JP2012175272A - 非周期的チャネル状態情報通知方法、無線基地局装置、ユーザ端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】HetNet環境下でユーザ端末が複数のコンポーネントキャリア(CC)を用いて無線通信を行う場合においても、非周期的チャネル状態情報(A−CSI)を柔軟に通知すること。
【解決手段】ピコ基地局PeNBから、チャネル状態情報の通知の有無及び測定対象となるCCに関する情報を示すトリガビット情報に、チャネル状態情報の通知の有無及び測定対象となるサブフレームに関する情報を関連付けて定めたチャネル状態測定対象情報を予めピコUEに送信するステップ(ステップST401)と、PDCCHで送信されるトリガビット情報により指定されたCC及びサブフレームのチャネル状態情報を、PUSCHでピコ基地局PeNBに通知するステップ(ステップST406)と、を具備することを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、次世代無線通信システムにおける非周期的チャネル状態情報通知方法、無線基地局装置、ユーザ端末に関する。
UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)ネットワークにおいて、更なる高速データレート、低遅延などを目的としてロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)が検討されている(例えば、非特許文献1参照)。LTEではマルチアクセス方式として、下りリンクではOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)をベースとした方式を用い、上りリンクではSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)をベースとした方式を用いている。
LTEシステムにおいて、上りリンク信号は適切な無線リソースにマッピングされてユーザ端末から無線基地局装置に送信される。具体的には、上りユーザデータは、上りリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared CHannel)を用いて送信される。また、上りリンク制御情報(UCI:Uplink Control Information)は、上りユーザデータと共に送信する場合はPUSCHを用いて、単独で送信する場合は上りリンク制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control CHannel)を用いて送信される。
上りリンク制御情報(UCI)には、下りリンク共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared CHannel))に対する送達確認(ACK/NACK)、スケジューリング要求、チャネル状態情報(CSI:Channel State Information)等が含まれる(例えば、非特許文献2参照)。チャネル状態情報(以下、「CSI」という)は、下りリンクの瞬時のチャネル状態に基づく情報であり、例えば、チャネル品質情報(CQI)、プリコーディングマトリックス指標(PMI)、ランク指標(RI)などである。このCSIは、周期的又は非周期的に、ユーザ端末から無線基地局装置に通知される。
非周期的チャネル状態情報(Aperiodic CSI)は、無線基地局装置からのトリガに応じて、ユーザ端末から当該無線基地局装置に通知される。このトリガ(Aperiodic CSI triggering)は、下りリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control CHannel)で送信される、上りリンクスケジューリンググラント(以下、「UL(Uplink)グラント」という)(DCIフォーマット0/4)に含まれている。ユーザ端末は、当該ULグラントに含まれるトリガに従って、当該ULグラントで指定されたPUSCHを用いて、非周期チャネル状態情報(以下、「A−CSI」という)を通知する。このようなA−CSIの通知は、非周期的チャネル状態情報通知(Aperiodic CSI(CQI/PMI/RI) Reporting)とも呼ばれる。
また、3GPPにおいては、更なる広帯域化及び高速化を目的として、LTEシステムの後継システム(例えば、LTE−Advanced(LTE−A)システム)も検討されている。LTE−Aシステムでは、LTEシステムとの後方互換性(Backward compatibility)を保ちながら広帯域化を図ることが望ましい。そこで、LTE−Aシステムでは、LTEシステムで使用可能な帯域(例えば、20MHz)を基本周波数ブロック(コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)とし、複数のコンポーネントキャリア(以下、「CC」という)を統合することにより広帯域化(例えば、5つのCCが統合された場合、100MHz)を図ることが検討されている。
このようなLTE−Aシステムにおいては、一つのCCに対して少なくとも一つのセルが設けられ、ユーザ端末は、異なるCCの複数のセルにおいて通信できるように構成される。なお、各CCにおいてユーザ端末が主たる通信を行う一つのセルが、サービングセルとも称される。このように、LTE−Aシステムにおいては、ユーザ端末が、異なるCCの複数のサービングセルにおいて無線通信を行うことにより、システム帯域の広帯域化を実現する。
以上のようなLTE−Aシステムにおいて、ユーザ端末が異なるCCの複数のサービングセルにおいて無線通信を行う場合、サービングセル毎に干渉レベルなどの通信状態が異なることとなる。したがって、LTE−Aシステムにおいて、上述した非周期的チャネル状態情報通知(Aperiodic CSI Reporting)を行う場合には、複数のサービングセルのうち、ネットワーク側で必要とされる下りサービングセルの非周期的チャネル状態情報(A−CSI)を柔軟に通知することが望まれている。
3GPP, TR25.912 (V7.1.0), "Feasibility study for Evolved UTRA and UTRAN", Sept. 2006 3GPP, TS36.212 (V9.3.0), "Multiplexing and channel coding", Nov.2010
ところで、LTE−Aシステムにおいては、半径数キロメートル程度の広範囲のカバレッジエリアを有するマクロセル内に、半径数十メートル程度の局所的なカバレッジエリアを有するマイクロセル(例えば、ピコセル、フェムトセルなど)が形成されるHetNet(Heterogeneous Network)が検討されている。
このHetNetにおいては、システム全体のスループット向上を目的として、CRE(Cell Range Expansion)を行うことが検討されている。このCREでは、マイクロセルを形成する無線基地局装置(以下、「マイクロ基地局」という)からの受信電力にオフセットを加えることによって、マイクロセルの範囲を拡張する。このため、拡張されたマイクロセル内に位置するユーザ端末(以下、「マイクロUE」という)は、マクロセルを形成する無線基地局装置(以下、「マクロ基地局」という)からマイクロ基地局にハンドオーバを行うことができる。このようなCREを利用することにより、マクロ基地局配下のユーザ端末(以下、「マクロUE」という)をマイクロセルにハンドオーバさせてオフロードして、ネットワークの容量を増大することが考えられている。
