JP2012185375A - 記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ジャミング発生時の記録媒体を、煩雑な操作をすることなく容易に除去することができる。
【解決手段】搬送駆動ローラー42aおよび搬送従動ローラー42bを有するニップローラーで構成され、用紙Pを挟持しながら搬送する搬送ローラー42と、搬送従動ローラー42bを、用紙Pを挟持する搬送位置A1と当該挟持を解放する解放位置A2との間で移動させるリリース機構47と、搬送ローラー42を収容した筐体本体61と、筐体本体61に設けた開口部62、64を開閉する蓋体63、65と、蓋体63、65の開閉を検出する開閉検出機構7と、開閉検出機構7により蓋体63、65の開放が検出されたときに、リリース機構47を制御し、搬送従動ローラー42bを解放位置A2に移動させる制御部6と、を備えた。
【選択図】図6
【解決手段】搬送駆動ローラー42aおよび搬送従動ローラー42bを有するニップローラーで構成され、用紙Pを挟持しながら搬送する搬送ローラー42と、搬送従動ローラー42bを、用紙Pを挟持する搬送位置A1と当該挟持を解放する解放位置A2との間で移動させるリリース機構47と、搬送ローラー42を収容した筐体本体61と、筐体本体61に設けた開口部62、64を開閉する蓋体63、65と、蓋体63、65の開閉を検出する開閉検出機構7と、開閉検出機構7により蓋体63、65の開放が検出されたときに、リリース機構47を制御し、搬送従動ローラー42bを解放位置A2に移動させる制御部6と、を備えた。
【選択図】図6
Description
本発明は、記録媒体をニップローラーにより搬送する記録装置に関するものである。
従来、この種の記録装置として、複数枚のシートを縦の姿勢で収納するシート収納手段と、収納されたシートを鉛直下方に給送する給送手段と、鉛直下方に給送されたシートを、鉛直上方に方向転換する反転搬送路と、方向転換したシートを、鉛直上方に搬送する搬送ローラーと、鉛直上方に搬送されたシートに画像を転写する画像転写部と、転写済みのシートを排出し、縦姿勢でストックする排紙部と、を備えたものが知られている(特許文献1参照)。この記録装置は、装置全体の幅に対し、装置全体の高さを大きい構成となっている。また、搬送ローラーは、ニップローラーで構成されており、シートを挟持しながら画像転写部に向かって搬送する。
しかしながら、このような記録装置では、搬送ローラー廻りにジャミング(紙詰まり)が発生すると、シートが搬送ローラーに強く挟持されているため、シートを除去するのに手間がかかり、ジャミングを簡単に解消することができないという問題があった。特に、画像転写部と同期して記録媒体を搬送ローラーでは、スリップが生じないように、搬送に強い挟持力(挟圧力)を必要とするため、当該問題が発生しやすい。また、装置全体の幅に対し装置全体の高さが大きい装置(いわゆる縦型の記録装置)においては、シートを無理やり引き抜こうとすると、装置の転倒の虞がある。
これに対し、搬送ローラーによる記録媒体の挟持を解放するローラー解放手段を設けることも考えられるが、かかる場合、ユーザーによる解放操作(レバー操作やボタン操作)が必要となるため、ユーザーによる操作が煩雑になってしまうという問題がある。
これに対し、搬送ローラーによる記録媒体の挟持を解放するローラー解放手段を設けることも考えられるが、かかる場合、ユーザーによる解放操作(レバー操作やボタン操作)が必要となるため、ユーザーによる操作が煩雑になってしまうという問題がある。
本発明は、ジャミング発生時の記録媒体を、煩雑な操作をすることなく容易に除去することができる記録装置を提供することを課題としている。
本発明の記録装置は、駆動ローラーおよび従動ローラーを有するニップローラーで構成され、記録媒体を挟持しながら搬送する媒体搬送手段と、駆動ローラーおよび/または従動ローラーを、記録媒体を挟持する搬送位置と当該挟持を解放する解放位置との間で移動させるローラー解放手段と、媒体搬送手段を収容した装置ハウジングと、装置ハウジングに設けた開口部を開閉する蓋体と、蓋体の開閉を検出する開閉検出手段と、開閉検出手段により蓋体の開放が検出されたときに、ローラー解放手段を制御し、駆動ローラーおよび/または従動ローラーを解放位置に移動させる駆動制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明の記録装置は、起立姿勢で記録媒体を保持する保持手段と、駆動ローラーおよび従動ローラーを有するニップローラーで構成され、記録媒体を挟持しながら搬送する媒体搬送手段と、媒体搬送手段により搬送される記録媒体に記録を行う記録手段と、記録部により記録が行われた記録媒体を起立姿勢で保持する排出保持手段と、駆動ローラーおよび/または従動ローラーを、記録媒体を挟持する搬送位置と当該挟持を解放する解放位置との間で移動させるローラー解放手段と、媒体搬送手段を収容した装置ハウジングと、装置ハウジングに設けた開口部を開閉する蓋体と、蓋体の開閉を検出する開閉検出手段と、開閉検出手段により蓋体の開放が検出されたときに、ローラー解放手段を制御し、駆動ローラーおよび/または従動ローラーを解放位置に移動させる駆動制御手段と、を備えたことを特徴とする。
