JP2012174211A - 広告配信装置および広告配信システム - Google Patents

広告配信装置および広告配信システム Download PDF

Info

Publication number
JP2012174211A
JP2012174211A JP2011038616A JP2011038616A JP2012174211A JP 2012174211 A JP2012174211 A JP 2012174211A JP 2011038616 A JP2011038616 A JP 2011038616A JP 2011038616 A JP2011038616 A JP 2011038616A JP 2012174211 A JP2012174211 A JP 2012174211A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
advertisement
display
display device
local
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2011038616A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinsuke Morimoto
晋介 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2011038616A priority Critical patent/JP2012174211A/ja
Publication of JP2012174211A publication Critical patent/JP2012174211A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】1つのローカルエリア内の隣接表示装置間や、1つの表示装置に表示される広告の競合を回避し、宣伝効果を高めることを課題とする。
【解決手段】広告データと、広告データによって特定された広告コンテンツと、表示装置が設置されたローカルエリアの状況を示すローカルデータと、表示すべき複数の広告コンテンツを設定した番組データとを記憶したデータ記録部と、広告データに含まれる表示希望条件および表示回避条件と、ローカルデータに含まれる固有のローカル表示条件とを用いて、表示装置ごとに表示する広告コンテンツを選択し、番組データを生成する番組データ生成部と、生成された番組データと、番組データに含まれる広告データと、広告コンテンツとからなる配信データを生成する配信データ生成部と、配信データを対応する表示装置へ送信する通信部とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

この発明は、広告配信装置および広告配信システムに関し、特に、種々の設定条件に基づいて、所定のローカルエリアに設置された表示装置に適切な広告を配信する広告配信装置および広告配信システムに関する。
今日では、商品等の宣伝や広告をするために、従来のポスターや看板の他に、駅等で多くの人が通行する位置に大型の表示装置を配置し、種々の情報を表示させる電子広告システム(電子看板、デジタルサイネージとも呼ぶ)が増加してきている。
このようなシステムでは、サーバに多数の広告コンテンツを蓄積し、サーバと異なる位置に配置された複数の表示装置とサーバとをネットワークで接続し、予め設定されたスケジュール等に基づいて、サーバから、各表示装置に広告コンテンツを配信している。
たとえば、広告の表示を依頼する依頼主が、表示装置に表示させる広告内容、広告を表示させる表示装置の位置情報、表示の希望時間帯、表示ディスプレイの数などを含む表示要求を入力するクライアント端末と、入力された表示要求を受信して、その表示要求に対する予約登録を行う表示予約管理手段を備えた広告制御サーバとからなり、表示装置の位置を通過する時間帯別の通行人階層構成情報を考慮して、適切な広告を表示装置にさせる広域広告提供システムが提案されている(特許文献1参照)。
また、広告主が入力した広告画面のイメージ画像情報等を保存する広告データベースと、広告を付随した電子メイル等を配信する情報発信ユーザが掲載したい広告分野と掲載したくない広告分野の情報を入力するユーザ個人情報登録手段と、入力された広告分野の情報に基づいて、そのユーザの意図を反映した広告を広告データベースから選択する広告選択手段とを備え、広告の送信数と閲覧数とをカウントして、広告主から対価を得て、情報発信ユーザに対価を支払う配信広告システムが提案されている(特許文献2参照)。
特開2001−273434号公報 特開2002−183595号公報
しかし、従来の電子広告システムでは、どの広告を、いつどの位置の表示装置に配信するか等の設定は、システムを管理する担当者が広告依頼者の希望に基づいて、その都度手動入力している。
また、1つの表示装置の設置位置の環境条件(天気、温度など)や、その表示装置に表示する広告の表示時間帯を考慮して、宣伝効果が適切となるように広告が表示されるが、比較的近くに設置されている隣接する表示装置の相互間で、同時間帯に表示される広告内容については、配慮されていない。
たとえば、人通りの多い駅などでは、同じ通行人が、通行中に、ほぼ同時に見ることのできるほど隣接して2つ以上の表示装置が設定されている場合もあるが、これらの表示装置それぞれに、同業種の競合他社の広告を同時間帯に表示させることは互いに十分な宣伝効果が得られないため、好ましくないと考えられる。また、業種が異なっても相互の広告内容が相反するようなイメージを与えるものである場合は、同時間帯に表示させることで双方の宣伝効果が半減してしまう場合もある。
逆に、旅行の広告と交通手段の広告、あるいは、テレビなどの表示装置の広告とテレビで放送する番組の広告というような複数の広告を、1つの表示装置に連続して表示させたり、隣接する表示装置にそれぞれ同時に表示させることにより、良好な相乗的な宣伝効果が得られる場合もある。
また、今日では、電子広告の普及に伴って、通行人が同時に見ることができる複数の大型の表示装置が隣接して設置される場合もあり、さらに通行量の多い地下街などの特定の通路に、同じ通行人が連続して見ることのできる複数の表示装置が連続して設置される場合もある。
このような複数の表示装置については、個々の表示装置ごとに、表示広告の管理をするのではなく、これらの表示装置全体で競合広告の同時表示を排除することが望ましく、あるいは相乗効果が見込まれる複数の広告の表示を同時あるいは連続的にすることが、宣伝効果を向上させる観点で望ましいと考えられる。
また、従来のように、担当者が多数の表示装置に表示される広告内容の管理を手動で一元的に行うことは難しく、管理する表示装置の数が増えれば増えるほど、これらの表示装置の設置位置と表示内容を全て考慮した一元管理はますます困難となる。
この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであり、所定のローカルエリアに設置される表示装置に表示される広告の競合をできるだけ排除し、宣伝の相乗効果が望めるような広告の配信を行うことが可能な広告配信装置および広告配信システムを提供することを課題とする。
この発明は、所定のローカルエリアに設置された1または複数の表示装置に、表示情報を送信する広告配信装置であって、広告依頼者から取得した広告データと、前記広告データによって特定された広告コンテンツと、前記表示装置が設置されたローカルエリアの状況を示すローカルデータと、前記表示装置に表示すべき複数の広告コンテンツを設定した番組データとを記憶したデータ記録部と、前記広告データに含まれる表示希望条件および表示回避条件と、前記ローカルデータに含まれるそのローカルエリア固有のローカル表示条件とを用いて、前記表示装置ごとに表示する広告コンテンツを選択し、選択された広告コンテンツを特定する広告データを含む番組データを生成する番組データ生成部と、前記生成された番組データと、前記番組データに含まれる広告データと、その広告データによって特定される広告コンテンツとからなる配信データを、表示装置ごとに生成する配信データ生成部と、前記生成された配信データを、対応する表示装置へ送信する通信部とを備えたことを特徴とする広告配信装置を提供するものである。
この発明によれば、広告依頼者から取得した広告データに含まれる表示希望条件と表示回避条件と、ローカルエリアの状況を示すローカルデータに含まれるローカルエリア固有のローカル表示条件とを用いて、表示装置ごとに表示する広告コンテンツを選択しているので、広告依頼者の意思を考慮して、その表示装置が属するローカルエリアにおいてより宣伝効果を高めるような広告コンテンツの配信が可能となり、表示回避条件に競合する広告を設定しておけば、ローカルエリアに属する表示装置に対して競合する広告を表示することを未然に回避することができる。
また、前記ローカルデータのローカル表示条件が、対応するローカルエリアにおいて予め定められた表示推奨条件と表示回避条件とを含み、前記広告データと、前記ローカルデータに含まれる表示推奨条件および表示回避条件との比較、前記生成された番組データにすでに含まれる広告データの表示希望条件および表示回避条件と、他の広告データとの比較を行うキーワード比較部をさらに備え、前記番組データ生成部は、広告データが、前記ローカルデータの表示推奨条件および前記表示希望条件に一致する場合は、その広告データによって特定される広告コンテンツが選択される可能性を高くし、広告データが前記表示回避条件に一致する場合は、その広告データによって特定される広告コンテンツが選択される可能性を低くすることを特徴とする。
これによれば、表示希望条件および表示推奨条件に一致する広告データによって特定される広告コンテンツが選択される可能性を高くしているので、同一ローカルエリアにおいて、宣伝の相乗効果が望めるような広告配信が可能となる。
また、表示回避条件に一致する広告データによって特定される広告コンテンツが選択される可能性を低くしているので、同一ローカルエリアにおいて、競合する広告が表示されるのを抑制することができる。
さらに、前記広告データの表示希望条件には、広告依頼者が広告コンテンツを表示することを希望する表示装置の場所、時間、温度範囲、湿度範囲、表示装置近傍の交通量、天気、および推奨キーワードのうち少なくともいずれか1つ以上の情報が含まれていることを特徴とする。
ここで、広告データの表示希望条件に含まれる推奨キーワードとは、後述するOKキーワードに相当する。
また、前記広告データの表示回避条件には、その広告データと同時間帯における表示を望まない広告データに関連する回避キーワードが含まれていることを特徴とする。
ここで、広告データの表示回避条件に含まれる回避キーワードとは、後述するNGキーワードに相当する。