HetNetにおいて、CREによりマイクロ基地局へのハンドオーバを行ったユーザ端末は、マクロ基地局から大きな干渉を受けることになる。この結果、マイクロ基地局の品質を適切に測定することができない事態が発生し得る。このため、一部のサブフレームにおいて、マクロ基地局がデータ送信を停止して、当該ユーザ端末がマクロ基地局から受ける干渉を低減する干渉コーディネーションが検討されている。
このようなHetNet環境下でユーザ端末が複数のCCを用いて無線通信を行う場合において、上述した非周期的チャネル状態情報通知(Aperiodic CSI Reporting)を行う場合には、ネットワーク側で必要とされる下りCCを考慮すると共に、HetNetで行われる干渉コーディネーションも考慮する必要がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、HetNet環境下でユーザ端末が複数のコンポーネントキャリア(CC)を用いて無線通信を行う場合においても、非周期的チャネル状態情報(A−CSI)を柔軟に通知できる非周期的チャネル状態情報通知方法、無線基地局装置、ユーザ端末を提供することを目的とする。
本発明の非周期的チャネル状態情報通知方法は、無線基地局装置から、チャネル状態情報の通知の有無及び測定対象となるコンポーネントキャリアに関する情報を示すトリガビット情報に、チャネル状態情報の通知の有無及び測定対象となるサブフレームに関する情報を関連付けたチャネル状態測定対象情報を予めユーザ端末に送信するステップと、下りリンク制御チャネルで送信される前記トリガビット情報により指定されたコンポーネントキャリア及びサブフレームのチャネル状態情報を、上りリンク共有チャネルで前記無線基地局装置に通知するステップとを具備することを特徴とする。
本発明の非周期的チャネル状態情報通知方法によれば、チャネル状態情報の測定対象となるコンポーネントキャリア(CC)に関する情報及びサブフレームに関する情報に関連付けられたトリガビット情報を含むチャネル状態測定対象情報が予めユーザ端末に送信されることから、無線基地局装置からトリガビット情報を送信するだけで、ユーザ端末にてチャネル状態情報の測定対象となるCC及びサブフレームを特定できる。このため、HetNet環境下でユーザ端末が複数のCCを用いて無線通信を行う場合においても、ネットワーク側で必要とされるCC及びサブフレームを特定でき、非周期的チャネル状態情報(A−CSI)を柔軟に通知できる。
本発明によれば、HetNet環境下でユーザ端末が複数のコンポーネントキャリア(CC)を用いて無線通信を行う場合においても、非周期的チャネル状態情報(A−CSI)を柔軟に通知できる。
LTE−AシステムにおけるA−CSIの送信方法の一例を示す図である。 HetNetが適用される無線通信システムの概略構成図である。 干渉コーディネーションを適用する場合のサブフレームパターンを示す図である。 本実施の形態に係る非周期的チャネル状態情報通知方法の概略を示すシーケンス図である。 本実施の形態に係る非周期的チャネル状態情報通知方法が適用される無線通信システムが有する無線基地局装置の全体構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る非周期的チャネル状態情報通知方法が適用される無線通信システムが有するユーザ端末の全体構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る無線基地局装置が有するベースバンド信号処理部及びスケジューラの詳細な構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係るユーザ端末が有するベースバンド信号処理部の詳細な構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る非周期的チャネル状態情報通知方法におけるCSI測定対象情報の一例の説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
LTE−Aシステムにおいて、ユーザ端末が異なるコンポーネントキャリア(CC)の複数のサービングセルと無線通信を行う場合、サービングセル毎に干渉レベルなどの通信状態が異なることとなる。したがって、非周期的チャネル状態情報通知(Aperiodic CSI Reporting)においては、複数のサービングセルのうち、ネットワーク側で必要とされる下りサービングセルのA−CSIを柔軟に通知することが好ましい。
図1は、LTE−AシステムにおけるA−CSIの送信方法の一例を示す図である。図1に示すように、ネットワーク側において少なくとも一つの下りサービングセルを指定しようとする場合、ULグラント(DCIフォーマット0/4)に、A−CSIトリガだけでなく、所定のサービングセル(CC)を指定するビット情報を追加することが考えられる。例えば、図1に示すように、既存のA−CSIトリガフィールド(1ビット)に1ビットを追加することにより、A−CSIを通知すべきか否かに加えて、どの下りサービングセル(下りCC)のA−CSIを通知すべきかを指定することが合意されている。
例えば、図1では、2ビットのA−CSIトリガフィールド(CSI Request fieldともいう)の値(以下、適宜「トリガビット」という)が“00”である場合、“A−CSIを送信しない”ことが定義される。また、トリガビットが“01”である場合、“ULグラントに関連付けられた上りCCに対応する下りCCのサービングセルについてのA−CSIを送信する”ことが定義される。さらに、トリガビットが“10”である場合、“ハイヤーレイヤシグナリングにより第1のセットとして指定された少なくとも一つのサービングセルについてのA−CSIを送信する”ことが定義される。さらに、トリガビットが“11”である場合、“ハイヤーレイヤシグナリングにより第2のセットとして指定された少なくとも一つのサービングセルについてのA−CSIを送信する”ことが定義される。
図1に従えば、トリガビットが“00”である場合には、A−CSI Reportingがトリガされず、“01”である場合には、ULグラントに関連付けられた上りCC(以下、適宜「ULCC」という)にリンクした下りCC(以下、適宜「DLCC」という)についてのA−CSI Reportingがトリガされる。なお、ULCCにリンクしたDLCCは、報知信号(より具体的には、SIB(System Information Block)2)で指定されるリンク情報に基づく。また、トリガビットが“10”である場合には、ハイヤーレイヤシグナリングにより予め通知された第1のCCのセット(例えば、CC#2、CC#3)についてのA−CSI Reportingがトリガされ、“11”である場合には、ハイヤーレイヤシグナリングにより予め通知された第2のCCのセット(例えば、CC#4、CC#5)についてのA−CSI Reportingがトリガされる。
上述の例においては、ハイヤーレイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング)を用いた上位制御信号によって、第1のセット及び第2のセットを構成する少なくとも一つの下りサービングセル(下りCC)が予め通知される。これにより、トリガビットが“10”及び“11”の場合に、2種類の通知パターンを実現できる。
例えば、ユーザ端末が2つのCC(CC#0及びCC#1)を用いる場合、上位制御信号により、第1のセットとしてCC#0、第2のセットとしてCC#1が予め通知されるとする。この場合、ユーザ端末は、ULグラント(フォーマット0/4)に含まれるトリガビットが“10”であれば、第1のセットのCC#0についてのA−CSIを無線基地局装置に通知する。一方、ユーザ端末は、トリガビットが“11”であれば、第2のセットのCC#1についてのA−CSIを通知する。
