JP2012184064A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】用紙を始めとしてハガキや厚紙などの幅広い用紙対応力を確保しつつ、給紙カセットに保持する給紙容量を維持したまま、画像形成装置の奥行き、高さの寸法を最小化できる装置を、安価な構成で提供する。
【解決手段】給紙カセット3、最上面の用紙5を給送する上給紙コロ6、上分離部材10、最下面の用紙5を給送する下給紙コロ7、下分離ローラ11、最上面の用紙5を上給紙コロ6に、または最下面の用紙5を下給紙コロ7に選択的に加圧し当接させる加圧手段(給紙切換機構50)、記録ヘッド31、ターン搬送路12、ターン搬送路13を有し、給紙カセット3は記録ヘッド31の下方に配置されており、加圧手段(給紙切換機構50)の選択的な加圧により、最上面の用紙5が上給紙コロ6に、または最下面の用紙5が下給紙コロ7に当接されることにより、ターン搬送路12またはターン搬送路13が使用される。
【選択図】図2
【解決手段】給紙カセット3、最上面の用紙5を給送する上給紙コロ6、上分離部材10、最下面の用紙5を給送する下給紙コロ7、下分離ローラ11、最上面の用紙5を上給紙コロ6に、または最下面の用紙5を下給紙コロ7に選択的に加圧し当接させる加圧手段(給紙切換機構50)、記録ヘッド31、ターン搬送路12、ターン搬送路13を有し、給紙カセット3は記録ヘッド31の下方に配置されており、加圧手段(給紙切換機構50)の選択的な加圧により、最上面の用紙5が上給紙コロ6に、または最下面の用紙5が下給紙コロ7に当接されることにより、ターン搬送路12またはターン搬送路13が使用される。
【選択図】図2
Description
本発明は、画像形成装置に関し、さらに詳しくは、インクジェット方式の画像形成装置を含むプリンタ、プロッタ、ワープロ、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置に関する。
画像形成装置において良好な操作性を実現するためには、装置前面から用紙の補給、印刷された用紙の取り出しができるフロントアクセスが望ましい。そのためには電子写真方式、インクジェット方式を問わず、用紙束を保持しておく用紙カセットを装置下側に配置するとともに、装置前面から用紙補給ができるようにしておき、印刷の際には用紙は用紙カセットから画像形成部を通り、装置前面上部または胴内の排紙トレイ部に排出され、印刷された用紙が装置前面から取り出せるように配設されることが多い。
特にインクジェット方式では、用紙は用紙カセットからUターンして、印刷面を上にして排出されるいわゆるフェイスアップ排紙構成のものが多い。これは印刷された用紙の印刷面を上にして排出することによりインクが乾燥する時間を確保し、排紙トレイ部へのインク移りを防止するとともに、小型化を優先したためである。複数ページの原稿を印刷する際にはページ順が逆となってしまうデメリットはあるものの(現在は多くはソフトウェア上で順序を揃えることが可能であるが)、特に印刷頻度の低いスモールオフィスやコンシューマ向け製品では、設置空間を小さくすることが優先され、印刷面を下にして排出するために、二度Uターンさせることで装置の高さが高くなってしまうよりも、製品を小型化することが求められるためである。このようなUターン搬送パスを持つ構成は多くの製品に採用され、既に知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、記録媒体と搬送経路との接触による記録面の当接傷を抑えつつ、連送搬送による記録速度を可能とし、搬送機構をコンパクトにする目的で、Uターン搬送経路内にスイッチバック搬送経路を備える構成が開示されている。
一方、特許文献2には、簡易な構成で複数のシート積載トレイのいずれかより所望のシートを供給する目的で、シート給送部材と複数のシート積載トレイとの間に働く摩擦力を調整することにより選択的にシートを給送する構成が開示されている。
また、特許文献3には、部品点数の削減および構造の簡素化による小型化を図りつつ省スペースながら多くのカードを収容する目的で、カードが収容されるスタッカ部を上下に分割し、分岐駆動ローラおよび搬送駆動ローラにより収容先のスタッカ部を切り替える構成が開示されている。
しかしながら、上記特許文献1に記載されているようなUターン搬送パス構成では、画像形成装置が大型化しやすいという問題点がある。一般に用紙をターンさせる場合、用紙が折れたり曲がり癖が付いたりしないよう、また搬送負荷の点からある程度の曲率で搬送する必要があり、特にハガキや厚紙など幅広い用紙対応力が求められるスモールオフィスやコンシューマ向けの製品ではターンの曲率は少なくてもR30〜50mmを必要とする。それ故に、装置下側に配設された用紙カセットから画像形成部に用紙をUターン搬送すると、そのUターンの曲率を確保するために、用紙カセットと画像形成部との高さ方向に無駄な空間が生まれ、画像形成装置が大型化してしまう。
一方、上記問題点を解決するために、用紙束を保持しておくオプションの給紙トレイを装置背面側に設け、画像形成部にストレートに給紙する構成も既に知られているが、装置の奥行きが大型化するという問題があり、また使用する用紙によって給紙口を選択する必要があるため、ユーザの使い勝手が低下してしまう。望ましくは単一(一つ)の給紙口で様々な用紙に対応できれば使い勝手の良い製品になる。
また装置を小型化するためだけに、給紙カセットに保持する給紙容量を減らした構成もあるが、頻繁に用紙を補給しなければならなくなり、ユーザの使い勝手を悪くするという問題があった。
また装置を小型化するためだけに、給紙カセットに保持する給紙容量を減らした構成もあるが、頻繁に用紙を補給しなければならなくなり、ユーザの使い勝手を悪くするという問題があった。
特許文献2記載の技術では、単一の給紙口で様々な用紙に対応しつつ、装置の高さおよび奥行きを小さくするという問題点は解消できていない。
また、特許文献3記載の技術では、単一の給紙口で様々な用紙に対応しつつ、装置の高さを小さくするという問題点は解消できていない。
また、特許文献3記載の技術では、単一の給紙口で様々な用紙に対応しつつ、装置の高さを小さくするという問題点は解消できていない。
本発明は、上述した問題点・事情に鑑みてなされたものであり、用紙を始めとしてハガキや厚紙などの幅広い用紙対応力を確保しつつ、単一の給紙口である単一の給紙カセットに保持する給紙容量を維持したまま、画像形成装置の奥行き、高さの寸法を最小化できる画像形成装置を、安価な構成で実現し提供することを主な目的とする。
上述した課題を解決するとともに上述した目的を達成するために、請求項ごとの発明では、以下のような特徴ある手段・発明特定事項(以下、「構成」という)を採っている。
