JP2012181575A - 系統連系装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明は、容易に太陽電池の数を増やしたり減らしたりすることができる系統連系システムを提供することを目的とする。
【解決手段】
夫々の太陽電池1a〜1cの出力電力が最大になるように昇圧比を変えて動作させるMPPT制御と、太陽電池1a〜1cの出力電圧を一定の昇圧比で動作させる昇圧比一定制御或いは太陽電池1a〜1cの出力電圧を一定に保つように昇圧回路41a〜41cを動作させる電圧一定制御と、を実行する複数の昇圧制御回路42a〜42cを有し、夫々の昇圧制御回路42a〜42cは、MPPT制御を実行する場合に、MPPT制御中であること示す第1信号を出力し、第1信号を他の昇圧制御回路42b、42cから受信した場合に、昇圧比一定制御或いは電圧一定制御を実行することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の太陽電池から供給される電力を、昇圧回路を介してまとめ、まとめた直流電力を交流電力に変換して太陽電池を商用電力系統へと連系する系統連系システムに関する。
従来より、複数の太陽電池に夫々接続され、太陽電池の出力電圧を昇圧する複数の昇圧回路と、複数の昇圧回路の出力する電力をまとめた直流電力を入力し、直流電力を交流電力に変換して太陽電池を商用電力系統へ連系するパワーコンディショナと、を備えた系統連系システムが提案されている(特許文献1)。
特開2003−9537
このような系統連系システムでは、複数の昇圧回路は夫々に接続されている太陽電池の出力電力を監視し、その出力電力が最大になるように昇圧回路の昇圧比を増減させるMPPT制御(Maximum Power Point Tracking)を行っている。MPPT制御では、昇圧回路の昇圧比を増加、或いは減少させて太陽電池の出力電力を監視し、昇圧比の変更によって太陽電池の出力電力が増加する場合には引き続き同じ方(昇圧比を増加させていれば増加、減少させていれば減少)に昇圧比を調整し、電力が減少する場合には反対の方(昇圧比を増加させていれば減少、減少させていれば増加)に昇圧比を調整することにより太陽電池の出力電力を最大値に保っている。
特許文献1に記載の系統連系システムは、複数の昇圧回路に対して共通の制御回路を用いることで、この様なMPPT制御を、複数の昇圧回路毎に順番に行っている。このようにすることで、昇圧回路がMPPT動作を行った際に変動する太陽電池の出力等が、他の昇圧回路の行うMPPT動作に影響を与えないようにしている。
しかしながら、このような系統連系システムにおいては、共通の制御回路が、MPPT動作を行わせる昇圧回路を決定するため、MPPT制御を行う順番を決定するための回路(或いは、ソフトウェア)が必要となる。このため、太陽電池の数を増やしたり減らしたりする度に、増減する昇圧回路の情報を、共通の制御回路に設定する必要があり、回路の変更や、ソフトウェアの更新など、煩わしい作業が必要になるという問題があった。
本発明は上述の問題に鑑みて成された発明であり、容易に太陽電池の数を増やしたり減らすことができる系統連系システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、複数の太陽電池に夫々接続され、前記太陽電池の出力電圧を夫々昇圧する複数の昇圧回路と、前記複数の昇圧回路の出力する直流電力をまとめた直流電力を入力し、前記直流電力を交流電力に変換して前記太陽電池を商用電力系統へ連系するパワーコンディショナと、を備えた系統連系システムにおいて、前記夫々の昇圧回路は、前記夫々の太陽電池の出力電力が最大になるように昇圧比を変えて前記昇圧回路を動作させるMPPT制御と、前記太陽電池の出力電圧を一定の昇圧比で動作させる昇圧比一定制御或いは前記太陽電池の出力電圧を一定に保つように前記昇圧回路を動作させる電圧一定制御と、を実行する昇圧制御回路を有し、前記夫々の昇圧制御回路は、前記MPPT制御を実行する場合に、MPPT制御中であること示す第1信号を出力し、前記第1信号を他の昇圧制御回路から受信した場合に、前記昇圧比一定制御或いは前記電圧一定制御を実行することを特徴とする。