また、ユーザ端末が2つのCC(CC#0及びCC#1)を用いる場合、上位制御信号により、第1のセットとしてCC#0、第2のセットとしてCC#0及びCC#1が予め通知されるとする。この場合、ユーザ端末は、ULグラント(フォーマット0/4)に含まれるトリガビットが“10”であれば、第1のセットのCC#0についてのA−CSIを無線基地局装置に通知する。一方、ユーザ端末は、トリガビットが“11”であれば、第2のセットのCC#0及びCC#1についてのA−CSIを通知する。
さらに、ユーザ端末が5つのCC(CC#0〜CC#4)を用いる場合、上位制御信号により、第1のセットとしてCC#0及び#1、第2のセットとしてCC#2〜CC#4が予め通知されるとする。この場合、ユーザ端末は、ULグラント(フォーマット0/4)に含まれるトリガビットが“10”であれば、第1のセットのCC#0及びCC#1についてのA−CSIを無線基地局装置に通知する。一方、ユーザ端末は、トリガビットが“11”であれば、第1のセットのCC#2〜#4についてのA−CSIを通知する。
一方、LTE−Aシステムにおいては、半径数キロメートル程度の広範囲のカバレッジエリアを有するマクロセル内に、半径数十メートル程度の局所的なカバレッジエリアを有するマイクロセル(例えば、ピコセル、フェムトセルなど)が形成されるHetNetが検討されている。図2は、HetNetが適用される無線通信システムの概略構成図である。なお、図2においては、マクロセル内に形成されるマイクロセルの一例として、ピコセルを用いた場合について示している。
図2に示す無線通信システムにおいては、マクロセルMCを形成するマクロ基地局MeNB(Macro evolved NodeB)と、ピコセルPCを形成するピコ基地局PeNB(Pico evolved NodeB)と、ユーザ端末UE(User Equipment)とを含む。
図2に示すように、マクロ基地局MeNBとピコ基地局PeNBとは、有線のX2インターフェースを介して接続されている。また、マクロ基地局MeNBとピコ基地局PeNBとは、それぞれ、図示しないコアネットワークに接続されている。さらに、マクロ基地局MeNBとピコ基地局PeNBとは、少なくとも一部の無線周波数帯を共用している。
図2に示す無線通信システムにおいて、ユーザ端末UEは、ピコセルPC内に位置する場合、マクロ基地局MeNBの受信電力よりもピコ基地局PeNBからの受信電力が大きくなるため、ピコ基地局PeNBに接続する。一方、ユーザ端末UEが、ピコセルPC外に位置する場合、ピコ基地局PeNBからの受信電力よりもマクロ基地局MeNBの受信電力が大きくなるため、マクロ基地局MeNBに接続する。
また、図2に示す無線通信システムでは、CRE(Cell Range Expansion)が行なわれる。CREにおいては、ピコ基地局PeNBからの受信電力にオフセットを加えるので、ユーザ端末UEは、ピコセルPC外であっても拡張されたピコセルPC’内に位置する場合は、マクロ基地局MeNBの受信電力よりもピコ基地局PeNBからの受信電力(オフセットが加えられたもの)が大きくなる。したがって、ユーザ端末UEは、ピコセルPC外であっても拡張されたピコセルPC’内に位置する場合、ピコ基地局PeNBに接続でき、マクロ基地局MeNBからピコ基地局PeNBへハンドオーバすることができる。以下、ピコ基地局PeNBに接続するユーザ端末UEを「ピコUE」と称し、マクロ基地局MeNBに接続するユーザ端末UEを「マクロUE」と称するが、その構成は同一である。
マクロ基地局MeNBからピコ基地局PeNBへハンドオーバする場合、マクロUEは、マクロ基地局MeNBの品質と、ピコ基地局PeNBの品質とを測定する必要がある。しかしながら、図2に示すような位置にマクロUEが位置すると、マクロ基地局MeNBからの信号が大きな干渉となり、ピコ基地局PeNBの品質を測定することができない事態が発生し得る。
このような事態に対応すべく、HetNetにおいては、一部のサブフレームにおいて、マクロ基地局MeNBがデータ送信を停止して、当該ユーザ端末UEがマクロ基地局MeNBから受ける干渉を低減する干渉コーディネーションが検討されている。図3は、干渉コーディネーションを適用する場合のサブフレームパターンを示す図である。干渉コーディネーションにおいては、図3に示すように、マクロ基地局MeNBにおけるサブフレームのうち、一部のサブフレームを送信停止サブフレームとする。図3に示す例では、左から偶数サブフレームが送信停止サブフレームである。
ここで、送信停止サブフレームとしては、例えば、ABSやMBSFNサブフレームが用いられる。ABSは、データチャネルにおいて、CRS(Common Reference Signal)のみが送信され、データが送信されないサブフレームである。一方、MBSFNサブフレームは、データチャネルにおいて、データに加えてCRSも送信されないサブフレームである。このように、MBSFNサブフレームでは、データチャネルにおいてCRSも送信されないので、CRSによる干渉も低減できる点で、ABSサブフレームよりも有利である。なお、MBSFNサブフレームにおいては、制御チャネルにおいてCRSが送信される。
すなわち、図3に示すサブフレームパターンにおいては、ピコセルPC’内に位置するピコUEでは、奇数サブフレームで干渉が高く、偶数サブフレームで干渉が低い。このように干渉コーディネーションが行われる場合、ピコUEからは、干渉が低い偶数サブフレームにおけるCSI(チャネル状態情報)と、干渉が高い奇数サブフレームにおけるCSIをピコ基地局PeNBにフィードバックすることが好ましい。
このようなCSIのフィードバックを実現するために、ピコ基地局PeNBからハイヤーレイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング)を用いた上位制御信号によりCSIを測定すべきサブフレームを通知することが考えられる。例えば、CSIを測定すべきサブフレームは、上位制御信号に含まれるビットマップ情報により指定される。このビットマップ情報においては、例えば、測定対象となるサブフレームに‘1’が指定され、非測定対象となるサブフレームに‘0’が指定される。
図3においては、干渉が低い偶数サブフレームにおけるCSIを測定対象としたビットマップ情報としてビットマップパターン1を示している。また、干渉が高い奇数サブフレームにおけるCSIを測定対象としたビットマップ情報としてビットマップパターン2を示している。このようにCSIの測定対象となるサブフレームを上位制御信号に含まれるビットマップ情報で指定することにより、干渉が低い偶数サブフレームにおけるCSIと、干渉が高い奇数サブフレームにおけるCSIとの双方をピコ基地局PeNBにフィードバックできる。ピコ基地局PeNBにおいては、これらのCSIに基づいてデータを送るサブフレームに適した送信レートを選択することが可能となる。
このようなHetNet環境下でユーザ端末UEが複数のコンポーネントキャリア(CC)を用いて無線通信を行う場合において、非周期的チャネル状態情報通知を行う場合には、複数のサービングセルのうち、ネットワーク側で必要とされる下りサービングセル(下りCC)を考慮すると共に、HetNetで行われる干渉コーディネーションも考慮する必要がある。
