JP2012185572A - 印刷システム、端末装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

印刷システム、端末装置及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 画像形成装置における定着部の温度状態を容易に識別することができるとともに、背景画面に対する所定の操作によって、定着部の温度を上昇させることができる端末装置を提供する。
【解決手段】 画像形成装置に対し、温度センサにより検出される温度情報を要求する温度情報要求を定期的に送信する温度情報要求送信部と、画像形成装置から温度情報を受信する温度情報受信部と、受信した温度情報に基づいて、定着部の温度を示す温度シンボルを背景画面上に表示する温度シンボル表示部と、温度シンボルの選択操作に基づいて、画像形成装置に対し、定着部の温度を上昇させるためのウォームアップ要求を送信するウォームアップ要求送信部により構成される。
【選択図】 図16

Description

本発明は、印刷システム、端末装置及びコンピュータプログラムに係り、さらに詳しくは、画像データを記録媒体に印刷する画像形成装置と、通信ネットワークを介して画像形成装置に接続された端末装置とからなる印刷システムに関する。
原稿から読み取った画像データを記録媒体に印刷する複写機では、様々な複写条件を指定して複写ジョブを実行させることができる。例えば、両面コピーを指定すれば、1枚の原稿の両面を自動的に読み取り、得られた読取画像を1枚の記録紙の各面にそれぞれ印刷させることができる。また、集約コピーを指定すれば、複数枚の原稿から読み取った読取画像を1枚の記録紙の片面に縮小して印刷させることができる。また、電子ソートコピーを指定すれば、複数枚の原稿から読み取った読取画像を電子的に並べ替えて印刷させることができる。通常、複写条件は、多数の設定項目からなり、これらの設定項目ごとに設定値を指定することにより、上述した様な複写ジョブを実行させることができる。
複写機は、PC(パーソナルコンピュータ)などの端末装置に比べ表示画面のサイズが小さく、同時に表示することができる情報量が限られている。このため、複写条件の各設定項目に設定値を指定するには、画面表示を切り替えながら入力操作を行わなければならず、操作手順が煩雑であった。そこで、PC上で複写条件を指定させ、設定項目ごとの設定値からなる複写設定情報をLAN(ローカルエリアネットワーク)経由で複写機へ送信する遠隔複写設定システムが提案されている(例えば、特許文献1及び2)。特許文献1及び2に記載された遠隔複写設定システムによれば、複写条件を設定する際の操作手順を簡素化することができる。
通常、複写機における印刷部は、感光体ドラムに記録された静電潜像をトナーにより現像する現像部、トナー像を記録紙に転写させる転写部、記録紙に転写された未定着トナー像を定着させる定着部などからなる。また、複写機には、印刷処理が完了した後、自動的に省電力モードへ移行する節電機能が従来から設けられている。省電力モードでは、定着部などへの電源供給を制限することにより、光学読取処理、印刷処理が行われる通常モードよりも消費電力を低減させている。この様な画像形成装置では、複写処理の開始を指示した際に、動作モードが省電力モードであれば、定着部の温度が下がってしまっていることから、定着部が所定の定着温度に達するまで長い時間待たなければならなかった。このため、スタートキーを操作することによって複写処理の開始を指示してから実際に印刷処理が開始されるまでに長い時間を要してしまうという課題があった。
特に、端末装置から画像形成装置における複写処理のための複写条件を指定することができる上記遠隔複写設定システムの場合、端末装置上では、画像形成装置における定着部の温度状態がわからないことから、直ちに印刷が可能であるか否かを判別することができなかった。このため、ユーザは、端末装置から複写条件を指定した後、画像形成装置の方へ移動し、画像形成装置に対し複写処理の開始を指示した場合に、印刷処理が開始されるまでしばらく待たされることがあった。
特開平9−23298号公報 特開2006−270222号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、通信ネットワークを介して画像形成装置に接続された端末装置上で、画像形成装置における定着部の温度状態を認識することができる印刷システムを提供することを目的としている。
特に、画像形成装置における定着部の温度状態を容易に識別することができる端末装置を提供することを目的としている。また、背景画面に対する所定の操作によって、定着部の温度を上昇させることができる端末装置を提供することを目的としている。さらに、画像形成装置における複写処理のための複写条件を指定することができるとともに、複写条件を指定した場合に、複写処理の開始を指示してから印刷処理が開始されるまでに要する時間を短縮することができる端末装置を提供することを目的としている。
また、本発明は、その様な端末装置において実行されるコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
第1の本発明による印刷システムは、画像データを記録媒体に印刷する画像形成装置と、通信ネットワークを介して上記画像形成装置に接続された端末装置とからなる印刷システムであって、上記画像形成装置が、記録媒体に転写された未定着トナー像を定着させる定着部と、上記定着部の温度を検出する温度センサと、上記温度センサの出力に基づいて、上記定着部の温度制御を行う温度制御部とを備え、上記端末装置が、上記画像形成装置に対し、上記温度センサにより検出される温度情報を要求する温度情報要求を定期的に送信する温度情報要求送信部と、上記画像形成装置から上記温度情報を受信する温度情報受信部と、受信した上記温度情報に基づいて、上記定着部の温度を示す温度シンボルを背景画面上に表示する温度シンボル表示部とを備えて構成される。
この印刷システムでは、端末装置が、画像形成装置から定着部の温度制御に用いる温度情報を定期的に取得して、温度シンボルを背景画面上に表示する。この温度シンボルは、定着部の温度を示すので、ユーザは、背景画面上の温度シンボルによって、画像形成装置における定着部の温度状態を認識することができる。
第2の本発明による端末装置は、記録媒体に転写された未定着トナー像を定着させる定着部と、上記定着部の温度を検出する温度センサと、上記温度センサの出力に基づいて、上記定着部の温度制御を行う温度制御部とを有する画像形成装置に対し、通信ネットワークを介して接続された端末装置であって、上記画像形成装置に対し、上記温度センサにより検出される温度情報を要求する温度情報要求を定期的に送信する温度情報要求送信部と、上記画像形成装置から上記温度情報を受信する温度情報受信部と、受信した上記温度情報に基づいて、上記定着部の温度を示す温度シンボルを背景画面上に表示する温度シンボル表示部とを備えて構成される。
第3の本発明による端末装置は、上記構成に加え、上記温度シンボルの選択操作に基づいて、上記画像形成装置に対し、上記定着部の温度を上昇させるためのウォームアップ要求を送信するウォームアップ要求送信部を備えて構成される。この様な構成によれば、背景画面上の温度シンボルを選択することによって、画像形成装置における定着部の温度を所定の温度まで上昇させることができる。
第4の本発明による端末装置は、上記構成に加え、上記温度シンボル表示部が、上記定着部の温度制御が行われる温度範囲を2以上の温度区分に分割し、上記温度区分ごとに上記温度シンボルの表示態様を異ならせるように構成される。この様な構成によれば、温度区分によって温度シンボルの表示態様が異なるので、ユーザは、画像形成装置における定着部の温度状態を容易に識別することができる。
