JP2012165539A - 電源変換装置および空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】出力負荷が大きいときにも高調波電流の規格に対応しつつ交流電源側のリアクトルのサイズ増大を抑えることができる電源変換装置を得ること。
【解決手段】交流電力を直流電力に整流する整流用ダイオードブリッジ3と、交流電源1の各相に接続されたリアクトル2−1〜2−3と、整流用ダイオードブリッジ3の直流側に接続されたリアクトル4と、リアクトル2−1〜2−3と整流用ダイオードブリッジ3の間の接続点と共振コンデンサ8との間に設けられた第2のスイッチ群15と、電流検出部11と、電圧検出部10と、リアクトル2−1〜2−3の短絡を第1のスイッチ群14と、リアクトル4の短絡を切り替える第3のスイッチ群16と、検出電圧に基づいてスイッチング動作を行うよう第2のスイッチ群15を制御し、検出電流に基づいて第1のスイッチ群14および第3のスイッチ群16の切り替えを制御する制御部12を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電源変換装置および空気調和機に関する。
従来の三相の交流電源用の電源変換装置は、力率改善と高調波電流の規格対応のため、交流電源側にリアクトルを3つ接続する構成としている(例えば、下記特許文献1参照。)。
特開2004−166359号公報
しかしながら、上記従来の三相の交流電源用の電源変換装置は、低周波用のリアクトルを3つ接続する構成としている。そのため、出力の負荷が大きいときには、電流容量確保のためリアクトルのサイズも大きくする必要があり、電気品サイズが非常に大きくなってしまうという問題点があった。また、リアクトルのサイズが増大するため、トータル発熱量も大きく、基板や電子部品の実装制約が大きくなり、電気品コストが大幅に高くなってしまうという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、出力の負荷が大きいときにも、高調波電流の規格に対応しながら交流電源側のリアクトルのサイズの増大を抑えることができる電源変換装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、交流電源から供給される交流電力を直流電力に変換する電源変換装置であって、前記交流電力を直流電力に整流する整流回路と、前記直流電力を平滑化する平滑コンデンサと、前記交流電源の各相に接続された交流側リアクトルと、前記整流回路の直流側に接続された直流側リアクトルと、前記平滑コンデンサと接続された共振コンデンサと、前記交流側リアクトルと前記整流回路との間の接続点と、前記共振コンデンサと、の間に設けられたスイッチを有するスイッチング部と、前記交流電力の電流を検出する電流検出部と、前記交流電力の電圧を検出する電圧検出部と、前記交流側リアクトルを短絡するか否かを切り替える交流側短絡切替部と、前記直流側リアクトルを短絡するか否かを切り替える直流側短絡切替部と、前記電圧に基づいて所定の演算処理により生成したパターンでスイッチング動作を行うよう前記スイッチの開閉を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記電流に基づいて、前記交流側短絡切替部および前記直流側短絡切替部の切り替えを制御する、ことを特徴とする。
本発明によれば、出力の負荷が大きいときにも、高調波電流の規格に対応しながら交流電源側のリアクトルのサイズの増大を抑えることができる、という効果を奏する。
図1は、実施の形態1の電源変換装置の構成例を示す図である。 図2は、半導体スイッチの回路構成例を示す図である。 図3は、半導体スイッチの回路構成例を示す図である。 図4は、一方向の電子式接点を有する半導体スイッチの回路構成例を示す図である。 図5は、一方向の電子式接点を有する半導体スイッチの回路構成例を示す図である。 図6は、実施の形態4の電源変換装置の構成例を示す図である。 図7は、実施の形態5の空気調和機の室外ユニットの構成例を示す図である。
以下に、本発明にかかる電源変換装置および空気調和機の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる電源変換装置の実施の形態1の構成例を示す図である。図1に示すように、本実施の電源変換装置は、交流電源1、リアクトル(交流側リアクトル)2−1〜2−3、整流用ダイオードブリッジ(整流回路)3、リアクトル(直流側リアクトル)4、平滑コンデンサ(平滑回路)5−1,5−2、インバータ(逆変換部)6、共振コンデンサ8、電圧検出部10、電流検出部11、制御部12、インバータ制御部13、第1のスイッチ群(交流側短絡切替部)14、第2のスイッチ群(スイッチング部)15および第3のスイッチ群(直流側短絡切替部)16を備え、モータ7を制御する。
