JP2012170127A - 車両用周辺監視装置および映像表示方法 - Google Patents

車両用周辺監視装置および映像表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】車両後方および車両後側方の比較的広い領域の映像を表示しながら、特に注意を要する車両後方の映像に関しては車両運転者が正しい距離感で映像を把握できるようにする。
【解決手段】映像表示手段の横方向中央に位置する比較的広い中央表示領域D1に、ルームミラーのミラー反射像に対応した映像サイズで後方映像PBを表示するとともに、中央表示領域D1の外側に位置する外側表示領域D2,D3に、右後側方映像PRと左後側方映像PLとを後方映像PBよりも圧縮した映像として表示する。
【選択図】図5

Description

本発明は、車両後方および車両後側方の映像を表示して車両運転者に提示する車両用周辺監視装置および映像表示方法に関する。
従来、自動車のルームミラーやドアミラーの死角となる領域の視界を確保しつつ、少ない視線移動で車両後方や車両後側方の状況を車両運転者が的確に把握できるようにするために、車両後方や車両後側方の映像を車載カメラで撮影して、車両内部に設置したディスプレイに表示させることが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1には、車両後端部に設置した後方カメラと車両の左右ドアミラーに設置した2台の側方カメラとを用いて、車両後方の映像と車両後側方の映像とをそれぞれ撮影し、これらの映像を横方向に並べて車両内部の1つのディスプレイに表示させるようにした車両用周辺監視装置が記載されている。
特開2003−81014号公報
ところで、この種の車両用周辺監視装置では、周辺監視の目的からは車両後方および車両後側方のできるだけ広い領域の映像を表示できるようにすることが望まれる。しかしながら、車両内部のディスプレイは表示領域の大きさが限られており、このディスプレイに車両後方および車両後側方の広い領域の映像を並べて表示するには、その分、表示する映像サイズを小さくする必要がある。このため、例えば、車両後方の映像として後続車両を映した映像をディスプレイ上で表示したときに、この後続車両が、ルームミラーで確認する場合と比べて小さく表示され、車両運転者がこの後続車両との距離感を正しく認識できずに実際よりも遠くに存在するものと誤って認識してしまう場合がある。
本発明は、以上のような従来技術の問題点を解消すべく創案されたものであって、車両後方および車両後側方の比較的広い領域の映像を表示しながら、特に注意を要する車両後方の映像に関しては車両運転者が正しい距離感で映像を把握できるようにした車両用周辺監視装置および映像表示方法を提供することを目的としている。
本発明は、車両内部の映像表示手段の横方向中央に位置する表示領域に映像撮影手段で撮影された車両後方の映像を表示するとともに、映像表示手段の横方向の両端側に位置する表示領域に、映像撮影手段で撮影された車両後側方の映像を車両後方の映像よりも圧縮して表示することで、上述した課題を解決する。
本発明によれば、車両後側方の映像を車両後方の映像よりも圧縮して表示するので、映像表示手段の表示領域のうちで、車両後方の映像を表示する領域を大きく取ることができ、映像表示手段の限られた表示領域の中で広い範囲の映像を効率よく表示することができるとともに、車両後方の映像に関しては車両運転者が正しい距離感で映像を把握できるように表示することができる。
ルームミラーおよび左右のドアミラーにより確認できる車両後方および車両後側方の領域を表した模式図である。 車両内部の映像表示手段(ディスプレイ)の表示領域の一例を示す図である。 映像表示手段(ディスプレイ)の表示領域のサイズに合わせた映像サイズで後方映像PBと右後側方映像PRと左後側方映像PLとを1つの広角映像として撮影した場合の映像例を示す図である。 車両後方の様子をルームミラーで確認した場合のミラー反射像を示す図である。 本発明を適用した車両用周辺監視装置において、映像表示手段(ディスプレイ)に表示される映像の一表示例を示す図である。 映像表示手段(ディスプレイ)に表示される映像の他の表示例を示す図である。 映像表示手段(ディスプレイ)に表示される映像のさらに他の表示例を示す図である。 映像表示手段(ディスプレイ)に表示される映像のさらに他の表示例を示す図である。 第1実施形態の車両用周辺監視装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態の車両用周辺監視装置が備える映像撮影手段(車載カメラ)の配置例を示す図である。 第2実施形態の車両用周辺監視装置の構成を示すブロック図である。 第2実施形態の車両用周辺監視装置が備える映像撮影手段(車載カメラ)の配置例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明は、車載カメラ(映像撮影手段)で撮影された車両後方および車両後側方の映像を車両内部に設置されたディスプレイ(映像表示手段)に表示する構成の車両用周辺監視装置に適用される。まず、本発明を適用した車両用周辺監視装置の具体的な実施形態の説明に先立ち、ディスプレイに表示する車両後方の映像(以下、後方映像PBという。)と、車両後側方の映像(以下、車両の右側の後側方の映像を右後側方映像PR、車両の左側の後側方の映像を左後側方映像PLという。)との関係、および、これら後方映像PB、右後側方映像PR、左後側方映像PLを表示するディスプレイの表示領域の構成について、図1乃至図8を参照して説明する。
