JP2012179167A - 二次元画像表示装置及び遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 画像伝達パネル306がマイクロレンズアレイ361の前記ハーフミラー304とは反対側に位置する空間の第1及び第2の結像面371−1、371−2にそれぞれ前記第1及び第2の二次元画像を結像させ、当該第1及び第2の結像面371−1、371−2からの当該反射画像光及び当該透過画像光を人物の眼に入射させることで、当該眼に対して前記第1及び第2の二次元画像を前記マイクロレンズアレイの当該人物側の表面より手前側に視認させるとともに、演出制御基板120及びランプ制御基板140が、前記表示装置移動部381による前記第2の液晶表示ユニット302−2の移動を制御することで、前記第2の結像面371−2の位置を制御する。
【選択図】図8
Description
一方、液晶表示装置においては、ステレオ式立体映像表示が可能な3Dテレビが普及してきている。一般的な3Dテレビでは、視聴者が偏光フィルムや液晶シャッタを用いた立体メガネを着用する必要があり、煩わしく感じる視聴者が多かった。また、左右の眼に対応して異なる左右の映像を作成する必要があり、映像の作成コストが高かった。
本発明は、人物の眼に対して二次元画像をマイクロレンズアレイの当該人物側の表面より手前側に視認させるとともに、当該二次元画像を視認させる位置の距離感を変化させることができる二次元画像表示装置及び遊技機の提供を目的とする。
を備えることを特徴とする。
以下、本発明の第1の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
次に、図1〜図4を参照して、本発明の第1の実施形態の遊技機1の構成について具体的に説明する。図1は本発明の第1の実施形態の遊技機1の正面図であり、図2は本発明の第1の実施形態のガラス枠を開放させた状態の遊技機1の斜視図であり、図3は本発明の第1の実施形態のガラス枠を開放させた状態の遊技機1の斜視図であり、図4は遊技機1の裏面側の斜視図である。
なお、この大当たり遊技には、複数種類の大当たりが設けられているが、詳しくは後述する。
図2において、受皿ユニット8の球皿部71の前側及び右側には、斜め前方に傾斜する傾斜面部74が設けられている。傾斜面部74の右側部には、二次元画像表示装置35が配置されている。
図3において、ガラス枠50は、遊技盤2の前方(遊技者側)において遊技領域6を視認可能に覆うガラス板52を支持している。なお、ガラス板52は、ガラス枠50に対して着脱可能に固定されている。
図4において、遊技機1の裏面には、主制御基板110、演出制御基板120、払出制御基板130、電源基板170、遊技情報出力端子板30などが設けられている。また、電源基板170に遊技機1に電力を給電するための電源プラグ171や、図示しない電源スイッチが設けられている。
図5は、二次元画像表示装置35の分解斜視図である。図6は、二次元画像表示装置35の組み立てた状態の斜視図である。図7は、二次元画像表示装置35の組み立てた状態の断面図である。図8及び図9は、二次元画像表示装置35の光学系の作用を示す説明図であり、図8は本実施形態の光学系を示し、図9は比較例の光学系を示している。
左右の部品取り付け部318、319には、それぞれ赤外線発光ユニット307及び赤外線センサ308を取り付けている。
表示装置移動部381は、カバー382と、左右のギア駆動ユニット383、384と、左右のフォトセンサ385、386と、ネジ387、388とから構成されている。
右の壁部424の右側面の前側上部にはネジ締付部424aが形成されている。また、右の壁部424の右側面の前側部の上下にはネジ止め部424b、424bが形成されている。右の壁部424の右側面の後側部の下側にはネジ止め部424cが形成されている。右の壁部424の後辺中間部から前側部にかけてスリット424dが形成されている。
表示装置移動部381のネジ締付部423a、424aは、フレーム301のネジ止め部316b、317bに2本のネジ397、397によりネジ止めされる。
左の直線ギア部材302a−2は、左のギア駆動ユニット383の貫通部383aに挿通される左の直線ギア部302c−2と、ケース342−2の左面に接続固定される板状部302e−2とを一体形成したものである。板状部302e−2は、カバー382に第2の液晶表示ユニット302−2のケース342−2が挿入された状態で、左の壁部423のスリット423dに挿入される。右の直線ギア部材302b−2は、右のギア駆動ユニット384の貫通部384aに挿通される右の直線ギア部302d−2と、ケース342−2の右面に接続固定される板状部302f−2とを一体形成したものである。板状部302f−2は、カバー382に第2の液晶表示ユニット302−2のケース342−2が挿入された状態で、右の壁部424のスリット424dに挿入される。
右のギア駆動ユニット384は、ステッパモータと減速ギアから構成されていおり、減速ギアが右の直線ギア部材302b−2の右の直線ギア部302d−2と咬み合いった状態で、ランプ制御基板140からハーネス386bを介して供給されたパルス電力によりステッパモータが駆動し、ステッパモータが減速ギアが回転駆動することで、右の直線ギア部材302b−2を前後方向に移動させる。
左右のフォトセンサ385、386は、直線ギア部材302a−2、302b−2の後端を検出し、この検知結果をそれぞれハーネス385a、386aを介してランプ制御基板140に送信する。
ランプ制御基板140は、左右のフォトセンサ385、386からの検知信号と供給されたパルス電力に基づいて第2の液晶表示ユニット302−2の位置を把握し、演出制御基板120にからのコマンドが示す位置に第2の液晶表示ユニット302−2を移動させる制御を行う。
第2の液晶表示ユニット302−2のケース342−2の下面にはハーネス348−2、349−2が延出している。ハーネス348−2、349−2は、カバー382の下面部422のスリット422aに挿入され、第2の液晶表示ユニット302−2の動きに合わせて移動可能になっている。
このような構造により、表示装置移動部381は、ランプ制御基板140の駆動制御により第2の液晶表示ユニット302−2を前後方向に移動させる。
反射鏡303は、第1の液晶表示ユニット302−1の画像表示面350−1の後ろ側において、反射面351が前記画像表示面350−1に対して右側から見て右回りに45°傾斜して配置され、当該画像表示面350−1からの光L1を当該反射面351で反射画像光L2として上方に反射させる。
ハーフミラー304は、反射鏡303からの反射画像光L2を当該反射面352で反射画像光L3として前方へ反射させるとともに、第2の液晶表示ユニット302−2の画像表示面350−2からの光L11を透過画像光L12として前方に透過させる。
図8において、画像伝達パネル306は、マイクロレンズアレイ361とこれの有効領域を囲むレンズ枠領域362例えばレンズ枠体からなる。マイクロレンズアレイ361は液晶表示パネル343−1、343−2の画像表示面350−1、350−2に書き込まれた二次元画像を目視せしめるための正立等倍光学系になっている。本実施形態においてマイクロレンズアレイ361の有効面積は、液晶表示パネル343−1、343−2の画像表示面350−1、350−2の面積と同一とされている。レンズ枠領域362は黒色などの暗色を呈し、マイクロレンズアレイの存在を目視者が意識する度合を抑制している。
表示装置移動部381により液晶表示パネル343−2が最も前方に移動した状態(図8に示す実線の状態)で、レンズアレイ半体363、364の第2の像側焦点(第2の結像面371−2)とレンズアレイ半体364のレンズ面との間の光L5の光路の距離A31は、液晶表示パネル343−2とレンズアレイ半体363のレンズ面との間の光L11、L3、L4の航路の距離A1と同じになるように凸レンズ367、368、369、370の曲率が設定されている。このような凸レンズ367、368、369、370の曲率の設定により、レンズアレイ半体363、364の第1の像側焦点(第1の結像面371−1)とレンズアレイ半体364のレンズ面との間の光L5の光路の距離A2は光L11、L3、L4の航路の距離A1の3/4程度の距離になっている。
次に、図10の遊技機1全体のブロック図を用いて、遊技の進行を制御する制御手段について説明する。
例えば、大当たり抽選に参照される大当り判定テーブル、普通図柄の抽選に参照される当り判定テーブル、特別図柄の停止図柄を決定する図柄決定テーブル等がメインROM110bに記憶されている。
なお、上述したテーブルは、本発明の第1の実施形態におけるテーブルのうち、特徴的なテーブルを一例として列挙しているに過ぎず、遊技の進行にあたっては、この他にも不図示のテーブルやプログラムが多数設けられている。
主制御基板110のメインROM110bには、遊技制御用のプログラムや各種の遊技に決定に必要なデータ、テーブルが記憶されている。
例えば、大当たり抽選に参照される大当り判定テーブル(図16参照)、普通図柄の抽選に参照される当り判定テーブル(図16参照)、特別図柄の停止図柄を決定する図柄決定テーブル(図17参照)、大当たり終了後の遊技状態を決定するための大当たり遊技終了時設定データテーブル、大入賞口開閉扉の開閉条件を決定する特別電動役物作動態様決定テーブル(図18参照)、大入賞口開放態様テーブル(図19参照)特別図柄の変動パターンを決定する変動パターン決定テーブル、等がメインROM110bに記憶されている。
なお、上述したテーブルは、本発明の第1の実施形態におけるテーブルのうち、特徴的なテーブルを一例として列挙しているに過ぎず、遊技の進行にあたっては、この他にも不図示のテーブルやプログラムが多数設けられている。
例えば、メインRAM110cには、普通図柄保留数(G)記憶領域、普通図柄保留記憶領域、普通図柄データ記憶領域、第1特別図柄保留数(U1)記憶領域、第2特別図柄保留数(U2)記憶領域、第1特別図柄乱数値記憶領域、第2特別図柄乱数値記憶領域、ラウンド遊技回数(R)記憶領域、開放回数(K)記憶領域、大入賞口入球数(C)記憶領域、遊技状態記憶領域(高確率遊技フラグ記憶領域と時短遊技フラグ記憶領域)、高確率遊技回数(X)カウンタ、時短回数(J)カウンタ、遊技状態バッファ、停止図柄データ記憶領域、演出用伝送データ格納領域、特別図柄時間カウンタ、特別遊技タイマカウンタなど各種のタイマカウンタが設けられている。なお、上述した記憶領域も一例に過ぎず、この他にも多数の記憶領域が設けられている。
例えば、主制御基板から受信した変動パターン指定コマンドに基づいて演出パターンを決定するための演出パターン決定テーブル、停止表示する演出図柄36の組み合わせを決定するための演出図柄決定テーブル、擬似空中画像演出パターンを決定する擬似空中画像演出パターン決定テーブル、擬似空中画像操作演出の可否を選択決定する擬似空中画像操作演出決定テーブル等がサブROM120bに記憶されている。なお、上述したテーブルは、本発明の第1の実施形態におけるテーブルのうち、特徴的なテーブルを一例として列挙しているに過ぎず、遊技の進行にあたっては、この他にも不図示のテーブルやプログラムが多数設けられている。
サブRAM120cには、遊技状態記憶領域、演出モード記憶領域、演出パターン記憶領域、演出図柄記憶領域、擬似空中画像演出パターン記憶領域、擬似空中画像操作演出実行フラグ記憶領域、遊技者検知フラグ記憶領域等が設けられている。なお、上述した記憶領域も一例に過ぎず、この他にもサブRAM120cには多数の記憶領域が設けられている。
