JP2012175679A - 局所再生装置とフィルタ係数決定装置とそれらの方法と、プログラム - Google Patents

局所再生装置とフィルタ係数決定装置とそれらの方法と、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】大部屋でも使用可能な音漏れの少ない局所再生装置を提供する。
【解決手段】この発明の局所再生装置は、再生制御点である中心点(原点)に対して対称に配置される2組のスピーカーアレーと、各スピーカーに対応するデジィタルフィルタを備え、上記各スピーカーに対応するディジタルフィルタ係数は、各スピーカーに対応するディジタルフィルタ係数に該スピーカーから再生制御点までの距離によって定まる近似伝達関数を時間領域で畳み込んだ値A1,…,ANの合計値ΣN i=1Aiが非零となり、かつ各減衰制御点bnについて、各スピーカーに対応するディジタルフィルタ係数に該スピーカーから減衰制御点までの距離によって定まる近似伝達関数を周波数領域で乗算した値Bp,1,…,Bp,Nの合計値ΣN i=1Bp,iが、該減衰制御点が再生制御点から遠いほど上記非零値ΣN i=1Aiより小さい値となる。
【選択図】図2

Description

この発明は、例えば遠隔通信会議等において、特定の場所にいる人々にのみ音響信号を再生する局所再生装置とフィルタ係数決定装置とそれらの方法と、プログラムに関する。
通信網を用いて遠隔地同士を接続した通信会議が頻繁に行われるようになった。このような通信会議は、その内容を会議参加者以外に聞かれないようするため、音響的に閉ざされた会議室で行われるのが一般的である。しかし、例えば、机が並べられた大部屋の一角においても通信会議が利用できるようになれば、通信会議の利便性が向上する。
そのためには、ある特定の領域にのみ音響信号が再生できる技術が必要である。音響信号の再生領域を限定する一つとして指向性スピーカーを用いる方法がある。指向性スピーカーとしては、ホーンスピーカー、パラメトリックスピーカー、ディジタルフィルタ型スピーカーアレー等が知られている。この他には多点制御法を用いる手法が知られている(非特許文献1)。多点制御法とは、空間上に配置された複数の制御点において所望の音圧特性が得られるように、複数のスピーカーとディジタルフィルタを用いて放射音の制御を行う手法である。
図7に、非特許文献1に開示された多点制御法を用いた局所再生装置900の機能構成例を示す。局所再生装置900は、スピーカーアレー20と30、信号供給部40と50、を備える。スピーカーアレー20と30は同じものである。4個のスピーカー20a〜20bが、放音方向を同じにして一直線上に配置されている。そして、スピーカーアレー20と30は、対向して配置され、その間に受聴者70が位置する。
信号供給部40と50は、入力端子60に入力されるアナログ音響信号を入力とするA/D変換器41、A/D変換器41の出力をフィルタリングするディジタルフィルタ42、ディジタルフィルタ42のディジタル出力をアナログ信号に変換するD/A変換器43、D/A変換器43の出力信号を増幅するアンプ44とを備える。信号供給部40は、A/D変換器41〜アンプ44の構成を一系列として、各スピーカーに対応した数を備える。この例では、スピーカーが4個(a〜d)なので、それぞれに対応した4系列を備える。信号供給部50も信号供給部40と同じ構成である。
このように、各スピーカーアレー40,50を構成するスピーカーは、互いに独立なディジタルフィルタ42a〜42dと52a〜52dを介したアナログ音響信号で駆動される。ディジタルフィルタ42a〜42dと52a〜52dの各フィルタ係数は、音響信号を、再生したい領域に設定する再生制御点α(図8)と音響信号の音圧を下げたい領域に設定する抑圧制御点βの各制御点と、各スピーカー20a〜20d,30a〜30dとの間の伝達関数によって設定される。
その伝達関数には、式(1)に示す自由空間における理想的な近似伝達関数Gm,n(ω)を用いる。
Figure 2012175679
ここでrm,nは各スピーカー20,30から制御点までの距離であり、cは音速である。1/4πrm,nは、音波が球面状に伝達する距離減衰項である。
〔制御点の配置例〕