また、この発明は、所定のローカルエリアに設置された1または複数の表示装置と、前記表示装置に表示情報を送信する広告配信装置とがネットワークを介して接続された広告配信システムであって、前記広告配信装置が、広告依頼者から取得した広告データと、前記広告データによって特定された広告コンテンツと、前記表示装置が設置されたローカルエリアの状況を示すローカルデータとを記憶したデータ記録部と、前記広告データに含まれる表示希望条件および表示回避条件と、前記ローカルデータに含まれるローカル表示条件とを用いて、前記表示装置ごとに表示する広告コンテンツを選択し、選択された広告コンテンツを特定する広告データを含む番組データを生成する番組データ生成部と、前記生成された番組データと、その番組データに含まれる広告データと、広告コンテンツとからなる配信データを生成する配信データ生成部と、前記生成された配信データを対応する表示装置へ送信する第1通信部とを備え、前記表示装置が、広告コンテンツを表示する表示部と、前記配信データを受信する第2通信部と、その表示装置が設置されたローカルエリアの環境を示す現在の環境データを取得するローカルデータ取得部と、前記受信した配信データに含まれる広告データと、前記取得した現在の環境データとを比較して、前記表示部に表示すべき広告コンテンツを取捨選択して、ローカルエリアの現在の状況に対応した広告コンテンツを前記表示部に表示させる出力情報生成部とを備えたことを特徴とする広告配信システムを提供するものである。
ここで、前記環境データには、表示装置の周囲温度、周囲湿度、天気、表示装置の近辺を通行する人の交通量のうち、少なくともいずれか1つ以上の情報が含まれていることを特徴とする。
前記広告データの表示回避条件には、その広告データの表示を望まない環境データの条件を示した排他キー情報を含み、前記表示装置が受信した広告データに含まれる排他キー情報と、前記取得した現在の環境データとが一致する場合には、前記出力情報生成部は、その広告データによって特定される広告コンテンツを表示させないようにすることを特徴とする。
この発明によれば、ローカルエリアに設置された表示装置に対して、そのローカルエリアの状況を示すローカルデータに含まれるローカルエリア固有のローカル表示条件を用いて、その表示装置に表示する広告コンテンツを選択しているので、その表示装置が属するローカルエリアにおいてより宣伝効果を高めるような広告コンテンツの配信が可能となる。
また、ある広告データAと、番組データにすでに含まれる広告データの表示希望条件との比較によりその広告データAと表示希望条件が一致する場合は、その広告データAによって特定される広告コンテンツが選択される可能性を高くするので、同一ローカルエリアまたは同一表示装置において、宣伝の相乗効果が望めるような広告配信が可能となる。
さらに、広告データBと表示回避条件との比較により、その広告データBとその表示回避条件とが一致する場合には、その広告データBによって特定される広告コンテンツが選択される可能性を低くするので、同一ローカルエリアまたは同一表示装置において競合する広告の表示が行われるのを未然に回避することが可能となる。
この発明の広告配信システムの一実施例の構成ブロック図である。 この発明のサーバの一実施例の構成ブロック図である。 この発明の表示装置の一実施例の構成ブロック図である。 この発明の広告データの一実施例の説明図である。 この発明のローカルデータの一実施例の説明図である。 この発明のサーバによって生成される番組データの一実施例の説明図である。 この発明の表示装置に配信された番組データの一実施例の説明図である。 この発明のサーバの番組データの作成処理の一実施例のフローチャートである。 この発明のサーバの番組データの作成処理の一実施例のフローチャートである。 この発明のサーバのデータ配信処理の一実施例のフローチャートである。 この発明の表示装置の表示処理の一実施例のフローチャートである。 この発明の広告配信システムの他の実施例の構成ブロック図である。
以下、図に示す実施例に基づいて、この発明を説明する。
なお、これによって、この発明が限定されるものではない。
<この発明の広告配信システムの構成>
図1に、この発明の広告配信システムの一実施例の構成ブロック図を示す。
この発明の広告配信システムは、ネットワーク1を介して接続されたサーバ2と、多数の表示装置(TE)3とから構成される。
サーバ2は、所定のローカルエリアに設置された1または複数の表示装置に、表示情報を配信する広告配信装置である。主として広告依頼者から要求された広告データを取得し、後述するような各表示装置のローカルデータを考慮して、表示装置に配信する番組データの生成を行い、その番組データなどを表示装置へ配信する処理を行うものである。
配信される表示情報は、主として広告コンテンツであり、文字、図面、静止画、動画などのマルチメディア情報である。
また、表示装置(TE)3は、不特定多数の人が見ることのできる位置に設置される比較的大型のディスプレイであり、サーバ2から配信されてきた複数の広告コンテンツを、サーバ2から配信された番組データの情報に基づいて順次再生表示するものである。
ネットワーク1は、インターネットや専用回線を用いることができ、動画や静止画等を配信するため、FTTHやADSLなどの回線(WAN)を用いることが好ましい。また、有線通信あるいは無線通信のいずれを用いてもよく、TCP/IPをはじめとする種々の通信プロトコルのうちいずれを用いてもよい。
また、表示装置(TE)3は、図1に示すように、地域(ローカルエリア)ごとにグループ化してもよい。1つのローカルエリアとは、市、区、町などの比較的大きな単位の地域や、1つの駅、ターミナルビル群、テーマパーク、商店街というような比較的小さな地域を意味する。また、バス・電車と言った移動する物も同様にローカルエリアに定義される。
たとえば、図1のローカルエリアL1の駅には、3台の表示装置(TE11,TE12,TE13)が配置され、ローカルエリアL2の駅には2台の表示装置(TE21,TE22)が配置される。1つのローカルエリア内に属する表示装置は比較的近接して配置されている場合もあるので、表示される広告の内容は、ローカルエリア固有の状況や表示装置相互間の宣伝効果等を考慮して決定するようにする。
また、同一のローカルエリアに属する表示装置が、同時に視聴できるほど隣接して配置されている場合には、そのローカルエリア内の交通量(人の通行量)や温度などのローカルデータを考慮して、その隣接する表示装置に表示する広告を決定してもよい。
ローカルデータとは、1または複数の表示装置が設置された1つのローカルエリアの状況を示すデータであり、後述する図5に示すような情報からなる。
1つのローカルエリアに何台の表示装置を含めるか、どの表示装置を1つのローカルエリアに含めるかは、システム設計時に予め決定しておくことが好ましい。しかし、その後の表示装置の設置位置の変更や、新たな表示装置の追加や削除に対応するため、ローカルエリアに属する表示装置は、機動的に変更できるようにすることが好ましい。
また、サーバ2は、管理する1つの表示装置ごとに、配信する広告を別々に設定する。ただし、1つのローカルエリア内では、各表示装置の近辺の交通量や温度などのローカルデータは、共通であると考えられる場合もあるので、表示装置ごとに別々に配信広告を設定するのではなく、1つのグループ(ローカルエリア)ごとに、そのローカルエリアの状況を示すローカルデータに基づいて、そのローカルエリアに属する複数の表示装置に対して配信する広告を設定するようにしてもよい。
このように、1つのローカルエリアごとに配信する広告を設定する機能は、サーバ2に一括して備えてもよい。しかし、サーバが管理するローカルエリアの数が非常に多い場合は、サーバの処理能力が低下する恐れがあるので、サーバ2とは別に、1つのローカルエリアごとに、1つのローカルサーバを配置してもよい(図11参照)。
この場合、サーバ2は、ローカルサーバ4のみと通信をし、ローカルサーバ4が属するローカルエリア内に配置された複数の表示装置に対する広告データ等を、ローカルサーバ4に配信する。
ローカルサーバ4は、表示装置3とは別の装置として設けてもよいが、図11に示すように、ローカルエリア内に属する1つの表示装置3の中に、ローカルサーバ4としての機能を備えるようにしてもよい。この場合、ローカルサーバ機能を有する表示装置3が、サーバ2から同じローカルエリア内に属する他の表示装置3の広告データを一括受信し、さらに他の表示装置3に対して、それぞれの広告データを配信するようにしてもよい。
このように、ローカルサーバ4を各ローカルエリアごとに設けることにより、サーバ2はローカルサーバ4との通信処理を行えばよいので、サーバ2が全ての表示装置を個別に管理する場合に比べて、サーバ2の処理負担を軽減できる。
<この発明のサーバの説明>
図2に、この発明のサーバ(広告配信装置)の一実施例の構成ブロック図を示す。
サーバ2は、主として、制御部51,番組データ生成部52,配信データ生成部53,キーワード比較部54,入力部55,通信部56,時計部57,データ記録部58とを備える。
サーバ2の設置場所は特に限定されないが、たとえば、この広告配信システムを運用する会社の建物内に設置場所を設ければよい。
サーバ2の制御部51は、以下の各機能ブロック(52〜58)の動作をコントロールする部分であり、主として、CPU,ROM,RAM,I/Oコントローラ、タイマー等からなるマイクロコンピュータによって実現される。
CPUは、ROM等に予め格納されているプログラムに基づいて、各種ハードウェアを有機的に動作させることにより、この発明の広告配信処理を実現する。
番組データ生成部52は、後述する図6のような番組データ(プログラムとも呼ぶ)を生成する部分である。番組データ73は、入力部55から入力される情報によって生成され、特に広告依頼者からの依頼情報に含まれる広告データに基づいて生成され、データ記録部58に記憶される。
また、後述するように、より詳しくは、番組データ生成部52は、広告データに含まれる表示希望条件および表示回避条件と、あるローカルエリアのローカルデータに含まれるそのローカルエリア固有のローカル表示条件とを用いて、表示装置ごとに表示する広告コンテンツを選択し、選択された広告コンテンツを特定する広告データを含む番組データを生成する。
ここで、広告データの表示希望条件は、広告依頼者が広告コンテンツを表示することを希望する条件であり、たとえば、表示することを希望する表示装置の場所(たとえば、ローカルエリアの指定)、時間、温度範囲、湿度範囲、表示装置近傍の交通量、天気および推奨キーワードのうち少なくともいずれか1つ以上の情報が含まれている。
推奨キーワードとは、後述するように、図4に示したOKキーワードを意味する。
また、図4の出展者希望情報は、表示希望条件の一実施例に相当する。
また、広告データの表示回避条件は、広告依頼者が表示を回避することを希望する条件であり、その広告データと同時間帯における表示を望まない広告データに関連する回避キーワードを含むものである。
回避キーワードとは、後述するように、図4に示したNGキーワードを意味する。
番組データ73は、広告の内容そのものではなく、どの表示装置に、いつどのような広告を表示させるか等を示したいわゆる表示予約情報(番組表)に相当するものである。