交流電源1は三相交流電源であり、リアクトル2−1〜2−3は交流電源1の各相にそれぞれ接続されている。整流用ダイオードブリッジ3はダイオード17−1〜17−6を備える。整流用ダイオードブリッジ3は、入力側にはリアクトル2−1〜2−3が接続され、出力の正側はリアクトル4を介して平滑コンデンサ5−1の正側に接続されている。平滑コンデンサ5−1,5−2は直列に接続されており、整流用ダイオードブリッジ3の出力の負側は平滑コンデンサ5−2の負側に接続されている。なお、ここでは整流回路として整流用ダイオードブリッジ3を用いる例を説明するが、整流回路の構成に制約はなく、整流用ダイオードブリッジ3として示した構成例に限定されない。
平滑コンデンサ5−1,5−2には、インバータ6が並列に接続されている。インバータ6はモータ7に接続されており、モータ7を駆動/停止する。また、インバータ6は、モータ7から得た直流電力を交流電力に変換する。第1のスイッチ群14は、双方向スイッチ18−1〜18−3を内蔵しており、双方向スイッチ18−1〜18−3はリアクトル2−1〜2−3にそれぞれ並列に接続される。すなわち、第1のスイッチ群14は、リアクトル2−1〜2−3について短絡した状態と短絡しない状態とを切り替える回路であり、双方向スイッチ18−1〜18−3がONとなった場合にリアクトル2−1〜2−3を短絡する。
第2のスイッチ群15は双方向スイッチ18−4〜18−6を内蔵しており、双方向スイッチ18−4〜18−6はリアクトル2−1〜2−3の後段の各交流線に接続されるとともに共振コンデンサ8を介して平滑コンデンサ5−1と平滑コンデンサ5−2の中間点に接続される。
第3のスイッチ群16は、1つ以上のスイッチ18−7を内蔵しており、リアクトル4に並列に接続される。すなわち、第3のスイッチ群16は、リアクトル4について短絡した状態と短絡しない状態とを切り替える回路であり、スイッチ18−7がONとなった場合にリアクトル4を短絡する。
電圧検出部10は交流電源1と接続されており、交流電源1の交流電源電圧と電源同期タイミングとを検出し、検出結果を制御部12へ出力する。電流検出部11は、3相の交流電源1のうち1相の電流を検出し、検出結果を制御部12へ出力する。
制御部12は、電圧検出部10が検出した電圧と電流検出部11が検出した電流とに基づいて第1のスイッチ群14、第2のスイッチ群15および第3のスイッチ群16を制御する。インバータ制御部13はインバータ6を制御する。また、制御部12とインバータ制御部13はお互いに制御情報等をやりとりする。
次に動作について説明する。制御部12は、電流検出部11が検出した電流に基づいて、電源変換装置に流れる入力電流が小さいか否かを判断する(例えば、電流検出部11の検出した電流が所定の閾値以下であるか否かに基づいて電源変換装置が流れる入力電流が小さか否かを判断する)。そして、制御部12は、電源変換装置に流れる入力電流が小さいと判断した場合、第1のスイッチ群14中の双方向スイッチ18−1〜18−3は常時OFFとするよう制御するとともに、第2のスイッチ群15中の双方向スイッチ18−4〜18−6を電圧検出部10によって検出された電圧値および電源同期タイミングに応じて演算したパターンによってスイッチング動作を行うよう制御し、第3のスイッチ郡16のスイッチ18−7は常時ONとするよう制御する。なお、具体的には、制御部12は、スイッチング動作として、例えば、各相に接続された双方向スイッチ18−4〜18−6を、各々電源半周期に1回または数回開閉するよう制御する。
このような動作によって、高調波電流を抑制することができ、電源変換装置に流れる入力電流は高調波電流の規格(例えばIEC(International Electrotechnical Commission)61000−3−2)を満足できる。
一方、制御部12は、電流検出部11が検出した電流に基づいて、電源変換装置に流れる入力電流が大きいときには、第1のスイッチ群14中の双方向スイッチ18−1〜18−3を常時ONとし、第2のスイッチ群15中の双方向スイッチ18−4〜18−6はスイッチング動作をストップさせ、第3のスイッチ郡16のスイッチ18−7は常時OFFとするよう制御する。
