JP2012161802A - 鋳造装置、及び、鋳造方法 - Google Patents

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泰隆 松栄
Nobuki Matsuo
伸樹 松尾
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Tomoki Ogami
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Abstract

【課題】鋳鉄溶湯でも使用可能な金属中子への簡便な熱影響防止構造を備えた鋳造装置、及び、鋳造方法を提供する。
【解決手段】鋳型10内に金属製の置き中子20を配置した鋳造装置1において、溶湯供給側に対向する中子20の先端部21に中子20の先端面21Aとの間に隙間が形成されるように金属製のキャップ17を取付けた。
【選択図】図3

Description

本発明は、鋳物の中空部を成型するために、鋳型内に金属製の置き中子を配置した鋳造装置、及び、鋳造方法に関する。
従来、鋳鉄中空カムシャフト等の深穴形状の中空部を鋳抜く方法のひとつに、金属製の中子を用いて鋳抜くものがある。中子材質としては、中子を繰り返して利用することを前提とし高融点の材質を使う場合と、中子を溶融させて除去することを前提とし鋳物よりも低融点合金の材質を使う場合とがある。
溶湯の流入側では中子は、常に高温の溶湯に晒される。これによって、高融点の材質を用いた金属中子であっても、低融点の材質を用いた金属中子であっても、中子が溶湯と溶着してしまう、或いは、中子が溶けて曲がり所定の鋳抜き形状が成形できない場合がある。この対策として、金属製の中子の溶湯との温度影響を抑えるために、中子の内部に冷却水回路を設け、中子が高温にならないように冷却する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−262295号公報
しかしながら、中子の内部に冷却水回路が必要であるため、構造が複雑となる。また、冷却水の供給元が金型の主型であり、主型から中子を分離するような構造、例えば中子を置き中子とするような構造には用いることができない。さらに、冷却水回路による冷却方法は、アルミ溶湯で用いられる手法であり、アルミ溶湯よりも熱量が大きい鋳鉄の金型鋳造の場合には、中子の内部からの水冷だけでは冷却能力が足りず、金属製の中子表面が損傷を受ける、或いは、中子と製品部分とが溶着してしまうといった問題がある。冷却能力を上げるために、中子の肉厚を薄しく、冷却水と中子表面を近づけることが考えられるが、中子表面が損傷を受けた場合には、冷却水の水漏れが発生するリスクが高くなる。特に、中空カムシャフトのような筒状製品では、中子の一方の端から溶湯が供給される構造であり、金属中子の先端が高温の溶湯に連続して晒される。これによって、中子の先端が溶ける、中子の先端が製品部と溶着する、或いは、中子の先端が製品部に焼き付いて中子を引き抜くことができなくなるといった熱影響が顕著である。
本発明は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、鋳鉄溶湯でも使用可能な金属中子への簡便な熱影響防止構造を備えた鋳造装置、及び、鋳造方法を提供する。
上記目的を達成するために、本発明は、鋳型内に金属製の置き中子を配置した鋳造装置において、溶湯供給側に対向する前記中子の先端部に前記中子の先端面との間に隙間が形成されるように金属製のキャップを取付けたことを特徴とする。
この構成によれば、中子の先端部に取り付けたキャップにより、溶湯充填中に中子に直接溶湯が当たるのを防ぐことができるため、中子の温度上昇を抑制することができる。さらに、中子の先端面とキャップとの間に隙間を形成したため、この隙間が断熱層となり、中子への熱影響を低減することができる。これによって、簡便な構造で、中子への熱影響を防ぎ、中子がキャップ、或いは、製品部と溶着する、或いは、中子自体が溶損するのを防止することができる。
