JP2013223226A - 通信システム、olt及びonu - Google Patents

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JP2013223226A JP2012095654A JP2012095654A JP2013223226A JP 2013223226 A JP2013223226 A JP 2013223226A JP 2012095654 A JP2012095654 A JP 2012095654A JP 2012095654 A JP2012095654 A JP 2012095654A JP 2013223226 A JP2013223226 A JP 2013223226A
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Abstract

【課題】スリープ制御を行う際の監視周期を動的に変更し、スリープ時間、平均フレーム遅延時間の適正化と、監視処理による負荷の低減とを図る。
【解決手段】OLT1と、スリープ機能を有し、OLT1に接続される複数のONU2とを備え、OLT1は、各ONU2への下りフレームを蓄積する下り用バッファ部104と、所定の監視周期で、下り用バッファ部104に蓄積されている各ONU2への下りフレームの蓄積量を監視するバッファ監視部108と、バッファ監視部108による監視結果に基づいて、各ONU2に対するスリープ制御を行うとともに、監視周期を動的に変更するスリープ処理部109とを備えた。
【選択図】図1

Description

この発明は、PON(Passive Optical Network)システム等を用いて例えばユーザ端末等の下位側装置と通信を行う通信システム、OLT及びONUに関するものである。
サーバ等の上位側装置から下位側装置への伝送路を引き込むシステムとして、例えばPONシステムがある。PONシステムを構成する親局側装置(OLT:Optical Line Terminal)は複数のインタフェースカードを備え、各インタフェースカードは下位側にある複数の子局側装置(ONU:Optical Network Unit)に接続される。OLTはさらに上位側装置と接続される。
このPONシステムにおいて、例えば上位側装置からONUへの下りフレーム送信が所定時間ない場合に、OLTからONUを制御して、ONU内の一部の装置の電源供給を停止させた状態(スリープ状態)にし、低消費電力化を行う技術がある(例えば特許文献1参照)。この特許文献1に開示された技術では、任意のONUがスリープ状態に移行すると、OLTのバッファに当該ONU宛ての下りフレームが蓄積される。そして、当該ONUがスリープ状態から解除されると、OLTは蓄積したフレームを読出し、ONUに送信する。
特開2008−263281号公報
この特許文献1に開示されるような、ONUのスリープ状態への移行に基づく消費電力の低減手段では、OLTは各ONU宛ての下りフレームの受信状態を定期的に監視しスリープ状態への移行処理を行う必要がある(以下、本処理の周期を監視周期という)。ONUがスリープできる時間は、下りフレームのトラフィックの特性だけでなく、OLTの監視周期によっても変化する。
ここで、監視周期を短くして細かくスリープ処理を行うと、スリープの時間比率を高めることができ、省電力効果をより大きくすることができる。しかしながら、処理による負荷が大きくなってしまう。また、スリープ時間中はフレームを送出せずバッファに蓄積するため、スリープの時間比率が大きいほどフレームの平均遅延時間は大きくなる。
そして、適正な監視時間は、求められる平均遅延時間、省電力効果や、トラフィックの特性等によって異なる。しかしながら、特許文献1に開示される従来技術では、監視時間が固定であるため、例えばトラフィックが変化し監視周期を短くすることが可能な場合でも同じ監視周期で動作してしまい、必要以上のCPU資源を消費してしまうという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、スリープ制御を行う際の監視周期を動的に変更し、スリープ時間、平均フレーム遅延時間の適正化と、監視処理による負荷の低減が可能な通信システム、OLT及びONUを提供することを目的としている。
この発明に係る通信システムは、OLTと、スリープ機能を有し、OLTに接続される複数のONUとを備え、OLTは、各ONUへの下りフレームを蓄積する下り用バッファ部と、所定の監視周期で、下り用バッファ部に蓄積されている各ONUへの下りフレームの蓄積量を監視するバッファ監視部と、バッファ監視部による監視結果に基づいて、各ONUに対するスリープ制御を行うとともに、監視周期を動的に変更するスリープ処理部とを備えたものである。
