JP2012180173A - 缶の搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】搬送方向Cに沿うように延びるとともに該搬送方向Cに向かうに従い漸次一方側に向かって傾斜し、搬送方向Cの基端部が片持ち支持され、先端部が自由端とされたスラッパー5を備え、タレットが搬送方向Cに回転することにより、ポケットに支持された缶100が、その底部100aをスラッパー5に摺接させつつ前記一方側に向けて押し込まれ、該缶100の口部100bがマンドレル20に嵌合される缶の搬送装置であって、スラッパー5は、第1弾性体8と、第1弾性体8に沿って延びるとともに、第1弾性体8よりも搬送方向Cに長い第2弾性体9と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図3
Description
すなわち、図7に示されるように、例えばマンドレル20に収まらないような成形不良の缶(以下、不良缶)100Zが搬送され、この不良缶100Zの口部100bがマンドレル20に嵌合されなかった場合には、不良缶100Zが搬送方向Cに移動するに従い不良缶100Zが自らも潰されながら漸次スラッパー110を前記他方側(図7の下側)に押し下げてしまう。これにより、スラッパー110が弾性変形して傾斜が緩くなり、この不良缶100Zに続く正常な缶100の口部100bと該缶100に対応するマンドレル20との距離が大きくなり、缶の座りが不安定になるため、前記正常な缶100がマンドレル20に嵌合できなくなり装置外に落缶したり、正常な成形缶であるにもかかわらず、マンドレル20とスラッパー110との間に不正位置にて挟まれ、潰れ不良缶となってしまう。そして一旦このような状態になると、不良缶100Zに続く複数の正常な缶100が連鎖的に潰れ不良缶となってしまい、スラッパー110を再び押し下げてしまい悪循環が生じる。よって缶100がマンドレル20に正常に嵌合されるまでの間に数十個もの不良缶が作製され、無駄になっていた。
すなわち本発明は、円板状をなし、中心軸を中心とした周回方向のうち缶の搬送方向に向けて回転されるタレットと、前記タレットの外周部に互いに等間隔をあけて複数設けられ、有底筒状の缶が、その缶軸を前記タレットの中心軸に平行に配置するように支持されるポケットと、前記ポケットに缶を送るシュートと、前記ポケットに対して、前記タレットの中心軸方向のうち該ポケットに支持される缶の口部側である一方側に配設され、前記ポケットに同期するように前記搬送方向に向けて移動する複数のマンドレルと、前記ポケットに対して、前記タレットの中心軸方向のうち該ポケットに支持される缶の底部側である他方側に配設され、前記搬送方向に沿うように延びるとともに該搬送方向に向かうに従い漸次前記一方側に向かって傾斜し、前記搬送方向の基端部が片持ち支持され、先端部が自由端とされたスラッパーと、を備え、前記タレットが前記搬送方向に回転することにより、前記ポケットに支持された缶が、その底部を前記スラッパーに摺接させつつ前記一方側に向けて押し込まれ、該缶の口部が前記マンドレルに嵌合される缶の搬送装置であって、前記スラッパーは、第1弾性体と、前記第1弾性体に沿って延びるとともに、前記第1弾性体よりも前記搬送方向に長い第2弾性体と、を備えたことを特徴とする。
このように、缶(不良缶)がマンドレルに嵌合されなかった場合に、該缶に続く他の缶が確実にマンドレルに嵌合されて、連鎖的に不良缶が作製されることを防止できる。
すなわち、搬送方向の下流側に位置する缶の押し圧により第2弾性体はある程度前記他方側に弾性変形させられるが、第1弾性体はバネ定数が大きいために該第2弾性体ほどに弾性変形させられることはなく、該缶に続く他の缶は、第1弾性体上を精度よく搬送されていく。そして、前記他の缶が第1弾性体上を移動する間に第2弾性体が復元変形するので、前記下流側に達した他の缶は第1弾性体上から第2弾性体上へとスムースに移行するとともに、マンドレルに精度よく嵌合し深く押し込まれ、安定して支持される。
このように、本発明によれば、材料費用(缶)の無駄を省いて生産性を向上でき、かつ、設備費用を削減することができるのである。
すなわち、従来では、スラッパーを樹脂材料等からなる単一材料で形成していたため、すべり性及び弾性を両方確保することが難しかったが、本発明によればこれら機能の両立が容易かつ確実に行える。また、摺動部材として、すべり性・耐磨耗性を考慮した材料を用いることで、高速運転中における缶の底部への傷付きが防止され、缶のマンドレルへの供給がよりスムースとなるので好ましい。
本実施形態に係る缶の搬送装置1は、成形機と印刷機とを備えた缶の製造設備において、前記印刷機に設けられるものである。缶の製造設備は、成形機にて板状の基材を有底筒状の缶100に成形加工し、印刷機にてこの缶100の胴部に印刷加工を施す。
図1及び図2において、缶の搬送装置1は、成形機から印刷機に符号Xで示される向きに送られてくる缶100を、搬送方向Cに搬送しつつマンドレル20に嵌合させる。そして、印刷機において、マンドレル20に装着された缶100の胴部にブランケットからインキが転写されることにより、印刷が施される。
このように、スラッパー5の第1、第2弾性体8、9同士は一体に形成されており、互いに同一材料からなるので、第1弾性体8のバネ定数に対して、搬送方向Cに長い第2弾性体9のバネ定数が小さくなっている。