ジャミング発生時の記録媒体を除去する際には、多くの場合、装置ハウジングの蓋体を開放して、装置内部を露出させる必要がある。
上記の構成によれば、蓋体を開放すると、駆動制御手段により、自動的に、駆動ローラーおよび/または従動ローラーを解放位置に移動させ、記録媒体の挟持を解放する。すなわち、ジャミング発生時に行われる「蓋体を開放する動作」に起因して、記録媒体の挟持が自動的に解放されるので、特段の解放操作を必要とせず、ジャミング発生時の記録媒体を、煩雑な操作をすることなく容易に除去することができる。
上記の構成によれば、蓋体を開放すると、駆動制御手段により、自動的に、駆動ローラーおよび/または従動ローラーを解放位置に移動させ、記録媒体の挟持を解放する。すなわち、ジャミング発生時に行われる「蓋体を開放する動作」に起因して、記録媒体の挟持が自動的に解放されるので、特段の解放操作を必要とせず、ジャミング発生時の記録媒体を、煩雑な操作をすることなく容易に除去することができる。
この場合、蓋体が複数設けられ、複数の蓋体に対応して開閉検出手段が複数設けられており、駆動制御手段は、前記複数の開閉検出手段により任意の1の蓋体の開放が検出されたときに、駆動ローラーおよび/または従動ローラーを解放位置に移動させることが好ましい。
この構成によれば、蓋体を複数設けることで、記録媒体をより除去し易くなる(ジャミング除去性の向上)。また、複数の開閉検出手段によって、複数の蓋体の開閉をそれぞれ検出し、いずれかの蓋体の開放が検出されたときに、記録媒体の挟持を解放するため、ユーザーがいずれの蓋体を開けて記録媒体を除去しようとした場合であっても、記録媒体を容易に除去することができる。
一方、駆動制御手段は、開閉検出手段により蓋体の閉塞が検出されたときに、ローラー解放手段を制御し、駆動ローラーおよび/または従動ローラーを搬送位置に移動させることが好ましい。
この構成によれば、「蓋体を閉塞する動作」に起因して、記録媒体の挟持が自動的に元に戻るため、特段の操作を必要とせずに、媒体搬送手段を元の状態(記録待機状態)に戻すことができる。
この場合、蓋体が複数設けられ、複数の蓋体に対応して開閉検出手段が複数設けられており、駆動制御手段は、複数の開閉検出手段により全ての蓋体の閉塞が検出されたときに、駆動ローラーおよび/または従動ローラーを搬送位置に移動させることが好ましい。
この構成によれば、蓋体を複数設けることで、記録媒体をより除去し易くなる(ジャミング除去性の向上)。また、複数の開閉検出手段によって、複数の蓋体の開閉をそれぞれ検出し、全ての蓋体の閉塞が検出されたときに、記録媒体の挟持を元に戻すため、ユーザーが2以上の蓋体を開けて記録媒体を除去しようとした場合であっても、適切に対応することができる。
また、ローラー解放手段は、媒体搬送手段の駆動源と独立した駆動源を、有していることが好ましい。
ローラー解放手段において、媒体搬送手段の駆動源と共通の駆動源を用いる場合、クラッチ機構などの複雑な機構を必要とするため、構成が複雑化してしまう。
これに対し、上記の構成によれば、媒体搬送手段の駆動源と独立した駆動源を用いることで、記録装置を簡単な構成にすることができる。
これに対し、上記の構成によれば、媒体搬送手段の駆動源と独立した駆動源を用いることで、記録装置を簡単な構成にすることができる。
さらに、ローラー解放手段は、駆動ローラーに対し従動ローラーを移動させることが好ましい。
この構成によれば、従動ローラー側を移動させて、挟持を解放するため、駆動伝達部を伴う駆動ローラーを移動させるのに比して、記録装置を簡単な構造にすることができる。
またさらに、ローラー解放手段は、先端部に従動ローラーを回転自在に支持すると共に、支軸を中心に回動し、従動ローラーを搬送位置と解放位置との間で移動させる回動リンクと、回動リンクを介して、従動ローラーを搬送位置に向かって付勢するばねと、回動リンクを介して、従動ローラーを解放位置に移動させるカムと、カムの駆動源となる駆動モーターと、を備えたことが好ましい。
この構成によれば、挟持を解放する際には、駆動モーターを正転駆動し、カムにより、回動リンクを介して、従動ローラーを解放位置に移動させる。一方、挟持を元に戻す際には、駆動モーターを逆転駆動してカムを退避し、ばねにより、回動リンクを介して、従動ローラーを搬送位置に移動させる。このように、回動リンク、ばね、カムおよび駆動ローラーを用いることで、ローラー解放手段を簡単な構成にすることができる。なお、回動リンクの支軸は、回動リンクの先後中間位置に位置しても良いし、回動リンクの後端部に位置しても良い。また、ばねは、従動ローラーを搬送位置に移動させる戻しばねと、記録媒体に対する挟持力を調整する挟持力調整ばねと、を兼ねていることが好ましい。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る記録装置について説明する。この記録装置は、印刷時の送り姿勢が起立姿勢となる縦置き姿勢で設置可能な記録装置であり、起立姿勢で保持した用紙(記録媒体)を搬送しながら所望の記録を行い、排紙した印刷済みの用紙を起立状態で重ねて保持(ストック、蓄積)するものである。なお、各図に示す通り、X軸(左右)方向、Y軸(前後)方向およびZ軸(上下)方向を規定して、以降説明する。また、本記録装置1は、上記縦置き姿勢に加え、横置き姿勢(横倒し姿勢で用紙に印刷を行い、横倒し姿勢で排紙するような配置)で設置可能に構成されているが、以降の説明では、縦置き姿勢で設置した場合について説明する。なお、縦置き姿勢で配置可能で、横置き姿勢で配置不能な記録装置であっても構わない。