請求項1記載の発明は、シートを収容する単一のシート収容手段と、前記シート収容手段に収容された最上面のシートを給送する第1の給送手段と、第1の給送手段により給送されたシートを1枚に分離する第1の分離手段と、前記シート収容手段に収容された最下面のシートを給送する第2のシート給送手段と、第2の給送手段により給送されたシートを1枚に分離する第2の分離手段と、前記最上面のシートを第1の給送手段に、または最下面のシートを第2の給送手段に選択的に加圧し当接させる加圧手段と、搬送されてくるシートに画像を形成する画像形成手段と、第1の給送手段および第1の分離手段により給送分離されたシートを前記画像形成手段に向けて搬送すべく接続された第1の搬送経路と、第2の給送手段および第2の分離手段により給送分離されたシートを前記画像形成手段に向けて搬送すべく接続された第2の搬送経路とを有し、前記シート収容手段は、前記画像形成手段の下方に配置されており、第1の搬送経路および第2の搬送経路の少なくとも一方は、前記画像形成手段に向かってUターン状に湾曲したUターン搬送経路として形成され、前記加圧手段の選択的な加圧により、前記最上面のシートが第1の給送手段に、または前記最下面のシートが第2の給送手段に当接されることにより、接続された第1または第2の搬送経路が使用されることを特徴とする。
請求項1記載の発明は、シートを収容する単一のシート収容手段と、前記シート収容手段に収容された最上面のシートを給送する第1の給送手段と、第1の給送手段により給送されたシートを1枚に分離する第1の分離手段と、前記シート収容手段に収容された最下面のシートを給送する第2のシート給送手段と、第2の給送手段により給送されたシートを1枚に分離する第2の分離手段と、前記最上面のシートを第1の給送手段に、または最下面のシートを第2の給送手段に選択的に加圧し当接させる加圧手段と、搬送されてくるシートに画像を形成する画像形成手段と、第1の給送手段および第1の分離手段により給送分離されたシートを前記画像形成手段に向けて搬送すべく接続された第1の搬送経路と、第2の給送手段および第2の分離手段により給送分離されたシートを前記画像形成手段に向けて搬送すべく接続された第2の搬送経路とを有し、前記シート収容手段は、前記画像形成手段の下方に配置されており、第1の搬送経路および第2の搬送経路の少なくとも一方は、前記画像形成手段に向かってUターン状に湾曲したUターン搬送経路として形成され、前記加圧手段の選択的な加圧により、前記最上面のシートが第1の給送手段に、または前記最下面のシートが第2の給送手段に当接されることにより、接続された第1または第2の搬送経路が使用されることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、第1および第2の搬送経路は、前記画像形成手段に至るシート搬送方向の下流側で合流して共通搬送経路を構成しており、第2の搬送経路は、前記Uターン搬送経路として構成されており、第1の搬送経路は、前記共通搬送経路と鈍角をなすスイッチバック搬送経路に接続されており、前記スイッチバック搬送経路は、シートをスイッチバックさせるべく正逆転可能な正逆転搬送手段を備えていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の画像形成装置において、第1の給送手段は、シートを給送するときに当接する当接外周部が半月状をなす回転部材からなり、前記Uターン搬送経路からのシート搬送時、前記回転部材は、前記当接外周部が前記Uターン搬送経路から退避していることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3の何れか一つに記載の画像形成装置において、第2の給送手段と第2の分離手段とは、それぞれ独立したローラ状の回転部材であることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項2または3記載の画像形成装置において、前記画像形成手段のシート搬送方向の下流側の前記共通搬送経路に、シートの表裏を反転する第1の反転搬送経路が接続されていることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項2、3または5記載の画像形成装置において、前記画像形成手段のシート搬送方向の下流側の前記共通搬送経路に、正逆転可能な反転搬送手段が設けられ、前記反転搬送手段の配置部に一端が接続され、前記画像形成手段近傍の上方を経由して前記スイッチバック搬送経路に他端が接続された、シートの表裏を反転する第2の反転搬送経路を有することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1ないし6の何れか一つに記載の画像形成装置において、前記画像形成手段は、インクジェット記録方式で画像形成するものであることを特徴とする。
本発明によれば、前記課題を解決して新規な画像形成装置を実現し提供することができる。すなわち、本発明によれば、前記構成により、単一のシート収容手段(例えば給紙カセット)から最大枚数のシートを収容したときのシート束の厚み分に相当する曲率半径が異なる2つのシート搬送経路(第1および第2の搬送経路)を選択的に使用することができるようになり、第1および第2の搬送経路の一方を、対応するシート種(例えば用紙種)により必要な曲率半径に設定しておけば、シート収容手段のシート容量を減らすことなく装置の奥行き、高さを最小化できるとともに、用紙を始めとしてハガキや厚紙などの幅広いシート種対応力が得られ、シート種により複数のシート給送口(例えば装置本体に対して挿脱自在な給紙カセット用の給紙口)を選択する必要もなく、安価な構成で良好な使い勝手を得ることができる。
以下、図を参照して実施例を含む本発明の実施の形態(以下、「実施形態」という)を詳細に説明する。各実施形態および各変形例等に亘り、同一の機能および形状等を有する構成要素(部材や構成部品等)については、混同の虞がない限り一度説明した後では同一符号を付すことによりその説明を省略する。図および説明の簡明化を図るため、図に表されるべき構成要素であっても、その図において特別に説明する必要がない構成要素は適宜断わりなく省略することがある。公開特許公報等の構成要素を引用して説明する場合は、その符号に括弧を付して示し、各実施形態等のそれと区別するものとする。
(第1の実施形態)
図1〜図3を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態を示すインクジェット方式の画像形成装置1の外観斜視図、図2は、同画像形成装置1の内部構成および第1Uターン搬送路12を使用する際の動作を示す概略的な縦断面図、図3は、同画像形成装置の給紙切換機構および第1Uターン搬送路12を使用する際の動作を示す要部の拡大断面図である。
図1〜図3を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態を示すインクジェット方式の画像形成装置1の外観斜視図、図2は、同画像形成装置1の内部構成および第1Uターン搬送路12を使用する際の動作を示す概略的な縦断面図、図3は、同画像形成装置の給紙切換機構および第1Uターン搬送路12を使用する際の動作を示す要部の拡大断面図である。
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施形態に係るインクジェット方式の画像形成装置1全体の構成および動作を説明する。このインクジェット方式の画像形成装置1としては、例えばインクジェット記録装置であるインクジェットプリンタなどが挙げられる。同図に示す画像形成装置1は、インクジェット方式で画像形成を行う例えばシリアル型のインクジェットプリンタである。
