JP5874797B2 - 搬送装置および記録装置 - Google Patents
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Description
しかしながら、縦置き設置と横置き設置とが自在な記録装置では、装置姿勢によって、紙送り時に用紙に作用する重力方向が異なるため、ローラーによる送り量に差が生じてしまうという問題があった。例えば、縦置き設置において、起立姿勢で上向きに紙送りをすると、用紙の自重により、用紙とローラーとの間で微小なスリップが生じやすい。そのため、横置き設置に比べ、送り量が低下する傾向にある。このように、ローラーによる送り量に差が生じると、用紙を正確に紙送りすることができないので、用紙に対し適切な印刷処理ができず、また装置姿勢で印刷結果が異なってしまうという問題が生じる。
この場合、横置き設置よりも縦置き設置の方が、目標送り量が多くなるように設定されることが好ましい。
また、送り経路における媒体の先端位置または後端位置を検出する媒体位置検出手段を、更に備え、制御部は、送り経路を分割した複数の分割区間における先端位置または後端位置が属する分割区間毎の補正データに基づいて目標送り量を変化させることが好ましい。
さらに、制御部は、媒体の種別毎の媒体の種別データに基づき目標送り量を変化させることが好ましい。
一方、搬送装置は、媒体を搬送する搬送ローラーと、搬送ローラーにより搬送された媒体を排出する排出ローラーと、を備え、制御部は、搬送ローラーの目標送り量を変化させることが好ましい。
本発明の記録装置は、上記の搬送装置と、搬送装置により搬送される媒体に記録を行う画像記録部と、を有することを特徴とする。
この場合、記録装置は、画像記録部に対して、搬送の方向の上流側に配置される搬送ローラーと、下流側に配置される排出ローラーと、を有し、制御部は、設置姿勢を示す情報に基づき、目標送り量を変化させることが好ましい。
また、記録装置は、媒体を収容する媒体収容部と、媒体収容部内の媒体を給送する給送ローラーと、を有し、搬送ローラーは、給送ローラーよりも下流側に位置することが好ましい。
さらに、画像記録部は、インクジェット方式であり、吐出データに基づいてインクを吐出して画像を記録し、制御部は、設置姿勢を示す情報に基づいて吐出データを変化させることが好ましい。
Claims (9)
- 媒体を搬送する搬送装置であって、
前記媒体を送り経路に沿って目標送り量を含んだ搬送データで搬送する搬送部と、
前記搬送装置の設置姿勢を取得し、取得した前記設置姿勢が、縦置き設置であるか、横置き設置であるか、に基づいて、前記目標送り量を変化させる制御部と、
を備えることを特徴とする搬送装置。 - 前記横置き設置よりも前記縦置き設置の方が、前記目標送り量が多くなるように設定される
ことを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。 - 前記送り経路における前記媒体の先端位置または後端位置を検出する媒体位置検出手段を、更に備え、
前記制御部は、前記送り経路を分割した複数の分割区間における前記先端位置または前記後端位置が属する前記分割区間毎の補正データに基づいて前記目標送り量を変化させる
ことを特徴とする請求項1または2に記載の搬送装置。 - 前記制御部は、前記媒体の種別毎の前記媒体の種別データに基づき前記目標送り量を変化させる
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の搬送装置。 - 前記搬送装置は、前記媒体を搬送する搬送ローラーと、
前記搬送ローラーにより搬送された前記媒体を排出する排出ローラーと、を備え、
前記制御部は、前記搬送ローラーの前記目標送り量を変化させる
ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の搬送装置。 - 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の搬送装置と、
前記搬送装置により搬送される前記媒体に記録を行う画像記録部と、
を有することを特徴とする記録装置。 - 前記記録装置は、前記画像記録部に対して、前記搬送の方向の上流側に配置される搬送ローラーと、下流側に配置される排出ローラーと、を有し、
前記制御部は、設置姿勢を示す情報に基づき、前記目標送り量を変化させる
ことを特徴とする請求項6に記載の記録装置。 - 前記記録装置は、前記媒体を収容する媒体収容部と、前記媒体収容部内の前記媒体を給送する給送ローラーと、を有し、
前記搬送ローラーは、前記給送ローラーよりも下流側に位置する
ことを特徴とする請求項7に記載の記録装置。 - 前記画像記録部は、インクジェット方式であり、吐出データに基づいてインクを吐出して画像を記録し、
前記制御部は、設置姿勢を示す情報に基づいて前記吐出データを変化させる
ことを特徴とする請求項6ないし8のいずれか一項に記載の記録装置。
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