JP2012184092A - テールコード配線構造 - Google Patents

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和博 芳賀
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Abstract

【課題】従来技術においては、例えば、テールコードの配線の点でさらなる改善の余地がある。
【解決手段】実施形態のテールコード配線構造は、テールコードと、そらせシーブとを備える。テールコードは、エレベータの乗りかごのコード接続部に接続される。そらせシーブは、前記乗りかごの最上階停止位置での当該乗りかごの上端位置より鉛直方向上側に設けられ、前記テールコードが巻き掛けられる。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、テールコード配線構造に関する。
従来、エレベータは、昇降路内を乗りかごが移動することにより、乗りかごを任意の階床に移動させるが、このようなエレベータには、乗りかごと制御盤とを電気的に接続するテールコードが設けられている。
特開平4−28687号公報
ところで、従来技術においては、例えば、テールコードの配線の点でさらなる改善の余地がある。
実施形態のテールコード配線構造は、テールコードと、そらせシーブとを備える。テールコードは、エレベータの乗りかごのコード接続部に接続される。そらせシーブは、前記乗りかごの最上階停止位置での当該乗りかごの上端位置より鉛直方向上側に設けられ、前記テールコードが巻き掛けられる。
図1は、実施形態1に係るエレベータの概略構成例を示す模式的構成図である。 図2は、実施形態1に係るエレベータの概略構成例を示す模式的構成図である。 図3は、実施形態1に係るエレベータの概略構成例を示す模式的平面図である。 図4は、実施形態1に係るエレベータの概略構成例を示す模式的斜視図である。 図5は、実施形態1に係る固定装置の概略構成例を示す模式的斜視図である。 図6は、実施形態2に係るエレベータの概略構成例を示す模式的構成図である。 図7は、実施形態2に係るエレベータの概略構成例を示す模式的構成図である。 図8は、実施形態3に係るエレベータの概略構成例を示す模式的構成図である。 図9は、実施形態3に係るテールコードガイドの概略構成例を示す模式的斜視図である。 図10は、実施形態4に係るエレベータの概略構成例を示す模式的構成図である。 図11は、実施形態5に係るエレベータの概略構成例を示す模式的構成図である。 図12は、実施形態6に係るエレベータの概略構成例を示す模式的構成図である。
[実施形態1]
図1、図2は、実施形態1に係るエレベータの概略構成例を示す模式的構成図、図3は、実施形態1に係るエレベータの概略構成例を示す模式的平面図、図4は、実施形態1に係るエレベータの概略構成例を示す模式的斜視図、図5は、実施形態1に係る固定装置の概略構成例を示す模式的斜視図である。なお、図1は、乗りかごが最上階位置にある状態、図2は、乗りかごが最下階位置にある状態を表している。
本実施形態のテールコード配線構造1は、図1、図2に示すように、エレベータ2に適用され、乗りかご4に接続されるテールコード17を適正に配線することができるものである。
本実施形態のエレベータ2は、昇降路3を昇降可能な乗りかご4とつり合いおもりとしてのカウンタウェイト5とをメインロープ6で連結したいわゆるつるべ式のエレベータである。エレベータ2は、昇降路3と、乗りかご4と、カウンタウェイト5と、メインロープ6と、昇降駆動部7と、乗り場8と、エレベータ制御盤(以下、特に断りのない限り単に「制御盤」という。)9とを備える。エレベータ2は、制御盤9によって各部の駆動が制御されて乗りかご4が昇降路3内を昇降することで、任意の目的階の乗り場8に移動することができるものである。
昇降路3は、建物の鉛直方向に沿って設けられる。昇降路3は、建物内の複数の階床に渡って設けられる。昇降駆動部7や制御盤9等は、例えば、乗りかご4が昇降する昇降路3の鉛直方向上側に位置する機械室10等に設けられている。乗りかご4は、利用者が乗ったり荷物を乗せたりするための構造物である。乗りかご4は、昇降路3内に配置され、昇降路3を昇降可能である。カウンタウェイト5は、メインロープ6を介して乗りかご4に連結されて昇降路3内に配置され、乗りかご4と連動して昇降路3を昇降可能なつり合いおもりである。メインロープ6は、乗りかご4とカウンタウェイト5とを連結するものである。