電源変換装置に流れる入力電流が大きい場合(16A以上)の場合、上記のIEC61000−3−2より緩和された高調波電流の規格(例えばIEC61000−3−12)が適用される。従って、第2のスイッチ群15中の双方向スイッチ18−4〜18−6のスイッチング動作をストップさせ、リアクトル4を用いることにより、電源変換装置に流れる入力電流は高調波電流の規格(例えばIEC61000−3−12)を満足できる。
第1のスイッチ群14の双方向スイッチ18−1〜18−3としては、例えば、パワーリレーのような機械式接点を有するスイッチを用いることができる。また、第1のスイッチ群14の各双方向スイッチ18−1〜18−3として半導体の回路で構成された電子式接点を有するスイッチを用いてもよい。図2および図3は、半導体の回路で構成されたスイッチ(半導体スイッチ)の回路構成例を示す図である。図2の構成例では、半導体スイッチは、4つのダイオード20とトランジスタ21で構成され、図3の構成例では、半導体スイッチは、2つのダイオード20と2つのトランジスタ21とで構成されている。双方向スイッチ18−1〜18−3として、例えば図2および図3で示した半導体スイッチを用いることができる。なお、半導体スイッチの回路構成は図2および図3の例に限定されない。
第3のスイッチ群16のスイッチ18−7としては、例えば、パワーリレーのような機械式接点を有するスイッチを用いることができる。また、第3のスイッチ群16のスイッチ18−7として半導体の回路で構成された一方向の電子式接点を有するスイッチを用いてもよい。図4および図5は、半導体の回路で構成された一方向の電子式接点を有するスイッチ(半導体スイッチ)の回路構成例を示す図である。図4、図5の構成例では、半導体スイッチは、P型MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)22またはN型MOSFET23で構成されている。スイッチ18−7として、例えば図4および図5で示した半導体スイッチを用いることができる。なお、スイッチ18−7として用いる半導体スイッチの回路構成は図4および図5の例に限定されない。
第2のスイッチ群15の双方向スイッチ18−4〜18−6としては、半導体の回路で構成された電子式接点を用いる。例えば、図2,図3で示した回路構成の半導体スイッチを用いることができる。半導体スイッチを用いる場合は、Si半導体等を用いてもよいが、ワイドギャップ半導体を用いてもよい。ワイドバンドギャップ半導体としては、例えば、炭化珪素、窒化ガリウム系材料又はダイヤモンドがある。
このようなワイドバンドギャップ半導体によって形成されたスイッチング素子は、耐電圧性が高く、許容電流密度も高いため、スイッチング素子の小型化が可能であり、これら小型化されたスイッチング素子を用いることにより、これらの素子を組み込んだ半導体モジュールの小型化が可能となる。
またワイドバンドギャップ半導体は、耐熱性も高いため、ヒートシンクの放熱フィンの小型化や、水冷部の空冷化が可能であるので、半導体モジュールの一層の小型化が可能になる。
更にワイドバンドギャップ半導体は、電力損失が低いため、スイッチング素子の高効率化が可能であり、延いては半導体モジュールの高効率化が可能になる。
また、整流用ダイオードブリッジ3はダイオード17−1〜17−6についても、上述のワイドバンドギャップ半導体を用いてもよい。
なお、本実施の形態では、リアクトル4およびリアクトル4を短絡する第3のスイッチ群16が平滑コンデンサ5−1の正側に接続される構成について説明したが、リアクトル4およびリアクトル4を短絡する第3のスイッチ群16は、リアクトル4が平滑コンデンサ5−2の負側に接続される構成としてもよい。
以上のように、本実施の形態では、制御部12と、リアクトル2−1〜2−3を短絡するための第1のスイッチ群14と、リアクトル4を短絡するための第3のスイッチ群16と、を備え、制御部12が、電源変換装置に流れる入力電流が小さいと判断した場合、リアクトル2−1〜2−3を短絡させずリアクトル4を短絡させるよう第1のスイッチ群14および第3のスイッチ群16を制御するとともに交流電源1の電圧値に応じスイッチング動作を行うよう制御する。また、制御部12は、電源変換装置に流れる入力電流が大きいときには、リアクトル2−1〜2−3を短絡させリアクトル4を短絡させないよう第1のスイッチ群14および第3のスイッチ群16を制御するとともにスイッチング動作を停止するようにした。そのため、出力の負荷が大きいときにも、高調波電流の規格に対応しながら交流電源側のリアクトルのサイズの増大を抑えることができる。
実施の形態2.