配信データ生成部53は、各表示装置(TE)3,あるいはローカルサーバ4に対して配信するデータ(配信データ)を生成する部分である。配信データには、主として、番組データ生成部によって生成された番組データと、番組データに含まれる広告データと、その広告データによって特定される広告コンテンツとが含まれる。
ここで、広告データ71とは、表示装置に表示させる広告コンテンツ(映像、文字など)そのものではなく、そのコンテンツを特定する広告情報(コンテンツ名、時間など)と、広告依頼者から入手した出展者希望情報などの条件情報とを含むデータである。図4に、この広告データ71の一実施例を示す。
広告情報には、たとえば、図4に示すように、コンテンツ名と、表示時間と、表示の解像度と、音声情報、言語情報、広告依頼者の会社名、その会社の業種(ジャンル)、キーワード、排他キーなどが含まれる。ただし、これに限るものではない。
キーワードとは、ある広告に対する相性の良否を示す言葉を設定したものであり、推奨キーワードに相当するOKキーワードと、回避キーワードに相当するNGキーワードとがある。
相性とは、同一ローカルエリア内の2つの表示装置において、同時間帯に並行して表示してもよい広告間の親和性を意味する。ある広告に対して相性の良い広告を特定する言葉が、OKキーワードとして設定され、逆に相性の悪い広告を特定する言葉が、NGキーワードとして設定される。
たとえば、図4に示すように、A電気の広告データのOKキーワードとして、「省エネ」が設定されていたとすると、その広告データのコンテンツをある表示装置TE11で表示する場合、同一ローカルエリア内の表示装置TE12には、同時間帯に「省エネ」に関係する他の広告コンテンツを表示してもよいことを意味する。この場合、他の広告コンテンツの広告データのOKキーワードにも「省エネ」が含まれていれば、両広告コンテンツは同時間帯に表示され得る。このような両広告コンテンツは、同時間帯に表示することで、相互に相乗的な宣伝効果が得られると考えられるからである。
一方、A電気の広告データのNGキーワードとして、B電気とC電気とが設定されていたとすると、このA電気の広告コンテンツをある表示装置TE11で表示する場合、同一ローカルエリア内の表示装置TE12には、同時間帯に、B電気の広告コンテンツも、C電気の広告コンテンツも表示を回避した方がよいことを意味する。これは、競合関係にある会社の広告を同時間帯に表示することは、かえって宣伝効果が減少すると考えられるからである。
サーバ2は、配信データ74を生成する場合に、このOKキーワードおよびNGキーワードを利用する。
たとえば、OKキーワードを利用することにより、同一ローカルエリアに属する複数の表示装置について、同時間帯には、互いに広告の宣伝効果が相乗的に向上することが望めるような広告が表示されるように、配信データを生成する。
逆に、NGキーワードを利用することにより、同一ローカルエリアに属する複数の表示装置について、同時間帯には、相性が悪いと考えられる競合会社の広告は表示されないように、配信データを生成する。
図4の広告データのうち、排他キーは、上記した表示回避条件の1つであり、その広告データを表示しない条件を示した情報を意味し、主として、広告データの表示を望まない環境データの条件を示した情報である。
たとえば、図4に示すように、広告データの排他キーとして、「交通量 小」が設定されていたとすると、この広告データにより特定される広告コンテンツは、表示装置の位置する近辺の現在の人通りの「交通量」が少ない場合には、その表示装置には表示しないことを意味する。
ここでは、一つの実施例を示すために、「交通量 小」というあいまいな表現の設定をしているが、これに限るものではない。たとえば、より具体的に、1分間当たりの人通りの交通量が10人以下の場合には表示しないことを意味するような排他キーを設定してもよい。
図4の出展者希望情報は、広告依頼者から入手した情報であり、たとえば、表示を希望する場所、表示を希望する時間帯、表示を希望する周辺温度や湿度の範囲、表示を希望する人通りの交通量、表示を希望する天気についての希望情報が設定される。
図4の実施例では、広告依頼者は、場所=「地点A」、時間=「午後」、交通量=「多い」という条件を全て満たす場合に、自己の広告コンテンツを表示させることを希望していることを意味する。
上記した排他キーは、これらの希望情報から自動的に生成してもよい。
図2のキーワード比較部54は、上記したようなキーワードを比較する部分であり、主として、広告データ71の広告情報と、広告データ71に設定されたキーワードとの比較、あるいは、ローカルデータ72に含まれるキーワードとの比較をする部分である。
たとえば、上記したように、広告データには表示希望条件と表示回避条件とが含まれるが、表示の依頼を受けた広告データと、番組データ生成部によって生成された番組データにすでに含まれている広告データの表示希望条件および表示回避条件とを比較する。
後述するように、広告データが表示希望条件に一致する場合は、その広告データによって特定される広告コンテンツが選択される可能性が高く設定されて、番組データが作成される。一方、広告データが表示回避条件に一致する場合は、その広告データによって特定される広告コンテンツが選択される可能性が低く設定されて、番組データが作成される。
また、ローカルエリアのローカルデータには、そのローカルエリア固有のローカル表示条件が設定されるが、そのローカル表示条件には、対応するローカルエリアにおいて予め定められた表示推奨条件と表示回避条件とが含まれる。この表示推奨条件は、後述する図5に示したOKキーワードに相当し、表示回避条件はNGキーワードに相当する。
キーワード比較部54は、広告データと、このローカルデータのローカル表示条件(表示推奨条件、表示回避条件)との比較も行う。
そして、広告データが、ローカルデータの表示推奨条件に一致する場合は、その広告データによって特定される広告コンテンツが選択される可能性を高くし、また、広告データがローカルデータの表示回避条件を一致する場合は、その広告データによって特定される広告コンテンツが選択される可能性を低く設定する。
後述するように、このキーワードの比較により、表示装置に表示すべきより適切な広告コンテンツが選択される。ここで、より適切という意味は、1つのローカルエリアに属する隣接する表示装置間で、たとえば、競合する広告の表示をできるだけ回避すること、および相乗的な宣伝効果が望めるような広告の表示をすることを言う。
入力部55は、サーバ2の担当者が、広告依頼者から取得した情報などを入力する部分である。入力部55としては、キーボード、マウス、スキャナ、タッチパネル、文字認識装置などあらゆる入力デバイスを含む。
また、情報の入力には、担当者が直接手動入力する場合だけでなく、広告依頼者から、所定形式の広告データを、USBメモリなどの記憶媒体やあるいは、ネットワークを介したデータ通信により取得する場合も含む。
通信部56は、上述した第1通信部に相当し、ネットワーク1を介して、表示装置(TE)3との間で、データの送受信を行う部分であり、主として、配信データ生成部53によって生成された配信データを、対応する表示装置へ送信する部分である。
時計部57は、現在の時刻(年月日時分)を計測する部分であり、ここで計測された時刻は、配信データの生成などに用いられる。
データ記録部58は、サーバで管理されるデータや生成されるデータを記憶しておく部分であり、ROM,RAMなどの半導体メモリの他、CD,DVDなどの記憶媒体や、ハードディスクなどが用いられる。
データ記録部58に記憶されるデータとしては、主として、広告データ71,ローカルデータ72,番組データ73,配信データ74、広告コンテンツ75が含まれる。
広告データ71は、すでに説明したように、図4に示したような広告依頼者から取得したデータである。
広告コンテンツ75は、広告データ71によって特定される広告内容そのものである。
ローカルデータ72は、1つのローカルエリアごとに予め設定されたデータであり、そのローカルエリアの状況を示すデータである。たとえば、そのローカルエリアに属する表示装置の識別情報、位置の情報、表示を行うことが可能な表示装置周辺の環境情報(温度、湿度、交通量、天気、キーワード)などを含むデータである。
図5に、ローカルデータの一実施例の説明図を示す。
ローカルデータは、図5(a)に示すような予め設定される情報と、図5(b)に示すような常時計測される環境データとから構成される。
図5(a)において、このローカルデータ72は、「地点A」という名称のローカルエリアについて予め設定されたデータである。この「地点A」には、「表示装置台数」=3の表示装置が属しており、隣接する表示装置が3台あることを示している。
また、表示期間=「6時〜24時」となっているが、これは、表示装置の表示可能期間を示しており、広告開始時間(S)が午前6時であり、広告終了時間(E)が24時であることを示している。
周囲温度=「20℃〜25℃」は、表示可能温度の範囲を示しており、表示装置近辺の温度が20℃から25℃の範囲内にあれば、表示が行われることを示している。
屋外温度=「23℃〜32℃」は、ローカルエリア内の気温で表示可能温度の範囲を示しており、屋外温度が23℃から32℃の範囲内にあれば、表示が行われることを示している。
周囲湿度と屋外湿度についても、周囲温度と屋外温度と同様に設定され、温度を湿度と読み変えればよい。
平均滞在時間(T)とは、人がローカルエリアに滞在している平均時間を意味するデータであり、たとえば、T=10(分)に設定されている場合は、人がローカルエリアに滞在している平均時間が10分間であることを意味する。また、表示装置毎に平均滞在時間を持たせることも可能である。通路のような滞在時間の短い表示装置もあれば、バス停のように滞在時間の長い表示装置もある。
交通量は、ローカルエリアにおける人の通行量を意味し、たとえば、「0〜100人/分」に設定されている場合は、1分間に、0人から100人までの範囲の人がローカルエリアを通過していく場合に、そのローカルエリアの表示装置に広告表示を行うことを意味する。
天気は、ローカルエリアの天気を意味し、たとえば、「曇り」に設定されている場合は、そのローカルエリアの天気が曇りの場合に、表示装置への表示を行うことを意味する。
OKキーワードとNGキーワードは、ローカルエリアのキーワードを意味し、上記した表示推奨条件と表示回避条件に相当し、そのローカルエリアに属する表示装置に表示することが好ましい情報と、表示を回避すべき情報とが設定される。
ローカルエリアは、それぞれ異なる地域や環境特性を有していると考えられ、そのローカルエリアの表示装置に表示しても宣伝効果がほとんど見込めない広告や、その表示装置に表示すればかえって悪い印象を与えてしまう広告があり、逆に、そのローカルエリアの表示装置に表示することで特別大きな宣伝効果が見込めるような広告もある。
