JP2012166903A - リフトチェーンのメンテナンス時期告知装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 マスト2、キャリッジ3、リフトチェーン4、チェーン検出器5、告知器6とで構成し、とりわけ、リフトチェーン4が所定量だけ伸びた事を検出するチェーン検出器5と、チェーン検出器5からの信号に依りリフトチェーン4が伸びた事を告知する告知器6とを設ける。
【選択図】 図1
Description
而して、リフトチェーンは、荷役作業を繰り返して行うと、伸びて弛んでしまう。そこで、この伸びを調整したり、新規なものに交換したりして所謂メンテナンスをする必要が生じて来る。
チェーン検出器に依りリフトチェーンが所定量だけ伸びた事が検出されると、チェーン検出器からの信号に依り告知器が作動されてリフトチェーンが所定量だけ伸びた事が告知される。
この為、運転者は、リフトチェーンの伸び量を逐一測定する事なく、リフトチェーンの調整や交換等のメンテナンス時期である事が容易に精度良く知る事ができ、これに基づいてリフトチェーンのメンテナンスを行う事ができる。
(1) マスト、キャリッジ、リフトチェーン、チェーン検出器、告知器とで構成し、とりわけリフトチェーンが所定量だけ伸びた事を検出するチェーン検出器と、チェーン検出器からの信号に依りチェーンが伸びた事を告知する告知器とを設けたので、リフトチェーンの伸び量を逐一測定する必要がなく、それでいてリフトチェーンが伸びてメンテナンスの時期に達した際には、これが容易に知る事ができる。
(2) マストに対してキャリッジを昇降させるリフトシリンダと、リフトシリンダを油圧制御するリフト切換弁と、リフトシリンダの下降動作を阻止し得る電磁切換弁と、チェーン検出器からの信号に依りリフトチェーンの所定量の伸びを検出した時にはリフトシリンダのそれ以上の下降動作を阻止すべく電磁切換弁を電気制御する制御器とを備えている場合は、リフトチェーンが所定量だけ伸びた際には、リフトシリンダに依るキャリッジのそれ以上の下降が阻止されるので、キャリッジに設けられたローラがマストから飛び出る惧れがなくなり、これらローラやマストの損傷を防止でき、安全性を向上する事ができる。
図1〜4に於て、メンテナンス時期告知装置1は、マスト2、キャリッジ3、リフトチェーン4、チェーン検出器5、告知器6、リフトシリンダ7、リフト切換弁8、電磁切換弁9、制御器10とからその主要部が構成されて居り、フォークリフト等の荷役車両に適用される。
マスト2は、車体と固定マスト11との間に設けられたティルトシリンダ(図示せず)に依り前後傾動される。
固定マスト11と可動マスト12との間には、固定マスト11に対して可動マスト12を円滑に昇降させる為のエンドローラやサイドローラ等のローラ(図示せず)が設けられている。
リフトブラケット13には、可動マスト12に対して昇降を円滑にする為のエンドローラやサイドローラ等の上下のローラ16が設けられている。図1及び図2では、エンドローラだけを表描している。
リフトチェーン4と固定マスト11との間及びリフトチェーン4とキャリッジ3との間には、チェーンアンカ18が設けられている。固定マスト側のチェーンアンカ18と固定マスト11との間には、図略しているが、長さを調節する為の調節機構が設けられている。
チェーン検出器5は、例えばキャリッジ3を最下降位置にした時のチェーンアンカ18の高さ位置を初期位置としてこれから所定距離A(例えば50mm)だけ下方へ離間した位置に設置してある。つまり、リフトチェーン4が伸びてチェーンアンカ18が初期位置から所定距離Aだけ下方へ移動すると、チェーン検出器5が作動(オン)する様に設定されている。
告知器6は、チェーン検出器5が作動(オン)すると、第一リレー19を介して作動(点灯)する様にしてある。
電磁切換弁9は、三ポート二位置切換弁にしてあり、ソレノイド(SOL)の励磁時には、パイロットバルブ27の下降用バルブからの圧油をメインバルブ24の下降用パイロット部26に供給する供給ポジションになると共に、ソレノイド(SOL)の消磁時には、メインバルブ24の下降用パイロット部26の圧油をタンク21に戻す排出ポジション(図3に於て上側)になる様にしてある。
図3に於て、リフトレバー25が上昇側(左側)に傾倒されると、パイロットバルブ27の上昇用バルブ(右側)が作動され、ポンプ20からの圧油がパイロットバルブ27を介してメインバルブ24の上昇用パイロット部26(右側)に供給され、メインバルブ24が上昇ポジション(右側)に切換えられる。この為、ポンプ20からの圧油がメインバルブ24を介してリフトシリンダ7のテール側に供給され、リフトシリンダ7が伸張される。
