JP2012155967A - 車両用灯具 - Google Patents
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Abstract
【課題】ランプユニットからLEDユニットへの熱伝達を遮断してLEDユニットを熱的に保護するとともに、レンズの曇りを防ぐことができる車両用灯具を提供すること。
【解決手段】ハウジング2とその開口部を覆うアウタレンズ3によって画成される灯室4内にLED13を光源とするポジションランプユニット(LEDユニット)8と、バルブを光源とするランプユニット(ハイビーム用ランプユニットとロービーム用ランプユニット6及びターンランプユニット)を上下に収容して成るヘッドランプ(車両用灯具)1において、上下方向において前記ポジションランプユニット8と前記ロービーム用ランプユニット6との間に遮熱板18を、前記ポジションランプユニット8との間に上下方向の隙間を設けて配設するとともに、該遮熱板18を正面視で左右方向の何れか一方の端部まで延長する。
【選択図】図3
【解決手段】ハウジング2とその開口部を覆うアウタレンズ3によって画成される灯室4内にLED13を光源とするポジションランプユニット(LEDユニット)8と、バルブを光源とするランプユニット(ハイビーム用ランプユニットとロービーム用ランプユニット6及びターンランプユニット)を上下に収容して成るヘッドランプ(車両用灯具)1において、上下方向において前記ポジションランプユニット8と前記ロービーム用ランプユニット6との間に遮熱板18を、前記ポジションランプユニット8との間に上下方向の隙間を設けて配設するとともに、該遮熱板18を正面視で左右方向の何れか一方の端部まで延長する。
【選択図】図3
Description
本発明は、ハウジングとその開口部を覆うハウジングによって画成される灯室内にLEDを光源とするLEDユニットとバルブを光源とするランプユニッを上下に収容して成る車両用灯具に関するものである。
例えば車両前端の左右に配置されるヘッドランプには、ハウジングとその開口部を覆うレンズによって画成される灯室内に、ハイビーム用(走行ビーム用)ランプユニットとロービーム用(すれ違いビーム用)ランプユニット、ターンランプユニット、ポジションランプユニット等を収容して成るコンビネーション型のものが使用されている。
ところで、斯かるコンビネーション型のヘッドランプにおいて、ハイビーム用及びロービーム用ランプニットの光源にバルブを使用し、ポジションランプユニットの光源にLEDを使用するとともに、該ポジションランプユニットをハイビーム用又はロービーム用ランプニットの上方に配置する構成を採用した場合、ハイビーム用又はロービーム用ランプユニットの点灯によって発生した熱によってポジションランプユニットが加熱され、該ポジションランプユニットの光源であるLEDの温度が上昇してその発光効率と寿命が低下するという問題が発生する。
そこで、特許文献1〜3には、発熱源である光源からの熱を遮断する遮熱板を灯室内に配置する提案がなされている。
しかしながら、特許文献1〜3において提案された構成では、遮熱板はハウジングやレンズに密着した状態で配置されていたため、前述のようなコンビネーション型のヘッドランプにおいては、ハイビーム用又はロービーム用ランプニットの点灯によって発生した熱を遮熱板によって効果的に遮断することができず、これらの上方に配されたポジションランブユニットの光源であるLEDの加熱を効果的に抑制することができないという問題があった。
又、ハイビーム用又はロービーム用ランプニットの点灯によって発生した熱によって加熱された温度の高い空気が灯室内の上端隅部に滞留し、この滞留する空気が消灯時に冷却されると、これに含まれる水分がレンズの内面に結露してレンズが曇るという問題もあった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的とする処は、ランプユニットからLEDユニットへの熱伝達を遮断してLEDユニットを熱的に保護するとともに、レンズの曇りを防ぐことができる車両用灯具を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、ハウジングとその開口部を覆うハウジングによって画成される灯室内にLEDを光源とするLEDユニットとバルブを光源とするランプユニットを上下に収容して成る車両用灯具において、上下方向において前記LEDユニットと前記ランプユニットとの間に遮熱板を、前記LEDユニットとの間に上下方向の隙間を設けて配設するとともに、該遮熱板を正面視で左右方向の何れか一方の端部まで延長したことを特徴とする。
本発明によれば、上下方向においてLEDユニットとランプユニットとの間に遮熱板をLEDユニットとの間に上下方向の隙間を設けて配設したため、LEDユニットとランプユニットの間に断熱性の高い空気層が形成されるため、ランプユニットからLEDユニットへの熱伝達が効果的に遮断されてLEDユニットを熱的に保護することができ、LEDユニットの光源であるLEDの温度上昇を抑制してその発光効率と寿命の低下を防ぐことができる。又、遮熱板を正面視で左右方向の何れか一方の端部まで延長したため、該遮熱板の熱がレンズの曇り易い部分に移動してその部分を加熱することとなり、その部分の温度低下が抑制され、その部分でのレンズの曇りが防がれる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る車両用灯具の一形態としてのヘッドランプの正面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は図1のB−B線断面図である。