ローカルエリアごとに、そのローカルエリア特有の地域特性や環境特性を考慮して、表示装置に表示する広告の選択基準の1つとして、キーワードを予め設定しておく。ただし、このキーワードは必須の情報ではなく、設定しなくてもよい。あるいは、季節、午前と午後、表示時間帯などによって、キーワードを変更してもよい。
図5(a)においては、たとえば、OKキーワードとして、「省エネ」が設定されているが、これは、「省エネ」というキーワードを有する広告データによって特定される広告コンテンツを、そのローカルエリアに属する表示装置に表示してもよいことを意味する。
また、NGキーワードとして、「メーカ1,メーカ2」が設定されているが、これは、そのローカルエリアに属する表示装置には、「メーカ1」および「メーカ2」という名称の会社の広告は表示してはいけないこと、あるいはその広告の表示はできるだけ回避すべきであることを意味する。
また、図5(b)には、ローカルエリア「地点A」に属する表示装置の識別情報と、そのローカルエリアの環境を示す現在の環境データの一実施例の説明図を示している。
ここで、この表示装置は、「地点A」というローカルエリアに設置され、その識別番号が「TE11」であり、ディスプレイの大きさが「46型」である。また、現在の時間帯「11時から11時30分」の間に計測した現在の交通量(人の通行量)は、1分間に50人の通行があったことを示しており、その時間帯の周囲温度は23℃、天気は「晴れ」であったことを示している。
環境データには、たとえば、表示装置の周囲温度、周囲湿度、天気、表示装置の近辺を通行する人の交通量のうち、少なくともいずれか1つ以上の情報が含まれる。
これらの現在の環境データは、そのローカルエリアに属する表示装置において、表示すべき広告コンテンツを取捨選択するときに用いられる。また、この現在の環境データは、各表示装置3において取得される情報であるので、たとえば、表示装置3で定期的に取得した後、サーバ2へ送信してもよい。
番組データ73は、表示装置に表示すべき複数の広告コンテンツを設定したリストであり、サーバ2で生成されるデータである。すなわち、1つの表示装置において、たとえば、1時間ごとに表示すべき複数の広告コンテンツを設定したリストである。
また、番組データ73は、1つのローカルエリアに属する表示装置に表示される広告の相性を考慮して、1つのローカルエリアごとに生成される。
図6に、サーバによって生成される番組データの一実施例の説明図を示す。
図6において、ローカルエリア「地点A」に属する2台の表示装置に表示すべき2011年2月1日の広告のリストを示している。
ここでは、表示時間帯が7時台(7時〜7時59分)に表示すべき広告のみを示している。表示装置TE11には、それぞれ30秒の長さを持つ4つの広告コンテンツが表示され、表示装置TE12には、それぞれ30秒の長さを持つ2つの広告コンテンツが表示されることを示している。
このローカルエリアごとに生成された番組データ73は、そのローカルエリアに属するすべての表示装置に送られる。ただし、ローカルサーバ4が設けられている場合は、番組データは、サーバ2からローカルサーバ4へ送信された後、ローカルサーバ4から、各表示装置3に送信される。
図6には図示していないが、図5に示すように、このローカルエリア「地点A」のローカルデータのOKキーワードとして「省エネ」というキーワードが設定されている場合、「省エネ」というキーワードに関係する広告データが優先的に、番組データの中に選択される。
また、ローカルデータのNGキーワードとして「メーカ1,メーカ2」が設定されている場合、会社名が「メーカ1」および「メーカ2」である広告データは、番組データの中に選択されないようにするか、あるいは選択の可能性が低くなるようにする。
配信データ74は、サーバによって生成された番組データ73と、その番組データに含まれる広告データ71と、その広告データによって特定される広告コンテンツそのものからなるデータであり、サーバ2から表示装置3に送信されるデータである。あるいは、ローカルエリアにローカルサーバ4を設けた場合は、サーバ2からそのローカルサーバ4に対して送信されるデータである。
以上のように、サーバのデータ記録部58には種々のデータが記憶されるが、広告データ71は、入力部55によって入力された広告依頼者からの依頼情報に基づいて、予め設定されるべきデータであり、ローカルデータ72も、入力部55による入力かあるいは表示装置3からネットワークを介して予め取得しておくべきデータである。
番組データ73は、予め取得された広告データ71とローカルデータ72とに基づいて、ローカルエリアごとに、生成される。
このとき、番組データの中に含めるべき広告データは、主として、広告データの中の出展者希望情報とキーワード(OK,NG)と排他キーと、さらにローカルデータに含まれる環境データやキーワード(OK,NG)を用いて決定される。
たとえば、ある1時間の時間帯における広告データを選択する場合、その時間帯に表示することを希望する広告コンテンツが非常に多くあるため1時間を超えてしまう場合は、キーワード、排他キー、環境データなどを用いて、丁度1時間に納まるように、広告コンテンツが取捨選択される。このとき、1つのローカルエリア内の隣接する表示装置に表示すべき広告の相互関係をキーワードを用いて判断して、広告データに表示の優先順位をつけて、優先順位の高い広告データを優先して選択してもよい。
また、その1時間の時間帯に表示すべき広告データが1時間に満たない場合は、その時間内でいくつかの同じ広告コンテンツを繰り返し表示するように、広告データを選択すればよい。
<この発明の表示装置の説明>
図3に、この発明の表示装置の一実施例の構成ブロック図を示す。
表示装置3は、主として、制御部11,表示部12,表示制御部13,音声出力部14,音声制御部15,画像入力部16,温度センサー17,入力部18,通信部19,出力情報生成部20,時計部21,交通量算出部22,形状認識部23,記憶部24とを備える。
ここで、制御部11は、以下の各機能ブロック(12−24)をコントロールする部分であり、サーバ2の制御部51と同様に、マイクロコンピュータにより実現される。
表示部12は、広告コンテンツを表示するディスプレイであり、たとえば、LCD,PDPなど複数の表示を電気的に変更可能なディスプレイが用いられる。
表示制御部13は、表示すべき広告コンテンツのデータから、表示部12に表示させる表示データを生成する部分である。
音声出力部14は、表示部12に表示される広告コンテンツの映像と同期して音声を出力するスピーカである。
音声制御部15は、表示される広告コンテンツに基づいて、スピーカから出力すべき音声を生成する部分である。
また、図3の画像入力部16,温度センサー17,入力部18,交通量算出部22,形状認識部23は、その表示装置が設置されたローカルエリアの環境を示す現在の環境データを取得するローカルデータ取得部に相当する。
画像入力部16は、表示装置3の周辺の映像を取得する部分であり、いわゆるビデオカメラに相当する。ここで入力された映像は、主として、交通量算出部22による人の通行量の算出に用いられる。たとえば、表示装置を見る人が通行する通路や広場などの映像が取得される。
温度センサー17は、表示装置3の周囲の温度を測定するものであり、測定された温度は、ローカルデータ102の周囲温度として、記憶部24に記憶される。
なお、図示しない湿度計を用いて、周囲湿度を計測してもよい。
入力部18は、表示装置3において予め設定しておくべきデータ(たとえば、ローカルエリアの識別名(場所)や識別番号)を入力する部分であり、サーバの入力部55と同様に、キーボードやマウス等が用いられる。
通信部19は、上記した第2通信部に相当し、ネットワーク1を介して、サーバ2とデータの送受信を行う部分であり、主として、配信データを受信する部分である。サーバ2との間で予め定められたプロトコルで、有線または無線による通信を行う。
出力情報生成部20は、表示部12に表示すべき広告コンテンツの映像と、音声出力部14から出力すべき音声を生成する部分であり、この映像および音声は、記憶部24に記憶された広告データ101と広告コンテンツ105とから生成される。
また、どの広告データを用いて出力情報を生成するかは、主として、記憶部24に記憶された番組データ103に基づいて、時系列の順序で決定される。ただし、表示装置のローカルデータを参照し、特に、取得した現在の交通量や温度などの現在の環境データを考慮して出力すべき広告データを決定する。この番組データ103は、サーバ2から配信された番組データ73に相当する。
たとえば、受信した配信データに含まれる広告データ101と、取得した現在の環境データとを比較して、表示部12に表示すべき広告コンテンツ105を取捨選択した後、ローカルエリアの現在の状況に対応した広告コンテンツを、表示部12に表示させる。
時計部21は、サーバの時計部57と同様に、現在の時刻を計測する部分であり、ここで計測された時刻は、ビデオカメラで撮影された映像の現在の時刻、測定された温度の現在の時刻、番組データの中から出力する広告データを選択するときに参照する時刻を求める場合に用いられる。
交通量算出部22は、画像入力部16から取得した映像を用いて、表示装置の近辺の所定の位置の人の通行量を算出する部分である。
形状認識部23は、人の通行量を算出するために、画像入力部16から取得した映像の中から、人および人以外の物体を区別して特定する部分である。交通量算出部22は、形状認識部23によって、人の形状として認識された部分画像の変化から、たとえば、1分間あたりの通行人の数を算出する。
記憶部24は、広告コンテンツの表示に必要な情報を記憶しておく部分であり、たとえば、広告データ101,ローカルデータ102,番組データ103,履歴データ104,広告コンテンツ105が記憶される。
広告データ101は、表示装置で表示すべき広告コンテンツを特定するデータであり、図4に示すようなデータである。
この広告データ101は、サーバ2から配信されるデータであるが、たとえば、1日分の広告データが、表示装置のその日の表示開始時刻前に一括して配信される。あるいは、時間帯ごとに、次の1時間分の広告データを一括して配信するようにしてもよい。
広告コンテンツ105も、広告データ101とともに、サーバから配信されるデータである。
番組データ103は、表示装置3に表示すべき複数の広告コンテンツを設定したリストを示したものであり、サーバ2から配信されてくる番組データ73に対応するものである。
また、この番組データ103に含まれる広告データに基づいて、出力情報生成部20が表示すべき映像を決定し、表示制御部13に与える。
この番組データ103は、1つの表示装置に関するデータであり、図6に示したようなサーバ2によって生成されたローカルエリアの番組データから抽出されたデータである。
図7に、ある表示装置3に配信された番組データの一実施例の説明図を示す。
ここでは、7時の時間帯において、その表示装置に、5つの広告コンテンツを表示すべきことが示されている。
また、1番目の広告コンテンツである「テレビA」の広告には、排他キーが設定されており、「交通量が小」のときには、この「テレビA」の広告は表示しないことを意味する。
