JP2012186010A - 車両用前照灯 - Google Patents
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Abstract
【課題】対象物へのグレアの付与を回避するためにより適切な非照射領域を形成可能な車両用前照灯を提供する。
【解決手段】車両用前照灯10において、仕切り板42は、第1部分配光パターンPA1と第2部分配光パターンPA2とが水平方向に幅をもって重なるオーバーラップ部を設けつつ、第1部分配光パターンPA1および第2部分配光パターンPA2の各々に鉛直方向に延びる第1縦カットオフラインL11および第2縦カットオフラインL12を形成する。シェード36aは、第1リフレクタ部18aおよび第2リフレクタ部18bと投影レンズ16との間において水平方向に移動可能に設けられ、遮光部S2を形成する。シェード36aは、中央位置まで移動したときに、オーバーラップ部S1の幅全域にわたって遮光部S2を形成するよう、第1リフレクタ部18aおよび第2リフレクタ部18bからの反射光を遮光する。
【選択図】図4
【解決手段】車両用前照灯10において、仕切り板42は、第1部分配光パターンPA1と第2部分配光パターンPA2とが水平方向に幅をもって重なるオーバーラップ部を設けつつ、第1部分配光パターンPA1および第2部分配光パターンPA2の各々に鉛直方向に延びる第1縦カットオフラインL11および第2縦カットオフラインL12を形成する。シェード36aは、第1リフレクタ部18aおよび第2リフレクタ部18bと投影レンズ16との間において水平方向に移動可能に設けられ、遮光部S2を形成する。シェード36aは、中央位置まで移動したときに、オーバーラップ部S1の幅全域にわたって遮光部S2を形成するよう、第1リフレクタ部18aおよび第2リフレクタ部18bからの反射光を遮光する。
【選択図】図4
Description
本発明は、車両用前照灯に関し、特に、光源からの光をそれぞれが反射して投影レンズを通じて車両前方に配光パターンを形成する2つのリフレクタを有する車両用前照灯に関する。
従来から、複数の光源にそれぞれ対応するよう設けられ、対応する光源からの光を反射して投影レンズを通じて車両前方に配光パターンを形成する複数のリフレクタを有する車両用前照灯が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような構成により、複数の光源のいずれかを消灯させることでハイビーム用配光パターンの一部に光の非照射領域を設けることができ、前走車などへのグレアの付与を抑制することができる。
しかしながら、上述の特許文献に記載される技術のように、複数の光源のいずれかを消灯させることにより非照射領域を設ける場合、グレアの付与を回避すべき対象物の移動とともに非照射領域を連続的に移動させることは困難である。このため、例えば2つの光源によってそれぞれ隣接して形成される2つの部分的な配光パターンの境界付近にその対象物が存在する場合、2つの光源の双方を消灯させなければその対象物へのグレアの付与を回避することは難しく、必要以上に広い領域を非照射領域とする必要が生じる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、対象物へのグレアの付与を回避するためにより適切な非照射領域を形成可能な車両用前照灯を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の車両用前照灯は、第1の光源からの出射光を投影レンズに向けて反射し、投影レンズを通じて第1配光パターンを形成する第1リフレクタと、第2の光源からの出射光を投影レンズに向けて反射し、投影レンズを通じて第1配光パターンと水平方向に並ぶ第2配光パターンを形成する第2リフレクタと、第1配光パターンと第2配光パターンとが水平方向に幅をもって重なるオーバーラップ部を設けつつ、第1配光パターンおよび第2配光パターンの各々に鉛直方向に延びる縦カットオフラインを形成する仕切り部材と、第1リフレクタおよび第2リフレクタと投影レンズとの間において水平方向に移動可能に設けられ、第1配光パターンおよび第2配光パターンの各々に光が非照射となる遮光部を形成するシェードと、シェードを移動させる移動機構と、を備える。シェードは、所定位置まで移動したときに、オーバーラップ部の幅全域にわたって遮光部を形成するよう、第1リフレクタおよび第2リフレクタからの反射光を遮光する。