この構成において、前記中子の先端部の外周面に突起を設け、前記中子の先端部に前記中子の外周面との間に隙間が形成されるように前記キャップを圧入して取り付けた構成としても良い。
この構成によれば、中子の先端部の外周面に設けられた突起と接触する部分でキャップが変形し、かしめられて中子の先端部にキャップが取り付けられるため、中子とキャップとの接触部分を減らすことができ、溶湯の熱がキャップを通じて中子に伝わるのを抑制することができるまた、中子は、キャップに圧入されているだけのため、キャップを中子から取り外す際には、中子を引き抜くだけで容易に取り外すことができる。また、中子とキャップは別体である構成とすることができるため、キャップの熱が中子へ与える影響を低減することができる。
また、前記キャップの内周面に突起を設け、前記中子の先端部に前記中子の外周面との間に隙間が形成されるように前記キャップを圧入して取り付けた構成としても良い。
この構成によれば、キャップの内周面に設けられた突起が中子と接触する部分で塑性変形し中子の先端部がキャップにかしめられて固定されるため、中子とキャップとの接触部分を減らすことができ、溶湯の熱がキャップを通じて中子に伝わるのを抑制することができる。また、中子は、キャップに圧入されているだけのため、キャップを中子から取り外す際には、中子を引き抜くだけで容易に取り外すことができる。
また、前記キャップは、前記中子の心出しに用いる位置決めピンを側面に備え、前記位置決めピンと前記突起との位相をずらして前記中子の先端部に前記キャップを圧入して取り付けた構成としても良い。
この構成によれば、先端部にキャップを取り付けた中子を鋳型に配置するさいに、キャップに中子の心出し用の位置決めピンが設けられているため、位置決めピンに従って中子を鋳型内に配置するだけで、中子の心出しを容易に行うことができる。また、位置決めピンと突起との位相をずらして中子の先端にキャップを取り付けることで、突起によってキャップが潰れるさいに位置決めピンがキャップの外側に突出するのを防ぐことができ、突起によって中子の軸心がずれるのを防止することができる。
また、本発明は、鋳型内に金属製の置き中子を配置した鋳造装置の鋳造方法において、溶湯供給側に対向する前記中子の先端部に前記中子の先端面との間に隙間が形成されるように金属製のキャップを取付け、前記鋳型内に鋳鉄を注湯し、凝固後に前記中子を除去して中空の鋳抜き穴を有する製品を鋳造することを特徴とする。
この構成によれば、溶湯供給側に対向する中子の先端部に中子の先端面との間に隙間が形成されるように金属製のキャップを取付けた金属製の中子を鋳型内に配置して注湯するため、キャップにより、中子に直接溶湯が当たらず、さらに、中子の先端面とキャップとの間の隙間によって断熱効果が向上し、中子への熱影響が低減されるため、鋳鉄溶湯の熱によって中子の先端部が溶ける、中子の先端部が製品部と溶着する、或いは、中子の先端が製品部に焼き付いて中子を引き抜くことができなくなるといった問題が起こるのを防ぐことができる。
本発明によれば、鋳型内に金属製の置き中子を配置した鋳造装置において、溶湯供給側に対向する前記中子の先端部に前記中子の先端面との間に隙間が形成されるように金属製のキャップを取付けたため、キャップにより、中子に直接溶湯が当たるのを防ぐとともに、中子の先端面とキャップとの間に隙間を設けることで断熱効果を向上し、簡便な構造で、中子への熱影響を防止することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、中子の先端部に前記中子の外周面との間に隙間が形成されるように前記キャップを圧入して取り付けたため、中子とキャップとの接触部分を減らすことができ、溶湯の熱がキャップを通じて中子に伝わるのを抑制することができる。
また、本発明によれば、キャップの側面に位置決めピンを設け、前記位置決めピンと突起との位相をずらして中子の先端部に前記キャップを圧入して取り付けたため、突起によってキャップが潰れるさいに位置決めピンが突出することがなく、突起によって中子の軸心がずれるのを防止することができる。