図1は、本発明を適用した車両用周辺監視装置が搭載される車両(以下、自車両Vという。)の運転者が自車両Vのルームミラーおよび左右のドアミラーにより確認できる車両後方および車両後側方の領域を表した模式図である。図1中のA1で示す領域がルームミラーで確認できる範囲の領域、図1中のA2で示す領域が右側のドアミラーで確認できる範囲の領域、図1中のA3で示す領域が左側のドアミラーで確認できる範囲の領域である。なお、車両後方および車両後側方の領域をルームミラーおよび左右のドアミラーで確認する場合、実際には車体構造物の陰となって確認できない死角領域が発生するが、ここではこのような死角領域は無視して説明する。また、実際には、ルームミラーおよび左右のドアミラーにより確認できる範囲の領域A1,A2,A3は、ルームミラーや左右のドアミラーの角度と運転者の眼の位置(アイポイント)によって変動するが、ここでは平均的な位置で固定されているものと仮定して説明する。
本発明を適用した車両用周辺監視装置において、ディスプレイに表示する後方映像PBとは、車両の前後軸を車両後方に伸ばした延長線を中心とした所定範囲の領域を映した映像をいい、例えば、自車両Vの運転者がルームミラーにより確認できる範囲の車両後方の領域A1の映像をいう。つまり、この後方映像PBは、図1に示すように、自車両Vが走行している車線と同じ車線を走行する後続車両V1や、自車両Vよりも約20m以上後方の隣接車線を走行する後続車両V2などを確認できる映像である。
また、右後側方映像PRとは、以上のような後方映像PBの対象となる車両後方の領域に隣接した右隣りの領域を映した映像をいい、少なくとも自車両Vの運転者が右側ドアミラーにより確認できる範囲の車両右後側方の領域A2を含む領域の映像をいう。つまり、この右後側方映像PRは、図1に示すように、自車両Vが走行している車線の右隣りの隣接車線上を自車両Vに比較的近い位置で走行している後続車両V3を確認できる映像である。
また、左後側方映像PLとは、以上のような後方映像PBの対象となる車両後方の領域に隣接した左隣りの領域を映した映像をいい、少なくとも自車両Vの運転者が左側ドアミラーにより確認できる範囲の車両左後側方の領域A3を含む領域の映像をいう。つまり、この左後側方映像PLは、図1に示すように、自車両Vが走行している車線の左隣りの隣接車線上を自車両Vに比較的近い位置で走行している後続車両V4を確認できる映像である。
なお、後方映像PBの対象となる車両後方の領域は、必ずしも自車両Vの運転者がルームミラーにより確認できる範囲の車両後方の領域A1に完全に一致していなくてもよく、領域A1よりも大きめ、あるいは小さめに設定されていてもよい。この場合にも、右後側方映像PRは、後方映像PBとして映す領域の右隣りに隣接した領域の映像となり、左後側方映像PLは、後方映像PBとして映す領域の左隣りに隣接した領域の映像となる。また、右後側方映像PBや左後側方映像PLの映像範囲となる領域の大きさは、少なくとも領域A2,A3を含む大きさに設定すればよいが、右後側方映像PBや左後側方映像PLは、後述するように後方映像PBよりも圧縮してディスプレイに表示するので、この圧縮によって視認性が極端に悪化しない程度の大きさに設定することが望ましい。
ここで、自車両Vが走行している車線の自車両Vから2m程度後方を後続車両V1が走行している場合を例に挙げて、後方映像PB、右後側方映像PR、左後側方映像PLをディスプレイに表示する手法の概要を説明する。
図2は、ディスプレイの表示領域の一例を示す図であり、図3は、ディスプレイの表示領域のサイズに合わせた映像サイズで後方映像PBと右後側方映像PRと左後側方映像PLとを1つの広角映像として撮影した場合の映像例、図4は、車両後方の様子をルームミラーで確認した場合のミラー反射像である。