本発明によれば、他の昇圧制御回路がMPPT制御中であることを示す信号を受信している場合に、MPPT制御を禁止するという方法で夫々の昇圧回路にMPPT動作を行わせるため、太陽電池の数が増減し、昇圧回路の数も増減したとしても昇圧制御回路にその情報を教える必要がない。このため、本発明の系統連系システムは、容易に太陽電池の数を増やしたり減らしたりすることができる。
また、上述の発明において、前記昇圧制御回路は、前記MPPT制御を開始してから所定時間経過後に、前記MPPT制御を終了し、前記第1信号の出力を停止することを特徴とする。
また、上述の発明において、前記昇圧制御回路は、前記MPPT制御を実行している際に、前記太陽電池の出力電力が所定の変動範囲内に収まった場合に、前記MPPT制御から前記昇圧比一定制御或いは前記電圧一定制御へ切替え、また、前記MPPT制御の開始より所定時間経過後に前記第1信号の出力を停止することを特徴とする。
また、上述の発明において、前記昇圧制御回路は、MPPT制御を開始するときの昇圧比、及び前記MPPT制御を終了するときの昇圧比を記憶し、これらの昇圧比を比べて増加したか或いは減少したかを示す第2信号を出力し、前記第2信号を出力した昇圧制御回路の次に前記MPPT制御を行う昇圧制御回路は、1回目の昇圧比の変更を、前記第2信号により示される内容と同じ内容で変更することを特徴とする。
また、上述の発明において、前記夫々の昇圧制御回路は、夫々に接続される昇圧回路が立ち上がる際に、立ち上がった順に番号を振り、前記昇圧制御回路が前記MPPT制御を終了し、前記第1信号の出力を停止した場合に、前記第1信号の出力を停止した昇圧制御回路に割り振られた番号の次の番号が割り振られた他の昇圧制御回路が、前記MPPT制御を実行することを特徴とする。
本発明によれば、容易に太陽電池の数を増やしたり減らすことができる系統連系システムを提供する。
本実施形態に係る太陽光発電システム100を示す構成図である。 昇圧制御回路42がMPPT制御を実行する際のフローチャートである。 昇圧制御回路42がMPPT制御を実行する際のタイムチャートである。 番号を割り降る際の昇圧制御回路42の動作を示すフローチャートである。 パワコン制御回路22と昇圧制御回路42a〜42cを通信線で結んだ太陽光発電システム100を示す構成図である。
以下、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。図1は本実施形態に係る太陽光発電システム100を示す構成図である。この図に示すように太陽光発電システム100は、複数の太陽電池1a〜1c、及び系統連系システム50を備え、系統連系システム50が、複数の太陽電池1a〜1cの供給する電力をまとめて商用電力系統30へ連系する。
複数の太陽電池1a〜1cは、夫々、複数の太陽電池のセルを直列に接続して構成される。各太陽電池1a〜1cのセルの枚数は、太陽電池1a〜1cを設置する面積等によって変わるため、各太陽電池1a〜1cによって枚数が異なる。
系統連系システム50は、接続箱4、及びパワーコンディショナ2を備える。
接続箱4は、複数の昇圧ユニット40a〜40cを有しており、昇圧ユニット40には、複数の太陽電池1a〜1cに夫々直列に接続される複数の昇圧回路41a〜41cが備えられている。また、夫々の昇圧回路41a〜41cには、昇圧制御回路42a〜42cが備えられている。昇圧制御回路42a〜42cは、夫々に接続される昇圧回路41a〜41cの動作の制御を行う。
夫々の昇圧回路41a〜41cは、夫々の太陽電池1a〜1cの出力電圧を昇圧する。また、夫々の昇圧回路41a〜41cの出力側は、接続箱4内において互いに並列に接続されており、接続箱4は、これらの昇圧回路41a〜41cが昇圧して出力する直流電力をまとめ、このまとめた直流電力をパワーコンディショナ2へと出力する。
