JP2013141697A - 砂型鋳造装置及び砂型鋳造方法 - Google Patents

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洋一 田実
Yukimasa Kozono
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Abstract

【課題】砂型を用いながら、簡単な構成にて、下型に対する上型の位置合わせが高精度に行われ、所望の寸法公差を確実且つ容易に満たす砂型鋳造装置及び砂型鋳造方法を提供する。
【解決手段】
砂型鋳造装置は、鋳物砂からなり、下型合わせ面16及び該下型合わせ面16にて開口する有底の下型ダボ穴36を有する下型12と、鋳物砂からなり、下型合わせ面16と対向配置されるべき上型合わせ面14、及び、該上型合わせ面14にて開口する有底の上型ダボ穴34を有する上型10と、鋳物砂からなり、下型ダボ穴36に挿入されるべき下部40及び上型ダボ穴34に挿入されるべき上部38を有するダボ32と、ダボ32の上部38に埋設された磁石42と、上型10における上型ダボ穴34の軸線上の部分に埋設され、下型12の上に上型10を配置する際に磁石42から引力が作用する磁石44とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、砂型鋳造装置及び砂型鋳造方法に関する。
砂型鋳造は、例えば特許文献1が開示するように、鋳物砂からなる下型と上型を用いて行われる。下型と上型の間にはキャビティが設けられ、キャビティに注入された溶湯が凝固して鋳物になる。
下型に対する上型の位置合わせの精度は、得られる鋳物の寸法形状に大きく影響する。このため、位置合わせの精度は高いことが望ましい。
そこで、砂型鋳造では、位置合わせのために、鋳物砂からなるダボが使用されている。ダボはピン形状を有し、下型及び上型には、ダボが挿入されるダボ穴がそれぞれ形成される。ダボを用いる場合、まず下型のダボ穴にダボが挿入される。それから、クレーンで吊り上げられた上型を、上型のダボ穴にダボが挿入されるように下降させることによって、下型に対する上型の位置合わせが行われる。
特開2005−296980号公報
クレーンを用いて下型の上に上型を配置する場合、ダボとダボ穴を視認しながら徐々に上型を下降させる。このとき、上型と下型の隙間が狭くなるにつれて、視認が困難になり、ダボに対するダボ穴の位置がずれてしまう。このような場合であっても、ダボは鋳物砂からなるので、ダボが崩れることによって、位置がずれたまま下型の上に上型が配置されてしまう。
このように下型に対し上型がずれて配置された場合、鋳物の表面に、型ずれと称される相対的な変位が生じてしまう。かかる型ずれが発生しやすいことから、砂型鋳造の寸法公差は、通常、精密鋳造や金型鋳造に比べて大きく設定される。従って、砂型鋳造には、精密鋳造や金型鋳造に比べて低コストではあるが、寸法公差が大きいという問題があった。
特に、肉厚が小さい薄肉鋳物では、型ずれが目立つためにシビアな寸法公差が要求される。このため、薄肉鋳物を砂型鋳造により製造する場合、余肉量を多めにとって、鋳造された鋳物に機械加工を施す必要があった。さもなくば、型ずれが寸法公差内に収まらず、歩留まりが低下してしまうという問題があった。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされ、その目的とするところは、砂型を用いながら、簡単な構成にて、下型に対する上型の位置合わせが高精度に行われ、所望の寸法公差を確実且つ容易に満たす砂型鋳造装置及び砂型鋳造方法を提供することにある。
上記目的を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