自車両Vの2m程度後方を後続車両V1が走行している場合、自車両Vの運転者がルームミラーにより車両後方の様子を確認すると、ルームミラーのミラー反射像では、図4に示すように、後続車両V1が比較的大きなサイズで確認される。このルームミラーのミラー反射像は運転者が普段から見慣れており、このミラー反射像の中の後続車両V1のサイズから、運転者は後続車両V1までのおおよその距離を感覚的に認識できる。一方、車両後方および車両後側方の広い領域を、図2に示すディスプレイの表示領域のサイズに合わせて自車両Vの後部に設置した車載カメラで広角映像として撮影すると、図3に示すように、その広角映像の中では後続車両V1が小さなサイズで確認される。この広角映像をそのままディスプレイに表示したのでは、自車両Vの運転者が普段から見慣れているルームミラーで後続車両V1を確認した場合と比べて映像中の後続車両V1が小さくなりすぎるために、運転者がこの後続車両V1との距離感を正しく認識できずに、実際よりも遠くに存在するものと誤って認識してしまう。
そこで、本発明を適用した車両用周辺監視装置では、ルームミラーで確認される自車両Vの後方を映像範囲とする後方映像PBについては、ルームミラーによるミラー反射像に近い映像表現でディスプレイに表示する。具体的には、例えば、後方映像PBをルームミラーのミラー反射像に対応した映像サイズに変換する。そして、図2に示すように、ディスプレイの横方向中央に比較的広い範囲の表示領域(以下、中央表示領域D1という。)を取り、このディスプレイの中央表示領域D1に、ルームミラーのミラー反射像に対応した映像サイズに変換した後方映像PBを表示する。ここで、ルームミラーのミラー反射像に対応した映像サイズとは、必ずしもミラー反射像と一致した大きさの映像サイズを意味するものではなく、ルームミラーのミラー反射像から得られる距離感覚に近い距離感覚が得られる程度の映像サイズであればよい。図2に示した広角映像を用いる場合、この広角映像の中から後方映像PBに相当する映像部分を切り出して、これをルームミラーのミラー反射像から得られる距離感覚に近い距離感覚が得られる大きさの映像サイズに拡大した上で、ディスプレイの中央表示領域D1に表示する。
また、ディスプレイの限られた表示領域の中で後方映像PBのほかに右後側方映像PRと左後側方映像PLも表示できるようにするために、右後側方映像PRと左後側方映像PLについては、後方映像PBよりも圧縮した映像として、ディスプレイの中央表示領域D1の外側(横方向の両端側)に位置する表示領域(以下、外側表示領域D2,D3という。)に表示する。
ここで、ディスプレイに表示する映像をルームミラーや左右のドアミラーのミラー反射像に合わせた映像表現とする場合は、車載カメラの撮影映像を左右反転して使用する。つまり、ルームミラーや左右のドアミラーのミラー反射像は、車載カメラの撮影方向で見た場合(運転者が車両後方を振り返って見た場合に相当)と比べると、左右反転した映像となる。したがって、車載カメラで撮影された映像を左右反転してミラー反射像に合わせ、ディスプレイの中央表示領域D1に後方映像PB、中央表示領域D1よりも右側に位置する外側表示領域D2に右後側方映像PR、中央表示領域D1よりも左側に位置する外側表示領域D3に左後側方映像PLをそれぞれ表示する。なお、ディスプレイに表示する映像を車載カメラの撮影方向に合わせた映像表現とする場合には、車載カメラで撮影された映像を左右反転せずに、右後側方映像PRを左側の外側表示領域D3に表示し、左後側方映像PLを右側の外側表示領域D2に表示すればよい。
本発明を適用した車両用周辺監視装置による映像表示例を図5に示す。本発明を適用した車両用周辺監視装置では、以上のように、ディスプレイの中央表示領域D1に、ルームミラーのミラー反射像に対応した映像サイズで後方映像PBを表示するとともに、ディスプレイの外側表示領域D2,D3に、右後側方映像PRと左後側方映像PLとを後方映像PBよりも圧縮して表示する。これにより、図5に示すように、ディスプレイの限られた表示領域の中で、広い範囲の映像を効率よく表示することができるとともに、後方映像PBに関しては車両運転者が正しい距離感で映像を把握できるように表示することが可能となる。
なお、図5に示した表示例は、右後側方映像PRと左後側方映像PLを横方向のみに圧縮した例であるが、右後側方映像PRと左後側方映像PLの圧縮は横方向と縦方向の双方で行うようにしてもよい。この場合には、図6に示すように、右後側方映像PRと左後側方映像PLの歪みを抑えて映像としての違和感を低減できる。また、右後側方映像PRおよび左後側方映像PLの横方向の圧縮は、一定の圧縮率で行うようにしてもよいが、後方映像PBに隣接する内側から外側に向かって徐々に圧縮率が高くなるようにすれば、後方映像PBとの間で映像としての連続性もある程度確保することが可能となる。
また、ディスプレイの中央表示領域D1の縦横比がルームミラーの縦横比と異なり、中央表示領域D1の横方向サイズに対して縦方向サイズが大きい場合、例えば図7に示すように、中央表示領域D1に表示する後方映像PB上にルームミラーの形状に対応した枠図形Fを重畳するなどの手法で、ルームミラーによるミラー反射像に相当する映像範囲を運転者に認識させるようにすることも有効である。これにより、後方映像PBから得られる距離感覚をルームミラーのミラー反射像から得られる距離間隔により近づけることができる。