ここでは、メインロープ6は、昇降路3の上部に設けられた昇降駆動部7の巻上機11のメインシーブ12やそらせシーブ(メインロープそらせシーブ)13等に掛けられて、一端に乗りかご4が接続され、他端にカウンタウェイト5が接続される。つまり、カウンタウェイト5は、メインロープ6を介して乗りかご4に連結され乗りかご4と連動してこの乗りかご4とは反対方向に昇降可能である。昇降駆動部7は、例えば、乗りかご4を移動させる動力を発生させる電動機(モータ)14等が駆動することで、この電動機14に連結されたメインシーブ12が回転駆動し、メインシーブ12とメインロープ6との間に生じる摩擦力を利用してメインロープ6を電動で巻き上げる巻上機11などにより構成され、制御盤9によりその駆動が制御される。乗り場8は、乗りかご4が着床可能な各エレベータ停止階床に設けられ、利用者が乗りかご4に対して乗降したり、荷物を乗りかご4に対して積み下ろしたりするための場所である。
ここで、このエレベータ2は、図3、図4に示すように、乗りかご4に対して一対のガイドレール15を備え、カウンタウェイト5に対して一対のガイドレール16を備える。ガイドレール15、ガイドレール16は、昇降路3内に乗りかご4、カウンタウェイト5の昇降方向に沿って延在して設けられるT字型の断面のレール状の部材である。ガイドレール15は、昇降路3内に乗りかご4の幅方向両側に一対で設けられる。一対のガイドレール15は、幅方向に対して乗りかご4を挟んで対向して平行に設けられる。ガイドレール16は、昇降路3内にカウンタウェイト5の幅方向両側に一対で設けられる。一対のガイドレール16は、幅方向に対しカウンタウェイト5を挟んで対向して平行に設けられる。ガイドレール15、ガイドレール16は、それぞれ、乗りかご4、カウンタウェイト5を昇降方向に案内する。これにより、エレベータ2は、昇降路3内での乗りかご4、カウンタウェイト5の昇降を適正に案内することができ、例えば、昇降路3内でのメインロープ6のバタツキ等を抑制することができる。
図1、図2に戻って、制御盤9は、通常の形式の双方向コモン・バスにより相互に連結されたCPU(中央演算処理装置)、所定の制御プログラム等を予め記憶しているROM(Read Only Memory)、CPUの演算結果を一時記憶するRAM(Random Access Memory)、予め用意されたマップデータ、エレベータ2の仕様等の情報を記憶するバックアップRAM及び入出力ポート装置を有するマイクロコンピュータ及び駆動回路を備えている。
乗りかご4と制御盤9とは、テールコード17を介して電気的に接続されている。テールコード17は、昇降路3内に設けられる。テールコード17は、一端が制御盤9に接続され、他端が乗りかご4のコード接続部としてのダクト18に接続され、このダクト18を介して乗りかご4に引き込まれている。テールコード17は、乗りかご4内の電気系統に電力を供給する給電用の電力線、乗りかご4と制御盤9との間で制御信号を授受するための制御用の制御線、懸架用ワイヤーロープ等を含んで構成される。
そして、制御盤9は、種々のセンサ、検出器や、巻上機11の電動機14等のエレベータ2の各部と電気的に接続され、各部の動作を統括的に制御する。制御盤9は、例えば、かご操作盤、乗り場操作盤への利用者からの操作入力に応じて、巻上機11の駆動を制御し、乗りかご4を呼び登録に応じた指定の目的階に移動させる。
上記のように構成されるエレベータ2は、利用者によりかご操作盤、乗り場操作盤等を介してかご呼び操作が行われた場合に、かご操作盤、乗り場操作盤から制御盤9に呼び登録信号が入力され、制御盤9がこの呼び登録信号に応じて乗りかご4の呼び登録を行う。そして、制御盤9は、この呼び登録、種々のセンサ、検出器からの出力、乗りかご4の現在の移動方向(昇降方向)等に基づいて、乗りかご4が合理的に移動しながらそれぞれの呼びに応答するように乗りかご4の着床順序を定め、昇降駆動部7の巻上機11を駆動制御し、乗りかご4を目的の階床へと移動させる。これにより、エレベータ2は、乗りかご4が昇降路3内を鉛直方向上下に昇降移動し、任意の目的階の乗り場8に移動する。そして、エレベータ2は、乗りかご4が目的階の乗り場8に着床し、所定の着床位置に着床したことが検出されると、その後、制御盤9が乗りかご4の扉を開放する。これにより、乗り場8で待機している利用者は、乗りかご4内に乗り込むことが可能となり、また、乗りかご4内の利用者は乗り場8に降りることが可能となる。
そして、本実施形態のエレベータ2は、テールコード配線構造1が適用されることで、テールコード17の取り回しを適正化し、テールコード17の適正な配線を可能としている。
