JP2012176081A - 血漿分離膜モジュール - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、被処理液導入口及び処理液排出口を有する筒状ハウジングと、
その内部に配置される中空糸膜束と、中空糸膜束と筒状ハウジングとを接着固定するポッティング部と、筒状ハウジングの端部にそれぞれ液密に固定される第一のヘッダ(濾液排出口を有する)及び第二のヘッダと、を備え、中空糸膜束は、筒状ハウジングとの間で被処理液導入口及び処理液排出口に連通する空間が形成されるように、長軸方向における第一のヘッダ側の端面を開口した状態で固定され、上記空間には、処理液排出口を通過しない形状の粒体が内蔵されている、血漿分離膜モジュールを提供する。
【選択図】図6
Description
(1) 被処理液導入口及び処理液排出口を有する筒状ハウジングと、上記筒状ハウジングの内部に配置される中空糸膜束と、上記中空糸膜束と上記筒状ハウジングの内壁とを接着固定する第一のポッティング部と、第一の濾液排出口を有し、かつ、上記筒状ハウジングの第一の端部に液密に固定される第一のヘッダと、上記筒状ハウジングの第二の端部に液密に固定される第二のヘッダと、を備える血漿分離膜モジュールであり、上記中空糸膜束は、上記筒状ハウジングとの間で上記被処理液導入口及び上記処理液排出口に連通する空間が形成されるように、長軸方向における上記第一のヘッダ側の端面を開口した状態で、上記筒状ハウジングの内壁と上記第一のポッティング部で液密に固定され、上記空間には、上記処理液排出口を通過しない形状の粒体が内蔵されている、血漿分離膜モジュール。
(2) 被処理液導入口を有する筒状ハウジングと、上記筒状ハウジングの内部に配置される中空糸膜束と、上記中空糸膜束と上記筒状ハウジングの内壁とを接着固定する第一のポッティング部と、第一の濾液排出口を有し、かつ、上記筒状ハウジングの第一の端部に液密に固定される第一のヘッダと、処理液排出口を有し、かつ、上記筒状ハウジングの第二の端部に液密に固定される第二のヘッダと、を備える血漿分離膜モジュールであり、上記中空糸膜束は、上記筒状ハウジングとの間で上記被処理液導入口及び上記処理液排出口に連通する空間が形成されるように、長軸方向における上記第一のヘッダ側の端面を開口した状態で、上記筒状ハウジングの内壁と上記第一のポッティング部で液密に固定され、上記空間には、上記処理液排出口を通過しない形状の粒体が内蔵されている、血漿分離膜モジュール。
(3) 処理液排出口を有する筒状ハウジングと、上記筒状ハウジングの内部に配置される中空糸膜束と、上記中空糸膜束と上記筒状ハウジングの内壁とを接着固定する第一のポッティング部と、第一の濾液排出口を有し、かつ、上記筒状ハウジングの第一の端部に液密に固定される第一のヘッダと、被処理液導入口を有し、かつ、上記筒状ハウジングの第二の端部に液密に固定される第二のヘッダと、を備える血漿分離膜モジュールであり、上記中空糸膜束は、上記筒状ハウジングとの間で上記被処理液導入口及び上記処理液排出口に連通する空間が形成されるように、長軸方向における上記第一のヘッダ側の端面を開口した状態で、上記筒状ハウジングの内壁と上記第一のポッティング部で液密に固定され、上記空間には、上記処理液排出口を通過しない形状の粒体が内蔵されている、血漿分離膜モジュール。
(4) 筒状ハウジングと、上記筒状ハウジングの内部に配置される中空糸膜束と、上記中空糸膜束と上記筒状ハウジングの内壁とを接着固定する第一のポッティング部と、第一の濾液排出口を有し、かつ、上記筒状ハウジングの第一の端部に液密に固定される第一のヘッダと、被処理液導入口及び処理液排出口を有し、かつ、上記筒状ハウジングの第二の端部に液密に固定される第二のヘッダと、を備える血漿分離膜モジュールであり、上記中空糸膜束は、上記筒状ハウジングとの間で上記被処理液導入口及び上記処理液排出口に連通する空間が形成されるように、長軸方向における上記第一のヘッダ側の端面を開口した状態で、上記筒状ハウジングの内壁と上記第一のポッティング部で液密に固定され、上記空間には、上記処理液排出口を通過しない形状の粒体が内蔵されている、血漿分離膜モジュール。
