JP2012162063A - タイヤ加硫用金型の製造方法及びタイヤ加硫用金型 - Google Patents
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Abstract
【課題】タイヤのトレッドパターンを形成する突起部品を、タイヤ加硫用金型に簡易かつ強固に固定する。
【解決手段】金型10は、内面11の突起部品20を固定する位置に形成された固定穴12と、突起部品20の一部を挟み込む挟込部材30とを備えている。突起部品20の固定時には、挟込部材30により突起部品20を挟み込み、挟込部材30を固定穴12に埋め込む。固定穴12により挟込部材30を締め付けて突起部品20を固定し、金型10の内面11に突起部品20を固定する。
【選択図】 図1
【解決手段】金型10は、内面11の突起部品20を固定する位置に形成された固定穴12と、突起部品20の一部を挟み込む挟込部材30とを備えている。突起部品20の固定時には、挟込部材30により突起部品20を挟み込み、挟込部材30を固定穴12に埋め込む。固定穴12により挟込部材30を締め付けて突起部品20を固定し、金型10の内面11に突起部品20を固定する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、未加硫タイヤを加硫してタイヤにトレッドパターンを形成するタイヤ加硫用金型と、このタイヤ加硫用金型の製造方法に関する。
タイヤ加硫用金型の内面には、タイヤのトレッドパターンに応じて、サイプ(細く狭い切り込み)や溝を形成するための複数の突起部品が固定されている。また、サイプを形成する突起部品は、ブレードと呼ばれており、金属製の薄い板によりサイプに合わせた形状に形成されて、金型内面の所定位置に配置される。このブレードを有する金型の製造方法として、従来、ブレードの一部を事前に埋め込んだ石膏鋳型でアルミニウム合金の金型を鋳造し、ブレードを一体に鋳ぐるむことで、ブレードが固定された金型を製造する方法が知られている(特許文献1参照)。
この従来の製造方法は、ブレードを金型に比較的容易に固定できるものの、金型の製造方法が鋳造に限定される、という問題がある。鋳造による加工精度は、切削加工等の機械加工による加工精度に比べて低くなる傾向があるため、従来の製造方法は、高い精度が要求される高品質の金型を製造するのが難しい。また、この従来の製造方法は、ブレードの折れや破損に伴うブレードの交換や、仕様変更によるブレードの変更に対応できない、という問題もある。
これに対し、従来、鋳造以外で金型を製造するときや、ブレードを交換又は変更するときに、金型に形成したスリットにブレードを差し込んで固定することが行われている。
図4は、従来のブレードを固定する手順を示す斜視図であり、ブレードの固定前後を模式的に示している。また、図4では、金型内を透視して示している。
金型10は、図示のように、内面(パターン面)11のブレード80を固定する位置に、ブレード80の形状に合わせてスリット90が形成される(図4A参照)。また、スリット90は、ブレード80の厚さ(0.5〜2mm程度)と同じ幅で、比較的深く形成される。ブレード80は、スリット90内に挿入された後(図4B参照)、1又は複数箇所の溶接部91でスリット90の周囲に溶接されて、金型10の内面11に固定される。
金型10は、図示のように、内面(パターン面)11のブレード80を固定する位置に、ブレード80の形状に合わせてスリット90が形成される(図4A参照)。また、スリット90は、ブレード80の厚さ(0.5〜2mm程度)と同じ幅で、比較的深く形成される。ブレード80は、スリット90内に挿入された後(図4B参照)、1又は複数箇所の溶接部91でスリット90の周囲に溶接されて、金型10の内面11に固定される。
ところが、このようにブレード80を固定するときには、ブレード80の固定位置毎に、狭く深いスリット90を、放電加工や細い工具を用いた切削加工により、長時間をかけて形成する必要がある。また、ブレード80も、煩雑な溶接により金型10の内面11に固定する必要がある。そのため、ブレード80の固定に多大な手間や時間がかかる。従って、タイヤ加硫用の金型10に関しては、従来、突起部品を、鋳造やスリット90への溶接以外により、金型10の内面11に簡易に固定できるように、改良が望まれている。その際、突起部品は、金型10に強固に固定して、充分な強度を確保することも要求される。