また、以上説明した例では、後方映像PBをルームミラーのミラー反射像に対応した映像サイズとすることで、ルームミラーによるミラー反射像に近い映像表現を実現しているが、後方映像PBを表示するディスプレイの中央表示領域D1のサイズがルームミラーのサイズと大きく異なる場合には、例えば図8に示すように、ルームミラーによるミラー反射像に相当する映像範囲のみをルームミラーと同じ縦横比で中央表示領域D1のサイズに合わせて変換して中央表示領域D1に表示することで、ルームミラーによるミラー反射像に近い映像表現を実現するようにしてもよい。この場合にも、右後側方映像PRおよび左後側方映像PLについては、後方映像PBよりも圧縮して外側表示領域D2,D3に表示することで、広い範囲の映像を効率よく表示することが可能となる。
次に、本発明を適用した車両用周辺監視装置の具体的な実施形態として、3台の車載カメラを備える車両用周辺監視装置に対して本発明を適用した例(第1実施形態)と、単一の車載カメラを備える車両用周辺監視装置に対して本発明を適用した例(第2実施形態)とについて、具体的に説明する。
[第1実施形態]
図9は、第1実施形態の車両用周辺監視装置の構成を示すブロック図であり、図10は、第1実施形態の車両用周辺監視装置が備える車載カメラの配置例を示す図である。第1実施形態の車両用周辺監視装置は、車両後方および車両後側方の映像を撮影する映像撮影手段として、自車両Vの後部に設置されたリアカメラ(後方カメラ)1と、自車両Vの右側部に設置された右サイドカメラ(側方カメラ)2と、自車両Vの左側部に設置された左サイドカメラ(側方カメラ)3の3台の車載カメラを備えている。また、この車両用周辺監視装置は、これら3台の車載カメラ1,2,3の撮影映像から表示用の映像を生成する映像処理ユニット10と、中央表示領域D1およびその左右の外側表示領域D2,D3を有し、映像処理ユニット10で生成された表示用映像を表示するディスプレイ(映像表示手段)4とを備えている。
リアカメラ1は、例えばルーフスポイラーなどの車両後部の所定位置に設置されている。このリアカメラ1では、例えば図10中B1で示す自車両Vの後方の比較的広い領域(以下、この領域を後方撮影領域B1という。)の映像を撮影することが可能とされている。上述した後方映像PBの映像範囲となる領域A1は、このリアカメラ1の撮影対象となる後方撮影領域B1の一部である。つまり、後方映像PBは、このリアカメラ1の撮影映像からその一部を切り出すことで得られる映像である。
また、右サイドカメラ2は、例えば右側ドアミラーなどの車両右側部の所定位置に設置されている。この右サイドカメラ2では、例えば図10中B2で示す自車両Vの右側方から自車両V後方にかけての比較的広い領域(以下、この領域を右側撮影領域B2という。)の映像を撮影することが可能とされている。上述した右後側方映像PRの映像範囲となる領域は、この右サイドカメラ2の撮影対象となる右側撮影領域B2の一部である。つまり、右後側方映像PRは、この右サイドカメラ2の撮影映像からその一部を切り出すことで得られる映像である。
また、左サイドカメラ3は、例えば左側ドアミラーなどの車両左側部の所定位置に設置されている。この左サイドカメラ3では、例えば図10中B3で示す自車両Vの左側方から自車両V後方にかけての比較的広い領域(以下、この領域を左側撮影領域B3という。)の映像を撮影することが可能とされている。上述した左後側方映像PLの映像範囲となる領域は、この左サイドカメラ3の撮影対象となる左側撮影領域B3の一部である。つまり、左後側方映像PLは、この左サイドカメラ3の撮影映像からその一部を切り出すことで得られる映像である。
これら3台の車載カメラ1,2,3は、それぞれ、レンズおよび受光素子で構成される光学系を持ち、レンズを通して入射される光をCCDやCMOSなどの受光素子で受光して電気信号に変換し、撮影した映像を画素ごとに数値化した映像信号として出力する。これら3台の車載カメラ1,2,3から出力された映像信号は、映像処理ユニット10に入力される。
映像処理ユニット10は、3台の車載カメラ1,2,3からの映像信号を処理してディスプレイ4に表示する表示用映像を生成するものであり、図9に示すように、映像入力部11と、第1映像変換部12と、第2映像変換部13と、映像合成・出力部14とを備えて構成される。
映像入力部11は、3台の車載カメラ1,2,3で撮影された映像をそれぞれ入力するものであり、RAMにより構成される3つの入力映像フレームメモリ21,22,23を備えている。入力映像フレームメモリ21はリアカメラ1に対応したフレームメモリ、入力映像フレームメモリ22は右サイドカメラ2に対応したフレームメモリ、入力映像フレームメモリ23は左サイドカメラ3に対応したフレームメモリである。リアカメラ1、右サイドカメラ2、左サイドカメラ3で撮影された映像は、それぞれ入力映像フレームのサイズに合わせてデジタル化され、フレーム単位で入力映像フレームメモリ21,22,23に各々格納される。