次に、本発明にかかる電源変換装置の実施の形態2について説明する。実施の形態1では、電源変換装置に流れる入力電流が小さい場合または大きい場合についてそれぞれ高調波電流を抑制する方法を示した。本実施の形態では、電源変換装置に流れる入力電流が変化した場合にインバータ6を停止することなく、回路の切り替え(短絡させるリアクトル(リアクトル4またはリアクトル2−1〜2−3)の切り替え、およびスイッチング動作の実施/停止の切り替え)を行うことができる電源変換装置について説明する。
本実施の形態の電源変換装置の構成は実施の形態1と同様である。実施の形態1と同様の機能を有する構成要素は実施の形態1と同一の符号を付して重複する説明を省略する。本実施の形態では、第1のスイッチ群14の双方向スイッチ18−1〜1−3と第3のスイッチ群16のスイッチ18−7として、ワイドギャップ半導体を適用する。ワイドバンドギャップ半導体としては、例えば、炭化珪素、窒化ガリウム系材料又はダイヤモンドがある。これにより、第1のスイッチ群14および第3のスイッチ群16の高速の切り替え動作が可能となる。
停止状態からインバータ6の運転を開始するときには、制御部12は、第1のスイッチ群14をOFFし、第3のスイッチ群16をONし、インバータ制御部13へインバータ6の運転開始を指示するとともに第2のスイッチ群15のスイッチング動作を開始する。
インバータ6の負荷が大きくなり、電源変換装置に流れる入力電流(電流検出部11が検出した電流)がある設定された閾値を超えた場合、制御部12は、まず第2のスイッチ群15のスイッチング動作を停止する。次に、制御部12は第1のスイッチ群14をOFF状態からONにする。最後に、制御部12は第3のスイッチ群16をON状態からOFFにする。以上の3つの切り替え動作を、短時間の間で行うことにより、平滑コンデンサ5の両端の電圧の変動を小さくし、インバータ6の運転を停止することなく回路を切り替えことができる。例えば、0.2秒以下の時間で以上の3つの切り替え動作を行うことにより、平滑コンデンサ5の両端の電圧の変動を小さくし、インバータ6の運転を停止することなく回路を切り替えることができる。
その後、インバータ6の負荷が小さくなり、電源変換装置に流れる入力電流がある設定された閾値を下回った場合は、3つの切り替え動作と逆の動作を逆の順序で行う。すなわち、制御部12は、まず第3のスイッチ群16をOFF状態からONにする。次に、制御部12は、第1のスイッチ群14をON状態からOFFにする。最後に、制御部12は第2のスイッチ群15のスイッチング動作を開始する。これらの3つの切り替え動作を0.2秒以下の時間で行うことにより、短時間の間で行うことにより、平滑コンデンサ5の両端の電圧の変動を小さくし、インバータ6の運転を停止することなく回路を切り替えることができる。例えば、0.2秒以下の時間で以上の3つの切り替え動作を行うことにより、平滑コンデンサ5の両端の電圧の変動を小さくし、インバータ6の運転を停止することなく回路を切り替えることができる。