具体的には、テールコード配線構造1は、図1から図4に示すように、テールコード17に加えて、さらにそらせシーブ(テールコードそらせシーブ)19を備える。そらせシーブ19は、図1に示すように、乗りかご4の最上階停止位置での乗りかご4の上端(典型的には天井板上面)位置より鉛直方向上側に設けられる。そらせシーブ19は、水平方向に対して乗りかご4に設けられたダクト18とカウンタウェイト5との間に設けられる。本実施形態のそらせシーブ19は、昇降路3内に設けられる。そして、そらせシーブ19は、テールコード17が巻き掛けられる。
制御盤9(あるいは後述する中間継ぎ箱)から垂れ下げられるテールコード17は、乗りかご4と制御盤9との間の所定の部分がそらせシーブ19に巻き掛けられてダクト18を介して乗りかご4に接続されている。ここで、ダクト18は、乗りかご4にテールコード17を接続するものであり、ここでは、乗りかご4の上部に設けられ、テールコード17を鉛直方向上側から乗りかご4上部に引き込む。つまり、テールコード17は、乗りかご4の最上階停止位置でのこの乗りかご4の上端位置より鉛直方向上側に設けられるそらせシーブ19を介し鉛直方向上側からダクト18を介して乗りかご4に接続される。
したがって、このテールコード配線構造1は、図1、図2、図4に示すように、制御盤9から昇降路3内に垂れ下げられているテールコード17が昇降路3内の鉛直方向上側に設けられたそらせシーブ19を経由して乗りかご4の上部のダクト18に接続されることで、テールコード17を乗りかご4の鉛直方向上側からダクト18へ配線することができ、これにより、テールコード17の取り回しを適正化し、テールコード17を適正に配線することができる。
そして、テールコード配線構造1は、例えば、昇降路3を構成する壁面が透明部材によって構成されるような場合に、乗りかご4の下側から垂れ下がったテールコード17が見えてしまうことを防止することができ、デザイン性が損なわれることを防止することができる。
またさらに、テールコード配線構造1は、例えば、作業員が作業時にピットや昇降路3内に仮設の足場等を設置することなく、乗りかご4のかご上でテールコード17に対する作業を行うことができるので、設置、保守、点検等の作業効率を向上することができる。
ここでさらに、本実施形態のテールコード配線構造1は、固定装置20を備える。固定装置20は、テールコード17の経路を位置決めするものであり、典型的には、乗りかご4と連動して乗りかご4とは反対方向に昇降する部材にテールコード17を固定するものである。固定装置20は、水平方向に対して制御盤9とそらせシーブ19との間にもうけられている。固定装置20は、ここではカウンタウェイト5の上部にテールコード17を固定する。固定装置20は、例えば、図5に例示するように、2枚のプレート21、22の間にテールコード17を挟み込んだ状態で、ボルト等によってカウンタウェイト5の上部にこの2枚のプレート21、22を締結することでテールコード17を固定する。これにより、固定装置20は、図1、図2に示すように、カウンタウェイト5の上部にテールコード17を固定し、カウンタウェイト5の昇降に連動してテールコード17の一部をカウンタウェイト5と同じ方向に昇降させることができる。
したがって、このテールコード配線構造1は、固定装置20がカウンタウェイト5の上部にテールコード17を固定することで、制御盤9から固定装置20までのテールコード17の長さと、固定装置20から乗りかご4のダクト18までのテールコード17の長さとを常に一定に維持することができる。これにより、テールコード配線構造1は、例えば、ダクト18に過大な荷重が作用することを抑制することができ、テールコード17による偏荷重を抑制することができるので、この点でもテールコード17の取り回しを適正化し、テールコード17を適正に配線することができる。
また、このテールコード配線構造1は、固定装置20がカウンタウェイト5の上部にテールコード17を固定することで、テールコード17の一部がカウンタウェイト5と共にガイドレール16に案内されながら昇降路3内を昇降することができるので、昇降路3内でのテールコード17のバタツキ等も抑制することができ、例えば、コード類が絡まることを防止でき、この点でもテールコード17の取り回しを適正化し、テールコード17を適正に配線することができる。またこれにより、このテールコード配線構造1は、例えば、屋外に設置されたエレベータ2に適用された場合であっても、テールコード17が強風などの影響でなびいてしまうことを抑制することができる。