第5の本発明による端末装置は、上記構成に加え、上記画像形成装置に対し、光学読取処理及び印刷処理からなる複写処理のための複写条件を送信する複写条件送信部を備えて構成される。
この様な構成によれば、複写条件を設定する際の操作手順を画像形成装置上で設定する場合に比べて簡素化することができる。さらに、端末装置から画像形成装置に対し複写処理のための複写条件を指定した場合に、当該画像形成装置における定着部の温度状態に応じて、定着部の温度を上昇させることができる。このため、端末装置から複写条件を指定した後、画像形成装置のところへ移動して複写処理の開始を指示すれば、光学読取処理後の印刷処理を直ちに開始させることができる。従って、画像形成装置における複写処理のための複写条件を指定することができるとともに、複写条件を指定した場合に、複写処理の開始を指示してから印刷処理が開始されるまでに要する時間を短縮することができる。
第6の本発明によるコンピュータプログラムは、記録媒体に転写された未定着トナー像を定着させる定着部と、上記定着部の温度を検出する温度センサと、上記温度センサの出力に基づいて、上記定着部の温度制御を行う温度制御部とを有する画像形成装置に対し、通信ネットワークを介して接続された端末装置において実行されるコンピュータプログラムであって、上記画像形成装置に対し、上記温度センサにより検出される温度情報を要求する温度情報要求を定期的に送信する温度情報要求送信ステップと、上記画像形成装置から上記温度情報を受信する温度情報受信ステップと、受信した上記温度情報に基づいて、上記定着部の温度を示す温度シンボルを背景画面上に表示する温度シンボル表示ステップとを備えて構成される。
本発明による印刷システムでは、端末装置が、画像形成装置から定着部の温度制御に用いる温度情報を定期的に取得して、温度シンボルを背景画面上に表示する。この温度シンボルは、定着部の温度を示すので、ユーザは、背景画面上の温度シンボルによって、画像形成装置における定着部の温度状態を認識することができる。従って、通信ネットワークを介して画像形成装置に接続された端末装置上で、画像形成装置における定着部の温度状態を認識することができる。
特に、本発明による端末装置では、温度区分によって温度シンボルの表示色が異なるので、ユーザは、画像形成装置における定着部の温度状態を容易に識別することができる。また、背景画面上の温度シンボルを選択することによって、画像形成装置における定着部の温度を上昇させることができる。
さらに、画像形成装置における複写処理のための複写条件を指定することができるとともに、複写条件を指定した場合に、複写処理の開始を指示してから印刷処理が開始されるまでに要する時間を短縮することができる。
また、本発明によるコンピュータプログラムでは、端末装置を上述した端末装置として機能させることができる。
本発明の実施の形態による印刷システム1の一構成例を示したシステム図である。 図1のPC10においてディスプレイ11上に表示される印刷条件編集画面3の一例を示した図である。 図1のPC10においてデスクトップ画面4に表示される照会画面5の一例を示した図である。 図1のPC10においてディスプレイ11上に表示される複写条件編集画面6の一例を示した図である。 図1のPC10において複写条件編集画面6上に表示される選択画面7の一例を示した図である。 図1のPC10においてデスクトップ画面4に表示される遠隔複写設定アイコン8の一例を示した図である。 図1のMFP20における操作パネルの一例を示した図であり、ディスプレイ21及び操作部22が示されている。 図1のMFP20における定着部の温度変化の一例を模式的に示した説明図である。 図1のPC10の構成例を示したブロック図である。 図9の複写設定部107の構成例を示したブロック図である。 図10の遠隔制御部128の構成例を示したブロック図である。 図9のPC10におけるプリンタドライバの動作の一例を示したフローチャートである。 図9のPC10における複写設定部107の動作の一例を示したフローチャートであり、複写設定ソフトの動作例が示されている。 図9のPC10における複写設定部107の動作の一例を示したフローチャートである。 図9のPC10における遠隔複写設定アイコン8の操作時の動作の一例を示したフローチャートである。 図9のPC10において定着部213の温度を監視する際の動作の一例を示したフローチャートである。 図1のMFP20の構成例を示したブロック図である。 図17のMFP20における複写設定情報の登録時の動作の一例を示したフローチャートである。 図17のMFP20におけるコピー時の動作の一例を示したフローチャートである。 図17のMFP20におけるSNMP受信処理の一例を示したフローチャートである。
<印刷システム1>
図1は、本発明の実施の形態による印刷システム1の一構成例を示したシステム図である。この印刷システム1は、複数のPC10と複数のMFP(Multifunction Peripheral:複合機)20とが、LAN2を介して互いに接続されたネットワークシステムである。印刷システム1では、PC10において保持される画像データをMFP20において印刷させるPCプリント処理と、PC10において指定された複写条件で複写処理を実行させる遠隔複写処理とを行うことができる。
ここでは、PC10上で指定された複写条件からなる複写設定情報をMFP20へ送信することによって、MFP20において複写処理のための複写条件を自動設定させることを遠隔複写設定と呼ぶことにする。この印刷システム1では、PCプリント処理又は遠隔複写処理を行う場合、PC10及びMFP20がそれぞれクライアント及びサーバーとして機能し、MFP20は、PC10からの要求に基づいて、印刷処理又は複写処理を実行する。
PC10は、デスクトップ画面などが表示されるディスプレイ11と、キーボード、マウスからなる操作部12とを有する端末装置である。このPC10には、印刷用の画像データを含むプリントデータを生成し、LAN2を介していずれかのMFP20へ送信するためのプリンタドライバがインストールされている。プリントデータは、印刷対象の画像データ、当該画像データの印刷条件などからなり、ユーザ操作による所定の印刷指示に基づいて作成される。
MFP20は、スキャナ機能、プリンタ機能、FAX(ファクシミリ)機能、複写機能、電子メールの送受信機能を有し、これらの機能を選択的に実行させることができる画像形成装置であり、操作パネルには、ディスプレイ21及び操作部22が設けられている。
このMFP20は、複写処理及び端末出力処理を行うとともに、PC10から複写処理のための複写条件を指定することができる。複写処理では、原稿から読み取った画像データが記録紙に印刷される。端末出力処理(PCプリント処理)では、LAN2を介してPC10からプリントデータとして受信した画像データが記録紙に印刷される。記録紙は、画像データを印刷するための印刷用紙であり、所定の紙媒体からなる。
MFP20では、PC10から複写設定情報を受信した場合に、複写条件の遠隔設定情報として登録し、その登録情報に基づいて、光学読取処理及び印刷処理からなる複写ジョブを実行する。また、この印刷システム1では、後述する様に、PC10が、MFP20から定着部の温度を定期的に取得し、定着部の温度に応じて表示態様が異なる所定の操作アイコンをデスクトップ画面上に表示する。
<PCプリントの印刷設定>
図2は、図1のPC10においてディスプレイ11上に表示される印刷条件編集画面3の一例を示した図である。この印刷条件編集画面3は、印刷条件を指定するための入力画面であり、印刷対象の文書データを指定した所定の印刷指示に基づいてディスプレイ11上に表示される。例えば、文書データの編集画面において、編集画面上の印刷ボタンを操作することによって、印刷条件編集画面3を表示することができる。
