JP2012170178A - 鳥害防止装置の間隔保持材 - Google Patents

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JP2012170178A
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Satoru Ashida
悟 芦田
Takayuki Hashimoto
隆之 橋本
Kaushi Naruse
一志 成瀬
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Abstract

【課題】 防鳥用の細線とドロップ光ケーブルとの間の間隔を確実に保持し、しかも、既設の細線とドロップ光ケーブルにわたして確実に組付けることができる、実用上好適な、鳥類防止装置の間隔保持材を提供する。
【解決手段】 電柱間に上下に並べて張架した防鳥用の細線10とドロップ光ケーブル11との間に介在させ、両線間10,11の間隔を一定に保持して前記ドロップ光ケーブル11に鳥類が留まるのを阻止するものであって、金属杆を屈曲形成して成り、前記間隔に見合う長さのスペーサ部1の上端に、既設の前記細線を螺旋形のピッチ間隙を利用して内嵌して挿通できる螺旋状係止部2を連設する。また、下端には既設の前記ドロップ光ケーブル11を螺旋形のピッチ間隙を利用して内嵌して挿通できる螺旋状受支部3を連設する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電柱間に張架したケーブル(被保護線)と該ケーブルの上方に配置した防鳥用の細線(鳥が留まれない程度の耐候性素材より成る細線、保護線)間に介在させて前記ケーブルと前記細線との間の間隔を一定に保ってケーブルに鳥類が留まるのを防ぐために用いる、鳥害防止装置の間隔保持材に関するものである。
鳥害防止装置としては、バインド線を巻付けてケーブルを支持した支持線(メッセンジャーワイヤー)に、所定間隔を存して間隔保持材を取付け、該間隔保持材に防鳥用の細線を張架して前記支持線に鳥類が留まるのを防ぐようにした構造のものがある(たとえば、特許文献1)。
特開2005−178号公報
前記鳥害防止装置に用いている間隔保持材は支持線にボルトとナットを用いて締付けるようにしてあり、構造的に組付け作業が煩雑であり、また、支持線のような、耐荷重性のあるもの以外には適用できない構造にもなっている。
本発明は、前記従来例の欠点に着目し、所謂支持線を用いない架線装置の鳥害防止装置にも適用できる間隔保持材を提供することを目的として創案したものである。
電柱間に上下に並べて張架した防鳥用の細線とドロップ光ケーブル等の被保護線との間に介在させ、両線間の間隔を一定に保持して前記被保護線に鳥類が留まるのを阻止するものであって、金属杆を屈曲形成して成り、前記間隔に見合う長さのスペーサ部の上端に、既設の前記細線の径よりピッチ間隔が広く、しかも、前記細線を内嵌できる内径を備えた螺旋状の係止部を連設すると共に、下端には既設の前記被保護線の径よりピッチ間隔が広く、しかも、前記被保護線を複数本内嵌して挿通できる内径を備えた螺旋状の受支部を連設した、構成とする。
本発明によれば、係止部と受止部を、その螺旋形のピッチ間隙を利用して防鳥用の細線又は被保護線に組付けてこれら両線間の間隔を確実に保つことができ、また既設の被保護線に対しても不都合なく用いることができるので実用的である。
使用状態を示す略示正面図。 図1の一部拡大図。 図2の側面図。
図面は、本発明に係る鳥害防止装置の間隔保持材の一実施例を示し、図1は使用状態を示す略示正面図、図2は図1の一部拡大図、図3は図2の側面図である。
実施例の鳥害防止装置は、電柱間に防鳥用の細線10を上側にして該細線10とドロップ光ケーブル(被保護線)11とを並べて張架し、該細線10とドロップ光ケーブル11との間に所謂間隔を存して間隔保持材Aを介在させて組付け、該間隔保持材Aによって細線10とドロップ光ケーブル11との間の間隔を保持し(間隔幅40〜60mm程度)、ドロップ光ケーブル11上の細線10の存在によりドロップ光ケーブル11に鳥類が留まるのを防いで、当該ケーブル11に糞が付着したり、ケーブル11直下の道路等の糞による汚損を防ぐようにしたものである。従って、細線10はピアノ線など鳥類が留まることのできない細い耐候性の有る線で構成する。
前記間隔保持材Aは、金属杆を屈曲して構成したもので、細線10とドロップ光ケーブル11との適宜の離開間隔を保つに充分な長さのスペーサ部1の上端を、小円形に略1ピッチ強(一重強)に屈曲して螺旋状の係止部2を連設し、また、下端を前記係止部2の円形より大径の円形状に略2ピッチ(二重)に屈曲して螺旋状の受支部3を連設して構成したものである。
そして、間隔保持材Aは、係止部2の螺旋形のピッチ間隙a´を利用して細線10を内嵌挿通するようにして該細線10に組付け、間隔保持部側の受支部3に、該受支部3の螺旋形のピッチ間隙aを利用するようにしてドロップ光ケーブル11を組付け、細線10とドロップ光ケーブル11との間に介在させてこれらの間にドロップ光ケーブル11に鳥類が留まることのできない間隔nが生じるようにして用いるもので、細線10乃至ドロップ光ケーブル11に沿って適宜の間隔を存して、電柱間に適宜数配置するのである。
なお、細線10に対して係止部2はかし止めするか、適宜の紐体で縛りつける。また、細線10の張設されていない鳥類の留まりに対して無防備の状態にあるドロップ光ケーブル(電柱間に張架した)に対しては、前記細線10を電柱間に張設後、前記のようにして該細線10とドロップ光ケーブルに対して間隙保持材Aを組付け、配置するやり方もあるが(この場合、バケット車を利用)、適当な長さの細線10に係止部2において保持材Aを適宜の間隔を存して組付けておき、一方の電柱側において一端を固定した細線10に組付けた各保持材をピッチ間隙aを利用して受支部3において既設のドロップ光ケーブルに組付け、細線10の他の一端側を前記一方の電柱に対応する他の一方の電柱側に適宜手段を用いて移動させ、該他端を他の一方の電柱側に固定するという作業手順を採る場合もある。
なお、受支部3の、螺旋形の径(内径)を大きくしてあるのは、複数のドロップ光ケーブル11,…が並行して存する場合に於いても、これら全部を受支部3内に内嵌挿通させて鳥類の留まりを防ぐためである。
なお、実施例はドロップ光ケーブルに対する鳥類の留まり防止のために本発明を適用しているが、ドロップ光ケーブル以外のものを対象として良いことは勿論である。
図示1aは樹脂製のキャップ体で、キャップ体は、受支部3先端を套装し、該先端の接触による光ケーブル11の損傷を防ぐ。
1 スペーサ部
2 係止部
3 受止部
10 細線
11 ドロップ光ケーブル

Claims (1)

  1. 電柱間に上下に並べて張架した防鳥用の細線とドロップ光ケーブル等の被保護線との間に介在させ、両線間の間隔を一定に保持して前記被保護線に鳥類が留まるのを阻止するものであって、金属杆を屈曲形成して成り、前記間隔に見合う長さのスペーサ部の上端に、既設の前記細線の径よりピッチ間隔が広く、しかも、前記細線を内嵌できる内径を備えた螺旋状の係止部を連設すると共に、下端には既設の前記被保護線の径よりピッチ間隔が広く、しかも、前記被保護線を複数本内嵌して挿通できる内径を備えた螺旋状の受支部を連設した、鳥害防止装置の間隔保持材。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5203535B1 (ja) * 2012-10-19 2013-06-05 東神電気株式会社 鳥害防止用テグス取付バインド

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