図1は、記録装置1を示した外観斜視図である。図1に示すように、記録装置1は、X軸およびY軸方向よりもZ軸方向の寸法が大きく形成された薄型の箱状体を成す筐体2によって外観が構成されている。筐体2の上面には、操作ボタン等が配置された操作パネル21と、PC等に接続するためのケーブルが接続されるケーブル端子22と、複数のインクカートリッジ(図示省略)を着脱可能に装着するカートリッジ装着部(図示省略)を開閉するカートリッジカバー23と、が設けられている。
また、筐体2の上面には、記録が行われた用紙Pを排出するための用紙排出口24(図2参照)を開閉する用紙排出口カバー25が設けられている。なお、用紙排出口カバー25は、ユーザーによって開閉されるものであるが、仮に閉じた状態で記録が実行された場合でも、図外の開閉機構によって自動的に開くようになっている。さらに、筐体2の前面には、後述の用紙カセット5を着脱自在に装着するためのカセット装着部26が広く設けられている。また、詳細は後述するが、筐体2は、ジャミング発生時の用紙P除去の際に、装置内部を露出できるよう、背面および底面の一部を開閉自在に構成されている。
ここで図2を参照して、記録装置1の内部構造について詳細に説明する。図2は、記録装置1の内部構造を示した側方断面図である。図2に示すように、記録装置1は、内部構造として、カセット装着部26に対し着脱自在に装着されると共に、枚葉の用紙Pを起立状態で収容する用紙カセット5と、記録装置1の下部で用紙Pを反転させて上方に送る送り経路Rに沿って、収容された用紙Pを送る搬送部4と、送り経路Rに面し且つ記録装置1の上下中間位置に配設されると共に、用紙Pにインクジェット方式で印刷処理を行う記録手段としての印刷部3と、搬送部4および印刷部3を支持する装置フレーム(図示省略)と、各部を制御する制御部(駆動制御手段)6と、を備えている。また、記録装置1は、これら各部を収容する上記の筐体2と、筐体2における上記背面および底面の一部の開閉を検出する開閉検出機構7(図3参照)と、を備えている。
印刷部3は、装置フレームに支持されると共に、X軸方向に幅一杯に延在するキャリッジガイド軸34およびキャリッジガイド板36と、キャリッジガイド軸34およびキャリッジガイド板36に往復動自在に支持されたキャリッジユニット30と、キャリッジガイド軸34およびキャリッジガイド板36に沿って、キャリッジユニット30を往復動させるキャリッジ移動機構(図示省略)と、を備えている。キャリッジガイド軸34は、キャリッジユニット30の下端を支持し、キャリッジガイド板36は、キャリッジガイド軸34を中心として回動しようとする力に抗して、キャリッジユニット30の上端を支えている。すなわち、キャリッジユニット30は、キャリッジガイド軸34およびキャリッジガイド板36によって、傾斜姿勢に保持されている。
キャリッジユニット30は、キャリッジガイド軸34およびキャリッジガイド板36に往復動自在に支持された箱状のキャリッジ31と、キャリッジ31に搭載されたインクジェットヘッド32と、インクジェットヘッド32に上側から接続されると共に、インクチューブを介してインクカートリッジに接続された接続アダプター(図示省略)と、を備えている。インクジェットヘッド32は、複数色のインク滴を吐出する複数のノズル列(図示省略)を有しており、用紙Pに対し所定のギャップを介して対面する。
なお、本実施形態は、インクカートリッジがキャリッジ31から独立して設けられたいわゆるオフキャリッジ型であるが、インクカートリッジがキャリッジ31に搭載された、いわゆるオンキャリッジ型であってもよい。また、本実施形態では、キャリッジ31がX軸方向に移動しながら記録を行ういわゆるシリアルプリンターであるが、用紙P幅をカバーする固定式のインクジェットヘッド32を用いてもよい。さらに、インクジェット方式に限らず、その他の記録方式であってもよい。
用紙カセット5は、未印刷(未記録)の用紙Pを起立姿勢で収容する保持手段としてのカセット本体51と、カセット本体51の外面(装置内部側)に設けられ、印刷済み(記録済み)の用紙Pを起立姿勢で且つ保持面に重ねて保持する排出保持手段としての排紙保持部52と、を備えている。すなわち、カセット本体51から未印刷の用紙Pが供給され、排紙保持部52に印刷済みの用紙Pが排出される。そして、用紙カセット5を装置本体から取り外すことで、カセット本体51と共に、保持した印刷済みの用紙Pを取り出すことができる。また、用紙カセット5を取り外すことで記録装置1の内部が露出させることができ、ジャミング発生時の用紙P除去に寄与する。なお、図示は省略するが、用紙カセット5は、筐体2に対してZ軸方向にスライド自在に構成されており、その着脱操作は、用紙カセット5をスライドさせることで行われる。
