JP2012155939A - 照明器具 - Google Patents

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泰生 上本
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範男 伊藤
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Abstract

【課題】 下方および壁面への配光が可能で,薄型化を図ることができる照明器具を提供する。
【解決手段】 本発明の照明器具10は、被取付面11側に設けられ、アッパー側LED光源33を有するアッパーユニット30と、アッパーユニット30の下方に設けられ、ロアー側LED光源42を有するロアーユニット40と、を有する。そして、上側にアッパーユニット30が配設され、下側にロアーユニット40が配設される器具本体20を有する。また、アッパーユニット30とロアーユニット40とは、鉛直方向から見た平面視で重ならず、上下方向にオーバーラップして配設されているので、下方および壁面Wへの配光が可能で、照明器具10の薄型化を図ることができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、LED(発光ダイオード)を光源として用い、主に天井面に取り付けられて主に下方を照明する照明器具に関するものである。
本発明は、LED(発光ダイオード)を光源として用い、主に天井面に取り付けられて主に下方を照明する照明器具に関するものである。
図22に示すように、特許文献1に記載の照明器具100は、天井(図示省略)に吊り下げて設置される金属製の器具本体101と、複数の第1のLEDモジュール(下方照明用LEDモジュール)102と、複数の第2のLEDモジュール(上方照明用LEDモジュール)103を具備する。
器具本体101は、斜状または鉛直状で露出する境界壁部104、この境界壁部104の上端部に一体的に連続した第1の壁部105、境界壁部104の下端部に一体に連続して第1の壁部105と反対側でかつ第1の壁部105より低く配置された第2の壁部106を備える。
第1のLEDモジュール102は、第1の壁部105に配設されて器具本体101の下側に光を照射する。第2のLEDモジュール103は、第2の壁部106に配設されて器具本体101の上側に光を照射する。
特開2009−231028号公報(第2図)
しかしながら、前述した特許文献1に記載の従来の照明器具100においては、薄型化を考慮して,上方照明用の第2のLEDモジュール103は、下方照明用の第1のLEDモジュール102よりも下側に対して配置されている。このため、第2のLEDモジュール103は天井面への配光となり、壁面への広がりが得られないという問題があった。
また、壁面方向に配光する壁面用のLEDモジュールを設けると、薄型化が困難になるという問題があった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、下方および壁面への配光が可能で、薄型化を図ることができる照明器具を提供することを目的とする。
本発明の照明器具は、被取付面側に設けられ、アッパー側LED光源を有するアッパーユニットと、前記アッパーユニットの下方に設けられ、ロアー側LED光源を有するロアーユニットと、上側に前記アッパーユニットが配設され、下側に前記ロアーユニットが配設される器具本体と、を有し、前記アッパーユニットと前記ロアーユニットとが鉛直方向から見た平面視で重ならず、上下方向にオーバーラップしたものである。
また、本発明の照明器具は、前記器具本体が、前記アッパーユニットを取り付けるために相対的に下方へ凹んだアッパー用凹部と、前記ロアーユニットを取り付けるために相対的に上方へ凹んだロアー用凹部と、を有するものである。
また、本発明の照明器具は、前記アッパーユニットを前記器具本体に取り付けるアッパー用取付ねじおよび前記ロアーユニットを前記器具本体に取り付けるロアー用取付ねじが、前記アッパーユニットおよび前記ロアーユニットからの光を遮らない長さであるものである。