(5) 上記第一のポッティング部よりも上記第二のヘッダ側の位置に、上記中空糸膜束と上記筒状ハウジングの内壁とを接着固定する第二のポッティング部を備え、上記第二のヘッダは、第二の濾液排出口を有し、上記中空糸膜束は、上記筒状ハウジングとの間で、上記第一のポッティング部と上記第二のポッティング部との間に上記被処理液導入口及び上記処理液排出口に連通する空間が形成されるように、長軸方向における上記第二のヘッダ側の端面を開口した状態で、上記筒状ハウジングの内壁と上記第二のポッティング部で液密に固定され、上記粒体は、上記第一のポッティング部と上記第二のポッティング部との間の上記空間に内蔵されている、上記(1)に記載の血漿分離膜モジュール。
(6) 上記中空糸膜束は、長軸方向における上記第二のヘッダ側の端面を開口した状態で、上記第二のヘッダ側の端部において、上記筒状ハウジングの内壁と上記第二のポッティング部で液密に固定されている、上記(5)に記載の血漿分離膜モジュール。
(7) 上記第一のポッティング部よりも上記第二のヘッダ側の位置に、上記中空糸膜束と上記筒状ハウジングの内壁とを接着固定する第二のポッティング部を備え、上記中空糸膜束は、上記筒状ハウジングとの間で、第一のポッティング部と第二のポッティング部との間に上記被処理液導入口及び上記処理液排出口に連通する空間が形成されるように、長軸方向における上記第二のヘッダ側の端面を封止した状態で、上記筒状ハウジングの内壁と上記第二のポッティング部で液密に固定され、上記粒体は、第一のポッティング部と第二のポッティング部との間の上記空間に内蔵されている、上記(1)に記載の血漿分離膜モジュール。
(8) 上記中空糸膜束は、上記第二のヘッダ側の端部において、上記筒状ハウジングの内壁と上記第二のポッティング部で液密に固定されている、上記(7)に記載の血漿分離膜モジュール。
(9) 上記中空糸膜束は、上記第一のヘッダ側の端部において、上記筒状ハウジングの内壁と上記第一のポッティング部で液密に固定されている、上記(1)〜(8)のいずれかに記載の血漿分離膜モジュール。
(10) 上記処理液排出口には、上記粒体の短径よりも小さい径の孔が開いたキャップがされている、上記(1)〜(9)のいずれか一項記載の血漿分離膜モジュール。
(11) 上記粒体の長径は、0.1〜50mmである、上記(1)〜(10)のいずれかに記載の血漿分離膜モジュール。
(12) 上記粒体の総体積は、上記粒体が内蔵されている上記空間の容積の1〜30%である、上記(1)〜(11)のいずれかに記載の血漿分離膜モジュール。
(13) 上記粒体の密度は、被処理液の密度の0.1〜0.9倍又は1.1〜10倍である、上記(1)〜(12)のいずれかに記載の血漿分離膜モジュール。
(14) 上記(1)〜(13)のいずれかに記載の血漿分離膜モジュールの被処理液導入口から血液製剤を導入する導入工程と、上記血漿分離膜モジュールをシーソー撹拌又は回転撹拌する撹拌工程と、上記血漿分離膜モジュールの被処理液導入口から気体及び/又は液体を導入し、上記血漿分離膜モジュールの処理液排出口から血小板及び/又は血球を回収する回収工程と、を備える、血漿の分離方法。
(15) 上記撹拌工程は、上記血漿分離膜モジュールを15度以上の角度でシーソー撹拌する工程である、上記(14)に記載の血漿の分離方法。
(16) 上記液体は、保存液である、上記(15)又は(16)に記載の血漿の分離方法。
15重量部のポリスルホン樹脂(P−3500;アモコ社)、7部のポリビニルピロリドン(K−90;分子量120万;BASF社)、75重量部のジメチルアセトアミド及び3重量部の水を110℃で14hr撹拌して溶解したものを紡糸原液とした。また、30重量部のポリビニルピロリドン(K−30;分子量40万;BASF社)、15重量部のグリセリン及び55重量部のジメチルアセトアミドを混合したものを注入液とした。