また、ランプ制御基板140は、二次元画像表示装置35の赤外線発光ユニット307及び赤外線センサ308に接続されている。ランプ制御基板140は、演出制御基板120におけるサブCPU120aからの制御情報に基づいて、赤外線発光ユニット307を発光させるとともに、赤外線センサ308からの赤外線検出信号の解析を行い、二次元画像表示装置35により形成された擬似空中画像の中心において遊技者の指等の体の一部の検知を行う。さらに、ランプ制御基板140は、二次元画像表示装置35の左右のフォトセンサ385、386からの検知信号と供給されたパルス電力に基づいて第2の液晶表示ユニット302−2の位置を把握し、左右のギア駆動ユニット384に適宜パルス電力を供給して演出制御基板120にからのコマンドが示す位置に第2の液晶表示ユニット302−2を移動させる制御を行う。
画像制御基板150の詳しい説明は、図11の画像制御基板のブロック図を用いて後述する。
次に、図11の画像制御基板150のブロック図を用いて、画像表示制御について説明する。
また、ホストCPU150aは、VDP400からVブランク割込信号や描画終了信号を受信すると、適宜割り込み処理を行う。
なお、CGROM151は、全ての画像データを圧縮せずとも、一部のみ圧縮している構成でもよい。また、ムービーの圧縮方式としては、MPEG4等の公知の種々の圧縮方式を用いることができる。
また、CPU I/F413は、ホストCPU150aとの通信用のインターフェース回路であり、CPU I/F413を介して、ホストCPU150aがVDP400にディスプレイリストを出力したり、制御レジスタにアクセスしたり、VDP400からの各種の割込信号をホストCPU150aが入力したりする。
具体的には、ホストCPU150aとVRAM153とのデータ転送、CGROM151とVRAM153とのデータ転送、VRAM153の各種記憶領域(フレームバッファも含む)の相互間のデータ転送を行う。
なお、本実施形態では、映像信号として、デジタル信号をアナログ信号に変換したRGB信号を液晶表示装置31及び第1及び第2の液晶表示ユニット302−1、302−2に出力するように構成したが、デジタル信号のまま映像信号を出力してもよい。
ここで、図12を参照して、VDP400に備えられた制御レジスタ411の構成について説明する。図12は、VDP400における制御レジスタ411の代表的なデータを取得して示した構造図である。
具体的には、クロック生成回路415により1/60秒(約16.6ms)毎にVブランク割込信号(垂直同期信号)が生成され、かかるVブランク割込信号が生成される毎にシステム制御レジスタの0bit目に1がセットされる。また、描画回路417は、描画が終了すると、システム制御レジスタの1bit目に1をセットする。
そして、これらの「割込レジスタ」に1がセットされると、CPU I/F413はVブランク割込信号又は描画終了割込信号をホストCPU150aに出力する。なお、CPU I/F413は、各種割込信号を出力後には、各種割込レジスタの対応するbitに0をセットする。
具体的には、ホストCPU150aは、CPU I/F413を介して、描画レジスタの0bit目に1をセットして、描画回路417に描画の実行開始を指示する。描画回路417は、描画を開始すると、描画レジスタの0bit目に0をセットする。
具体的には、描画回路417は、ホストCPU150aから出力されたディスプレイリストを解析し、使用する画像データがVRAM153の展開記憶領域153bに存在しないと、伸長レジスタの0bit目に1をセットして、伸長回路416に使用する画像データの伸長を開始させて展開記憶領域153bに記憶させる指示を行う。伸長回路416は、伸長を開始すると、伸長レジスタの0bit目に0をセットする。
また、伸長回路416は、伸長を実行している間は伸長レジスタの1bit目に1をセットし、圧縮された画像の伸長が終了すると伸長レジスタの1bit目に0をセットする。
具体的には、ホストCPU150aは、電源投入時に、CPU I/F413を介して、表示レジスタの0bit目に1をセットして、表示回路418に映像信号を作成して出力させることを指示する。これにより、表示回路418は、指定されている「表示用フレームバッファ」にある画像データに基づいて、映像信号を生成して液晶表示装置31に出力する。
また、ホストCPU150aは、Vブランク割込信号を入力したときに描画が終了していれば、CPU I/F413を介して、表示レジスタの1bit目に1を加算して、メモリコントローラ419に「表示用フレームバッファ」と「描画用フレームバッファ」とを切り替える指示を与える。すなわち、描画の終了毎に、表示レジスタの1bit目が1加算されていくので、「0→1→0→1→・・・・・」と切り替わっていく。
図13(a−1)、図13(a−2)は、「大当たりの抽選」に用いられる大当り判定テーブルを示す図である。図13(a−1)は、第1特別図柄表示装置20において参照される大当り判定テーブルであり、図13(a−2)は、第2特別図柄表示装置21において参照される大当り判定テーブルである。図13(a−1)と図13(a−2)とのテーブルでは、小当たりの当選確率が相違しているものの、大当たり確率は同一である。
例えば、図13(a−1)に示す第1特別図柄表示装置用の大当り判定テーブルによれば、低確率遊技状態であるときには、「7」、「8」という2個の特別図柄判定用乱数値が大当たりと判定される。一方、高確率遊技状態であるときには、「7」〜「26」の20個の特別図柄判定用乱数値が大当たりと判定される。
また、図13(a−1)に示す第1特別図柄表示装置用の大当り判定テーブルによれば、低確率遊技状態であっても高確率遊技状態であっても、特別図柄判定用乱数値が「50」、「100」、「150」、「200」の4個の特別図柄判定用乱数値であった場合に「小当たり」と判定される。なお、上記以外の乱数値であった場合には、「ハズレ」と判定される。
従って、特別図柄判定用乱数値の乱数範囲が0〜598であるから、低確率遊技状態のときに大当たりと判定される確率は1/299.5であり、高確率遊技状態のときに大当たりと判定される確率は10倍アップして1/29.9である。また、第1特別図柄表示装置においては、小当たりと判定される確率は、低確率遊技状態であっても高確率遊技状態であっても1/149.75となる。
図13(b)は、「普通図柄の抽選」に用いられる当り判定テーブルを示す図である。
具体的には、当たり判定テーブルは、時短遊技状態の有無と取得された普通図柄判定用乱数値に基づいて、「当たり」か「ハズレ」かを判定するものである。
例えば、図13(b)に示す当り判定テーブルによれば、非時短遊技状態であるときには、「0」という1個の特定の普通図柄判定用乱数値が当たりと判定される。一方、時短遊技状態であるときには、「0」〜「65534」の65535個の特定の普通図柄判定用乱数値が当たりと判定される。なお、上記以外の乱数値であった場合には、「ハズレ」と判定される。
従って、普通図柄判定用乱数値の乱数範囲が0〜65535であるから、非時短遊技状態のときに当たりと判定される確率は1/65536であり、時短遊技状態のときに当たりと判定される確率は65535/65536=1/1.00002である。
図14は、特別図柄の停止図柄を決定する図柄決定テーブルを示す図である。
図14(a)は、大当たりのときに停止図柄を決定するために参照される図柄決定テーブルであり、図14(b)は、小当たりのときに停止図柄を決定するために参照される図柄決定テーブルであり、図14(c)は、ハズレのときに停止図柄を決定するために参照される図柄決定テーブルである。
例えば、第1特別図柄表示装置においては、大当たりのときには図14(a)に示す図柄決定テーブルを参照し、取得された大当たり図柄用乱数値が「55」であれば、停止図柄データとして「03」(特別図柄3(第1確変大当たり3))を決定する。また、第1特別図柄表示装置においては、小当たりのときには図14(b)に示す図柄決定テーブルを参照し、取得された小当たり図柄用乱数値が「50」であれば、停止図柄データとして「08」(特別図柄B(小当たりB))を決定する。又はズレのときには、いずれの乱数値も参照せずに、停止図柄データとして「00」(特別図柄0(ハズレ))を決定する。
図17は、液晶表示装置31等においての演出図柄36の変動態様を決定するための変動演出パターン決定テーブルを示す図である。
なお、「変動演出パターン」とは、特別図柄の変動中に行われる演出手段(液晶表示装置31、音声出力装置32、演出用駆動装置33、演出用照明装置34a、34b)における具体的な演出態様をいう。例えば、液晶表示装置31においては、変動演出パターンによって表示される背景の表示態様、キャラクタの表示態様、演出図柄36の変動態様が決定される。また、本発明の第1の実施形態でいう「リーチ」とは、特別遊技に移行することを報知する演出図柄36の組合せの一部が停止表示され、他の演出図柄36が変動表示を行っている状態をいう。例えば、大当たり遊技に移行することを報知する演出図柄36の組合せとして「777」の3桁の演出図柄36の組み合わせが設定されている場合に、2つの演出図柄36が「7」で停止表示され、残りの演出図柄36が変動表示を行っている状態をいう。
具体的には、演出パターン指定コマンドは、1コマンドが2バイトのデータで構成されており、制御コマンドの分類を識別するため1バイトのMODEデータと、実行される制御コマンドの内容を示す1バイトのDATAデータとから構成される。また、変動演出パターンに対応する演出パターン指定コマンドとしては、第1特別図柄表示装置20における特別図柄の変動パターンに基づく変動演出パターンのときには、「MODE」が「A1H」で設定され、第2特別図柄表示装置21における特別図柄の変動パターンに基づく変動演出パターンのときには、「MODE」が「B1H」で設定され、変動演出パターンの識別番号に合わせて「DATA」が設定される。
等の各種の演出パターン指定コマンドを画像制御基板150に送信する。
次に、遊技が進行する際の遊技状態について説明する。本発明の第1の実施形態においては、大当たりの抽選に関する状態として「低確率遊技状態」と「高確率遊技状態」とを有し、第2始動口15が有する一対の可動片15bに関する状態として「非時短遊技状態」と「時短遊技状態」とを有する。この大当たりの抽選に関する状態(低確率遊技状態、高確率遊技状態)と一対の可動片15bに関する状態(非時短遊技状態、時短遊技状態)とは、それぞれの状態を関連させることもでき、独立させることもできる。つまり、
(1)「低確率遊技状態」であって「時短遊技状態」である場合と、
(2)「低確率遊技状態」であって「非時短遊技状態」である場合と、
(3)「高確率遊技状態」であって「時短遊技状態」である場合と、
(4)「高確率遊技状態」であって「非時短遊技状態」である場合とを設けることが可能になる。
なお、遊技を開始したときの遊技状態、すなわち遊技機1の初期の遊技状態は、「低確率遊技状態」であって「非時短遊技状態」に設定されており、この遊技状態を本発明の第1の実施形態においては「通常遊技状態」と称することとする。
また、低確率遊技状態から高確率遊技状態に変更するのは、後述する大当たり遊技を終了した後である。
したがって、「時短遊技状態」においては、「非時短遊技状態」よりも、普通図柄ゲート13を遊技球が通過する限りにおいて、第2始動口15が第2の態様に制御されやすくなる。これにより、「時短遊技状態」では、遊技者が遊技球を消費せずに遊技を進行することが可能となる。