さらに、本発明の照明器具は、前記器具本体において、前記アッパー用凹部と前記ロアー用凹部との間に、外側に向かって上方へ傾斜する傾斜面を有するものである。
本発明は、上方および壁面への配光を行うアッパーユニットと、下方への配光を行うロアーユニットとが、鉛直方向から見た平面視で重ならず、上下方向にオーバーラップして配設されているので、下方および壁面への配光が可能で、かつ、照明器具の薄型化を図ることができるという効果を有する照明器具を提供できる。
本発明に係る第1実施形態の照明器具を下方から見た全体斜視図 本発明に係る第1実施形態の照明器具を下方から見た分解斜視図 本発明に係る第1実施形態の照明器具の中心を通る断面図 本発明に係る第1実施形態の器具本体の概略断面図 ロアーユニットの分解斜視図 レンズカバーを介して照射されるロアーユニットの光の方向を示す説明図 器具本体と反射板の分解斜視図 (A)は反射板を下方から見た底面図であり、(B)は(A)中B方向から見た側面図であり、(C)は(A)中C方向から見た側面図 図8(A)中IX−IX位置の断面形状を示す模式拡大図 図8(A)中X−X位置の断面形状を示す模式拡大図 照明器具を上方から見た平面図 アッパーユニットの分解斜視図 アッパーユニットの照射光と、アッパー用取付ねじおよびロアーユニット用取付ねじとの関係を示す断面図 器具本体、反射部材および上枠の取付部を示す断面図 (A)は上枠の上面が天井面に対して平行な場合を示す断面図であり、(B)は角度を有する場合を示す断面図 (A)はパネルを下方から見た底面図であり、(B)ないし(D)は孔の例を示す拡大図 (A)はパネルカバーの別の例でありパネルカバーがパネルの幅に比して小さい場合を示すパネルの底面図、(B)はパネルの4辺に沿ってパネルカバーを設ける場合を示す底面図、(C)は円形のパネルにパネルカバーを設ける場合の底面図 光の照射状態を示す説明図 (A)は直立した傾斜面の場合におけるアッパーユニットからの光の照射状態を示す説明図であり、(B)は所定の角度で傾斜した傾斜面の場合における照射状態を示す説明図 本発明に係る第2実施形態の照明器具を下方から見た分解斜視図 本発明に係る第2実施形態の照明器具で用いられる反射板およびロアーユニットの配置を示す底面図 従来の照明器具の断面図
(第1実施形態)
以下、本発明に係る第1実施形態の照明器具について、図面を用いて説明する。
なお、以下の説明においては、照明器具を被取付面に取り付けて下方を照明する場合について説明する。従って、特に示す場合を除き、上(上方、上側等)は天井面側を意味し、下(下方,下側等)は床面側を意味する。
図1に示すように、本発明に係る第1実施形態の照明器具10は、被取付面である天井面11等に取り付けられて主に下方を照明するのに適する。
図2および図3に示すように、照明器具10は、天井面11に取り付けられている引っ掛けシーリング12に取り付けるための取付金具21を中央に有する例えば正方形の板状の器具本体20を有する。
器具本体20の上側(すなわち、天井面11側)には、アッパーユニット30、上枠32および上パネル31が設けられている。また、器具本体20の下側(すなわち、照明方向側)には、LEDユニットであるロアーユニット40、反射部材である反射板60が設けられており、反射板60の下方には、受けた光を拡散する透光性のパネル50が取り付けられる。
図4に示すように、器具本体20は、一枚物の板金から形成されており、中央に取付状態で天井面11と平行な上段201を有し、上段201の外側に下段202を有する。また、上段201と下段202との間の上縦壁203と、下段202から下方へ向かう下縦壁204を有する。
なお、ここで一枚物の板金とは、1枚の金属板から折り曲げ加工により形成するものに限らず、溶接、接続部材(ねじ等)によって連結されているものも含まれる。
下段202は、上縦壁203側にアッパーユニット30を取り付けるために相対的に下方へ凹んだアッパー用凹部202Aを有し、アッパー用凹部202Aの外側にロアーユニット40を取り付けるために相対的に上方へ凹んだロアー用凹部202Bとを有する。アッパー用凹部202Aと、ロアー用凹部202Bとの間の段差には、器具本体20の外側に向かって上方へ傾斜する傾斜面202Cが設けられている。