夫々の昇圧制御回路42a〜42cは、動作の制御を行っている昇圧回路41a〜41cに接続される太陽電池1a〜1c(夫々の昇圧制御回路42a〜42cに接続される太陽電池1a〜1c)の出力電力が最大になるように、昇圧比を変えて夫々に接続される昇圧回路41a〜41cを動作させるMPPT制御を実行する。また、夫々の昇圧制御回路42a〜42cは、太陽電池1a〜1cの出力電圧を一定の昇圧比で動作させる昇圧比一定制御を実行する。
本実施形態では、同様の構成のものには同じ数字の符号(太陽電池であれば1)を、各構成同士で接続関係を有するものには同じ英字の符号を付している(太陽電池1と昇圧回路41とで接続関係にあるものを、夫々太陽電池1aと昇圧回路41aと符号を付している)。
同様の構成において、同じ動作を行う場合、同じ説明を行うと冗長になるため、以後、共通の動作を説明する場合は、説明を簡単にするために、末尾の符号のa、b、cを省いて説明する場合がある。
昇圧制御回路42は、以下の要領にてMPPT制御を実行する。昇圧制御回路42は、昇圧回路41に入力される電圧、及び電流から昇圧回路に入力される電力(太陽電池の出力電力)を算出し記憶しておく。次に、昇圧回路の昇圧比を変更して、昇圧回路に入力される電力を同様に算出する。そして、昇圧比を変更する前と後とで電力を比較し、電力が増えていれば、前回昇圧比を変更した内容と同じ内容で昇圧比を変更し(昇圧比を増加させていれば増加、減少させていれば減少)、電力が減っていれば、前回昇圧比を変更した内容と異なる内容で昇圧比を変更する(昇圧比を増加させていれば減少、減少させていれば増加)。MPPT制御を開始して初めの1回目の昇圧比の変更を、増加或いは減少の内どちらで行うかについては予め定めておくと良い。MPPT制御は、所定の時間経過するか、或いは昇圧比を変更する前と後との電力の変化量が所定の値以下になるまで続けられる。
パワーコンディショナ2は、接続箱4の出力する直流電力を昇圧する昇圧回路21と、昇圧回路21が出力する直流電力を交流電力に変換するインバータ回路23と、昇圧回路21及びインバータ回路23の動作の制御を行うパワコン制御回路22とを備えており、複数の太陽電池1a〜1cを商用電力系統30へ連系する。
パワーコンディショナ2は、昇圧回路21及びインバータ回路23を用いて、複数の太陽電池1a〜1cの出力する電力をまとめた直流電力が最大になるように動作を行う(パワコン制御回路22がMPPT制御を実行する)。複数の太陽電池1a〜1cの出力する電力をまとめた直流電力は、インバータ回路23の出力電流に近似することができるため、MPPT制御は、パワコン制御回路22が、昇圧回路21の昇圧する電圧を制御し、インバータ回路23の出力する電流を制御することで行われる。
夫々の昇圧制御回路42a〜42cは、通信線Lによって接続されており、互いに通信を行いつつMPPT制御が実行される。具体的には、夫々の昇圧制御回路42a〜42cは、MPPT制御を実行する場合に、MPPT制御中であること示す第1信号を出力し、第1信号を他の昇圧制御回路から受信した場合に、前記MPPT制御を実行することを禁止し、昇圧比一定制御或いは電圧一定制御を実行するように構成されている。
図2に昇圧制御回路42がMPPT制御を実行する際のフローチャートを示す。説明を簡単にするため、昇圧制御回路42aがMPPT制御を行う場合について述べるが、他の昇圧制御回路42b、42cについても同様の制御が行われる。
MPPT制御を開始する際には、昇圧制御回路42aは昇圧回路41aの昇圧比が一定になるように昇圧回路41aを昇圧比一定制御しており、第1信号を他の昇圧制御回路42b、42cから受信しているか否かを判定する(ステップS11)。昇圧制御回路42aは、他の昇圧制御回路42b、42cから第1信号を受信している場合は、所定時間経過(例えば、他の昇圧制御回路がMPPT制御を実行開始してから終了するまでの時間)するのを待ち、再びステップS11を繰り返す。即ち、前記MPPT制御を実行することを禁止し、昇圧比一定制御或いは電圧一定制御を実行している。