第1映像変換部12は、リアカメラ1で撮影された後方撮影領域B1の映像から後方映像PBとなる映像部分を切り出して、これを自車両Vの運転者がルームミラーで視認する車両後方のミラー反射像に対応する映像サイズに変換するものであり、演算部24と、後方映像フレームメモリ25とを備えている。
第1映像変換部12の演算部24は、映像入力部11の入力映像フレームメモリ21にフレーム単位で格納されたリアカメラ1の撮影映像のピクセルデータを、定義テーブルに従って後方映像フレームメモリ25の各ピクセルに再配置することで、リアカメラ1の撮影映像から後方映像PBを生成する。ここで、後方映像PBはリアカメラ1の撮影映像の一部を切り出した映像であるため、車両運転者が自車両Vのルームミラーで視認する車両後方のミラー反射像に比べて、映像サイズが小さくなっている場合が多い。このような場合には、リアカメラ1の撮影映像から切り出した映像を、ルームミラーによるミラー反射像に対応した映像サイズにまで拡大する。
このようなリアカメラ1の撮影映像と後方映像PBとの関係は定義テーブルに記載されている。つまり、定義テーブルは、後方映像フレームメモリ25に格納する各ピクセルが、入力映像フレームメモリ21の座標系(カメラ座標系)のどの場所に対応するかの対応関係を規定している。ここで、後方映像フレームメモリ25の各ピクセルが対応する入力映像フレームメモリ21の座標系での場所は必ずしも整数値ではなく、映像サイズを拡大する場合にはピクセルとピクセルの間である実数値をとる場合がある。この場合は、例えばニアレストネイバ法やバイリニア法、バイキュービック法などの既知の映像補間方法によりピクセルの補間を行う。
第2映像変換部13は、右サイドカメラ2で撮影された右側撮影領域B2の映像から右後側方映像PRとなる映像部分を切り出すとともに、左サイドカメラ3で撮影された左側撮影領域B3の映像から左後側方映像PLとなる映像部分を切り出して、これら切り出した映像を後方映像PBよりも圧縮した映像に変換するものであり、右後側方映像PRに対応した演算部26と右後側方映像フレームメモリ27、左後側方映像PLに対応した演算部28と左後側方映像フレームメモリ29を備えている。
右後側方映像PRに対応した演算部26は、映像入力部11の入力映像フレームメモリ22にフレーム単位で格納された右サイドカメラ2の撮影映像のピクセルデータを、定義テーブルに従って右後側方映像フレームメモリ27の各ピクセルに再配置することで、右サイドカメラ2の撮影映像から右後側方映像PRを生成する。このとき、右後側方映像PRは、後方映像PBと比較して、少なくとも横方向に圧縮された映像とする。この映像の圧縮は、右後側方映像フレームメモリ27の各ピクセルと入力映像フレームメモリ22の座標系での場所の対応関係を規定した定義テーブルに従ってピクセルデータの間引きを行うことで実現される。
また、左後側方映像PLに対応した演算部28は、映像入力部11の入力映像フレームメモリ23にフレーム単位で格納された左サイドカメラ3の撮影映像のピクセルデータを、定義テーブルに従って左後側方映像フレームメモリ29の各ピクセルに再配置することで、左サイドカメラ3の撮影映像から右後側方映像PLを生成する。このとき、左後側方映像PLも右後側方画像PRと同様に、後方映像PBと比較して、少なくとも横方向に圧縮された映像とする。この映像の圧縮は、左後側方映像フレームメモリ29の各ピクセルと入力映像フレームメモリ23の座標系での場所の対応関係を規定した定義テーブルに従ってピクセルデータの間引きを行うことで実現される。
映像合成・出力部14は、第1映像変換部12で生成された後方映像PBと、第2映像変換部13で生成された右後側方映像PRおよび左後側方映像PLとを合成し、1つの表示用映像としてディスプレイ4に出力するものであり、演算部30と、出力映像フレームメモリ31とを備えている。
映像合成・出力部14の演算部30は、第1映像変換部12の後方映像フレームメモリ25に格納された後方映像PBのピクセルデータと、第2映像変換部13の右後側方映像フレームメモリ27に格納された右後側方映像PRのピクセルデータと、第2映像変換部13の左後側方映像フレームメモリ29に格納された左後側方映像PLのピクセルデータとを、映像合成定義テーブルに従って出力映像フレームメモリ31に再配置することで、これら後方映像PBと右後側方映像PRと左後側方映像PLとを合成した1つの表示用映像を生成する。映像合成定義テーブルは、ディスプレイ4の表示領域のレイアウト、すなわちディスプレイ4の中央表示領域D1および外側表示領域D2,D3に対応する出力映像フレームメモリ31の各ピクセルが、後方映像フレームメモリ25、右後側方映像フレームメモリ27、左後側方映像フレームメモリ29のどのフレームメモリのどの場所に対応するかの対応関係を規定している。この映像合成定義テーブルに従ったピクセルの再配置により、後方映像PBの左右両側に右後側方映像PRと左後側方映像PLとが並んだ表示用映像が生成され、出力映像フレームメモリ31に格納される。