すなわち、アッパー用凹部202Aはロアー用凹部202Bの内側にあり、かつ、アッパー用凹部202Aとロアー用凹部202Bとは、傾斜面202Cを挟んで上下方向にオーバーラップしている。
なお、傾斜面202Cの上端は、円弧状として、エッジを設けないようにするのが望ましい。
ここで、一枚物の板金とは、1枚の金属板から折り曲げ加工により形成するものに限らず、溶接等で一体化されたような板金も含む。
また、アッパー用凹部202A、傾斜面202Cおよびロアー用凹部202Bは、上縦壁204に沿って全周にわたって設けることができるが、アッパーユニット30およびロアーユニット40がある場所だけ設けることもできる。
天井面11側の上段201は平面視で例えば正方形状をしており、上縦壁203は四辺から下方へ設けられる。同様に、下縦壁204は、下段202の四辺から下方へ設けられる。
上縦壁203の外面には、光源としてのアッパー側LED光源33を有するアッパーユニット30が、外向きに照射するように取り付けられ、アッパーユニット30の下端部は、器具本体20のアッパー用凹部202Aに嵌合する。ここでは、各上縦壁203に、例えば1個のアッパーユニット30がそれぞれ設けられている(図11参照)が、数は限定するものではない。
また、対向する一対の下縦壁204の内面には、光源としてのロアー側LED光源42を有するロアーユニット40が、器具本体20の内側向きに照射するように取り付けられ、ロアーユニット40の上端部は器具本体20のロアー用凹部202Bに嵌合する。ここでは、各下縦壁204に、例えば2個のロアーユニット40がそれぞれ設けられている(図11参照)が、数は限定するものではない。
すなわち、アッパーユニット30とロアーユニット40とは、鉛直方向から見た平面視で重ならず、上下方向にオーバーラップすることになる。
上述したように、アッパー側LED光源33およびロアー側LED光源42の全ての光源が、1枚の板金からなる器具本体20に取り付けられることになる。
これにより、アッパーユニット30に対する放熱領域R1およびロアーユニット40に対する放熱領域R2が形成される。
なお、器具本体20を、熱伝導率が0.1W/mK以上の放熱性を有するポリカやアクリルで形成することも可能である。
また、器具本体20におけるアッパー側LED光源33の照射方向前方である下段202の上面は、反射率の高い塗装、例えば白塗装もしくは鏡面仕上げを施すのが望ましい。
図7に示すように、器具本体20の中央部下面には、器具本体20を天井面11の引っ掛けシーリング12に取り付けるための取付金具21が貫通して設けられている。この取付金具21の周囲には、全周に亘って取付金具21を囲う金具ケース24が、器具本体20の下面から下方へ突設されている。金具ケース24には、蓋61が着脱可能に取り付けられる。また、器具本体20の下面には、照明器具10の点灯を制御する制御部62が設けられる。
なお、蓋61の下面611および制御部62の下面621は、後述するように、反射板60の一部を構成する。
また、器具本体20には、ロアーユニット40が設けられていない一対の対向する辺に沿って、各々一対の取付用開口部25が設けられている。
図5に示すように、ロアーユニット40は、全体細長い長方形状をしており、最下層に長方形の本体43を有する。本体43は、放熱性を向上させるため、アクリルにより形成されており、ロアーユニット40を器具本体20に取り付けるための一対のブラケット431が設けられている。
これにより、ロアー側LED光源42が発した熱を効率的に放熱できるので、ロアーユニット40の寿命を大幅に延ばすことができる。
本体43の上には、複数のロアー側LED光源42を実装したLED基板44が取り付けられる。例えば、ロアー側LED光源42は、LED基板44上に1列の直線上に配列されている。
本体43の上には、ロアー側LED光源42およびレンズとしてLED基板44を覆う難燃性の樹脂で形成された透光性のレンズカバー45が配設される。
これにより、ユーザ等が直接ロアー側LED光源42に触ることがないようにするとともに、ロアー側LED光源42が発した光の集光を可能にしている。