ステップS11にて、昇圧制御回路42aは、第1信号を受信していない場合に、ステップS13に移行し、第1信号を他の昇圧制御回路42b、42cに出力する。その後、昇圧制御回路42aは、タイマーを用いてMPPT制御が始まった時点から計時を開始する(ステップS14)。そして、昇圧制御回路42aは、昇圧回路41aへ入力される電圧と電流を検出して昇圧回路41aへの入力電力(太陽電池の出力電力)を演算して記憶し、昇圧回路41aの1回目の昇圧比の変更を行ってMPPT制御を開始する(ステップS15)。この際には、昇圧制御回路42aは、昇圧比を増加させたか減少させたかを記憶する。
次に、昇圧制御回路42aは、タイマーの計時によって所定時間経過しているか否かを判定する(ステップS16)。ステップS16にて、昇圧制御回路42aは、所定時間経過していると判断した場合は、MPPT制御において最後に設定された昇圧比による昇圧比一定制御を実行し(ステップS17)、第1信号の出力を停止し(ステップS18)MPPT制御を終了する。
このようにすることで、昇圧制御回路42aは、MPPT制御を開始してから所定時間経過後に、MPPT制御を終了し、第1信号の出力を停止している。このため、他の昇圧制御回路42b、42cにおいても定期的にMPPT制御を実行することができる。
また、ステップS16にて、昇圧制御回路42aは、所定時間経過していないと判断した場合は、ステップS19に移行する。ステップS19では、昇圧制御回路42aは、再び昇圧回路41aへの入力される電圧と電流を検出して昇圧回路41aへの入力電力を演算する。そして、昇圧制御回路42aは、演算した入力電力と記憶している入力電力との差ΔPを求める(ステップS19)。
昇圧制御回路42aは、ΔPを求めた後、ΔPの絶対値が所定の閾値Pthよりも小さいか否かを判断する(ステップS20)。昇圧制御回路42aは、ΔPの絶対値が所定の閾値Pthよりも小さいと判断した場合は、昇圧比の変更を行うことなく、即ち、MPPT制御において最後に設定された昇圧比による昇圧比一定制御を実行し(ステップS21)ステップS16へ戻る(この際に記憶している入力電力は更新しない)。
このようにすることで、昇圧制御回路42aは、MPPT制御を実行している際に、太陽電池の出力電力が所定の変動範囲内に収まった場合に、MPPT制御において最後に設定された昇圧比による昇圧比一定制御へMPPT制御から切り替えることになる。また、昇圧制御回路42aが昇圧比一定の制御を行ったとしても、MPPT制御の開始より所定時間経過後に第1信号の出力を停止することになり、第1信号が出ている間は他の昇圧制御回路42b、42cではMPPT制御が禁止される。
これにより、複数の昇圧制御回路42a〜42cは、パワコン側のMPPT制御に対して所定時間かけてゆっくり交代でMPPT制御を行うことになるため、パワコン側のMPPT制御に与える影響を少なくすることができる。
また、昇圧制御回路42aは、ΔPの絶対値が所定の閾値Pthよりも大きいと判断した場合は、ΔPが正(入力電力が増加している)であれば、昇圧制御回路42aが記憶している方へ昇圧比を変更し、ΔPが負(入力電力が減少している)であれば、昇圧制御回路42aが記憶している方と反対の方へ昇圧比を変更する(ステップS22)。また、この際に、昇圧制御回路42は、記憶している入力電力と、昇圧比を増加させたか減少させたかについてとを更新する。
図3に、昇圧制御回路42がMPPT制御を実行する際のタイムチャートを示す。ハッチング部分は、昇圧制御回路42a〜42cがMPPT制御を実行していることを示し、白抜き部分は、昇圧比一定制御を行っていることを示す。
図に示すように、昇圧制御回路がMPPT制御を行っている際には、他の昇圧制御回路において、MPPT制御が禁止され、昇圧比一定制御を行うこととなる。