また、普通図柄ゲート13が第2の遊技領域6Rのみからなる第2の専用領域(遊技領域6の右側の領域)に設けられていることから、「時短遊技状態」のときには、操作ハンドル3を大きく回動させ、強い発射強度で遊技球を発射して遊技を行うように構成されている。
なお、普通図柄の抽選において当たりに当選する確率を「非時短遊技状態」および「時短遊技状態」のいずれの遊技状態であっても変わらないように設定してもよい。
本発明の第1の実施形態においては、第1大入賞口16を長い開放時間で開放させる「長当たり遊技」と、第2大入賞口17を短い開放時間で開放させる「短当たり遊技」と、第2大入賞口17を短い開放時間で開放させてから、長い開放時間で開放させる「発展当たり遊技」との3種類の「大当たり遊技」と、1種類の「小当たり遊技」とが設けられている。なお、本発明の第1の実施形態においては、「大当たり遊技」と上記「小当たり遊技」とを総称して「特別遊技」という。
「長当たり遊技」においては、第1大入賞口16が開放されるラウンド遊技を合計15回行う。各ラウンド遊技における第1大入賞口16の最大開放時間は最大29秒に設定されており、この間に第1大入賞口16に規定個数(9個)の遊技球が入球すると、1回のラウンド遊技が終了となる。つまり、「長当たり遊技」は、第1大入賞口16に遊技球が入球するとともに、当該入球に応じた賞球を遊技者が獲得できることから、多量の賞球を獲得可能な特別遊技である。また、第1大入賞口16は、遊技領域6の右側の領域に設けられていることから、「長当たり遊技」のときには、操作ハンドル3を大きく回動させ、強い発射強度で遊技球を発射して遊技を行うように構成されている。
「短当たり遊技」においては、第2大入賞口17が開放されるラウンド遊技を合計15回行う。各ラウンド遊技における第2大入賞口17の最大開放時間は、最大0.052秒に設定されており、1個の遊技球が発射される発射時間(約0.6秒)よりも短くなっている。この間に第2大入賞口17に規定個数(9個)の遊技球が入球すると、1回のラウンド遊技が終了となるが、上記のとおり第2大入賞口17の開放時間が極めて短いため、遊技球が入球することはほとんどない。つまり、「短当たり遊技」は、「長当たり遊技」とは異なり、賞球の獲得が困難な特別遊技である。
「発展当たり遊技」においては、第2大入賞口17が開放されるラウンド遊技を合計15回行う。初回のラウンド遊技において、第2大入賞口17の開放時間が短い開閉動作を複数回実行した後、第2大入賞口17の開放時間が長い開閉動作を行う。2ラウンド遊技以降の第2大入賞口17の最大開放時間は29秒に設定されており、この間に第2大入賞口17に所定個数の遊技球(例えば9個)が入球すると、1回のラウンド遊技が終了となる。つまり、「発展当たり遊技」は、当初は第2大入賞口17の開放時間が短い開閉動作を繰り返した後、第2大入賞口17の開放時間が長い開閉動作を繰り返している間には、第2大入賞口17に遊技球が入球するとともに、当該入球に応じた賞球を遊技者が獲得できることから、多量の賞球を獲得可能な遊技である。
「小当たり遊技」においても、上記「短当たり遊技」と同様、第2大入賞口17が15回開放される。このときの第2大入賞口17の開放時間、開閉タイミング、開閉態様は、上記「短当たり遊技」と同じか、又は、遊技者が「小当たり遊技」と「短当たり遊技」との判別を不能もしくは困難な程度に近似するように設定している。
図18を用いて、主制御基板110のメイン処理を説明する。
図19を用いて、主制御基板110のタイマ割込処理を説明する。
具体的には、それぞれの乱数値及び乱数カウンタを+1加算して更新する。なお、加算した乱数カウンタが乱数範囲の最大値を超えた場合(乱数カウンタが1周した場合)には、乱数カウンタを0に戻し、その時の初期乱数値からそれぞれの乱数値を新たに更新する。
ステップS200において、メインCPU110aは、入力制御処理を行う。
この処理において、メインCPU110aは、一般入賞口検出スイッチ12a、第1大入賞口検出スイッチ16a、第2大入賞口検出スイッチ17a、第1始動口検出スイッチ14a、第2始動口検出スイッチ15a、ゲート検出スイッチ13aの各スイッチに入力があったか否か判定する入力処理を行う。
具体的には、まず普通図柄保留数(G)記憶領域に1以上のデータがセットされているか否かを判定し、普通図柄保留数(G)記憶領域に1以上のデータがセットされていなければ、今回の普図普電制御処理を終了する。
普通図柄保留数(G)記憶領域に1以上のデータがセットされていれば、普通図柄保留数(G)記憶領域に記憶されている値から1を減算した後、普通図柄保留記憶領域にある第1記憶部〜第4記憶部に記憶された普通図柄判定用乱数値を1つ前の記憶部にシフトさせる。このとき、既に第0記憶部に書き込まれていた普通図柄判定用乱数値は上書きされて消去されることとなる。
そして、図13(b)に示す当たり判定テーブルを参照し、普通図柄保留記憶領域の第0記憶部に記憶された普通図柄判定用乱数値が「当たり」に対応する乱数値であるかどうかの判定する処理を行う。その後、普通図柄表示装置22において普通図柄の変動表示を行って、普通図柄の変動時間が経過すると普通図柄の抽選の結果に対応する普通図柄の停止表示を行う。そして、参照した普通図柄判定用乱数値が「当たり」のものであれば、始動口開閉ソレノイド15cを駆動させ、第2始動口15を所定の開放時間、第2の態様に制御する。
ここで、非時短遊技状態であれば、普通図柄の変動時間を29秒に設定し、「当たり」であると第2始動口15を0.2秒間、第2の態様に制御する。これに対して、時短遊技状態であれば、普通図柄の変動時間を0.2秒に設定し、「当たり」であると第2始動口15を3.5秒間、第2の態様に制御する。
この払出制御処理において、メインCPU110aは、ぞれぞれの賞球カウンタを参照し、各種入賞口に対応する払出個数指定コマンドを生成して、生成した払出個数指定コマンドを払出制御基板130に送信する。
また、第1特別図柄表示装置20、第2特別図柄表示装置21および普通図柄表示装置22の各LEDを点灯させるために、上記S600で作成した特別図柄表示装置データと普通図柄表示装置データとを出力する表示装置出力処理を行う。
さらに、メインRAM110cの演出用伝送データ格納領域にセットされているコマンドを演出制御基板120に送信するコマンド送信処理も行う。なお、演出制御基板120に送信されるコマンドの種別については、図22を用いて後述する。
図20を用いて、主制御基板110の特図特電制御処理を説明する。
この「特図特電処理データ」は、後述するように特図特電制御処理の各サブルーチンの中で必要に応じてセットされていくので、その遊技において必要なサブルーチンが適宜処理されていくことになる。
図21は、主制御基板110の特別図柄記憶判定処理を示す図である。
そして、第1特別図柄保留数(U1)記憶領域又は第2特別図柄保留数(U2)記憶領域のいずれの記憶領域にも1以上のデータがセットされていなければ、特図特電処理データ=0を保持したまま、今回の特別図柄変動処理を終了する。
一方、第1特別図柄保留数(U1)記憶領域又は第2特別図柄保留数(U2)記憶領域に1以上のデータがセットされていれば、ステップS312に処理を移す。
具体的には、第2特別図柄保留数(U2)記憶領域に1以上のデータがセットされている場合には、第2特別図柄保留数(U2)記憶領域に記憶されている値から1を減算した後、第2特別図柄乱数値記憶領域にある第1記憶部〜第4記憶部に記憶された各種乱数値を1つ前の記憶部にシフトさせる。このとき、既に第0記憶部に書き込まれていた各種乱数値は上書きされて消去されることとなる。そして、図13(a−2)に示す大当たり判定テーブルを参照して、第2特別図柄乱数値記憶領域の第0記憶部に記憶された特別図柄判定用乱数値が「大当たり」に対応する乱数値であるか、「小当たり」に対応する乱数値であるかの判定を行う。
この特別図柄決定処理では、上記大当り判定処理(ステップS312)において「大当たり」と判定された場合には、図14(a)に示す図柄決定テーブルを参照して、第1特別図柄乱数値記憶領域の第0記憶部に記憶された大当たり図柄用乱数値に基づいて大当たり図柄(特別図柄1〜特別図柄6)を決定する。また、上記大当り判定処理(ステップS312)において「小当たり」と判定された場合には、図14(b)に示す図柄決定テーブルを参照して、第1特別図柄乱数値記憶領域の第0記憶部に記憶された小当たり図柄用乱数値に基づいて小当たり図柄(特別図柄A、特別図柄B)を決定する。また、上記大当り判定処理(ステップS312)において「ハズレ」と判定された場合には、図14(c)に示す図柄決定テーブルを参照して、ハズレ図柄(特別図柄0)を決定する。
そして、決定した特別図柄に対応する停止図柄データを停止図柄データ記憶領域に記憶する。
具体的には、変動パターン決定テーブルを参照して、第1特別図柄乱数値記憶領域の第0記憶部に記憶されたリーチ判定用乱数値および特図変動用乱数値に基づいて、特別図柄の変動パターンを決定する。その後、決定した特別図柄の変動パターンに対応する特別図柄の変動時間を決定する。そして、決定した特別図柄の変動時間に対応するカウンタを特別図柄時間カウンタにセットする処理を行う。このような処理を行うことで、大当たりの抽選の一回の判定結果(特別図柄の判定結果)に対応した演出時間は、特別図柄の変動時間(変動態様)に対応しており、当該判定の直後に決定する。
さらに、メインCPU110aは、特別図柄の変動表示が開始されるときに、上記ステップS314で決定された特別図柄の変動パターンに対応する特別図柄の変動パターン指定コマンド(第1特別図柄用変動パターン指定コマンド又は第2特別図柄用変動パターン指定コマンド)をメインRAM110cの演出用伝送データ格納領域にセットする。
ステップS320の特別図柄変動処理においては、メインCPU110aは、特別図柄の変動時間が経過したか否かを判定する処理を行う。
具体的には、ステップS314で決定された特別図柄の変動時間が経過したか(特別図柄時間カウンタ=0)否かを判定し、特別図柄の変動時間が経過していないと判定した場合には、特図特電処理データ=1を保持したまま、今回の特別図柄変動処理を終了する。なお、上記ステップS314でセットされた特別図柄の変動時間のカウンタは、上記ステップS110において減算処理されていく。
特別図柄の変動時間が経過したと判定すれば、上記ステップS313で決定された特別図柄を第1特別図柄表示装置20又は第2特別図柄表示装置21に停止表示させる。これにより、第1特別図柄表示装置20又は第2特別図柄表示装置21に特別図柄が停止表示され、遊技者に大当たりの判定結果が報知されることとなる。
また、時短回数(J)>0のときには時短回数(J)カウンタから1を減算して更新し、時短回数(J)=0となれば、時短遊技フラグをクリアし、高確率遊技回数(X)>0のときには高確率遊技回数(X)カウンタから1を減算して更新し、高確率遊技回数(X)=0となれば、高確率遊技フラグをクリアする。
最後に、特図特電処理データ=1から特図特電処理データ=2にセットして、特別図柄停止処理のサブルーチンに移す準備を行い、特別図柄変動処理を終了する。
そして、大当たり図柄と判定された場合には、遊技状態記憶領域に記憶されているデータを参照し、現在の遊技状態を示すデータ(00H〜03H)を遊技状態バッファにセットする。その後に、高確率遊技フラグ記憶領域および時短遊技フラグ記憶領域に記憶されているデータ(高確率遊技フラグと時短遊技フラグ)、高確率遊技回数(X)カウンタ、時短回数(J)カウンタをクリアする。さらに、特図特電処理データ=2から特図特電処理データ=3にセットして、大当たり遊技処理のサブルーチンに移す準備を行い、特別図柄停止処理を終了する。
