部
9 光電変換部を含む受信部
10 合分波部
11 電源部
12 電源制御部
13 制御系記憶部
14 表示機能部

Claims (8)

  1. 加入者の端末とインタフェース部を介して接続し、且つ光回線局側終端装置との間を光カプラと光伝送路とを介して接続した光回線加入者側終端装置に於いて、
    前記加入者の端末から送信データを、前記インタフェース部を介して受信して物理層部の制御により一時記憶する記憶部と、装置内の各部に対する動作電力の供給、停止の制御を行う電源制御部と、前記加入者の端末と前記光回線局側終端装置との間の通信を制御するPON制御部とを含み、
    前記電源制御部は、前記インタフェース部と前記記憶部と該記憶部に対する前記加入者の端末からの送信データを記憶させる制御構成とに常時動作電力を供給し、前記加入者の端末との間の通信開始を前記記憶部に送信データが記憶されたことの検出情報を基に、装置内の各部に対する動作電力の供給を開始し、該動作電力の供給を、前記加入者の端末との間の通信終了を検出して予め設定した時間経過後に停止して、省電力モードに移行させる制御構成を備えた
    ことを特徴とする光回線加入者側終端装置。
  2. 前記物理層部は、前記インタフェース部を介して接続した前記端末との間の通信状態を前記記憶部の記憶状態を基に監視して半二重と全二重との切替えを行う制御手段を含み、該制御手段は、前記端末の通信開始時は半二重通信状態に切替え、前記端末からの送信データを一時記憶させる前記記憶部の残容量が閾値を超えて減少した時は、前記端末へコリジョン信号を送出し、該コリジョン信号送出が単位時間あたりの回数閾値を超えた時は、前記端末との間の通信を全二重通信状態に切替え、該全二重通信状態に於ける前記記憶部の残容量が閾値を超えた時は、前記端末へ送信一時停止を要求し、前記残容量が閾値内に低下した時は、前記端末との間の通信を半二重通信状態に切替える制御構成を備えたことを特徴とする請求項1記載の光回線加入者側終端装置。
  3. 前記PON制御部は、MACアドレス学習テーブルを有し、前記端末との間の通信終了後の所定時間経過によるエージングアウトを検出した時に、前記電源制御部に通知して省電力モードに移行させる制御構成を備えたことを特徴とする請求項1記載の光回線加入者側終端装置。
  4. 前記物理層部は、前記端末との間の半二重通信と全二重通信との切替えを、前記インタフェース部を介して前記端末に通知する為のオートネゴシェーション部と、前記記憶部の記憶情報量を監視する状態監視部からの情報を受信して保持し、前記オートネゴシェーション部に前記半二重通信と全二重通信との切替えを行う為の前記状態監視部からの情報を転送する物理層上位インタフェース部を備えたことを特徴とする請求項1記載の光回線加入者側終端装置。
  5. 前記端末と電力配線を介して接続し、前記端末との間の送受信データと前記電源部への電力とを分離するインタフェース部と、前記電力配線を介して給電された電力を装置内部の動作電圧に変換する電源部と、前記インタフェース部を介して前記端末との間のデータの送受信制御を行う物理層部と、該物理層部からの前記端末の通信状態の情報を基に動作電力を各部に供給する電源制御部とを含む構成を備えたことを特徴とする請求項1記載の光回線加入者側終端装置。
  6. 前記端末と無線回線を介してデータの送受信を行うインタフェース部と、該インタフェース部と前記電源制御部とに動作電力を供給する電源部と、前記端末と無線回線を介してデータの送受信処理を行うと共に、通信状態を前記電源制御部に通知する送受信処理部とを含む構成を備えたことを特徴とする請求項1記載の光回線加入者側終端装置。
  7. 電力供給とデータ送受信とを行うLANケーブルにより前記端末を接続し、該LANケーブルを介して給電された電力を装置内部の動作電圧に変換して給電する電源部と、前記LANケーブルを介してデータ送受信を行う物理層部と、該物理層部からの通信状態情報を基に前記電源部からの動作電力を前記PON制御部を含む装置内各部に供給する電源制御部とを含む構成を備えたことを特徴とする請求項1記載の光回線加入者終端装置。
  8. 前記PON制御部は、前記端末との間の通信終了から所定時間経過後に、前記光回線局側終端装置にスリープ要求を送信し、該スリーブ要求に対する前記光回線局側終端装置からの応答を受信識別して、前記物理層部を介して前記電源制御部による省電力モードへの移行を制御し、前記端末からの送信データを、前記インタフェース部を介して前記物理層部により受信検出して前記電源制御部に通知し、前記省電力モードを終了して、装置内各部への給電を開始して、前記光回線局側終端装置との間の通信開始を行う制御構成を備えたことを特徴とする請求項1記載の光回線局加入者側終端装置。
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