カセット本体51は、装着時に筐体2の前面と面一になり(図1参照)、記録装置1の外観をなすカセット筐体部53と、カセット筐体部53側を収容面とし、全体としてトレイ状に形成された本体トレイ54と、本体トレイ54の上部に対面し、用紙Pを収容する用紙収容空間を開閉する上部カバー55と、本体トレイ54の下部に位置し、用紙収容空間に収容した用紙Pの先端を揺動させる可動トレイ59と、を備えている。
可動トレイ59は、用紙カセット5が装着された状態において用紙送り方向下流側となる本体トレイ54の下側に設けられ、いわゆるホッパーとして機能するものである。可動トレイ59は、本体トレイ54の上下方向略中央部に設けられた左右一対の揺動支点59aを中心に回動可能になっており、図外の駆動機構により揺動するようになっている。これにより、収容された用紙Pの先端を、後述の給送ローラー41に圧接させる状態(図2参照)と、離間させる状態(図示省略)と、にすることができる。
搬送部4は、可動トレイ59の先端部に対向し、収容された用紙Pに転接して引き出すと共に、用紙Pを湾曲反転させて上方に送る大形の給送ローラー41と、給送ローラー41に対向し、反転送りをガイドするガイド部材45および補助従動ローラー46と、給送ローラー41からの用紙Pを印刷部3に送る搬送ローラー(媒体搬送手段)42と、印刷部3に対面する案内部材33と、案内部材33の下流側に配設され、用紙Pの上反りを矯正する拍車状のガイドローラー43と、ガイドローラー43の下流側に配設され、用紙Pを排紙保持部52に排紙する排紙ローラー44と、搬送ローラー42による用紙Pの挟持を解放(解除)するリリース機構(ローラー解放手段)47と、を備えている。リリース機構47は、ジャミング発生時の用紙P除去の際、搬送ローラー42による用紙Pの挟持を解放して、用紙Pを除去し易くする役割を担っている。
給送ローラー41は、駆動ローラーで構成されており、カセット本体51から引き出した用紙Pを、外周面に沿って円弧状に搬送する。ガイド部材45は、給送ローラー41の外周面に対面して湾曲形状に形成され、用紙Pを外側からガイドする。補助従動ローラー46は、自由回転ローラーで構成されており、用紙Pを挟んで給送ローラー41に転接して、反転送りを補助する。なお、ガイド部材45および補助従動ローラー46は、後述の底面蓋体63に取り付けられている。
搬送ローラー42は、前方側の搬送駆動ローラー(駆動ローラー)42aと当該搬送駆動ローラー42aに転接する後方側の搬送従動ローラー(従動ローラー)42bとを有するニップローラーで構成されており、用紙Pの送り(副走査)を制御するメインローラーとして機能する。具体的には、搬送駆動ローラー42aおよび搬送従動ローラー42bにより、用紙Pを挟持しながら搬送して案内部材33上を送る。なお、搬送ローラー42による用紙Pの送り姿勢は、上向きの起立姿勢となっており、送り経路Rに沿って上方に搬送する。なお、搬送ローラー42には、駆動源となる搬送モーター(図示省略)が接続されている。
案内部材33は、送り経路Rの一部を構成すると共に、用紙Pの記録面とインクジェットヘッド32との間のギャップ(ワークギャップ)を規定する(いわゆるプラテンとして機能する)。また、案内部材33には、インクジェットヘッド32と対向する位置に縁無し印刷の際、用紙P端から外れた領域に吐出されるインクを受ける凹部が形成されている。この凹部の中には、インクを吸収するインク吸収材(図示省略)が設けられている。そして更に、案内部材33の下方には、打ち捨てられたインクを貯留する廃液タンク(図示省略)が配置されている。
排紙ローラー44は、前方側の排紙駆動ローラー44aと後方側の排紙従動ローラー44bとを有するニップローラーで構成されており、案内部材33の上側に位置する用紙Pに張力(tension)を付与するテンションローラーとして機能する。なお、給送ローラー41、搬送従動ローラー42b、ガイドローラー43および排紙ローラー44(排紙駆動ローラー44aおよび排紙従動ローラー44b)は、それぞれ用紙Pの幅方向(X軸方向)に適宜の間隔で配設された複数個の分割ローラーで構成されている。
給送ローラー41により下方へと引き出された用紙Pは、給送ローラー41、ガイド部材45および補助従動ローラー46によって上向きに反転させられ、搬送ローラー42へと送られる。さらに、用紙Pは、搬送ローラー42の間に挟圧搬送されて、印刷部3に送られる。印刷部3で記録の行われた用紙Pは、ガイドローラー43および排紙ローラー44を介して、用紙カセット5の排紙保持部52に排紙される。
印刷処理では、搬送部4によって用紙Pを略Z軸方向に間欠送り(副走査)すると共に、インクジェットヘッド32を駆動しつつ、キャリッジ移動機構によって、キャリッジユニット30をX軸方向に往復させて(主走査)、用紙Pに画像を印刷する。