図8に、スピーカーアレー20,30と制御点の配置例を示す。スピーカーアレー20,30は、同一軸(y軸)上に向かい合わせに2Rの距離を離して配置される。再生制御点αは、放音方向を対向させた2つのスピーカーアレー20,30の中間点を原点とし、その原点上に配置される。抑圧制御点βは、原点から半径Rの同心円の円周上に複数個(m=2,…,m=M)配置される。
抑圧制御点βは、スピーカーアレー20,30の指向特性が、軸(y)に対して軸対称であると仮定してx軸方向の半円部分のみに設定するものとする。このように反射波の影響を考慮しない。
〔フィルタ係数設定方法〕
制御点を図8に示すように設定した例におけるフィルタ係数の設定方法を説明する。原点から最も遠い位置にあるスピーカーユニット20のスピーカー20dをn=1として順番に付番し、もう一方のスピーカーアレー30の最も原点から遠いスピーカー30dをNとする。つまり、スピーカーアレー20の原点に最も近いスピーカー20aがN/2であり、スピーカーアレー30の原点に最も近いスピーカー30aがN/2+1である。
そして、再生制御点αをm=1、スピーカーアレー20側のy軸上の抑圧制御点mをm=2とし、以降、順番に時計回りにm=Mまで抑圧制御点を設定する。このとき各スピーカーnから各制御点mまでの近似伝達関数をGm,n(ω)、フィルタ係数をHn(ω)とすると、式(2)に示す方程式が得られる。フィルタ係数をHn(ω)を一般化逆行列を用いて最小自乗解として求める。
Figure 2012175679
ここで、式(2)の一番上の行の要素は再生制御点m=1に対応する要素であり、上から2〜M番目の要素は各抑圧制御点m=2〜Mに対応する要素である。すなわち、式(2)は、各スピーカーnからそれぞれ出力される各音響信号Hm(ω)を、各近似伝達関数Gm,nで畳み込んで各制御点でそれぞれ混合した場合に、その畳み込み混合信号が、再生制御点m=1で否零となり、抑圧制御点m=2〜Mで零となることを示している。
このような関係を満たすフィルタ係数を各周波数毎に求め、その周波数領域のフィルタ係数を逆フーリエ変換した値を、ディジタルフィルタ42d〜52dに設定すれば再生領域γのみに音が再生される局所再生装置を実現することができる。
伊藤弘章、古屋賢一、羽田陽一、"線状スピーカアレーを用いたエリア再生について"音響学会講演論文集、pp.845-846, Mar. 2010.
しかし、従来の方法では、再生領域γの領域外における音漏れがある程度発生してしまう課題がある。その結果、再生領域γを関係者以外がいる場所から離して設定する必要があった。
この発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、オープンオフィスの環境でも利用可能な局所再生装置とフィルタ係数決定装置とそれらの方法と、プログラムを提供することを目的とする。
この発明の局所再生装置は、複数のスピーカーa1,…,aN/2(ただし、Nは4以上の正数。各スピーカーをanとする。)が一直線上に配置される第1のスピーカーアレーと、上記直線上にあり、第1のスピーカーアレーと同一の個数のスピーカーaN/2+1,…,aNで構成され、スピーカーanとスピーカーan+N−1とが上記直線上にある所定の中心点に対して対称になるように配置された第2のスピーカーアレーと、入力されたディジタル音響信号に上記各スピーカーに対応するディジタルフィルタ係数を時間領域で畳み込み、上記各スピーカーに供給する供給信号を生成する信号供給部とを備える。そして、上記中心点を再生制御点とし、上記中心点を通る直線上の複数の点を減衰制御点b1,…,b(ただし、pは2以上の正数。各減衰制御点をbとする。)としたときに、各スピーカーに対応するディジタルフィルタ係数は、各スピーカーに対応するディジタルフィルタ係数に該スピーカーから再生制御点までの距離によって定まる近似伝達関数を時間領域で畳み込んだ値A1,…,ANの合計値ΣN i=1Aiが非零となり、かつ各減衰制御点bnについて、各スピーカーに対応するディジタルフィルタ係数に該スピーカーから減衰制御点までの距離によって定まる近似伝達関数を周波数領域で乗算した値Bp,1,…,Bp,Nの合計値ΣN i=1Bp,iが、該減衰制御点が再生制御点から遠いほど上記非零値ΣN i=1Aiより小さい値となる。