本実施の形態に係るヘッドランプ1は、不図示の車両前端部の左右に設けられるものであって、ハウジング2とその前面開口部を覆うアウタレンズ3によって画成される灯室4(図2及び図3参照)内に、ハイビーム(走行ビーム)用ランプユニット5、ロービーム(すれ違いビーム)用ランプユニット6、ターンランプユニット7及びLEDユニットであるポジションランプユニット8を収容して構成されている。尚、図示のヘッドランプ1は、車両の左側端部に配されるものであって、左側端部に配されるヘッドランプは左右対称に構成され、その基本構成は左右で同じであるため、以下、これについての図示及び説明は省略する。
上記ハウジング2は、樹脂にて一体成形され、その前面開口部の周縁には断面横U字状の嵌合凹部2aが形成されている。又、前記アウタレンズ3は、透明樹脂によって一体成形されており、その周縁に車両後方に向かって一体に突出する凸部3aがハウジング2の前記嵌合凹部2aに車両前方から嵌め込まれ、その嵌め込み部がホットメルト9によって接着されることによって該アウタレンズ3がハウジング2に接合一体化されている。
前記ハイビーム用ランプユニット5とロービーム用ランプユニット6及びターンランプユニット7は、光源としてバルブ10,11,12(図1参照)をそれぞれ使用するものであって、これらは横方向に並設されている。
前記ポジションランプユニット8は、ロービーム用ランプユニット6の上方に配され、これには光源として複数のLED(発光ダイオード)13(図3参照)が横方向(図3の紙面垂直方向)に配設されている。ここで、図3に示すように、ハウジング2とアウタレンズ3によって画成された前記灯室4内のロービーム用ランプユニット6の上方には横方向(図3の紙面垂直方向)に長いエクステンション14とその前面開口部を覆う透明なカバー15によって密閉空間Sが形成されており、この密閉空間Sには、基板16に実装された複数の前記LED13と該LED13の前方を覆う透明なインナレンズ17が収容されている。尚、インナレンズ17の内面には配光用のカットが施されている。
而して、本実施の形態に係るヘッドランプ1においては、図3に示すように、上下方向においてポジションランプユニット8とロービーム用ランプユニット6との間には遮熱板18がポジションランプユニット8との間に上下方向の隙間を設けて配設されている。ここで、遮熱板18は、耐熱性の高い金属や樹脂で構成されている。又、遮熱板18は、車両前後方向において断面視で斜め後方に傾斜する底面となるように、ポジションランプユニット8の底面に沿って配置されている。
遮熱板18の前方縁はポジションランプユニット8のLED13の直下の前方であって、ロービーム用ランプユニット6のリフレクタ背面の位置にあり、傾斜した底面の後方終端は、ロービーム用ランプユニット6のバルブ11の発熱部よりも後方に位置している。又、遮熱板18の底面の後方終端には、上方に略90°折り曲げられて折り曲がり部18aが形成されている。この折り曲がり部18aとポジションランプユニット8の間には空間S1が形成され、該空間S1は伝熱によって温度上昇した遮熱板18の放熱部として作用し、遮熱板18にて放熱された熱がLED13に到達しにくいように空気層を形成している。
又、遮熱板18は、図2に示すように、当該ヘッドランプ1の車両外側方端(車両の左側端部に配される図示のヘッドランプ1においては、正面視で斜め上方に傾斜する左側端部(図2の右側端部))まで延設されている。このとき、遮熱板18の車両内側方は、ポジションランプユニット8の下方に配置されたロービーム用ランプユニット6のリフレクタの車両内側方端よりも内側に位置している。これにより、ロービーム用ランプユニット6のリフレクタの直上の全てに亘って遮熱板18が設けられることとなる。
以上のように、本実施の形態に係るヘッドランプ1においては、上下方向においてポジションランプユニット8とロービーム用ランプユニット6との間に遮熱板18をポジションランプユニット8との間に上下方向の隙間を設けて配設したため、ポジションランプユニット8とロービーム用ランプユニット6の間に断熱性の高い空気層が形成される。このため、ロービーム用ランプユニット6からポジションランプユニット8への熱伝達がポジションランプユニット8とロービーム用ランプユニット6の間に形成される断熱性の高い空気層によって効果的に遮断され、ポジションランプユニット8が熱的に保護される。この結果、ポジションランプユニット8の光源であるLED13の温度上昇が抑制され、該LED13の発光効率と寿命の低下が防がれる。
又、本実施の形態では、車両の左側に配されるヘッドランプ1の遮熱板18を正面視で左側端部まで延長したため、該遮熱板18の熱がアウタレンズ3の曇り易い部分に移動してその部分を加熱することとなり、その部分の温度低下が抑制され、その部分でのアウタレンズ3の曇りが防がれるという効果も得られる。