また、本発明によれば、溶湯供給側に対向する中子の先端部に前記中子の先端面との間に隙間が形成されるように金属製のキャップを取付け、鋳型内に鋳鉄を注湯し、凝固後に前記中子を除去して中空の鋳抜き穴を有する製品を鋳造するため、キャップにより、中子に直接溶湯が当たるのを防ぐとともに、隙間が断熱層となり、中子への熱影響を防ぐことができるため、鋳鉄溶湯の熱によって中子の先端部が溶ける、中子の先端部が製品部と溶着する、或いは、中子の先端が製品部に焼き付いて中子を引き抜くことができなくなるといった問題が起こるのを防ぐことができる。
本実施形態の鋳造装置の構造を示す断面図である。 製品の構造を示す断面図である。 中子の先端部にキャップを取り付けた状態を示す断面図である。 中子の先端部にキャップを取り付けた状態を示す断面図である。 別の実施計形態の中子とキャップの取付構造を示す断面図である。 別の実施計形態の中子とキャップの取付構造を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明を適用した実施形態に係る鋳造装置1の構造を示す断面図である。鋳造装置1は、鋳型10と、中子20と、キャップ17と、から構成される。鋳型10は、熱伝導率の高い銅合金等から形成され、鋳造製の製品を成形するための製品キャビティ11を備える。鋳型10は、また、溶湯を受ける受口12と、この受口12から下方に伸びる湯口13と、湯口13から、製品キャビティ11の入り口である製品ゲート15につながる湯道14と、製品キャビティ11の上部に設けられた湯だまり16と、を備える。鋳型10には、一度に複数の製品を鋳造するために、複数の製品キャビティ11が形成されている。
製品キャビティ11は、本実施形態においては、鋳鉄中空の回転体の製品、例えばカムシャフト30を作製するための鋳造空間であり、製品キャビティ11の上部に設けられた湯だまり16には、製品の凝固による収縮分を補うために鋳型10内に余分に注入された溶湯が溜まるように構成されている。
製品キャビティ11内には、中子20が配置される。中子20は、断面略真円の円柱状に形成され、製品キャビティ11の中心に対して真っ直ぐに配置される。中子20の溶湯供給側に対向する先端部21には、キャップ17が取り付けられる。鋳型10は、先端部21にキャップ17が取り付けられた中子20を製品キャビティ11内に配置して閉じられる。
カムシャフト30は、図2に示すように、中空部(鋳抜き孔)31、コマ32、シャフト表面33を備える。中空部31は、カムシャフト30の軽量化、及び、カムシャフト30の慣性質量の低減のために設けられる。
カムシャフト30は、中空部31を備えるため、中空部31とシャフト表面33の間の肉厚が薄い薄肉の製品となる。中空部31は、図1に示すように、製品キャビティ11内に配置された金属製の置き中子20によって鋳抜かれて、1本の真っ直ぐな深穴形状に形成される。
図3は、図1中のa−aでの断面図である。図3に示すように、中子20の先端部21には、3つの突起22が中子20の外周方向に向かって設けられている。突起22の先端点22aを結ぶ円の中心は、中子20の中心と同心である。突起22は、例えば、互いに120度ずつ離れた位置に設けることができる。
中子20は、繰り返し利用することを前提としている場合は、高融点の金属材質、例えばSUS304等のオーステナイト系ステンレス材から形成することができる。オーステナイト系ステンレス材は、熱膨張係数が高いため、熱間と冷間との寸法差が大きく、中子20に抜き勾配を形成しなくても、中子20をカムシャフト30の冷却後に引き抜いて、容易に取り出すことができる。また、オーステナイト系ステンレス材は、表面安定性が良いため、中子20の表層が溶湯と化学的に反応することによるガス欠陥の発生を防ぐことができるとともに、カムシャフト30の製品表面の荒れを防ぐことができる。
中子20は、或いは、鋳物から溶融させて除去することを前提として、鋳物よりも低融点合金のもの、例えば錫等を使用する構成であっても良い。