また、この発明のフィルタ係数決定装置は、フィルタ係数算出部が、上記中心点を再生制御点とし、上記中心点を通る直線上の複数の点を減衰制御点b1,…,b(ただし、pは2以上の正数。各減衰制御点をbとする。)としたときに、各スピーカーに対応するディジタルフィルタ係数として、各スピーカーに対応するディジタルフィルタ係数に該スピーカーから再生制御点までの距離によって定まる近似伝達関数を周波数領域で乗算した値A1,…,ANの合計値ΣN i=1Aiが非零となり、かつ各減衰制御点bnについて、各スピーカーに対応するディジタルフィルタ係数に該スピーカーから減衰制御点までの距離によって定まる近似伝達関数を周波数領域で乗算した値Bp,1,…,Bp,Nの合計値ΣN i=1Bp,iが、該減衰制御点が再生制御点から遠いほど上記非零値ΣN i=1Aiより小さい値となるフィルタ係数を算出する。
この発明の局所再生装置によれば、音響信号の再生領域が、向かい合わせに配置される2つのスピーカーアレーの間に設定され、減衰制御点の畳み込み混合信号の振幅が再生制御点から遠ざかるに従い減少するように制御されるので、再生領域外への音漏れを減少させることができる。よって、オープンオフィスの環境でも利用可能な局所再生装置を提供することができる。また、この発明のフィルタ係数決定装置は、この発明の局所再生装置で用いるディジタルフィルタのフィルタ係数を自動的に算出することができる。
この発明の局所再生装置に必要な事前処理のフローチャートを示す図。 この発明の局所再生装置100のスピーカーアレーと制御点の配置例を示す図。 減衰項f(d)の一例を示す図。 局所再生装置100で得られる音圧の減衰特性の一例を概念的に示す図。 確認実験のコンピュータシミュレーション結果を示す図。 無響音室内での実験結果を示す図。 非特許文献1に開示された局所再生装置900の構成を示す図。 局所再生装置900の制御点の配置例を示す図。 フィルタ係数決定装置200と局所再生装置100のスピーカーアレーと制御点の配置例を示す図。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。複数の図面中同一のものには
同じ参照符号を付し、説明は繰り返さない。
〔スピーカーの配置〕
図2に、この発明の局所再生装置100におけるスピーカーアレーと制御点の配置例を示す。なお、局所再生装置100の機能構成例は、複数のスピーカーa1,…,aN/2(ただし、Nは4以上の正数。各スピーカーをanとする。)が一直線上に配置されるスピーカーアレー20と、上記直線上にあり、上記スピーカーアレー20と同一の個数のスピーカーaN/2+1,…,aNで構成され、スピーカーanとスピーカーan+N−1とが上記直線上にある所定の中心点(図2の原点)に対して対称になるように配置されたスピーカーアレー30と、スピーカーアレー20と30を構成するスピーカーanに、それぞれ対応する互いに独立なディジタルフィルタを含み、そのディジタルフィルタを用いて生成した各供給信号を各スピーカーanに供給する信号供給部40と50を備える。
スピーカーanとスピーカーn+N−1とが上記直線上にある所定の中心点に対して対称になるよう配置されていれば、スピーカーアレー20,30の各スピーカー同士の間隔は一定である必要はない。
また、スピーカーは指向性スピーカーであってもよいし、無指向性スピーカーであってもよい。指向性スピーカーを用いる場合には、スピーカーアレー20とスピーカーアレー30の各スピーカーの指向性の向きが中心点の方向を向くように配置する。無指向性スピーカーを用いる場合、各スピーカーの向きは任意である。また、各スピーカーの報音方向をスピーカー配置平面と垂直な方向に向け、スピーカー配置平面上で無指向性スピーカーとして用いてもよい。その場合には、各スピーカーから再生された音の反射音がスピーカー配置平面に届かないようにする必要がある。
ディジタルフィルタは、各スピーカーanから出力される各音響信号を、各スピーカーanから各制御点までが自由空間であると近似して、各スピーカーanから各制御点までの各距離によってそれぞれ定まる関数である各近似伝達関数を畳み込んで各制御点で混合した場合に、その畳み込み混合信号が、2つのスピーカーアレー20と30が対向する間に位置する再生領域における再生制御点で否零となり、その再生制御点を通る直線上に複数配置される減衰制御点の振幅が再生制御点から遠ざかるに従い減少し、再生領域を除く音響遮断領域の抑圧制御点で零となるフィルタ係数が設定されたディジタルフィルタである。