また、小当たり図柄と判定された場合には、遊技状態記憶領域に記憶されているデータはクリアせずに、特図特電処理データ=2から特図特電処理データ=5にセットして、小当たり遊技処理のサブルーチンに移す準備を行い、特別図柄停止処理を終了する。
一方、ハズレ図柄と判定された場合には、特図特電処理データ=2から特図特電処理データ=0にセットして、特別図柄記憶判定処理のサブルーチンに移す準備を行い、特別図柄停止処理を終了する。
具体的には、まず図15に示す特別電動役物作動態様決定テーブルを参照し、上記ステップS313で決定された大当たり図柄の種類(停止図柄データ)に基づいて、大当たりの開放態様を決定する(長当たりTBL、短当たりTBL又は発展当たりTBLを決定する)。
次に、決定した大当たりの開放態様を実行させるために図16(a)に示す大入賞口開放態様テーブルを参照し、大当たりの種類に応じた開放時間を特別遊技タイマカウンタにセットするとともに、第1大入賞口開閉ソレノイド16c(又は第2大入賞口開閉ソレノイド17c)の駆動データを出力して第1大入賞口開閉扉16b(又は第2大入賞口開閉扉17b)を開放させる。このとき、ラウンド遊技回数(R)記憶領域に1を加算する。
この開放中に規定個数の遊技球が入球するか、大入賞口の開放時間が経過すると(大入賞口入球数(C)=9又は特別遊技タイマカウンタ=0である)と、第1大入賞口開閉ソレノイド16c(又は第2大入賞口開閉ソレノイド17c)の駆動データの出力を停止して第1大入賞口開閉扉16b(又は第2大入賞口開閉扉17b)を閉鎖させる。これにより、1回のラウンド遊技が終了する。このラウンド遊技の制御を繰り返し15回行う。
15回のラウンド遊技が終了すると(ラウンド遊技回数(R)=15)、ラウンド遊技回数(R)記憶領域および大入賞口入球数(C)記憶領域に記憶されているデータをクリアするとともに、特図特電処理データ=3から特図特電処理データ=4にセットして、大当り遊技終了処理のサブルーチンに移す準備を行い、大当たり遊技処理を終了する。
具体的には大当たり遊技終了時設定データテーブルを参照し、遊技状態バッファに記憶されているデータと上記ステップS313で決定された大当たり図柄の種類(停止図柄データ)とに基づいて、高確率遊技フラグの設定、高確率遊技回数(X)の設定、時短遊技フラグの設定、時短回数(J)の設定を行う。例えば、特別図柄1であれば、高確率遊技フラグ記憶領域に高確率遊技フラグをセットし、高確率遊技回数(X)カウンタに10000回をセットする。さらに、時短遊技フラグ記憶領域に時短遊技フラグをセットし、時短回数(J)カウンタにも10000回をセットする。
その後、特図特電処理データ=4から特図特電処理データ=0にセットして、特別図柄記憶判定処理のサブルーチンに移す準備を行い、大当り遊技終了処理を終了する。
次に、決定した小当たりの開放態様を実行させるために図16(b)に示す大入賞口開放態様テーブルを参照し、小当たりの開放時間を特別遊技タイマカウンタにセットするとともに、第2大入賞口開閉ソレノイド17cの駆動データを出力して第2大入賞口開閉扉17bを開放させる。このとき、開放回数(K)記憶領域に1を加算する。
小当たりの開放時間が経過する(特別遊技タイマカウンタ=0)と、第2大入賞口開閉ソレノイド17cの駆動データの出力を停止して第2大入賞口開閉扉17bを閉鎖させる。この第2大入賞口開閉扉17bの開閉制御を繰り返し15回行う。
そして、第2大入賞口開閉扉17bの開閉制御が15回行われるか、第2大入賞口17に規定個数の遊技球が入球する(開放回数(K)=15又は大入賞口入球数(C)=9である)と、小当たり遊技を終了させるため、第2大入賞口開閉ソレノイド17cの駆動データの出力を停止させ、開放回数(K)記憶領域および大入賞口入球数(C)記憶領域に記憶されているデータをクリアするとともに、特図特電処理データ=5から特図特電処理データ=0にセットして、特別図柄記憶判定処理のサブルーチンに移す準備を行い、小当たり遊技処理を終了する。
上述の主制御基板110におけるフローチャートでは一部説明を省略した主制御基板110から演出制御基板120に送信されるコマンドの種別について、図22を用いて説明する。
この演出図柄指定コマンドは、各種の特別図柄が決定され、特別図柄の変動表示が開始されるときに、決定された特別図柄に対応する演出図柄指定コマンドが演出制御基板120に送信される。具体的には、上記ステップS313において各種の特別図柄が決定され、上記ステップS315において特別図柄の変動表示が開始されるときに、決定された特別図柄に対応する演出図柄指定コマンドがメインRAM110cの演出用伝送データ格納領域にセットされる。その後、すぐさま上記ステップS700において演出用伝送データ格納領域にセットされている演出図柄指定コマンドが演出制御基板120に送信されることになる。
この第1特別図柄記憶指定コマンドは、第1特別図柄保留数(U1)記憶領域に記憶されている保留記憶数が切り替わるときに、保留記憶数に対応する第1特別図柄記憶指定コマンドが演出制御基板120に送信される。具体的には、上記ステップS200(orS230)又は上記ステップS312において第1特別図柄保留数(U1)記憶領域に記憶されている値が増減したときに、増減後の保留記憶数に対応する第1特別図柄記憶指定コマンドがメインRAM110cの演出用伝送データ格納領域にセットされる。その後、すぐさま上記ステップS700において演出用伝送データ格納領域にセットされている第1特別図柄記憶指定コマンドが演出制御基板120に送信されることになる。
この第2特別図柄記憶指定コマンドは、第2特別図柄保留数(U2)記憶領域に記憶されている保留記憶数が切り替わるときに、保留記憶数に対応する第2特別図柄記憶指定コマンドが演出制御基板120に送信される。具体的には、上記ステップS200(orS240)又は上記ステップS312において第2特別図柄保留数(U2)記憶領域に記憶されている値が増減したときに、増減後の保留記憶数に対応する第2特別図柄記憶指定コマンドがメインRAM110cの演出用伝送データ格納領域にセットされる。その後、すぐさま上記ステップS700において演出用伝送データ格納領域にセットされている第2特別図柄記憶指定コマンドが演出制御基板120に送信されることになる。
なお、本発明の第1の実施形態では、「第1特別図柄記憶指定コマンド」と「第2特別図柄記憶指定コマンド」とをまとめて「特別図柄記憶指定コマンド」という。
この図柄確定コマンドは、特別図柄が停止表示されているときに演出制御基板120に送信される。具体的には、上記ステップS320において特別図柄を第1特別図柄表示装置20又は第2特別図柄表示装置21に停止表示させるときに、図柄確定コマンドがメインRAM110cの演出用伝送データ格納領域にセットされる。その後、すぐさま上記ステップS700において演出用伝送データ格納領域にセットされている図柄確定コマンドが演出制御基板120に送信されることになる。
この電源投入時指定コマンドは、遊技機1の電源が投入されたときに演出制御基板120に送信される。具体的には、上記ステップS10において遊技機の電源が投入されたときに、電源投入時指定コマンドがメインRAM110cの演出用伝送データ格納領域にセットされる。その後、すぐさま上記ステップS700において演出用伝送データ格納領域にセットされている電源投入時指定コマンドが演出制御基板120に送信されることになる。
ここで、遊技機1の裏側には図示しないRAMクリアボタンが設けられており、RAMクリアボタンを押圧しながら、遊技機1の電源を投入すると、上記ステップS10においてメインRAM110cに記憶された情報がクリアされる。
そして、RAMクリア指定コマンドは、RAMクリアボタンを押圧しながら遊技機1の電源が投入されたときに演出制御基板120に送信される。具体的には、上記ステップS10においてRAMクリアボタンを押圧しながら遊技機の電源が投入されたときに、RAMクリア指定コマンドがメインRAM110cの演出用伝送データ格納領域にセットされる。その後、すぐさま上記ステップS700において演出用伝送データ格納領域にセットされているRAMクリア指定コマンドが演出制御基板120に送信されることになる。
この電源復旧指定コマンドは、遊技機1の電源が投入されて、正常に復旧したときに演出制御基板120に送信される。具体的には、遊技機の電源が投入されると、電源投入時にメインRAM110cのチェックサムを作成し、作成した電源投入時のメインRAM110cのチェックサムと電断時のメインRAM110cのチェックサムとを比較する。ここで、チェックサムが一致していれば正常に復旧したものと判定し、遊技状態に応じて電源復旧指定コマンドを生成し、生成した電源復旧指定コマンドがメインRAM110cの演出用伝送データ格納領域にセットされる。その後、すぐさま上記ステップS700において演出用伝送データ格納領域にセットされている電源投入時指定コマンドが演出制御基板120に送信されることになる。
このデモ指定コマンドは、第1特別図柄表示装置20又は第2特別図柄表示装置21の特別図柄の保留記憶がないときに、演出制御基板120に送信される。具体的には、上記ステップS311において第1特別図柄保留数(U1)記憶領域又は第2特別図柄保留数(U2)記憶領域のいずれの記憶領域にも1以上のデータがセットされていないときに、デモ指定コマンドがメインRAM110cの演出用伝送データ格納領域にセットされる。その後、すぐさま上記ステップS700において演出用伝送データ格納領域にセットされているデモ指定コマンドが演出制御基板120に送信されることになる。
この第1特別図柄用変動パターン指定コマンドは、第1特別図柄表示装置20の特別図柄の変動表示が開始されるときに、決定された特別図柄の変動パターンに対応する第1特別図柄用変動パターン指定コマンドが演出制御基板120に送信される。具体的には、上記ステップS314において特別図柄の変動パターンが決定され、上記ステップS315において特別図柄の変動表示が開始されるときに、決定された特別図柄の変動パターンに対応する第1特別図柄用変動パターン指定コマンドがメインRAM110cの演出用伝送データ格納領域にセットされる。その後、すぐさま上記ステップS700において演出用伝送データ格納領域にセットされている第1特別図柄用変動パターン指定コマンドが演出制御基板120に送信されることになる。
この第2特別図柄用変動パターン指定コマンドは、第2特別図柄表示装置21の特別図柄の変動表示が開始されるときに、決定された特別図柄の変動パターンに対応する第2特別図柄用変動パターン指定コマンドが演出制御基板120に送信される。
具体的には、上記ステップS314において特別図柄の変動パターンが決定され、上記ステップS315において特別図柄の変動表示が開始されるときに、決定された特別図柄の変動パターンに対応する第2特別図柄用変動パターン指定コマンドがメインRAM110cの演出用伝送データ格納領域にセットされる。その後、すぐさま上記ステップS700において演出用伝送データ格納領域にセットされている第2特別図柄用変動パターン指定コマンドが演出制御基板120に送信されることになる。
なお、本発明の第1の実施形態では、「第1特別図柄用変動パターン指定コマンド」と「第2特別図柄用変動パターン指定コマンド」とをまとめて、「変動パターン指定コマンド」という。
この大入賞口開放指定コマンドは、大当りラウンドが開始されるときに、開始されたラウンド数に対応する大入賞口開放指定コマンドが演出制御基板120に送信される。具体的には、上記ステップS340において第1大入賞口開閉扉16b(又は第2大入賞口開閉扉17b)を開放させるときに、開放させるときのラウンド数に対応する大入賞口開放指定コマンドがメインRAM110cの演出用伝送データ格納領域にセットされる。その後、すぐさま上記ステップS700において演出用伝送データ格納領域にセットされている大入賞口開放指定コマンドが演出制御基板120に送信されることになる。