また、この発明に係る通信システムは、OLTと、スリープ機能を有し、OLTに接続される複数のONUとを備え、ONUは、OLTへの上りフレームを蓄積する上り用バッファ部と、所定の監視周期で、上り用バッファ部に蓄積されているOLTへの上りフレームの蓄積量を監視するバッファ監視部と、バッファ監視部による監視結果に基づいて、自機に対するスリープ解除制御を行うとともに、監視周期を動的に変更するスリープ処理部とを備えたものである。
この発明によれば、上記のように構成したので、スリープ制御を行う際の監視周期を動的に変更することができ、スリープ時間、平均フレーム遅延時間の適正化と、監視処理による負荷の低減とが可能となる。
この発明の実施の形態1に係るPONシステムの構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るOLTによるスリープ動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係るOLTによるウェイクアップ動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係るONUによるウェイクアップ動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係るPONシステムの構成を示す図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るPONシステム(通信システム)の構成を示す図である。
PONシステムは、図1に示すように、OLT1と複数のONU2−1〜2−Nとが、光パワーを等配分する光デバイスである光カップラ3を介して光ファイバで接続されて構成されている。なお、以下において、特に区別する必要がない場合には、ONU2−1〜2−Nを単にONU2と称す。また、ONU2の下位側には、それぞれPC等の下位側装置4が接続されている。また、OLT1の上位側には、サーバ等の上位側装置5が接続されている。
まず、OLT1の詳細構成について説明する。
OLT1は、図1に示すように、PONインタフェース101、上位側インタフェース102、フレーム分離部103、下り用バッファ部104、フレーム読出制御部105、フレーム読出部106、光送受信部107、バッファ監視部108、スリープ処理部109及び上り用バッファ部110から構成されている。
PONインタフェース101は、光カップラ3を介してOLT1と各ONU2とを接続するものである。
上位側インタフェース102は、OLT1と上位側装置5とを接続するものである。
フレーム分離部103は、上位側インタフェース102を介して上位側装置5から送信された下りフレームを宛て先ONU2ごとに分離し、下り用バッファ部104に蓄積させるものである。ここで、フレーム分離部103は、フレーム内の宛て先MAC(Media Access Control)アドレスに基づいて宛て先ONU2を識別する。なお、MACアドレスの代わりにVLAN(Virtual Local Area Network)IDに基づいて識別してもよい。
下り用バッファ部104は、フレーム分離部103からの下りフレームを蓄積するものである。
フレーム読出制御部105は、予め定めた優先度に基づいて、下り用バッファ部104に蓄積されている下りフレームの読出しを行うようフレーム読出部106を制御するものである。
フレーム読出部106は、フレーム読出制御部105による制御に基づいて、下り用バッファ部104から下りフレームを読出し、当該下りフレームを光送受信部107に出力するものである。
光送受信部107は、フレーム読出部106からの下りフレームを電気信号から光信号に変換し、PONインタフェース101を介して全てのONU2にマルチキャスト送信するものである。
また、光送受信部107は、PONインタフェース101を介して各ONU2から送信された光信号を受信して電気信号に変換し、上り用バッファ部110に蓄積させる機能も有している。
バッファ監視部108は、下り用バッファ部104に蓄積されている各ONU2宛ての下りフレームの蓄積量を定期的に(所定の監視周期で)監視し、各ONU2宛ての下りフレーム蓄積量を示す情報をスリープ処理部109に出力するものである。
スリープ処理部109は、バッファ監視部108からの各ONU2宛ての下りフレーム蓄積量情報に基づいて、所定時間下りフレームを受信しない等のスリープ移行条件を満たすONU2が存在するかを判断するものである。そして、スリープ移行条件を満たすONU2に対し、スリープ状態への移行を要求するスリープ要求信号を送信する。このスリープ要求信号には、スリープを開始する時刻と(スリープ開始時刻)、どれだけの時間スリープを行うか(スリープ時間)を示す情報とが含まれている。