図1に、この発明の局所再生装置100で再生領域γを設定するために必要な事前処理のフローチャートを示す。制御点の配置の決定(ステップS1)と、その配置における各ディジタルフィルタのフィルタ係数の設定(ステップS2)が必要である。以下では、その各制御点の配置とフィルタ係数の設定について述べる。
〔各制御点の配置〕
図2を用いて、局所再生装置100のスピーカーanと各制御点の配置例を説明する。スピーカーアレー20と30は、同一軸上に向かい合わせに、その対向する中心点(原点)からそれぞれRの距離離れて配置される。再生制御点は、その中心点(原点)上に配置される。
抑圧制御点c,…,c(ただし、Qは2以上の正数。各抑圧制御点をcqとする。)は、原点から半径Rの同心円上にQ個配置される。Q個の抑圧制御点を図2の第1象限と第4象限に同数個を配置することで、Q個の抑圧制御点のそれぞれとy軸対称な位置にも抑圧制御点を設けた場合と同様の制御が可能となる。この場合、原点からのx軸を中心として+θから+θまでの所定の角度範囲内(ただし、0°≦θ≦90°,0°≦θ≦90°, θ≧θとする。)にQ/2個、−θから−θまでの角度範囲内にQ/2個ずつ、x軸を挟んで同数個となるように配置する。この抑圧制御点が配置される原点からの距離Rにおいて再生境界が形成される。なお、抑圧制御点は、減衰制御点との関係で配置しなくて良い場合もある。
減衰制御点は、原点を通る直線上に、原点からR離れた位置からP個、所定の間隔を空けて配置される。その所定の間隔は等距離でなくても良い。抑圧制御点に与える制御量と減衰制御点に与える制御量の間で不連続となることを避けるため、減衰制御点は抑圧制御点と重ならないように配置することが望ましい。Pは2個以上の整数であり、その数値が大きいほど減衰のさせ方についての精度が高められる。但し、その数が多いと計算コストが大きくなる。なお、減衰制御点を複数の方向に配置する場合、原点を通り正の傾きを持つ直線上の0°〜90°の範囲に2箇所以上、原点を通り負の傾きを持つ直線上の−90°〜0°の範囲に2箇所以上、計4箇所以上が指定されていれば抑圧制御点を配置しなくても良い。同様に、原点を通り正の傾きを持つ直線上の180°〜270°の範囲に2箇所以上、原点を通り負の傾きを持つ直線上の90°〜180°の範囲に2箇所以上、計4箇所以上が指定されていれば抑圧制御点を配置しなくても良い。
抑圧制御点を配置する場合は、減衰制御点を最初に配置する原点からの距離Rを、抑圧制御点によってできる境界外(R≧R)とするのが望ましい。減衰制御点を再生境界内(R<R)から配置しても良いが、再生境界に沿った制御量において抑圧制御点に与える制御量と減衰制御点に与える制御量の間で不連続となるため、再生音圧において誤差を生じる可能性がある。その場合には、抑圧制御点での値と減衰制御点での値が連続値に近づくように、抑圧制御点に与える制御量と減衰制御点に与える制御量とを調整する必要がある。
抑圧制御点を配置しない場合は、減衰制御点を最初に配置する中心点(原点)からの距離Rは任意に決定できる。
〔フィルタ係数設定方法〕
フィルタ係数の設定方法は、図1のステップS2に対応するものである。この実施例では、減衰制御点の距離減衰量K(d)の制御量を式(3)に示されるように定める。
Figure 2012175679
ここでf(d)は減衰関数、d,Rは再生制御点からの距離、cは音速である。
減衰関数f(d)の例としては、例えば式(4)に示すような関数が考えられる。
Figure 2012175679
sは任意の整数であり、図3に式(4)の減衰関数を示す。s=1の場合が一般的な球面音波の距離減衰項に対応し、sの値を大きくすることでより急峻な距離減衰項を指定することが可能である。
再生制御点での畳み込み混合信号が否零、かつ抑圧制御点の畳み込み混合信号が零、かつ減衰制御点の畳み込み混合信号が上記式(3)の値となるようにその制御量を設定することで、フィルタ係数は、次式の方程式を満たす解を一般化逆行列を用いた最小自乗解として求めることで得られる。
Figure 2012175679