図13に示すように、ロアーユニット40は、ロアー用取付ねじ41により器具本体20のロアー用凹部202Bの下面に取り付けられる。この際、ロアー用取付ねじ41の先端が、後述するように(図15参照)、アッパーユニット30からの光の反射面となる上枠32の上面321よりも上側に突出しない長さとして、ロアー用取付ねじ41がアッパーユニット30の光を遮らないようにしている。
また、図6に示すように、ロアー側LED光源42から発せられる光は、レンズカバー45を通過することにより、天井面11に対して平行から角度θ1だけ被取付面側に照射されるのが望ましい。このときの集光角度は2・θ2となる。例えば、角度θ1を5度、角度θ2を10度に設定することができる。
なお、レンズカバー45によってロアーユニット40による照射方向を角度θ1だけ被取付面側に設定する代わりに、あらかじめロアー側LED光源42の向きを角度θ1だけ被取付面側に設定することもできる。
図3および図7に示すように、器具本体20の下方(図3において下方)には、器具本体20より一回り小さい全体矩形状の反射板60が、取り付けられている(図2参照)。
すなわち、反射板60は、器具本体20の外縁部に取り付けられているロアーユニット40の内側に取り付けられており、下面は、光を反射するように、白色塗装あるいは鏡面仕上げが施されている。ロアーユニット40は、反射板60の下面に向かって光を照射する。
なお、説明の都合上、図8ないし図10においては、使用状態における下側を上にして図示する。
図7および図8に示すように、反射板60は全体矩形状をしており、下方(図8ないし図10において上方)に尖った略四角錐形状を呈している。反射板60の4辺からなる外周辺601は一平面状にあり、ロアーユニット40が設けられていない一対の対向する辺に沿って、各々一対の取付用開口部66が設けられている。
外周辺601の内側は、取付金具21を避けた傾斜面として、対向する外周辺601の中心点602同士を結んだ線により分割される4個の領域631(図11中ハッチングで表示)、632,633,634を有する。
なお、以下の説明において各領域を総称する場合には、「領域63」で示す。
各領域63は、平面視で矩形状をしており、直交する2本の外周辺601、601と、隣接する領域63との境界である2本の交線L1、L1とを有する。各領域63は、反射板60の頂点P1に向かって傾斜しており、頂点P1が下方へ最も高くなっている。
各領域63は、2つの中心点602、602を結んだ区画線L2により、角点P2側と頂点P1側に区画される。さらに、頂点P1側は、頂点P1の近傍で、略区画線L2と平行な区画線L3と、交線L1の近傍において、頂点P1側から外周辺601に向かって拡幅する区画線L4とを有する。
図9に基づいて、各領域63において、頂点P1と角点P2とを結ぶ線(図8(A)中二点鎖線で表示)に沿った断面の構成を説明する。なお、図9においては、鉛直方向の寸法を誇張して示してある。
角点P2と、区画線L2との交点P3との間は、上方(図において下方)に凸の半径R1の円(以後、「円R1」で表示)で構成される。また、交点P3と、区画線L3との交点P4との間は、上方(図において下方)に凸の半径R2の円(「円R2」で表示)で構成される。交点P3において、円R1の接線と円R2の接線は一致しており、円R1と円R2との間はなめらかに接続されていて明確な境界は無い。
なお、両円R1、R2の半径は、R1>R2となっている。
交点P4と頂点P1との間は、下方(図において上方)に凸の半径R3の円(以後、「円R3」で表示)で構成される。交点P4において、円R2の接線と円R3の接線は一致しており、両円R2、R3はなめらかに接続されていて明確な境界は無い。また、頂点P1において、円R3の接線は,水平になっている。
次に、図10に基づいて,隣接する領域63との関係について説明する。なお、図10においては、鉛直方向の寸法を誇張して示してある。
図10に示すように、隣接する領域63の交線L1を挟んだ区画線L4,L4の間は、下方(図において上方)に凸の半径R4の円(「円R4」で表示)で構成される。円R4の接線は、交線L1上において水平となる。
なお、図8(A)に示すように、区画線L4、L4は、頂点P1に向かうに従って幅が狭まり、区画線L3において交わって消滅する。このため、円R4も、区画線L3で消滅する。