図1に示すように、画像形成装置1の前面の右下部に、イエロー(Y)用のインクカートリッジ2Y、マゼンタ(M)用のインクカートリッジ2M、シアン(C)用のインクカートリッジ2C、ブラック(K)用のインクカートリッジ2K(以下、総括的に「インクカートリッジ2」ともいう)を搭載するためのインクカートリッジ搭載部が設けられて、ユーザは空になったインクカートリッジ2をインクジェット画像形成装置1(以下、単に「画像形成装置1」という)の前面側から操作して交換することができるようになっている。インクカートリッジ搭載部の上部近傍には、各色のインクカートリッジ2の残量がニアーエンドおよびエンドになったことを表示するための各色の残量表示部や、操作部としての電源ボタン、用紙送り/印刷再開ボタン、キャンセルボタンなども配置されている。
画像形成装置1の下部には、装置本体1Aに対して着脱・挿脱自在なシート収容手段としての、用紙カセットとも呼ばれる単一の給紙カセット3が設けられており、シート状記録媒体ないしシートとも呼ばれる用紙や記録紙あるいはハガキなどが補給できるようになっている。給紙カセット3の上方には、排紙トレイ4が設けられており、印刷が終了した用紙が取り出せるようになっている。
このように、本実施形態では、インクや用紙などの補給、印刷が終了した用紙を取り出す操作を画像形成装置1の前面(正面)側から操作、いわゆるフロントオペレーション・フロントアクセスできるように構成したことで、画像形成装置1を棚や机上の小さな空間に設置することが可能となり、さらには左右に隣接して他のものを置いたり、また事務所等の壁の角部に沿って画像形成装置1を設置でき、狭い空間に設置しても良好な操作性を実現することができる。
給紙カセット3は、装置本体1Aの下側に配設されて、シート束としての用紙束5Aを収容・貯蔵しており、装置本体1Aに対して挿脱自在に支持され、用紙を補給できるようになっている。また、給紙カセット3は、後述する画像形成手段としてのインクジェット記録ヘッド31を備えた画像形成部30の下方に配置されている。
給紙カセット3の用紙送り方向先端部には、給紙カセット3に収容積載された最上面の用紙5に接触可能かつ給送可能に第1の給送手段としての上給紙コロ6が、最下面に接触可能かつ給送可能に第2の給送手段としての下給紙コロ7が、それぞれ配設されている。
給紙カセット3の用紙送り方向先端部には、給紙カセット3に収容積載された最上面の用紙5に接触可能かつ給送可能に第1の給送手段としての上給紙コロ6が、最下面に接触可能かつ給送可能に第2の給送手段としての下給紙コロ7が、それぞれ配設されている。
上給紙コロ6および下給紙コロ7は、図示しないギヤやベルト等の駆動力伝達手段を介して駆動源としての図示しないモータに連結されている。駆動源は、それぞれ独立した駆動源であっても良いし、電磁クラッチ等を介して共通の駆動源であっても構わない(後述する実施形態でも同じ)。上給紙コロ6および下給紙コロ7は、共に用紙5を繰り出し可能に装置本体1Aに回転自在に支持され、かつ、その位置に関しては移動不能に支持されている。また、上給紙コロ6および下給紙コロ7は、共に画像形成装置で使用される用紙種(シート種類)5に対して摩擦係数の大きいゴムなどの高摩擦材料で外周部が形成されている。
給紙カセット3の用紙束5Aの下には、用紙を積載するためのシート積載部材としての底板8が配設され、後述する加圧手段によって用紙束5Aを上給紙コロ6へ選択的に加圧・付勢するようになっている。さらに、用紙束5Aの最上面には、用紙束5Aの下部を下給紙コロ7に加圧・付勢する、上記加圧手段の一部を構成する加圧板9が配設されている。上給紙コロ6の下側には、上給紙コロ6により給紙された用紙5を1枚ずつ分離する第1の分離手段としての上分離部材10が配設されている。上分離部材10は、用紙5に対して摩擦係数の大きいゴムなどの高摩擦材料が用いられ、圧縮バネなどの付勢手段によって上給紙コロ6に当接する向きに付勢されている。
また、下給紙コロ7の用紙送り方向下流側には、下給紙コロ7により給紙された用紙5を1枚ずつ分離する第2の分離手段としての下分離ローラ対11がそれぞれ配設されている。下分離ローラ対11は、いわゆる戻し分離方式であるFRR給紙方式と呼ばれている公知のシート分離方式である。すなわち、2枚以上の用紙を下給紙コロ7が引き出した場合には、下分離ローラ対11の一方のフィードローラに接した1枚の用紙と、他方のローラであるリバースローラに接したこれ以外の他の用紙とに分離させ、フィードローラは、1枚の用紙をそのまま用紙搬送方向に進めて送り出す一方、リバースローラは、他の用紙を用紙搬送方向とは逆の方向に進めて積層された元の位置に戻し、かつ、リバースローラは、フィードローラによる用紙搬送を妨げないように構成されている。
図3を参照して、底板8上の最上面の用紙5を上給紙コロ6に、または底板8上の最下面の用紙5を下給紙コロ7に選択的に加圧し当接させる加圧手段としての給紙切換機構50を説明する。
給紙切換機構50は、給紙カセット3の底部壁3bのブラケットに回動自在に支持された駆動軸51と、基端部が駆動軸51に固定され、該駆動軸51の回動によって駆動軸51を支点として揺動する上昇レバー52と、図示しないカップリングを介して駆動軸51に選択的に駆動力を伝達する駆動手段としての駆動モータ53と、用紙種(シート種類)を検知するシート種類検知手段としての用紙種センサ22と、底板8上の最上面の用紙5を加圧する加圧板9と、底板8上の最上面の用紙5を検知する最上面シート検知手段としての透過型のフォトセンサ(図示せず)とから主に構成されている。
給紙切換機構50は、給紙カセット3の底部壁3bのブラケットに回動自在に支持された駆動軸51と、基端部が駆動軸51に固定され、該駆動軸51の回動によって駆動軸51を支点として揺動する上昇レバー52と、図示しないカップリングを介して駆動軸51に選択的に駆動力を伝達する駆動手段としての駆動モータ53と、用紙種(シート種類)を検知するシート種類検知手段としての用紙種センサ22と、底板8上の最上面の用紙5を加圧する加圧板9と、底板8上の最上面の用紙5を検知する最上面シート検知手段としての透過型のフォトセンサ(図示せず)とから主に構成されている。
給紙カセット3の底部壁3bおよび底板8における給紙方向の下流端部(図3において右端部)には、下給紙コロ7を干渉することなく臨ませるための開口3a、8aがそれぞれ形成されている。
駆動モータ53は、例えばパルス入力で駆動する正逆転可能なステッピングモータなどが望ましく用いられる。給紙カセット3が装置本体1Aに装着されると、図示しないカップリングを介して、駆動軸51の一端部が駆動モータ53に連結されることで、駆動モータ53の駆動力が駆動軸51に伝達可能となるように構成されている。
駆動モータ53は、例えばパルス入力で駆動する正逆転可能なステッピングモータなどが望ましく用いられる。給紙カセット3が装置本体1Aに装着されると、図示しないカップリングを介して、駆動軸51の一端部が駆動モータ53に連結されることで、駆動モータ53の駆動力が駆動軸51に伝達可能となるように構成されている。
用紙種センサ22は、底板8上の最上面の用紙5が上給紙コロ6に当接可能となる当接位置近傍の装置本体1Aに固設されており、例えばレーザ光を射出しその透過光量の違いから用紙の厚みを検知できる公知のセンサである。用紙種センサ22配置部に対応した加圧板9の一部は、切り欠かれて開口となっている。