本発明は、鋳物砂からなり、下型合わせ面及び該下型合わせ面にて開口する有底の下型ダボ穴を有する下型と、鋳物砂からなり、前記下型合わせ面と対向配置されるべき上型合わせ面、及び、該上型合わせ面にて開口する有底の上型ダボ穴を有する上型と、鋳物砂からなり、前記下型ダボ穴に挿入されるべき下部及び前記上型ダボ穴に挿入されるべき上部を有するダボと、前記ダボの上部、及び、前記上型における前記上型ダボ穴の軸線上の部分のうち一方に埋設された磁石と、前記ダボ、及び、前記上型における前記上型ダボ穴の軸線上の部分のうち他方に埋設され、前記下型の上に前記上型を配置する際に前記磁石から引力が作用する磁性部材と、を備えることを特徴とする砂型鋳造装置を提供する。
この砂型鋳造装置によれば、下型の上に上型を配置する際に、磁石から磁性部材に引力が作用し、磁石と磁性部材が、ダボ穴の軸線上に配列される。この配列によって、ダボに対してダボ穴がずれることが防止され、下型に対する上型の位置合わせが高精度にて行われる。このため、この砂型鋳造装置によって製造される鋳物では、型ずれが防止され、鋳物の寸法が所望の寸法公差に収まる。
かくして、この砂型鋳造装置によれば、簡単な構成にて、確実且つ容易に、鋳物の寸法が所望の寸法公差内に収まる。そしてこの結果、余肉量の最小化を図ることができ、歩留まりも向上する。
なお、磁性部材も磁石であってもよい。
好ましい態様として、前記磁石は、10.0kG以上の磁束密度を有する。
この構成によれば、磁石が10.0kG以上の磁束密度を有するので、磁石から磁性部材に対し、磁石と磁性部材をダボ穴の軸線上に配置するのに十分な大きさの引力が作用する。この結果、下型に対する上型の位置合わせが、確実に、高精度にて行われる。
好ましい構成として、前記磁石は、サマリウムコバルト磁石からなる。
サマリウムコバルト磁石は、高温下で使用しても、残留磁束密度が低下し難い。この結果、磁石を繰り返し使用しても、下型に対する上型の位置合わせが、確実に、高精度にて行われる。
また本発明は、鋳物砂からなり、下型合わせ面及び該下型合わせ面にて開口する有底の下型ダボ穴を有する下型を作製する下型作製工程と、鋳物砂からなり、前記下型合わせ面と対向配置されるべき上型合わせ面、及び、該上型合わせ面にて開口する有底の上型ダボ穴を有する上型を作製する上型作製工程と、鋳物砂からなり、前記下型ダボ穴に挿入されるべき下部及び前記上型ダボ穴に挿入されるべき上部を有するダボを作製するダボ作製工程と、を備え、前記ダボ作製工程、及び、前記上型作製工程のうち少なくとも一方において、前記ダボの上部及び前記上型における前記上型ダボ穴の軸線上の部分のうち少なくとも一方に磁石を埋設し、前記ダボ作製工程、及び、前記上型作製工程のうち少なくとも一方において、前記ダボの上部及び前記上型における前記上型ダボ穴の軸線上の部分のうち他方に、前記下型の上に前記上型を配置する際に前記磁石から引力が作用する磁性部材を埋設する、ことを特徴とする砂型鋳造方法を提供する。
この構成によれば、下型の上に上型を配置する際に、磁石から磁性部材に引力が作用し、磁石と磁性部材が、ダボ穴の軸線上に配列される。この配列によって、ダボに対してダボ穴がずれることが防止され、下型に対する上型の位置合わせが高精度にて行われる。このため、この砂型鋳造方法によって製造される鋳物では、型ずれが防止され、鋳物の寸法が所望の寸法公差に収まる。
かくして、この砂型鋳造方法によれば、簡単な構成にて、確実且つ容易に、鋳物の寸法が所望の寸法公差内に収まる。そしてこの結果、余肉量の最小化を図ることができ、歩留まりも向上する。
なお、磁性部材も磁石であってもよい。
好ましい態様として、砂型鋳造方法は、前記上型を吊り上げる吊り上げ工程と、吊り上げられた前記上型を前記下型の上に配置する型合わせ工程とを備える。
この構成によれば、吊り下げられた上型が、磁石から磁性部材に作用する引力によって移動することができ、確実に、下型に対する上型の位置合わせが高精度にて行われる。
本発明によれば、砂型を用いながら、簡単な構成にて、下型に対する上型の位置合わせが高精度に行われ、所望の寸法公差を確実且つ容易に満たす砂型鋳造装置及び砂型鋳造方法が提供される。