円R4の外側は、前述した上方に凸の円R2が連続する。区画線L4上における円R4の接線と、円R2の接線は一致しており、円R4と円R2との間はなめらかに接続されていて明確な境界は無い。なお、円R1および円R2は、図9で示した断面における半径が各々R1およびR2であり、図10に示す断面においては半径が異なるので、図中円R1の半径をR1Bで示し、円R2の半径をR2Bで示す。
図7および図8(A)に示すように、反射板60の中央部には器具本体20に設けられている金具ケース24に対応して取付金具用開口部64が設けられており、取付金具用開口部64には、蓋61が着脱可能に取り付けられる。
これにより、取付金具21の引っ掛けシーリング12への着脱を可能にしている。
なお、蓋61の下面611は前述した形状に形成されるとともに、反射板60と同様に光を反射するようになっている。
また、反射板60の所定位置には、器具本体20に取り付けられる制御部62用の開口部65が設けられており、制御部62の下面621が開口部65から反射板60の表面に露出している。これにより、反射板60の薄型化を図っている。ここでは、例えば交線L1および一対の区画線L4、L4に跨がって配設されており、制御部62の下面621は、前述した形状に形成されるとともに、反射板60と同様に光を反射するようになっている。
従って、蓋61および制御部62を取り付けた状態で、反射板60は前述した形状に形成される。
従って、ロアーユニット40から発せられた光は、反射板60に向かって照射されて下方へ反射される。このとき、反射板60の形状が、所定の半径を有する円弧面の組合せで形成され、各円の境界における接線が共通になるように構成されているので、均一に反射して、パネル50に入射する。
これにより、図7に示すように、所定間隔で2個のロアーユニット40が配設されている場合でも、両ロアーユニット40の間に対応する領域にも光を照射することができるので、暗部の発生を防止できる。
図14に示すように、器具本体20の上側には上枠32配設され、器具本体20の下側には反射板60が配設されている。上枠32には係止突起322が下方へ突設されており、器具本体20の上側から、器具本体20の取付用開口部25および反射板60の取付用開口部66を貫通して、反射板60の下面を係止している。
これにより、ねじ23で反射板60と器具本体20とを接続するとともに、反射板60および器具本体20および上枠32を一体的に接続している。
図11に示すように、アッパーユニット30は、器具本体20に設けられている取付金具21の周囲を囲うように設けられている器具本体20の上縦壁203の外面に取り付けられ、外向きに光を照射する。
また、アッパーユニット30は、平面視において、器具本体20におけるロアーユニット40(図11中破線で表示)の内側に配設されている。
なお、アッパーユニット30の平面配置は、取付金具21に近い位置すなわち器具本体20の中央側でもよく、あるいは、器具本体20の外縁側でもよい。
取付金具21に近い場合には、天井面11への間接光をより広い面積で照射可能であり、照明器具10が浮遊した感じになって薄さ感を出すことができる。
また、器具本体20の外縁側に設けた場合には、アッパーユニット30とロアーユニット40が近くなるので、電力供給用の配線を短くしたり、長期使用時における照明器具10上面に溜まるほこり等を少なくすることができる。
図12に示すように、アッパーユニット30は、全体細長い長方形状をしており、最下層に長方形の本体34を有する。本体34は、放熱性を向上させるため、アクリルにより形成されており、アッパーユニット30を器具本体20に取り付けるための一対のブラケット341が設けられている。
これにより、アッパー側LED光源33が発した熱を効率的に放熱できるので、アッパーユニット30の寿命を大幅に延ばすことができる。
本体34の上には、複数のアッパー側LED光源33を実装したLED基板35が取り付けられる。例えば、アッパー側LED光源33は、LED基板35上に1列の直線上に配列されている。
本体34の上には、アッパー側LED光源33およびLED基板35を覆う難燃性の樹脂で形成された透光性のレンズカバー36が配設される。