この態様によれば、対象物の移動とともにシェードを移動させることで、光源の消灯によって非照射領域を設ける場合に比べ、対象物の移動に応じたより適切な非照射領域を形成することが可能となる。また、このような仕切り部材を設けることによって、オーバーラップ部の照度をより高めつつ、第1および第2配光パターンの各々に縦カットオフラインを形成することができる。このため、例えば第1、第2の光源のいずれかを消灯させたときに光の照射領域と非照射領域とをより明確に区分けすることができ、配光パターンの非形成領域に存在する対象物へのグレアの付与を回避することができる。さらに、所定位置にあるときにオーバーラップ部の幅全域にわたって遮光部を形成できるようシェードを設けることによって、明確な縦カットオフラインが形成されていることと相俟って、例えばその所定位置にあるときに第1、第2の光源のいずれかを消灯させたときのシェードによる遮光部の側方からの漏れ光の発生を回避できる。このため、照度の高いオーバーラップ部を形成可能としつつ、そのオーバーラップ部の全域を非照射領域とすることも可能となる。
シェードは、第1リフレクタまたは第2リフレクタからの反射光を投影レンズに向けてさらに反射する反射面を有してもよい。
この態様によれば、遮光部への進行を阻止された光を配光パターンの形成に有効に利用することができる。このため、遮光部を設けることによる全体的な照度低下を抑制することができる。
第1の光源および第2の光源の各々の点灯と、移動機構によるシェードの移動と、を制御する制御部をさらに備えてもよい。シェードは、オーバーラップ部より幅の広い遮光部を形成するよう設けられ、制御部は、所定の遮光要求を取得した場合、第1の光源および第2の光源を点灯させるとともに、オーバーラップ部の水平方向中央に遮光部の水平方向中央が位置するようシェードを移動させてもよい。
この態様によれば、オーバーラップ部により適切に遮光部を設けることができる。このため、オーバーラップ部に存在する対象物へのグレアの付与をより適切に回避することができる。
第1の光源および第2の光源の各々の点灯と、移動機構によるシェードの移動と、を制御する制御部をさらに備えてもよい。シェードは、オーバーラップ部より幅の広い遮光部を形成するよう設けられ、制御部は、所定の遮光要求を取得した場合、第1の光源を点灯させ第2の光源を消灯させるとともに、オーバーラップ部の水平方向中央に遮光部の水平方向中央が位置するときよりも第1配光パターンの遮光範囲が広くなる水平方向にずれた位置に遮光部が形成されるようシェードを移動させてもよい。
この態様によれば、オーバーラップ部の水平方向中央に遮光部の水平方向中央が位置した状態で第2の光源を消灯させたときよりも、より広い非照射領域を設けることができる。このため、従来にない新たな配光パターンを形成することが可能となる。
本発明によれば、対象物へのグレアの付与を回避するためにより適切な非照射領域を形成可能な車両用前照灯を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係る車両用前照灯10の斜視図である。車両用前照灯10は、灯具前方に開口された凹部を有するランプボディ12と、該ランプボディ12の開口面を閉塞するカバー(図示せず)とを備え、ランプボディ12とカバーによって形成された灯室内に、灯具ユニット11が配置されている。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用前照灯10の斜視図である。車両用前照灯10は、灯具前方に開口された凹部を有するランプボディ12と、該ランプボディ12の開口面を閉塞するカバー(図示せず)とを備え、ランプボディ12とカバーによって形成された灯室内に、灯具ユニット11が配置されている。
灯具ユニット11は、フレーム14と、投影レンズ16と、リフレクタ18と、シェード20と、遮光部移動機構30とを備える。
フレーム14は、略コ字状に曲げ加工された板状体であり、上板14a、背板14b、および下板14cを備える。ランプボディ12もまた、コ字状に形成された板状体であり、上板12a、背板12b、および下板12cを有する。上板14aおよび下板14cがそれぞれ上板12aおよび下板12cに固定されることで、フレーム14がランプボディ12に支持されている。
投影レンズ16は、灯具ユニット11の前端部に設けられている。投影レンズ16は、上板14aおよび下板14cの前端部により支持されている。投影レンズ16は、前方側表面が凸面で後方側表面が平面の平凸非球面レンズからなり、後方焦点面上に形成される光源像を反転像として車両用前照灯10の前方に投影する。
投影レンズ16の後方には、リフレクタ18が設けられている。リフレクタ18は、フレーム14の背板14bの後方側面に固定されている。リフレクタ18は、光源として半導体発光素子であるLED(Light Emitting Diode)(図示せず)から発せられた光を反射して集光する。なお、LEDに代えてレーザーダイオードが用いられてもよく、また、白熱灯や放電灯など他の光源が用いられてもよい。リフレクタ18で反射した光は、背板14bに設けられた開口14dを通過して、投影レンズ16に向かって進む。遮光部移動機構30は、シェード(図示せず)を水平方向に移動させる。