映像合成・出力部14の出力映像フレームメモリ31に格納された表示用映像の映像データは、ディスプレイ4に随時出力される。これにより、ディスプレイ4には、図5に例示したように、後方映像PBの左右両側に右後側方映像PRと左後側方映像PLとが並んだ表示用映像が表示される。つまり、ディスプレイ4の横方向中央に位置する中央表示領域D1には、後方映像PBがルームミラーのミラー反射像に対応する映像サイズで表示され、横方向の両端側に位置する外側表示領域D2,D3には、右後側方映像PRと左後側方映像PLとがそれぞれ後方映像PBよりも圧縮された映像として表示される。
なお、図6に示したように、右後側方映像PRおよび左後側方映像PLを横方向と縦方向との双方で圧縮した映像として表示する場合には、映像処理ユニット10の第2映像変換部13の演算部26,28が使用する定義テーブルを変更して、入力映像フレームメモリ22,23のピクセルデータを右後側方映像フレームメモリ27、左後側方映像フレームメモリ29に再配置する際に、ピクセルデータの間引きが映像の縦方向に対しても行われるようにすればよい。
また、図7に示したように、後方映像PBにルームミラーの形状に対応した枠図形Fを重畳して表示する場合には、映像合成・出力部14の演算部31が出力映像フレームメモリ31に表示用映像の映像データを格納した際に、後方映像PB上でルームミラーの視野範囲の境界となる位置に対して、予め記憶させておいたルームミラーの形状に対応した枠図形Fを重畳するようにすればよい。
また、図8に示したように、後方映像PBをルームミラーと同じ縦横比で表示する場合には、第1映像変換部12の演算部24が使用する定義テーブルを変更して、ルームミラーのミラー反射像に相当する映像範囲のピクセルデータのみが入力映像フレームメモリ21から取り出されて、後方映像フレームメモリ25に再配置されるようにすればよい。
以上、具体的な例を挙げながら詳細に説明したように、本実施形態の車両用周辺監視装置によれば、ディスプレイ4の横方向中央に位置する比較的広い中央表示領域D1に、ルームミラーのミラー反射像に対応した映像サイズで後方映像PBが表示され、中央表示領域D1の外側に位置する外側表示領域D2,D3に右後側方映像PRと左後側方映像PLとが後方映像PBよりも圧縮した映像として表示されるので、ディスプレイ4の限られた表示領域の中で自車両Vの後方および後側方の広い範囲の映像を効率よく表示することができるとともに、自車両Vの後方の後方映像PBに関しては、自車両Vの運転者が正しい距離感で映像を把握できるように表示することができる。
[第2実施形態]
図11は、第2実施形態の車両用周辺監視装置の構成を示すブロック図であり、図12は、第2実施形態の車両用周辺監視装置が備える車載カメラの配置例を示す図である。第2実施形態の車両用周辺監視装置では、自車両Vの後部に設置された単一の車載カメラ(広角リアカメラ41)により車両後方および車両後側方の映像を撮影する。また、表示用の映像を生成する映像処理ユニット10は、映像入力部11に、入力映像フレームメモリ21,22,23に代えて、広角リアカメラ41に対応した入力映像フレームメモリ42が設けられている。その他の構成は上述した第1実施形態と同様であるので、以下、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を用いて説明する。
広角リアカメラ41は、第1実施形態で説明したリアカメラ1と同様に、例えばルーフスポイラーなどの車両後部の所定位置に設置されている。この広角リアカメラ41では、例えば図12中C1で示す自車両Vの後方および後側方の広い領域(以下、この領域を広角撮影領域C1という。)の広角映像を撮影することが可能とされている。上述した後方映像PBの映像範囲となる領域A1と、右後側方映像PRおよび左後側方映像PLの映像範囲となる領域A2,A3は、この広角リアカメラ41の撮影対象となる広角撮影領域C1の一部である。つまり、後方映像PB、右後側方映像PR、左後側方映像PLは、この広角リアカメラ41の撮影映像からその一部を切り出すことで得られる映像である。
この広角リアカメラ41は、レンズおよび受光素子で構成される光学系を持ち、レンズを通して入射される光をCCDやCMOSなどの受光素子で受光して電気信号に変換し、撮影した映像を画素ごとに数値化した映像信号として出力する。この広角リアカメラ1で撮影された映像はデジタル化され、フレーム単位で映像処理ユニット10の映像入力部11に設けられた入力映像フレームメモリ42に格納される。