これにより、ユーザ等が直接アッパー側LED光源33に触ることがないようにするとともに、アッパー側LED光源33が発した光の集光を可能にしている。
図13に示すように、アッパーユニット30は、ロアー用取付ねじ37により器具本体20のアッパー用凹部202Aの上面に取り付けられる。この際、ロアー用取付ねじ37の先端が反射板60に届かない長さとして、ロアー用取付ねじ37がロアーユニット40の光を遮らないようにしている。
なお、アッパー側LED光源33から発せられる光は、レンズカバー36を通過することにより、水平よりも天井面11側(被取付面側)に照射されるのが望ましい。あるいは、レンズカバー36によってアッパーユニット30による照射方向を被取付面側に設定する代わりに、あらかじめアッパー側LED光源33の向きを被取付面側に設定することもできる。
なお、アッパーユニット30の高さは、器具本体20に取り付けられている取付金具21の高さより大きくするのが望ましい。
また、ロアーユニット40の光量を、アッパーユニット40の光量以上とするのが望ましい。
図14に示すように、器具本体20の上方(天井面11側)には、上枠32が配設されており、上枠32の下面には係止突起322が下方に向けて突設されている。係止突起322は、器具本体20の開口25および反射板60の取付用開口部66を貫通して、上枠32と、器具本体20と、反射板60とを一体的に取り付けている。
一方、反射板60は、ねじ23により器具本体20に取り付けられており(図2参照)、薄板からなる反射板60を薄板の器具本体20に取り付けるため、ねじ23の先端が突出する場合がある。
このため、上枠32の高さH1を、器具本体20の上面から突出するねじ23の突出量H2よりも大きく設定して、ねじ23の先端が上枠32から突出しないようにする。
図3および図11に示すように、上枠32は、ロアーユニット40と、ロアーユニット40よりも平面視で器具本体20の中心側に配設したアッパーユニット30との上下方向における間に位置する。
図15(A)には、上枠32の上面321が天井面11に対して平行な場合が示されている。上面321は、光不透過であり,白色塗装あるいは鏡面仕上げを施すのが望ましい。
この場合は、上面321で反射した光が、照明器具10が取り付けられている近くの天井面11側へ照射されるので、天井面11や壁面W(図18参照)への照射範囲を比較的狭くしたい場合に適する。
一方、図15(B)には、上枠32の上面322が天井面11に対して角度を有する場合が示されている。上面322は、光不透過であり,白色塗装あるいは鏡面仕上げを施すのが望ましい。
この場合は、上面322の傾斜角度を調整することにより、上面322で反射した光が遠くまで達するので、天井面11や壁面W(図18参照)への照射範囲を比較的広くしたい場合に適する。
なお、上枠32の上面を、天井面11に対して平行な面と角度を有する面とを組み合わせて形成することも可能である。
図2および図3に示したように、ロアーユニット40の下方には、パネル50が着脱可能に取り付けられる。パネル50は、照射された光を拡散するものであり、複数箇所に、光透過率が低いパネルカバー51を設けられている。
図16に示すように、パネルカバー51は、パネル50において器具本体20の中心に対して対称な端部付近の対向する2辺に沿って設けられている。また、パネルカバー51は、ロアーユニット40が設けられている位置(図16(A)において破線で表示)に対応して設けられている。
また、パネルカバー51は、少なくとも第1の孔52を有し、第1の孔52の内側には、明るさセンサ、人感センサ、熱センサ、信号送信装置からの信号を受信するための受信センサのうちの少なくとも一つが配設されている。
さらに、パネルカバー51は、少なくとも第2の孔53を有し、第2の孔53の内側には、照明器具10の動作状態を示すための信号を発する発信手段が配設されている。
第1の孔52および第2の孔53は、複数個のロアーユニット40が長手方向に直線状に並んで設けられている場合には、ロアーユニット40の間に設けるのが望ましい(図16(A)参照)。