本発明は、これら従来の問題に鑑みなされたもので、その目的は、タイヤのトレッドパターンを形成する突起部品を、タイヤ加硫用金型に簡易かつ強固に固定することである。
本発明は、タイヤのトレッドパターンを形成する突起部品が内面に固定されたタイヤ加硫用金型の製造方法であって、挟込部材に突起部品の一部を挟み込む工程と、挟込部材を金型内面に形成された固定穴に埋め込み、固定穴により挟込部材を締め付けて突起部品を固定する工程と、を有することを特徴とする。
また、本発明は、タイヤのトレッドパターンを形成する突起部品が内面に固定されたタイヤ加硫用金型であって、突起部品の一部を挟み込む挟込部材と、金型内面に形成され、内部に埋め込まれる挟込部材を締め付けて突起部品を固定する固定穴と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、タイヤのトレッドパターンを形成する突起部品が内面に固定されたタイヤ加硫用金型であって、突起部品の一部を挟み込む挟込部材と、金型内面に形成され、内部に埋め込まれる挟込部材を締め付けて突起部品を固定する固定穴と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、タイヤのトレッドパターンを形成する突起部品を、タイヤ加硫用金型に簡易かつ強固に固定することができる。
以下、本発明のタイヤ加硫用金型とタイヤ加硫用金型の製造方法の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態のタイヤ加硫用金型(以下、金型という)は、空気入りタイヤ等の各種のタイヤの製造に使用され、未加硫タイヤを内部に収納して加硫成形する。その際、金型は、内周面のトレッド成形面により、タイヤの外面を型付けし、タイヤのトレッド部に所定のトレッドパターンを形成する。また、この金型は、トレッド成形面である内面(パターン面)に、タイヤのトレッドパターンを形成するための突起部品が突出した状態で固定されている。
本実施形態のタイヤ加硫用金型(以下、金型という)は、空気入りタイヤ等の各種のタイヤの製造に使用され、未加硫タイヤを内部に収納して加硫成形する。その際、金型は、内周面のトレッド成形面により、タイヤの外面を型付けし、タイヤのトレッド部に所定のトレッドパターンを形成する。また、この金型は、トレッド成形面である内面(パターン面)に、タイヤのトレッドパターンを形成するための突起部品が突出した状態で固定されている。
なお、この金型は、周方向に複数に分割された金型(セクターモールド)や、幅方向に2分割された金型(分割モールド)等、タイヤを加硫する各種の金型であり、少なくともトレッド成形面を有する。また、突起部品は、例えば、サイプを形成するブレード、溝を形成する骨部材、又は、他のトレッドパターンの要素を形成する部材であり、トレッドパターンに合わせて、金型の内面に配置されている。以下、突起部品として、矩形板状のブレードを金型の内面に固定する例を説明する。
図1は、本実施形態の金型10の概略構成を示す斜視図であり、金型10に突起部品(ブレード)20を固定する前の状態を示している。また、図1では、1つの突起部品20を固定する位置の金型10を拡大して示している。図2は、金型10を切断して示す図1のX−X線矢視断面図であり、図2Aと図2Bに、それぞれ突起部品20を固定する前後の金型10を示す。
金型10は、図示のように、突起部品20の一部を挟み込む挟込部材30と、内面11に形成された突起部品20を固定するための固定穴12とを備えている。
金型10は、図示のように、突起部品20の一部を挟み込む挟込部材30と、内面11に形成された突起部品20を固定するための固定穴12とを備えている。
突起部品20は、矩形状の本体部21と、本体部21よりも幅が狭い基礎部22とを有し、全体形状が所定厚さの板状に形成されている。基礎部22は、本体部21の縁部に設けられて、挟込部材30に挟み込まれて固定される。突起部品20は、固定された基礎部22により本体部21が支持され、金型10の内面11から突出する本体部21でタイヤのトレッド部にサイプを形成する。