本発明の実施形態に係る砂型鋳造装置の構成を概略的に示す断面図である。 図1の砂型鋳造装置の構成を概略的に示す上面図である。 図1中のダボ近傍を拡大して示す図である。 図3中のダボの外観を概略的に示す斜視図である。 図3中の磁石の外観を概略的に示す斜視図である。 図1の砂型鋳造装置を用いた砂型鋳造方法の手順を概略的に示すフローチャートである。 図6中の吊り上げ工程及び型合わせ工程を説明するための図である。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではない。
〔砂型鋳造装置〕
図1は、本発明の実施形態の砂型鋳造装置を概略的に示す断面図である。
砂型鋳造装置は、上型10と下型12を有する。上型10及び下型12は、それぞれ鋳物砂からなる砂型である。鋳物砂は、例えば、珪砂及び粘土を含み、更に、無機又は有機の粘結剤を含んでいても良い。
上型10及び下型12は合わせ面14,16をそれぞれ有し、合わせ面14,16は相互に対向配置される。そして、上型10及び下型12には、合わせ面14,16に開口する凹み18,20がそれぞれ設けられ、凹み18,20の内部には必要に応じて中子22が配置される。凹み18,20の壁面と中子22の外面の間に存在する空間がキャビティ24を構成する。
また、図示しないけれども、上型10には湯口が設けられ、上型10及び下型12には、湯口とキャビティ24を繋ぐ湯道が設けられている。湯口及び湯道を通じて、キャビティ24には溶湯が供給され、溶湯が凝固して鋳物になる。鋳物の材質は特に限定されることはないが、例えばダクタイルである。
なお、湯道は、キャビティ24に連通していればよく、上型10のみに設けられていてもよい。更に、上型10には、ガス抜き穴や押し湯部が設けられていてもよい。
一方、上型10及び下型12は、それぞれ鋳枠26,28によって囲まれている。つまり上型10及び下型12は、枠込めされている。そして、鋳枠26には、上型10を吊り上げるための複数のロッド30が一体に設けられている。
更に、砂型鋳造装置は、位置合わせ部材として、複数のダボ32を有する。図2は、砂型鋳造装置を概略的に示す上面図である。ダボ32の数は2つ以上であればよいが、好ましくは4つ以上である。好ましくは、ダボ32はキャビティ24の周りに均等に配置される。
図3は、図1中のダボ32を含む領域を拡大して示しており、図4は、ダボ32の外観を概略的に示す斜視図である。上型10及び下型12には、合わせ面14,16に開口する有底のダボ穴34,36がそれぞれ形成されている。ダボ穴34,36の軸線は鉛直方向に延びている。下型12の上に上型10が正確に位置合わせされたとき、ダボ穴34,36の軸線は一致する。
ダボ32は、上型10のダボ穴34に挿入される上部38と、下型12のダボ穴36に挿入される下部40とを有する。ダボ32の上部38及び下部40は、テーパピン形状若しくは円錐台形状をそれぞれ有し、ダボ32の軸線上に直列に配列されている。
ダボ32は鋳物砂からなるけれども、ダボ32の上部38には磁石42が埋設されている。好ましくは、磁石42は、露出しないようにダボ32に埋設されながら、可及的に上部38の端面の近くに配置される。可及的に近くとは、ダボ32が崩れない程度にという意味である。
上型10及び下型12のダボ穴34,36は、ダボ32の上部38及び下部40にそれぞれ合致する形状を有する。つまり、ダボ穴34,36の壁面は雌テーパ形状を有する。
そして、上型10には、ダボ穴34の軸線上に、磁石44が埋設されている。好ましくは、磁石44は、露出しないように上型10に埋設されながら、可及的にダボ穴34の底面の近くに配置される。可及的に近くとは、上型10が崩れない程度にという意味である。
図5は、磁石42,44の外観を概略的に示す斜視図である。磁石42,44は、例えば円柱形状を有し、それぞれ、ダボ32及びダボ穴34の軸線方向に磁化されている。そして、磁石42,44の磁極は、磁石42,44間に引力が発生するように、配列されている。
なお、磁石42,44の寸法形状は、同一である必要はない。
好ましくは、磁石42,44は、10.0kG(キロガウス)以上10.6kG(キロガウス)以下の残留磁束密度を有し、より好ましくは、表面磁束密度3.0kG以上の残留磁束密度を有する。