図2は、灯具ユニット11の斜視図である。リフレクタ18は、それぞれ反射面である第1リフレクタ部18aおよび第2リフレクタ部18bを有する。第1リフレクタ部18aは、第1LED20Aからの出射光を投影レンズ16に向けて反射し、投影レンズ16を通じて第1部分配光パターンを形成する。第2リフレクタ部18bは、第2LED20Bからの出射光を投影レンズ16に向けて反射し、投影レンズ16を通じて第1配光パターンと水平方向に並ぶ第2部分配光パターンを形成する。第1の実施形態では、第1リフレクタ部18aと第2リフレクタ部18bとが一体的にリフレクタ18として形成されているが、第1リフレクタ部18aと第2リフレクタ部18bとが別々に設けられていてもよい。
遮光部移動機構30は、支持部材32、ボールネジ34、遮光部材36、伝達機構38、およびモータ40を有する。支持部材32は、コ字状に折り曲げられた板状部材であり、ガイド部32aおよび折り返し部32bを有する。ガイド部32aは細長い平板上に形成される。ガイド部32aは、水平方向に延在し且つ投影レンズ16の光軸と垂直となるよう配置される。折り返し部32bは、ガイド部32aの両端からそれぞれ灯具後方に延在する。この2つのガイド部32aは、ボールネジ34の両端を回転可能に支持する。このためボールネジ34は、投影レンズ16の光軸と垂直な方向且つ水平方向に延在するよう配置される。
ボールネジ34には、遮光部材36が取り付けられる。遮光部材36は、シェード36aとナット36bとを有する。シェード36aは矩形の板状に形成される。ナット36bは、ボールネジ34と噛合している。ナット36bは、ガイド部32aによって、ボールネジ34を中心とした回転が阻止されつつ水平方向に案内される。シェード36aは、鉛直方向に延在するようシェード36aと一体的に形成される。ボールネジ34の一端には、ギヤ(図示せず)などを含む伝達機構38を介してアクチュエータであるモータ40が接続される。こうして、モータ40が作動することによりボールネジ34が駆動され、シェード36aが水平方向に移動する。
仕切り板42は、第1部分配光パターンと第2部分配光パターンとが水平方向に幅をもって重なるオーバーラップ部を設けつつ、2つの配光パターンの各々に鉛直方向に延びる縦カットオフラインを形成する。オーバーラップ部や縦カットオフラインについては後述する。
シェード36aは、第1リフレクタ部18aおよび第2リフレクタ部18bと投影レンズ16との間において水平方向に移動可能に設けられ、第1リフレクタ部18aおよび第2リフレクタ部18bによって形成される配光パターンに光が非照射となる遮光部を形成する。シェード36aは、所定位置まで移動したときに、オーバーラップ部の幅全域にわたって遮光部を形成するよう、第1リフレクタ部18aおよび第2リフレクタ部18bからの反射光を遮光する。
車両用前照灯10は、電子制御部(図示せず)に接続されている。電子制御部は、各種の演算を実行するCPU、各種の制御プログラムを格納するROM、およびデータ格納やプログラム実行のためのワークエリアとして利用されるRAMを有する。電子制御部は、第1LED20Aおよび第2LED20Bの各々の点灯を制御するとともに、モータ40の作動を制御することで遮光部移動機構30によるシェード36aの移動を制御する。電子制御部は、モータ40を作動させることにより、シェード36aを、配光パターンに遮光部を形成しない退避位置や、配光パターンに遮光部を形成する遮光位置に移動させる。これにより、グレアの付与を回避すべき対象物の移動とともにシェード36aを移動させることで、対象物の移動に応じた適切な非照射領域を形成することが可能となる。
図3(a)は、シェード36aが退避位置にあるときのリフレクタ18およびシェード36aの上面図であり、図3(b)は、シェード36aが退避位置にあるときにリフレクタ18によって形成される配光パターンを示す図である。図3(a)に示すように、シェード36aは、投影レンズ16の後方焦点面Fにおいて第1リフレクタ部18aによって形成される第1光源像と第2リフレクタ部18bによって形成される第2光源像とのオーバーラップ幅W1よりも広いシェード幅W2を有する。
また、図3(b)に示すように、仕切り板42は、第1部分配光パターンPA1と第2部分配光パターンPA2とが水平方向に幅をもって重なるオーバーラップ部S1を設けつつ、第1部分配光パターンPA1および第2部分配光パターンPA2の各々に鉛直方向に延びる縦カットオフラインを形成する。