挟込部材30は、突起部品20を金型10に固定するための固定用部品であり、1つの構成部材により、又は、組み合わせた複数の構成部材により、突起部品20の一部(基礎部22)を挟み込む。この挟込部材30は、1つの円柱状部材からなり、突起部品20の基礎部22の厚さや幅よりも大きな直径に形成されている。また、挟込部材30は、一端部(図1、2では、上端部)に、突起部品20を固定する固定部31が設けられており、固定部31で突起部品20の基礎部22の全体を挟み込んで固定する。固定部31は、基礎部22が挿入される挿入溝又は挿入凹部(ここでは、挿入溝32)を有し、挿入溝32内に基礎部22の全体を収容する。
挟込部材30は、挿入溝32により固定部31が分割されて、挿入溝32の両側に、突起部品20を挟み込む一対の挟込片33が形成される。挟込部材30は、突起部品20の基礎部22が挿入溝32に挿入されたときに、一対の挟込片33により、挿入溝32内の突起部品20(基礎部22)を両側から挟み込む。また、ここでは、挟込部材30は、固定部31側の端面から逆側の端面に向かって次第に直径が小さくなるように形成されている。その結果、挟込部材30は、円錐台形状に形成されて、側面が、なだらかに傾斜したテーパ状に、かつ、滑らかな円錐面になっている。挟込部材30は、相対的に直径が大きい固定部31により、突起部品20を挟み込む。
固定穴12は、金型10の内面11で、突起部品20を固定する位置に、かつ、挟込部材30の全体が収容できる深さに形成されている。また、固定穴12は、断面円形状の円穴であり、挟込部材30の固定部31の最大直径よりも所定径だけ小さい直径に形成されている。ここでは、固定穴12の直径は、固定部31の中途における直径と同じ直径に設定されている。そのため、固定穴12は、挟込部材30の全体を収容すると、内面11側の内周12Aに、固定部31の大径側の所定範囲(図2Bの範囲H)が接触し、それよりも穴底側の内周12Aと挟込部材30との間に隙間ができる。
突起部品20を金型10に固定するときには、まず、挟込部材30(図2A参照)に突起部品20の一部(基礎部22)を挟み込む。次に、挟込部材30を、突起部品20を挟み込んだ状態で、金型10の内面11に形成された固定穴12に埋め込む(図2B参照)。その際、固定穴12は、挟込部材30が挿入されて、挟込部材30の端面と金型10の内面11とが一致するように、挟込部材30の全体が内部に押し込まれる。これにより、固定穴12は、挟込部材30が内部に埋め込まれる。
また、固定穴12は、挟込部材30の所定範囲Hを締め付けて、互いの直径差等に応じた締め付け力S1を挟込部材30に加え、締め付け力S1により挟込部材30を内部に固定する。同時に、固定穴12は、挟込部材30を締め付けて、挟込部材30により、突起部品20の基礎部22を締め付けて、基礎部22に厚さ方向の締め付け力S2を加える。挟込部材30は、固定穴12により、少なくとも突起部品20を挟み込む部分が内側に向けて締め付けられて、突起部品20の基礎部22に密着し、基礎部22を強固に挟み込んで挿入溝32内に固定する。このように、固定穴12は、金型10の内面11に形成されて、内部に埋め込まれる挟込部材30を締め付けて突起部品20を固定し、金型10の内面11に突起部品20を所定状態で配置する。
ここで、挟込部材30は、突起部品20を両側から挟み込む固定部31を有し、固定部31の一対の挟込片33により、挿入溝32内の突起部品20(基礎部22)を挟み込む。固定部31は、固定穴12内に埋め込まれたときに、一対の挟込片33が突起部品20側(内側)に締め付けられて、一対の挟込片33で突起部品20を締め付けて固定する。ここでは、固定部31は、所定範囲Hの外周が固定穴12よりも大きく形成されており、一対の挟込片33が固定穴12に合わせて変形しつつ固定穴12に埋め込まれる。これに伴い、一対の挟込片33は、固定穴12に締め付けられるとともに、内側に向けて変形して、間に挟み込んだ突起部品20に押し付けられる。また、一対の挟込片33は、固定穴12を塞ぐ端面側を中心に突起部品20に押し込まれて、突起部品20をかしめる。