上記のように構成されるテールコード配線構造1は、エレベータ2の乗りかご4のダクト18に接続されるテールコード17と、乗りかご4の最上階停止位置でのこの乗りかご4の上端位置より鉛直方向上側に設けられ、テールコード17が巻き掛けられるそらせシーブ19とを備える。したがって、テールコード配線構造1は、テールコード17を乗りかご4の鉛直方向上側からダクト18へ配線することができることから、テールコード17の取り回しを適正化し、テールコード17を適正に配線することができる。この結果、テールコード配線構造1は、作業性、安全性に優れ、さらにデザイン性を向上させたエレベータ2を提供することが可能となる。
なお、以上の説明では、テールコード17は、制御盤9に直接的に接続されるものとして説明したがこれに限らず、例えば、昇降路3内に設けられた中間継ぎ箱、中間継ぎ箱に接続された中継コード等を介して制御盤9に間接的に接続される構成であってもよい。
また、以上の説明では、固定装置は、カウンタウェイト5の上部にテールコード17を固定するものとして説明したが、これに限らず、例えば、カウンタウェイト5の上部近傍のメインロープ6に固定してもよい。
[実施形態2]
図6、図7は、実施形態2に係るエレベータの概略構成例を示す模式的構成図であり、図6は、乗りかごが最上階位置にある状態、図7は、乗りかごが最下階位置にある状態を表している。実施形態2に係るテールコード配線構造は、そらせシーブの位置が実施形態1とは異なる。その他、上述した実施形態と共通する構成、作用、効果については、重複した説明はできるだけ省略する(以下で説明する実施形態、変形例でも同様である。)。
図6、図7に示す本実施形態のテールコード配線構造201は、そらせシーブ19(図1等参照)にかえて、そらせシーブ(テールコードそらせシーブ)219を備える。そらせシーブ219は、図6に示すように、乗りかご4の最上階停止位置での乗りかご4の上端(典型的には天井板上面)位置より鉛直方向上側に設けられる。そして本実施形態のそらせシーブ219は、機械室10内に設けられる。そらせシーブ219は、テールコード17が巻き掛けられる。
上記のように構成されるテールコード配線構造201は、テールコード17を乗りかご4の鉛直方向上側からダクト18へ配線することができることから、テールコード17の取り回しを適正化し、テールコード17を適正に配線することができる。そして、このテールコード配線構造201では、そらせシーブ219は、乗りかご4が昇降する昇降路3の鉛直方向上側に位置する機械室10内に設けられることから、このテールコード配線構造201は、例えば、作業員がそらせシーブ219やテールコード17の設置、保守、点検等を機械室10内で行うことができるので、設置、保守、点検等の作業効率を向上することができる。
[実施形態3]
図8は、実施形態3に係るエレベータの概略構成例を示す模式的構成図、図9は、実施形態3に係るテールコードガイドの概略構成例を示す模式的斜視図である。実施形態3に係るテールコード配線構造は、テールコードガイドを備える点で実施形態1、2とは異なる。
図8に示す本実施形態のテールコード配線構造301は、固定装置20(図1等参照)にかえて、テールコードガイド323と、固定装置324とを備える。
テールコードガイド323は、乗りかご4と連動してこの乗りかご4とは反対方向に昇降する部材、ここでは、カウンタウェイト5の上部に、テールコード17を位置決めしつつ、鉛直方向と交差する方向へのテールコード17の移動を許容するものである。テールコードガイド323は、例えば、図9に例示するように、一対のローラ325、326の間にテールコード17を挟み込んだ状態で、このローラ325、326がテールコード17の移動に応じて転動することで、テールコード17を一方向に案内する。これにより、テールコードガイド323は、カウンタウェイト5の上部にテールコード17を位置決めし、カウンタウェイト5の昇降に連動してテールコード17の一部をカウンタウェイト5と同じ方向に昇降させつつ、この昇降方向と交差する方向へのテールコード17の移動を許容することができる。
固定装置324は、コード接続部としてのダクト18にテールコード17を固定するものである。この固定装置324は、上述の固定装置20(図5参照)とほぼ同様の構成であるのでその詳細な説明を省略する。
上記のように構成されるテールコード配線構造301は、テールコード17を乗りかご4の鉛直方向上側からダクト18へ配線することができることから、テールコード17の取り回しを適正化し、テールコード17を適正に配線することができる。そして、このテールコード配線構造301は、乗りかご4と連動してこの乗りかご4とは反対方向に昇降する部材に、テールコード17を位置決めしつつ、鉛直方向と交差する方向へのこのテールコード17の移動を許容するテールコードガイド323と、ダクト18にテールコード17を固定する固定装置324とを備える。