また、好ましくは、磁石42,44は、サマリウムコバルト磁石からなる。サマリウムコバルト磁石は、サマリウムとコバルトの合金であるが、更に他の希土類成分等を含んでいてもよい。ただし、磁石42,44は、有機系の接着剤を含まずに、無機成分のみからなるのが好ましい。
〔砂型鋳造方法〕
以下、上述した砂型鋳造装置を用いた砂型鋳造方法について説明する。
図6は、砂型鋳造方法の手順を概略的に示すフローチャートである。
まず、上型作製工程S10、下型作製工程S20、中子作製工程S30、及び、ダボ作製工程S40が実行され、上型10、下型12、中子22、及び、ダボ32がそれぞれ作製される。上型作製工程S10、及び、ダボ作製工程S40において、上型10及びダボ32に磁石42,44がそれぞれ埋め込まれる。
なお、上型作製工程S10、下型作製工程S20、中子作製工程S30、及び、ダボ作製工程S40を実行する順序は、特に限定されない。また、中子作製工程S30は、必要に応じて実行すればよい。
それから、ダボ配置工程S50が実行され、作製されたダボ32が、下型12に取り付けられる。また、中子22も下型22の凹み20に配置される。
次に、吊り上げ工程S60が実行される。吊り上げ工程S60では、図7に示すように、ロッド30にワイヤ46が掛け回され、ワイヤ46を介して、クレーンやチェーンブロック等の吊り上げ装置48によって上型10を吊り上げる。
この後、型合わせ工程S70が実行される。型合わせ工程S70では、下型12の上方に配置された上型10が、下型12に向けて徐々に下降させられる。この間、作業員が、ダボ32及びダボ穴34の位置を視認しながら、上型10の水平方向位置を粗調整する。
そして、ダボ穴34にダボ32の上部38が進入するところまで来ると、磁石42,44間の引力が増大し、磁石44がダボ32の軸線上に配列される。つまり、ダボ32の軸線とダボ穴34の軸線とが一致するように、上型10の磁石44に引力が作用する。吊り下げられた上型10は水平方向に容易に移動可能であり、引力によって、下型12に対し上型10の位置が水平方向にて微調整される。そして、下型12に対し上型10の位置が微調整された状態で、下型12の合わせ面16に上型10の合わせ面14が当接するまで上型10を下降させ、型合わせが完了する。
この後、注湯工程S80が実行され、湯口から溶湯が注がれる。そして、必要に応じて溶湯を強制冷却し、溶湯が凝固するのを待ってから、取り出し工程S90を実行し、鋳物を上型10及び下型12から取り出す。
上述した実施形態によれば、下型12の上に上型10を配置する際に、磁石42,44間で引力が作用し、磁石42,44が、ダボ穴34,36の軸線上に配列される。この配列によって、ダボ32に対してダボ穴34,36がずれることが防止され、下型12に対する上型10の位置合わせが高精度にて行われる。このため、この砂型鋳造装置によって製造される鋳物では、型ずれが防止され、鋳物の寸法が所望の寸法公差に収まる。
具体的には、薄物の鋳物については、肉厚の寸法公差として、JIS B0403−1995に規定される公差等級にて、CT11級以上CT13級以下が達成される。
かくして、この砂型鋳造装置によれば、簡単な構成にて、確実且つ容易に、鋳物の寸法が所望の寸法公差内に収まる。そしてこの結果、余肉量の最小化を図ることができ、歩留まりも向上する。
また、上述した実施形態によれば、好ましい態様として、磁石42,44が10.0kG以上の残留磁束密度を有し、より好ましい態様として、3.0kG以上の表面磁束密度を有するので、磁石42,44間において、磁石42,44をダボ穴34,36の軸線上に配置するのに十分な大きさの引力が作用する。この結果、下型12に対する上型10の位置合わせが、確実に、高精度にて行われる。
更に、上述した実施形態によれば、好ましい態様として、磁石42,44がサマリウムコバルト磁石からなる。サマリウムコバルト磁石は、高温下で使用しても、残留磁束密度が低下し難い。この結果、磁石42,44を繰り返し使用しても、下型12に対する上型10の位置合わせが、確実に、高精度にて行われる。