中子20の先端部21に取り付けられるキャップ17の側面には、キャップ17の外周方向に向かって、3本の位置決めピン18が設けられる。位置決めピン18は、キャップ17の半径方向への延長線上に形成され、キャップ17の中心からの長さが等しくなるように形成されている。各位置決めピン18は、例えば、互いに120度ずつ離れた位置に設けることができる。
キャップ17の材質としては、キャップ17が溶湯の熱で鋳物と溶着しそのまま製品と一体となることを前提としているため、鋳鉄溶湯に耐えるスチール材が適する。また、キャップ17が鋳鉄溶湯に触れ、化学的に反応するのを防ぐために、キャップ17の表面には、ニッケル(Ni)、或いは、錫(Sn)等のメッキを施すことが望ましい。キャップ17は、メッキしたスチール材の他に、ステンレス材を用いる構成としても良い。
キャップ17は、内径が中子20の直径よりも大きく、さらに、中子20の設けられた突起22の先端点22は、小さく形成され、D3は、中子20の先端部21の直径D1よりも大きく、かつ、突起22の先端点22aを結ぶ円の直径よりも若干小さく形成される。キャップ17の内径が突起22の先端点22aを結ぶ円の直径よりも若干小さく形成されるため、キャップ17は、中子20の先端部21をキャップ17に圧入することで、中子20に取り付けることができる。先端部21をキャップ17に圧入する際には、突起22と位置決めピン18の位相をずらして、先端部21をキャップ17に挿入する。
先端部21をキャップ17に圧入すると、キャップ17が突起22に対して塑性変形(潰れる)する。これによって、突起22が当接する部分で、中子20がキャップ17にかしめられ、先端部21にキャップ17が固定される。突起22と位置決めピン18とは位相をずらして、先端部21にキャップ17を取り付けるため、キャップ17が突起22に対して塑性変形しても、位置決めピン18が突起22によってキャップ17の外側に向かって突出することはなく、突起22によって位置決めピン18の位置がずれることがない。
中子20は、キャップ17の位置決めピン18が、製品キャビティ11の壁面に当接するようにして、製品キャビティ11内に配置される。製品キャビティ11内にキャップ17が取り付けられた中子20を配置した後、鋳型10は閉じられる。カムシャフト30のような、鋳鉄中空の回転体は、回転軸の偏心を防ぐために、中子20の製品キャビティ11に対する心出しを正確に行う必要がるが、キャップ17の位置決めピン18が製品キャビティ11の壁面に当接するようにして鋳型10内に中子20を配置することで、中子20の心出しを行うことができる。また、位置決めピン18によって、中子20の姿勢が製品キャビティ11内で安定するため、中子20が製品キャビティ11内で傾くのを防ぐことができ、中子20の中心位置が製品キャビティ11の中心に対してずれるのを防ぐことができる。
製品キャビティ11内に中子を配置して鋳型10を閉じた後、不図示の鋳鉄炉にて溶解されたFCD700材等の鋳鉄溶湯Mが、取鍋Lを用いて例えば溶湯温度1400度で、図1に示した受口12から温度制御された鋳型10内に注湯される。キャップ17は、中子20と共に、製品キャビティ11に注湯された鋳鉄によって鋳包まれる。キャップ17は、溶湯の熱を受けて熱膨張するが、溶湯の流れによって中子20に押し付けられている状態であるため、溶湯充填中にキャップ17が中子20から外れることはない。
鋳型10は、所定時間のキュアタイムの後に開かれて、鋳物が鋳型10から離脱される。鋳物から製品が切り出され、製品は常温まで冷却される。製品冷却後、中子20は、製品から除去される。キャップ17は、溶湯の熱で鋳物と溶着し、そのまま製品と一体となる。
これらの構成によれば、溶湯供給側の中子20の先端部21にキャップ17を取り付けたため、溶湯充填中に、中子20の先端部21に温度の高い溶湯の流れが直接当たるのを防ぐことができ、中子20の温度上昇を抑制することができる。これによって、中子20が鋳物やキャップ17と溶着する、或いは、中子20自体が溶損するのを防ぐことができる。