例えば、2個のロアーユニット40が長手方向に並んで設けられている場合には、図16(A)に示すように、第1の孔52および第2の孔53をパネルカバー51の略中央に設けることができる。
なお、孔52,53は、図16(B)に示すように、2個に限るものではない。図16(C)に示すように、3個の孔52,53,54を設けたり、図16(D)に示すように、4個の孔52,53,54、55を設けることもできる。
また、孔52,53,54、55の形状も、丸孔に限るものではない。
さらに、孔52,53,54、55を設ける場所は、1個のパネルカバー51に限らず、複数個のパネルカバー51に設けることもできる。
図17(A)ないし(C)には、パネルカバー51の別の例が示されている。
図17(A)では、パネルカバー511の長さをパネル50の幅に比して小さくして、光の不透過部分を狭くした場合を示す。
図17(B)では、パネルカバー512を、パネル50の4辺に沿って設けた場合を示す。
さらに、図17(C)では、円形のパネル50Bに2個のパネルカバー513を対称な位置に設けた場合を示す。パネルカバー513は、パネル50Bの形状に対応して、部分円弧状となっている。
図18に示すように、照明器具10のロアーユニット40から、照明器具10の内部に向かって発せられた光L1は、反射板60で下方に反射してパネル50に入射して拡散する。これにより、パネル50全体が光源となって下方を照明する。
一方、照明器具10のアッパーユニット30から照明器具10の外側へ発せられた光L2は、一部は天井面11と平行に照射されて,壁面Wを照明する。また、一部は上方へ照射されて天井面11に当たり、下方へ反射して壁面Wを照明する。さらに、一部は下方へ照射されて照明器具10の上枠32に当たって上方へ反射し,天井面11を照明する。あるいは、さらに天井面11で反射して壁面Wを照明する。
このとき、アッパーユニット30は、器具本体20においてアッパー用凹部202Aに嵌合している。このため、図19(A)に示すように傾斜面202Cが直立している場合には、下方へ照射された光が直立した段差に当たるため光が明るい部分でカットされる(図19(A)中P5)という問題がある。
一方、本発明に係る照明器具10では、アッパーユニット30の前方の傾斜面202Cが外側へ向かって上方へ傾斜しているとともに、傾斜面202Cの上端にRが設けられているため、傾斜面202Cに当たった光は上方へ反射する。このため、図19(B)に示すように下方へ照射された光は、傾斜面202Cで明確に遮られないので、明るい部分でカットされずに配光される(図19(B)中P6)。
以上、説明した本発明に係る第1実施形態の照明器具10は、天井面11側に設けられ、アッパー側LED光源33を有するアッパーユニット30と、アッパーユニット30の下方に設けられ、ロアー側LED光源42を有するロアーユニット40と、を有する。そして、上側にアッパーユニット30が配設され、下側にロアーユニット40が配設される器具本体20を有する。
また、アッパーユニット30とロアーユニット40とは、鉛直方向から見た平面視で重ならず、上下方向にオーバーラップして配設されているので、下方および壁面への配光が可能で、照明器具10の薄型化を図ることができる。
また、器具本体20が、アッパーユニット30を取り付けるために相対的に下方へ凹んだアッパー用凹部202Aと、ロアーユニット40を取り付けるために相対的に上方へ凹んだロアー用凹部202Bと、を有するので、器具本体20の薄型化を図ることができる。これにより、照明器具10の薄型化が図れる。
また、器具本体20は、アッパー用凹部202Aとロアー用凹部202Bとの間に傾斜面202Cを有し、傾斜面202Cがリブの役目を果たすので、器具本体20剛性が増す。これに伴い、照明器具10の剛性が増す。
また、アッパーユニット30を器具本体20に取り付けるアッパー用取付ねじ37およびロアーユニット40を器具本体20に取り付けるロアー用取付ねじ41が、アッパーユニット30およびロアーユニット40からの光を遮らない長さとした。このため、アッパー用取付ねじ37およびロアー用取付ねじ41が照射光を遮らないので、影が映らない。