以上のように、他の昇圧制御回路42b、42cがMPPT動作中であることを示す信号を受信している場合に、昇圧制御回路41aはMPPT動作を禁止し、MPPT制御において最後に設定された昇圧比による昇圧比一定制御を実行するという方法で夫々の昇圧回路にMPPT動作を行わせるため、太陽電池の数が増減し、昇圧回路の数も増減したとしても昇圧制御回路にその情報を教える必要がない。このため、本発明の系統連系システムは、容易に太陽電池の数を増やしたり減らしたりすることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、以上の説明は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
本実施形態において、昇圧制御回路42a〜42cがMPPT制御を行う際に、1回目に昇圧比を増減させる場合は、予め定めた方へ増加、或いは減少させていたが、例えば、以下に示すようにしても良い。
昇圧制御回路42aは、MPPT制御を開始するときの昇圧比、及びMPPT制御を終了するときの昇圧比を記憶し、これらの昇圧比を比べて増加したか或いは減少したかを示す第2信号を出力し、第2信号を出力した昇圧制御回路42aの次にMPPT制御を行う昇圧制御回路42b、42cは、1回目の昇圧比の変更を、第2信号により示される内容と同じ内容で変更する。
ある昇圧制御回路においてMPPT制御を行い、最終的に変更した昇圧比がMPPT制御開始時と比べて増加したか減少したかについては、次にMPPT制御を行う昇圧制御回路についても同じ方へ昇圧比を変更する可能性が高いため、上述のようにすることで、速やかに最大電力点に追従することができる。
このような制御を行う場合は、図2のステップ15にて1回目の昇圧比の変更が行われる際に受信した第2信号に基づいて昇圧比を変更することで実現できる。
また、例えば、夫々の昇圧制御回路42a〜42cは、太陽電池1a〜1cの出力が十分になり、夫々に接続される昇圧回路41a〜41cが立ち上がる際に、立ち上がった順に番号を振り、昇圧制御回路41aがMPPT制御を終了し、第1信号の出力を停止した場合に、第1信号の出力を停止した昇圧制御回路41aに割り振られた番号の次の番号が割り振られた他の昇圧制御回路42b、42cが、MPPT制御を実行しても良い。
図3に番号を割り降る際の昇圧制御回路42の動作を示すフローチャートを示す。図3(a)は対応する昇圧回路41が立ち上がるときに自番号を決定する昇圧制御回路42の動作を示し、図3(b)は、既に対応する昇圧回路41が立ち上がっている昇圧制御回路42の動作を示す。ここでは、簡単のため、昇圧制御回路42aに接続される昇圧回路41aが立ち上がる場合について説明する。
図3(a)に示すように、昇圧制御回路42aは、太陽電池1の出力が十分になり、接続される昇圧回路41aが立ち上がる(太陽電池1aから昇圧回路41が動作するに十分な電力が供給さている)と、昇圧回路41aが起動したことを示す起動信号を他の昇圧制御回路42b、42cに出力しタイマーを起動する(ステップS31)。そして、昇圧制御回路42aは、他の昇圧制御回路42b、42cに登録されている番号が返信されてくるのを待つ。
ステップS32では、昇圧制御回路42aは、他の昇圧制御回路42b、42cから番号の返信があったか否かを判断する。他の昇圧制御回路42b、42cから番号が返信されてきた場合、昇圧制御回路42aは、その番号が他の昇圧制御回路42で使用されていることを記憶し、ステップS32に戻る。また、ステップS32において他の昇圧制御回路42b、42cから返信がなかった場合は、昇圧制御回路42aは、タイマーの起動から所定時間経過したか否かを判断する(ステップS34)。
ここでの所定時間は昇圧制御回路42aが他の昇圧制御回路42b、42cと通信が完了するに十分な時間を設定すると良い。