このオープニング指定コマンドは、各種の大当りが開始するときに、大当たりの種別に対応するオープニング指定コマンドが演出制御基板120に送信される。具体的には、上記ステップS340の大当たり遊技処理の開始のときに、大当たりの種別に対応するオープニング指定コマンドがメインRAM110cの演出用伝送データ格納領域にセットされる。その後、すぐさま上記ステップS700において演出用伝送データ格納領域にセットされているオープニング指定コマンドが演出制御基板120に送信されることになる。
このエンディング指定コマンドは、各種の大当りが終了するときに、大当たりの種別に対応するエンディング指定コマンドが演出制御基板120に送信される。具体的には、上記ステップS350の大当り遊技終了処理の開始のときに、大当たりの種別に対応するエンディング指定コマンドがメインRAM110cの演出用伝送データ格納領域にセットされる。その後、すぐさま上記ステップS700において演出用伝送データ格納領域にセットされているエンディング指定コマンドが演出制御基板120に送信されることになる。
この遊技状態指定コマンドは、特別図柄の変動開始時、特別図柄の変動終了時、大当り遊技の開始時および大当りの終了時に、遊技状態に対応する遊技状態指定コマンドが演出制御基板120に送信される。具体的には、上記ステップS315において特別図柄の変動表示が開始されるとき、上記ステップS320において特別図柄を停止表示させるとき、上記ステップS320において高確率遊技フラグ、高確率遊技回数、時短遊技フラグおよび時短回数(J)をクリアしたとき、上記ステップS350において高確率遊技フラグ、高確率遊技回数、時短遊技フラグおよび時短回数(J)の設定を行ったときに、現在の遊技状態に対応する遊技状態指定コマンドがメインRAM110cの演出用伝送データ格納領域にセットされる。その後、すぐさま上記ステップS700において演出用伝送データ格納領域にセットされている遊技状態指定コマンドが演出制御基板120に送信されることになる。
図23を用いて、演出制御基板120のメイン処理を説明する。
図24を用いて、演出制御基板120のタイマ割込処理を説明する。
図示はしないが、演出制御基板120に設けられたリセット用クロックパルス発生回路によって、所定の周期(2ミリ秒)毎にクロックパルスが発生され、タイマ割込処理プログラムを読み込み、演出制御基板のタイマ割込処理が実行される。
図25および図26を用いて、演出制御基板120のコマンド解析処理を説明する。なお、図26のコマンド解析処理2は、図25のコマンド解析処理1に引き続いて行われるものである。
サブCPU120aは、受信バッファにコマンドがなければコマンド解析処理を終了し、受信バッファにコマンドがあればステップS1610に処理を移す。
サブCPU120aは、受信バッファに格納されているコマンドがデモ指定コマンドであれば、ステップS1611に処理を移し、デモ指定コマンドでなければステップS1620に処理を移す。
具体的には、デモ演出パターンを決定し、決定したデモ演出パターンを演出パターン記憶領域にセットするとともに、決定したデモ演出パターンの情報を画像制御基板150とランプ制御基板140に送信するため、決定したデモ演出パターンに基づく演出パターン指定コマンドをサブRAM120cの送信バッファにセットする。
サブCPU120aは、受信バッファに格納されているコマンドが特別図柄記憶指定コマンドであれば、ステップS1621に処理を移し、特別図柄記憶指定コマンドでなければステップS1630に処理を移す。
サブCPU120aは、受信バッファに格納されているコマンドが演出図柄指定コマンドであれば、ステップS1631に処理を移し、演出図柄指定コマンドでなければステップS1640に処理を移す。
具体的には、演出図柄指定コマンドを解析して、大当たりの有無、大当たりの種別に応じて演出図柄36の組み合わせを構成する演出図柄データを決定し、決定された演出図柄データを演出図柄記憶領域にセットするとともに、演出図柄データを画像制御基板150とランプ制御基板140に送信するため、演出図柄データ示す停止図柄指定コマンドをサブRAM120cの送信バッファにセットする。
サブCPU120aは、受信バッファに格納されているコマンドが変動パターン指定コマンドであれば、ステップS1641に処理を移し、変動パターン指定コマンドでなければステップS1650に処理を移す。
具体的には、ノーマル演出モードであれば、図17に示す変動演出パターン決定テーブルを参照し、取得した演出用乱数値1に基づいて1つの変動演出パターンを決定し、決定した変動演出パターンを演出パターン記憶領域にセットするとともに、決定した変動演出パターンの情報を画像制御基板150とランプ制御基板140に送信するため、決定した変動演出パターンに基づく演出パターン指定コマンドをサブRAM120cの送信バッファにセットする。例えば、変動パターン指定コマンドとして「E6H01H」を受信したときには、取得した演出用乱数値1が「0〜49」であれば変動演出パターン1を決定し、取得した演出用乱数値が「50〜99」であれば変動演出パターン2を決定し、決定した変動演出パターンを演出パターン記憶領域にセットする。さらに、決定した変動演出パターンに基づく演出パターン指定コマンドをサブRAM120cの送信バッファにセットする。
この後、かかる演出パターンに基づいて、液晶表示装置31、音声出力装置32、演出用駆動装置33、演出用照明装置34a、34bが制御されることになる。なお、ここで決定した変動演出パターンに基づいて、演出図柄36の変動態様が決定されることとなる。尚、大当たりの抽選の一回の判定結果に対応した演出時間は、演出図柄36の変動態様が示す演出時間と一致している。演出パターン指定コマンドは、画像制御基板150のホストCPU150aに対して大当たりの抽選の一回の判定結果に対応した演出時間を指定するようになっている。
サブCPU120aは、受信バッファに格納されているコマンドが図柄確定コマンドであれば、ステップS1651に処理を移し、図柄確定コマンドでなければステップS1660に処理を移す。
サブCPU120aは、受信バッファに格納されているコマンドが遊技状態指定コマンドであればステップS1661に処理を移し、遊技状態指定コマンドでなければステップS1670に処理を移す。
サブCPU120aは、受信バッファに格納されているコマンドがオープニングコマンドであればステップS1671に処理を移し、オープニングコマンドでなければステップS1680に処理を移す。
具体的には、オープニングコマンドに基づいて当たり開始演出パターンを決定し、決定した当たり開始演出パターンを演出パターン記憶領域にセットするとともに、決定した当たり開始演出パターンの情報を画像制御基板150とランプ制御基板140に送信するため、決定した当たり開始演出パターンに基づく演出パターン指定コマンドをサブRAM120cの送信バッファにセットする。
サブCPU120aは、受信バッファに格納されているコマンドが大入賞口開放指定コマンドであればステップS1681に処理を移し、大入賞口開放指定コマンドでなければステップS1690に処理を移す。
具体的には、大入賞口開放指定コマンドに基づいて大当たり演出パターンを決定し、決定した大当たり演出パターンを演出パターン記憶領域にセットするとともに、決定した大当たり演出パターンの情報を画像制御基板150とランプ制御基板140に送信するため、決定した大当たり演出パターンに基づく演出パターン指定コマンドをサブRAM120cの送信バッファにセットする。
サブCPU120aは、受信バッファに格納されているコマンドがエンディングコマンドであればステップS1691に処理を移し、エンディングコマンドでなければステップS1692に処理を移す。
図27を用いて、演出入力制御処理について説明する。
まず、ステップS1701において、サブCPU120aは、サブRAM120cの記憶領域に擬似空中画像操作演出実行フラグ=01がセットされているか否かを判定する。ここで、サブCPU120aは、擬似空中画像操作演出実行フラグ=01がセットされていなければ、ステップS1709の処理に移行し、擬似空中画像操作演出実行フラグ=01がセットされていれば、ステップS1702の処理に移行する。
図28を用いて、画像制御基板150のメイン処理を説明する。
電源基板170により電源が供給されると、ホストCPU150aにシステムリセットが発生し、ホストCPU150aは、以下のメイン処理を行う。
ここで、ホストCPU150aは、VDP400の初期設定の指示として、
(1)表示回路418に映像信号を作成して出力させることを指示するため、映像信号作成の指示をしたり(表示レジスタの0bit目に1をセットしたり)、
(2)伸長回路416に使用頻度の高い画像データ(演出図柄36等の画像データ)をVRAM153の展開記憶領域153bに伸長させて展開させるために、伸長レジスタに所定の初期値データをセットしたり、
(3)描画回路417に初期値画像データ(「電源投入中」という文字画像等)を描画させるため、初期値ディスプレイリストを出力したりする。
すなわち、電源投入開始時には上記ステップS2010で出力された初期値ディスプレイリストに対する描画の実行が指示され、通常のルーチン処理時には後述するS2050で出力されたディスプレイリストに対する描画の実行が指示されることになる。
なお、画像制御基板150は、演出制御基板120から送信されたコマンドを受信すると、図示しない画像制御基板150のコマンド受信割込処理が発生し、受信したコマンドを受信バッファに格納する。その後、本ステップS2030において受信したコマンドの解析処理が行われる。
受信バッファに演出指示コマンドが記憶されていれば、新たな演出指示コマンドを読み込み、読み込んだ演出指示コマンドに基づいて、実行する1つ又は複数のアニメグループを決定するとともに、それぞれのアニメグループからアニメパターンを決定する(図30参照)。
また、ホストCPU150aは、受信バッファに演出パターン指定コマンドが記憶されていれば、ホストRAM150bの演出タイマカウンタに演出パターン指定コマンドに対応する演出時間をセットする。なお、演出タイマカウンタは、4ms毎に減算処理される。
また、ホストCPU150aは、受信バッファに第1から第nのエリア操作対応表示実行コマンドが記憶されていれば、新たな第1から第nのエリア操作対応表示実行コマンドを読み込み、ホストRAM105bの記憶領域に第1から第nのエリア操作対応表示実行フラグ=01をセット(第1から第nのエリア操作対応表示実行フラグをオン)する。
また、ホストCPU150aは、演出タイマカウンタの減算処理により読み込んだ演出指示コマンドに対応する演出時間が終了すると、ホストRAM105bの記憶領域に第1から第nのエリア操作対応表示実行フラグ=00をセット(第1から第nのエリア操作対応表示実行フラグをオフ)する。
なお、ここで出力されたディスプレイリストは、VDP400におけるCPU I/F413を介して、VRAM153のディスプレイリスト記憶領域153aに記憶される。
ここで、FB切換えフラグは、図29(b)で後述するように、1/60秒(約16.6ms)毎のVブランク割込みにおいて、前回のディスプレイリストの描画が完了していれば、FB切換えフラグ=01になる。すなわち、ステップS2060では、前回の描画が完了したか否かを判定することになる。