この場合、ULグラントに含まれるA−CSIトリガフィールドは、2ビットで構成されることから、CSIの測定対象となるCCに加えて、測定対象となるサブフレームを指定することはできない。A−CSIトリガフィールドのビット数を増やすことが考えられる。しかしながら、この場合には、PDCCHの情報量が増大することとなり、PDSCHとのオーバヘッドの観点から好ましくない。本発明者らは、HetNet環境下でユーザ端末UEが複数のCCを用いて無線通信を行う場合において、非周期的チャネル状態情報通知を行う場合には、ネットワーク側で必要とされる下りCCだけでなく、HetNetで行われる干渉コーディネーションも考慮する必要がある点に着目し、本発明をするに至ったものである。
本発明の骨子は、無線基地局装置から、CSIの通知の有無及び測定対象となるCCに関する情報を示すトリガビット情報に、CSIの通知の有無及び測定対象となるサブフレームに関する情報を関連付けて定めたチャネル状態測定対象情報を予めユーザ端末に送信し、PDCCHで送信されるトリガビット情報により指定されたCC及びサブフレームのチャネル状態情報を、PUSCHで無線基地局装置に通知することである。本発明によれば、CSIの測定対象となるCCに関する情報及びサブフレームに関する情報に関連付けられたトリガビット情報を含むチャネル状態測定対象情報が予めユーザ端末に送信されることから、無線基地局装置からトリガビット情報を送信するだけで、ユーザ端末にてCSIの測定対象となるCC及びサブフレームを特定できる。このため、HetNet環境下でユーザ端末が複数のCCを用いて無線通信を行う場合においても、ネットワーク側で必要とされるCC及びサブフレームを特定でき、非周期的チャネル状態情報(A−CSI)を柔軟に通知できる。
図4は、本実施の形態に係る非周期的チャネル状態情報通知方法の概略を示すシーケンス図である。図4に示すシーケンスは、図2に示すピコ基地局PeNBとピコUEとの間の処理を示している。ここで、図4において、ピコ基地局PeNBとピコUEとの間は、複数のCCを用いて無線通信が行われるものとする。また、図4において、マクロ基地局MeNBとピコ基地局PeNBとの間では、干渉コーディネーションが行われているものとする。
図4に示す処理に先だってピコ基地局PeNBには、マクロ基地局MeNBからデータ送信を停止する送信停止サブフレームを含む情報(干渉コーディネーション情報)がX2インターフェースを介して通知される。ここでは、図3に示すように、左から偶数サブフレームを送信停止サブフレームとする干渉コーディネーション情報が通知されるものとする。この場合、例えば、送信停止サブフレームを‘1’とし、通常にデータ送信を行うサブフレームを‘0’とするビットマップ情報(ビットマップパターン)が干渉コーディネーション情報としてピコ基地局PeNBに通知される。
干渉コーディネーション情報を受け取ると、ピコ基地局PeNBにおいては、CSIの測定対象を示すCSI測定対象情報を含む上位制御信号を生成する。このCSI測定対象情報においては、CSIの通知の有無及び測定対象となるCCに関する情報を示す2ビットのトリガビット情報に、CSIの通知の有無及び測定対象となるサブフレームに関する情報が関連付けられる。ここで、CSIの通知の有無及び測定対象となるCCに関する情報(以下、「CC情報」という)及びトリガビット情報は、図1に示すA−CSIの送信方法で定義されるCSI測定対象情報と共通である。すなわち、ピコ基地局PeNBは、図1に示すA−CSIの送信方法で定義される内容に、CSIの通知の有無及びCSIの測定対象となるサブフレームに関する情報(以下、「SF情報」という)を追加したCSI測定対象情報を含む上位制御信号を生成する。
ここで、CSIの測定対象となるSF情報について説明する。CSIの測定対象となるSF情報は、例えば、ビットマップ情報で構成される。このビットマップ情報においては、例えば、測定対象となるサブフレームに‘1’が指定され、非測定対象となるサブフレームに‘0’が指定される。例えば、ビットマップ情報には、干渉が低い偶数サブフレームにおけるCSIを測定対象としたビットマップパターン1や、干渉が高い奇数サブフレームにおけるCSIを測定対象としたビットマップパターン2が含まれる(図3参照)。なお、ビットマップパターンは、これらに限定されるものではない。マクロ基地局MeNBから通知される干渉コーディネーション情報に応じて適宜変更が可能である。
上位制御信号を生成すると、ピコ基地局PeNBは、図4に示すように、その上位制御信号をハイヤーレイヤシグナリング(ここでは、RRCシグナリング)を用いてピコUEに通知する(ステップST401)。この上位制御信号を受信すると、ピコUEは、上位制御信号に含まれるRRCシグナリングの内容を解釈する(ステップST402)。この場合、解釈されたRRCシグナリングの内容(すなわち、CSI測定対象情報)は、ピコUEで保存される。
この場合、ピコUEには、例えば、図4に示すようなCSI測定対象情報が保存される。保存されるCSI測定対象情報においては、例えば、2ビットのトリガビット(A−CSIトリガフィールドの値)が“00”である場合に、A−CSI Reportingをトリガしないことが定義される。トリガビットが“01”である場合に、ULグラントに関連付けられたULCCにリンクしたDLCCにおけるビットマップパターン1についてのA−CSI Reportingをトリガすることが定義される。さらに、トリガビットが“10”である場合に、ハイヤーレイヤシグナリングにより予め通知された第1のCCのセット(ここでは、CC#2、CC#3)におけるビットマップパターン2についてのA−CSI Reportingをトリガすることが定義される。さらに、トリガビットの値が“11”である場合に、ハイヤーレイヤシグナリングにより予め通知された第2のCCのセット(ここでは、CC#4、CC#5)におけるビットマップパターン1についてのA−CSI Reportingをトリガすることが定義される。
このようにCSI測定対象情報が保存された状態において、ピコ基地局PeNBからピコUEにデータ送信が開始される場合、2ビットのトリガビットが指定されたULグラントを含むPDCCHがピコUEに送信される(ステップST403)。このPDCCHを受信すると、ピコUEは、これに含まれる2ビットのトリガビットに基づいてCSIの測定対象情報を判定する(ステップST404)。例えば、トリガビットが“01”である場合には、CSIの測定対象となるCCがULグラントに関連付けられたULCCにリンクしたDLCCであり、CSIの測定対象となるサブフレームがビットマップパターン1に従うこと(すなわち、図3に示す左から偶数サブフレームであること)を判定する。
CSI測定対象情報を判定した後、ピコUEは、判定されたCC及びビットマップターンで指定されたサブフレームのCSIを測定する(ステップST405)。なお、ここで、CSIの測定には、例えば、CQIの測定、PMI及びRIの決定が含まれる。ピコUEは、測定したCSIを、ULグラントで割り当てられたPUSCHのデータと一緒にピコ基地局PeNBに送信する(ステップST406)。
このように、本実施の形態に係る非周期的チャネル状態情報通知方法においては、ピコ基地局PeNBから、CSIの通知の有無及び測定対象となるCC情報を示すトリガビット情報に、CSIの通知の有無及び測定対象となるSF情報を関連付けたチャネル状態測定対象情報を予めピコUEに通知し、PDCCHで送信されるトリガビット情報により指定されたCC及びサブフレームのチャネル状態情報を、PUSCHでピコ基地局PeNBに通知する。この方法によれば、CSIの測定対象となるCC情報及びSF情報に関連付けられたトリガビット情報を含むチャネル状態測定対象情報が予めピコUEに送信されることから、ピコ基地局PeNBからトリガビット情報を送信するだけで、ピコUEにてCSIの測定対象となるCC及びサブフレームを特定できる。このため、HetNet環境下でピコUEが複数のCCを用いて無線通信を行う場合においても、ネットワーク側で必要とされるCC及びサブフレームを特定でき、非周期的チャネル状態情報(A−CSI)を柔軟に通知できる。