したがって、たとえば、その表示装置3の交通量算出部22が7時の時間帯が始まる前に算出した交通量(人の通行量)が所定量よりも少ない場合、現在時刻が7時の時間帯になったとしても、この「テレビA」の広告は表示しないものとする。この場合は、図7の残りの4つの広告コンテンツを繰り返し表示することになる。
ここで、人の通行量の所定量は、表示装置の設置場所ごとにその適切値は異なると思われるので、予め表示装置3の入力部18から設定入力して記憶部24に記憶しておくことが好ましい。
また、交通量の測定をリアルタイムで行っている場合、交通量が所定量よりも少なかったため「テレビA」の広告を表示していなかったが、その後の測定によって所定の交通量よりも多い人の通行量が算出されたとすると、現在時刻が7時の時間帯内であれば、「テレビA」の広告を表示するようにすればよい。
すなわち、人の通行量の変化に対応して、交通量の排他キーが設定された「テレビA」の表示をするかしないかを判断すればよい。
ローカルデータ102は、1つのローカルエリアに属する表示装置ごとに設定されるデータであり、上記したように図5(a)および図5(b)に示したデータである。ただし、ローカルエリアに属する表示装置が複数あり、それらの表示装置が隣接して設置されている場合には、そのローカルエリアに属するすべての表示装置に同じローカルデータを設定してもよい。また、図5(b)に示したような環境データのうち、現在の交通量と現在の周囲温度は、一定時間ごとに(たとえば、10分ごとに)、更新することが好ましい。
履歴データ104は、その表示装置において過去の一定期間の間(たとえば、24時間あるいは1週間)に実際に表示が行われた広告の履歴リスト(実績)を示したものである。この履歴データ104は、サーバに送信され、広告出展依頼者への費用請求や広告効果の分析のために用いられる。
また、履歴データ104として、どの程度の期間のデータを記憶しておくかは限定されるものではなく、必要に応じて、設定変更できるようにすることが好ましい。
1つの表示装置3においては、サーバ2から配信された番組データ103の内容に基づいて、複数の広告コンテンツ105が順次表示される。サーバ2から表示装置3に配信される番組データ103は、すでに、1つのローカルエリアに属する表示装置間における同時間帯に表示される広告コンテンツの排他性や親和性を考慮したものとなっている。
たとえば、ローカルエリアのローカルデータにOKキーワードが設定されている場合には、そのローカルエリア内の隣接する表示装置に同時間帯に表示される広告コンテンツは、相互に宣伝効果が期待できるものである。
また、ローカルエリアのローカルデータにNGキーワードが設定されている場合は、NGキーワードに関連する広告は、同時間帯において、そのローカルエリア内の表示装置には表示されないように考慮された番組データとなっている。
さらに、原則として、配信された番組データに示された情報に基づいて広告が順次表示されるが、リアルタイムで計測される交通量や周囲温度が変化し、所定の交通量や温度の条件を満たした場合、あるいは逆にその条件を満たさなくなった場合は、番組データに従って表示していた広告であっても、表示しなくなる場合があり、あるいはその後表示させるようにする場合もある。
<この発明のサーバの番組データの作成処理>
図8に、この発明のサーバの番組データの作成処理の一実施例のフローチャートを示す。
ここでは、1つのローカルエリアごとに、番組データの作成処理を行うものとする。
また、広告データ71は、既に広告依頼者から取得し、データ記録部58に記憶されているものとする。
まず、図8(a)のステップS1において、サーバの制御部51は、時計部57から現在の日付データを取得する。主として、月、日、時、分のデータを取得する。
ステップS2において、番組データ生成部52は、番組データを作成しようとしている1つのローカルエリアのローカルデータを取得する。ローカルデータ72が、すでにデータ記録部58に存在する場合は、そのローカルデータ72を読み出す。
ただし、記憶されているローカルデータ72が古い場合(たとえば1ヶ月前の情報)などでは、現在注目しているローカルエリアに属する表示装置から、新たなローカルデータを取得する。
ステップS3において、番組データ生成部52は、取得したローカルデータ72の中から、次の情報を読み出し、変数を初期設定する。
変数S=広告開始時間
変数E=広告終了時間
変数T=平均滞在時間
ここで、広告開始時間Sと、広告終了時間Eは、図5に示したローカルデータ72の表示期間を用いて設定する。
ステップS4において、変数Hに、広告開始時間Sをセットする。この変数Hは、表示時間帯を意味する情報である。
ステップS5において、変数Nに、ローカルデータ72から読み出した表示装置台数をセットする。
ステップS6において、番組データ生成に必要な変数の初期設定を行う。
変数dは、ローカルエリアに属する表示装置の番号を意味する。
変数tは、現在の番組時間、すなわち、現在選択した広告の再生合計時間を意味する。
変数kは、現在注目している広告データの番号を意味する。初期値は、1番目の広告データを意味するk=1とする。
広告のスコア(k)は、現在注目している番号kの広告のスコアを意味する。ここで、スコアとは、広告の選択の優先度を示すデータであり、このスコアの値が高いほど、表示装置に優先的に表示される。
たとえば、後述するように、広告コンテンツの内容がOKキーワードに一致するものである場合、このスコア値が高くなる。一方、広告コンテンツの内容がNGキーワードに一致するものである場合、このスコア値は低く設定される。
広告のスコア(k)については、データ記憶部58に記憶されているすべての広告データについて、初期値(ゼロ)を設定する。
ステップS7において、k番目の広告データを、データ記録部58から読み込む。データ記憶部58には、図4に示すような広告データが多数記憶されており、たとえば、入力時間順やコンテンツ名の50音順などの順番に、番号(k)が付与されているものとする。
最初は、k=1番目の番号が付与されている広告データが読み込まれる。
ステップS8において、ステップS2で読み出したローカルエリアのキーワード(OK,NG)と、ステップS7で読み出したk番目の広告データの情報とを比較する。
たとえば、図4の広告データに含まれる広告情報(コンテンツ名から排他キーまで)と、図5のOKキーワードとを比較する。
ステップS9において、広告データの中の広告情報のいずれかと、ローカルデータのOKキーワードが一致した場合、ステップS10へ進み、一致しなかった場合、ステップS11へ進む。
ステップS10において、そのk番目の広告データの広告スコア(k)に、100を加算する。加算値100は例示であり、この加算する値は、100に限ることはない。
たとえば、加算値としては、1000のような数値を設定すればよい。このとき、広告データとOKキーワードとが一致したことによる、そのk番目の広告データのスコアの上昇が更に多くなるため、現在注目しているローカルエリアに属する表示装置への表示の優先度が更に上がったことになる。その後、ステップS11へ進む。
ステップS11において、広告データの中の広告情報のいずれかと、ローカルデータのNGキーワードが一致したかどうかチェックし、一致した場合は、ステップS12へ進み、一致しなかった場合はステップS13へ進む。
ステップS12において、k番目の広告データの広告スコア(k)から、1000を減算する。この減算値1000も例示であり、たとえば、減算値としては、10のような数値を設定しておけばよい。
このとき、現在注目している広告データの中の情報がローカルデータのNGキーワードと一致したため、そのk番目の広告データのスコアの下降が抑制され、現在注目しているローカルエリアに属する表示装置への表示の優先度低下も抑制していることになる。その後、ステップS13へ進む。
ステップS13において、データ記録部58に記憶されているすべての広告データについて、ステップS7からS12までのチェックが終了したか否か確認する。
すべての広告データについてのチェックが終了した場合、ステップS15へ進み、終了していない場合は、ステップS14へ進む。
ステップS14において、次の広告データのチェックを行うため、変数kに1を加算する。その後、ステップS7へ戻り、次の広告データについてのスコアの値を求める処理を繰り返し行う。
ステップS15において、すべての広告データについてのチェックが終了したので、広告のスコア(k)のうち最大の広告のスコア(k)を調べ、その最大の広告のスコア(k)を持つk番目の広告データの情報を番組データの中に登録する。
これにより、今注目しているローカルエリアのOKキーワードとNGキーワードを用いて、そのローカルエリアの表示装置に表示することが、宣伝効果の点で最も好ましい広告データが選択されたことになる。ただし、最大の広告のスコア(k)が同一のものが複数ある場合は、たとえば、番組データへの登録回数を基準として、1つの広告データを選択すればよい。
ステップS16において、現在の番組時間tに、ステップS15で登録(追加)した広告データの再生時間を加算する。
図8(b)のステップS17において、現在の広告データの番号を再び初期値(l)にセットする。
ステップS18において、ステップS7と同様に、k番目の広告データを読み込む。
ステップS19において、ステップS18で読み込んだk番目の広告データの情報と、ステップS15で登録した広告データのキーワード(OK,NG)とを比較する。
ステップS20において、現在注目しているk番目の広告データの情報が、OKキーワードと一致している場合は、ステップS21へ進み、一致しない場合は、ステップS22へ進む。
ステップS21において、OKキーワードが一致したので、今注目しているk番目の広告データの広告のスコア(k)に、100を加算する。これにより、k番目の広告データのスコアが高くなり、選択の優先度が高くなる。これは、k番目の広告データは、すでに番組データに登録された広告データのOKキーワードと一致するデータであるので、同時間帯に、登録された広告データとk番目の広告データを表示させるようにすれば、宣伝の相乗効果を期待できるからである。
ステップS10と同様に、加算値100はこれに限るものではない。
その後、ステップS22へ進む。
ステップS22において、k番目の広告データの情報がNGキーワードと一致している場合は、ステップS23へ進み、一致しない場合は、ステップS24へ進む。
ステップS23において、NGキーワードが一致したので、k番目の広告データの広告のスコア(k)から1000を減算する。これにより、k番目の広告データのスコアが低くなり、選択の優先度は低くなる。この場合、k番目の広告データは、表示装置に表示させるためにすでに番組データとして登録されている広告データと排他的な関係にあり両広告を同時間帯に表示することは、かえって宣伝効果が悪くなると考えられるからである。
減算値1000は例示であって、ステップS12と同様に、この数値に限るものではない。