このような仕切り板42を設けることによって、オーバーラップ部S1の照度をより高めつつ、第1部分配光パターンPA1に鉛直方向に伸びる第1縦カットオフラインL11を形成し、第2部分配光パターンPA2に鉛直方向に伸びる第2縦カットオフラインL12を形成することができる。このため、例えば第2LED20Bを消灯させたときに、第1縦カットオフラインL11を境に光の照射領域と非照射領域とをより明確に区分けすることができる。また、第1LED20Aを消灯させたときに、第2縦カットオフラインL12を境に光の照射領域と非照射領域とをより明確に区分けすることができる。このため、非照射領域にあるものの縦カットオフラインの近くに存在する対象物へも、グレアの付与を適切に回避することができる。
図4(a)は、シェード36aが中央位置にあるときのリフレクタ18およびシェード36aの上面図であり、図4(b)は、シェード36aが中央位置にあるときにリフレクタ18によって形成される配光パターンを示す図である。
電子制御部は、所定の遮光要求を取得した場合、第1LED20Aおよび第2LED20Bを点灯させるとともに、オーバーラップ部S1の水平方向中央に遮光部S2の水平方向中央が位置するようシェード36aを移動させる。
上述のように、シェード36aは、第1光源像と第2光源像とのオーバーラップ幅W1よりも広いシェード幅W2を有する。したがって、シェード36aは、オーバーラップ部S1のオーバーラップ幅W3より幅の広い遮光幅W4を有する遮光部S2を形成する。このため、明確な縦カットオフラインが仕切り板42によって形成されていることと相俟って、例えばその中央位置にあるときに第1LED20Aおよび第2LED20Bのいずれかを消灯させたときの遮光部S2の側方からの漏れ光の発生を回避できる。このため、照度の高いオーバーラップ部S1を形成可能としつつ、そのオーバーラップ部S1の全域を非照射領域とすることも可能となる。なお、左前照灯と右前照灯とでシェード36aの位置や消灯させるLEDが逆になっていてもよい。
図5(a)は、シェード36aが拡大遮光位置にあるときのリフレクタ18およびシェード36aの上面図であり、図5(b)は、シェード36aが拡大遮光位置にあり且つ第1LED20Aが消灯したときにリフレクタ18によって形成される配光パターンを示す図である。
電子制御部は、所定の遮光要求を取得した場合、第1LED20Aおよび第2LED20Bの一方を点灯させ他方を消灯させるとともに、オーバーラップ部S1の水平方向中央に遮光部S2の水平方向中央が位置するときよりも第1部分配光パターンPA1の遮光範囲が広くなる水平方向にずれた位置に遮光部S2が形成されるようシェード36aを移動させる。
図6は、様々な条件におけるリフレクタ18とシェード36aの上面図および形成される配光パターンを示す図である。車両用前照灯10が搭載される車両には上述のハイビームスイッチの他に、中間ビームスイッチ(図示せず)が設けられている。電子制御部は、ハイビームスイッチがユーザによってオンにされると、その操作入力をハイビームモードの点灯要求として取得し、中間ビームスイッチがユーザによってオンにされると、その操作入力を中間ビームモードの点灯要求として取得する。電子制御部は、ハイビームモードの点灯要求を取得すると、ハイビームモードでの車両用前照灯10による光の照射を開始し、中間ビームモードの点灯要求を取得すると、中間ビームモードでの車両用前照灯10の照射光制御を開始する。中間ビームモードでは、対向車や先行車などの前走車が存在する領域に遮光部S2が位置するよう遮光部材36を移動させることにより、前走車の運転者に与えるグレアを抑制する。
具体的には、車両用前照灯10が搭載される車両には、CCD(Charge Coupled Device)センサやCOMS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサなどの撮像素子を有するカメラ(図示せず)が設けられている。このカメラは、車両前方の映像を撮像して画像データを生成する。カメラは電子制御部に接続されており、生成された画像データは電子制御部に出力される。中間ビームモード時は、電子制御部は、カメラから入力された画像データを解析して、例えば前照灯が点灯状態にある対向車などの前走車があるか否かを判定する。そのような前走車がある場合には、電子制御部は、解析して得られた前照灯の位置を利用してその対向車の位置を特定する。このように画像データを利用して前走車の位置を特定する技術は公知であるため説明を省略する。
電子制御部は、特定した前走車の位置を利用して、ハイビーム用配光パターンPHの内部に前走車が存在するか否かを判定する。前走車が存在する場合、電子制御部は、前走車が存在する領域に遮光部S2が位置するよう遮光部材36を移動させる。