上記透過型のフォトセンサは、底板8上の最上面の用紙5における用紙搬送方向の下流側先端部、すなわち上給紙コロ6により給送可能となる当接位置を占めた用紙5に当接する図示しない当接検知部材としての可動片を備えた公知のセンサである。
上記透過型のフォトセンサは、底板8上の最上面の用紙5における用紙搬送方向の下流側先端部、すなわち上給紙コロ6により給送可能となる当接位置を占めた用紙5に当接する図示しない当接検知部材としての可動片を備えた公知のセンサである。
本実施形態では、上給紙コロ6および上分離部材10により給送分離された用紙を後述する画像形成手段を備えた画像形成部30に向けて搬送すべく接続された第1の搬送経路としての第1Uターン搬送路12(以下、単に「ターン搬送路12」という)と、下給紙コロ7および下分離ローラ対11により給送分離された用紙を画像形成部30に向けて搬送すべく接続された第2の搬送経路としての第2Uターン搬送路13(以下、単に「ターン搬送路13」という)とを有している。
ターン搬送路12,13を含め、後述する各種搬送路は、特に説明を加えない限り、樹脂や鋼板など適宜の材質からなる一対のガイド部材で画定されて構成されているものとする(後述する実施形態でも同じ)。
ターン搬送路12,13を含め、後述する各種搬送路は、特に説明を加えない限り、樹脂や鋼板など適宜の材質からなる一対のガイド部材で画定されて構成されているものとする(後述する実施形態でも同じ)。
ターン搬送路12は、薄紙や一般の普通紙がターンできる曲率半径で構成されている。ターン搬送路13は、ハガキや厚紙などコシの強い用紙がターンできる曲率半径で、つまり給紙カセット3に収容積載可能な最大用紙束5Aの厚み分に対応してターン搬送路12の曲率半径よりも大きく取れる曲率半径で構成されている。
ターン搬送路12およびターン搬送路13は、画像形成部30に至る用紙搬送方向の下流側で合流して共通搬送経路としての共通搬送路32を構成している。共通搬送路32の用紙搬送方向の下流には、搬送されてくる用紙をさらに用紙搬送方向の下流に向けて搬送する一対の第1搬送ローラ14と、一対の第2搬送ローラ15と、後述するように機能する先端コロ対19および拍車コロ対20と、画像形成された用紙5を排出する一対の排紙ローラ21とがこの順に配設されている。
第1搬送ローラ14や第2搬送ローラ15、先端コロ対19および拍車コロ対20を始めとして、後述する各種ローラ対は、図示しないギヤやベルト等の駆動力伝達手段を介して駆動源としての図示しないモータに連結されている。駆動源は、それぞれ独立した駆動源であっても良いし、電磁クラッチ等を介して共通の駆動源であっても構わない(後述する実施形態でも同じ)。
画像形成部30には、搬送されてくる用紙に画像を形成する画像形成手段としてのインクジェット記録ヘッド31(以下、「記録ヘッド31」という)を備えたキャリッジ16が配設されている。記録ヘッド31は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の液滴であるインクを吐出する複数のノズル列を有する。
キャリッジ16には、各記録ヘッド31に各色のインクを供給するための各色のインクタンク(図示せず)を搭載している。この各色のインクタンクには、各色の可撓性を有する供給チューブ(図示せず)を介して、上記したインクカートリッジ2に収納された各色のインクが図示しない供給ポンプユニットを介して補充供給される。
キャリッジ16には、各記録ヘッド31に各色のインクを供給するための各色のインクタンク(図示せず)を搭載している。この各色のインクタンクには、各色の可撓性を有する供給チューブ(図示せず)を介して、上記したインクカートリッジ2に収納された各色のインクが図示しない供給ポンプユニットを介して補充供給される。
キャリッジ16は、装置本体1Aに横架したガイド部材である主従のガイドロッド17によりガイドされ、駆動源である図示しない主走査モータにより主走査方向(図2において紙面に垂直な方向)に往復運動して走査・移動するように摺動自在に保持されている。インクカートリッジ2から上記インクチューブを通してインクが記録ヘッド31に供給され、キャリッジ16が往復運動をすることで記録ヘッド31からインクが微小なインク滴として吐出され、用紙のガイド部材であるプラテン18上を搬送される用紙に着弾することで印刷が行われる。
プラテン18の用紙搬送方向の上流側には、先端加圧コロ対19、下流側には拍車コロ対20が配設され、印刷中の用紙の平面性を保つようになっており、プラテン18との協業で記録ヘッド31と用紙の間の距離を一定に保つことで、着弾ズレのない良好な画像が形成されるようになっている。拍車コロ対20の用紙搬送方向の下流には、画像形成された用紙を排紙トレイに向けて搬送排出する排紙ローラ21と、上記した排紙トレイ4とが配設されている。
プラテン18の用紙搬送方向の上流側には、先端加圧コロ対19、下流側には拍車コロ対20が配設され、印刷中の用紙の平面性を保つようになっており、プラテン18との協業で記録ヘッド31と用紙の間の距離を一定に保つことで、着弾ズレのない良好な画像が形成されるようになっている。拍車コロ対20の用紙搬送方向の下流には、画像形成された用紙を排紙トレイに向けて搬送排出する排紙ローラ21と、上記した排紙トレイ4とが配設されている。
図1〜図3に基づいて、上述のように構成した画像形成装置の全体動作を説明する。
用紙種センサ22により給紙カセット3にセットした用紙種(シート種類)が検知されると、この検知信号に基づいて、装置本体1Aに配設され画像形成装置1の全体動作の制御を行う図示しない制御部の制御手段によって、その用紙種に応じて、底板8上の用紙が上給紙コロ6または下給紙コロ7に選択的に当接するように駆動モータ53が制御される。上記制御手段は、例えばCPU、ROM、RAMおよびタイマ等を備えて構成されたマイクロコンピュータを具備して構成される。
用紙種センサ22により給紙カセット3にセットした用紙種(シート種類)が検知されると、この検知信号に基づいて、装置本体1Aに配設され画像形成装置1の全体動作の制御を行う図示しない制御部の制御手段によって、その用紙種に応じて、底板8上の用紙が上給紙コロ6または下給紙コロ7に選択的に当接するように駆動モータ53が制御される。上記制御手段は、例えばCPU、ROM、RAMおよびタイマ等を備えて構成されたマイクロコンピュータを具備して構成される。
図2において、底板8上の最上面の用紙5が上給紙コロ6に当接するように駆動モータ53が制御される場合、制御手段は上記透過型のフォトセンサからの信号を参照しながら、例えば所定パルス数分だけ駆動モータ53をして正転駆動させるような指令を送ることによって、駆動モータ53の駆動力が駆動軸51に伝達され、上昇レバー52が揺動上昇することで底板8が持ち上げられ、底板8上の最上面の用紙5が上給紙コロ6に当接し、上給紙コロ6から給送可能な状態となる。