ここでGm,n(ω)は、各スピーカーanから各制御点mまでの伝達関数であり、上記した式(1)で示されるものである。式(1)中のrm,nは、各スピーカーanから各制御点である再生制御点、抑圧制御点、減衰制御点、までの距離を表す。Qは抑圧制御点の数、Pは減衰制御点の数である。すなわち、m=0は再生制御点、m=1,…,Qは抑圧制御点、m=Q+1,…,Q+Pは減衰制御点を表す。
入力されたディジタル音響信号に対し、式(5)で求めたフィルタ係数を時間領域で畳み込み、各スピーカーanのそれぞれに供給する供給信号を生成する。
このように制御することで急峻な音圧の距離減衰効果を実現することが出来る。つまり、図4に概念的に示す音圧の減衰特性のように、再生領域外における音圧の減衰特性を任意に制御することが可能であり、音圧の減衰量を急激に増やすことも可能である。よって、再生領域外における音漏れを小さくすることができ、オープンオフィスの環境でも利用可能な局所再生装置を提供することが出来る。
なお、抑圧制御点を配置した例で説明したが、上記したように抑圧制御点の配置は任意であり、抑圧制御点を配置しなくとも同様の考え方でこの発明の局所再生装置を実現することが可能である。
以上のように、この発明の局所再生装置100は、複数のスピーカーa1,…,aN/2(ただし、Nは4以上の正数。各スピーカーをanとする。)が一直線上に配置される第1のスピーカーアレーと、上記直線上にあり、上記第1のスピーカーアレーと同一の個数のスピーカーaN/2+1,…,aNで構成され、スピーカーanとスピーカーan+N−1とが上記直線上にある所定の中心点に対して対称になるよう配置された第2のスピーカーアレーと、入力されたディジタル音響信号に上記各スピーカーに対応するディジタルフィルタ係数を乗算し、上記各スピーカーに供給する供給信号を生成する信号供給部と、を有する構成となる。この発明の局所再生装置100では、上記中心点を再生制御点とし、上記中心点を通る直線上の複数の点を減衰制御点b1,…,b(ただし、pは2以上の正数。各減衰制御点をbとする。)としたときに、上記各スピーカーに対応するディジタルフィルタ係数は、各スピーカーに対応するディジタルフィルタ係数に該スピーカーから上記再生制御点までの距離によって定まる近似伝達関数を周波数領域で乗算した値A1,…,ANの合計値ΣN i=1Aiが非零となり、かつ上記各減衰制御点bnについて、各スピーカーに対応するディジタルフィルタ係数に該スピーカーから上記減衰制御点までの距離によって定まる近似伝達関数を周波数領域で乗算した値Bp,1,…,Bp,Nの合計値ΣN i=1Bp,iが、該減衰制御点が上記再生制御点から遠いほど上記非零値ΣN i=1Aiより小さい値となるものである。
〔フィルタ係数決定装置〕
図9に、この発明のフィルタ係数決定装置200の構成を示す。フィルタ係数決定装置200は、局所再生装置100の信号供給部40と50に含まれるディジタルフィルタに設定するフィルタ係数を算出するものである。
フィルタ係数決定装置200は、近似伝達関数算出部210とフィルタ係数算出部220とにより構成される。フィルタ係数決定装置200には、局所再生装置100のスピーカーの配置情報、上記の〔各制御点の配置〕で決定された制御点の情報、各スピーカーから各制御点までの距離が入力される。
〔近似伝達関数算出部〕
近似伝達関数算出部210は、局所再生装置100に含まれる各スピーカーと上記の〔各制御点の配置〕で決定された制御点との全ての組み合わせについて、入力されたスピーカーから制御点までの距離から、各スピーカーから各制御点までの近似伝達関数を求めてフィルタ係数算出部220に対して出力する。
なお、フィルタ係数決定装置200に各スピーカーから各制御点までの距離に替えて各スピーカーから各制御点までの近似伝達関数を入力する構成とすることも可能である。この場合は、近似伝達関数算出部210はフィルタ係数決定装置200には含めない。
〔フィルタ係数算出部〕
フィルタ係数算出部220は、入力された局所再生装置100のスピーカーの配置の情報、上記の〔各制御点の配置〕で決定された制御点の情報、各スピーカーから各制御点までの近似伝達関数に基づき、上記の〔フィルタ係数設定方法〕に記載された条件を満たすように、局所再生装置100の信号供給部40と50に含まれるディジタルフィルタに設定するフィルタ係数を算出して出力する。