(1)は、ハイビームスイッチがオンにされてシェード36aが退避位置にある場合、または、中間ビームスイッチがオンにされたが車両前方に対象物が存在しないと判定されシェード36aが退避位置にある場合の車両用前照灯10の状態および形成される配光パターンを示している。電子制御部は、左前照灯および右前照灯において第1LED20Aおよび第2LED20Bの双方を点灯させるとともに、このように左前照灯ではシェード36aを左の退避位置に、右前照灯ではシェード36aを右の退避位置に移動させる。これにより、左前照灯および右前照灯の各々によって、第1部分配光パターンPA1と第2部分配光パターンPA2とにより中央にオーバーラップ部S1が設けられたハイビーム用配光パターンPHが形成される。車両前方には、左前照灯によって形成されたハイビーム用配光パターンPHと右前照灯によって形成されたハイビーム用配光パターンPHとが重畳された光が照射される。なお、左前照灯と右前照灯とでシェード36aの退避位置が逆になっていてもよい。
(2)は、中間ビームモードにおいて、車両前方中央に対象物が存在する判定された場合の車両用前照灯10の状態および形成される配光パターンを示している。このとき電子制御部は、左前照灯および右前照灯において第1LED20Aおよび第2LED20Bの双方を点灯させるとともに、左前照灯および右前照灯の双方において、車両前方中央の鉛直線(以下、「V−V線」という)に遮光部S2における遮光幅W4の中央が位置するようシェード36aを移動させる。この位置が、シェード36aの「中央位置」となる。この場合、左前照灯および右前照灯の双方において、オーバーラップ部S1の全領域を覆うように遮光部S2が配置される。このため、車両前方に存在する前走車などへのグレアの付与を回避できる。
なお、車両用前照灯10が搭載される車両には、中央遮光スイッチ(図示せず)が設けられていてもよい。電子制御部は、中央遮光スイッチがユーザによってオンにされると、その操作入力を中央遮光モードの点灯要求として取得する。中央遮光モードの点灯要求を取得すると、シェード36aを中央位置に移動させる。このような場合においても、(2)に示す車両用前照灯10の状態および配光パターンが実現される。
(3)は、中間ビームモードにおいて、車両前方右側に対象物が存在すると判定された場合の車両用前照灯10の状態および形成される配光パターンを示している。中間ビームモードでは、電子制御部は、左前照灯および右前照灯において第1LED20Aおよび第2LED20Bの双方を点灯させるとともに、検知された対象物を遮光部S2が含むよう、左前照灯および右前照灯の双方においてシェード36aを移動させる。したがってこの場合においても、左前照灯および右前照灯によって形成される配光パターンは同一となる。電子制御部はさらに対象物の検知を継続し、対象物の移動とともに遮光部S2も移動させるようシェード36aを移動させる。これにより遮光部S2の連続的な移動を実現できる。
(4)は、中間ビームモードにおいて、車両前方中央に遮光幅W4よりも広い範囲で複数の対象物が存在する判定された場合の車両用前照灯10の状態および形成される配光パターンを示している。電子制御部は、左前照灯において、第1LED20Aを消灯させ第2LED20Bを点灯させるとともに、V−V線上に遮光部S2の水平方向中央が位置するときよりも第1部分配光パターンPA1の遮光範囲が広くなる水平方向左側にずれた位置に遮光部S2が形成されるようシェード36aを移動させる。また、電子制御部は、右前照灯において、第2LED20Bを消灯させ第1LED20Aを点灯させるとともに、V−V線上に遮光部S2の水平方向中央が位置するときよりも第1部分配光パターンPA1の遮光範囲が広くなる水平方向右にずれた位置に遮光部S2が形成されるようシェード36aを移動させる。
具体的には、第1の実施形態では、第2縦カットオフラインL12上に遮光部S2の第2側縁L22が位置するよう左前照灯においてシェード36aを移動させ、第1縦カットオフラインL11上に遮光部S2の第1側縁L21が位置するよう右前照灯においてシェード36aを移動させる。なお、第2縦カットオフラインL12よりも遮光部S2の第2側縁L22が右に位置するよう左前照灯においてシェード36aを移動させ、第1縦カットオフラインL11よりも遮光部S2の第1側縁L21が左に位置するよう右前照灯においてシェード36aを移動させてもよい。
車両前方には、左前照灯によって形成されたハイビーム用配光パターンPHと右前照灯によって形成されたハイビーム用配光パターンPHとが重畳された光が照射されるため、車両前方には、遮光部S2の遮光幅W4よりも大きな幅の遮光部が形成される。