また、スリープ処理部109は、バッファ監視部108からの各ONU2宛ての下りフレーム蓄積量情報に基づいて、スリープ状態にあるONU2宛ての下りフレーム蓄積量が所定量に達した等のスリープ解除条件を満たした場合に、当該ONU2に対してウェイクアップ信号を送信する機能も有している。
さらに、スリープ処理部109は、バッファ監視部108からの各ONU2宛ての下りフレーム蓄積量情報を過去一定期間分保持し、その情報を処理することで各ONU2宛てのトラフィックの特性を判断する機能も有している。このトラフィック特性としては、例えば平均到着間隔や使用帯域等が考えられる。そして、スリープ処理部109は、求めたトラフィック特性に基づいて、スリープ制御を行う際に最適な監視周期(バッファ監視部108での監視周期)を算出して動的に変更する。
上り用バッファ部110は、光送受信部107からの上りフレームを蓄積するものである。この上り用バッファ部110に蓄積された上りフレームは上位側インタフェース102を介し上位側装置5に送信される。
次に、ONU2の詳細構成について説明する。
ONU2は、図1に示すように、光送受信部201、上り用バッファ部202、バッファ監視部203、スリープ処理部204及び下り用バッファ部205から構成されている。
光送受信部201は、OLT1からの下りフレームを光信号から電気信号に変換し、下り用バッファ部205に蓄積させるものである。なお、この際、光送受信部201では、受信した下りフレームのうち、自分宛てのフレームのみを受信し、他のフレームは廃棄する。また、OLT1からスリープ要求信号又はウェイクアップ信号が送られてきた場合には、これらの信号を光信号から電気信号に変換し、スリープ処理部204に出力する。
また、光送受信部201は、上り用バッファ部202から出力された上りフレームを電気信号から光信号に変換し、OLT1に送信する機能も有している。
上り用バッファ部202は、下位側装置4から送信されたOLT1宛ての上りフレームを蓄積するものである。この上り用バッファ部202に蓄積された上りフレームは光送受信部201に出力される。
バッファ監視部203は、上り用バッファ部202に蓄積されているOLT1宛ての上りフレームの蓄積量を定期的に(所定の監視周期で)監視し、上りフレーム蓄積量を示す情報をスリープ処理部204に出力するものである。
スリープ処理部204は、OLT1からの指示(スリープ要求信号、ウェイクアップ信号)に基づいて、光送受信部201に対して、電源制御信号を出力して電源をON/OFF制御するものである。
また、スリープ処理部204は、バッファ監視部203からの上りフレーム蓄積量情報に基づいて、上りフレーム受信の有無を判断する機能も有している。そして、ONU2がスリープ状態にある際に上りフレームの受信を確認した場合には、光送受信部201に対して、電源制御信号を出力して電源をONにする。また、その後、OLT1への上りフレーム送信が許可された時刻になった際に、ウェイクアップ状態に移行した旨を示すウェイクアップ通知信号を光送受信部201を介してOLT1に送信する。
ここで、「ONU2がスリープ状態にある」とは、ONU2がONU2内の一部装置への電源供給を停止させた状態であることを意味する。本実施の形態においては、一例として、ONU2内の光送受信部201がOFFしている状態を「スリープ状態」として説明を行うが、これに限定されるものではない。例えば、光送受信部201の光送信部のみを停止させたり、光受信部のみを停止させたり、図1に図示しないPONチップへの電源供給を停止させたりしてもよい。
下り用バッファ部205は、光送受信部201からの下りフレームを蓄積するものである。この下り用バッファ部205に蓄積された下りフレームは下位側装置4に送信される。
次に、上記のように構成されたPONシステムの動作について、図2〜4を参照しながら説明する。
まず、OLT1によるスリープ動作について説明する。
OLT1によるスリープ動作では、図2に示すように、まず、バッファ監視部108は、下り用バッファ部104に蓄積されている各ONU2宛ての下りフレームの蓄積量を定期的に(所定の監視周期で)監視し、各ONU2宛ての下りフレーム蓄積量を示す情報をスリープ処理部109に出力する(ステップST21)。
次いで、スリープ処理部109は、バッファ監視部108からの各ONU2宛ての下りフレーム蓄積量情報に基づいて、所定時間下りフレームを受信しない等のスリープ移行条件を満たすONU2が存在するかを判断する(ステップST22)。