ステップS32において、昇圧制御回路42aは、タイマーが起動してから所定時間経過していないと判断した場合は、複数の昇圧制御回路42a〜42c間で通信がまだ終了していないと判断し、ステップS32へ戻る。また、ステップS32において、昇圧制御回路42aは、タイマーが起動してから所定時間経過したと判断した場合は、複数の昇圧制御回路42a〜42c間で通信が終了したとしてステップS35へ移行する。
ステップS35において、昇圧制御回路42aは、他の昇圧制御回路42b、42cから番号の返信があれば、他の昇圧制御回路42b、42cから返信された番号を記憶しているので、その番号と異なる番号を自身に割振り自番号として記憶(登録)する。そして、昇圧制御回路42aは、自番号として登録した番号を他の昇圧制御回路42b、42cへ送信し、自番号の割り振りの処理を完了する。
自番号の割り振りの処理を行っている際に、既に対応する昇圧回路41が立ち上がっている昇圧制御回路42は、図3(b)に示すように動作する。ここでは簡単のため昇圧回路42bに接続される昇圧回路41bが立ち上がっており、昇圧制御回路42bは自番号の割り振りが完了しているものとして説明する。
昇圧制御回路42bは、他の昇圧制御回路42a、42cが出力する起動信号を受信したか否かを判断する(ステップS41)。昇圧制御回路42bは、他の昇圧制御回路42a、42cが出力する起動信号を受信したと判断した場合に、他の昇圧制御回路42a、42cに対して自身の記憶している番号(自番号)を出力しステップS41へ戻る。このようにして、昇圧制御回路42bは、起動開始した昇圧制御回路42に、既に出力した番号が利用されていることを知らせる。
また、昇圧制御回路42bは、ステップS41において、他の昇圧制御回路42a、42cから起動信号を受信していないと判断した場合に、他の昇圧制御回路42a、42cから夫々に登録された番号が出力され、その番号を受信したか否かを判断する(ステップS43)。
昇圧制御回路42bは、ステップS43において、他の昇圧制御回路42a、42cから番号が出力され、その番号を受信したと判断した場合、その番号が他の昇圧制御回路42a、42cで利用されていることを記憶してステップS41へ戻る。また、昇圧制御回路42bは、ステップS43において、他の昇圧制御回路42a、42cから番号が出力されその番号を受信していないと判断した場合はステップS41へ戻る。
このようにして、昇圧制御回路42bは昇圧回路41bが立ち上がり、自番号を登録したあとでも他の昇圧制御回路42a、42cに割り振られる番号を知ることができる。
このように番号が割り振られた昇圧制御回路42は、MPPT制御を行う際に、図2に示すステップS18の後に自番号を他の昇圧制御回路42に出力し、他の昇圧制御回路42は、ステップS11で第1信号が出力されていないことを判断した後、出力されてきた番号を確認し、出力されてきた番号が登録されている自番号の次の番号である場合ステップS13へ進みMPPT制御を開始する。また、この時、出力されてきた番号が登録されている自番号の次の番号でない場合は、他の昇圧制御回路42は、ステップS11へ戻りMPPT制御を行わずに待機する(昇圧比一定制御を行う)。
このようにすることで、複数の昇圧制御回路42a〜42cにおいて順番にMPPT制御を実行することができるので、複数の昇圧制御回路42a〜42c間でMPPT制御を行う頻度のむらをなくすことができる(どこか1つの昇圧制御回路だけがMPPT制御を行って他の昇圧制御回路においてMPPT制御が行われないような状態を回避することができる)。
また、例えば、図4に示すように、パワコン制御回路22と昇圧制御回路42a〜42cを通信線で結び、パワコン制御回路含めてMPPT制御を行う期間をずらすようにしても良い。このようにすることで、パワコン制御回路22と昇圧制御回路42a〜42c間においてもMPPT制御が独立して行われるようになるため、MPPT制御を行う際に他の制御回路22、42a〜42cが行うMPPT制御が干渉することが無くなり、精度のよいMPPT制御を行うことができる。