また、アッパー用凹部202Aの外側にロアー用凹部202Bが設けられ、アッパー用凹部202Aとロアー用凹部202Bとの境界に、外側に向かって上方へ傾斜する傾斜面202Cを設けた。このため、アッパーユニット30からの光は傾斜面202Cで上方外向きに反射するので、境界が影にならず、効率よく壁面Wに配光することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態の照明器具について、図面を用いて説明する。
なお、前述した第1実施形態に係る照明器具10と共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
図20および図21に示すように、第2実施形態の照明器具10Bにおける反射板60Bは、中央に向かって下方へ傾斜する傾斜面67を有し、全体下方へ尖った山型形状を呈する。反射板60Bの下面は、光を反射するように、白色塗装あるいは鏡面仕上げが施されている。
反射部材60Bにおいて器具本体20の一対の下縦壁204(図4参照)に対向する両端部は、切り欠かれて開口部671がそれぞれ設けられている。一対の下縦壁204に設けられたロアーユニット40は、開口部671から反射部材60Bの下方に突出している。また、中央部672は、器具本体20の中心に設けられている取付金具21と干渉しないように、高くなっている。
従って、ロアーユニット40から発せられた光は、パネル50におけるロアーユニット40から最も遠い部分R,すなわち反射板60の中央部672に照射される。そして、傾斜面67および中央部672において下方へ反射して、パネル50に入射する。
なお、図6において前述したように、ロアー側LED光源42から発せられる光は、レンズカバー45を通過させて角度θ1だけ被取付面側に照射することにより、確実に反射板60Bで反射させて、パネル50に入射させて発光させることができる。
また、第1実施形態の反射板60で示したように、反射板60Bの中央に取付金具用開口部(64)を設けて蓋(61)を着脱可能に取り付けることもできる。
さらに、反射板60Bに制御部62用の開口部(65)を設け、制御部62の下面621が反射板60Bの一部を構成するようにすることもできる。
なお、本発明の照明器具は、前述した実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能である。
10 照明器具
11 天井面(被取付面)
20 器具本体
202A アッパー用凹部
202B ロアー用凹部
202C 傾斜面
30 アッパーユニット
33 アッパー側LED光源
37 アッパー用取付ねじ
40 ロアーユニット
41 ロアー用取付ねじ
42 ロアー側LED光源

Claims (4)

  1. 被取付面側に設けられ、アッパー側LED光源を有するアッパーユニットと、
    前記アッパーユニットの下方に設けられ、ロアー側LED光源を有するロアーユニットと、
    上側に前記アッパーユニットが配設され、下側に前記ロアーユニットが配設される器具本体と、を有し、
    前記アッパーユニットと前記ロアーユニットとが鉛直方向から見た平面視で重ならず、上下方向にオーバーラップしている照明器具。
  2. 請求項1に記載の照明器具において、
    前記器具本体が、
    前記アッパーユニットを取り付けるために相対的に下方へ凹んだアッパー用凹部と、
    前記ロアーユニットを取り付けるために相対的に上方へ凹んだロアー用凹部と、を有する照明器具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の照明器具において、
    前記アッパーユニットを前記器具本体に取り付けるアッパー用取付ねじおよび前記ロアーユニットを前記器具本体に取り付けるロアー用取付ねじが、前記アッパーユニットおよび前記ロアーユニットからの光を遮らない長さである照明器具。
  4. 請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1項に記載の照明器具において、
    前記器具本体において、前記アッパー用凹部と前記ロアー用凹部との間に、外側に向かって上方へ傾斜する傾斜面を有する照明器具。
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