JP2012183297A - タイルカーペット - Google Patents

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隆啓 池崎
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Abstract

【課題】 カーペットに衝撃吸収性を高めてG値を小さくするには、特許文献1のように発泡倍率を高くした発泡層を設けることによって対処できるものの、床材として実際に使用するには、静荷重や動荷重なども考慮しなければならない。静荷重による影響としては、表面繊維層のパイルの復元性の他、例えば長期間重量物を置いておいた跡に生じる裏打ち層構成部材の変形や、女性のピンヒール、ハイヒール、椅子の脚、杖など比較的鋭利なものによる裏打ち層構成部材の破損がある。また、動荷重として考えられるのは、車椅子やキャスター付き椅子の利用による裏打ち層構成部材の変形や破損である。
【解決手段】 床面に敷設するもので、表面繊維層とポリ塩化ビニル系樹脂の裏打ち層から成るタイルカーペットにおいて、該裏打ち層に発泡倍率が1.1から1.6、厚さが1.0から2.5mmの微発泡ポリウレタンシートを貼着する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、床面に敷設するタイルカーペットの改良に関するものである。尚、本明細書では、貼着には接着や粘着の概念も含むものとする。
カーペットとしては、タフト機により基布にパイルを打ち込んで形成するタフテッドカーペットが一般的で、パイルにはカットパイルとループパイルがある。この他、繊維をフェルト状に絡み合わせたニードルパンチカーペットやこれらをタイルのように敷き詰めて敷設するタイルカーペットがある。
特に、タイルカーペットは汚損した箇所の部分的な貼り替えが容易であり、床下の配線替えや点検等が容易に行なえる有用な床材として、オフィスや各種施設を中心に広く普及している。
また、床面に敷設する床材としては、上記機能の他に、用途に応じてクッション性、防滑性、耐摩耗性、耐衝撃性など種々の機能が求められる。
特に、高齢者や障害者などが居住する家屋や不特定多数の人が利用する医療施設や福祉施設などにおいては、転倒したときの危険性(転倒衝撃性)を軽減することを目的として、床材としてのタイルカーペットに高いクッション性が要望されている。
カーペットに転倒時の安全性を高める手段としてクッション性を付与するには、例えば特許文献1に開示されているように裏打ち層側に発泡層を設けることによって良好な衝撃吸収性が得られる。
床材の衝撃吸収性は、一般的にG値(転倒衝突時の衝撃加速度:JIS A 6519「体育館用鋼製床下地構成材」の床の硬さ試験方法)が代用され、各種の床材を測定した過去のデータと現実生活を考慮すると、G値が100G以下であれば比較的安全性の高い床材と言われている。
例を挙げれば、過去のG値のデータとしてコンクリートの床面が約170G、畳が約50G程度であり、一般的なカーペットやタイルカーペットは約110Gである。
一方防滑性に関しても、歩行動作で加えられる力によって敷設したシートが床面上を動くようでは非常に危険であるので、タイルカーペットの敷設は一般に、予め床面に接着剤を塗布しておきここにタイルカーペットを敷き並べるという手法が採られている。
特開2008−307377
カーペットに衝撃吸収性を高めてG値を小さくするには、特許文献1のように発泡倍率を高くした発泡層を設けることによって対処できるものの、実際の床材として使用するには、静荷重や動荷重なども考慮しなければならない。
静荷重による影響としては、表面繊維層のパイルの復元性の他、例えば長期間重量物が置かれた跡に生じる裏打ち層構成部材の変形や破損、女性のハイヒールやピンヒール、椅子の脚、杖など比較的鋭利なものによる裏打ち層構成部材の破損がある。
また、動荷重として考えられるのは、車椅子やキャスター付き椅子の利用である。車椅子やキャスター付き椅子は、接地面積が小さく荷重の大きい車輪の回転移動により、裏打ち層構成部材に轍跡が残る変形や破損に繋がりやすく、同時に車輪の回転移動にも大きな影響を及ぼす。特に、車椅子は、高齢者や障害者が利用する頻度が高く、このような社会的弱者の人々が利用する施設等に使用される床面の衝撃吸収性を高めることは、逆に歩行や移動に大きな制限を強いることになり問題となっていた。
そこで本発明者は上記問題に鑑み鋭意研究の結果、本発明を成し得たものであり、その特徴とするところは、床面に敷設するもので、表面繊維層とポリ塩化ビニル系樹脂の裏打ち層から成るタイルカーペットにおいて、該裏打ち層に発泡倍率が1.1から1.6、厚さが1.0から2.5mmの微発泡ポリウレタンシートを貼着したことにある。
ここで、本明細書中でいう「裏打ち層」とは、タイルカーペットのベースとなるもので、表面繊維層の裏面に、塩ビペーストに可塑剤、充填材、安定剤等を混合した塩化ビニルプラスチゾル(以下、「PVCゾル組成物」という)をコーティングして加熱成形したものである。一般的に、タイルカーペットはパイルを基布にタフティングする、又は短線維をニードリングしてフェルト状にして作られた表面繊維層と一体化することで作られている。