濾過量維持率(%) = V1(mL)÷V2(mL)×100 ・・・・式1
血漿除去率(%) =
V1÷(粒体が内蔵されている空間の容積+V1)×100 ・・・・式2
粒体60を直径1mm、比重2.43のガラス製の球体(アズワン製 BZ−1)5.0gに変更し、かつ、処理液排出口16に孔径0.1mmのフィルターを取り付けた以外は、実施例1と同様の方法で血漿分離膜モジュール6を作製し、実施例1と同様の方法で濾過量維持率及び血漿除去率を評価した。結果を表1に示す。シーソー撹拌によって血漿分離膜モジュールに内蔵された球体が動き、積層したケーク層が剥離されたことから、濾過量維持率は8.9%と高い値となった。また、10分経過時点での血漿除去率も67%と高い値であり、短時間での血漿除去が可能であることが示された。
粒体60を直径0.1mm、比重2.43のガラス製の球体(アズワン製 BZ−01)5.0gに変更し、かつ、処理液排出口16に孔径0.05mmのフィルターを取り付けた以外は、実施例1と同様の方法で血漿分離膜モジュール6を作製し、実施例1と同様の方法で濾過量維持率及び血漿除去率を評価した。結果を表1に示す。シーソー撹拌によって血漿分離膜モジュールに内蔵された球体が動き、積層したケーク層が剥離されたことから、濾過量維持率は13.5%と高い値となった。また、10分経過時点での血漿除去率も75%と高い値であり、短時間での血漿除去が可能であることが示された。
粒体60を直径0.1mm、比重2.43のガラス製の球体(アズワン製 BZ−01)0.95gに変更し、かつ、処理液排出口16に孔径0.05mmのフィルターを取り付けた以外は、実施例1と同様の方法で血漿分離膜モジュール6を作製し、実施例1と同様の方法で濾過量維持率及び血漿除去率を評価した。結果を表1に示す。シーソー撹拌によって血漿分離膜モジュールに内蔵された球体が動き、積層したケーク層が剥離されたことから、濾過量維持率は7.7%と高い値となった。また、10分経過時点での血漿除去率も63%と高い値であり、短時間での血漿除去が可能であることが示された。
粒体60を直径3.2mm、比重1.14のポリアミド樹脂製の球体(アズワン製 ナイロン球ND−1)2.0gに変更した以外は、実施例1と同様の方法で血漿分離膜モジュール6を作製し、実施例1と同様の方法で濾過量維持率及び血漿除去率を評価した。結果を表1に示す。シーソー撹拌によって血漿分離膜モジュールに内蔵された球体が動き、積層したケーク層が剥離されたことから、濾過量維持率は2.3%と高い値となった。また、10分経過時点での血漿除去率も34%と高い値であり、短時間での血漿除去が可能であることが示された。
粒体60を直径3.2mm、比重0.91のポリプロピレン製の球体(アズワン製 PP球1/8インチ)1.6gに変更した以外は、実施例1と同様の方法で血漿分離膜モジュール6を作製し、実施例1と同様の方法で濾過量維持率及び血漿除去率を評価した。結果を表1に示す。シーソー撹拌によって血漿分離膜モジュールに内蔵された球体が動き、積層したケーク層が剥離されたことから、濾過量維持率は2.8%と高い値となった。また、10分経過時点での血漿除去率も39%と高い値であり、短時間での血漿除去が可能であることが示された。
粒体60を一切入れなかった以外は、実施例1と同様の方法で血漿分離膜モジュール6を作製し、実施例1と同様の方法で濾過量維持率及び血漿除去率を評価した。結果を表1に示す。シーソー撹拌をしたものの粒体が内蔵されていないことから積層したケーク層は剥離されず、濾過量維持率は1.6%と低い値となった。また、10分経過時点での血漿除去率も26%と低い値であり、血漿除去に長時間を要することが示された。