印刷条件編集画面3には、PCプリントのための複数の設定項目について、設定項目ごとに設定値を入力するための入力欄31〜37と、遠隔複写設定選択ボタン38、OKボタン39及びキャンセルボタン40とが配置されている。入力欄31は、複数ページからなる一連の文書データを印刷する際の印刷部数を指定するための入力領域からなる。入力欄32は、印刷用紙のサイズを指定するための入力領域からなり、例えば、A3〜A5、B4又はB5のいずれかを選択することができる。
入力欄33は、印刷の向きを指定するための入力領域からなり、縦方向又は横方向のいずれかを選択することができる。入力欄34は、印刷時の給紙方法を指定するための入力領域からなり、自動選択又は手動選択のいずれかを選択することができる。入力欄35は、印刷用紙の種類を指定するための入力領域からなり、例えば、普通紙、厚紙又はOHPシートのいずれかを選択することができる。
入力欄36は、集約印刷機能を選択するための入力欄であり、集約印刷機能の選択時には、詳細設定画面が表示され、「2in1」、「4in1」、「8in1」などを選択することができる。「Nin1」は、Nページ分の文書データを1枚の印刷用紙の片面に縮小印刷させる印刷条件である。入力欄37は、両面印刷機能を選択するための入力欄であり、両面印刷機能の選択時には、詳細設定画面が表示され、両面印刷、小冊子印刷などの印刷方法を選択することができる。
印刷条件の設定項目としては、上述したものの他に、原稿サイズ、解像度、ズーム倍率を指定し、或いは、トナーセーブ印刷機能を選択するための項目がある。この様に印刷条件は、設定項目ごとの複数の指定値によって構成される条件セットからなる。
印刷条件編集画面3では、ユーザが予め指定した印刷条件が初期値として指定されている。また、ユーザは、印刷条件編集画面3に対する所定の編集操作によって、印刷条件を変更することができる。
OKボタン39は、印刷条件を確定させるための確定ボタンであり、所定の操作アイコンからなる。OKボタン39を操作することにより、印刷条件を確定させ、プリントデータとして印刷対象の画像データと共にMFP20へ送信することができる。キャンセルボタン40は、印刷指示を取り消すための取消ボタンであり、所定の操作アイコンからなる。キャンセルボタン40を操作することにより、印刷条件編集画面3を表示してからキャンセルボタン40が操作されるまでの間に入力された入力情報を無効化して元の編集画面へ復帰させることができる。
遠隔複写設定選択ボタン38は、遠隔複写フラグを有効化するための遠隔設定有効化ボタンであり、所定の操作アイコンからなる。遠隔複写フラグは、遠隔複写設定を行う場合と行わない場合とで状態が異なるデータを格納するための記憶領域からなる。遠隔複写設定選択ボタン38を操作することによって遠隔複写フラグが有効化されれば、OKボタン39の操作によって確定した印刷条件が、プリントデータの送信後も保持され、複写条件の初期値として利用される。上記印刷条件は、遠隔複写フラグが有効化された場合、例えば、プリンタドライバによってファイル化され、所定の常時監視フォルダ内に格納される。
OKボタン39は、例えば、編集画面3上でマウスポインタ41を移動させ、OKボタン39上でマウスをクリックすることにより、操作することができる。OKボタン39の操作によって確定した印刷条件は、遠隔複写フラグが有効化されている場合、印刷設定ファイルとして常時監視フォルダ内に格納される。そして、印刷設定ファイルが常時監視フォルダ内に格納されれば、遠隔複写設定用の操作アイコンをデスクトップ画面に表示するか否かをユーザに問い合わせるための所定の照会画面が表示される。
<照会画面5>
図3は、図1のPC10においてデスクトップ画面4に表示される照会画面5の一例を示した図である。この照会画面5は、遠隔複写設定用の操作アイコンをデスクトップ画面4に表示するか否かをユーザに照会するためのダイアログ画面であり、常時監視フォルダ内に印刷設定ファイルが格納されたことを検知することによって表示される。
照会画面5には、作成ボタン51及びキャンセルボタン52が配置されている。作成ボタン51は、遠隔複写設定アイコンの表示機能を選択するための操作アイコンである。作成ボタン51を操作することにより、遠隔複写設定のための所定の操作アイコンをデスクトップ画面4上に表示させることができる。キャンセルボタン52は、遠隔複写設定機能の選択を取り消すための操作アイコンである。デスクトップ画面4は、ディスプレイ11上に表示される背景画面であり、各種のアプリケーションプログラムを起動させるための複数の操作アイコンが配置されている。
<遠隔複写設定>
図4は、図1のPC10においてディスプレイ11上に表示される複写条件編集画面6の一例を示した図である。この複写条件編集画面6は、複写条件を指定するための入力画面であり、印刷条件編集画面3内の遠隔複写設定選択ボタン38を操作することによって遠隔複写フラグが有効化された場合に表示される。複写条件編集画面6は、例えば、照会画面5内の作成ボタン51の操作に基づいて表示される。
複写条件編集画面6には、複写条件の複数の設定項目について、設定項目ごとに設定値を入力するための入力欄61〜63と、設定ボタン64及びキャンセルボタン65とが配置されている。入力欄61は、複数枚の原稿を読み取って複数枚の記録紙に印刷する際の複写部数を指定するための入力領域からなる。入力欄62は、原稿のサイズを指定するための入力領域からなり、例えば、自動指定又は手動指定のいずれかを選択することができる。入力欄63は、記録紙のサイズを指定するための入力領域からなり、例えば、A3〜A5、B4又はB5のいずれかを選択することができる。
複写条件の設定項目としては、上述したものの他に、電子ソートコピー、両面コピー、エコノミーコピー、集約コピーの各機能を選択するための項目がある。電子ソートコピーは、複数枚の原稿から読み取った読取画像を電子的に並べ替えて印刷させる複写方法である。両面コピーは、1枚の原稿の両面を自動的に読み取り、得られた読取画像を1枚の記録紙の各面にそれぞれ印刷させる複写方法である。
エコノミーコピーは、印刷時の解像度を下げることによってトナーを節約する複写方法である。集約コピーは、複数枚の原稿から読み取った読取画像を1枚の記録紙の片面に縮小して印刷させる複写方法である。これらの機能を選択した場合には、複写条件を詳細に指定するための詳細設定画面が表示される。この詳細設定画面では、原稿の読取方法と記録紙への印刷方法とを細かく指定することができる。この様に複写条件は、設定項目ごとの複数の指定値によって構成される条件セットからなる。
複写条件編集画面6及び上記詳細設定画面では、プリントデータとして画像データと共に送信された印刷条件が複写条件の初期値として指定されている。すなわち、印刷条件編集画面3内のOKボタン39の操作によって確定した印刷条件がそのまま複写条件の初期値として予め入力されている。具体的には、プリンタドライバの印刷設定と共通の設定項目について、プリントデータの印刷条件が複写条件の初期値として入力されている。
一方、プリンタドライバの印刷設定と共通でない設定項目については、デフォルト設定として予め登録された指定値が複写条件の初期値として入力されている。複写条件編集画面6及び詳細設定画面内の複写条件は、所定の編集操作によって変更することができる。
設定ボタン64は、複写条件を確定させるための確定ボタンであり、所定の操作アイコンからなる。設定ボタン64を操作することにより、複写条件を確定させ、遠隔複写設定情報としてMFP20へ送信することができる。キャンセルボタン65は、遠隔複写設定機能の選択を取り消すための取消ボタンであり、所定の操作アイコンからなる。キャンセルボタン65を操作することにより、複写条件編集画面6を表示してからキャンセルボタン65が操作されるまでの間に入力された入力情報を無効化して元のデスクトップ画面4へ復帰させることができる。