上述のように、仕切り板42が設けられることにより、第1部分配光パターンPA1に明確な第1縦カットオフラインL11を形成することができ、また、第2部分配光パターンPA2に明確な第2縦カットオフラインL12を形成することができる。このため、左前照灯においては、第2縦カットオフラインL12に遮光部S2の第2側縁L22を近づけることができる。また、右前照灯においては第1縦カットオフラインL11に遮光部S2の第1側縁L21を近づけることができる。このため、このような拡大遮光部を設けることができる。
なお、車両用前照灯10が搭載される車両には、さらに拡大遮光スイッチ(図示せず)が設けられていてもよい。電子制御部は、拡大遮光スイッチがユーザによってオンにされると、その操作入力を拡大遮光モードの点灯要求として取得する。拡大遮光モードの点灯要求を取得すると、電子制御部は、上記の拡大遮光部を設けるよう、上記と同様に第1LED20Aおよび第2LED20Bの点灯と、シェード36aの移動とを制御する。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る車両用前照灯は、シェード36aに代えてシェード50が設けられた以外は第1の実施形態に係る車両用前照灯10と同様に構成される。以下、特に言及しない限り、第2の実施形態に係る車両用前照灯の構成および動作は、第1の実施形態と同様である。以下、第1の実施形態と同様の個所については同一の符号を付して説明を省略する。図7は、シェード50が中央位置にあるときのリフレクタ18およびシェード50の上面図であり、図3(b)は、シェード50が中央位置にあるときにリフレクタ18によって形成される配光パターンを示す図である。
第2の実施形態に係る車両用前照灯は、シェード36aに代えてシェード50が設けられた以外は第1の実施形態に係る車両用前照灯10と同様に構成される。以下、特に言及しない限り、第2の実施形態に係る車両用前照灯の構成および動作は、第1の実施形態と同様である。以下、第1の実施形態と同様の個所については同一の符号を付して説明を省略する。図7は、シェード50が中央位置にあるときのリフレクタ18およびシェード50の上面図であり、図3(b)は、シェード50が中央位置にあるときにリフレクタ18によって形成される配光パターンを示す図である。
シェード50は、第1反射面50aおよび第2反射面50bを有する。第1反射面50aおよび第2反射面50bは、第1リフレクタ部18aまたは第2リフレクタ部18bからの反射光を投影レンズ16に向けてさらに反射する。これにより、遮光部への進行を阻止された光を配光パターンの形成に有効に利用することができる。
また、シェード50は、投影レンズ16の後方焦点面Fよりもリフレクタ18に近づく方向に突出するよう形成されている。このため、シェード50の幅はシェード36aのシェード幅W2より短いが、オーバーラップ部S1のオーバーラップ幅W3よりも広い遮光幅W5を持つ遮光部S3を形成することが可能となっている。
さらに、シェード50は、左右非対称に形成されている。具体的には、シェード50は、上方から見て台形の四角柱状に形成されている。左前照灯では、シェード50は、右側面が灯具光軸と平行となっているのに対し、左側面は、投影レンズ16に近づくほどシェード50の幅が小さくなるよう傾斜している。これにより、第2リフレクタ部18bからの光の遮光幅を第1リフレクタ部18aからの光の遮光幅よりも大きくすることができる。また、第1リフレクタ部18aからの光を第2リフレクタ部18bからの光よりも多く投影レンズ16に反射することができる。右前照灯では、シェード50は、左前照灯のシェード50と左右対称に形成されている。
図8は、様々な条件におけるリフレクタ18とシェード36aの上面図および形成される配光パターンを示す図である。(1)は、ハイビームスイッチがオンにされてシェード50が退避位置にある場合、または、中間ビームスイッチがオンにされたが車両前方に対象物が存在しないと判定されシェード50が退避位置にある場合の車両用前照灯10の状態および形成される配光パターンを示している。このとき、左前照灯および右前照灯の各々によって、第1部分配光パターンPA1と第2部分配光パターンPA2とにより中央にオーバーラップ部S1が設けられたハイビーム用配光パターンPHが形成される。
(2)は、中間ビームモードにおいて、車両前方中央に対象物が存在する判定された場合の車両用前照灯10の状態および形成される配光パターンを示している。第2の実施形態においても、このとき左前照灯および右前照灯の双方において、オーバーラップ部S1の全領域を覆うように遮光部S3が配置される。
(3)は、中間ビームモードにおいて、車両前方右側に対象物が存在すると判定された場合の車両用前照灯10の状態および形成される配光パターンを示している。第2の実施形態においても、電子制御部は、左前照灯および右前照灯において第1LED20Aおよび第2LED20Bの双方を点灯させるとともに、検知された対象物を遮光部S3が含むよう、左前照灯および右前照灯の双方においてシェード50を移動させる。