映像処理ユニット10の第1映像変換部12は、第1実施形態で説明した第1映像変換部12と同様に、演算部24と後方映像フレームメモリ25とを備え、広角リアカメラ41で撮影されて入力映像フレームメモリ42に格納された広角撮影領域C1の映像から後方映像PBとなる映像部分を切り出して、これを自車両Vの運転者がルームミラーで視認する車両後方のミラー反射像に対応する映像サイズに変換する。第1映像変換部12の演算部24による処理は、広角リアカメラ41で撮影された広角撮影領域C1の映像から後方映像PBとなる映像部分を切り出すようにしている以外は、上述した第1実施形態と同様であるので、詳細な説明を省略する。
第2映像変換部13は、第1実施形態で説明した第2映像変換部13と同様に、演算部26,28と、右後側方映像フレームメモリ27と、左後側方映像フレームメモリ29とを備え、広角リアカメラ41で撮影されて入力映像フレームメモリ42に格納された広角撮影領域C1の映像から右後側方映像PRとなる映像部分と左後側方映像PLとなる映像部分とを切り出して、これら切り出した映像を後方映像PBよりも圧縮した映像に変換する。第2映像変換部12の演算部26,28による処理は、広角リアカメラ41で撮影された広角撮影領域C1の映像から右後側方映像PRとなる映像部分および左後側方映像PLとなる映像部分を切り出すようにしている以外は、上述した第1実施形態と同様であるので、詳細な説明を省略する。
映像合成・出力部14は、第1実施形態で説明した映像合成・出力部14と同様に、演算部30と出力映像フレームメモリ31とを備え、第1映像変換部12で生成された後方映像PBと、第2映像変換部13で生成された右後側方映像PRおよび左後側方映像PLとを合成し、1つの表示用映像としてディスプレイ4に出力する。これにより、ディスプレイ4には、図5に例示したように、後方映像PBの左右両側に右後側方映像PRと左後側方映像PLとが並んだ表示用映像が表示される。つまり、ディスプレイ4の横方向中央に位置する中央表示領域D1には、後方映像PBがルームミラーのミラー反射像に対応する映像サイズで表示され、横方向の両端側に位置する外側表示領域D2,D3には、右後側方映像PRと左後側方映像PLとがそれぞれ後方映像PBよりも圧縮された映像として表示される。
なお、図6に示したように、右後側方映像PRおよび左後側方映像PLを横方向と縦方向との双方で圧縮した映像として表示する場合には、第1の実施形態と同様に、映像処理ユニット10の第2映像変換部13の演算部26,28が使用する定義テーブルを変更して、入力映像フレームメモリ22,23のピクセルデータを右後側方映像フレームメモリ27、左後側方映像フレームメモリ29に再配置する際に、ピクセルデータの間引きが映像の縦方向に対しても行われるようにすればよい。
また、図7に示したように、後方映像PBにルームミラーの形状に対応した枠図形を重畳して表示する場合には、第1の実施形態と同様に、映像合成・出力部14の演算部31が出力映像フレームメモリ31に表示用映像の映像データを格納した際に、後方映像PB上でルームミラーの視野範囲の境界となる位置に対して、予め記憶させておいたルームミラーの形状に対応した枠図形を重畳するようにすればよい。
また、図8に示したように、後方映像PBをルームミラーと同じ縦横比で表示する場合には、第1の実施形態と同様に、第1映像変換部12の演算部24が使用する定義テーブルを変更して、ルームミラーのミラー反射像に相当する映像範囲のピクセルデータのみが入力映像フレームメモリ21から取り出されて、後方映像フレームメモリ25に再配置されるようにすればよい。
以上、具体的な例を挙げながら詳細に説明したように、本実施形態の車両用周辺監視装置によれば、ディスプレイ4の横方向中央に位置する比較的広い中央表示領域D1に、ルームミラーのミラー反射像に対応した映像サイズで後方映像PBが表示され、中央表示領域D1の外側に位置する外側表示領域D2,D3に右後側方映像PRと左後側方映像PLとが後方映像PBよりも圧縮した映像として表示されるので、ディスプレイ4の限られた表示領域の中で自車両Vの後方および後側方の広い範囲の映像を効率よく表示することができるとともに、自車両Vの後方の後方映像PBに関しては、自車両Vの運転者が正しい距離感で映像を把握できるように表示することができる。
以上、本発明を適用した車両用周辺監視装置の具体例として第1および第2の実施形態を例示して説明したが、以上の各実施形態は本発明の一適用例であり、本発明の技術的範囲が以上の各実施形態で説明した内容に限定されることを意図するものではない。つまり、本発明の技術的範囲は、以上の各実施形態で開示した具体的な技術事項に限らず、この開示から容易に導きうる様々な変形、変更、代替技術なども含むものである。