このように、挟込部材30を固定穴12に埋め込むことで、かしめ力、締め付け力、締結力等の突起部品20を固定する力が発生し、この力で突起部品20が金型10の内面11に固定される。その際、挟込部材30に設けられた固定部31により突起部品20を両側から挟み込み、固定部31を締め付けて、固定部31により突起部品20を固定する。また、挟込部材30の固定部31は、固定穴12の締め付けにより突起部品20をかしめて固定する。本実施形態では、1又は複数の突起部品20を同様の手順で金型10に固定して、タイヤのトレッドパターンを形成する突起部品20が内面11に固定された金型10を製造する。
以上説明したように、この金型10は、挟込部材30を固定穴12に埋め込むだけで、固定穴12により挟込部材30を締め付けて突起部品20を金型10に固定できる。そのため、鋳造や溶接によらずに、突起部品20を容易に固定することができ、固定作業の手間や時間を削減できる。また、固定穴12は、一般的なドリルによる穴加工で形成する等して、比較的簡単に加工できるため、加工のための手間や時間も削減できる。更に、本実施形態では、従来のように、加工が困難な狭く深いスリット(図4参照)を、長時間かけて金型10に形成する必要がなく、突起部品20の固定に溶接等の煩雑な作業を行う必要もない。その結果、突起部品20を固定するための作業効率を向上させることができる。また、固定穴12による挟込部材30の締め付けにより、突起部品20の充分な固定強度を確保して、突起部品20を金型10に強固に固定できる。
従って、本実施形態によれば、タイヤのトレッドパターンを形成する突起部品20を、金型10に簡易かつ強固に固定することができる。また、挟込部材30の固定部31により、突起部品20をかしめて固定することで、突起部品20をより強固かつ確実に固定することができる。
なお、金型10は、例えば、タイヤ形状の石膏鋳型を作製し、石膏鋳型でアルミニウム合金等の金属を鋳造して製造する。この場合には、金型10に固定された突起部品20を交換するときや、仕様変更により突起部品20を変更するときに、金型10に固定穴12を形成して、突起部品20を固定する。また、突起部品20を設けずに鋳造した金型10にも、突起部品20を同様に取り付けることができる。これに対し、金型10は、鋳造以外、例えば、切削加工等の機械加工により製造することもできる。金型10を機械加工により製造するときには、鋳造で製造した金型10に比べて、金型10を高精度で加工して、より高品質な金型10を製造できる。
また、挟込部材30は、金型10と同じ材料で形成してもよく、金型10と異なる材料で形成してもよい。
図3は、金型10とは異なる材料からなる挟込部材40について説明するための断面図であり、図2に対応して、図3Aと図3Bに突起部品20を固定する前後の金型10を示す。
図3は、金型10とは異なる材料からなる挟込部材40について説明するための断面図であり、図2に対応して、図3Aと図3Bに突起部品20を固定する前後の金型10を示す。
この挟込部材40は、図示のように、固定部41、挿入溝42、及び、一対の挟込片43を有し、それが、上記した挟込部材30の固定部31、挿入溝32、及び、一対の挟込片33と同様に構成されている。即ち、挟込部材40は、挿入溝42に挿入された突起部品20の一部(基礎部22)を、一対の挟込片43で両側から挟み込んで固定する。ただし、この挟込部材40は、挟込部材30と異なり、直径が一定の円柱状に形成されている。また、挟込部材40は、固定穴12の周囲の材料(金型10の材料)よりも熱膨張係数が大きい材料からなる。例えば、金型10がSS400(JIS規格)等の鋼材(熱膨張係数、12×10−6(/℃))からなるときには、挟込部材40の材料には、アルミニウム合金(熱膨張係数、24×10−6(/℃))が採用できる。金型10がアルミニウム合金(熱膨張係数、24×10−6(/℃))からなるときには、挟込部材40の材料には、亜鉛合金(熱膨張係数、30×10−6(/℃))が採用できる。
挟込部材40は、室温において、突起部品20の一部を挟み込んだ状態で、固定穴12に押し込まれて、固定穴12の内部に埋め込まれる(図3B参照)。これにより、挟込部材40は、固定穴12により締め付けられて、固定穴12内に保持されて動かないように固定される。同時に、挟込部材40は、固定穴12の締め付けにより突起部品20を締め付けて固定し、突起部品20を、その状態を維持しつつ保持して、突起部品20の動きや脱落を防止する。このように、固定穴12は、挟込部材40を締め付けて突起部品20を固定するが、ここでは、挟込部材40を上記した挟込部材30よりも小さい力で締め付ける。