ホストCPU150aは、FB切換えフラグ=01であれば、ステップS2070に処理を移し、FB切換えフラグ=00であれば、FB切換えフラグ=01になるまで待機をする。
以降は、図29に示す所定の割り込みが発生するまで、ステップS2020〜ステップS2070の処理を繰り返し行う。
図29を用いて、画像制御基板150の割込処理を説明する。
なお、描画終了割込処理とVブランク割込処理とは、図29を用いて説明を行うが、コマンド受信割込処理については、ステップS2030において説明をした通りであり、図示は省略する。
図29(a)は、画像制御基板150の描画終了割込処理を示す図である。
ホストCPU150aは、VDP400から描画終了割込信号を入力すると、描画終了割込処理を実行する
図29(b)は、画像制御基板150のVブランク割込処理を示す図である。
VDP400は1/60秒(約16.6ms)毎に、CPU I/F413を介して、ホストCPU150aにVブランク割込信号(垂直同期信号)を出力する。
ホストCPU150aは、VDP400からVブランク割込信号を入力すると、Vブランク割込処理を実行する。
ホストCPU150aは、描画終了フラグ=01であれば、ステップS2230に処理を移し、描画終了フラグ=01でなければ、今回のVブランク割込処理を終了する。すなわち、Vブランク割込信号を入力しても、描画が終了していなければ、ステップS2230以降の処理が行われない。
具体的には、ホストCPU150aは、CPU I/F413を介して、表示レジスタの1bit目に1を加算する処理を行う(図12(d)参照)。
図30は、演出パターンのアニメーションを表示するためのアニメグループの一例である。図31は、演出パターンのアニメーションを表示するためのアニメパターンの一例である。
ホストCPU150aは、サブCPU120aから受信した演出パターン指定コマンドに基づいて、実行する1つ又は複数のアニメグループを決定するとともに、それぞれのアニメグループからアニメパターンを決定する。
例えば、図31(d)に示す演出図柄グループ・アニメパターン501では、1番目にアニメシーン501が実行され、2番目にアニメシーン511が実行される。
ホストRAM150bには、1フレーム毎に更新する「シーン切換カウンタ」を有しており、1番目のアニメシーン501を実行している間にシーン切換えカウンタが540を計測すると、2番目のアニメシーン511にアニメシーンが切り替わる。そして、2番目のアニメシーン511を実行している間にシーン切換えカウンタが60を計測すると、演出図柄グループ・アニメパターン501のアニメシーンが終了する。
なお「1フレーム」とは、液晶表示装置の更新タイミング(垂直同期信号の更新タイミング)であり、1/60秒(約16.6ms)毎に、1フレーム更新されて行く。すなわち、1秒で60フレームが計測される。
例えば、標準速によるアニメーション表示において、図31(d)に示すアニメシーン501では、最初に第1図柄〜第4図柄が所定の座標に20フレーム(約0.33秒)まで表示され続ける。その後、第1図柄〜第4図柄が別の座標に15フレーム(約0.25秒)まで表示され続ける。以降も同様に、第1図柄〜第4図柄が予め定められたフレームまで異なる座標に表示され続けていくと、第1図柄〜第4図柄が移動して表示していくようなアニメーションを表示することができる。
すなわち、液晶表示装置31の表示領域には、アニメパターンの開始から終了に至るまで、背景としてBG1(山)とBG2(雲)の画像が表示され続け、アニメパターンの開始から2秒(120フレーム)後にキャラクタAの予告表示のアニメーションを行う画像が3秒(180フレーム)表示され、アニメパターンの開始から3秒(180フレーム)後に、キャラクタBの予告表示のアニメーションを行う画像が4秒(240フレーム)表示される。さらには、演出図柄の通常変動表示のアニメーションを行う画像が9秒間(540フレーム)行われ、その後1秒間(60フレーム)の仮停止表示のアニメーションを行う画像が表示される。
なお、これらの画像は、液晶表示装置31の表示領域に重複して表示されることになり、最初に描画された画像は、後に描画された画像によって上書きされて消されることになる。この画像の生成方法は、後述のディスプレイリストにおいて説明する。
図32は、描画制御コマンド群から構成されるディスプレイリストの一例である。
次に、最も低い優先順位のアニメグループ(背景グループ)のアニメパターン1から、現在のフレームカウンタ(現在のフレーム数)におけるアニメシーンの内容に従った描画制御コマンドを順次生成していき、決定したアニメグループのうちで最も高い優先順位のアニメグループ(演出図柄グループ)までの描画制御コマンドが生成されると、最後に描画終了コマンドを生成して、図32に示すようなディスプレイリストを完成させる。
このようなディスプレイリストは、ホストCPU150aが必要なデータを参照しながら、プログラム処理によって生成されて行く。
図33を用いて、VDP400における伸長回路416の伸長制御処理を説明する。
伸長回路416は、伸長実行開始の指示があったときは、ステップS2320に処理を移し、伸長実行開始の指示がなかったときは、伸長実行開始の指示があるまで待機をする。
伸長回路416では、1つの画像の伸長が完了したときは、ステップS2360に処理を移し、1つの画像の伸長が完了していないときは、ステップS2340に処理を戻して伸長処理を繰り返し行う。
図34を用いて、VDP400における描画回路417の描画制御処理を説明する。
描画回路417では、描画の実行開始の指示があったときは、ステップS2420に処理を移し、描画の実行開始の指示がなかったときは、描画の実行開始の指示があるまで待機をする。
なお、ここではディスプレイリストにある複数の描画制御コマンドを全て一括して解析するわけではなく、1回のディスプレイリスト解析制御処理においては、あらかじめ定められた優先順位(描画順序)に従って、所定単位(例えば1つの画像データ)の描画制御コマンドを順次解析していく。
描画回路417は、描画する画像の伸長が完了したときはステップS2460に処理を移し、描画する画像の伸長が完了していなかったときは、描画する画像の伸長が完了するまで待機をする。
描画回路417は、1フレームの描画処理が完了したときは、ステップS2480に処理を移し、1フレームの描画処理が完了していなかったときは、ステップS2430に処理を戻して、1フレームの描画処理が完了するまで上記ステップS2430の「ディスプレイリスト解析制御処理」と上記ステップS2440の「伸長指示処理」と上記ステップS2460の「描画処理」とを繰り返し行う。
なお、本発明の第1の実施形態のように、画像データを全て圧縮してCGROM151に記憶しているとすると、ディスプレイリストに従い、1つの画像毎に伸長して描画していくことになる。
図35を用いて、VDP400における表示回路418の表示制御処理を説明する。
表示回路418は、映像信号の作成の指示があったときは、ステップS2520に処理を移し、映像信号作成の指示がなかったときは、映像信号作成の指示があるまで待機をする。
なお、表示レジスタの0bit目は、原則として、電源投入時から「1」はセットされたままになっている(電源投入時から映像信号作成ONの状態を維持している)。
次に、図36〜図37を用いて、遊技者が擬似空中画像310−1に触れない状態で液晶表示装置31の表示画面等で行われる遊技内容について説明する。
図36は、演出図柄36の変動表示開始から大当り遊技までの遊技内容を説明するための説明図である。
また、図37は、図36(a)の表示画面の構成図であり、リーチ演出が表示されるまでの変動演出パターンの表示画面の構成図を示している。
演出図柄36は4種類の図柄で構成され、図36(a)には、液晶表示装置31の表示領域の中央に左用の演出図柄36aと中用の演出図柄36bと右用の演出図柄36cとが表示され、液晶表示装置31の表示領域の左下に小さく、第4の演出図柄36dが表示されている。また、液晶表示装置31の表示領域の下方には、情報基礎画像37bが表示され、その情報基礎画像37bの上には、2個の特図保留画像37aと3個の普図保留画像38a、38bとが表示されている。さらには、演出図柄36の背景には、山背景画像39a、予告Aに用いる飛行機画像39bが表示されている。
このとき、左用の演出図柄36aと右用の演出図柄36cとは、表示領域の両隅に同じ種類の演出図柄(例えば7)が停止表示されている。
なお、本発明の第1の実施形態における演出図柄36の「停止表示」とは、演出図柄36が全く動かない完全停止表示と、演出図柄36が小さく揺れ動く仮停止表示とを含むものである。
このとき、キャラクタZ39cが液晶表示装置31の表示領域の前面に亘って表示され、液晶表示装置31の表示領域の下方にある特図保留画像37a、普図保留画像38a、38bは消去されている。
このとき、左用の演出図柄36aと右用の演出図柄36cと同じ種類の中用の演出図柄36bが停止表示されている。また、リーチ演出の結果として、キャラクタZ39cが倒された表示も行われている。
このとき、液晶表示装置31の表示領域には、「大当り」という文字画像が表示されている。尚、本発明の第1の実施形態において、図36(e)の表示画面は、演出図柄36の変動表示の演出指示コマンドに対応する演出時間の終了後を行われるものであり、大当り遊技の演出時間に含まれる。
このとき、大当りの契機となった演出を報知するための履歴画像39e、大当りラウンド画像39f、大当り背景画像39gが表示されている。
図36(a)の表示画面の構成図について、図37を用いて説明する。
図38は、二次元画像表示装置35に対する操作方法を示す説明図である。
演出制御基板120のサブCPU120aの受信バッファに格納されているコマンドが、擬似空中画像演出指定コマンドである場合、サブCPU120aは、図26に示すステップS1692→S1693→S1694の処理を実行し、二次元画像表示装置35に対して図38に示す擬似空中画像の表示を行わせる。
図39乃至図42は、第1及び第2の結像面371−1、371−2に表示される第1及び第2の擬似空中画像310−1、310−2の第1の表示例を上部カバー309の上側から見た状態を示している。第1及び第2の擬似空中画像310−1、310−2は、左右の膨出部338、339の間に表示される。
遊技者91が領域E1を押さない場合(領域E1を含む空間S1に指92を侵入させない場合)、例えば演出図柄36の変動表示が終了するまで第1及び第2の擬似空中画像310−1、310−2には図39(a)及び図40(a)に示す画像が表示されこの後、前面黒レベルの画像が表示される。図40(b)に示すように遊技者91が指92で第1の擬似空中画像310−1の領域E1を押した場合(領域E1を含む空間S1に指92を侵入させた場合)、図39(b)及び図40(b)に示すように、第1の擬似空中画像310−1において、黒レベルのベース画像621の中に卵が爆発する動画614が表示され、第2の擬似空中画像310−2において、黒レベルのベース画像621のみが表示される。この後、図39(c)及び図40(c)に示すように、第1の擬似空中画像310−1として黒レベルのベース画像611が表示され、第2の擬似空中画像310−2としてに示すように黒レベルのベース画像621の中に4匹の蝶が羽ばたく動画の画像622が表示される。この後、遊技者91が領域E1を含む空間S1から指92を離すと、図39(d)及び図40(d)に示すように第2の擬似空中画像310−2として黒レベルのベース画像621の中に4匹の蝶が羽ばたく動画の画像622が表示された状態で第1の擬似空中画像310−1として黒レベルのベース画像611の中に特殊景品が回転する画像615が表示され、この後、図39(e)及び図40(e)に示すように上側に表示される第1の擬似空中画像310−1には、黒レベルのベース画像611の中に大当りの文字の画像616が表示され、下側に表示される第2の擬似空中画像310−2には、黒レベルのベース画像621の中に集中線の画像623が表示される。この場合の集中線の画像623の表示位置は、図40(e)に示すように、第1及び第2の擬似空中画像310−1、310−2を上から見て、大当りの文字の画像616に重ならない位置に表示される。