中子20の材質が高融点の材質、特にオーステナイト系ステンレス材である場合には、中子20の熱間と冷間との寸法差を利用して、製品冷却後に中子20を製品から容易に引き抜くことができる。このとき、中子20の先端部21に取り付けられていたキャップ17は製品と一体になっているが、キャップ17は溶湯の熱を受けた際に熱膨張しているため、中子20を引き抜くことで、簡単にキャップ17を中子20から外すことができる。 また、溶湯供給側の中子20の先端部21への熱影響は、キャップ17によって低減されるため、先端部21が鋳物、或いは、キャップ17に焼き付いて中子20が抜けなくなることもない。さにら、中子20を繰り返し使用した場合にも先端部21に溶損等が見られないため、中子20は、繰り返し再利用することができ、製造コストの削減を図ることができる。
中子20の材質が、低融点合金の錫等である場合には、溶湯供給側の中子20の先端部21への熱影響がキャップ17によって低減されるため、中子20の先端部21が溶湯の熱によって溶ける、もしくは、曲がることがなく、低融点合金の中子20を用いても、所定の鋳抜き形状を形成することが可能となる。
また、高融点、或いは、低融点の金属材質で形成した金属製の中子20を鋳鉄溶湯で使用することができるようになるため、砂中子を用いた場合と比べて、中子20を鋳型10内に配置する速度を向上することができ、ラインのサイクルタイムを短縮することができる。また、砂中子が溶湯と接触することによって発生する砂起因のガス欠陥発生が無くなり、品質の歩留まりを向上することができる。また、中子の砂落とし、及び、砂処理の工程を廃止することができるため、ラインのサイクルタイムを短縮することができる。さらに、主型が金型で形成されているため、砂中子の使用を廃止することで、鋳造工程を完全に砂レスとすることができ、作業環境の改善を図ることができる。
また、中子20とキャップ17との接触部は、突起22の先端点22aがキャップ17に接する部分だけとなる。これによって、中子20とキャップ17とが接触する面積を減らすことができ、キャップ17を介して中子20に熱が伝わりにくくなり、溶湯の熱の中子20への影響を低減させることができる。また、突起22により、中子20の外周面20Aと、キャップ17の内周面17Aとの間に隙間を設けることができ、この隙間が断熱層となるため、溶湯の熱が中子20に伝わりにくくなり、溶湯の熱による中子20への影響をさらに低減させることができる。
図4は、図3中に示したb−bでキャップ17及び中子20を切断した断面を図3中矢印方向から視た状態を示す図である。
図4(A)に示すように、突起22は、中子20の外周面20Aから突出する柱状に形成されていても良い。この場合、突起22は、先端部21のキャップ17が取り付けられる部分に亘って設けられている構成であっても良い。
また、突起22は、図4(B)に示すように、先端部21のキャップ17が取り付けられる部分の一部に形成された凸状の突起であっても良い。
先端部21の先端面21Aには、凸部23が設けられている。凸部23は、先端面21Aの略真ん中に設けられる。凸部23の先端がキャップ17と突き当たるようにして、中子20の先端部21をキャップ17に圧入し、中子20をキャップ17にかしめて固定したさいに、凸部23によって、キャップ17と中子20の先端面21Aとの間に隙間が形成される。
この構成によれば、中子20の先端面21Aとキャップ17との間に隙間が形成され、この隙間が断熱層となるため、中子20に溶湯の熱が伝わりにくくなり、溶湯の熱による中子20への影響をさらに低減させることができる。
また、キャップ17と中子20の先端面21Aとの間に隙間を形成するために、先端面21Aに凸部23を設ける他に、図示は省略したが、挿入量を一定にできるような装置を使ってキャップ17に中子20を挿入する構成であっても良い。また、凸部23は、中子20の先端面21A側ではなく、キャップ17側に設けられている構成であっても良い。