一方、底板8上の最下面の用紙5が下給紙コロ7に当接するように駆動モータ53が制御される場合、制御手段は図示しないホームポジションセンサ(底板8が底部壁3a上面に突き当たり位置することを検知する例えば反射型のフォトセンサが用いられる)からの信号を参照しながら、例えば所定パルス数分の逆転駆動させるような指令を駆動モータ53に送ることによって、上述したとは逆の動作が行われ、上昇レバー52が揺動下降することで、底板8がホームポジションを占めて底部壁3a上面に突き当たり載置された状態になるとともに、底板8上の最下面の用紙5が下給紙コロ7に当接し、下給紙コロ7から給送可能な状態となる。
本実施形態では、下給紙コロ7からの給紙の際には、加圧板9を底板8上の最上面の用紙5の用紙搬送方向における下流側(図3の右側である用紙5の先端部側)に載置する構成であることにより、底板8がホームポジションを占めた状態において、底板8上の最下面の用紙5には加圧板9および用紙束5Aの自重が常に作用することとなるので、加圧板9以外の特別のバネ等の加圧部材を用いない構成としている。このため、加圧板9は、底板8上の用紙5が印刷に使用されて残り少なくなった最後の1枚までも下給紙コロ7に確実に当接させ得るような比較的小さな荷重に設定すれば良い。
加圧板9の底板8上の最上面の用紙5への載置は、上給紙か下給紙かによってその都度ユーザによる操作によって着脱しても良いが、用紙補給時の操作性を損なう虞があるため、加圧板9を装置本体1A内部に設けて、給紙カセット3の挿脱に連動して加圧板9を接離させるような機構が好ましい(例えば、特開2010−58864号公報参照)。
上給紙コロ6または下給紙コロ7が回転することにより、給紙カセット3内の用紙束5Aから用紙5が引き出され、上分離部材10または下分離ローラ対11の働きにより1枚ずつに分離され、ターン搬送路12またはターン搬送路13を通り、第1搬送ローラ14により挟持して搬送され、第2搬送ローラ15を経て、画像形成部30に送り込まれる。
画像形成部30では、先端加圧コロ対19および拍車コロ対20の一時的な駆動停止状態において、キャリッジ16を移動させながら画像信号に応じて各色の記録ヘッド31を駆動することにより、停止している用紙5にインクを吐出して1行分を記録し、先端加圧コロ対19および拍車コロ対20の再びの駆動により用紙5を所定量搬送後、次の行の記録を行う。こうして画像を形成された用紙5は、続いて排紙ローラ21により搬送され、排紙トレイ4上に排出・積載される。
上記動作は、用紙種センサ22を用いた場合の制御であったが、これに限らず、用紙種センサ22に代えて、画像形成装置1に通信可能に接続されたパソコン等のコンピュータに内蔵されているプリンタドライバを用いて、ユーザが使用する用紙の用紙種設定により制御しても良いことは無論である。
以上説明したように、本実施形態によれば、給紙カセット3から曲率半径の異なるターン搬送路12およびターン搬送路13にそれぞれ接続するように上給紙コロ6と下給紙コロ7とを設け、底板8または加圧板9の何れか一方により、それぞれ上給紙コロ6または下給紙コロ7のどちらかに選択的に用紙束5Aの最上面または最下面の用紙を当接することで、単一の給紙口である給紙カセット3から様々な用紙に対応できる上、装置の小型化を実現することができる。
すなわち、従来の画像形成装置では、唯一のUターン搬送路のみであったので、ハガキや厚紙に対応しようとすれば曲率半径を大きくしなければならず、給紙カセット3から画像形成部の間に無駄な空間が生じることにより画像形成装置が大型化していた。
これに対して本実施形態では、ターン搬送路12は薄紙や一般の普通紙がターンできる曲率半径で構成することで画像形成装置1の小型化を実現し、ターン搬送路12では搬送することが困難なハガキや厚紙などコシの強い用紙は、用紙束5Aの厚み分、曲率半径の大きく取れるターン搬送路13により搬送するように構成している。下給紙コロ7は、下分離ローラ対11と独立させることで、上給紙コロ6と比べて小径化が可能となり、画像形成装置1の薄型化が図られている。
これに対して本実施形態では、ターン搬送路12は薄紙や一般の普通紙がターンできる曲率半径で構成することで画像形成装置1の小型化を実現し、ターン搬送路12では搬送することが困難なハガキや厚紙などコシの強い用紙は、用紙束5Aの厚み分、曲率半径の大きく取れるターン搬送路13により搬送するように構成している。下給紙コロ7は、下分離ローラ対11と独立させることで、上給紙コロ6と比べて小径化が可能となり、画像形成装置1の薄型化が図られている。
また、給紙カセット3を画像形成部30の下方に配置し、装置前面から用紙補給ができるように構成し、給紙カセット3からUターンして画像形成部30に用紙5を搬送し、装置前面上部または胴内の排紙トレイ4に排出され、印刷された用紙5が装置前面から取り出せるように構成することでフロントアクセス・フロントオペレーションを実現したので、操作性が向上している。
上述したとおり、本実施形態によれば、単一の給紙カセット3から最大枚数の用紙束5Aを収容したときの厚み分に相当する曲率半径が異なる2つのターン搬送路12およびターン搬送路13を選択的に使用することができるようになり、ターン搬送路12およびターン搬送路13一方を、対応する用紙種により必要な曲率半径に設定しておけば、給紙カセット3の用紙容量を減らすことなく装置の奥行き、高さを最小化できるとともに、用紙を始めとしてハガキや厚紙などの幅広い用紙種(シート種)対応力が得られ、用紙種により複数のシート給送口(例えば装置本体に対して挿脱自在な給紙カセット用の給紙口)を選択する必要もなく、安価な構成で良好な使い勝手を得ることができる。
(第2の実施形態)
図4を参照して、第2の実施形態を説明する。同図は、第2の実施形態を示すインクジェット方式の画像形成装置1の内部構成および第1搬送路33を使用する際の動作を示す概略的な縦断面図である。
第2の実施形態は、上述した第1の実施形態と比較して、図4に示すように、給紙カセット3の容量を増加させつつも、さらに画像形成装置1の高さ寸法を低減し、薄型化を図った構成である点が相違する。
図4を参照して、第2の実施形態を説明する。同図は、第2の実施形態を示すインクジェット方式の画像形成装置1の内部構成および第1搬送路33を使用する際の動作を示す概略的な縦断面図である。
第2の実施形態は、上述した第1の実施形態と比較して、図4に示すように、給紙カセット3の容量を増加させつつも、さらに画像形成装置1の高さ寸法を低減し、薄型化を図った構成である点が相違する。
具体的には、第2の実施形態は、図1〜図3に示した第1の実施形態と比較して、図4に示すように、上給紙コロ6に代えて、上給紙コロ6Aを用いる点、ターン搬送路12を除去しこれに代えて、第1の搬送経路としての第1搬送路33を用いる点、第1搬送路33が、共通搬送路32と鈍角をなすスイッチバック搬送経路としてのスイッチバック搬送路23に接続されている点、これらの変更に伴い一対の第2搬送ローラ15を除去した点が主に相違する。上記相違点以外の第2の実施形態の構成は、第1の実施形態と同様である。
ターン搬送路13は、用紙束5A下方の下給紙コロ7に接続されている。本実施形態では、薄紙や一般の普通紙は下給紙コロ7により用紙束5Aの下側から給送され、ターン搬送路13および共通搬送路32を通り画像形成部30に搬送されることにより、連続印刷時の連送により印字速度のスループットを確保できるようになっている。