(4)は、中間ビームモードにおいて、車両前方中央に遮光幅W4よりも広い範囲で複数の対象物が存在する判定された場合の車両用前照灯10の状態および形成される配光パターンを示している。このとき電子制御部は、左前照灯において、第1LED20Aを消灯させ第2LED20Bを点灯させるとともに、V−V線上に遮光部S2の水平方向中央が位置するときよりも第1部分配光パターンPA1の遮光範囲が広くなる水平方向左側にずれた位置に遮光部S2が形成されるようシェード50を移動させる。また、電子制御部は、右前照灯において、第2LED20Bを消灯させ第1LED20Aを点灯させるとともに、V−V線上に遮光部S2の水平方向中央が位置するときよりも第1部分配光パターンPA1の遮光範囲が広くなる水平方向右にずれた位置に遮光部S2が形成されるようシェード50を移動させる。
具体的には、電子制御部は、左前照灯では、V−V線上に遮光部S2の第2側縁L22が位置するようシェード50を移動させ、右前照灯では、V−V線上に遮光部S2の第1側縁L21が位置するようシェード50を移動させる。なお、電子制御部は、左前照灯ではV−V線よりも遮光部S2の第2側縁L22が右に位置するようシェード50を移動させ、右前照灯ではV−V線よりも遮光部S2の第1側縁L21が左に位置するようシェード50を移動させてもよい。シェード50は光軸方向に厚みを持っているため、このような拡大遮光モードを実現できる。
(5)は、中間ビームモードにおいて、車両前方中央に遮光幅W4よりも広い範囲で複数の対象物が存在する判定された場合の別の例における車両用前照灯10の状態および形成される配光パターンを示している。このとき電子制御部は、左前照灯において、第1LED20Aを消灯させ第2LED20Bを点灯させるとともに、V−V線よりも遮光部S2の第2側縁L22が左に位置するようシェード50を移動させる。また電子制御部は、右前照灯において、第1LED20Aを消灯させ第2LED20Bを点灯させるとともに、V−V線よりも遮光部S2の第1側縁L21が右に位置するようシェード50を移動させる。これにより、(4)の例よりもさらに大きな遮光部を車両前方に設けることができる。
以上、実施の形態をもとに本発明を説明した。これらの実施形態は例示であり、各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
図9(a)〜図9(f)は、シェードの変形例を示す図である。図9(a)に示すシェード70は、コ字状に折り曲げられた板状に形成され、上方から見てリフレクタ18側に開口部が向くコ字状となるよう配置される。このとき、両側面は反射面70aとなる。図9(b)に示すシェード72は、コ字状に折り曲げられた板状に形成され、上方から見て投影レンズ16側に開口部が向くコ字状となるよう配置される。このとき両側面は反射面72aとなる。
図9(c)に示すシェード74は、断面が左右対称な台形の四角柱状に形成され、上方から見て台形の上底がリフレクタ18側に向くよう配置される。このとき、両側面は反射面74aとなる。図9(d)に示すシェード76は、断面が左右対称な台形の四角柱状に形成され、上方から見て台形の上底が投影レンズ16側に向くよう配置される。このとき、両側面は反射面76aとなる。
図9(e)に示すシェード78は、断面がH字状の板状に形成され、上方から見てH字の開口部がそれぞれ投影レンズ16側とリフレクタ18側に向くよう配置される。このとき、両側面は反射面78aとなる。図9(f)に示すシェード80は、断面がV字状の板状に形成され、上方から見てV字の開口部が投影レンズ16側に向くよう配置される。このとき、両側面は反射面80aとなる。
10 車両用前照灯、 16 投影レンズ、 18 リフレクタ、 18a 第1リフレクタ部、 18b 第2リフレクタ部、 20A 第1LED、 20B 第2LED、 30 遮光部移動機構、 34 ボールネジ、 36 遮光部材、 36a シェード、 36b ナット、 40 モータ、 42 仕切り板、 50 シェード、 50a 第1反射面、 50b 第2反射面。
Claims (4)
- 第1の光源からの出射光を投影レンズに向けて反射し、前記投影レンズを通じて第1配光パターンを形成する第1リフレクタと、
第2の光源からの出射光を前記投影レンズに向けて反射し、前記投影レンズを通じて前記第1配光パターンと水平方向に並ぶ第2配光パターンを形成する第2リフレクタと、
第1配光パターンと第2配光パターンとが水平方向に幅をもって重なるオーバーラップ部を設けつつ、第1配光パターンおよび第2配光パターンの各々に鉛直方向に延びる縦カットオフラインを形成する仕切り部材と、
第1リフレクタおよび第2リフレクタと前記投影レンズとの間において水平方向に移動可能に設けられ、第1配光パターンおよび第2配光パターンの各々に光が非照射となる遮光部を形成するシェードと、