本発明に係るタイルカーペットにおいては、表面繊維層の裏面側に裏打ち層を構成するPVCゾル組成物をコーティングし、これに予め所定の発泡倍率で微発泡させた微発泡ポリウレタンシートを貼り付け加熱成形して一体化させる。
「微発泡ポリウレタンシート」とは、発泡倍率1.1から1.6の範囲で微発泡させて成型したシート状のものをいう。本発明においては、上記発泡倍率で別体に成型したポリウレタンシートを裏打ち層に熱融着により貼り付ける。これは、オークスミキサーなどから気泡ゾルを供給してコーティングにより発泡層を設ける方法では、コーティング時に空気を巻き込みやすいためである。本発明のように別体に成形したポリウレタンシートを貼着しなければ、微妙な発泡倍率のコントロールが非常に難しく、発泡倍率や厚みが安定しなくなる。
また、耐静荷重及び耐動荷重に対しては、発泡倍率の他、発泡層の厚さも大きく影響する。このため、本発明においては、微発泡ポリウレタンシートの厚さを1.0から2.5mmとすることにより、100G以下の衝撃吸収性を維持して耐静荷重及び耐動荷重に対応させている。
本発明に係るタイルカーペットは、裏打ち層に発泡倍率が1.1から1.6、厚さが1.0から2.5mmの微発泡ポリウレタンシートを貼着したことにより、転倒衝突時の衝撃加速度が100G以下の衝撃吸収性を得ることができ、安全性の高い床材として供することができる。しかも、発泡倍率が1.1から1.6の微発泡で、厚さを1.0から2.5mmにしたことから、耐静荷重性や耐動荷重性にも優れ、特に社会的弱者が使用する車椅子の走行にも何等支障を来さず、歩行や行動も制限されることなく安全性を確保することができる。また、当該ポリウレタンシートは防滑性が高く、タイルカーペットの敷設面に対する滑りを大きく低減することができるので例えば平滑性の高いフローリング上に敷設する場合には接着剤塗布作業が省略できるなど、実用上極めて有益な効果を有するものである。
本発明に係るタイルカーペットの一実施例を示す概略断面図である。(実施例1)
本発明は、タイルカーペットの裏打ち層に発泡倍率が1.1から1.6、厚さが1.0から2.5mmの微発泡ポリウレタンシートを貼着したことにより、上述した課題を解決した。
図1は、本発明に係るタイルカーペット1の一実施例を示すもので、ループパイルタフテッドからなる表面繊維層2と、これのベースとしてPVCゾル組成物よりなる裏打ち層3とによってタイルカーペット本体4を構成している。本発明においては、表面繊維層2の裏面側にPVCゾル組成物をコーティングして裏打ち層3を形成すると共に、該PVCゾル組成物に発泡倍率1.1から1.6の微発泡ポリウレタンシート5を貼り付けて熱融着により貼着している。本例の微発泡ポリウレタンシート5の発泡倍率は1.5で厚さが2mmである。
図1で示したタイルカーペット1を実際に屋内床面に敷設し、実際に使用してみたところ、ポリウレタンの発泡倍率が比較的低くまた厚さも2mmと比較的薄いことにより、体荷重を受けてもカーペットの変形量(沈み込み量)が少なくなっているため、歩行動作の際に不安定感を抱かせることがないこと、転倒衝突時の衝撃加速度が100G以下の衝撃吸収性を得ることができること、が確認できた。
更に副次的な効果として、本発明タイルカーペット1は、床面に直接設置しても(即ち、接着剤を塗布しなくても)床面と十分な密着性が確保されるために、設置作業が簡単であるばかりか、撤去も容易となるし、撤去の際にカーペットを床から引き剥がすことでこれを損壊させるということもないため設置箇所の移動も簡単に行なうことができるものとなっている。但し、本発明者が実験した設置箇所が、フローリング仕上げのされた平滑性の高い床面であったことも密着性確保に貢献している可能性も否定できない。従って、あらゆる種類の床面に敷設する場合において接着剤の使用が省略できることを保証するものではない。
1 タイルカーペット
2 表面繊維層
3 裏打ち層
4 タイルカーペット本体
5 微発泡ポリウレタンシート

Claims (1)

  1. 床面に敷設するもので、表面繊維層とポリ塩化ビニル系樹脂の裏打ち層から成るタイルカーペットにおいて、該裏打ち層に発泡倍率が1.1から1.6、厚さが1.0から2.5mmの微発泡ポリウレタンシートを、貼着したことを特徴とするタイルカーペット。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015005055A (ja) * 2013-06-19 2015-01-08 株式会社日本アレフ センサ装置及びセンサ装置ユニット

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JPS58143733A (ja) * 1982-02-22 1983-08-26 ダスキンフランチヤイズ株式会社 ウレタンパツキングを備えたダストコントロ−ルマツト
JP2005529696A (ja) * 2002-06-14 2005-10-06 ミリケン・アンド・カンパニー カーペットタイルの構造及び方法
JP2007536440A (ja) * 2004-05-06 2007-12-13 コリンズ アンド エイクマン フロアーカバーリングス, インコーポレイテッド ポリビニルブチラールを含む床の敷物およびそれを作製する方法

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