この様な状態から、荷役作業が繰り返されてリフトチェーン4が所定量だけ伸びると、図2に示す如く、チェーンアンカ17が初期位置から所定距離Aだけ下方へ移動されるので、チェーン検出器5に依りこの事が検出される。
チェーン検出器5に依りリフトチェーン4が所定量だけ伸びた事が検出されると、図4に示す如く、チェーン検出器5からの信号に依り第一リレー19を介して告知器6が作動されて運転室の運転者にリフトチェーン4が所定量だけ伸びた事が告知される。
そうすると、電磁切換弁9が排出ポジション(上側)になり、メインバルブ24の下降用パイロット部26(左側)の圧油が電磁切換弁9を介してタンク21に戻され、メインバルブ24が中立ポジションに戻される。そうすると、リフトシリンダ7の下降が停止され、キャリッジ3のそれ以上の下降が阻止される。
その結果、キャリッジ3のローラ15が可動マスト11から下方へ飛び出る事がなくなり、ローラ15やマスト2の損傷等を防止する事ができる。従って、安全性を大幅に向上する事ができる。
チェーン検出器5は、先の例では、固定側に高さ調整不能に設けられていたが、これに限らず、例えば高さ調整可能に設けられていても良い。この様にすれば、所定距離Aを容易に調整する事ができる。
チェーン検出器5は、先の例では、近接スイッチであったが、これに限らず、例えばリミットスイッチ等でも良い。
チェーン検出器5は、先の例では、固定マスト10に設けたが、これに限らず、例えばリフトシリンダ7等の他の固定側に設けても良い。
告知器6は、先の例では、表示灯であったが、これに限らず、例えばブザー等でも良い。
リフト切換弁8は、先の例では、メインバルブ24とパイロットバルブ27とを用いたパイロット式のものであったが、これに限らず、例えばこれ以外のものでも良い。
Claims (3)
- マストと、マストに対して昇降可能なキャリッジと、マストとキャリッジとの間に設けられてキャリッジを昇降させる為のリフトチェーンと、固定側に設けられてリフトチェーンが所定量だけ伸びた事を検出するチェーン検出器と、チェーン検出器からの信号に依りリフトチェーンが伸びた事を告知する告知器と、から構成した事を特徴とするリフトチェーンのメンテナンス時期告知装置。
- マストに対してキャリッジを昇降させるリフトシリンダと、リフトシリンダを油圧制御するリフト切換弁と、リフトシリンダの下降動作を阻止し得る電磁切換弁と、チェーン検出器からの信号に依りリフトチェーンの所定量の伸びを検出した時にはリフトシリンダのそれ以上の下降動作を阻止すべく電磁切換弁を電気制御する制御器とを備えている請求項1に記載のリフトチェーンのメンテナンス時期告知装置。
- チェーン検出器は、キャリッジとリフトチェーンとの間に設けられたチェーンアンカの位置を検出する近接スイッチにしてある請求項1に記載のリフトチェーンのメンテナンス時期告知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011029389A JP2012166903A (ja) | 2011-02-15 | 2011-02-15 | リフトチェーンのメンテナンス時期告知装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011029389A JP2012166903A (ja) | 2011-02-15 | 2011-02-15 | リフトチェーンのメンテナンス時期告知装置 |
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JP2012166903A true JP2012166903A (ja) | 2012-09-06 |
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ID=46971440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011029389A Pending JP2012166903A (ja) | 2011-02-15 | 2011-02-15 | リフトチェーンのメンテナンス時期告知装置 |
Country Status (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111089151A (zh) * | 2020-01-15 | 2020-05-01 | 岳西县盛宏工贸有限责任公司 | 一种防断裂链轮支座结构及其锻造工艺 |
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-
2011
- 2011-02-15 JP JP2011029389A patent/JP2012166903A/ja active Pending
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