このステップST22において、スリープ処理部109は、スリープ移行条件を満たすONU2が存在すると判断した場合には、当該ONU2に対して、スリープ状態への移行を要求するスリープ要求信号を送信する(ステップST23)。その後、このスリープ要求信号は、下り用バッファ部104、フレーム読出部106、光送受信部107及びPONインタフェース101を介して該当ONU2に送信される。
次いで、OLT1からのスリープ要求信号を受け取ったONU2は、この信号を光送受信部201を介してスリープ処理部204に出力する。そして、スリープ処理部204は、このスリープ要求信号に応じ、自己で保持する内部タイマがスリープ開始時刻になった際に、光送受信部201に対して電源制御信号を出力してOFFにし、スリープ状態に移行する(ステップST24)。
次いで、スリープ処理部204は、スリープ要求信号で指定されたスリープ時間を経過した後、光送受信部201に対して電源制御信号を出力して再びONにし、スリープ復帰を行う(ステップST25)。
次いで、スリープ処理部204は、スリープ復帰してから所定時間経過した後、再度、光送受信部201に対して電源制御信号を出力してOFFにし、スリープ状態に移行する(ステップST26)。
以降、ONU2のスリープ処理部204は、所定時間ごとに起動(ステップST25)と停止(ステップST26)を繰り返す。
次に、OLT1によるウェイクアップ動作について説明する。
OLT1によるウェイクアップ動作では、図3に示すように、まず、バッファ監視部108は、下り用バッファ部104に蓄積されている各ONU2宛ての下りフレームの蓄積量を定期的に(所定の監視周期で)監視し、各ONU2宛ての下りフレーム蓄積量の情報をスリープ処理部109に出力する(ステップST31)。
次いで、スリープ処理部109は、バッファ監視部108からの各ONU2宛ての下りフレーム蓄積量情報に基づいて、スリープ状態にあるONU2宛ての下りフレーム蓄積量が所定量に達した等のスリープ解除条件を満たしたかを判断する(ステップST32)。
このステップST32において、スリープ処理部109は、スリープ状態にあるONU2がスリープ解除条件を満たしたと判断した場合には、当該ONU2に対して、ウェイクアップ信号を送信する(ステップST33)。その後、このウェイクアップ信号は、下り用バッファ部104、フレーム読出部106、光送受信部107及びPONインタフェース101を介して該当ONU2に送信される。
次いで、OLT1からのウェイクアップ信号を受け取ったONU2は、この信号を光送受信部201を介してスリープ処理部204に出力する。そして、スリープ処理部204は、スリープ復帰状態にある際にウェイクアップ信号を受け取ることで、光送受信部201に対して電源制御信号を出力してONの状態を維持させ、ウェイクアップ状態に移行する(ステップST34)。
次に、ONU2によるウェイクアップ動作について説明する。
ONU2によるウェイクアップ動作では、図4に示すように、まず、バッファ監視部203は、上り用バッファ部202に蓄積されているOLT1宛ての上りフレームの蓄積量を定期的に(所定の監視周期で)監視し、OLT1宛ての上りフレーム蓄積量の情報をスリープ処理部204に出力する(ステップST41)。
次いで、スリープ処理部204は、バッファ監視部203からの上りフレーム蓄積量情報に基づいて、ONU2がスリープ状態にある際に、上りフレームが受信されているかを判断する(ステップST42)。
このステップST42において、スリープ処理部204は、上りフレームの受信を確認した場合、光送受信部201に対して電源制御信号を出力してONにし、ウェイクアップ状態に移行する(ステップST43)。
次いで、スリープ処理部204は、OLT1への上りフレーム送信が許可された時刻になった際に、ウェイクアップ状態に移行した旨を示すウェイクアップ通知信号を光送受信部201を介してOLT1に送信する(ステップST44)。
上記図2,3に示す動作において、スリープ処理部109は、バッファ監視部108からの各ONU2宛ての下りフレーム蓄積量情報を過去一定期間分保持し、その情報を処理することで各ONU2宛てのトラフィックの特性を判断している。そして、スリープ処理部109は、求めたトラフィック特性に基づいて、スリープ制御を行う際の最適な監視周期を算出して動的に変更している。これにより、監視処理に必要な負荷を低減することが可能となる。