以上説明したように、本実施形態によれば、鋳型10内に金属製の置き中子20を配置した鋳造装置1において、溶湯供給側に対向する中子20の先端部21に中子20の先端面21Aとの間に隙間が形成されるように金属製のキャップ17を取付けたため、キャップ17により、中子20に直接溶湯が当たるのを防ぐことができ、中子20への溶湯の熱による影響を低減することができる。また、中子20の先端面21Aとキャップ17との間に隙間を設けたため、この隙間が断熱層となり、中子20への溶湯の熱による影響をさらに低減することができる。これによって、簡便な構造で、中子20への熱影響を防止することができる。
また、本実施形態によれば、中子20の先端部21の外周面20Aに突起22を設け、中子20の先端部21に中子20の外周面20Aとの間に隙間が形成されるようにキャップ17を圧入して取り付けたため、中子20の側面とキャップ17の側面とで接するのは突起22の部分だけとなり、中子20とキャップ17との接触面積を減らすことができるため、溶湯の熱がキャップ17を通じて中子20に伝わるのを抑制することができる。また、突起22によって、中子20の外周面20Aと、キャップ17の内周面17Aとの間に隙間が形成されるため、この隙間が断熱層となり、中子20への溶湯の熱による影響をさらに低減することができる。また、中子20とキャップ17は別体である構成とすることができるため、キャップ17の熱が中子20へ与える影響を低減することができる。
また、本実施形態によれば、キャップ17の内周面17Aにディンプル状の突起19を設け、中子20の先端部21に中子20の外周面20Aとの間に隙間が形成されるようにキャップ17を圧入して取り付けたため、中子20の側面とキャップ17の側面とで接するのは突起19の部分だけとなり、中子20とキャップ17との接触面積を減らすことができるため、溶湯の熱がキャップ17を通じて中子20に伝わるのを抑制することができる。また、突起19によって、中子20の外周面20Aと、キャップ17の内周面17Aとの間に隙間が形成されるため、この隙間が断熱層となり、中子20への溶湯の熱による影響をさらに低減することができる。
また、本実施形態によれば、キャップ17の側面に、中子20の心出しに用いる位置決めピン18を備え、この位置決めピン18と突起19、或いは、突起22との位相をずらして中子20の先端部21にキャップ17を圧入して取り付けたため、位置決めピン18によって、中子20の心出しを容易に行うことができる。また、位置決めピン18によって、中子20の姿勢が製品キャビティ11内で安定するため、中子20が製品キャビティ11内で傾くのを防ぐことができ、中子20の中心位置が製品キャビティ11の中心に対してずれるのを防止することができる。また、突起22、或いは、突起19と、位置決めピン18との位相をずらして中子20にキャップ17を取り付けたため、突起22によってキャップ17が潰れるさい、或いは中子20によって突起19が潰れるさいに位置決めピン18がキャップ17の外周に向かって突出するのを防ぐことができ、突起22、或いは、突起19によって中子20の軸心が製品キャビティ11の中心に対してずれるのを防止することができる。
また、本実施形態によれば、鋳型10内に金属製の置き中子20を配置した鋳造装置1の鋳造方法において、溶湯供給側に対向する中子20の先端部21に中子20の先端面21Aとの間に隙間が形成されるように金属製のキャップ17を取付け、鋳型10内に鋳鉄を注湯し、凝固後に中子20を除去して中空の鋳抜き穴(中空部)31を有する製品を鋳造するため、高融点の材質で形成された中子20を用いた場合には、溶湯供給側の中子20の先端部21への熱影響は、キャップ17によって低減されるため、中子20を繰り返し使用しても先端部21が溶損を受けることがない。これによって、中子20は、繰り返し再利用することができるようになり、製造コストの削減を図ることができる。また、低融点合金の材質で形成された中子20を用いた場合には、溶湯供給側の中子20の先端部21への熱影響がキャップ17によって低減されるため、中子20の先端部21が溶湯の熱によって溶ける、或いは、曲がることがなく、所定の鋳抜き形状を形成することが可能となる。