ここで図3を参照して、筐体2の開閉構造および開閉検出機構7について説明する。図3(a)は、底面蓋体63および背面蓋体65を閉塞した状態の記録装置1を示した裏面斜視図である。図3(b)は、底面開口部62および背面開口部64を開放した状態の記録装置1を示した裏面斜視図である。図3に示すように、筐体2は、筐体本体(装置ハウジング)61と、筐体本体61の底面に設けられた底面開口部(開口部)62を開閉する底面蓋体(蓋体)63と、筐体本体61の背面に設けられた背面開口部(開口部)64を開閉する背面蓋体(蓋体)65と、を有している。底面開口部62および背面開口部64は、いわゆるメンテナンス用の開口である。
底面開口部62は、給送ローラー41廻りの送り経路Rに面して、筐体本体61の底面に開口している。一方、底面蓋体63は、ガイド部材45および補助従動ローラー46が取り付けられており、これらと一体にして、筐体本体61から抜き差し自在に配設されている。底面蓋体63を筐体本体61から取り外す(抜き出す)ことで、底面蓋体63を開放し、底面開口部62から給送ローラー41廻りを露出させることができる。これにより、ジャミング発生時の用紙P除去に寄与する。また、底面蓋体63を、筐体本体61に取り付ける(差し込む)ことで、底面蓋体63を閉塞する。
背面開口部64は、案内部材33廻りの送り経路Rに面して、筐体本体61の背面に開口している。一方、背面蓋体65は、背面開口部64を含む筐体本体61の背面全体を覆って筐体2の背面外観をなしており、筐体本体61に対しZ軸方向(上下方向)にスライド自在に配設されている。背面蓋体65を上方にスライドさせることで、背面蓋体65を開放し、背面開口部64から案内部材33廻り(案内部材33、搬送ローラー42、ガイドローラー43および排紙ローラー44)を露出させることができる。これにより、ジャミング発生時の用紙P除去に寄与する。また、背面蓋体65を、筐体本体61に下方にスライドして元の位置に戻すことで、背面蓋体65を閉塞する。なお、背面蓋体65は、筐体本体61から完全に取り外せる構成であっても良いし、ストッパーによって所定の上方位置(開放位置)で規制され、取り外し不能な構成であっても良い。また、図3(b)では、底面蓋体63と背面蓋体65とを共に開放したものを図示しているが、底面蓋体63および背面蓋体65は個別に開閉自在である。
開閉検出機構7は、底面蓋体63の開閉を検出する底面開閉検出部(開閉検出手段)71と、背面蓋体65の開閉を検出する背面開閉検出部(開閉検出手段)72と、を有している。両開閉検出部71、72はそれぞれ、対応する各蓋体63、65が、開放しているか(開放状態であるか)、閉塞しているか(閉塞状態であるか)、を常に検出し、その検出結果を制御部6に送信する。なお、各開閉検出部71、72は、光センサーであっても良いし、スイッチ式のセンサーであっても良い。また、センサーの種類によって、各開閉検出部71、72の配設位置を適宜変更しても良い。
次に図4および図5を参照して、リリース機構47について詳しく説明する。図4は、リリース機構47を示した側面図であり、図5は、搬送ローラー42およびリリース機構47を示した斜視図である。図4および図5に示すように、リリース機構47は、先端部に搬送従動ローラー42bを支持した回動リンク81と、回動リンク81を介して、搬送従動ローラー42bを、通常位置である搬送位置A1と当該搬送位置A1から後側に退避した解放位置A2との間で移動(円運動)させる回動機構82と、を備えている。搬送位置A1は、搬送従動ローラー42bが、搬送駆動ローラー42aと供して、用紙P搬送時(副走査時)に必要な所定の挟持力で用紙Pを挟持する位置であり、解放位置A2は、当該挟持を解放する位置である。すなわち、搬送位置A1は、搬送駆動ローラー42aに近接した位置であり、解放位置A2は、搬送位置A1より搬送駆動ローラー42aから離間した位置である。よって、リリース機構47は、搬送駆動ローラー42aに対し搬送従動ローラー42bを移動させる構成となっている。
回動リンク81は、先後中間位置に位置する支軸86を介して、装置フレームに回動自在に支持されており、当該支軸86を中心に回動する。また、回動リンク81の先端部には、搬送従動ローラー42b(複数の分割ローラー)が回転自在に支持しており、回動リンク81の後端部には、後述のカムが当接する当接部87が形成されている。また、当接部87は、複数の当接片87aを突出した櫛歯状に形成されている。すなわち、回動リンク81は、当接部87を力点とし、支軸86を支点として、シーソー様に回動する。これによって、搬送従動ローラー42bを円運動させる。
回動機構82は、回動リンク81を介して、搬送従動ローラー42bを搬送位置A1に向かって付勢する複数のばね91と、回動リンク81を介して、搬送従動ローラー42bを解放位置A2に移動させるカム92と、カム92の駆動源となる駆動モーター93と、カム92と駆動モーター93とを連結する動力伝達部94と、を備えている。すなわち、リリース機構47は、搬送ローラー42の駆動源(搬送モーター)と独立した駆動源(駆動モーター93)を、有している。