<MFP20の選択画面7>
図5は、図1のPC10において複写条件編集画面6上に表示される選択画面7の一例を示した図である。この選択画面7は、遠隔複写設定情報の送信先とするMFP20を選択するためのダイアログ画面であり、例えば、複写条件編集画面6内の設定ボタン64の操作に基づいて表示される。
選択画面7には、遠隔複写設定が可能なMFP20がサポート機器として一覧表示され、いずれかのMFP20を遠隔複写設定情報の送信先として指定することができる。サポート機器のいずれかを選択してOKボタン71を操作すれば、当該MFP20へ遠隔複写設定情報を送信することができる。
<遠隔複写設定アイコン8>
図6は、図1のPC10においてデスクトップ画面4に表示される遠隔複写設定アイコン8の一例を示した図である。図中の(a)には、遠隔複写設定アイコン8が示され、(b)には、遠隔複写設定アイコン8の選択操作によって表示された選択画面81が示されている。
遠隔複写設定アイコン8は、MFP20における定着部の温度状態をPC10上で監視するための操作アイコンであり、定着部の温度に応じて表示態様、例えば、表示色が異なる所定の温度シンボルからなる。この遠隔複写設定アイコン8は、遠隔複写設定情報の送信先における定着部の温度を表示色によって識別させるものであり、照会画面5内の作成ボタン51が操作された場合に表示される。また、遠隔複写設定アイコン8は、例えば、複写条件編集画面6内の設定ボタン64の操作に基づいて表示される。
選択画面81は、ウォームアップボタン82及び編集ボタン82が配置されたダイアログ画面であり、遠隔複写設定アイコン8の選択操作に基づいて、デスクトップ画面4上に表示される。遠隔複写設定アイコン8の選択操作とは、遠隔複写設定アイコン8を指定した所定のユーザ操作のことであり、例えば、マウスポインタ41を遠隔複写設定アイコン8上に移動させた状態で、マウスをクリックする操作が想定される。ウォームアップボタン82は、MFP20に対し、印刷部のウォームアップを指示し、定着部の温度を上昇させるための操作アイコンである。編集ボタン83は、MFP20が保持する遠隔複写設定情報を編集するための操作アイコンである。
編集ボタン83を操作することにより、MFP20に対し、遠隔複写設定情報を要求する所定の要求コマンドが送信され、MFP20から受信した遠隔複写設定情報に基づいて、複写条件編集画面6が表示される。編集ボタン83の操作によって表示される複写条件編集画面6では、MFP20に遠隔複写設定情報として登録されている複写条件が初期値として予め指定されている。そして、複写条件編集画面6に対する編集操作によって、複写条件を編集した後、設定ボタン64を操作すれば、編集後の複写条件によってMFP20の登録情報を変更することができる。
一方、ウォームアップボタン82を操作することにより、MFP20に対し、定着部の温度を上昇させるための所定の要求コマンドが送信される。このウォームアップの要求コマンドは、遠隔複写設定情報の送信先へ送信される。遠隔複写設定アイコン8及び選択画面81は、ガジェット又はウィジェットと呼ばれる所定のアプリケーションプログラムによって表示される。
<MFP20上のメニュー画面>
図7は、図1のMFP20における操作パネルの一例を示した図であり、メニュー画面が表示されたディスプレイ21と、スタートキー221などが配置された操作部22とが示されている。ディスプレイ21上のメニュー画面には、複数の機能選択ボタン91と、応用コピー選択ボタン92とが配置されている。
機能選択ボタン91は、コピー、FAX、スキャナ、プリンタなどの各種機能を選択するための操作アイコンである。応用コピー選択ボタン92は、PC10から受信した遠隔複写設定情報を利用して複写条件を指定するための操作アイコンであり、ユーザ単位で作成される。
応用コピーモードでは、いずれかの応用コピー選択ボタン92を操作することにより、当該応用コピー選択ボタン92のユーザに関連づけて登録されている遠隔複写設定情報によって複写条件が自動設定される。複写ジョブは、スタートキー221を操作することによって開始される。
<定着部213の温度状態>
図8は、図1のMFP20における定着部213の温度変化の一例を模式的に示した説明図であり、印刷待機状態B1、印刷可能状態B2及び低温状態B3間の遷移の様子が示されている。MFP20は、後述する様に、定着部213と、定着部213の温度を検出する温度センサ208と、温度センサ208により検出される温度情報に基づいて、定着部213の温度制御を行う温度制御部209を備えている。定着部213は、記録紙に転写された未定着トナー像をヒーターで加熱された定着ローラーによって定着させる。
また、MFP20は、印刷可能状態B2及び印刷待機状態B1からなる通常モードと、通常モードよりも消費電力を低減させた省電力モードを有する。印刷可能状態B2とは、印刷処理の実行状態を含む動作状態のことであり、所定の定着温度Tが維持されるように定着部213の温度制御が行われる。印刷待機状態B1とは、定着部213が定着温度Tよりも低い所定の待機温度Tに保持される動作状態のことである。MFP20では、印刷処理が完了すれば、印刷待機状態B1へ移行し、その後、一定時間内に印刷要求がなければ動作モードが自動的に省電力モードへ切り替えられる。この省電力モードでは、定着部213に対する電源供給が遮断され、定着部213は、通常モード時よりも低い温度状態、すなわち、低温状態B3となる。低温状態B3では、定着部213の温度が室温Tとなる。
この例では、動作状態が印刷待機状態B1である時に、スタートキー221の押下操作によってコピープリントの開始が指示され(時刻t)、動作状態が印刷可能状態B2へ移行している。つまり、スタートキー221の押下操作をトリガとして、定着部213の温度は、待機温度Tから定着温度Tまで上昇する。
コピープリントの印刷処理は、時刻t以降の印刷可能状態B2時に実行され、印刷処理が完了すれば(時刻t)、動作状態は印刷待機状態B1へ移行する。時刻tで印刷待機状態B1に移行してから一定時間内に印刷要求がなければ、動作状態は低温状態B3へ移行する(時刻t)。
時刻tで低温状態B3に移行した後、スタートキー221の押下操作によってコピープリントの開始が指示されれば(時刻t)、動作状態は印刷可能状態B2へ移行する。つまり、スタートキー221の押下操作をトリガとして、定着部213の温度は、室温Tから定着温度Tまで上昇する。
遠隔複写設定アイコン8は、この様な定着部213の温度状態に応じて表示色が変化する。また、ウォームアップボタン82を操作することにより、PC10から定着部213のウォームアップを指示することができる。MFP20では、PC10からウォームアップ要求を受信した場合に、例えば、定着部213の温度を定着温度Tまで上昇させる温度制御が実行される。
<PC10>
図9は、図1のPC10の構成例を示したブロック図である。このPC10は、ディスプレイ11、操作部12、画像データ記憶部101、プリンタドライバ記憶部102、印刷条件記憶部103、印刷設定部104、ネットワーク通信部105、常時監視フォルダ106及び複写設定部107により構成される。
操作部12は、ユーザによるマウスの操作及びキーボードの操作を検出して所定の入力信号を生成し、印刷設定部104及び複写設定部107へ出力する。画像データ記憶部101には、予め作成された複数の画像データが保持される。画像データとしては、文字、記号などを示すコード情報からなる文書データの他に、写真などのイメージデータからなるものなど、各種フォーマットのものがある。