このように、第1のスイッチ群14の双方向スイッチ18−1〜1−3と第3のスイッチ群16のスイッチ18−7として、ワイドギャップ半導体を用いることにより、切り替え動作を高速に実施することができる。
また、このようなワイドバンドギャップ半導体によって形成されたスイッチング素子は、耐電圧性が高く、許容電流密度も高いため、スイッチング素子の小型化が可能であり、これら小型化されたスイッチング素子を用いることにより、これらの素子を組み込んだ半導体モジュールの小型化が可能となる。
またワイドバンドギャップ半導体は、耐熱性も高いため、ヒートシンクの放熱フィンの小型化や、水冷部の空冷化が可能であるので、半導体モジュールの一層の小型化が可能になる。
更にワイドバンドギャップ半導体は、電力損失が低いため、スイッチング素子の高効率化が可能であり、延いては半導体モジュールの高効率化が可能になる。
また、制御部12がヒステリシス機能を有するようにし、設定された閾値付近(たとえば、設定された閾値との差が所定の範囲内)で入力電流の変動があった場合に上述の回路の切り替え(短絡させるリアクトルの切り替え、およびスイッチング動作の実施/停止の切り替え)を実施しないようにすれば、電源変換装置に流れる入力電流が閾値付近で変動しても、安定した動作をすることができる。
実施の形態3.
次に、本発明にかかる電源変換装置の実施の形態3について説明する。本実施の形態の電源変換装置の構成は実施の形態1と同様である。本実施の形態では、実施の形態1および実施の形態2で述べた電源変換装置に流れる入力電流に対する設定された閾値(動作の切り替えを判定する閾値)を16A付近に設定する。
これにより高調波電流の国際規格IEC61000−3−2とIEC61000−3−12の両方に対応しながら、かつ電源変換装置に流れる入力電流が16Aより大きいときに、3つの交流電源に接続されたリアクトル2−1〜2−3に電流を流すことを回避することができ、リアクトル2−1〜2−3のサイズを小さくすることができる。
実施の形態4.
図6は、本発明にかかる電源変換装置の実施の形態4の構成例を示す図である。実施の形態1では、共振コンデンサ8の片端を、2つの直列に接続された平滑コンデンサ5−1と平滑コンデンサ5−2の中間点に接続しているが、本実施の形態では図6のように共振コンデンサ8の片端を2つの直列に接続された平滑コンデンサ5−1,5−2のマイナス側に接続している。これ以外の本実施の形態の電源変換装置の構成は実施の形態1と同様である。本実施の形態では、共振コンデンサ8の片側を平滑コンデンサ5−1,5−2のマイナス側に接続することにより、共振コンデンサ8の片側の電位がインバータの基準電位と同電位になるため、共振コンデンサ8に極性のあるコンデンサを採用することができる。
また、本実施の形態の動作は実施の形態1、2または3と同様である。このように、2つの直列に接続された平滑コンデンサ5−1,5−2のマイナス側に共振コンデンサ8の片端を接続した構成でも、実施の形態1、2または3と同様の切り替え動作を適用できる。
実施の形態5.