複数のばね91は、X軸方向に並列して配設されており、各ばね91は、一端が回動リンク81に係止され、他端が装置フレームに係止されており、回動リンク81を搬送駆動ローラー42a側に回動付勢する。これにより、各ばね91は、搬送従動ローラー42bを搬送位置A1に移動させる戻しばねとして機能すると共に、用紙Pに対する挟持力を調整する挟持力調整ばねとして機能する。
カム92は、X軸方向に適宜の間隔で配設した複数の分割カム92aにより構成されており、各分割カム92aは、いわゆる接線カムで構成されると共に、回動リンク81の当接部87に当接している。各分割カム92aは、角度120°の範囲で往復回動し、この120°の往復回動によって、回動リンク81を1回回動させる。
動力伝達部94は、駆動モーター93に噛合する開き角度120°の扇状のギア部96と、ギア部96および複数の分割カム92aが軸着されると共に、装置フレームに回転自在に支持された回転軸97と、を備えている。制御部6の制御によって、駆動モーター93を正転駆動すると、ギア部96を介して回転軸97が正回転し、これに伴って複数の分割カム92aが同時に回転する。駆動モーター93は、所定数回転すると、ギア部96が度当りとなり、正回転を止める構成となっている。すなわち、駆動モーター93の正転駆動の開始時には、ギア部96および回転軸97を介して、カム92が回転し、回動リンク81を介して、搬送従動ローラー42bを搬送駆動ローラー42aの逆側に円運動させる。一方、駆動モーター93が所定数回転すると、駆動モーター93の正回転が止まり、ギア部96および回転軸97を介して、カム92が所定の回転角で固定される。これによって、回動リンク81を介して、搬送従動ローラー42bが所定の解放位置A2に固定される。また、かかる際、駆動モーター93を逆転駆動すると、カム92が元の回転角に戻る(退避する)ので、これに伴って、ばね91のばね力で、カム92およびギア部96が元の位置に逆回転し、回動リンク81が元の位置に戻る。これにより、搬送従動ローラー42bが搬送位置A1に戻る。
ここで図6を参照して、搬送ローラー42のリリース動作について説明する。図6は、搬送ローラー42のリリース動作(解放動作)を示した説明図である。図6に示すように、制御部6は、底面開閉検出部71および背面開閉検出部72により任意の1の蓋体(底面蓋体63もしくは背面蓋体65)の開放が検出されたときに、駆動モーター93の正転駆動を開始する。駆動モーター93の正転駆動により、回動機構82および回動リンク81を介して、搬送従動ローラー42bを搬送位置A1から解放位置A2に移動させる。これによって、搬送駆動ローラー42aおよび搬送従動ローラー42bによる用紙Pの挟持が解放され、ジャミングを除去し易い状態となり、この状態が維持される。
一方、制御部6は、底面開閉検出部71および背面開閉検出部72により全ての蓋体(底面蓋体63および背面蓋体65)の閉塞が検出されたときに、駆動モーター93の逆転駆動を開始する。駆動モーター93を逆転駆動してカム92を退避し、ばね91により、回動機構82および回動リンク81を介して、搬送従動ローラー42bを解放位置A2から搬送位置A1に移動させる。これによって、搬送駆動ローラー42aおよび搬送従動ローラー42bによる用紙Pの挟持が元の状態に戻り、この状態が維持される。
以上のような構成によれば、蓋体63、65の開放が検出されたときに、搬送従動ローラー42bを解放位置A2に移動させることにより、ジャミング発生時に行われる「蓋体を開放する動作」に起因して、用紙Pの挟持が自動的に解放されるので、特段の解放操作を必要とせず、ジャミング発生時の用紙Pを、煩雑な操作をすることなく容易に除去することができる。
また、蓋体63、65を複数設けることで、用紙Pをより除去し易くなる(ジャミング除去性の向上)。また、複数の開閉検出部71、72によって、複数の蓋体63、65の開閉をそれぞれ検出し、いずれかの蓋体63、65の開放が検出されたときに、用紙Pの挟持を解放するため、ユーザーがいずれの蓋体63、65を開けて用紙Pを除去しようとした場合であっても、用紙Pを容易に除去することができる。
さらに、蓋体63、65の閉塞が検出されたときに、搬送従動ローラー42bを搬送位置A1に移動させることにより、「蓋体を閉塞する動作」に起因して、用紙Pの挟持が自動的に元に戻るため、特段の操作を必要とせずに、搬送ローラー42を元の状態(記録待機状態)に戻すことができる。
またさらに、複数の開閉検出部71、72によって、複数の蓋体63、65の開閉をそれぞれ検出し、全ての蓋体63、65の閉塞が検出されたときに、用紙Pの挟持を元に戻すため、ユーザーが両方の蓋体63、65を開けて用紙Pを除去しようとした場合であっても、適切に対応することができる。
また、リリース機構47が、搬送ローラー42の駆動源と独立した駆動源を有することで、記録装置1を簡単な構成にすることができる。
さらに、搬送従動ローラー42b側を移動させて、挟持を解放するため、駆動伝達部を伴う搬送駆動ローラー42aを移動させるのに比して、記録装置1を簡単な構造にすることができる。