上給紙コロ6Aは、用紙を給送するときに当接する当接外周部が半月状をなす回転部材からなる第1の給送手段として機能する。上給紙コロ6Aは、半月状の形状を有することで、第1搬送路33やターン搬送路13を搬送される用紙と干渉し邪魔にならないよう、その搬送路の空間を確保する位置で静止するようにホームポジションが設定されている。すなわち、上給紙コロ6Aは、第1の実施形態の上給紙コロ6と同様に、用紙幅方向の略中央部分にのみローラ形状を有する串刺し状の半月状のローラであり、ホームポジション状態において、半月状の形状でない切り欠き部分が第1搬送路33やターン搬送路13に臨むようになっている。上給紙コロ6Aの実線で示す半月状のローラが二点鎖線で示すように用紙給送時に回転した際には、第1搬送路33やターン搬送路13の略中央部分には半月状のローラ部分を干渉なく臨ませるための開口(図示せず)が形成されている。
スイッチバック搬送路23は、一端が第1搬送路33に連通・接続され、他端が装置本体1Aの上部壁面上に連通・開口していて、図においてやや右上に傾斜して形成されている。スイッチバック搬送路23は、用紙5をスイッチバックさせるべく正逆転可能な正逆転搬送手段としての一対のスイッチバックローラ24を備えている。
次に、第1の実施形態と相違する点を中心に動作を説明する。本実施形態においては、ハガキや厚紙などコシの強い用紙束5Aの最上面の用紙5は、上給紙コロ6Aに当接するように構成されており、その際、上分離部材10との協働作用により1枚に分離されて引き出され、第1搬送路33を経由してスイッチバック搬送路23へ搬送される。スイッチバックローラ24は、例えば正転駆動されることにより用紙5を挟持しながら上方へ用紙5を搬送し、用紙5の後端が給紙カセット3から出た時点で、一旦搬送を停止した後、スイッチバックローラ24は逆転駆動され、用紙5の後端が先端となって共通搬送路32を経由して画像形成部30へ送り込まれる。
なお、この際、スイッチバック搬送路23と共通搬送路32とは鈍角をなす接続関係にしているため、スイッチバックされた用紙5のコシを利用して共通搬送路32へ搬送されるように構成しているが、第1搬送路33側への搬送防止を図るため分岐爪などの搬送経路切替手段を適宜配置しても良い。
なお、この際、スイッチバック搬送路23と共通搬送路32とは鈍角をなす接続関係にしているため、スイッチバックされた用紙5のコシを利用して共通搬送路32へ搬送されるように構成しているが、第1搬送路33側への搬送防止を図るため分岐爪などの搬送経路切替手段を適宜配置しても良い。
第2の実施形態によれば、上述の構成とすることで、用紙種によってターン搬送路13およびスイッチバック搬送路23を選択的に使用、すなわち底板8上の用紙束5Aの最上面からの給紙搬送路をスイッチバック方式とすることで、給紙カセット3の容量を減らすことなく画像形成装置1の高さ寸法をさらに低減して薄型の装置を実現し、使用頻度の高い普通紙の印字速度を低下させることなく、スイッチバック搬送によりコシの強い厚紙まで搬送できる画像形成装置1を実現し提供することが可能となる。
また、上給紙コロ6Aの退避した空間に共通搬送路32および第1搬送路33を形成することができたので、さらなる装置の薄型化が図れる。
また、上給紙コロ6Aの退避した空間に共通搬送路32および第1搬送路33を形成することができたので、さらなる装置の薄型化が図れる。
(第3の実施形態)
図5を参照して、第3の実施形態を説明する。同図は、第3の実施形態を示すインクジェット方式の画像形成装置1の内部構成および第1搬送路33を使用する際の動作を示す概略的な縦断面図である。
第3の実施形態は、上述した第2の実施形態と比較して、図5に示すように、近年の環境意識の高まりからニーズの高くなっている自動両面印刷に対応した構成である両面ユニット25を付設した点が主に相違する。両面ユニット25は、オプショナルユニットであり、画像形成装置1の装置本体1Aに対し着脱自在に構成されている。
図5を参照して、第3の実施形態を説明する。同図は、第3の実施形態を示すインクジェット方式の画像形成装置1の内部構成および第1搬送路33を使用する際の動作を示す概略的な縦断面図である。
第3の実施形態は、上述した第2の実施形態と比較して、図5に示すように、近年の環境意識の高まりからニーズの高くなっている自動両面印刷に対応した構成である両面ユニット25を付設した点が主に相違する。両面ユニット25は、オプショナルユニットであり、画像形成装置1の装置本体1Aに対し着脱自在に構成されている。
具体的には、第3の実施形態は、図4に示した第2の実施形態と比較して、図5に示すように、画像形成部30の用紙搬送方向の下流側の共通搬送路32に、用紙5の表裏を反転する第1の反転搬送経路としての反転搬送路34が接続されている点、一対の排紙ローラ21に代えて、画像形成部30の用紙搬送方向の下流側の共通搬送路32に、用紙を排出する排出手段を兼ねるとともに、正逆転可能な反転搬送手段としての上下一対の排紙ローラ21Aが設けられている点、共通搬送路32と反転搬送路34との接続部である合流路に設けられた上下一対の排紙ローラ21Aの間に、搬送経路切替手段としての切替フラップ26を配置した点、反転搬送路34に、第1両面ローラ27、第2両面ローラ28および第3両面ローラ29を配設した点が主に相違する。上記相違点以外の第3の実施形態の構成は、第2の実施形態と同様である。
切替フラップ26は、基端部が軸26aに固着されていて、先端部が軸26aを中心として揺動可能に構成されている。また、切替フラップ26は、軸26aの外周部に上下一対の排紙ローラ21Aに従動して回動するローラ部が設けられている。上下一対の排紙ローラ21Aは、何れも駆動ローラである。
切替フラップ26は、例えば駆動源としてのソレノイドと付勢手段としての引張バネとの組み合わせで用紙搬送路や用紙搬送方向を切替可能になっているとともに、切替フラップ26の一部の部材面が用紙の搬送ガイド面も兼ねるように構成されている。切替フラップ26のホームポジションは、その先端部が右上に変位して画像形成された用紙を排紙トレイ4に排出・搬送する位置に設定されている。
切替フラップ26は、例えば駆動源としてのソレノイドと付勢手段としての引張バネとの組み合わせで用紙搬送路や用紙搬送方向を切替可能になっているとともに、切替フラップ26の一部の部材面が用紙の搬送ガイド面も兼ねるように構成されている。切替フラップ26のホームポジションは、その先端部が右上に変位して画像形成された用紙を排紙トレイ4に排出・搬送する位置に設定されている。
反転搬送手段は、上記した一対の排紙ローラ21Aと、切替フラップ26の軸26aの外周部に設けられたローラ部と、切替フラップ26との組み合わせに限らず、例えば切替フラップを一対の排紙ローラの用紙搬送方向の上流側近傍に独立して配設するとともに、一対の排紙ローラに代えて、3連の回転部材群で構成しても良い。このような3連の回転部材群としては、例えば、切替フラップ26のローラ部に代えて、駆動ローラとしての単一の排紙ローラと、単一の排紙ローラに従動する一対の排紙従動ローラとで構成されている公知技術を挙げられる。この3連の回転部材群で構成されたシート排出手段ないし反転搬送手段としては、例えば特開2008−285279号公報の図2等に開示されている排紙装置(80)の要部と同様の構成である。