図7は、本発明にかかる電源変換装置を備える空気調和機の室外ユニット30の実施の形態5の構成例を示す図である。図7に示すように、室外ユニット30は、ファン31、電源変換装置32と、冷媒を圧縮する圧縮機33と、を備え、図示しない室内ユニット等とともに空気調和機を構成する。
電源変換装置32は、実施の形態1〜実施の形態4で説明した電源変換装置であり、室外ユニット30内の上部に取り付けられ、圧縮機33や圧縮機33内のモータ、また室内ユニットの送風用ファン等を制御する。なお、図7では、概観の概念を示しているため、配線等を図示していないが、電源変換装置32は、圧縮機33や送風ファン等と配線等により接続されている。電源変換装置32の構成および動作は、実施の形態1〜実施の形態4で説明した電源変換装置と同様である。
したがって、本実施の形態によれば、実施の形態1〜実施の形態4の電源変換装置を空気調和機に適用することができ、高調波電流の規格を満足した空気調和機を提供することができる。満足したことができる。
1 交流電源
2−1〜2−3,4 リアクトル
3 整流用ダイオードブリッジ
5−1,5−2 平滑コンデンサ
6 インバータ
7 モータ
8 共振コンデンサ
10 電圧検出部
11 電流検出部
12 制御部
13 インバータ制御部
14 第1のスイッチ群
15 第2のスイッチ群
16 第3のスイッチ群
17−1〜17−6,20 ダイオード
18−1〜18−6 双方向スイッチ
18−7 スイッチ
21 トランジスタ
22,23 MOSFET
30 室外ユニット
31 ファン
32 電源変換装置
33 圧縮機

Claims (11)

  1. 交流電源から供給される交流電力を直流電力に変換する電源変換装置であって、
    前記交流電力を直流電力に整流する整流回路と、
    前記直流電力を平滑化する平滑コンデンサと、
    前記交流電源の各相に接続された交流側リアクトルと、
    前記整流回路の直流側に接続された直流側リアクトルと、
    前記平滑コンデンサと接続された共振コンデンサと、
    前記交流側リアクトルと前記整流回路との間の接続点と、前記共振コンデンサと、の間に設けられたスイッチを有するスイッチング部と、
    前記交流電力の電流を検出する電流検出部と、
    前記交流電力の電圧を検出する電圧検出部と、
    前記交流側リアクトルを短絡するか否かを切り替える交流側短絡切替部と、
    前記直流側リアクトルを短絡するか否かを切り替える直流側短絡切替部と、
    前記電圧に基づいて所定の演算処理により生成したパターンでスイッチング動作を行うよう前記スイッチの開閉を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記電流に基づいて、前記交流側短絡切替部および前記直流側短絡切替部の切り替えを制御する、ことを特徴とする電源変換装置。
  2. 前記制御部は、前記電流が所定の閾値以下である場合には前記交流側リアクトルを短絡せず前記直流側リアクトルを短絡するよう制御し、前記電流が所定の閾値を上回った場合には前記交流側リアクトルを短絡し前記直流側リアクトルを短絡しないよう制御するとともに前記スイッチング動作を停止させるよう制御する、ことを特徴とする請求項1に記載の電源変換装置。
  3. 前記所定の閾値を略16Aとする、ことを特徴とする請求項2に記載の電源変換装置。
  4. 直列に接続された2つの前記平滑コンデンサを備え、
    前記共振コンデンサは、2つの前記平滑コンデンサの間に接続される、ことを特徴とする請求項1、2または3に記載の電源変換装置。
  5. 直列に接続された2つの前記平滑コンデンサを備え、
    前記共振コンデンサは、2つの前記平滑コンデンサのうち負側に接続された前記平滑コンデンザの負側に接続される、ことを特徴とする請求項1、2または3に記載の電源変換装置。
  6. 前記スイッチはワイドバンドギャップ半導体により形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の電源変換装置。
  7. 前記交流側短絡切替部および前記直流側短絡切替部は、ワイドバンドギャップ半導体により形成された半導体スイッチを備える、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の電源変換装置。
  8. 前記ワイドバンドギャップ半導体は、炭化珪素、窒化ガリウム系材料またはダイヤモンドであることを特徴とする請求項6または7に記載の電源変換装置。
  9. 前記交流側短絡切替部および前記直流側短絡切替部の切り替えを0.2秒以下の所要時間で実施する、ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の電源変換装置。
  10. 前記平滑コンデンサに並列に接続され、直流電力を交流電力に変換する逆変換部、
    をさらに備え、
    前記交流側短絡切替部および前記直流側短絡切替部の切り替えを前記逆変換部の動作を停止させずに実施する、
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の電源変換装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1つに記載の電源変換装置、
    を備えることを特徴とする空気調和機。
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