なお、本実施形態においては、リリース機構47が、搬送駆動ローラー42aに対し搬送従動ローラー42bを、搬送位置A1と解放位置A2との間で移動させて、リリース動作を行う構成であったが、搬送駆動ローラー42aおよび/または搬送従動ローラー42bを、相互に離間近接方向に移動させて、リリース動作を行う構成であればこれに限るものではない。例えば、リリース機構47が、搬送従動ローラー42bに対し搬送駆動ローラー42aを、用紙Pを挟持する位置(搬送位置)と、当該挟持を解放する位置(解放位置)との間で移動させる構成であっても良いし、リリース機構47が、両ローラー42a、42bを、用紙Pを挟持する位置(搬送位置)と、当該挟持を解放する位置(解放位置)との間で移動させる構成であっても良い。
また、本実施形態においては、回動リンク81および回動機構82によって、搬送従動ローラー42bを回動させて移動させる構成であったが、搬送従動ローラー42bを直動させて移動させる構成であっても良い。なお、搬送駆動ローラー42aを移動させる場合や、両ローラー42a、42bを移動させる場合も同様である。
さらに、本実施形態においては、解放位置A2を、搬送従動ローラー42bを搬送駆動ローラー42aから完全に離間させた位置とする構成であったが、用紙P搬送時の強い挟持力を弱めれば十分であるため、解放位置A2を、用紙P挟持状態で、用紙P搬送時に必要な所定の挟持力から挟持力を弱め、当該所定の挟持力による用紙Pの挟持を解放する位置とする構成であっても良い。すなわち、解放位置A2を、上記所定の挟持力から挟持力を弱め(もしくはゼロにし)、当該所定の挟持力による用紙Pの挟持を解放する位置とする構成であれば、用紙P挟持状態であるか否かは問わない。
また、本実施形態においては、請求項にいう媒体搬送手段を、搬送ローラー42とし、リリース機構47が、搬送ローラー42の挟持を解放する構成であったが。リリース機構47が、別のローラー(例えば、排紙ローラー44や給送ローラー41と補助従動ローラー46との組)の挟持を解放する構成であっても良い。ひいては、リリース機構47が、搬送ローラー42と一緒に、別のローラーの挟持を解放する構成であっても良い。
さらに、本実施形態においては、底面蓋体63および背面蓋体65の開閉に基づいて、リリース機構47を制御する構成であったが、いずれか一方のみの開閉に基づいて、リリース機構47を制御する構成であっても良い。ひいては、用紙カセット5を取り外した際にも、装置内部が露出するため、底面蓋体63および背面蓋体65に加え、用紙カセット5の着脱に基づいて、リリース機構47を制御する構成であっても良い。なお、搬送ローラー42に加え、別のローラーの挟持を解放する場合には、蓋体とローラーとの対応付けをして、制御する構成であっても良い。例えば、背面蓋体65を開放する際には、搬送ローラー42および排紙ローラー44の挟持を解放し、底面蓋体63を開放した際には、搬送ローラー42のみの挟持を解放するようにしても良い。
そして、本実施形態においては、起立姿勢で用紙Pを保持する保持部(カセット本体51)と、搬送部4によって搬送される用紙に記録を行う記録部(印刷部3)と、記録された用紙Pを起立姿勢で保持する排出保持部(排紙保持部52)とを備えた縦置き姿勢の記録装置1について主に説明を行った。このような縦置き姿勢の記録装置1の場合、レバー操作によるローラー開放手段(リリース機構47)を設けると、記録装置1の外観にレバーを設けることになる。かかる場合、外観上好ましくないことはもちろん、ユーザーが不用意にレバーと接触してしまう虞がある。縦置き姿勢の記録装置の場合、横置き姿勢の記録装置に比べ設置面積が格段に狭くなるため、ユーザーが不要にレバーと接触してしまうと記録装置が転倒する虞がある、これに対し、ローラー開放手段を装置ハウジング(筐体本体61)の内部に設けることで、ユーザーが記録装置1と接触することによる記録装置1の転倒を防ぐことが可能となる。また縦置き姿勢の記録装置1の場合、横置き姿勢の記録装置1に比べZ軸方向に記録装置1本体が長くなるため、記録装置1の重心が高くなり、安定性が低い。しかしながら、ローラー開放手段の駆動源を、媒体搬送に用いる駆動源とは独立して設けることにより、記録装置1の重量を増やすことが可能となる。したがって縦置き姿勢の記録装置1において、重心をできるだけ低くするのであれば、ローラー開放手段の駆動源(駆動モーター93)は、Z軸方向における下方に位置するほうがより好ましく、キャリッジユニット30、特にはキャリッジガイド軸34よりも下方に配置するのが縦置き姿勢の記録装置1としては最適となる。また縦置き姿勢の記録装置1の場合、用紙への記録時や、用紙の排出時に重力方向に逆らって搬送する必要があり、媒体搬送に用いる駆動源にとって大きな負荷となるが、ローラー開放手段の駆動源を別に設けておくことで、媒体搬送に用いる駆動源の負荷を抑えることが可能となる。
1:記録装置、 3:印刷部、 6:制御部、 42:搬送ローラー、 42a:搬送駆動ローラー、 42b:搬送従動ローラー、 47:リリース機構、 51:カセット本体、 52:排紙保持部、 61:筐体本体、 62:底面開口部、 63:底面蓋体、 64:背面開口部、 65:背面蓋体、 71:底面開閉検出部、 72:背面開閉検出部、 81:回動リンク、 86:支軸、 91:ばね、 92:カム、 93:駆動モーター、 A1:搬送位置、 A2:解放位置、 P:用紙