前記シェードを移動させる移動機構と、
を備え、
前記シェードは、所定位置まで移動したときに、前記オーバーラップ部の幅全域にわたって前記遮光部を形成するよう、第1リフレクタおよび第2リフレクタからの反射光を遮光することを特徴とする車両用前照灯。 - 前記シェードは、第1リフレクタまたは第2リフレクタからの反射光を前記投影レンズに向けてさらに反射する反射面を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
- 第1の光源および第2の光源の各々の点灯と、前記移動機構による前記シェードの移動と、を制御する制御部をさらに備え、
前記シェードは、前記オーバーラップ部より幅の広い前記遮光部を形成するよう設けられ、
前記制御部は、所定の遮光要求を取得した場合、第1の光源および第2の光源を点灯させるとともに、前記オーバーラップ部の水平方向中央に前記遮光部の水平方向中央が位置するよう前記シェードを移動させることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用前照灯。 - 第1の光源および第2の光源の各々の点灯と、前記移動機構による前記シェードの移動と、を制御する制御部をさらに備え、
前記シェードは、前記オーバーラップ部より幅の広い前記遮光部を形成するよう設けられ、
前記制御部は、所定の遮光要求を取得した場合、第1の光源を点灯させ第2の光源を消灯させるとともに、前記オーバーラップ部の水平方向中央に前記遮光部の水平方向中央が位置するときよりも第1配光パターンの遮光範囲が広くなる水平方向にずれた位置に前記遮光部が形成されるよう前記シェードを移動させることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用前照灯。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2011048153A JP2012186010A (ja) | 2011-03-04 | 2011-03-04 | 車両用前照灯 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011048153A JP2012186010A (ja) | 2011-03-04 | 2011-03-04 | 車両用前照灯 |
Publications (1)
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JP2012186010A true JP2012186010A (ja) | 2012-09-27 |
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ID=47015924
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JP2011048153A Withdrawn JP2012186010A (ja) | 2011-03-04 | 2011-03-04 | 車両用前照灯 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2012186010A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2982902A1 (de) * | 2014-08-08 | 2016-02-10 | Automotive Lighting Reutlingen GmbH | Projektionslichtmodul für einen kraftfahrzeugscheinwerfer |
-
2011
- 2011-03-04 JP JP2011048153A patent/JP2012186010A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2982902A1 (de) * | 2014-08-08 | 2016-02-10 | Automotive Lighting Reutlingen GmbH | Projektionslichtmodul für einen kraftfahrzeugscheinwerfer |
US10071674B2 (en) | 2014-08-08 | 2018-09-11 | Automotive Lighting Reutlingen Gmbh | Projection light module for a motor vehicle headlight |
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