以上のように、本発明の実施の形態1によれば、OLT1に、所定の監視周期で、下り用バッファ部104に蓄積されている各ONU2への下りフレームの蓄積量を監視するバッファ監視部108と、その監視結果に基づいて、各ONU2に対するスリープ制御を行うとともに、監視周期を動的に変更するスリープ処理部109とを設けるように構成したので、OLT1にて、各ONU2宛ての下りフレームのトラフィック特性を基にスリープ制御を行う際の監視周期を動的に変更することができ、スリープ時間、平均フレーム遅延時間の適正化と、監視処理による負荷の低減とが可能となる。
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2に係る通信システムの構成を示す図である。この図5に示す実施の形態2に係る通信システムは、図1に示す実施の形態1に係る通信システムのバッファ監視部108,203をセッション監視部111,206に変更したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。
セッション監視部111は、バッファ監視部108が有する機能に加えて、下り用バッファ部104に蓄積されている各ONU2宛ての下りフレームのセッション種別を定期的に(所定の監視周期で)監視し、これをスリープ処理部109に通知するものである。なお、セッション種別としては、例えば、インターネット上で音声のやり取りを行うVoIP(Voice Over Internet Protocol)のセッション制御にはSIP(Session Initiation Protocol)が用いられ、WEBアクセスのセッション制御にはHTTP(HyperText Transfer Protocol)が用いられる。
そして、スリープ処理部109は、予め、セッションの種別ごとに定められた監視周期を記憶しており、セッション監視部111からのセッション種別の通知に応じて、監視周期の再設定を行う。これにより例えばVoIPのようなリアルタイム性の高いセッションの場合は監視周期を短くし、WEBアクセスのようなリアルタイム性の低いセッションでは監視周期を長くするといった設定が可能になる。
また、セッション監視部206は、バッファ監視部203が有する機能に加えて、上り用バッファ部202に蓄積されている上りフレームのセッション種別を定期的に(所定の監視周期で)監視し、これをスリープ処理部204に通知するものである。
なお、スリープ処理部204は、セッション監視部206からのセッション種別の通知に基づいて、上りフレーム受信の有無を判断する。
なお、スリープ処理部109,204によるスリープ制御(スリープ/スリープ解除の制御)は、実施の形態1と同様であり、その説明を省略する。
以上のように、本発明の実施の形態2によれば、OLT1に、バッファ監視部108に代えて、所定の監視周期で、下り用バッファ部104に蓄積されている各ONU2への下りフレームのセッション種別を監視するセッション監視部111を設け、スリープ処理部109は、セッション監視部111による監視結果に基づいて、各ONU2に対するスリープ制御を行うとともに、監視周期を動的に変更するように構成しても、OLT1にて、各ONU2宛ての下りフレームのセッション種別を基にスリープ制御を行う際の監視周期を動的に変更することができ、スリープ時間、平均フレーム遅延時間の適正化と、監視処理による負荷の低減とが可能となる。
実施の形態3.
実施の形態1では、監視周期の動的変更をOLT1で行うものとしたが、ONU2側で行ってもよい。なお、実施の形態3に係るPONシステムの構成は、図1に示す実施の形態1に係るPONシステムの構成と同様であり、以下、図1を参照しながら説明を行う。
ONU2側で監視周期の動的変更を行う場合、スリープ処理部204は、バッファ監視部203からのOLT1宛ての上りフレーム蓄積量情報を過去一定期間分保持し、その情報を処理することでOLT1宛てのトラフィックの特性を判断する。このトラフィック特性としては、例えば平均到着間隔や使用帯域等が考えられる。そして、スリープ処理部204は、求めたトラフィック特性に基づいて、スリープ解除制御を行う際の最適な監視周期(バッファ監視部203での監視周期)を算出して動的に変更する。
なお、監視周期の動的変更をONU2側で行う点以外は、実施の形態1と同様の動作となり、その説明を省略する。
以上のように、本発明の実施の形態3によれば、ONU2に、所定の監視周期で、上り用バッファ部202に蓄積されているOLT1への上りフレームの蓄積量を監視するバッファ監視部203と、その監視結果に基づいて、自機に対するスリープ解除制御を行うとともに、監視周期を動的に変更するスリープ処理部204とを設けるように構成したので、ONU2にて、OLT1宛ての上りフレームのトラフィック特性を基にスリープ解除制御を行う際の監視周期を動的に変更することができ、スリープ時間、平均フレーム遅延時間の適正化と、監視処理による負荷の低減とが可能となる。
実施の形態4.