タイヤ加硫時には、金型10が加硫温度(160℃程度)まで加熱されて、金型10と挟込部材40が熱膨張し、固定穴12も大きくなる。その際、挟込部材40は、金型10よりも熱膨張係数が大きいため、固定穴12よりも大きく熱膨張する。挟込部材40は、固定穴12との間の熱膨張量の差に応じて、固定穴12から、より強く締め付けられて、大きな締め付け力S3が加わり、固定穴12に強固に固定される。同時に、挟込部材40は、突起部品20を、より強く締め付けて、大きな締め付け力S4により、突起部品20を、かしめるようにして強固に固定する。
このように、挟込部材40を固定穴12の周囲の材料よりも熱膨張係数が大きい材料で形成すると、タイヤ加硫時の加熱に伴い、挟込部材40と固定穴12の熱膨張量の差により突起部品20を固定する力が発生する。この力により、加硫中に、固定穴12が挟込部材40を強く締め付けるため、突起部品20を確実かつ強固に固定できる。そのため、この挟込部材40でも、突起部品20を金型10に簡易かつ強固に固定できる等、金型10の上記した各効果が得られる。
なお、この挟込部材40と突起部品20は、温度が低い状態では、ある程度の強度で固定穴12に固定できればよいため、非加熱時における固定穴12による締め付け力を、必要な強度に応じて相対的に低く設定できる。このようにすることで、挟込部材40を、固定穴12に容易に埋め込むことができる。一方、固定部31(図2参照)により突起部品20をかしめて固定する上記した挟込部材30を、固定穴12の周囲の材料よりも熱膨張係数が大きい材料で形成してもよい。これにより、タイヤ加硫時に、固定部31が突起部品20を締め付ける力がより大きくなり、加硫中に、突起部品20を一層強固に固定できる。
本実施形態では、固定穴12と挟込部材30、40を断面円形状に形成したが、固定穴12と挟込部材30、40は、三角形状や矩形状等、円形状以外の断面形状に形成してもよい。即ち、固定穴12と挟込部材30、40は、固定穴12に挟込部材30、40を埋め込めるように、互いに対応する形状に形成すればよい。
10・・・金型、11・・・内面、12・・・固定穴、12A・・・内周、20・・・突起部品、21・・・本体部、22・・・基礎部、30・・・挟込部材、31・・・固定部、32・・・挿入溝、33・・・挟込片、40・・・挟込部材、41・・・固定部、42・・・挿入溝、43・・・挟込片。
Claims (6)
- タイヤのトレッドパターンを形成する突起部品が内面に固定されたタイヤ加硫用金型の製造方法であって、
挟込部材に突起部品の一部を挟み込む工程と、
挟込部材を金型内面に形成された固定穴に埋め込み、固定穴により挟込部材を締め付けて突起部品を固定する工程と、
を有することを特徴とするタイヤ加硫用金型の製造方法。 - 請求項1に記載されたタイヤ加硫用金型の製造方法において、
前記挟み込む工程が、挟込部材に設けられた固定部により突起部品を両側から挟み込む工程を有し、
前記突起部品を固定する工程が、挟込部材の固定部を締め付けて、固定部により突起部品をかしめて固定する工程を有することを特徴とするタイヤ加硫用金型の製造方法。 - 請求項1又は2に記載されたタイヤ加硫用金型の製造方法において、
挟込部材が、固定穴の周囲の材料よりも熱膨張係数が大きい材料からなることを特徴とするタイヤ加硫用金型の製造方法。 - タイヤのトレッドパターンを形成する突起部品が内面に固定されたタイヤ加硫用金型であって、
突起部品の一部を挟み込む挟込部材と、
金型内面に形成され、内部に埋め込まれる挟込部材を締め付けて突起部品を固定する固定穴と、
を備えたことを特徴とするタイヤ加硫用金型。 - 請求項4に記載されたタイヤ加硫用金型において、
挟込部材が、突起部品を両側から挟み込み、固定穴の締め付けにより突起部品をかしめて固定する固定部を有することを特徴とするタイヤ加硫用金型。 - 請求項4又は5に記載されたタイヤ加硫用金型において、
挟込部材が、固定穴の周囲の材料よりも熱膨張係数が大きい材料からなることを特徴とするタイヤ加硫用金型。
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