プリンタドライバ記憶部102には、予めインストールされた複数のプリンタドライバが保持される。プリンタドライバは、MFP20を制御してプリントデータを印刷させるための印刷用のソフトウェアであり、文書作成用の所定のアプリケーションプログラムによって作成された文書データをPDL(ページ記述言語)データへ変換する。印刷条件記憶部103には、ユーザが指定した印刷条件がユーザ指定印刷条件として保持される。
印刷設定部104は、編集画面表示部111、印刷条件編集部112、プリントデータ生成部113、遠隔複写制御部114及び遠隔複写フラグ115からなるプリンタドライバの実行部である。印刷設定部104では、操作部12からの入力信号に基づいて、PCプリントのための各種印刷設定を行い、プリントデータを作成してMFP20へ送信する処理が行われる。
編集画面表示部111は、実行ドライバとして予め登録されたプリンタドライバを用いて印刷条件編集画面3を表示するための画面データを生成し、ディスプレイ11へ出力する。印刷条件編集画面3は、複数の設定項目からなる印刷条件を指定するための入力画面であり、設定項目ごとの入力欄31〜37、OKボタン39、キャンセルボタン40及び遠隔複写設定選択ボタン38が配置される。印刷条件編集画面3には、印刷条件記憶部103内のユーザ指定印刷条件が初期値として指定され、印刷対象の文書データを指定した所定の印刷指示に基づいて表示される。
印刷条件編集部112は、印刷条件編集画面3に対する所定の編集操作に基づいて、印刷条件を編集し、印刷条件記憶部103内のユーザ指定印刷条件を書き換える。プリントデータ生成部113は、印刷指示に基づいて画像データ記憶部101から画像データを読み出し、実行ドライバを用いてプリントデータを生成する。
プリントデータは、画像データをPDLなどの所定のフォーマットからなるデータに変換することによって作成される。プリントデータに含まれる印刷条件は、印刷条件編集画面3内のOKボタン39の操作に基づいて確定され、確定後のユーザ指定印刷条件からプリントデータが作成される。
ネットワーク通信部105は、LAN2を介してパケットデータの送受信を行う送受信部である。プリントデータは、所定の通信プロトコル、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)に基づいてパケット化され、印刷設定部104からの指示に基づいて、LAN2経由でMFP20へ送信される。また、プリントデータは、実行機器として予め登録されたMFP20を送信先として送信される。
遠隔複写制御部114は、遠隔複写設定選択ボタン38の操作に基づいて、遠隔複写フラグ115を有効化する。この遠隔複写制御部114では、遠隔複写フラグ115を有効化した場合、OKボタン39の操作によって確定した印刷条件をファイル化して常時監視フォルダ106内に格納する処理が行われる。
常時監視フォルダ106は、複写設定部107によって印刷条件の有無が常時監視される印刷条件記憶部であり、MFP20に対し、画像データと共に送信する印刷条件が保持される。具体的には、プリントデータとして送信された印刷条件からなる印刷設定ファイルが保持される。印刷設定ファイルは、プリントデータの送信後も保持される。
複写設定部107は、操作部12からの入力信号に基づいて、MFP20に複写ジョブを実行させるための各種複写設定を行い、複写条件からなる遠隔複写設定情報を複写設定ファイルとしてMFP20へ送信する。複写設定ファイルは、常時監視フォルダ106内に格納された印刷設定ファイルに基づいて作成され、ネットワーク通信部105を介してMFP20へ送信される。
<複写設定部107>
図10は、図9の複写設定部107の構成例を示したブロック図である。この複写設定部107は、複写条件生成部121、複写条件記憶部122、編集制御部123、ユーザ識別情報記憶部124、複写条件送信部125、遠隔設定照会部126、選択画面表示部127及び遠隔制御部128により構成される。
複写条件生成部121は、常時監視フォルダ106内に格納された印刷設定ファイルに基づいて、複写条件を生成し、複写条件記憶部122内に格納する。具体的には、プリントデータとして送信された印刷条件が、そのまま複写条件として指定される。
編集制御部123は、編集画面表示部131及び複写条件編集部132からなり、ユーザ操作に基づいて、遠隔複写設定情報としてMFP20へ送信する複写条件の編集処理を行う。編集画面表示部131は、複写条件記憶部122内の複写条件に基づいて、複写条件編集画面6を表示するための画面データを生成し、ディスプレイ11へ出力する。
複写条件編集画面6は、複数の設定項目からなる複写条件を指定するための入力画面であり、設定項目ごとの入力欄61〜63、設定ボタン64及びキャンセルボタン65が配置される。この複写条件編集画面6には、複写条件記憶部122内に格納された複写条件が初期値として指定される。また、複写条件編集画面6は、印刷条件編集画面3内の遠隔複写設定選択ボタン38を操作することによって遠隔複写設定フラグ115が有効化された場合、プリントデータの送信後に表示される。
複写条件編集部132は、複写条件編集画面6に対する所定の編集操作に基づいて、複写条件を編集し、複写条件記憶部122内の複写条件を書き換える。複写条件送信部125は、複写条件編集画面6内の設定ボタン64の操作に基づいて、複写条件を確定させ、確定後の複写条件からなる遠隔複写設定情報をネットワーク通信部105へ出力する。この遠隔複写設定情報は、ファイル化され、複写設定ファイルとしてLAN2経由でMFP20へ送信される。
ユーザ識別情報記憶部124には、ユーザを識別するためのユーザ識別情報として、ユーザ名などが保持される。このユーザ識別情報は、ユーザにより予め指定され、複写設定ファイルとして遠隔複写設定情報と共にMFP20へ送信される。
遠隔設定照会部126は、LAN2上の複数のMFP20に対し、所定の確認要求を送信し、遠隔複写設定が可能であるか否かを問い合わせる。確認要求は、例えば、複写条件編集画面6内の設定ボタン64の操作に基づいて、LAN2を介して接続された全てのMFP20を送信先としてブロードキャスト送信される。
選択画面表示部127は、遠隔設定照会部126の照会結果に基づいて、ユーザに複写設定ファイルの送信先を選択させる選択画面7を表示するための画面データを生成し、ディスプレイ11へ出力する。選択画面7は、MFP20の識別情報が配置されたダイアログ画面であり、MFP20から受信した確認応答に基づいて、遠隔複写設定が可能なMFP20をリストアップすることによって作成される。
複写条件送信部125では、選択画面7上で選択されたMFP20を送信先として複写設定ファイルが送信される。また、複写設定ファイルをMFP20へ送信した後、常時監視フォルダ106内の印刷設定ファイルと、複写条件記憶部122内の複写条件とは、削除される。
遠隔制御部128は、ユーザ操作に基づいて、遠隔複写設定アイコン8の表示処理、遠隔複写設定情報として登録されている複写設定ファイルをMFP20から取得する処理、MFP20に対し定着部213のウォームアップを指示する処理などを行う。
<遠隔制御部128>
図11は、図10の遠隔制御部128の構成例を示したブロック図である。この遠隔制御部128は、タイマー141、温度情報要求送信部142、温度情報受信部143、遠隔複写設定アイコン表示部144、遠隔設定情報要求送信部145及びウォームアップ要求送信部146により構成される。
温度情報要求送信部142は、MFP20における定着部213の温度状態を監視するために、MFP20に対し、温度センサ208により検出される温度情報を要求するための要求コマンドを定期的に送信する。温度情報の要求コマンドは、例えば、タイマー141の出力に基づいて、一定の時間間隔で生成され、ネットワーク通信部105を介してMFP20へ送信される。この要求コマンドは、所定の機器情報取得コマンドからなり、複写設定ファイルの送信先へ送信される。