特に、本実施の形態に係る非周期的チャネル状態情報通知方法においては、チャネル状態情報において、CSIの通知の有無及び測定対象となるCC情報を示すトリガビット情報に、CSIの通知の有無及び測定対象となるSF情報を関連付けている。このため、複数のCCを用いて無線通信を行う場合にA−CSIの通知をユーザ端末UEにトリガするために利用されているCSI測定対象情報(すなわち、CSIの通知の有無及び測定対象となるCC情報を示すトリガビット情報を定めたCSI測定対象情報)を再利用することができる。このため、このようなCSI測定対象情報を無線基地局装置から送信した場合におけるユーザ端末UEの処理(つまり、CSI測定対象情報を解釈する処理)が複雑になるのを回避できる。
また、本実施の形態に係る非周期的チャネル状態情報通知方法においては、CSIの測定対象となるSF情報としてビットマップパターンを生成する。CSIの測定対象となるSF情報としてビットマップパターンを送信することにより、ピコUEで明確にCSIの測定対象となるサブフレームを特定できる。特に、ピコ基地局PeNBは、マクロ基地局MeNBからの送信停止サブフレームを含む情報(干渉コーディネーション情報)に応じてビットマップパターンを生成する。このため、マクロ基地局MeNBからの干渉コーディネーション情報を考慮したビットマップパターンを生成できるので、ピコ基地局PeNBで所望のA−CSIの通知を適切にピコUEに指示できる。
さらに、本実施の形態に係る非周期的チャネル状態情報通知方法においては、CSI測定対象情報をハイヤーレイヤシグナリングによりピコUEに送信する。このため、実際のデータ通信に先だって、CSIの通知の有無及び測定対象となるCC情報を示すトリガビット情報に、CSIの通知の有無及び測定対象となるSF情報を関連付けたチャネル状態測定対象情報を確実にピコUEに通知できる。
さらに、本実施の形態に係る非周期的チャネル状態情報通知方法においては、A−CSIのトリガビット情報をPDCCHのULグラントで送信する。これにより、複数のCCを用いて無線通信を行う場合にA−CSIの通知をユーザ端末UEにトリガする場合と共通の処理でCSIの測定対象となるCC及びサブフレームをピコUEに通知できる。特に、トリガビット情報は、2ビットで構成されている。このため、複数のCCを用いて無線通信を行う場合にA−CSIの通知をユーザ端末UEにトリガする場合と同一のビット数で、CSI測定対象情報にCSIの通知の有無及び測定対象となるSF情報を指定できるので、PDCCHの情報量が増大することはない。
なお、本実施の形態においては、トリガビット情報をPDCCHのULグラントで送信する場合について説明している。しかしながら、トリガビット情報を送信する態様については、これに限定されるものではなく適宜変更が可能である。例えば、PDCCHの下りリンク(DL)Assignmentでトリガビット情報を送信することも可能である。
以下、本実施の形態に係る非周期的チャネル状態情報通知方法が適用される無線通信システムが有する無線基地局装置20(ピコ基地局PeNB)及びユーザ端末10(ピコUE)の構成について説明する。図5は、本実施の形態に係る非周期的チャネル状態情報通知方法が適用される無線通信システムが有する無線基地局装置20の全体構成を示すブロック図である。図6は、本実施の形態に係る非周期的チャネル状態情報通知方法が適用される無線通信システムが有するユーザ端末10の全体構成を示すブロック図である。
図5に示すように、無線基地局装置20は、送受信アンテナ201と、アンプ部202と、送受信部203と、ベースバンド信号処理部204と、スケジューラ205と、伝送路インターフェース206とを備えている。無線基地局装置20からユーザ端末10に送信される送信データは、マクロ基地局MeNBを含む上位局装置30から伝送路インターフェース206(X2インターフェース)を介してベースバンド信号処理部204に入力される。
ベースバンド信号処理部204は、下りデータチャネル信号に対して、PDCPレイヤの処理、送信データの分割・結合、RLC(Radio Link Control)再送制御の送信処理などのRLCレイヤの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御、例えば、HARQの送信処理、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理、プリコーディング処理などを加える。また、下りリンク制御チャネルである物理下りリンク制御チャネルの信号に関しても、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換等の送信処理が行われる。
また、ベースバンド信号処理部204は、報知チャネルにより、同一セルに接続するユーザ端末に対して、各ユーザ端末10が無線基地局装置20と無線通信するための制御情報を通知する。無線通信のための報知情報には、例えば、上りリンク又は下りリンクにおけるシステム帯域幅や、PRACH(Physical Random Access CHannel)におけるランダムアクセスプリアンブルの信号を生成するためのルート系列の識別情報(Root Sequence Index)等が含まれる。
送受信部203は、ベースバンド信号処理部204から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に周波数領域の信号に変換する。アンプ部202は、周波数領域の信号に変換された送信信号を増幅して送受信アンテナ201へ出力する。なお、送受信部203は、チャネル状態測定対象情報をユーザ端末10に送信する送信部、並びに、ユーザ端末から送信されるCC及びサブフレームのチャネル状態情報を受信する受信部として機能する。
一方、上りリンクによりユーザ端末10から無線基地局装置20に送信される信号については、送受信アンテナ201で受信された無線周波数信号がアンプ部202で増幅される。そして、送受信部203で周波数変換されてベースバンド信号に変換された後、ベースバンド信号処理部204に入力される。
ベースバンド信号処理部204は、上りリンクで受信したベースバンド信号に含まれる送信データに対して、FFT処理、IDFT処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ、PDCPレイヤの受信処理を行う。復号された信号は、伝送路インターフェース206を介して上位局装置30に転送される。なお、無線基地局装置20は、音声通話に関連する機能要素として呼処理部を含む。呼処理部は、通信チャネルの設定や解放等の呼処理や、無線基地局装置20の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
ここで、図7を参照しながら、無線基地局装置20のベースバンド信号処理部204及びスケジューラ205の詳細な構成について説明する。図7は、本実施の形態に係る無線基地局装置20が有するベースバンド信号処理部204及びスケジューラ205の詳細な構成を示すブロック図である。