その後、ステップS24へ進む。
ステップS24において、データ記録部58に記憶されているすべての広告データの比較処理が終了したか否かをチェックする。すべての広告データについて、ステップS18からS23までの処理が行われた場合は、ステップS26へ進み、そうでない場合は、ステップS25へ進む。
ステップS25において、次の広告データの比較処理をするためにkに1を加算し、ステップS18へ戻る。
データ記録部58に記憶されているすべての広告データについての処理が終了した場合、その広告のスコア(k)の値がセットされたので、ステップS26において、番組データに未登録の広告データのうち、広告のスコア(k)が最大となった広告データを、番組データに登録する。
これにより、すでに番組データとして登録されていた広告データと比較的相性がよく、相乗的な宣伝効果が期待できる広告データの情報が番組データの中に追加される。
ステップS27において、ステップS16と同様に、現在の番組時間tに、ステップS26で登録(追加)した広告データの再生時間を加算する。
このようにして、1つの表示装置dに表示させる一連の広告データを含む番組データが作成され、番組データに登録された広告データは、今注目しているローカルエリアに属する同じ表示装置dに、順次表示されることになる。
ステップS28において、現在の番組時間tが、平均滞在時間T以上か否かチェックする。
t≧Tの場合、番組時間が十分な長さなので、ステップS29へ進む。そうでない場合は、番組時間が短いので、ステップS17へ戻る。これは表示広告が何度も繰り返されることによる通行者の注目度の低下を避ける狙いがある。
ステップS17に戻った場合、再度ステップS17からステップS27までの処理が行われ、k番目の広告データの情報と、ステップS26で登録された広告データのキーワードとが比較される。
ステップS29において、現在の番組時間tをゼロに初期設定し、現在の表示装置番号dに、1を加算する(d=d+1)。
これにより、以後、同じローカルエリアに属するN台の表示装置のうち、次の表示装置に表示させる番組データの作成を行う。
ステップS30において、現在の表示装置番号dが、今注目しているローカルエリアの表示装置台数(N)以上か否かチェックする。
d≧Nの場合、すでに、そのローカルエリアに属する表示装置のすべてについて、ステップS17からS27までの処理を実行して番組データを作成したので、ステップS31へ進む。
d≧Nでない場合、次の表示装置(d)の番組データを作成するために、ステップS17へ戻る。
ステップS31において、変数Hに1を加算する。ここで、Hに1を加算するのは、表示時間帯の変更のためである。
ステップS32において、変数Hと、広告終了時間とを比較する。
H≧Eの場合、ステップS33へ進み、そうでない場合、ステップS5へ戻る。
H≧Eの場合は、ローカルエリアに属するすべての表示装置について、そのローカルエリアの表示期間内のすべての番組データが作成されたことになるので、ステップS33において、登録した番組データ73を、データ記録部58へ保存する。
ステップS5へ戻る場合は、以後、同じローカルエリアにおいて、別の時間帯における番組データを作成することになる。
ステップS34において、すべてのローカルエリアに対して番組データの作成をしたかどうかチェックする。これは、保存された番組データとローカルエリアデータを照合することにより、チェックする。すべての番組データの作成が終了した場合、処理を終了する。
一方、番組データを作成すべきローカルエリアのローカルデータがまだ残っている場合、ステップS35へ進み、次のローカルエリアのローカルデータを読み込み、ステップS3へ戻る。以後、そのローカルエリアに対して、ステップS3からステップS33までの処理を行い、番組データを作成する。
以上が、この発明のサーバにおける番組データの作成処理である。
このような番組データ作成処理を行うことにより、1つのローカルエリア内において、そのローカルエリアごとに予め設定されたローカルデータに一致した広告データが優先的に選択され、さらに、そのローカルエリアに属する複数の表示装置の相互間においても、予め設定されたキーワードを考慮した広告データが優先的に選択される。特に、ローカルエリアに属し比較的地理的に近い位置に配置される隣接する表示装置間において、同時間帯に相乗的な宣伝効果が期待される広告が表示されるようになり、さらに1つの表示装置においても、また隣接表示装置間においても、同時間帯に相対的に相性の良くない広告が表示されることを回避できる。
<サーバの配信処理>
ここでは、サーバから表示装置に対して送信される配信データ74の配信処理について説明する。上記したように、この配信データ74には、図8に示したような手順で作成された番組データ73と、その番組データに含まれる広告データ71と、その広告データによって特定される広告コンテンツ75そのものとが含まれる。
この配信データの配信のタイミングは、特に限定されないが、たとえば、ある時間帯の直前にその時間帯の1時間分をまとめて配信してもよく、あるいは、翌日の表示期間全体分をまとめて前日に配信してもよい。あるいは、午前と午後の2回に分けて配信してもよい。
以下の実施例では、配信するデータの日付を設定して、設定された日付の表示期間全体分をまとめで配信する場合を示す。設定する日付としては、たとえば、時計部57によって取得された現在の月日情報の翌日の日付を自動的に選択してもよい。
また、この配信処理の前に、すでに、各ローカルエリアの表示装置ごとに、その番組データが生成されているものとする。
図9に、この発明のサーバにおけるデータ配信処理の一実施例のフローチャートを示す。
図9のステップS51において、制御部51は、配信するデータの日付を設定する。この日付は、担当者によって入力部55から入力してもよく、あるいは時計部57によって取得された月日情報を基に、翌日の日付を自動設定してもよい。
ステップS52において、制御部51は、設定された日付の配信データがすでに配信されているか否かチェックし、その日付が未配信である場合は、サーバで管理しているローカルエリアのうち、未配信のローカルエリアを1つ選択する。ただし、図示していないが、未配信のローカルエリアがない場合は、処理を終了する。
ここで、たとえば、配信データは、配信日付とローカルエリアごとに管理し、ある配信日付の配信データを配信した場合は、配信完了後に、配信済みであることを示すフラグをその配信データに付与する。また同様に、あるローカルエリアの配信データを配信した後、そのローカルエリアは配信済みであることを示すフラグを付与しておく。ステップS52では、この配信済みフラグの有無をチェックすることにより、未配信か否かを判断すればよい。
ステップS52において、たとえば、設定された日付の配信データは未生成であり、まだ1つも送信されていないとすると、サーバが管理するローカルエリアのうち、任意の1つのローカルエリアLが選択される。
ステップS53において、配信データ生成部53は、選択されたローカルエリアLに属する表示装置の番組データであって、設定日付の1日分の番組データ73を、データ記録部58から読み出す。ここでは、設定日付の番組データがすでに生成されているものとする。ただし、まだ生成されていない場合は、図8に示したようなフローにより番組データを生成してもよい。
ローカルエリアLに属する表示装置が複数ある場合は、その複数の表示装置すべての番組データを読み出す。
ステップS54において、読み出した番組データ73に含まれるすべての広告データ71の内容を、取得する。この広告データ71の内容がすでにデータ記録部58に記憶されている場合は、データ記録部58から読み出せばよく、あるいは他の記憶媒体に格納されている場合はその媒体から取得する。
ステップS55において、取得した広告データ71によって特定される広告コンテンツそのものを取得する。この広告コンテンツ75がすでにデータ記録部58に記憶されている場合は、ここから読み出せばよく、あるいは、他の記憶媒体に格納されている場合はその媒体から取得する。
ステップS56において、配信データ生成部53は、選択されたローカルエリアに属する表示装置ごとに、配信データ74を生成する。配信データ74は、ステップS53,S54及びS55においてそれぞれ取得された番組データ73,広告データ71,広告コンテンツ75とから生成される。
ステップS57において、制御部51は、通信部56を介して、生成された配信データ74を、選択されたローカルエリアに属する表示装置3に送信する。ただし、ローカルエリアに、ローカルサーバ4が配置されている場合は、そのローカルサーバ4に対して、そのローカルエリアに属するすべての表示装置の配信データを一括して送信する。
ステップS58において、配信データの送信が完了した場合は、その配信データが配信済みとなったことを示すフラグを、その配信データの設定日付と選択ローカルエリアについて記憶する。
ステップS59において、設定された日付についての未配信のローカルエリアがまだ存在するか否か、チェックする。未配信のローカルエリアがある場合は、ステップS52へ戻り、ステップS52からS58までの処理を繰り返す。
未配信のローカルエリアがなく、設定日付のすべての配信データを送信した場合は、配信処理を終了する。
図9において、説明の簡単化のために、配信処理では、各広告データに付与されている排他キーや、出展者希望情報を考慮していない。また、ローカルエリアの表示装置からサーバへ送られるローカルデータの現在の環境データ(交通量、温度など)も考慮していない。
しかし、配信処理のステップS54において、広告データを取得した後に、排他キーと、現在の環境データの内容を比較して、ローカルエリアの現在の状況に応じて配信すべきでない広告データが含まれている場合は、そのような広告データおよび対応する広告コンテンツを配信データに含めないようにしてもよい。このようにすれば、表示装置側の表示処理において表示の可否を判断することを省略でき、サーバから表示装置へのデータ送信量の削減と、送信時間の短縮ができる。
<表示装置の表示処理>
図10に、この発明の表示装置の表示処理の一実施例のフローチャートを示す。
図10では、1時間の時間帯ごとに、次の時間帯に表示すべき広告データを読み出して、広告データが複数ある場合は、その時間帯において、順番に広告データを表示する実施例について説明する。
ただし、時間帯ごとの表示に限るものではなく、たとえば、月日のみが設定されている場合には、その日の番組データに含まれる広告データ全体を順次表示してもよい。
また、原則として、表示装置に送信されるべき配信データは、その配信データに含まれる広告を表示する日の前日までに、すでにその表示装置に送信されているものとし、ここでは、配信データの受信処理は省略している。
ステップS101において、制御部11が、時計部21から現在の日付データを取得する。日付データには、少なくとも、月、日、時が含まれているものとする。この日付データの「時」の情報により時間帯を区別する。