例えば、以上の各実施形態では、映像撮影手段である車載カメラ1,2,3あるいは広角リアカメラ41で撮影した映像を映像処理ユニット10で処理することによって後方映像PB、右後側方映像PR、左後側方映像PLをそれぞれ生成するようにしているが、映像撮影手段側で後方映像PB、右後側方映像PR、左後側方映像PLをそれぞれ生成し、映像処理ユニット10ではこれらを単純に合成して表示用映像を生成するといった変形も可能である。例えば、第1実施形態の構成の場合には、3つの車載カメラ1,2,3にそれぞれズーム機能を持たせて、各車載カメラ1,2,3ごとに個別にズーム調整を行うことで、後方映像PB、右後側方映像PR、左後側方映像PLをそれぞれ生成することも可能である。また、第2実施形態の構成の場合には、広角リアカメラ41の撮影映像を3つの領域に分け、各領域ごとに映像の拡大、圧縮の処理を広角リアカメラ41の内部処理として実行することで、後方映像PB、右後側方映像PR、左後側方映像PLをそれぞれ生成することも可能である。
1 リアカメラ
2 右サイドカメラ
3 左サイドカメラ
4 ディスプレイ
10 映像処理ユニット
12 第1映像変換部
13 第2映像変換部
14 映像合成・出力部
41 広角リアカメラ
D1 中央表示領域
D2,D3 外側表示領域
PB 後方映像
PR 右後側方映像
PL 左後側方映像

Claims (10)

  1. 映像撮影手段で撮影された車両後方および車両後側方の映像を車両内部の映像表示手段に表示する車両用周辺監視装置であって、
    前記映像表示手段の横方向中央に位置する表示領域に前記車両後方の映像を表示するとともに、前記映像表示手段の横方向の両端側に位置する表示領域に、前記車両後側方の映像を前記車両後方の映像よりも圧縮して表示することを特徴とする車両用周辺監視装置。
  2. 車両後方および車両後側方の映像を撮影する映像撮影手段と、
    前記映像撮影手段により撮影された車両後方の映像と車両後側方の映像とをそれぞれ変換処理する映像処理手段と、
    横方向中央に位置する中央表示領域と、横方向の両端側に位置する外側表示領域とを有し、前記中央表示領域に前記映像処理手段で変換された車両後方の映像を表示するとともに、前記外側表示領域に、前記映像処理手段で前記車両後方の映像よりも圧縮された映像に変換された前記車両後側方の映像を表示する映像表示手段と、を備えることを特徴とする車両用周辺監視装置。
  3. 前記映像処理手段は、
    前記映像撮影手段により撮影された車両後方の映像を車両運転者が車両のルームミラーで視認する車両後方のミラー反射像に対応する映像サイズに変換する第1映像変換部と、 前記映像撮影手段により撮影された車両後側方の映像を、前記第1映像変換部で変換された車両後方の映像よりも少なくとも横方向に圧縮された映像に変換する第2映像変換部と、
    前記第1映像変換部で変換された車両後方の映像と、前記第2映像変換部で変換された車両後側方の映像とを合成して、前記映像表示手段に表示される表示映像を生成する映像合成部と、を有することを特徴とする請求項2に記載の車両用周辺監視装置。
  4. 前記映像処理手段の第1映像変換部は、前記映像撮影手段により撮影された車両後方の映像の一部を切り出して、この切り出した映像を、車両運転者が車両のルームミラーで視認する車両後方のミラー反射像に対応する映像サイズに変換することを特徴とする請求項3に記載の車両用周辺監視装置。
  5. 前記映像処理手段の第1映像変換部は、前記映像撮影手段により撮影された車両後方の映像から切り出した一部の映像を拡大して、車両運転者が車両のルームミラーで視認する車両後方のミラー反射像に対応した映像サイズとすることを特徴とする請求項4に記載の車両用周辺監視装置。
  6. 前記映像処理手段の第2映像変換部は、前記映像撮影手段により撮影された車両後側方の映像を、横方向と縦方向との双方において、前記第1映像変換部で変換された車両後方の映像よりも圧縮された映像に変換することを特徴とする請求項3乃至5の何れか1項に記載の車両用周辺監視装置。
  7. 前記映像撮影手段は、
    車両後部から前記車両後方の映像を撮影する後方カメラと、
    車両側部から前記車両後側方の映像を撮影する側方カメラと、からなることを特徴とする請求項2乃至6の何れか1項に記載の車両用周辺監視装置。
  8. 前記側方カメラは、車両のドアミラーに設置されていることを特徴とする請求項7に記載の車両用周辺監視装置。
  9. 前記映像撮影手段は、単一のカメラからなることを特徴とする請求項2乃至6の何れか1項に記載の車両用周辺監視装置。
  10. 車両内部の映像表示手段の横方向中央に位置する表示領域に映像撮影手段で撮影された車両後方の映像を表示するとともに、映像表示手段の横方向の両端側に位置する表示領域に、映像撮影手段で撮影された車両後側方の映像を車両後方の映像よりも圧縮して表示することを特徴とする映像表示方法。
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