実施の形態2では、監視周期の動的変更をOLT1で行うものとしたが、ONU2側で行ってもよい。なお、実施の形態4に係るPONシステムの構成は、図5に示す実施の形態2に係るPONシステムの構成と同様であり、以下、図5を参照しながら説明を行う。
ONU2側で監視周期の動的変更を行う場合、スリープ処理部204は、予め、セッションの種別ごとに定められた監視周期を記憶しており、セッション監視部206からのセッション種別の通知に応じて、スリープ解除制御を行う際の監視周期(セッション監視部206での監視周期)の再設定を行い動的に変更する。これにより例えばVoIP(Voice Over Internet Protocol)のようなリアルタイム性の高いセッションの場合は監視周期を短くし、WEBアクセスのようなリアルタイム性の低いセッションでは監視周期を長くするといった設定が可能になる。
なお、監視周期の動的変更をONU2側で行う点以外は、実施の形態2と同様の動作となり、その説明を省略する。
以上のように、本発明の実施の形態4によれば、ONU2に、所定の監視周期で、上り用バッファ部202に蓄積されているOLT1への上りフレームのセッション種別を監視するセッション監視部206を設け、スリープ処理部204は、セッション監視部206による監視結果に基づいて、自機に対するスリープ解除制御を行うとともに、監視周期を動的に変更するように構成しても、ONU2にて、OLT1宛ての上りフレームのセッション種別を基にスリープ解除制御を行う際の監視周期を動的に変更することができ、スリープ時間、平均フレーム遅延時間の適正化と、監視処理による負荷の低減とが可能となる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、若しくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 OLT、2,2−1〜2−N ONU、3 光カップラ、4 下位側装置、5 上位側装置、101 PONインタフェース、102 上位側インタフェース、103 フレーム分離部、104 下り用バッファ部、105 フレーム読出制御部、106 フレーム読出部、107 光送受信部、108 バッファ監視部、109 スリープ処理部、110 上り用バッファ部、111 セッション監視部、201 光送受信部、202 上り用バッファ部、203 バッファ監視部、204 スリープ処理部、205 下り用バッファ部、206 セッション監視部。

Claims (6)

  1. OLTと、スリープ機能を有し、前記OLTに接続される複数のONUとを備えた通信システムにおいて、
    前記OLTは、
    前記各ONUへの下りフレームを蓄積する下り用バッファ部と、
    所定の監視周期で、前記下り用バッファ部に蓄積されている前記各ONUへの下りフレームの蓄積量を監視するバッファ監視部と、
    前記バッファ監視部による監視結果に基づいて、前記各ONUに対するスリープ制御を行うとともに、前記監視周期を動的に変更するスリープ処理部とを備えた
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 前記OLTは、前記バッファ監視部に代えて、前記監視周期で、前記下り用バッファ部に蓄積されている前記各ONUへの下りフレームのセッション種別を監視するセッション監視部を備え、
    前記スリープ処理部は、前記セッション監視部による監視結果に基づいて、前記各ONUに対するスリープ制御を行うとともに、前記監視周期を動的に変更する
    ことを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  3. OLTと、スリープ機能を有し、前記OLTに接続される複数のONUとを備えた通信システムにおいて、
    前記ONUは、
    前記OLTへの上りフレームを蓄積する上り用バッファ部と、
    所定の監視周期で、前記上り用バッファ部に蓄積されている前記OLTへの上りフレームの蓄積量を監視するバッファ監視部と、
    前記バッファ監視部による監視結果に基づいて、自機に対するスリープ解除制御を行うとともに、前記監視周期を動的に変更するスリープ処理部とを備えた
    ことを特徴とする通信システム。
  4. 前記ONUは、前記バッファ監視部に代えて、前記監視周期で、前記上り用バッファ部に蓄積されている前記OLTへの上りフレームのセッション種別を監視するセッション監視部を備え、
    前記スリープ処理部は、前記セッション監視部による監視結果に基づいて、自機に対するスリープ解除制御を行うとともに、前記監視周期を動的に変更する
    ことを特徴とする請求項3記載の通信システム。
  5. スリープ機能を有する複数のONUが接続されたOLTにおいて、
    前記各ONUへの下りフレームを蓄積する下り用バッファ部と、
    所定の監視周期で、前記下り用バッファ部に蓄積されている前記各ONUへの下りフレームの蓄積量を監視するバッファ監視部と、
    前記バッファ監視部による監視結果に基づいて、前記各ONUに対するスリープ制御を行うとともに、前記監視周期を動的に変更するスリープ処理部とを備えた
    ことを特徴とするOLT。
  6. スリープ機能を有し、OLTに接続されるONUにおいて、
    前記OLTへの上りフレームを蓄積する上り用バッファ部と、
    所定の監視周期で、前記上り用バッファ部に蓄積されている前記OLTへの上りフレームの蓄積量を監視するバッファ監視部と、
    前記バッファ監視部による監視結果に基づいて、自機に対するスリープ解除制御を行うとともに、前記監視周期を動的に変更するスリープ処理部とを備えた
    ことを特徴とするONU。
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