シーソー撹拌の角度を12度に変更した以外は、実施例1と同様の方法で血漿分離膜モジュール6を作製し、実施例1と同様の方法で濾過量維持率及び血漿除去率を評価した。結果を表1に示す。シーソー撹拌をしたもののその角度が小さく、血漿分離膜モジュールに内蔵された球体の動きが小さくなったことから積層したケーク層は十分に剥離されず、濾過量維持率は1.6%と低い値となった。また、10分経過時点での血漿除去率も27%と低い値であり、血漿除去に長時間を要することが示された。
粒体60を直径1mm、比重2.43のガラス製の球体(アズワン製 BZ−1)5.0gに変更し、処理液排出口16に孔径0.1mmのフィルターを取り付け、かつ、シーソー撹拌の角度を12度に変更した以外は、実施例1と同様の方法で血漿分離膜モジュール6を作製し、実施例1と同様の方法で濾過量維持率及び血漿除去率を評価した。結果を表1に示す。シーソー撹拌をしたもののその角度が小さく、血漿分離膜モジュールに内蔵された球体の動きが小さくなったことから積層したケーク層は十分に剥離されず、濾過量維持率は1.7%と低い値となった。また、10分経過時点での血漿除去率も28%と低い値であり、血漿除去に長時間を要することが示された。
Claims (16)
- 被処理液導入口及び処理液排出口を有する筒状ハウジングと、
前記筒状ハウジングの内部に配置される中空糸膜束と、
前記中空糸膜束と前記筒状ハウジングの内壁とを接着固定する第一のポッティング部と、
第一の濾液排出口を有し、かつ、前記筒状ハウジングの第一の端部に液密に固定される第一のヘッダと、
前記筒状ハウジングの第二の端部に液密に固定される第二のヘッダと、
を備える血漿分離膜モジュールであり、
前記中空糸膜束は、前記筒状ハウジングとの間で前記被処理液導入口及び前記処理液排出口に連通する空間が形成されるように、長軸方向における前記第一のヘッダ側の端面を開口した状態で、前記筒状ハウジングの内壁と前記第一のポッティング部で液密に固定され、
前記空間には、前記処理液排出口を通過しない形状の粒体が内蔵されている、血漿分離膜モジュール。 - 被処理液導入口を有する筒状ハウジングと、
前記筒状ハウジングの内部に配置される中空糸膜束と、
前記中空糸膜束と前記筒状ハウジングの内壁とを接着固定する第一のポッティング部と、
第一の濾液排出口を有し、かつ、前記筒状ハウジングの第一の端部に液密に固定される第一のヘッダと、
処理液排出口を有し、かつ、前記筒状ハウジングの第二の端部に液密に固定される第二のヘッダと、
を備える血漿分離膜モジュールであり、
前記中空糸膜束は、前記筒状ハウジングとの間で前記被処理液導入口及び前記処理液排出口に連通する空間が形成されるように、長軸方向における前記第一のヘッダ側の端面を開口した状態で、前記筒状ハウジングの内壁と前記第一のポッティング部で液密に固定され、
前記空間には、前記処理液排出口を通過しない形状の粒体が内蔵されている、血漿分離膜モジュール。 - 処理液排出口を有する筒状ハウジングと、
前記筒状ハウジングの内部に配置される中空糸膜束と、
前記中空糸膜束と前記筒状ハウジングの内壁とを接着固定する第一のポッティング部と、
第一の濾液排出口を有し、かつ、前記筒状ハウジングの第一の端部に液密に固定される第一のヘッダと、
被処理液導入口を有し、かつ、前記筒状ハウジングの第二の端部に液密に固定される第二のヘッダと、
を備える血漿分離膜モジュールであり、
前記中空糸膜束は、前記筒状ハウジングとの間で前記被処理液導入口及び前記処理液排出口に連通する空間が形成されるように、長軸方向における前記第一のヘッダ側の端面を開口した状態で、前記筒状ハウジングの内壁と前記第一のポッティング部で液密に固定され、
前記空間には、前記処理液排出口を通過しない形状の粒体が内蔵されている、血漿分離膜モジュール。 - 筒状ハウジングと、
前記筒状ハウジングの内部に配置される中空糸膜束と、
前記中空糸膜束と前記筒状ハウジングの内壁とを接着固定する第一のポッティング部と、
第一の濾液排出口を有し、かつ、前記筒状ハウジングの第一の端部に液密に固定される第一のヘッダと、