したがって、テールコード配線構造301は、例えば、乗りかご4の昇降開始時の負荷等により乗りかご4とカウンタウェイト5との間にあるテールコード17の長さが変化しようとした場合であっても、テールコードガイド323が昇降方向と交差する方向へのテールコード17の移動を許容することから、テールコード17に過大な荷重が作用することを抑制することができる。また、このテールコード配線構造301は、テールコードガイド323にて、昇降方向と交差する方向へのテールコード17の移動を許容する構成としても、ダクト18にテールコード17を固定する固定装置324によってテールコード17を引っ張るときに作用する荷重を受けることで、ダクト18に過大な荷重が作用することを抑制することができる。この結果、このテールコード配線構造301は、テールコード17のバタツキ抑制と、ダクト18、テールコード17への過大な荷重の抑制とを両立することができる。
[実施形態4]
図10は、実施形態4に係るエレベータの概略構成例を示す模式的構成図である。実施形態4に係るテールコード配線構造は、固定装置の位置が実施形態1、2とは異なる。
図10に示す本実施形態のテールコード配線構造401は、固定装置20(図1等参照)にかえて、固定装置420を備える。
固定装置420は、テールコード17の経路を位置決めするものであり、典型的には、乗りかご4と連動して乗りかご4とは反対方向に昇降する部材にテールコード17を固定するものである。固定装置420は、ここではカウンタウェイト5の下部にテールコード17を固定する。この固定装置420は、上述の固定装置20(図5参照)とほぼ同様の構成であるのでその詳細な説明を省略する。
上記のように構成されるテールコード配線構造401は、テールコード17を乗りかご4の鉛直方向上側からダクト18へ配線することができることから、テールコード17の取り回しを適正化し、テールコード17を適正に配線することができる。そして、このテールコード配線構造401は、メインロープ6を介して乗りかご4に連結されこの乗りかご4と連動して昇降可能なカウンタウェイト5の下部に、テールコード17を固定する固定装置420を備える。
したがって、テールコード配線構造401は、メインロープ6とカウンタウェイト5との接続(締結)部分と、カウンタウェイト5とテールコード17との接続(固定)部分とを分離することができることから、メインロープ6との取り合い部分の構造をシンプルにすることができる。これにより、テールコード配線構造401は、例えば、既に設置されているエレベータ2のカウンタウェイト5に固定装置420を用いてテールコード17を固定する場合に、容易に作業を行うことができる。
[実施形態5]
図11は、実施形態5に係るエレベータの概略構成例を示す模式的構成図である。実施形態5に係るテールコード配線構造は、コード接続部の位置が実施形態1、2、3、4とは異なる。
図11に示す本実施形態のテールコード配線構造501は、ダクト18(図1等参照)にかえて、コード接続部としてのダクト518を備える。ダクト518は、乗りかご4にテールコード17を接続するものであり、ここでは、乗りかご4の下部に設けられ、テールコード17を鉛直方向上側から乗りかご4下部に引き込む。つまり、テールコード17は、乗りかご4の最上階停止位置でのこの乗りかご4の上端位置より鉛直方向上側に設けられるそらせシーブ19を介し鉛直方向上側からダクト518を介して乗りかご4に接続される。
上記のように構成されるテールコード配線構造501は、制御盤9から垂れ下げられているテールコード17が昇降路3内の鉛直方向上側に設けられたそらせシーブ19を経由して乗りかご4の下部のダクト518に接続されることで、テールコード17を乗りかご4の鉛直方向上側からダクト518へ配線することができ、これにより、テールコード17の取り回しを適正化し、テールコード17を適正に配線することができる。また、テールコード配線構造501は、例えば、既に設置された既存のダクトが乗りかご4の下部にあるような場合に、乗りかご4の上部にダクトを設置しなおすことなく、テールコード17を適正に配線することができる。
[実施形態6]
図12は、実施形態6に係るエレベータの概略構成例を示す模式的構成図である。実施形態6に係るテールコード配線構造は、隔壁を備える点が実施形態2とは異なる。