次に、第2の実施形態と相違する点を中心に動作を説明する。本実施形態においては両面印刷を行う場合、画像形成部30にて表面を印字された用紙5は共通搬送路32の下流側(図において右から左に向かう方向)へと搬送され、その際、切替フラップ26の切替動作、すなわち先端部が図5に示すように右斜め下方に位置するように変位する動作および上側の排紙ローラ21Aの例えば正転駆動により、両面ユニット25内部の反転搬送路34の上向き搬送路部分に案内される。そして、表面を印字された用紙5は反転搬送路34に配設された第1両面ローラ27、第2両面ローラ28、第3両面ローラ29を経て、表裏を反転され、図5に示す位置に変位している切替フラップ26および上側の排紙ローラ21Aの例えば逆転駆動により、共通搬送路32の上流側(図において左から右に向かう方向)に案内・搬送され、画像形成部30を通り、スイッチバック搬送路23へ搬送される。表面を印字された用紙5はスイッチバック搬送路23へ搬送された後、再びスイッチバックして画像形成部30に搬送され、画像形成部30にて用紙5の裏面に印字され、共通搬送路32を通る際に、切替フラップ26の切替動作、すなわち先端部が図5に示すように右斜め上方に位置するように変位する動作および下側の排紙ローラ21Aの例えば正転駆動により、共通搬送路32の下流側に案内・搬送されて、排紙トレイ4へ排出・積載される。
本実施形態によれば、第2の実施形態の利点・効果に加えて、装置の奥行き、高さの増加を最小に抑えた自動両面印刷装置を実現し提供できる。また、上述のように両面ユニット25をオプション構成としたため、製品の仕様により自動両面対応・非対応を選択できる利点もある。
(第4の実施形態)
図6を参照して、第4の実施形態を説明する。同図は、第4の実施形態を示すインクジェット方式の画像形成装置1の内部構成および第1搬送路33を使用する際の動作を示す概略的な縦断面図である。
第3の実施形態では、上述した利点・効果を奏するものの、排紙トレイ4の一部が両面ユニット25により隠れてしまうため、小サイズの用紙の取り出しがし難いという懸念がある。そこで、本実施形態ではその懸念も解消できるように構成した。
図6を参照して、第4の実施形態を説明する。同図は、第4の実施形態を示すインクジェット方式の画像形成装置1の内部構成および第1搬送路33を使用する際の動作を示す概略的な縦断面図である。
第3の実施形態では、上述した利点・効果を奏するものの、排紙トレイ4の一部が両面ユニット25により隠れてしまうため、小サイズの用紙の取り出しがし難いという懸念がある。そこで、本実施形態ではその懸念も解消できるように構成した。
第4の実施形態は、上述した第3の実施形態と比較して、図5に示したオプション構成の両面ユニット25に代えて、図6に示すように、両面搬送パスを装置本体1A固定とした自動両面印刷に対応した構成である点が主に相違する。
具体的には、第4の実施形態は、図5に示した第3の実施形態と比較して、図6に示すように、反転搬送路34に代えて、排紙ローラ21Aの配置部に一端が接続され、画像形成部30近傍の上方を経由してスイッチバック搬送路23に他端が接続された、用紙の表裏を反転する第2の反転搬送経路としての反転搬送路35を用いる点が主に相違する。
上記相違点以外の第4の実施形態の構成は、第3の実施形態と同様である。すなわち、共通搬送路32と反転搬送路35との接続部である合流路には、第3の実施形態と同様の搬送経路切替手段としての切替フラップ26および切替フラップ26を挟む状態で上下一対の排紙ローラ21Aが配置されている。
次に、第3の実施形態と相違する点を中心に動作を説明する。本実施形態においては両面印刷を行う場合、画像形成部30にて表面を印字された用紙5は共通搬送路32の下流側(図において右から左に向かう方向)へと搬送され、その際、切替フラップ26の切替動作、すなわち先端部が図6に示すように右斜め下方に位置するように変位する動作および上側の排紙ローラ21Aの例えば正転駆動により、排紙トレイ4上に向けて排出されるが完全に排出仕切ることはなく、上側の排紙ローラ21は用紙5の後端を保持したまま反転(例えば逆転)駆動することにより、用紙が5スイッチバックされ、画像形成部30(キャリッジ16近傍の上)近傍の上に配設された反転搬送路35に引き込まれる。さらに表面を印字された用紙5は、第1両面ローラ27、第2両面ローラ28を経て、スイッチバック搬送路23へ搬送され、スイッチバックローラ24の例えば逆転駆動により、共通搬送路32に搬送され、第1搬送ローラ14を通り、再び画像形成部30により用紙5の裏面に画像が形成され、共通搬送路32を通る際に、切替フラップ26の切替動作、すなわち先端部が図6において示すように右斜め上方に位置するように変位する動作および下側の排紙ローラ21Aの例えば正転駆動により、排紙トレイ4へ案内・搬送されて、排紙トレイ4に排出・積載される。
本実施形態によれば、第2の実施形態の利点・効果に加えて、排紙部から画像形成部30の上方を通りスイッチバック搬送路23へ接続される反転搬送路35(両面搬送路)を構成することで、高さの増加を最小に抑えた自動両面印刷装置を実現し提供できる。また、図5の第3の実施形態と異なり両面搬送路としての反転搬送路35の配置部分が排紙された用紙を取り出す操作の邪魔になることはなく、両面パスを構成しながらも本発明による装置を薄型化できる効果を発揮できる。
以上述べたとおり、本発明を特定の実施形態等について説明したが、本発明が開示する技術は、上述した実施例を含む実施形態等に例示されているものに限定されるものではなく、それらを適宜組み合わせて構成してもよく、本発明の範囲内において、その必要性および用途等に応じて種々の実施形態や変形例あるいは実施例を構成し得ることは当業者ならば明らかである。
本発明に係る画像形成装置は、上記した第1〜第4の実施形態におけるインクジェット方式の画像形成装置1を始めとして、印字面を上にしてフェイスアップ排紙するインクジェット方式の画像形成装置に特に適しているものであったが、これに限らず、例えば、プリンタ、プロッタ、ワープロ、ファクシミリ、複写機等またはこれら2つ以上の機能を備えた複合機等においてインクジェット記録装置を含む画像形成装置にも適用可能である。
また、シートとしては、用紙5に限らず、上記したように使用可能な薄紙から厚紙、はがき、封筒、あるいはOHPシート等まで、インクジェット方式で画像形成可能な全てのシートを含むものである。
また、シートとしては、用紙5に限らず、上記したように使用可能な薄紙から厚紙、はがき、封筒、あるいはOHPシート等まで、インクジェット方式で画像形成可能な全てのシートを含むものである。
1 インクジェット方式の画像形成装置
1A 装置本体
2 インクカートリッジ
3 給紙カセット(シート収容手段)
4 排紙トレイ
5 用紙(シート・シート状記録媒体)
5A 用紙束(シート束)
6,6A 上給紙コロ(第1の給送手段)
7 下給紙コロ(第2の給送手段)
8 底板(シート積載手段)
9 加圧板(加圧手段を構成)
10 上分離部材(第1の分離手段)
11 下分離ローラ対(第2の分離手段)
12 ターン搬送路(第1の搬送経路、Uターン搬送路)
13 ターン搬送路(第2の搬送経路、Uターン搬送路)