要するに、フィルタ係数決定装置200は、複数のスピーカーa1,…,aN/2(ただし、Nは4以上の正数。各スピーカーをanとする。)が一直線上に配置される第1のスピーカーアレーと、上記直線上にあり、上記第1のスピーカーアレーと同一の個数のスピーカーaN/2+1,…,aNで構成され、スピーカーanとスピーカーan+N−1とが上記直線上にある所定の中心点に対して対称になるよう配置された第2のスピーカーアレーと、入力されたディジタル音響信号に上記各スピーカーに対応するディジタルフィルタ係数を乗算し、上記各スピーカーに供給する供給信号を生成する信号供給部と、を備える局所再生装置100で用いるディジタルフィルタ係数を決定するフィルタ係数決定装置であって、上記中心点が再生制御点であり、上記中心点を通る直線上の複数の点が減衰制御点b1,…,b(ただし、pは2以上の正数。各減衰制御点をbとする。)であるときに、上記各スピーカーに対応するディジタルフィルタ係数を、各スピーカーに対応するディジタルフィルタ係数に該スピーカーから上記再生制御点までの距離によって定まる近似伝達関数を周波数領域で乗算した値A1,…,ANの合計値ΣN i=1Aiが非零となり、かつ上記各減衰制御点bnについて、各スピーカーに対応するディジタルフィルタ係数に該スピーカーから上記減衰制御点までの距離によって定まる近似伝達関数を周波数領域で乗算した値Bp,1,…,Bp,Nの合計値ΣN i=1Bp,iが、該減衰制御点が上記再生制御点から遠いほど上記非零値ΣN i=1Aiより小さい値となるように求めるフィルタ係数算出部を有する構成となる。
〔確認実験〕
この発明の局所再生装置100の局所再生性能を確認する目的で、コンピュータシュミ
レーションと、無響音室内での実験を行った。図5にシミュレーション結果、図6に実験
結果を示す。図5と6の横軸はx=0.5(m)の位置からの距離、縦軸は音圧の減衰量(dB)である。
表1に実験条件を示す。
Figure 2012175679
減衰制御点パラメータ(R)の(1m,0°)は、x軸上の原点から正方向に1(m)離れた位置に最初の減衰制御点が配置されることを意味している。(1m,90°)は、y軸上の原点から正方向に1(m)、(1m,−90°)はy軸上の原点から負方向に1(m)を意味している。
図5と6に、破線で示す特性が従来技術の減衰制御点を設定しない図8に示す条件で測
定した特性である。実線が表1に示す実験条件で減衰制御点を配置した条件での特性であ
る。コンピュータシミュレーションと実験結果の両方共に、この発明の局所再生装置の音
圧の減衰特性が急峻になっていることが確認できた。
このように、この発明の局所再生装置100によれば音響信号の再生領域を局所内に限
定することが可能である。
なお、局所再生装置100は、例えばROM、RAM、CPU等で構成されるコンピュータに所定のプログラムが読み込まれて、CPUがそのプログラムを実行することで実現されるように構成してもよい。
その場合、その処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な任意の記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリがある。より具体的には、例えば、磁気記録装置として、ハードディスク装置、フレキシブルディスク、磁気テープ等を、光ディスクとして、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD-RAM(Random Access Memory)、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD-R(Recordable)/RW(ReWritable)等を、光磁気記録媒体として、MO(Magneto Optical disc)等を、半導体メモリとしてEEP-ROM(Electronically Erasable and Programmable-Read Only Memory)等を用いることができる。
また、このプログラムの流通は、例えば、そのプログラムを記録したDVD、CD-ROM等の可搬型記録媒体を販売、譲渡、貸与等することによって行う。さらに、このプログラムをサーバコンピュータの記録装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することにより、このプログラムを流通させる構成としてもよい。