温度情報受信部143は、ネットワーク通信部105を介してMFP20から温度情報を含む応答コマンドを受信する。要求コマンド及び応答コマンドの送受信は、SNMP(Simple Network Management Protocol)に基づいて行われ、MIB(Management Information Base)と呼ばれる所定のデータベースが利用される。SNMPは、UDP(User Datagram Protocol)/IPネットワーク上の通信機器をネットワーク経由で監視又は制御するためのプロトコルである。例えば、PC10から要求コマンドを受信したMFP20は、定着部213の現在の温度を示す温度情報をMIB内に格納する。温度情報受信部143では、このMIB内に格納された温度情報がMFP20から取得される。
遠隔複写設定アイコン表示部144は、温度情報受信部143が受信した温度情報に基づいて、遠隔複写設定アイコン8をデスクトップ画面4上に表示するための表示データを生成し、ディスプレイ11へ出力する。遠隔複写設定アイコン8は、定着部213の温度に応じて表示態様(ここでは表示色)が異なる温度シンボルからなり、ユーザ操作に基づいて表示される。
遠隔複写設定アイコン表示部144では、定着部213の温度制御が行われる温度範囲を複数の温度区分に分割し、温度区分ごとに遠隔複写設定アイコン8の表示色を異ならせる処理が行われる。温度区分は、MFP20の動作モードに対応して定められる。
具体的には、印刷待機状態B1、印刷可能状態B2及び低温状態B3のそれぞれに対応する3つの温度区分に分割される。遠隔複写設定アイコン8は、定着部213の温度が低温状態B3に対応する温度区分内である場合に、青色で表示され、印刷待機状態B1に対応する温度区分内である場合に、黄色で表示され、印刷可能状態B2に対応する温度区分内である場合に、赤色で表示される。
遠隔複写設定アイコン表示部144では、遠隔複写設定アイコン8を選択するための所定の選択操作に基づいて、選択画面81を表示する処理が行われる。遠隔設定情報要求送信部145は、MFP20が遠隔複写設定情報として保持する複写設定ファイルを編集するために、MFP20に対し、複写設定ファイルを要求するための要求コマンドを送信する。複写設定ファイルの要求コマンドは、選択画面81内の編集ボタン83の操作に基づいて生成され、ネットワーク通信部105を介してMFP20へ送信される。この要求コマンドは、複写設定ファイルの送信先へ送信される。
ウォームアップ要求送信部146は、定着部213の温度を上昇させるために、MFP20に対し、ウォームアップの要求コマンドを送信する。ウォームアップの要求コマンドは、選択画面81内のウォームアップボタン82の操作に基づいて生成され、ネットワーク通信部105を介してMFP20へ送信される。この要求コマンドは、例えば、定着部213内のヒーターをオンさせるための所定のONコマンドからなり、複写設定ファイルの送信先へ送信される。複写設定ファイルの要求コマンド及びウォームアップの要求コマンドは、SNMPのMIBを利用して送受信される。
なお、編集画面表示部131では、MFP20から受信した複写設定ファイルに基づいて、複写条件編集画面6を表示する処理が行われる。また、編集ボタン83を操作することによって表示される複写条件編集画面6では、MFP20へ複写設定ファイルとして送信した複写条件が、初期値として指定されている。
<プリンタドライバ>
図12のステップS101〜S106は、図9のPC10におけるプリンタドライバの動作の一例を示したフローチャートである。まず、印刷設定部104は、印刷条件編集画面3をディスプレイ11上に表示し、ユーザにより各種印刷設定が入力されれば、入力情報に基づいて、印刷条件記憶部103内のユーザ指定印刷条件を書き換える(ステップS101,S102)。
次に、印刷設定部104は、印刷条件編集画面3内の選択ボタン38が操作されれば、ユーザ指定印刷条件を印刷設定ファイルとして常時監視フォルダ106内に格納する(ステップS103,S104)。ステップS102からステップS104までの処理手順は、印刷条件編集画面3内のOKボタン39が操作されるまで繰り返され(ステップS105)、OKボタン39が操作されれば、プリントデータがMFP20へ送信される(ステップS106)。
<複写設定ソフト>
図13及び図14のステップS201〜S218は、図9のPC10における複写設定部107の動作の一例を示したフローチャートであり、複写設定ソフトの動作例が示されている。まず、複写設定部107は、常時監視フォルダ106内に印刷設定ファイルが格納されれば、照会画面5を表示する(ステップS201,S202)。
次に、複写設定部107は、照会画面5内の作成ボタン51を操作することによって遠隔複写設定アイコン8の作成が選択されれば、常時監視フォルダ106内に印刷設定ファイルとして保持されている印刷条件から複写条件を生成し、複写条件編集画面6を表示する(ステップS203,S204)。一方、キャンセルボタン52が操作された場合には、常時監視フォルダ106内の印刷設定ファイルが削除され、ステップS201へ移行する(ステップS216)。
編集制御部123は、複写条件編集画面6の表示後、所定の編集操作によって複写条件が変更されれば、複写条件記憶部122内の複写条件を書き換える(ステップS205,S206)。ステップS205,S206の処理手順は、複写条件編集画面6内の設定ボタン64が操作されるまで繰り返される(ステップS207)。そして、設定ボタン64が操作されれば、遠隔複写設定が可能であるか否かを照会するための確認要求がLAN2上の各MFP20へ送信される(ステップS208)。
次に、複写設定部107は、遠隔複写設定が可能なサポート機器があれば、選択画面7を表示する(ステップS209,S210)。一方、サポート機器がなかった場合には、遠隔複写設定が不可であることを示すメッセージが表示され、常時監視フォルダ106内の印刷設定ファイルを削除してステップS201へ移行する(ステップS209,S217,S218)。
複写設定部107は、選択画面7の表示後、ユーザによりいずれかのMFP20が選択されれば、複写条件を決定し、選択されたMFP20を送信先として、ユーザ識別情報と共に遠隔複写設定情報を送信する(ステップS211〜S213)。
次に、複写設定部107は、遠隔複写設定アイコン8をデスクトップ画面4上に表示し、常時監視フォルダ106内の印刷設定ファイルを削除してステップS201へ移行する(ステップS214,S215)。
図15のステップS301〜S312は、図9のPC10における遠隔複写設定アイコン8の操作時の動作の一例を示したフローチャートである。まず、複写設定部107は、デスクトップ画面4上の遠隔複写設定アイコン8を選択する選択操作が検知されれば、選択画面81を表示する(ステップS301,S302)。
次に、複写設定部107は、選択画面81内の編集ボタン81が操作されれば、遠隔複写設定情報の送信先として登録されているMFP情報を用いてLAN2上のMFP20にアクセスする。そして、MFP20から遠隔複写設定情報として登録されている複写設定ファイルを取得し、複写条件記憶部122内に格納する(ステップS303,S304)。
そして、複写設定部107は、取得した複写設定ファイルに基づいて、複写条件編集画面6を表示する(ステップS305)。複写設定部107は、複写条件編集画面6の表示後、所定の編集操作によって複写条件が変更されれば、複写条件記憶部122内の複写条件を書き換える(ステップS306,S307)。ステップS306,S307の処理手順は、複写条件編集画面6内の設定ボタン64が操作されるまで繰り返される(ステップS308)。そして、設定ボタン64が操作されれば、複写条件を決定し、遠隔複写設定情報からなる複写設定ファイルが転送元のMFP20へ送信される(ステップS309)。