ステップS102において、制御部11は、取得した現在の日付の番組データ103が、記憶部24の中に存在するかどうか、チェックする。ない場合は、ステップS103へ進み、現在の日付の番組データの送信を要求する情報を、サーバへ送信して、処理を終了する。あるいは、要求情報を送信した後、ステップS101へ戻ってもよい。
一方、番組データが存在する場合、ステップS104へ進み、制御部11は、現在の日付の番組データ103の中から、現在の日付で示される時間帯の広告データ101をすべて取得する。たとえば、現在の時間帯が「7時」であったとすると、図7に示すような番組データの場合は、その5つの広告データを取得する。すなわち、記憶部24から、現在の時間帯の広告データ101を読み出す。
ステップS105において、取得した広告データの総数を、変数Nにセットする。上記した図7の例ではN=5にセットする。
また、現在の広告番号を示す変数kに、初期値(=1)をセットする。この変数kは、現在注目する広告データの番号を示すものである。
ステップS106及びS107において、ローカルデータ取得部(16,17,22,23)が、その表示装置における現在の環境データを取得する。
ステップS106においては、現在の交通量データを取得する。交通量、すなわち人の通行量を取得するために、画像入力部16による画像入力処理と、入力画像を用いた形状認識部23による形状認識処理と、形状認識後の画像を用いた交通量算出部22による交通量算出処理を、この順序で行う。
ステップS107において、温度センサ17から得た信号を用いて、この表示装置の現在の周囲温度を取得する。ここでは、交通量と周囲温度のみを取得する例を示しているが、この他の環境データを取得してもよい。
たとえば、湿度データ、天気情報などを取得してもよい。湿度データは、湿度計を用い、天気情報は、WEB等のネットワーク経由で取得すればよい。
ステップS108において、制御部11は、取得した環境データを、サーバ2へ送信する。サーバ2では、これらの環境データを、番組データの生成に利用することができる。ただし、サーバで利用する必要がなければ、これらの環境データを、サーバへ送信しなくてもよい。
ステップS109において、出力情報生成部20は、ステップS104で取得した広告データのうち、k番目の広告データkを読み出し、その広告データkの内容を確認する。特に、広告データkの中に、排他キーが含まれるか否か、チェックする。
ステップS110において、出力情報生成部20は、広告データkに、排他キーがあるか否か、チェックし、ある場合はステップS111へ進み、ない場合は、ステップS113へ進む。
ステップS111において、出力情報生成部20は、広告データkの排他キーに設定されている条件の内容と、取得した現在の環境データとを比較する。
環境データとは、図5(b)に示すようなデータであり、たとえば、表示装置の場所、時間帯、表示装置の近辺の現在の交通量(人の通行量)、現在の周囲温度、周囲湿度、天気の情報などである。
また、図4に示す広告データでは、排他キーとして、「交通量 小」が設定されているが、これは交通量が所定量よりも少ない場合は、この広告データによって特定される広告コンテンツを表示しないことを意味する。
すなわち、排他キーの条件が満たされた場合には、その広告データの広告コンテンツは表示しない。
従って、ステップS111において、排他キーの条件情報と、取得した現在の環境データとを比較した結果、現在の環境データが排他キーの条件情報と一致した場合、その広告データkによって特定される広告コンテンツを表示をさせないようにし、逆に一致しない場合は、その広告データkによって特定される広告コンテンツを表示するようにする。
すなわち、ステップS112において、現在の環境データが、排他キーの条件と一致する場合は、ステップS114へ進み、一致しない場合は、ステップS113へ進む。
ステップS113において、出力情報生成部20が、広告データkによって特定される広告コンテンツ105を記憶部24から読み出し、そのコンテンツの映像を表示部12に表示させ、そのコンテンツの音声を音声出力部14から出力させる。
ここで、広告データkに排他キーがない場合と、排他キーがあってもその排他キーの条件が満たされない場合に、広告データkの広告コンテンツが表示される。
ステップS114において、注目している現在の広告番号kに、1を加算する(k=k+1)。
ステップS115において、現在の広告番号kが、取得した広告データの総数Nよりも大きいか否かチェックする。
k≦Nの場合は、取得した広告データの中に、まだ表示していない広告データが残っている場合である。一方、k>Nの場合は、取得したN個の広告データについて少なくとも1回はステップS109からS113までの処理を実行したことを意味し、現在の時間帯に変化がない場合は、再度、最初の広告データに戻って表示処理を繰り返す。
ステップS115において、k>Nの場合、ステップS116へ進み、現在の広告番号kを、初期値(1)にセットする。その後、ステップS117へ進む。
また、ステップS115において、k>Nでない場合は、ステップS117へ進む。
ステップS117において、時計部21により、現在の時間データを取得する。現在の日付(年、月、日、時、分)をすべて取得してもよいが、ここでは、次のS118における判断で利用する「時」のデータのみを取得すればよい。
ステップS118において、ステップS104において広告データを取得した時間帯と、ステップS117で取得した「時」のデータとが変化したか否かチェックする。
たとえば、広告データを取得した時間帯が「午前7時」であったが、ステップS117で取得した「時」のデータが「午前8時」であった場合、現在の時間帯が変化したことになる。
このように、現在の時間帯が変化した場合は、表示する広告コンテンツを、変化した後の時間帯に表示させる予定の広告データによって特定される広告コンテンツに変更する。
ステップS118において、現在の時間帯に変化がない場合は、ステップS106へ進み、ステップS114で、変数kに1を加算した後の広告データkについて、ステップS106からS113までの処理を実行する。
すなわち、ステップS104で取得した広告データの中から次の番号の広告データkについて、排他キーによる表示の有無の判断と、表示処理を行う。
一方、ステップS118において、現在の時間帯に変化があった場合、ステップS104へ進み、変化後の時間帯における広告データ101を、番組データ103の中から取得する。
これにより、表示すべき広告データが、変化後の時間帯について設定されていた広告データに切り替えられる。
また、ステップS105において、この変化後の時間帯に表示すべき広告データの総数が変数Nにセットされ、現在の広告番号が初期値(=1)にセットされる。以後、新たな広告データ群に対して、ステップS106からS118までの処理が繰り返し行われ、広告コンテンツの表示処理が行われる。
以上が、表示装置における表示処理の具体例の説明である。
特に、この発明では、ステップS106とS107において、ほぼリアルタイムで表示装置が設置されている周囲の現在の環境データを取得し、その現在の環境データと、表示が予定されている広告データの排他キーとを考慮して、広告データの表示の可否を判断していることを特徴とする。
このように、広告コンテンツの表示の可否の判断を、表示装置の設置場所の現在の状況に基づいて行っているので、広告コンテンツの表示が、より広告依頼者の希望に従ったものとなり、宣伝効果をより高めることが可能となる。
1 ネットワーク
2 サーバ(広告配信装置)
3 表示装置
4 ローカルサーバ
11 制御部
12 表示部
13 表示制御部
14 音声出力部
15 音声制御部
16 画像入力部
17 温度センサー
18 入力部
19 通信部
20 出力情報生成部
21 時計部
22 交通量算出部
23 形状認識部
24 記憶部
51 制御部
52 番組データ生成部
53 配信データ生成部
54 キーワード比較部
55 入力部
56 通信部
57 時計部
58 データ記録部
71 広告データ
72 ローカルデータ
73 番組データ
74 配信データ
75 広告コンテンツ
101 広告データ
102 ローカルデータ
103 番組データ
104 履歴データ
105 広告コンテンツ

Claims (7)

  1. 所定のローカルエリアに設置された1または複数の表示装置に、表示情報を送信する広告配信装置であって、
    広告依頼者から取得した広告データと、前記広告データによって特定された広告コンテンツと、前記表示装置が設置されたローカルエリアの状況を示すローカルデータと、前記表示装置に表示すべき複数の広告コンテンツを設定した番組データとを記憶したデータ記録部と、
    前記広告データに含まれる表示希望条件および表示回避条件と、前記ローカルデータに含まれるそのローカルエリア固有のローカル表示条件とを用いて、前記表示装置ごとに表示する広告コンテンツを選択し、選択された広告コンテンツを特定する広告データを含む番組データを生成する番組データ生成部と、
    前記生成された番組データと、前記番組データに含まれる広告データと、その広告データによって特定される広告コンテンツとからなる配信データを、表示装置ごとに生成する配信データ生成部と、
    前記生成された配信データを、対応する表示装置へ送信する通信部とを備えたことを特徴とする広告配信装置。
  2. 前記ローカルデータのローカル表示条件が、対応するローカルエリアにおいて予め定められた表示推奨条件と表示回避条件とを含み、
    前記広告データと、前記ローカルデータに含まれる表示推奨条件および表示回避条件との比較、前記生成された番組データにすでに含まれる広告データの表示希望条件および表示回避条件と、他の広告データとの比較を行うキーワード比較部をさらに備え、
    前記番組データ生成部は、広告データが、前記ローカルデータの表示推奨条件および前記表示希望条件に一致する場合は、その広告データによって特定される広告コンテンツが選択される可能性を高くし、広告データが前記表示回避条件に一致する場合は、その広告データによって特定される広告コンテンツが選択される可能性を低くすることを特徴とする請求項1に記載の広告配信装置。
  3. 前記広告データの表示希望条件には、広告依頼者が広告コンテンツを表示することを希望する表示装置の場所、時間、温度範囲、湿度範囲、表示装置近傍の交通量、天気、および推奨キーワードのうち少なくともいずれか1つ以上の情報が含まれていることを特徴とする請求項1または2に記載の広告配信装置。
  4. 前記広告データの表示回避条件には、その広告データと同時間帯における表示を望まない広告データに関連する回避キーワードが含まれていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の広告配信装置。
  5. 所定のローカルエリアに設置された1または複数の表示装置と、前記表示装置に表示情報を送信する広告配信装置とがネットワークを介して接続された広告配信システムであって、