図12に示す本実施形態のテールコード配線構造601は、隔壁627を備える。隔壁627は、カウンタウェイト5と乗りかご4との間で、かつ、機械室10内のそらせシーブ219より鉛直方向下側に設けられる。隔壁627は、カウンタウェイト5と乗りかご4とを水平方向に隔てるものであり、昇降路3内において床部から天井部まで鉛直方向に沿って延設されている。
上記のように構成されるテールコード配線構造601は、テールコード17を乗りかご4の鉛直方向上側からダクト18へ配線することができることから、テールコード17の取り回しを適正化し、テールコード17を適正に配線することができる。そして、このテールコード配線構造601は、メインロープ6を介して乗りかご4に連結されこの乗りかご4と連動して昇降可能なカウンタウェイト5と乗りかご4との間で、かつ、そらせシーブ219より鉛直方向下側に、カウンタウェイト5と乗りかご4とを隔てる隔壁627を備える。
したがって、テールコード配線構造601は、テールコード17のそらせシーブ219が乗りかご4の最上階停止位置でのこの乗りかご4の上端位置より鉛直方向上側に設けられ、テールコード17が乗りかご4の鉛直方向上側から配線される構成とすることで、カウンタウェイト5と乗りかご4との間に隔壁627を設けることができる。これにより、テールコード配線構造601は、例えば、昇降路3を構成する壁面が透明部材によって構成されるような場合に、カウンタウェイト5等を利用者から見えないように隔壁627の背面側に目隠しすることができるので、デザイン性を向上することができる。
なお、以上で説明した隔壁627は、そらせシーブ219より鉛直方向下側に設けられればよく、例えば、昇降路3内に設けられるそらせシーブ19(図1参照)の鉛直方向下側に設けられる構成であってもよい。
なお、上述した実施形態に係るテールコード配線構造は、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。本実施形態に係るテールコード配線構造は、以上で説明した実施形態を複数組み合わせることで構成してもよい。
以上で説明した実施形態、変形例に係るテールコード配線構造によれば、テールコードの取り回しを適正化し、テールコードを適正に配線することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1、201、301、401、501、601 テールコード配線構造
2 エレベータ
3 昇降路
4 乗りかご
5 カウンタウェイト(つり合いおもり)
6 メインロープ
7 昇降駆動部
8 乗り場
9 制御盤
10 機械室
11 巻上機
12 メインシーブ
13 そらせシーブ(メインロープそらせシーブ)
14 電動機
15、16 ガイドレール
17 テールコード
18、518 ダクト(コード接続部)
19、219 そらせシーブ(テールコードそらせシーブ)
20、324、420 固定装置
21、22 プレート
323 テールコードガイド(ガイド)
325、326 ローラ
627 隔壁

Claims (5)

  1. エレベータの乗りかごのコード接続部に接続されるテールコードと、
    前記乗りかごの最上階停止位置での当該乗りかごの上端位置より鉛直方向上側に設けられ、前記テールコードが巻き掛けられるそらせシーブとを備えることを特徴とする、
    テールコード配線構造。
  2. メインロープを介して前記乗りかごに連結され当該乗りかごと連動して昇降可能なつり合いおもりの上部に、前記テールコードを固定する固定装置を備える、
    請求項1に記載のテールコード配線構造。
  3. メインロープを介して前記乗りかごに連結され当該乗りかごと連動して昇降可能なつり合いおもりの下部に、前記テールコードを固定する固定装置を備える、
    請求項1に記載のテールコード配線構造。
  4. 前記乗りかごと連動して当該乗りかごとは反対方向に昇降する部材に、前記テールコードを位置決めしつつ、鉛直方向と交差する方向への当該テールコードの移動を許容するガイドと、
    前記コード接続部に前記テールコードを固定する固定装置とを備える、
    請求項1に記載のテールコード配線構造。
  5. メインロープを介して前記乗りかごに連結され当該乗りかごと連動して昇降可能なつり合いおもりと前記乗りかごとの間で、かつ、前記そらせシーブより鉛直方向下側に、当該つり合いおもりと当該乗りかごとを隔てる隔壁を備える、
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のテールコード配線構造。
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