スケジューラ205は、システム帯域の通信品質に応じて、配下のユーザ端末10に対するコンポーネントキャリア(CC)の割当てを決定し、ユーザ端末10との通信に割り当てるCCを追加/削除する。また、移動通信における伝搬路は、周波数選択性フェージングにより周波数ごとに変動が異なる。そこで、スケジューラ205は、下り参照信号(CRS、CSI-RS等)に基づいてユーザ端末10で測定されたチャネル状態情報(CSI)からチャネル状態を把握し、チャネル状態に対応したスケジューリングを行う。
具体的には、スケジューラ205は、ユーザ端末10に対してサブフレーム毎に通信品質の良好なリソースブロックを割り当てる適応周波数スケジューリングを実施する。適応周波数スケジューリングでは、各リソースブロックに対して伝搬路品質の良好なユーザ端末10を選択して割り当てる。そのため、スケジューラ205は、各ユーザ端末10からフィードバックされるリソースブロック毎のCQIを用いてスループットの改善が期待されるリソースブロックを割り当てる。また、割り当てたリソースブロックで所定のブロック誤り率を満たすMCS(符号化率、変調方式)を決定する。スケジューラ205が決定したMCS(符号化率、変調方式)を満足するパラメータがPDCCH信号生成部211、PDSCH信号生成部212、参照信号生成部213などに設定される。
PDCCH信号生成部211は、PDSCH復調用の下りリンク割当信号、並びに、PUSCH復調用のULグラントを含む下りリンク信号を生成する。LTE/LTE−Aシステムにおいては、PDSCH復調用の下りリンク割当信号は、DCIフォーマット1、1A、1B、1C、2、2A、2Bとして規定されている。また、PUSCH復調用のULグラントは、DCIフォーマット0/4として規定されている。本実施の形態では、PDCCH信号生成部211は、CSI測定対象情報に定められた2ビットのトリガビット情報を指定したULグラントを含む下り制御情報(DCI)を生成する。
PDSCH信号生成部212は、チャネル状態測定対象情報を生成する生成部を構成するものであり、上位局装置30(マクロ基地局MeNB)から伝送路インターフェース206を介して入力される送信データ及び上位制御信号を含むデータチャネル信号を生成する。
特に、PDSCH信号生成部212は、上述したCSI測定対象情報を含む上位制御信号を生成する。具体的には、CSIの通知の有無及び測定対象となるCC情報を示すトリガビット情報に、CSIの通知の有無及び測定対象となるSF情報を関連付けて定めたCSI測定対象情報を含む上位制御信号を生成する。CSI測定対象情報に含まれるSF情報を生成する際、PDSCH信号生成部212は、スケジューラ205を介してマクロ基地局MeNBから送信された干渉コーディネーション情報に基づいてビットマップ情報(ビットマップパターン)を生成する。なお、生成された上位制御情報は、ハイヤーレイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング)によってユーザ端末10に送信される。
参照信号生成部213は、下り参照信号を生成する。LTE/LTE−Aシステムにおいては、下り参照信号としてCRS(Cell−specific Reference Signal)、DM−RS(Demodulation−Reference Signal)、CSI−RSが規定されている。CSI−RSは、チャネル状態情報(CQI、PMI、RI)の測定のみに用いられる参照信号であり、共有データチャネル(PDSCH)内に多重される。
物理チャネル多重部214は、PDCCH信号生成部211で生成される下り制御チャネル信号、PDSCH信号生成部212で生成される下りデータチャネル信号、参照信号生成部213で生成される下り参照信号を無線リソースにマッピングして物理チャネルに多重する。
物理チャネル多重部214で多重された下りリンク信号は、逆高速フーリエ変換部(IFFT)215において時間領域の信号に変換される。その後、下りリンク信号は、CP付加部216においてサイクリックプレフィクス(CP)が付加された後、送信RF回路203a(図5の送受信部203及びアンプ部202に相当)及びデュプレクサ201aを通じて送受信アンテナ201より送信される。なお、サイクリックプレフィクスは、マルチパス伝搬遅延の差を吸収するためのガードインターバルとして機能する。
一方、無線基地局装置20は、ユーザ端末10が送信する上りリンク信号を送受信アンテナ201で受信する。受信上りリンク信号は、受信RF回路203b(図3の送受信部203及びアンプ部202に相当)でベースバンド信号に周波数変換される。周波数変換された上りリンク信号は、CP除去部221においてサイクリックプレフィクスが除去される。そして、高速フーリエ変換部(FFT)222でフーリエ変換されて周波数領域の信号に変換された後、物理チャネル分離部223に入力される。
物理チャネル分離部223は、スケジューラ205から与えられる上りリンクのリソース割当て情報を用いて、受信上りリンク信号を分離する。図7に示す例においては、物理チャネル分離部223は、受信上りリンク信号を、PUCCH信号とPUSCH信号とに分離する。
PUCCH復調・復号部224は、上りリンク共有制御チャネル(PUCCH)を復調し復号する。PUCCHを復号することにより、PDSCHに対する送達確認(ACK/NACK)、スケジューリング要求、周期的なCSIが取得される。これらの情報は、スケジューラ205に出力される。
PUSCH復調・復号部225は、上りリンク共有データチャネル(PUSCH)を復調し復号する。本実施の形態では、PUSCH復調・復号部225は、ULグラントに含まれるトリガビット情報でトリガされたA−CSIを復調し復号すると共に、上りユーザデータ(PUSCH)を復調し復号する。これらの情報は、スケジューラ205に出力される。
このように本実施の形態に係る無線基地局装置20においては、実際のデータ通信に先だってCSI測定対象情報を含む上位制御信号がPDSCH生成部212で生成され、ハイヤーレイヤシグナリングによりピコUEに送信される。これにより、実際のデータ通信に先だって、CSIの通知の有無及び測定対象となるCC情報を示すトリガビット情報に、CSIの通知の有無及び測定対象となるSF情報を関連付けたチャネル状態測定対象情報を確実にピコUEに通知できる。
また、実際のデータ通信が開始される場合には、トリガビット情報を指定したULグラントを含むPDCCHがPDCCH信号生成部211で生成され、下りリンクでピコUEに送信される。これにより、複数のCCを用いて無線通信を行う場合にA−CSIの通知をユーザ端末UEにトリガする場合と共通の処理でCSIの測定対象となるCC及びサブフレームをピコUEに通知できる。特に、トリガビット情報は、2ビットで構成されている。このため、複数のCCを用いて無線通信を行う場合にA−CSIの通知をユーザ端末UEにトリガする場合と同一のビット数で、CSI測定対象情報にCSIの通知の有無及び測定対象となるSF情報を指定できるので、PDCCHの情報量が増大することはない。
次に、図6を参照しながら、本実施の形態に係る非周期的チャネル状態情報通知方法が適用される無線通信システムが有するユーザ端末10の全体構成について説明する。図6に示すように、ユーザ端末10は、送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部103と、ベースバンド信号処理部104と、アプリケーション部105とを備えている。
アンプ部102は、送受信アンテナ101で受信した無線周波数信号を増幅し、送受信部103に送る。送受信部103は、無線周波数信号をベースバンド信号に周波数変換してベースバンド信号処理部104に出力する。