    前記広告配信装置が、広告依頼者から取得した広告データと、前記広告データによって特定された広告コンテンツと、前記表示装置が設置されたローカルエリアの状況を示すローカルデータとを記憶したデータ記録部と、前記広告データに含まれる表示希望条件および表示回避条件と、前記ローカルデータに含まれるローカル表示条件とを用いて、前記表示装置ごとに表示する広告コンテンツを選択し、選択された広告コンテンツを特定する広告データを含む番組データを生成する番組データ生成部と、前記生成された番組データと、その番組データに含まれる広告データと、広告コンテンツとからなる配信データを生成する配信データ生成部と、前記生成された配信データを対応する表示装置へ送信する第1通信部とを備え、
    前記表示装置が、広告コンテンツを表示する表示部と、前記配信データを受信する第2通信部と、その表示装置が設置されたローカルエリアの環境を示す現在の環境データを取得するローカルデータ取得部と、前記受信した配信データに含まれる広告データと、前記取得した現在の環境データとを比較して、前記表示部に表示すべき広告コンテンツを取捨選択して、ローカルエリアの現在の状況に対応した広告コンテンツを前記表示部に表示させる出力情報生成部とを備えたことを特徴とする広告配信システム。
  6. 前記環境データには、表示装置の周囲温度、周囲湿度、天気、表示装置の近辺を通行する人の交通量のうち、少なくともいずれか1つ以上の情報が含まれていることを特徴とする請求項5に記載の広告配信システム。
  7. 前記広告データの表示回避条件には、その広告データの表示を望まない環境データの条件を示した排他キー情報を含み、
    前記表示装置が受信した広告データに含まれる排他キー情報と、前記取得した現在の環境データとが一致する場合には、前記出力情報生成部は、その広告データによって特定される広告コンテンツを表示させないようにすることを特徴とする請求項5または6に記載の広告配信システム。
JP2011038616A 2011-02-24 2011-02-24 広告配信装置および広告配信システム Withdrawn JP2012174211A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011038616A JP2012174211A (ja) 2011-02-24 2011-02-24 広告配信装置および広告配信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011038616A JP2012174211A (ja) 2011-02-24 2011-02-24 広告配信装置および広告配信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012174211A true JP2012174211A (ja) 2012-09-10

Family

ID=46977023

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011038616A Withdrawn JP2012174211A (ja) 2011-02-24 2011-02-24 広告配信装置および広告配信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012174211A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5364220B1 (ja) * 2013-03-29 2013-12-11 楽天株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
WO2015008441A1 (ja) * 2013-07-16 2015-01-22 ソフトバンクモバイル株式会社 広告提供装置及びプログラム
JP2015153234A (ja) * 2014-02-17 2015-08-24 株式会社リコー 広告配信システム、広告配信方法、及び広告配信プログラム
JP2018160069A (ja) * 2017-03-22 2018-10-11 東芝テック株式会社 広告管理装置、方法及び制御プログラム
JP2019133607A (ja) * 2018-02-02 2019-08-08 ヤフー株式会社 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP2020086018A (ja) * 2018-11-20 2020-06-04 株式会社日立ビルシステム 案内ロボットシステムおよび案内ロボット制御方法
JP2020201403A (ja) * 2019-06-11 2020-12-17 トヨタ紡織株式会社 乗物用広告表示システム
WO2021080154A1 (ko) * 2019-10-25 2021-04-29 삼성전자주식회사 전자 장치 및 그 제어 방법
CN113450587A (zh) * 2020-03-24 2021-09-28 本田技研工业株式会社 信息获取装置、车辆和信息获取方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5364220B1 (ja) * 2013-03-29 2013-12-11 楽天株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
WO2014155681A1 (ja) * 2013-03-29 2014-10-02 楽天株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
WO2015008441A1 (ja) * 2013-07-16 2015-01-22 ソフトバンクモバイル株式会社 広告提供装置及びプログラム
JP2015022368A (ja) * 2013-07-16 2015-02-02 ソフトバンクモバイル株式会社 広告提供装置及びプログラム
JP2015153234A (ja) * 2014-02-17 2015-08-24 株式会社リコー 広告配信システム、広告配信方法、及び広告配信プログラム
JP2018160069A (ja) * 2017-03-22 2018-10-11 東芝テック株式会社 広告管理装置、方法及び制御プログラム
JP2019133607A (ja) * 2018-02-02 2019-08-08 ヤフー株式会社 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP2020086018A (ja) * 2018-11-20 2020-06-04 株式会社日立ビルシステム 案内ロボットシステムおよび案内ロボット制御方法
JP2020201403A (ja) * 2019-06-11 2020-12-17 トヨタ紡織株式会社 乗物用広告表示システム
WO2021080154A1 (ko) * 2019-10-25 2021-04-29 삼성전자주식회사 전자 장치 및 그 제어 방법
CN113450587A (zh) * 2020-03-24 2021-09-28 本田技研工业株式会社 信息获取装置、车辆和信息获取方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012174211A (ja) 広告配信装置および広告配信システム
JP4910000B2 (ja) リスティング広告送出装置及び方法
JP5121729B2 (ja) ネットワーク広告送出装置及び方法
JP4980371B2 (ja) ネットワーク広告送出装置及び方法
US20030083937A1 (en) Advertisement delivery systems, advertising content and advertisement delivery apparatus, and advertisement delivery methods
US20110208570A1 (en) Apparatus, system, and method for individualized and dynamic advertisement in cloud computing and web application
US11257121B2 (en) Out of home digital ad server
CN103534719A (zh) 用于计算在时间段期间关于投放户外广告要开具帐单的金额的方法、装置和系统
US11671669B2 (en) System and method of tablet-based distribution of digital media content
CN102985938A (zh) 用于为用户创建推荐的方法和设备
JP5216753B2 (ja) 放映計画情報生成装置、放映計画情報生成方法およびコンピュータプログラム
JP2011243125A (ja) 広告配信システム
CN104053055A (zh) 制播个人化视频方法、非瞬时计算机可读存储媒介及系统
JP2023066306A (ja) 広告評価システム
Madleňák et al. Digital advertising system in urban transport system of Žilina town
EP3309734A1 (en) Method and computing device for optimizing placement of digital signage content based on audience segments
JP6816091B2 (ja) 分析システム
KR101448198B1 (ko) 개인 점포를 이용한 수익 창출 방법, 시스템 및 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체
Elliott et al. Advertising media strategies in the film industry
JP2015502609A (ja) 個人店舗を利用した収益創出方法、システム、およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP7251104B2 (ja) 広告管理装置、プログラム、広告配信システム及び広告管理方法
JP6021844B2 (ja) サーバ装置、予測方法及び予測プログラム
WO2008122072A1 (en) Adaptive marketing system
Łaszkiewicz Areas of influence in influencer marketing. To what extent is the communication under brand control?
CN117235364A (zh) 互联网推广用营销平台管理系统

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20140513