尚、以上は本発明をヘッドランプに対して適用した形態について説明したが、本発明は、リヤコンビネーションランプ等の他の車両用灯具に対しても同様に適用可能であることは勿論である。例えば、ポジションランプユニットをデイタイミンランニングランプユニットとして機能させるようにしても良い。
1 ヘッドランプ(車両用灯具)
2 ハウジング
2a ハウジングの嵌合凹部
3 アウタレンズ
3a アウタレンズの凸部
4 灯室
5 ハイビーム用ランプユニット
6 ロービーム用ランプユニット
7 ターンランプユニット
8 ポジションランプユニット(LEDユニット)
9 ホットメルト
10〜12 バルブ
13 LED
14 エクステンション
15 カバー
16 基板
17 インナレンズ
18 遮熱板
18a 遮熱板の折り曲がり部
S 密閉空間
S1 空間
2 ハウジング
2a ハウジングの嵌合凹部
3 アウタレンズ
3a アウタレンズの凸部
4 灯室
5 ハイビーム用ランプユニット
6 ロービーム用ランプユニット
7 ターンランプユニット
8 ポジションランプユニット(LEDユニット)
9 ホットメルト
10〜12 バルブ
13 LED
14 エクステンション
15 カバー
16 基板
17 インナレンズ
18 遮熱板
18a 遮熱板の折り曲がり部
S 密閉空間
S1 空間
Claims (1)
- ハウジングとその開口部を覆うレンズによって画成される灯室内にLEDを光源とするLEDユニットとバルブを光源とするランプユニットを上下に収容して成る車両用灯具において、
上下方向において前記LEDユニットと前記ランプユニットとの間に遮熱板を、前記LEDユニットとの間に上下方向の隙間を設けて配設するとともに、該遮熱板を正面視で左右方向の何れか一方の端部まで延長したことを特徴とする車両用灯具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011013272A JP2012155967A (ja) | 2011-01-25 | 2011-01-25 | 車両用灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011013272A JP2012155967A (ja) | 2011-01-25 | 2011-01-25 | 車両用灯具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012155967A true JP2012155967A (ja) | 2012-08-16 |
Family
ID=46837499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011013272A Pending JP2012155967A (ja) | 2011-01-25 | 2011-01-25 | 車両用灯具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012155967A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104006344A (zh) * | 2014-05-29 | 2014-08-27 | 江苏迅驰汽车部件有限公司 | 一种前雾灯带昼间行车灯组合灯具 |
KR101518367B1 (ko) * | 2013-09-16 | 2015-05-08 | 에스엘 주식회사 | 차량용 램프 |
WO2022058665A1 (fr) * | 2020-09-18 | 2022-03-24 | Psa Automobiles Sa | Bloc optique de vehicule a protection thermique |
-
2011
- 2011-01-25 JP JP2011013272A patent/JP2012155967A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101518367B1 (ko) * | 2013-09-16 | 2015-05-08 | 에스엘 주식회사 | 차량용 램프 |
CN104006344A (zh) * | 2014-05-29 | 2014-08-27 | 江苏迅驰汽车部件有限公司 | 一种前雾灯带昼间行车灯组合灯具 |
WO2022058665A1 (fr) * | 2020-09-18 | 2022-03-24 | Psa Automobiles Sa | Bloc optique de vehicule a protection thermique |
FR3114373A1 (fr) * | 2020-09-18 | 2022-03-25 | Psa Automobiles Sa | Bloc optique de vehicule a protection thermique |
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