ベースバンド信号処理部104は、FFT処理や、誤り訂正復号、再送制御の受信処理等を行う。下りリンクのデータのうち、下りリンクの送信データ(ユーザデータ)は、アプリケーション部105に転送される。アプリケーション部105は、物理レイヤやMACレイヤより上位のレイヤに関する処理等を行う。また、下りリンクのデータのうち、報知情報も、アプリケーション部105に転送される。
一方、上りリンクの送信データ(ユーザデータ)は、アプリケーション部105からベースバンド信号処理部104に入力される。ベースバンド信号処理部104は、再送制御(H−ARQ(Hybrid ARQ))の送信処理や、チャネル符号化、DFT処理、IFFT処理を行う。送受信部103は、ベースバンド信号処理部104から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する。そして、アンプ部102で増幅されて送受信アンテナ101より送信される。なお、送受信部103は、無線基地局装置20からチャネル状態測定対象情報を受信する受信部、並びに、測定したCSIを無線基地局装置20に送信する送信部として機能する。
ここで、図8を参照しながら、ユーザ端末10のベースバンド信号処理部104の詳細な構成について説明する。図8は、本実施の形態に係るユーザ端末10が有するベースバンド信号処理部104の詳細な構成を示すブロック図である。無線基地局装置20から送信された下りリンク信号は、送受信アンテナ101で受信される。受信下りリンク信号は、受信RF回路103a(図6の送受信部103及びアンプ部102に相当)でベースバンド信号に変換される。
CP除去部111は、ベースバンド信号からサイクリックプレフィクスを除去し、高速フーリエ変換部(FFT)112に出力する。高速フーリエ変換部(FFT)112は、サイクリックプレフィクスが除去された受信下りリンク信号をフーリエ変換して、周波数領域の信号に変換し、物理チャネル分離部113に出力する。
物理チャネル分離部113は、受信下りリンク信号に多重されているPDCCH、PDSCH、参照信号(CRS、DM−RS、CSI−RS)などを分離する。分離された物理下り制御チャネル信号(PDCCH)は、PDCCH復調・復号部114に出力される。分離された物理下り共有データチャネル信号(PDSCH)は、PDSCH復調・復号部115に出力される。分離された下り参照信号(CRS、DM−RS、CSI−RSなど)は参照信号受信部116に出力される。
PDCCH復調・復号部114は、物理下り制御チャネル信号(PDCCH)を復調し復号する。物理下り制御チャネル信号には下り制御情報(下りリンク割当信号、又はULグラント)が含まれている。ULグラントによりA−CSIの通知がトリガされる場合、PDCCH復調・復号部114は、ULグラントに含まれるトリガビット情報をCSI測定部117に出力する。
PDSCH復調・復号部115は、下り共有データチャネル信号(PDSCH)を復調し復号する。復号された下り共有データは、アプリケーション部105に送信される。下り共有データチャネル信号(PDSCH)にCSI測定対象情報を定めた上位制御信号が含まれる場合、この上位制御信号は、上位制御信号処理部118に送信される。上位制御信号処理部118は、この上位制御信号に定められるCSI測定対象情報を解釈し、CSI測定部117に保存する。
参照信号受信部116は、物理チャネル分離部113で分離された参照信号のうち、CSI−RSをCSI測定部117に出力する。
CSI測定部117は、参照信号受信部116から入力されたCSI−RSに基づいてCSIを測定する。具体的には、CSI測定部117は、CQIを測定し、PMI及びRIを決定する。PDCCH復調・復号部114からULグラントに含まれるトリガビット情報を受信すると、CSI測定部117は、そのトリガビット情報が示すCSIの測定対象となるCC及びサブフレームを判定し、これらのCC及びサブフレームにおけるCSI−RSに基づいてA−CSIを測定する。すなわち、CSI測定部117は、トリガビット情報により指定されたCC及びサブフレームのCSIを測定する測定部として機能する。測定されたA−CSIは、PUSCH信号生成部122に送信される。
なお、CSI測定部117は、無線基地局装置20から周期的に送信されるCSI−RSに基づいてCSI(以下、「周期的CSI」という)を測定する機能を備えるが、説明の便宜上、その詳細な説明は省略する。側愛知された周期的CSIは、PUCCH信号生成部121に送信される。
PUCCH信号生成部121は、PUCCHにより伝送される周期的CSI、ACK/NACK等の上りリンク制御チャネル信号を生成し、物理チャネル多重部123に送る。PUSCH信号生成部122は、アプリケーション部105からの送信データや上位制御情報等の上りリンクデータチャネル信号を生成し、物理チャネル多重部123に送る。また、PUSCH信号生成部122は、ULグラントよってA−CSIの通知がトリガされた場合、CSI測定部117から入力されるA−CSIを含む上りリンクデータチャネル信号を生成し、物理チャネル多重部123に送る。
物理チャネル多重部123は、PUCCH信号生成部121、PUSCH信号生成部122から送られた物理チャネル信号をチャネル多重する。物理チャネル多重部123によりチャネル多重された上りリンク信号は、逆高速フーリエ変換部(IFFT)124において時間領域の信号に変換され、CP付加部125においてサイクリックプレフィクスが付加され、送信RF回路103b(図6の送受信部103及びアンプ部102に相当)及びデュプレクサ101aを通じて送受信アンテナ101より送信される。
このように本実施の形態に係るユーザ端末10においては、下り共有データチャネル信号(PDSCH)にCSI測定対象情報を定めた上位制御信号が含まれる場合、上位制御信号処理部118でCSI測定対象情報を解釈し、その内容をCSI測定部117に保存する。その後、トリガビット情報を含むULグラントを受信すると、PDCCH復調・復号部114は、そのトリガビット情報をCSI測定部117に出力する。CSI測定部117は、保存されたCSI測定対象情報に基づいて、PDCCH復調・復号部114から入力されたトリガビット情報が示すCSIの測定対象となるCC及びサブフレームを判定し、これらのCC及びサブフレームにおけるCSI−RSに基づいてA−CSIを測定する。測定されたA-CSIは、PUSCH信号生成部122に送信されるPUSCHの一部として無線基地局装置20に送信される。これにより、無線基地局装置20からトリガビット情報で指定されたCC及びサブフレームについてA−CSIを柔軟に通知できる。
以上説明したように、本実施の形態に係る非周期的チャネル状態情報通知方法においては、ピコ基地局PeNBから、CSIの通知の有無及び測定対象となるCC情報を示すトリガビット情報に、CSIの通知の有無及び測定対象となるSF情報を関連付けたチャネル状態測定対象情報を予めピコUEに通知し、PDCCHで送信されるトリガビット情報により指定されたCC及びサブフレームのチャネル状態情報を、PUSCHでピコ基地局PeNBに通知する。この方法によれば、CSIの測定対象となるCC情報及びSF情報に関連付けられたトリガビット情報を含むチャネル状態測定対象情報が予めピコUEに送信されることから、ピコ基地局PeNBからトリガビット情報を送信するだけで、ピコUEにてCSIの測定対象となるCC及びサブフレームを特定できる。このため、HetNet環境下でピコUEが複数のCCを用いて無線通信を行う場合においても、ネットワーク側で必要とされるCC及びサブフレームを特定でき、非周期的チャネル状態情報(A−CSI)を柔軟に通知できる。