また更に、上述した実施形態によれば、好ましい態様として、磁石42,44は、有機系の接着剤を含まない。このため、磁石42,44は耐熱性が高く、高温下で使用しても変形しない。この結果、磁石42,44を繰り返し使用しても、下型12に対する上型10の位置合わせが、確実に、高精度にて行われる。
一方、上述した実施形態によれば、吊り下げられた上型10が水平方向に容易に移動可能である。このため、磁石42,44間の引力によって、下型12に対する上型10の位置合わせが、確実に、高精度にて行われる。
本発明は、上述した実施形態に限定されることはなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上述した実施形態では、好ましい態様として、上型10及びダボ32の両方に磁石42,44が埋設されていたが、一方に磁石が埋設されていれば、他方は、磁石によって吸引される磁性材料であってもよい。
最後に、上述した砂型鋳造装置及び砂型鋳造方法は、薄肉の鋳物の製造に好適であるが、厚肉の鋳物にも適用可能である。
10 上型
12 下型
14 合わせ面(上型合わせ面)
16 合わせ面(下型合わせ面)
22 中子
24 キャビティ
26 鋳枠
28 鋳枠
32 ダボ
34 ダボ穴(上型ダボ穴)
36 ダボ穴(下型ダボ穴)
38 上部
40 下部
42 磁石
44 磁石

Claims (5)

  1. 鋳物砂からなり、下型合わせ面及び該下型合わせ面にて開口する有底の下型ダボ穴を有する下型と、
    鋳物砂からなり、前記下型合わせ面と対向配置されるべき上型合わせ面、及び、該上型合わせ面にて開口する有底の上型ダボ穴を有する上型と、
    鋳物砂からなり、前記下型ダボ穴に挿入されるべき下部及び前記上型ダボ穴に挿入されるべき上部を有するダボと、
    前記ダボの上部、及び、前記上型における前記上型ダボ穴の軸線上の部分のうち一方に埋設された磁石と、
    前記ダボ、及び、前記上型における前記上型ダボ穴の軸線上の部分のうち他方に埋設され、前記下型の上に前記上型を配置する際に前記磁石から引力が作用する磁性部材と、
    を備えることを特徴とする砂型鋳造装置。
  2. 前記磁石は、10.0kG以上の残留磁束密度を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の砂型鋳造装置。
  3. 前記磁石は、サマリウムコバルト磁石からなる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の砂型鋳造装置。
  4. 鋳物砂からなり、下型合わせ面及び該下型合わせ面にて開口する有底の下型ダボ穴を有する下型を作製する下型作製工程と、
    鋳物砂からなり、前記下型合わせ面と対向配置されるべき上型合わせ面、及び、該上型合わせ面にて開口する有底の上型ダボ穴を有する上型を作製する上型作製工程と、
    鋳物砂からなり、前記下型ダボ穴に挿入されるべき下部及び前記上型ダボ穴に挿入されるべき上部を有するダボを作製するダボ作製工程と、
    を備え、
    前記ダボ作製工程、及び、前記上型作製工程のうち少なくとも一方において、前記ダボの上部及び前記上型における前記上型ダボ穴の軸線上の部分のうち少なくとも一方に磁石を埋設し、
    前記ダボ作製工程、及び、前記上型作製工程のうち少なくとも一方において、前記ダボの上部及び前記上型における前記上型ダボ穴の軸線上の部分のうち他方に、前記下型の上に前記上型を配置する際に前記磁石から引力が作用する磁性部材を埋設する、
    ことを特徴とする砂型鋳造方法。
  5. 前記上型を吊り上げる吊り上げ工程と、
    吊り上げられた前記上型を前記下型の上に配置する型合わせ工程と
    を備えることを特徴とする請求項4に記載の砂型鋳造方法。
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