また、図39(c)〜(d)及び図40(c)〜(d)に示すように、第2の擬似空中画像310−2としてに示すように黒レベルのベース画像621の中に4匹の蝶が羽ばたく動画の画像622が表示された状態では、演出制御基板12及びランプ制御回路140の制御により第2の液晶表示ユニット302−2を上下方向に繰り返して移動させる。これにより、第2の擬似空中画像310−2における蝶の羽ばたく動画の画像622を上下方向に移動させて、演出効果を高めている。
第2の表示例では、まず、第2の液晶表示ユニット302−2が図8の破線に示すように移動可能な最も後方の位置にあり、演出図柄36が変動表示されている状態で図41(a)及び図42(a)に示すように、下側に表示される第2の擬似空中画像310−2には、黒レベルのベース画像641のみが表示される。上側に表示される第1の擬似空中画像310−1には、黒レベルのベース画像631の中にキャラクタターAの動画632が表示され。キャラクタターAの動画632おいては、火の玉633を投げる動作が行われる。この後、この後、図41(b)及び図42(b)に示すように上側に表示される第1の擬似空中画像310−1には、黒レベルのベース画像641の中に集中線の画像634が表示される。下側に表示される第2の擬似空中画像310−2には、キャラクタターAが投げた火の玉をイメージする画像642が拡大されならがら表示される。この画像642が拡大と連動し、演出制御基板12及びランプ制御回路140は、り第2の液晶表示ユニット302−2を上方向に移動させ、第2の擬似空中画像310−2の火の玉をイメージする画像642の焦点位置を上方向(遊技者に近づく方向)に移動させて、演出効果を高めている。この後、図41(c)及び図42(c)に示すように上側に表示される第1の擬似空中画像310−1には、キャラクタターBの後ろ姿の画像635と押せの文字の画像636、押す位置を示す矢印の画像637が表示される。第2の擬似空中画像310−2には、火の玉の周りの光をイメージする画像643が表示される。火の玉の周りの光をイメージする画像643は、キャラクタターBの後ろ姿の画像と押せの文字の画像633に重ならない位置に表示される。
この後、図41(d)及び図42(d)に示すように上側に表示される第1の擬似空中画像310−1には、キャラクタターBが避ける画像638が表示され、第1の擬似空中画像310−1には、火の玉の周りの光をイメージする画像644が表示される。キャラクタターBが避ける画像638が表示れるタイミングでは、第2の液晶表示ユニット302−2の移動により、第1の擬似空中画像310−1と第2の擬似空中画像310−2は、同じ位置の結像面310−1、310−1が一致することになる。この後、演出制御基板12及びランプ制御回路140は、第2の擬似空中画像310−2の焦点位置を第1の擬似空中画像310−1より上方向(遊技者に近づく方向)に移動させて火の玉の周りの光をイメージする画像644を拡大させながら表示する。
この後、図41(e)及び図42(e)に示すように上側に表示される第1の擬似空中画像310−1には、キャラクタターAが指を指すの画像639をが表示され、第21の擬似空中画像310−2には、大当りの文字の画像645が表示される。大当りの文字の画像616が表示されるタイミングでは、第2の擬似空中画像310−2は、第2の液晶表示ユニット302−2の移動により、最も上方向(遊技者に近づく方向)に移動されて表示される。
図39乃至図42に示した表示例において、輝度レベルや色レベルによって画像信号を切り分ける公知の画像信号処理方法により、第1及び第2の擬似空中画像310−1、310−2における背景などの浮遊させる必要のない画像を黒色(黒レベル)などの暗い色を呈する二次元画像とすれば、第1及び第2の液晶表示ユニット302−1、302−2の周囲1や、フレ―ム301も黒色などの暗い色を呈するので、目視者からは立体像の映像対象として表示すべき画像(画像612、613、614、615、616、622、623、624、625、626、632、633、642、643、644、645、646)だけが前方に浮き出、あたかも3次元画像であるかのように認識できる。また、立体像の映像対象としては、静的な物体より、動いている動物、乗り物のような動的な物体であることが好ましい。
第2の液晶表示ユニット302−2は、第2の画像光を発光することで第2の二次元画像を表示する第2の画像表示面350−2を有する第2の二次元画像表示手段になっている。
ハーフミラー304は、前記第1の画像光が当該反射面352の表側に傾斜して入射されるとともに前記第2の画像光が当該反射面352の裏側に傾斜して入射され、当該第1の画像光を当該反射面352で反射させることにより反射画像光となし、当該第2の画像光を当該反射面352の表側に透過させることにより透過画像光となして当該透過画像光を前記反射画像光に重ね合わせる半反射部材になっている。
画像伝達パネル306は、複数のレンズを配列するマイクロレンズアレイ361を有し、当該マイクロレンズアレイ361が前記ハーフミラー304からの前記反射画像光及び前記透過画像光の光路上に配置され、当該マイクロレンズアレイ361が当該反射画像光及び当該透過画像光を屈折させて当該マイクロレンズアレイ361の前記ハーフミラー304とは反対側に位置する空間の第1及び第2の結像面371−1、371−2にそれぞれ前記第1及び第2の二次元画像を結像させ、当該第1及び第2の結像面371−1、371−2からの当該反射画像光及び当該透過画像光を人物の眼に入射させることで、当該眼に対して前記第1及び第2の二次元画像を前記マイクロレンズアレイの当該人物側の表面より手前側に視認させる。
表示装置移動部381は、前記第2の液晶表示ユニット302−2を前記画像表示面350−2の表側方向及び裏側方向の一方向の内の任意の一方向に移動させる移動手段になっている。
演出制御基板120及びランプ制御基板140は、前記表示装置移動部381による前記第2の液晶表示ユニット302−2の移動を制御することで、前記第2の結像面371−2の位置を制御する結像面制御手段になっている。
反射鏡303は、前記ハーフミラー304と前記第1の液晶表示ユニット302−1との間の光路で当該第1の液晶表示ユニット302−1からの光を反射させることで当該光路を折曲して当該光の中継を行う中継反射部材になっている。
反射鏡304は、前記ハーフミラー304と前記画像伝達パネル306との間の前記反射画像光及び前記透過画像光の光路で当該前記反射画像光及び当該透過画像光を反射させることで当該光路を折曲して当該前記反射画像光及び当該透過画像光の中継を行う中継反射部材になっている。
尚、前記ハーフミラー304と前記第2の液晶表示ユニット302−2との間の光路で当該第2の液晶表示ユニット302−2からの光を反射させることで当該光路を折曲して当該光の中継を行う中継反射部材を更に設けてもよい。
光路で当該第2の液晶表示ユニット302−2からの光を反射させることで当該光路を折曲して当該光の中継を行う中継反射部材を更に設けてもよい。
また、本実施形態では、画像表示制御基板150は、前記第1の二次元画像を輝度が黒レベルの第1の黒レベル画像表示領域(図39乃至図42に示すベース画像611、631)と輝度が黒レベルより高い第1の非黒レベル画像表示領域(図39乃至図42に示す画像612、613、614、615、616、632、633、634、636、637、638)で構成し、前記第2の二次元画像を輝度が黒レベルの第2の黒レベル画像表示領域(図39乃至図42に示すベース画像621、641)と輝度が黒レベルより高い第2の非黒レベル画像表示領域(図39乃至図42に示す画像622、623、624、642、643、645)で構成し、前記ハーフミラー304が前記透過画像光を前記反射画像光に重ね合わせた際に前記第1の非黒レベル画像表示領域と前記第2の非黒レベル画像表示領域が重なり合わないように前記第1及び第2の二次元画像の表示制御を行う画像表示制御手段になっている。
遊技盤2には、遊技領域6が設けられている。
ガラス板52は、前記遊技領域6を視認可能に覆う透明板になっている。
ガラス枠50は、前記遊技盤2の手前側において前記ガラス板52を支持する支持部材になっている。
赤外線発光ユニット307、赤外線センサ308及びランプ制御基板140は、前記第1及び第2の結像面371−1、371−2における遊技者の操作を検出する遊技者操作検知手段になっている。
演出制御基板120は、前記第1及び第2の液晶表示ユニット302−1、302−2に演出用の二次元画像を表示させる制御を行うとともに、前記遊技者操作検知手段が遊技者の操作を検知した場合に前記第1及び第2の液晶表示ユニット302−1、302−2に所定の二次元画像を表示させる制御を行う。
二次元画像表示装置35は、前記ガラス枠50に設けられ、空間に浮遊する第1及び第2の擬似空中画像310−1、310−2を表示する。尚、本実施形態では、二次元画像表示装置35は、ガラス枠50に設けたが、遊技盤2に設けてもよい。
以上説明した本発明の実施形態によれば、ハーフミラー304が第1の画像光を反射面352で反射させることにより反射画像光となし、第2の画像光を当該反射面352の表側に透過させることにより透過画像光となして当該透過画像光を前記反射画像光に重ね合わせ、画像伝達パネル306がマイクロレンズアレイ361の前記ハーフミラー304とは反対側に位置する空間の第1及び第2の結像面371−1、371−2にそれぞれ前記第1及び第2の二次元画像を結像させ、当該第1及び第2の結像面371−1、371−2からの当該反射画像光及び当該透過画像光を人物の眼に入射させることで、当該眼に対して前記第1及び第2の二次元画像を前記マイクロレンズアレイの当該人物側の表面より手前側に視認させるとともに、演出制御基板120及びランプ制御基板140が、前記表示装置移動部381による前記第2の液晶表示ユニット302−2の移動を制御することで、前記第2の結像面371−2の位置をするので、人物の眼に対して前記第1及び第2の二次元画像をマイクロレンズアレイの当該人物側の表面より手前側に視認させるとともに、当該第2の二次元画像を視認させる位置の距離感を変化させることができ、演出効果を高めることができる。
また本発明の実施形態によれば、反射面が前記画像表示面350−1、350−2に対して傾斜して配置された反射鏡303、ハーフミラー304及び反射鏡305が、当該画像表示面350−1、350−2からの光を当該反射面で反射画像光として反射させ、画像伝達パネル306のマイクロレンズアレイ361が当該反射画像光を屈折させて当該マイクロレンズアレイ361の前記反射鏡303とは反対側に位置する空間に前記二次元画像の実像を表示する第1及び第2の結像面371−1、371−2を生成するので、コンパクト性を損なうことなく第1及び第2の擬似空中画像310−1、310−2の飛び出し量と十分な画質を確保することができる。具体的には、図9に示す第1及び第2の液晶表示ユニット302−1の画像表示面350−1からの光L11をハーフミラー304のみを介してに導く場合に比べて液晶表示パネル343−1から画像伝達パネル306に光が伝達される部分の奥行きを2/3、体積を1/2程度に圧縮できる。