また、各手段は、コンピュータ上で所定のプログラムを実行させることにより構成することにしてもよいし、これらの処理内容の少なくとも一部をハードウェアとして実現することとしてもよい。

Claims (8)

  1. 複数のスピーカーa1,…,aN/2(ただし、Nは4以上の正数。各スピーカーをanとする。)が一直線上に配置される第1のスピーカーアレーと、上記直線上にあり、上記第1のスピーカーアレーと同一の個数のスピーカーaN/2+1,…,aNで構成され、スピーカーanとスピーカーan+N−1とが上記直線上にある所定の中心点に対して対称になるように配置された第2のスピーカーアレーの、入力されたディジタル音響信号に上記各スピーカーに対応するディジタルフィルタ係数を乗算し、上記各スピーカーに供給する供給信号を生成する信号供給部と、を備える局所再生装置で用いるディジタルフィルタ係数を決定するフィルタ係数決定装置であって、
    上記中心点を再生制御点とし、上記中心点を通る直線上の複数の点を減衰制御点b1,…,b(ただし、pは2以上の正数。各減衰制御点をbとする。)としたときに、
    上記各スピーカーに対応するディジタルフィルタ係数として、各スピーカーに対応するディジタルフィルタ係数に該スピーカーから上記再生制御点までの距離によって定まる近似伝達関数を周波数領域で乗算した値A1,…,ANの合計値ΣN i=1Aiが非零となり、かつ上記各減衰制御点bnについて、各スピーカーに対応するディジタルフィルタ係数に該スピーカーから上記減衰制御点までの距離によって定まる近似伝達関数を周波数領域で乗算した値Bp,1,…,Bp,Nの合計値ΣN i=1Bp,iが、該減衰制御点が上記再生制御点から遠いほど上記非零値ΣN i=1Aiより小さい値となるフィルタ係数を算出することを特徴とするフィルタ係数決定装置。
  2. 複数のスピーカーa1,…,aN/2(ただし、Nは4以上の正数。各スピーカーをanとする。)が一直線上に配置される第1のスピーカーアレーと、上記直線上にあり、上記第1のスピーカーアレーと同一の個数のスピーカーaN/2+1,…,aNで構成され、スピーカーanとスピーカーan+N−1とが上記直線上にある所定の中心点に対して対称になるように配置された第2のスピーカーアレーと、入力されたディジタル音響信号に上記各スピーカーに対応するディジタルフィルタ係数を時間領域で畳み込み、上記各スピーカーに供給する供給信号を生成する信号供給部と、を備え、
    上記中心点を再生制御点とし、上記中心点を通る直線上の複数の点を減衰制御点b1,…,b(ただし、pは2以上の正数。各減衰制御点をbとする。)としたときに、
    上記各スピーカーに対応するディジタルフィルタ係数は、各スピーカーに対応するディジタルフィルタ係数に該スピーカーから上記再生制御点までの距離によって定まる近似伝達関数を時間領域で畳み込んだ値A1,…,ANの合計値ΣN i=1Aiが非零となり、かつ上記各減衰制御点bnについて、各スピーカーに対応するディジタルフィルタ係数に該スピーカーから上記減衰制御点までの距離によって定まる近似伝達関数を周波数領域で乗算した値Bp,1,…,Bp,Nの合計値ΣN i=1Bp,iが、該減衰制御点が上記再生制御点から遠いほど上記非零値ΣN i=1Aiより小さい値となることを特徴とする局所再生装置。
  3. 請求項1又は2に記載したフィルタ係数決定装置又は局所再生装置は、上記各スピーカーの指向性の向きが上記中心点の方向であることを特徴とするフィルタ係数決定装置又は局所再生装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載したフィルタ係数決定装置又は局所再生装置は、更に、上記中心点を中心とする所定の半径の円周上の複数の点を抑圧制御点c1,…,c(ただし、Qは2以上の正数。各抑圧制御点をcqとする。)とし、
    上記各スピーカーに対応するディジタルフィルタ係数は、更に、上記各抑圧制御点cqについて、各スピーカーに対応するディジタルフィルタ係数に該スピーカーから上記抑圧制御点までの距離によって定まる近似伝達関数を周波数領域で乗算した値cq,1,…,cq,Nの合計値ΣN i=1Cq,iが零となるものであることを特徴とするフィルタ係数決定装置又は局所再生装置。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載したフィルタ係数決定装置又は局所再生装置は、