<別の実施形態>
上述の実施形態においては、中子20の先端部21に3つの突起22を設けて、先端部21をキャップ17に圧入して、キャップ17を中子20に取り付ける構成とした。上述の構成では、突起22を3つ設けることで、中子20の中心とキャップ17の中心とを容易に合わせることができるが、心出しを正確に行うことができれば、突起22は3つ設ける以外にも、2つ、或いは、1つ設ける構成とすることができる。また、突起を中子20側ではなく、キャップ17側に設ける構成であっても良い。
図5(A)は、中子20の先端部21に、2つの突起22を設け、突起22を互いに略180離れた位置に配置した構成を示す図である。この構成によれば、キャップ17と中子20との接触部分が、2つの突起22の先端点22aだけとなるため、中子20とキャップ17の接触面積をさらに減らすことができ、キャップ17を介して中子20に熱が伝わりにくくなる。これによって、溶湯の熱の中子20への影響を低減させることができる。
図5(B)は、中子20の先端部21に突起22を1つ設けた構成を示す図である。
中子20の先端部21に、突起22を2つ設けた場合であっても、或いは、1つ設けた場合であっても、突起22を3つ設けた場合と同様に、突起22と、キャップ17の位置決めピン18との位相はずらして、中子20の先端部21をキャップ17に圧入し、中子20にキャップ17を取り付ける。つまり、突起22によって、位置決めピン18が設けられている部分が潰されることがないように、中子20にキャップ17を取り付けなければならない。
図6は、中子20側ではなく、キャップ17側に突起を設けた構成を示す図である。図6(A)に示すように、キャップ17の内周面17Aには、ディンプル状の突起19が設けられている。突起19は、位置決めピン18と位相をずらして設けられる。突起19の先端点を結んだ円の直径は、中子20の直径よりも若干小さく形成されている。キャップ17側に突起19を設けた構成においては、図6(B)に示すように、中子20の先端部21をキャップ17に圧入すると、突起19が中子20によって潰れて、中子20がキャップ17にかしめられて固定される。
1 鋳造装置
10 鋳型
17 キャップ
18 位置決めピン
19、22 突起
20 中子
20A 外周面
21 先端部
21A 先端面
23 凸部

Claims (5)

  1. 鋳型内に金属製の置き中子を配置した鋳造装置において、
    溶湯供給側に対向する前記中子の先端部に前記中子の先端面との間に隙間が形成されるように金属製のキャップを取付けたことを特徴とする鋳造装置。
  2. 前記中子の先端部の外周面に突起を設け、前記中子の先端部に前記中子の外周面との間に隙間が形成されるように前記キャップを圧入して取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の鋳造装置。
  3. 前記キャップの内周面に突起を設け、前記中子の先端部に前記中子の外周面との間に隙間が形成されるように前記キャップを圧入して取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の鋳造装置。
  4. 前記キャップは、前記中子の心出しに用いる位置決めピンを側面に備え、前記位置決めピンと前記突起との位相をずらして前記中子の先端部に前記キャップを圧入して取り付けたことを特徴とする請求項2または3に記載の鋳造装置。
  5. 鋳型内に金属製の置き中子を配置した鋳造装置の鋳造方法において、
    溶湯供給側に対向する前記中子の先端部に前記中子の先端面との間に隙間が形成されるように金属製のキャップを取付け、前記鋳型内に鋳鉄を注湯し、凝固後に前記中子を除去して中空の鋳抜き穴を有する製品を鋳造することを特徴とする鋳造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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