尚、第1の実施形態は、前記第1の液晶表示ユニット302−1を前記画像表示面350−1の表側方向及び裏側方向の一方向の内の任意の一方向に移動させる移動手段を設けるように構成することも可能である。
図43は本発明の第2の実施形態の二次元画像表示装置を示す断面図である。図43を用いた第2の実施形態の説明では、図1乃至図42に示した第1の実施形態と同様の構成要素には同じ符号を付して説明を省略する。
画像伝達パネル806は、複数のレンズを配列するマイクロレンズアレイ361を有し、当該マイクロレンズアレイ361が前記反射画像光L23及び透過画像光L32の光路上に配置され、当該マイクロレンズアレイ361が前記反射画像光L23及び透過画像光L32を屈折させて当該マイクロレンズアレイの前記ハーフミラー304とは反対側に位置する空間の第1及び第2の結像面にそれぞれ第1及び第2の液晶表示ユニット302−1、302−2の画像表示面350−1、350−2の前記第1及び第2の二次元画像を結像させ、当該第1及び第2の結像面からの当該反射画像光及び当該透過反射画像光を人物の眼に入射させることで、当該眼に対して前記第1及び第2の二次元画像を前記マイクロレンズアレイの当該人物側の表面より手前側に視認させる。
図44は本発明の第3の実施形態の二次元画像表示装置を示す断面図である。図44を用いた第3の実施形態の説明では、図1乃至図42に示した第1の実施形態と同様の構成要素には同じ符号を付して説明を省略する。
本実施形態によれば、第2の結像面971−2の曲面部981に画像が結像する擬似空中画像910−2が人物の眼に曲面として視認されたるため、画像の立体感を高めることが可能になる。
2 遊技盤
6 遊技領域
6a 分割領域
8 受皿ユニット
14 第1始動口
14a 第1始動口検出スイッチ
15 第2始動口
15a 第2始動口検出スイッチ
20 第1特別図柄表示装置、
21 第2特別図柄表示装置
31 液晶表示装置
35 二次元画像表示装置
110 主制御基板
110a メインCPU
110b メインROM
110c メインRAM
120 演出制御基板
120a サブCPU
120b サブROM
120c サブRAM
150 画像制御基板
150a ホストCPU
150b ホストRAM
150c ホストROM
151 CGROM
153 VRAM
153a ディスプレイリスト記憶領域
153b 展開記憶領域
153c 第1フレームバッファ
153d 第2フレームバッファ
200 遊技球
301 フレーム
302−1、302−2 液晶表示ユニット
303、305 反射鏡
304 ハーフミラー
306 画像伝達パネル
307 赤外線発光ユニット
308 赤外線センサ
309 上部カバー
350 画像表示面
351、352、353 反射面
361 マイクロレンズアレイ
362 レンズ枠領域
363、364 レンズアレイ半体
365、366 透明平板部
367、368、369、370 凸レンズ
381 表示装置移動部
382 カバー
383、384 ギア駆動ユニット
385、386 フォトセンサ
387、388 ネジ
400 VDP
411 制御レジスタ
412 CGバス I/F
413 CPU I/F
415 クロック生成回路
416 伸長回路
417 描画回路
418 表示回路
419 メモリコントローラ
Claims (6)
- 画像光を発光することで二次元画像を表示する画像表示面を有する二次元画像表示手段と、
複数のレンズを配列するマイクロレンズアレイを有し、当該マイクロレンズアレイが前記画像光の光路上に配置され、当該マイクロレンズアレイが当該画像光を屈折させて当該マイクロレンズアレイによる当該画像光の出射側に位置する空間の結像面に前記二次元画像を結像させ、当該結像面からの当該画像光を人物の眼に入射させることで、当該眼に対して前記二次元画像を前記マイクロレンズアレイの当該人物側の表面より手前側に視認させる画像伝達パネルと、
前記二次元画像表示手段を前記画像表示面の表側方向及び裏側方向の内の任意の一方向に移動させる移動手段と、
前記移動手段による前記二次元画像表示手段の移動を制御することで、前記結像面の位置を制御する結像面制御手段と、
を備えることを特徴とする二次元画像表示装置。 - 画像光を発光することで二次元画像を表示する画像表示面を有する二次元画像表示手段と、
反射面が前記画像表示面に対して傾斜して配置され、当該画像表示面からの前記画像光を当該反射面で反射させることにより反射画像光となす傾斜反射部材と、
複数のレンズを配列するマイクロレンズアレイを有し、当該マイクロレンズアレイが前記反射画像光の光路上に配置され、当該マイクロレンズアレイが当該反射画像光を屈折させて当該マイクロレンズアレイによる当該反射画像光の出射側に位置する空間の結像面に前記二次元画像を結像させ、当該結像面からの当該反射画像光を人物の眼に入射させることで、当該眼に対して前記二次元画像を前記マイクロレンズアレイの当該人物側の表面より手前側に視認させる画像伝達パネルと、
前記二次元画像表示手段を前記画像表示面の表側方向及び裏側方向の内の任意の一方向に移動させる移動手段と、
前記移動手段による前記二次元画像表示手段の移動を制御することで、前記結像面の位置を制御する結像面制御手段と、
を備えることを特徴とする二次元画像表示装置。 - 第1の画像光を発光することで第1の二次元画像を表示する第1の画像表示面を有する第1の二次元画像表示手段と、
第2の画像光を発光することで第2の二次元画像を表示する第2の画像表示面を有する第2の二次元画像表示手段と、
前記第1の画像光が反射面の表側に傾斜して入射されるとともに前記第2の画像光が当該反射面の裏側に傾斜して入射され、当該第1の画像光を当該反射面で反射させることにより反射画像光となし、当該第2の画像光を当該反射面の表側に透過させることにより透過画像光となして当該透過画像光を前記反射画像光に重ね合わせる半反射部材と、
複数のレンズを配列するマイクロレンズアレイを有し、当該マイクロレンズアレイが前記半反射部材からの前記反射画像光及び前記透過画像光の光路上に配置され、当該マイクロレンズアレイが当該反射画像光及び当該透過画像光を屈折させて当該マイクロレンズアレイによる当該反射画像光及び当該透過画像光の出射側に位置する空間の第1及び第2の結像面にそれぞれ前記第1及び第2の二次元画像を結像させ、当該第1及び第2の結像面からの当該反射画像光及び当該透過画像光を人物の眼に入射させることで、当該眼に対して前記第1及び第2の二次元画像を前記マイクロレンズアレイの当該人物側の表面より手前側に視認させる画像伝達パネルと、
前記第1または第2の二次元画像表示手段をそれぞれ前記第1または第2の画像表示面の表側方向及び裏側方向の内の任意の一方向に移動させる移動手段と、
前記移動手段による前記第1または第2の二次元画像表示手段の移動を制御することで、前記第1または第2の結像面の位置を制御する結像面制御手段と、
を備えることを特徴とする二次元画像表示装置。 - 遊技領域が設けられた遊技盤と、
前記遊技領域を視認可能に覆う透明板と、
前記遊技盤の手前側において前記透明板を支持する支持部材と、
前記遊技盤または前記支持部材に設けられた二次元画像表示装置と、
を備える遊技機であって、
前記二次元画像表示装置は、
画像光を発光することで二次元画像を表示する画像表示面を有する二次元画像表示手段と、
複数のレンズを配列するマイクロレンズアレイを有し、当該マイクロレンズアレイが前記画像光の光路上に配置され、当該マイクロレンズアレイが当該画像光を屈折させて当該マイクロレンズアレイによる当該画像光の出射側に位置する空間の結像面に前記二次元画像を結像させ、当該結像面からの当該画像光を遊技者の眼に入射させることで、当該眼に対して前記二次元画像を前記マイクロレンズアレイの当該遊技者側の表面より手前側に視認させる画像伝達パネルと、
前記二次元画像表示手段を前記画像表示面の表側方向及び裏側方向の内の任意の一方向に移動させる移動手段と、
前記移動手段による前記二次元画像表示手段の移動を制御することで、前記結像面の位置を制御する結像面制御手段と、
を備えることを特徴とする遊技機。 - 遊技領域が設けられた遊技盤と、
前記遊技領域を視認可能に覆う透明板と、
前記遊技盤の手前側において前記透明板を支持する支持部材と、
前記遊技盤または前記支持部材に設けられた二次元画像表示装置と、
を備える遊技機であって、
前記二次元画像表示装置は、
画像光を発光することで二次元画像を表示する画像表示面を有する二次元画像表示手段と、
反射面が前記画像表示面に対して傾斜して配置され、当該画像表示面からの前記画像光を当該反射面で反射させることにより反射画像光となす傾斜反射部材と、
複数のレンズを配列するマイクロレンズアレイを有し、当該マイクロレンズアレイが前記反射画像光の光路上に配置され、当該マイクロレンズアレイが当該反射画像光を屈折させて当該マイクロレンズアレイによる当該反射画像光の出射側に位置する空間の結像面に前記二次元画像を結像させ、当該結像面からの当該反射画像光を遊技者の眼に入射させることで、当該眼に対して前記二次元画像を前記マイクロレンズアレイの当該遊技者側の表面より手前側に視認させる画像伝達パネルと、
前記二次元画像表示手段を前記画像表示面の表側方向及び裏側方向の内の任意の一方向に移動させる移動手段と、
前記移動手段による前記二次元画像表示手段の移動を制御することで、前記結像面の位置を制御する結像面制御手段と、
を備えることを特徴とする遊技機。 - 遊技領域が設けられた遊技盤と、
前記遊技領域を視認可能に覆う透明板と、
前記遊技盤の手前側において前記透明板を支持する支持部材と、
前記遊技盤または前記支持部材に設けられた二次元画像表示装置と、
を備える遊技機であって、
前記二次元画像表示装置は、
第1の画像光を発光することで第1の二次元画像を表示する第1の画像表示面を有する第1の二次元画像表示手段と、
第2の画像光を発光することで第2の二次元画像を表示する第2の画像表示面を有する第2の二次元画像表示手段と、
前記第1の画像光が反射面の表側に傾斜して入射されるとともに前記第2の画像光が当該反射面の裏側に傾斜して入射され、当該第1の画像光を当該反射面で反射させることにより反射画像光となし、当該第2の画像光を当該反射面の表側に透過させることにより透過画像光となして当該透過画像光を前記反射画像光に重ね合わせる半反射部材と、
複数のレンズを配列するマイクロレンズアレイを有し、当該マイクロレンズアレイが前記半反射部材からの前記反射画像光及び前記透過画像光の光路上に配置され、当該マイクロレンズアレイが当該反射画像光及び当該透過画像光を屈折させて当該マイクロレンズアレイによる当該反射画像光及び当該透過画像光の出射側に位置する空間の第1及び第2の結像面にそれぞれ前記第1及び第2の二次元画像を結像させ、当該第1及び第2の結像面からの当該反射画像光及び当該透過画像光を遊技者の眼に入射させることで、当該眼に対して前記第1及び第2の二次元画像を前記マイクロレンズアレイの当該遊技者側の表面より手前側に視認させる画像伝達パネルと、
前記第1または第2の二次元画像表示手段をそれぞれ前記第1または第2の画像表示面の表側方向及び裏側方向の内の任意の一方向に移動させる移動手段と、
前記移動手段による前記第1または第2の二次元画像表示手段の移動を制御することで、前記第1または第2の結像面の位置を制御する結像面制御手段と、
を備えることを特徴とする遊技機。
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