Claims (8)
- 駆動ローラーおよび従動ローラーを有するニップローラーで構成され、記録媒体を挟持しながら搬送する媒体搬送手段と、
前記駆動ローラーおよび/または前記従動ローラーを、前記記録媒体を挟持する搬送位置と当該挟持を解放する解放位置との間で移動させるローラー解放手段と、
前記媒体搬送手段を収容した装置ハウジングと、
前記装置ハウジングに設けた開口部を開閉する蓋体と、
前記蓋体の開閉を検出する開閉検出手段と、
前記開閉検出手段により前記蓋体の開放が検出されたときに、前記ローラー解放手段を制御し、前記駆動ローラーおよび/または前記従動ローラーを前記解放位置に移動させる駆動制御手段と、を備えたことを特徴とする記録装置。 - 起立姿勢で記録媒体を保持する保持手段と、
駆動ローラーおよび従動ローラーを有するニップローラーで構成され、前記記録媒体を挟持しながら搬送する媒体搬送手段と、
前記媒体搬送手段により搬送される前記記録媒体に記録を行う記録手段と、
前記記録部により記録が行われた前記記録媒体を起立姿勢で保持する排出保持手段と、
前記駆動ローラーおよび/または前記従動ローラーを、前記記録媒体を挟持する搬送位置と当該挟持を解放する解放位置との間で移動させるローラー解放手段と、
前記媒体搬送手段を収容した装置ハウジングと、
前記装置ハウジングに設けた開口部を開閉する蓋体と、
前記蓋体の開閉を検出する開閉検出手段と、
前記開閉検出手段により前記蓋体の開放が検出されたときに、前記ローラー解放手段を制御し、前記駆動ローラーおよび/または前記従動ローラーを前記解放位置に移動させる駆動制御手段と、を備えたことを特徴とする記録装置。 - 前記蓋体が複数設けられ、前記複数の蓋体に対応して前記開閉検出手段が複数設けられており、
前記駆動制御手段は、前記複数の開閉検出手段により任意の1の前記蓋体の開放が検出されたときに、前記駆動ローラーおよび/または前記従動ローラーを前記解放位置に移動させることを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。 - 前記駆動制御手段は、前記開閉検出手段により前記蓋体の閉塞が検出されたときに、前記ローラー解放手段を制御し、前記駆動ローラーおよび/または前記従動ローラーを前記搬送位置に移動させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の記録装置。
- 前記蓋体が複数設けられ、前記複数の蓋体に対応して前記開閉検出手段が複数設けられており、
前記駆動制御手段は、前記複数の開閉検出手段により全ての前記蓋体の閉塞が検出されたときに、前記駆動ローラーおよび/または前記従動ローラーを前記搬送位置に移動させることを特徴とする請求項4に記載の記録装置。 - 前記ローラー解放手段は、前記媒体搬送手段の駆動源と独立した駆動源を、有していることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の記録装置。
- 前記ローラー解放手段は、前記駆動ローラーに対し前記従動ローラーを移動させることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の記録装置。
- 前記ローラー解放手段は、
先端部に前記従動ローラーを回転自在に支持すると共に、支軸を中心に回動し、前記従動ローラーを前記搬送位置と前記解放位置との間で移動させる回動リンクと、
前記回動リンクを介して、前記従動ローラーを前記搬送位置に向かって付勢するばねと、
前記回動リンクを介して、前記従動ローラーを前記解放位置に移動させるカムと、
前記カムの駆動源となる駆動モーターと、を備えたことを特徴とする請求項7に記載の記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011049165A JP2012185375A (ja) | 2011-03-07 | 2011-03-07 | 記録装置 |
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Family Applications (1)
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JP2011049165A Withdrawn JP2012185375A (ja) | 2011-03-07 | 2011-03-07 | 記録装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2012185375A (ja) |
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2011
- 2011-03-07 JP JP2011049165A patent/JP2012185375A/ja not_active Withdrawn
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