一方、選択画面81内のウォームアップボタン82が操作された場合には、遠隔複写設定情報の送信先として登録されているMFP情報を用いて、ウォームアップを開始させるためのONコマンドが生成され(ステップS303,S310,S311)、LAN2上のMFP20へ送信される(ステップS312)。
<定着部213の温度監視>
図16のステップS401〜S406は、図9のPC10において定着部213の温度を監視する際の動作の一例を示したフローチャートである。まず、複写設定部107は、一定時間が経過すれば、温度情報の要求コマンドを生成し、遠隔複写設定情報の送信先として登録されているMFP情報を用いて、LAN2上のMFP20へ送信する(ステップS401,S402)。
次に、複写設定部107は、MFP20から温度情報を含む応答コマンドを受信した場合に、定着部213の温度状態に対応する温度区分を参照し、温度区分に応じた表示色で遠隔複写設定アイコン8を表示する(ステップS403,S404)。このとき、遠隔複写設定アイコン8の表示色を変更する必要があれば、表示色を変更する処理が実行される(ステップS405,S406)。
<MFP20>
図17は、図1のMFP20の構成例を示したブロック図である。このMFP20は、ディスプレイ21、操作部22、ネットワーク通信部201、受信データ記憶部202、読取制御部203、光学読取部204、印刷制御部205、印刷部206、応用コピーボタン表示部207、温度センサ208、温度制御部209及び温度情報送信部210により構成される。
ネットワーク通信部201は、LAN2を介してパケットデータの送受信を行う送受信部であり、受信した遠隔複写設定情報は、受信データ記憶部202内に格納される。複写設定ファイルとして受信した遠隔複写設定情報は、送信元端末の識別情報と共にユーザ識別情報に関連づけて保持される。
操作部22は、ユーザ操作を検出して所定の入力信号を生成し、読取制御部203及び応用コピーボタン表示部207へ出力する。光学読取部204は、原稿を光学的に読み取り、画像データを生成する。
印刷部206は、画像データを記録紙に印刷する電子写真方式の画像形成部であり、現像部211、転写部212、定着部213及び駆動部214からなる。現像部211は、帯電した感光体ドラム上に記録された静電潜像をトナーにより現像する。転写部212は、トナー像を記録紙に転写させる。定着部213は、記録紙に転写された未定着トナー像をヒーターで加熱された定着ローラーによって定着させる。駆動部214は、感光体ドラム、定着ローラーなどを駆動する。
読取制御部203は、操作部22からの入力信号に基づいて、光学読取部204を制御し、光学読取処理を実行する。印刷制御部205は、PC10から受信した遠隔複写設定情報に基づいて、印刷部206を制御し、画像データの印刷処理を実行する。応用コピーボタン表示部207は、応用コピーモードが選択された場合に、所定の応用コピー選択ボタン92をディスプレイ21のメニュー画面内に表示する。応用コピー選択ボタン92は、複写設定ファイルとして遠隔複写設定情報が受信データ記憶部202内に登録されているユーザについて、ユーザごとに表示される。
読取制御部203では、応用コピー選択ボタン92を操作することによって遠隔複写設定機能が選択されれば、受信データ記憶部202から対応する遠隔複写設定情報を読み出し、当該遠隔複写設定情報において指定された複写条件に基づいて、複写ジョブを実行する。複写ジョブは、例えば、スタートキー221の操作に基づいて開始される。
印刷制御部205では、光学読取部204によって原稿から読み取られた画像データが印刷用の画像データに変換され、印刷部206へ出力される。定着部213は、例えば、定着ローラーと、定着ローラーを加熱するハロゲンヒーターと、ハロゲンヒーターへ電力供給するヒーター用電源部からなる。
温度センサ208は、定着ローラーの温度Tを検出し、その温度情報を温度制御部209へ出力する。温度制御部209は、温度センサ208の出力に基づいて、定着部213のハロゲンヒーターに対する電力供給を制御することによって、定着ローラーの温度制御を行う。この温度制御は、例えば、ハロゲンヒーターに対する電力供給を導通状態又は遮断状態間で切り替えることにより行われる。これにより、定着ローラーの温度状態として、定着ローラーが定着温度Tに保持される印刷可能状態B2と、待機温度T(T<T)に保持される印刷待機状態B1と、省電力モード時の低温状態B3とが切り替えられる。省電力モードでは、定着ローラーの温度Tに関係なく、定着部213に対する電力供給が遮断される。
温度情報送信部210は、温度情報の要求コマンドをPC10から受信した場合に、要求元、すなわち、温度情報要求の送信元のPC10に対し、温度センサ208により検出された温度情報を含む応答コマンドを送信する。この応答コマンドは、温度情報要求に対する温度情報応答であり、ネットワーク通信部201を介しLAN2経由でPC10へ送信される。
温度制御部209では、PC10からウォームアップの要求コマンドを受信した場合に、定着ローラーの温度Tが定着温度Tとなるように加熱制御が開始される。この加熱制御によって動作状態が印刷可能状態B2へ移行した後、一定時間内にスタートキー221の押下操作が検知されなければ、ウォームアップ処理は終了し、定着部213のヒーターに対する電力供給が遮断される。
<複写設定情報の登録>
図18のステップS501〜S503は、図17のMFP20における複写設定情報の登録時の動作の一例を示したフローチャートである。まず、ネットワーク通信部201は、PC10から複写設定ファイルを受信した場合、複写設定ファイルをユーザ識別情報に関連づけて受信データ記憶部202内に格納する(ステップS501,S502)。
次に、応用コピーボタン表示部207は、受信データ記憶部202内に複写設定ファイルとして遠隔複写設定情報が格納されれば、応用コピー選択ボタン92をメニュー画面内に表示する(ステップS503)。
<コピー時の動作>
図19のステップS601〜S607は、図17のMFP20におけるコピー時の動作の一例を示したフローチャートである。まず、読取制御部203は、ユーザにより応用コピー選択ボタン92が操作されれば、受信データ記憶部202内に登録されている遠隔複写設定情報を参照し、遠隔複写設定情報において指定された複写条件を今回の複写ジョブの設定値として登録する(ステップS601,S602)。
次に、読取制御部203及び印刷制御部205は、スタートキー221が操作されれば、ステップS602において登録された設定値に従って、複写ジョブを実行する(ステップS603,S604)。
一方、応用コピー選択ボタン92が操作されなかった場合には、ユーザにより手動入力された複写条件が今回の複写ジョブの設定値として登録される(ステップS601,S605)。そして、スタートキー221が操作されれば、ステップS605において登録された設定値に従って、複写ジョブが実行される(ステップS606,S607)。
<SNMP受信処理>
図20のステップS701〜S706は、図17のMFP20におけるSNMP受信処理の一例を示したフローチャートである。まず、ネットワーク通信部201は、LAN2経由でPC10からウォームアップの要求コマンドを受信した場合に、当該要求コマンドに基づいて、温度制御部209に対し定着部213のウォームアップを指示する(ステップS701,S702,S705)。このウォームアップ指示は、定着ローラーの目標温度を定着温度Tに変更することによって行われ、定着ローラーの温度状態が印刷可能状態B2となるように加熱制御が開始される。