また、例えば、本実施形態において、昇圧制御回路42a〜42cは、MPPT制御が禁止されている区間において昇圧比一定動作を行ったが、昇圧回路41a〜41cに入力される電圧が一定になるように動作する電圧一定制御を行うようにしても良い。昇圧制御回路42a〜42cが、昇圧比一定動作を行う場合は、パワーコンディショナ2側でMPPT制御を行う 場合において太陽電池の出力電圧が変更されるため全体最適を行いやすくなる。また、昇圧制御回路42a〜42cが、電圧一定動作を行う場合は、昇圧回路41a〜41cに入力される電圧(太陽電池の出力電圧)が固定されるため、パワーコンディショナ2側でMPPT動作を行う場合、パワーコンディショナ2側で行うMPPT制御が昇圧制御回路42a〜42c側で行うMPPT動作に干渉することを抑制でき、太陽電池の最大電力点を維持しやすくなる。


1a〜1c 太陽電池
2 パワーコンディショナ
4 接続箱
21 昇圧回路
22 パワコン制御回路
23 インバータ回路
30 商用電力系統
40a〜40c 昇圧ユニット
41a〜41b 昇圧回路
42a〜42c 昇圧制御回路
50 系統連系システム

Claims (5)

  1. 複数の太陽電池に夫々接続され、前記太陽電池の出力電圧を夫々昇圧する複数の昇圧回路と、
    前記複数の昇圧回路の出力する直流電力をまとめた直流電力を入力し、前記直流電力を交流電力に変換して前記太陽電池を商用電力系統へ連系するパワーコンディショナと、を備えた系統連系システムにおいて、
    前記夫々の昇圧回路は、前記夫々の太陽電池の出力電力が最大になるように昇圧比を変えて前記昇圧回路を動作させるMPPT制御と、前記太陽電池の出力電圧を一定の昇圧比で動作させる昇圧比一定制御或いは前記太陽電池の出力電圧を一定に保つように前記昇圧回路を動作させる電圧一定制御と、を実行する昇圧制御回路を有し、
    前記夫々の昇圧制御回路は、前記MPPT制御を実行する場合に、MPPT制御中であること示す第1信号を出力し、前記第1信号を他の昇圧制御回路から受信した場合に、前記昇圧比一定制御或いは前記電圧一定制御を実行することを特徴とする系統連系システム。
  2. 前記昇圧制御回路は、前記MPPT制御を開始してから所定時間経過後に、前記MPPT制御を終了し、前記第1信号の出力を停止することを特徴とする請求項1に記載の系統連系システム。
  3. 前記昇圧制御回路は、前記MPPT制御を実行している際に、前記太陽電池の出力電力が所定の変動範囲内に収まった場合に、前記MPPT制御から前記昇圧比一定制御或いは前記電圧一定制御へ切替え、また、前記MPPT制御の開始より所定時間経過後に前記第1信号の出力を停止することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の系統連系システム。
  4. 前記昇圧制御回路は、MPPT制御を開始するときの昇圧比、及び前記MPPT制御を終了するときの昇圧比を記憶し、これらの昇圧比を比べて増加したか或いは減少したかを示す第2信号を出力し、
    前記第2信号を出力した昇圧制御回路の次に前記MPPT制御を行う昇圧制御回路は、1回目の昇圧比の変更を、前記第2信号により示される内容と同じ内容で変更することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の系統連系システム。
  5. 前記夫々の昇圧制御回路は、夫々に接続される昇圧回路が立ち上がる際に、立ち上がった順に番号を振り、
    前記昇圧制御回路が前記MPPT制御を終了し、前記第1信号の出力を停止した場合に、前記第1信号の出力を停止した昇圧制御回路に割り振られた番号の次の番号が割り振られた他の昇圧制御回路が、前記MPPT制御を実行することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の系統連系システム。

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