なお、無線基地局装置20からユーザ端末10に対してCSI測定対象情報を上位制御信号で送信する場合においては、単一の上位制御信号で送信することが考えられる。すなわち、CSIの通知の有無及び測定対象となるCC情報を示すトリガビット情報に、CSIの通知の有無及び測定対象となるSF情報を関連付けたチャネル状態測定対象情報を一括的にユーザ端末10に送信するものである。しかしながら、CSI測定対象情報を上位制御信号で送信する態様については、これに限定されるものではなく適宜変更が可能である。例えば、まず、CSIの通知の有無及び測定対象となるCC情報を示すトリガビット情報をユーザ端末10に送信しておき、更にトリガビット情報に関連付けられたCSIの通知の有無及び測定対象となるSF情報をユーザ端末10に送信することが可能である。すなわち、CSIの通知の有無及び測定対象となるCC情報を示すトリガビット情報と、CSIの通知の有無及び測定対象となるSF情報とを異なるタイミングで送信するものである。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
例えば、CSI測定対象情報については、図4に示す内容に限定されるものでなく適宜変更が可能である。例えば、図9Aに示すように、トリガビットが“10”又は“11”である場合に、ハイヤーレイヤシグナリングにより予め通知された第1又は第2のCCのセットとして、全てのCC(例えば、CC#0〜#4)を指定するようにしてもよい。また、図9Bに示すように、トリガビットが“01”である場合に、ユーザ端末が主たる通信を行う一つのCC(PCC(Primary Component Carrier))を指定するようにしてもよい。さらに、図9Bに示すように、トリガビットが“11”である場合に、ハイヤーレイヤシグナリングにより予め通知されたビットマップパターンに複数のビットマップパターン(ビットマップパターン1、2)を含めるようにしてもよい。
10 ユーザ端末
103 送受信部
104 ベースバンド信号処理部
114 PDCCH復調・復号部
115 PDSCH復調・復号部
116 参照信号受信部
117 CSI測定部
118 上位制御信号処理部
121 PUCCH信号生成部
122 PUSCH信号生成部
20 無線基地局装置
203 送受信部
204 ベースバンド信号処理部
205 スケジューラ
211 PDCCH信号生成部
212 PDSCH信号生成部
213 参照信号生成部
224 PUCCH復調・復号部
225 PUSCH復調・復号部
MeNB マクロ基地局装置
PeNB ピコ基地局装置

Claims (16)

  1. 無線基地局装置から、チャネル状態情報の通知の有無及び測定対象となるコンポーネントキャリアに関する情報を示すトリガビット情報に、チャネル状態情報の通知の有無及び測定対象となるサブフレームに関する情報を関連付けたチャネル状態測定対象情報を予めユーザ端末に送信するステップと、下りリンク制御チャネルで送信される前記トリガビット情報により指定されたコンポーネントキャリア及びサブフレームのチャネル状態情報を、上りリンク共有チャネルで前記無線基地局装置に通知するステップとを具備することを特徴とする非周期的チャネル状態情報通知方法。
  2. 前記無線基地局装置は、チャネル状態情報の測定対象となるサブフレームに関する情報として、ビットマップパターンを生成することを特徴とする請求項1記載の非周期的チャネル状態情報通知方法。
  3. 前記無線基地局装置は、マクロセルと前記マクロセルよりも小さいマイクロセルとがオーバーレイしたネットワーク構成を有するヘテロジニアスネットワークにおける前記マイクロセルに設置されるマイクロ基地局装置であり、前記マイクロセルに位置する前記ユーザ端末に対して前記チャネル状態測定対象情報を予め送信することを特徴とする請求項2記載の非周期的チャネル状態情報通知方法。
  4. 前記無線基地局装置は、前記マクロセルに設置されたマクロ基地局装置からの送信停止サブフレームを含む情報に応じて前記ビットマップパターンを生成することを特徴とする請求項3記載の非周期的チャネル状態情報通知方法。
  5. 前記無線基地局装置は、前記チャネル状態測定対象情報をハイヤーレイヤシグナリングを用いた上位制御信号で前記ユーザ端末に送信することを特徴とする請求項1記載の非周期的チャネル状態情報通知方法。
  6. 前記無線基地局装置は、チャネル状態情報の通知の有無及び測定対象となるコンポーネントキャリアに関する情報を示すトリガビット情報を前記ユーザ端末に送信し、前記トリガビット情報に関連付けられたチャネル状態情報の通知の有無及び測定対象となるサブフレームに関する情報を前記ユーザ端末に送信することを特徴とする請求項5記載の非周期的チャネル状態情報通知方法。
  7. 前記無線基地局装置は、前記チャネル状態測定対象情報を同一の前記上位制御信号で前記ユーザ端末に送信することを特徴とする請求項5記載の非周期的チャネル状態情報通知方法。
  8. 前記無線基地局装置は、前記トリガビット情報を下りリンク制御チャネルに含まれる上りリンクスケジューリンググラントで送信することを特徴とする請求項1記載の非周期的チャネル状態情報通知方法。
  9. 前記トリガビット情報は、2ビットであることを特徴とする請求項8記載の非周期的チャネル状態情報通知方法。
  10. チャネル状態情報の通知の有無及び測定対象となるコンポーネントキャリアに関する情報を示すトリガビット情報に、チャネル状態情報の通知の有無及び測定対象となるサブフレームに関する情報を関連付けたチャネル状態測定対象情報を生成する生成部と、前記生成部で生成した前記チャネル状態測定対象情報をユーザ端末に送信する送信部と、下りリンク制御チャネルで指定した前記トリガビット情報に応じて前記ユーザ端末から送信されるコンポーネントキャリア及びサブフレームのチャネル状態情報を受信する受信部とを具備することを特徴とする無線基地局装置。
  11. 前記生成部は、チャネル状態情報の測定対象となるサブフレームに関する情報として、ビットマップパターンを生成することを特徴とする請求項10記載の無線基地局装置。
  12. マクロセルと前記マクロセルよりも小さいマイクロセルとがオーバーレイしたネットワーク構成を有するヘテロジニアスネットワークにおける前記マイクロセルに設置されることを特徴とする請求項11記載の無線基地局装置。
  13. 前記生成部は、前記マクロセルに設置されたマクロ基地局装置からの送信停止サブフレームを含む情報に応じて前記ビットマップパターンを生成することを特徴とする請求項12記載の無線基地局装置。
  14. 前記送信部は、前記チャネル状態測定対象情報をハイヤーレイヤシグナリングを用いた上位制御信号で前記ユーザ端末に送信することを特徴とする請求項10記載の無線基地局装置。
  15. 前記送信部は、前記トリガビット情報を下りリンク制御チャネルに含まれる上りリンクスケジューリンググラントで送信することを特徴とする請求項10記載の無線基地局装置。
  16. チャネル状態情報の通知の有無及び測定対象となるコンポーネントキャリアに関する情報を示すトリガビット情報に、チャネル状態情報の通知の有無及び測定対象となるサブフレームに関する情報を関連付けたチャネル状態測定対象情報を無線基地局装置から受信する受信部と、下りリンク制御チャネルで送信される前記トリガビット情報により指定されたコンポーネントキャリア及びサブフレームのチャネル状態情報を測定する測定部と、前記測定部で測定したチャネル状態情報を上りリンク共有チャネルで前記無線基地局装置に送信する送信部とを具備することを特徴とするユーザ端末。
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