一方、ネットワーク通信部201は、LAN2経由でPC10から温度情報の要求コマンドを受信した場合に、当該要求コマンドに基づいて、温度情報送信部210に対し、温度センサ208により検出された温度情報の送信を指示する(ステップS701〜S703,S706)。この温度情報は、応答データとして、温度情報の要求元のPC10へ送信される。
また、LAN2経由でPC10からその他の要求コマンドを受信した場合には、当該要求コマンドに基づいて、要求されたその他の処理が実行される(ステップS701〜S704)。
本実施の形態によれば、PC10が、MFP20から温度情報を定期的に取得し、定着部213の温度Tを示す遠隔複写設定アイコン8をデスクトップ画面4に表示する。このため、ユーザは、デスクトップ画面4上の遠隔複写設定アイコン8によって、定着部213の温度状態を容易に識別することができる。また、遠隔複写設定アイコン8を選択してウォームアップボタン82を操作することにより、PC10から定着部213のウォームアップを指示することができる。
さらに、PC10から複写条件を指定した後、必要に応じてウォームアップボタン82を操作することにより、コピープリントの開始を指示してから印刷処理が開始されるまでに要する時間を短縮することができる。
なお、本実施の形態では、定着部213の温度状態に応じて表示色が変化する遠隔複写設定アイコン8が表示される場合の例について説明したが、本発明は定着部213の温度を示す温度シンボルの表示態様をこの様な構成に限定するものではない。例えば、定着部213の温度状態に応じて、形状又はサイズが変化する温度シンボルを遠隔複写設定アイコン8として表示しても良い。或いは、定着部213の温度Tを表す文字又は図形が配置された温度シンボルを遠隔複写設定アイコン8として表示するものも本発明には含まれる。また、マウスポインタ41を温度シンボル上に移動させた場合に、所定のメッセージが配置された吹き出し図を温度シンボルの近傍に表示し、そのメッセージの内容を定着部213の温度状態に応じて変化させても良い。
また、本実施の形態では、MFP20に対し、温度情報の要求コマンドが一定の時間間隔で送信される場合の例について説明したが、本発明はMFP20から温度情報を取得するタイミングをこの様な構成に限定するものではない。例えば、予め定められたスケジュールに従って、温度情報の要求コマンドをMFP20へ送信するような構成であっても良い。
また、本実施の形態では、MFP20が、PC10からウォームアップ要求を受信すれば、定着部213の温度Tを定着温度Tまで上昇させる場合の例について説明したが、本発明はウォームアップ制御をこの様な構成に限定するものではない。例えば、ウォームアップ要求があった場合に、定着部213の温度Tを待機温度Tまで上昇させるような構成であっても良い。
1 印刷システム
2 LAN
3 印刷条件編集画面
38 遠隔複写設定選択ボタン
4 デスクトップ画面
5 照会画面
6 複写条件編集画面
7 選択画面
8 遠隔複写設定アイコン
81 選択画面
82 ウォームアップボタン
83 編集ボタン
92 応用コピーボタン
10 PC
11 ディスプレイ
12 操作部
107 複写設定部
121 複写条件生成部
122 複写条件記憶部
123 編集制御部
124 ユーザ識別情報記憶部
125 複写条件送信部
126 遠隔設定照会部
127 選択画面表示部
128 遠隔制御部
141 タイマー
142 温度情報要求送信部
143 温度情報受信部
144 遠隔複写設定アイコン表示部
145 遠隔設定情報要求送信部
146 ウォームアップ要求送信部
20 MFP
21 ディスプレイ
22 操作部
221 スタートキー
201 ネットワーク通信部
202 受信データ記憶部
203 読取制御部
204 光学読取部
205 印刷制御部
206 印刷部
207 応用コピーボタン表示部
208 温度センサ
209 温度制御部
210 温度情報送信部
211 現像部
212 転写部
213 定着部
214 駆動部

Claims (6)

  1. 画像データを記録媒体に印刷する画像形成装置と、通信ネットワークを介して上記画像形成装置に接続された端末装置とからなる印刷システムにおいて、
    上記画像形成装置は、記録媒体に転写された未定着トナー像を定着させる定着部と、
    上記定着部の温度を検出する温度センサと、
    上記温度センサの出力に基づいて、上記定着部の温度制御を行う温度制御部とを備え、
    上記端末装置は、上記画像形成装置に対し、上記温度センサにより検出される温度情報を要求する温度情報要求を定期的に送信する温度情報要求送信部と、
    上記画像形成装置から上記温度情報を受信する温度情報受信部と、
    受信した上記温度情報に基づいて、上記定着部の温度を示す温度シンボルを背景画面上に表示する温度シンボル表示部とを備えたことを特徴とする印刷システム。
  2. 記録媒体に転写された未定着トナー像を定着させる定着部と、上記定着部の温度を検出する温度センサと、上記温度センサの出力に基づいて、上記定着部の温度制御を行う温度制御部とを有する画像形成装置に対し、通信ネットワークを介して接続された端末装置において、
    上記画像形成装置に対し、上記温度センサにより検出される温度情報を要求する温度情報要求を定期的に送信する温度情報要求送信部と、
    上記画像形成装置から上記温度情報を受信する温度情報受信部と、
    受信した上記温度情報に基づいて、上記定着部の温度を示す温度シンボルを背景画面上に表示する温度シンボル表示部とを備えたことを特徴とする端末装置。
  3. 上記温度シンボルの選択操作に基づいて、上記画像形成装置に対し、上記定着部の温度を上昇させるためのウォームアップ要求を送信するウォームアップ要求送信部を備えたことを特徴とする請求項2に記載の端末装置。
  4. 上記温度シンボル表示部は、上記定着部の温度制御が行われる温度範囲を2以上の温度区分に分割し、上記温度区分ごとに上記温度シンボルの表示態様を異ならせることを特徴とする請求項3に記載の端末装置。
  5. 上記画像形成装置に対し、光学読取処理及び印刷処理からなる複写処理のための複写条件を送信する複写条件送信部を備えたことを特徴とする請求項3又は4に記載の端末装置。
  6. 記録媒体に転写された未定着トナー像を定着させる定着部と、上記定着部の温度を検出する温度センサと、上記温度センサの出力に基づいて、上記定着部の温度制御を行う温度制御部とを有する画像形成装置に対し、通信ネットワークを介して接続された端末装置において実行されるコンピュータプログラムであって、
    上記画像形成装置に対し、上記温度センサにより検出される温度情報を要求する温度情報要求を定期的に送信する温度情報要求送信ステップと、
    上記画像形成装置から上記温度情報を受信する温度情報受信ステップと、
    受信した上記温度情報に基づいて、上記定着部の温度を示す温度シンボルを背景画面上に表示する温度シンボル表示ステップとを備えたことを特徴とするコンピュータプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016212854A (ja) * 2015-05-11 2016-12-15 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
JP2017170759A (ja) * 2016-03-24 2017-09-28 コニカミノルタ株式会社 画像形成システム、画像形成装置及びプログラム

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