このように、缶100(不良缶100Z)がマンドレル20に嵌合されなかった場合であっても、該缶100(不良缶100Z)に続く他の缶100が確実にマンドレル20に嵌合されて、連鎖的に不良缶が作製されることを防止できる。
すなわち、搬送方向Cの下流側(第1弾性体8の先端部付近)に位置する缶100の押し圧により第2弾性体9はある程度他方側に弾性変形させられるが、第1弾性体8はバネ定数が大きいために該第2弾性体9ほどに弾性変形させられることはなく、該缶100に続く他の缶100は、第1弾性体8上を精度よく搬送されていく。そして、前記他の缶100が第1弾性体8上を移動する間に第2弾性体9が復元変形するので、前記下流側に達した他の缶100は第1弾性体8上から第2弾性体9上へとスムースに移行するとともに、マンドレル20に精度よく嵌合し深く押し込まれ、安定して支持される。具体的に、本実施形態においては、例えば2000cpmであっても安定して缶を搬送(生産)できる。
例えば、前述の実施形態では、スラッパー5の第1弾性体8と第2弾性体9とは、搬送方向Cの基端部で互いに連結されて基台7に支持されているとしたが、これに限定されるものではない。すなわち、第1弾性体8と第2弾性体9とは、互いに別体とされて基台7に支持されていても構わない。
図5(a)の例では、スラッパー5は、搬送方向Cに沿う円弧状に延びて形成されている。この場合、例えば、搬送される缶100の缶軸軌跡上にスラッパー5を配置でき、前述の押し込み動作をより安定させることができる。尚、本実施形態で説明したように、スラッパー5を直線状に形成した場合には、該スラッパー5に対する缶100の底部100aの摺接部分を分散できるので、底部100aに摺接痕がつきにくくなる。
2 タレット
3 ポケット
4 シュート
5 スラッパー
8 第1弾性体
9 第2弾性体
10 摺動部材
11 弾性部材
20 マンドレル
100 缶
100a 缶の底部
100b 缶の口部
C 搬送方向
L1 第1弾性体の長さ
L2 第2弾性体の長さ
P ポケットの配置間隔
Claims (5)
- 円板状をなし、中心軸を中心とした周回方向のうち缶の搬送方向に向けて回転されるタレットと、
前記タレットの外周部に互いに等間隔をあけて複数設けられ、有底筒状の缶が、その缶軸を前記タレットの中心軸に平行に配置するように支持されるポケットと、
前記ポケットに缶を送るシュートと、
前記ポケットに対して、前記タレットの中心軸方向のうち該ポケットに支持される缶の口部側である一方側に配設され、前記ポケットに同期するように前記搬送方向に向けて移動する複数のマンドレルと、
前記ポケットに対して、前記タレットの中心軸方向のうち該ポケットに支持される缶の底部側である他方側に配設され、前記搬送方向に沿うように延びるとともに該搬送方向に向かうに従い漸次前記一方側に向かって傾斜し、前記搬送方向の基端部が片持ち支持され、先端部が自由端とされたスラッパーと、を備え、
前記タレットが前記搬送方向に回転することにより、前記ポケットに支持された缶が、その底部を前記スラッパーに摺接させつつ前記一方側に向けて押し込まれ、該缶の口部が前記マンドレルに嵌合される缶の搬送装置であって、
前記スラッパーは、
第1弾性体と、
前記第1弾性体に沿って延びるとともに、前記第1弾性体よりも前記搬送方向に長い第2弾性体と、を備えたことを特徴とする缶の搬送装置。 - 請求項1に記載の缶の搬送装置であって、
前記第1弾性体と前記第2弾性体とは、前記搬送方向の基端部で互いに連結され、前記搬送方向の先端部で互いに分離されていることを特徴とする缶の搬送装置。 - 請求項1又は2に記載の缶の搬送装置であって、
前記スラッパーは、
前記一方側を向くとともに、缶の底部に摺接される摺動部材と、
前記摺動部材の前記他方側に配置されて該摺動部材と一体に弾性変形可能とされた板状の弾性部材と、を備えたことを特徴とする缶の搬送装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の缶の搬送装置であって、
前記第2弾性体は、前記タレットの径方向に沿う両側から前記第1弾性体を挟むように形成されていることを特徴とする缶の搬送装置。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の缶の搬送装置であって、
前記第1弾性体の基端部から先端部までの長さは、前記搬送方向に隣り合う前記ポケット同士の配置間隔Pに対して、0.5×P〜1.0×Pに設定され、
前記第2弾性体の基端部から先端部までの長さは、前記配置間隔Pに対して、0.8×P〜2.5×Pに設定されることを特徴とする缶の搬送装置。
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS62275751A (ja) * | 1985-08-03 | 1987-11-30 | Ajinomoto Co Inc | 転写装置 |
JP2002102969A (ja) * | 2000-09-28 | 2002-04-09 | Daiwa Can Co Ltd | ボトル型缶の製造方法 |
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JP2007070049A (ja) * | 2005-09-07 | 2007-03-22 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 有底容器の搬送装置及び有底容器の搬送方法 |
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