22 用紙種センサ(加圧手段を構成)
23 スイッチバック搬送路(スイッチバック搬送経路)
24 スイッチバックローラ(正逆転搬送手段)
25 両面ユニット
26 切替フラップ(搬送経路切替手段)
30 画像形成部
31 インクジェット記録ヘッド(画像形成手段)
32 共通搬送路(共通搬送経路)
33 第1搬送路(第1の搬送経路)
34 反転搬送路(第1の反転搬送経路)
35 反転搬送路(第2の反転搬送経路)
50 給紙切換機構(加圧手段)
51 駆動軸(加圧手段)
52 上昇レバー(加圧手段)
53 駆動モータ(加圧手段)
1A 装置本体
2 インクカートリッジ
3 給紙カセット(シート収容手段)
4 排紙トレイ
5 用紙(シート・シート状記録媒体)
5A 用紙束(シート束)
6,6A 上給紙コロ(第1の給送手段)
7 下給紙コロ(第2の給送手段)
8 底板(シート積載手段)
9 加圧板(加圧手段を構成)
10 上分離部材(第1の分離手段)
11 下分離ローラ対(第2の分離手段)
12 ターン搬送路(第1の搬送経路、Uターン搬送路)
13 ターン搬送路(第2の搬送経路、Uターン搬送路)
22 用紙種センサ(加圧手段を構成)
23 スイッチバック搬送路(スイッチバック搬送経路)
24 スイッチバックローラ(正逆転搬送手段)
25 両面ユニット
26 切替フラップ(搬送経路切替手段)
30 画像形成部
31 インクジェット記録ヘッド(画像形成手段)
32 共通搬送路(共通搬送経路)
33 第1搬送路(第1の搬送経路)
34 反転搬送路(第1の反転搬送経路)
35 反転搬送路(第2の反転搬送経路)
50 給紙切換機構(加圧手段)
51 駆動軸(加圧手段)
52 上昇レバー(加圧手段)
53 駆動モータ(加圧手段)
Claims (7)
- シートを収容する単一のシート収容手段と、
前記シート収容手段に収容された最上面のシートを給送する第1の給送手段と、
第1の給送手段により給送されたシートを1枚に分離する第1の分離手段と、
前記シート収容手段に収容された最下面のシートを給送する第2のシート給送手段と、
第2の給送手段により給送されたシートを1枚に分離する第2の分離手段と、
前記最上面のシートを第1の給送手段に、または最下面のシートを第2の給送手段に選択的に加圧し当接させる加圧手段と、
搬送されてくるシートに画像を形成する画像形成手段と、
第1の給送手段および第1の分離手段により給送分離されたシートを前記画像形成手段に向けて搬送すべく接続された第1の搬送経路と、
第2の給送手段および第2の分離手段により給送分離されたシートを前記画像形成手段に向けて搬送すべく接続された第2の搬送経路と、
を有し、
前記シート収容手段は、前記画像形成手段の下方に配置されており、
第1の搬送経路および第2の搬送経路の少なくとも一方は、前記画像形成手段に向かってUターン状に湾曲したUターン搬送経路として形成され、
前記加圧手段の選択的な加圧により、前記最上面のシートが第1の給送手段に、または前記最下面のシートが第2の給送手段に当接されることにより、接続された第1または第2の搬送経路が使用されることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
第1および第2の搬送経路は、前記画像形成手段に至るシート搬送方向の下流側で合流して共通搬送経路を構成しており、
第2の搬送経路は、前記Uターン搬送経路として構成されており、
第1の搬送経路は、前記共通搬送経路と鈍角をなすスイッチバック搬送経路に接続されており、
前記スイッチバック搬送経路は、シートをスイッチバックさせるべく正逆転可能な正逆転搬送手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2記載の画像形成装置において、
第1の給送手段は、シートを給送するときに当接する当接外周部が半月状をなす回転部材からなり、
前記Uターン搬送経路からのシート搬送時、前記回転部材は、前記当接外周部が前記Uターン搬送経路から退避していることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1ないし3の何れか一つに記載の画像形成装置において、
第2の給送手段と第2の分離手段とは、それぞれ独立したローラ状の回転部材であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2または3記載の画像形成装置において、
前記画像形成手段のシート搬送方向の下流側の前記共通搬送経路に、シートの表裏を反転する第1の反転搬送経路が接続されていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2、3または5記載の画像形成装置において、
前記画像形成手段のシート搬送方向の下流側の前記共通搬送経路に、正逆転可能な反転搬送手段が設けられ、
前記反転搬送手段の配置部に一端が接続され、前記画像形成手段近傍の上方を経由して前記スイッチバック搬送経路に他端が接続された、シートの表裏を反転する第2の反転搬送経路を有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1ないし6の何れか一つに記載の画像形成装置において、
前記画像形成手段は、インクジェット記録方式で画像形成するものであることを特徴とする。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011047625A JP2012184064A (ja) | 2011-03-04 | 2011-03-04 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011047625A JP2012184064A (ja) | 2011-03-04 | 2011-03-04 | 画像形成装置 |
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JP2012184064A true JP2012184064A (ja) | 2012-09-27 |
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JP2011047625A Withdrawn JP2012184064A (ja) | 2011-03-04 | 2011-03-04 | 画像形成装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018030726A (ja) * | 2017-11-29 | 2018-03-01 | セイコーエプソン株式会社 | 記録装置 |
JP2018165217A (ja) * | 2018-06-13 | 2018-10-25 | セイコーエプソン株式会社 | 記録装置 |
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2011
- 2011-03-04 JP JP2011047625A patent/JP2012184064A/ja not_active Withdrawn
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