被処理液導入口及び処理液排出口を有し、かつ、前記筒状ハウジングの第二の端部に液密に固定される第二のヘッダと、
を備える血漿分離膜モジュールであり、
前記中空糸膜束は、前記筒状ハウジングとの間で前記被処理液導入口及び前記処理液排出口に連通する空間が形成されるように、長軸方向における前記第一のヘッダ側の端面を開口した状態で、前記筒状ハウジングの内壁と前記第一のポッティング部で液密に固定され、
前記空間には、前記処理液排出口を通過しない形状の粒体が内蔵されている、血漿分離膜モジュール。 - 前記第一のポッティング部よりも前記第二のヘッダ側の位置に、前記中空糸膜束と前記筒状ハウジングの内壁とを接着固定する第二のポッティング部を備え、
前記第二のヘッダは、第二の濾液排出口を有し、
前記中空糸膜束は、前記筒状ハウジングとの間で、前記第一のポッティング部と前記第二のポッティング部との間に前記被処理液導入口及び前記処理液排出口に連通する空間が形成されるように、長軸方向における前記第二のヘッダ側の端面を開口した状態で、前記筒状ハウジングの内壁と前記第二のポッティング部で液密に固定され、
前記粒体は、前記第一のポッティング部と前記第二のポッティング部との間の前記空間に内蔵されている、
請求項1記載の血漿分離膜モジュール。 - 前記中空糸膜束は、長軸方向における前記第二のヘッダ側の端面を開口した状態で、前記第二のヘッダ側の端部において、前記筒状ハウジングの内壁と前記第二のポッティング部で液密に固定されている、
請求項5記載の血漿分離膜モジュール。 - 前記第一のポッティング部よりも前記第二のヘッダ側の位置に、前記中空糸膜束と前記筒状ハウジングの内壁とを接着固定する第二のポッティング部を備え、
前記中空糸膜束は、前記筒状ハウジングとの間で、第一のポッティング部と第二のポッティング部との間に前記処理液導入口及び前記処理液排出口に連通する空間が形成されるように、長軸方向における前記第二のヘッダ側の端面を封止した状態で、前記筒状ハウジングの内壁と前記第二のポッティング部で液密に固定され、
前記粒体は、第一のポッティング部と第二のポッティング部との間の前記空間に内蔵されている、
請求項1記載の血漿分離膜モジュール。 - 前記中空糸膜束は、前記第二のヘッダ側の端部において、前記筒状ハウジングの内壁と前記第二のポッティング部で液密に固定されている、請求項7記載の血漿分離膜モジュール。
- 前記中空糸膜束は、前記第一のヘッダ側の端部において、前記筒状ハウジングの内壁と前記第一のポッティング部で液密に固定されている、請求項1〜8のいずれか一項記載の血漿分離膜モジュール。
- 前記処理液排出口には、前記粒体の短径よりも小さい径の孔が開いたキャップがされている、請求項1〜9のいずれか一項記載の血漿分離膜モジュール。
- 前記粒体の長径は、0.1〜50mmである、請求項1〜10のいずれか一項記載の血漿分離膜モジュール。
- 前記粒体の総体積は、前記粒体が内蔵されている前記空間の容積の1〜30%である、請求項1〜11のいずれか一項記載の血漿分離膜モジュール。
- 前記粒体の密度は、被処理液の密度の0.1〜0.9倍又は1.1〜10倍である、請求項1〜12のいずれか一項記載の血漿分離膜モジュール。
- 請求項1〜13のいずれか一項記載の血漿分離膜モジュールの被処理液導入口から血液製剤を導入する導入工程と、
前記血漿分離膜モジュールをシーソー撹拌又は回転撹拌する撹拌工程と、
前記血漿分離膜モジュールの被処理液導入口から気体及び/又は液体を導入し、前記血漿分離膜モジュールの処理液排出口から血小板及び/又は血球を回収する回収工程と、
を備える、血漿の分離方法。 - 前記撹拌工程は、前記血漿分離膜モジュールを15度以上の角度でシーソー撹拌する工程である、請求項14記載の血漿の分離方法。
- 前記液体は、保存液である、請求項14又は15記載の血漿の分離方法。
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