    上記各スピーカーに対応するディジタルフィルタ係数に該スピーカーから上記減衰制御点までの距離によって定まる近似伝達関数を周波数領域で乗算した値が、次式に示される距離減衰量K1(d)となるように定めたことを特徴とするフィルタ係数決定装置又は局所再生装置。
    Figure 2012175679

    ここでf(d)は減衰関数、d,R3は上記再生制御点からの距離、cは音速である。
  6. 複数のスピーカーa1,…,aN/2(ただし、Nは4以上の正数。各スピーカーをanとする。)が一直線上に配置される第1のスピーカーアレーと、上記直線上にあり、上記第1のスピーカーアレーと同一の個数のスピーカーaN/2+1,…,aNで構成され、スピーカーanとスピーカーan+N−1とが上記直線上にある所定の中心点に対して対称になるように配置された第2のスピーカーアレーの、入力されたディジタル音響信号に上記各スピーカーに対応するディジタルフィルタ係数を時間領域で畳み込み、上記各スピーカーに供給する供給信号を生成する信号供給部と、を備える局所再生装置で用いるディジタルフィルタ係数を決定するフィルタ係数決定方法であって、
    上記中心点を再生制御点とし、上記中心点を通る直線上の複数の点を減衰制御点b1,…,b(ただし、pは2以上の正数。各減衰制御点をbとする。)としたときに、
    上記各スピーカーに対応するディジタルフィルタ係数として、各スピーカーに対応するディジタルフィルタ係数に該スピーカーから上記再生制御点までの距離によって定まる近似伝達関数を周波数領域で乗算した値A1,…,ANの合計値ΣN i=1Aiが非零となり、かつ上記各減衰制御点bnについて、各スピーカーに対応するディジタルフィルタ係数に該スピーカーから上記減衰制御点までの距離によって定まる近似伝達関数を周波数領域で乗算した値Bp,1,…,Bp,Nの合計値ΣN i=1Bp,iが、該減衰制御点が上記再生制御点から遠いほど上記非零値ΣN i=1Aiより小さい値となるフィルタ係数を算出することを特徴とするフィルタ係数決定方法。
  7. 複数のスピーカーa1,…,aN/2(ただし、Nは4以上の正数。各スピーカーをanとする。)が一直線上に配置される第1のスピーカーアレーと、上記直線上にあり、上記第1のスピーカーアレーと同一の個数のスピーカーb1,b2,…(各スピーカーをbnとする。ただしnは2以上の正数)で構成され、スピーカーanとスピーカーbnとが上記直線上にある所定の中心点に対して対称になるように配置された第2のスピーカーアレーの、2n個の上記各スピーカーに対応するディジタルフィルタ係数を入力されたディジタル音響信号に時間領域で畳み込み、上記各スピーカーに供給する供給信号を生成する信号供給ステップを有し、
    上記中心点を再生制御点とし、上記中心点を通る直線上の複数の点を減衰制御点としたときに、
    上記ディジタルフィルタ係数は、上記全てのスピーカーにおいて、各スピーカーに対応するディジタルフィルタ係数に、該スピーカーから上記再生制御点までの距離によって定まる近似伝達関数を周波数領域で乗算した値A1,A2,…(各スピーカーに対応する値をAnとする。)を求め、上記Anの合計値が非零となり、かつ上記全てのスピーカーにおいて、各スピーカーに対応するディジタルフィルタ係数に、該スピーカーから上記減衰制御点までの距離によって定まる各近似伝達関数を周波数領域で乗算した値B1,1,B1,2,…,Bp,n-1、Bp,n(各スピーカーに対応する値をBp,nとする。ただしpは減衰制御点の個数であり、2以上の正数。)を求め、上記Bp,nの合計値が、上記再生制御点から遠いほど上記非零値よりも小さいことを特徴とする局所再生方法。
  8. 請求項1乃至5の何れかに記載したフィルタ係数決定装置又は局所再生装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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