JP2012155354A - 配信情報選択システム、方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザによるサービスの利用状況に応じてそのユーザに適した配信情報を選択できる配信情報選択システムを提供する。
【解決手段】サービス情報リスト記憶手段81は、サービスを受ける対象者に配信するサービス情報の優先度を示す値である判定ポイントをその対象者によるサービスの利用時に減少させる値である利用時減算値が複数のサービスについて設定されたリストであるサービス情報リストを記憶する。判定ポイント更新手段82は、対象者の属性に基づいてサービスごとに算出された判定ポイントを、その対象者によるサービスの利用状況に応じてそのサービスの利用時減算値に基づき更新する。サービス選択手段83は、対象者のサービス利用頻度が多いほどより高く設定される閾値を判定ポイントが超えるサービスのうち、少なくとも判定ポイントが最大のサービスを選択する。
【選択図】図9

Description

本発明は、テーマパークなどのサービス提供施設で利用者に配信するサービス情報を選択する配信情報選択システム、配信情報選択方法および配信情報選択プログラムに関する。
有名なテーマパークでは、開業から20年以上経過しているにも関わらず、いまだにガイドブックや攻略本が多数販売されている。混雑するテーマパークで上手にまわれるようにすることは、来園者の永遠の悩みであると言える。
そこで、テーマパークなどのサービス提供施設へ地方や海外から訪れた来園者に、サービス情報の提供を行う方法が各種知られている。例えば、テーマパーク側で予め用意しておいたサービス情報をインターネットを介して来園者が閲覧することで、来園者は、自身が必要とする情報を収集することができる。また、サービス情報の提供側にとっては、既存のインターネット環境を利用でき、提供する情報の管理も容易であるというメリットがある。
また、特許文献1には、ユーザが興味のある配信情報を優先的に表示する情報報知方法が記載されている。特許文献1に記載された情報報知方法は、過去にユーザにより選択されて報知された配信情報についての履歴を集計し、ユーザの関心があると思われる配信情報を優先的に順次表示する。
特開2008−186305号公報
しかし、予め用意しておいたサービス情報を提供する方法は、片方向配信型による情報提供であるため、必要な情報を見つけ出す労力をユーザ側に課す必要があった。また、必ずしもユーザの欲しい情報が提供されるとは限らないため、ユーザの要望に応えられていない場合があった。
また、特許文献1に記載された情報報知方法のように、ユーザの趣向を自動的に判断し、趣向に合っている可能性の高い情報を提供する方法は様々な場面で既に実用化されている。この方法は、同一の行動の積み重ねによりユーザの趣向を判断するため、趣向が明確なユーザに対しては有効である。しかし、本来、テーマパークなど非日常空間におけるサービス情報の提供は、熱心なリピータよりも、初めて訪れる不慣れな来園者にとって、より有効であるべきである。
すなわち、特許文献1に記載された情報報知方法のように、過去に多く配信されたジャンルの情報が優先的に表示され、未配信のジャンルの配信情報は表示されにくい方法では、趣向が明確でないユーザにとっては利用しづらく、また、必要な情報を見つける手間がかかってしまうという問題がある。
そこで、本発明は、ユーザによるサービスの利用状況に応じてそのユーザに適した配信情報を選択できる配信情報選択システム、配信情報選択方法および配信情報選択プログラムを提供することを目的とする。
本発明による配信情報選択システムは、サービスを受ける対象者に配信するサービス情報の優先度を示す値である判定ポイントをその対象者によるサービスの利用時に減少させる値である利用時減算値が複数のサービスについて設定されたリストであるサービス情報リストを記憶するサービス情報リスト記憶手段と、対象者の属性に基づいてサービスごとに算出された判定ポイントを、その対象者によるサービスの利用状況に応じてそのサービスの利用時減算値に基づき更新する判定ポイント更新手段と、対象者のサービス利用頻度が多いほどより高く設定される閾値を判定ポイントが超えるサービスのうち、少なくとも判定ポイントが最大のサービスを選択するサービス選択手段とを備えたことを特徴とする。
本発明による配信情報選択方法は、サービスを受ける対象者に配信するサービス情報の優先度を示す値である判定ポイントをその対象者によるサービスの利用時に減少させる値である利用時減算値に基づいて、サービスを受ける対象者の属性に基づいてサービスごとに算出された判定ポイントを、その対象者によるサービスの利用状況に応じて更新し、対象者のサービス利用頻度が多いほどより高く設定される閾値を判定ポイントが超えるサービスのうち、少なくとも判定ポイントが最大のサービスを選択することを特徴とする。
本発明による配信情報選択プログラムは、サービスを受ける対象者に配信するサービス情報の優先度を示す値である判定ポイントをその対象者によるサービスの利用時に減少させる値である利用時減算値が複数のサービスについて設定されたリストであるサービス情報リストを記憶するサービス情報リスト記憶手段を備えるコンピュータに適用される配信情報選択プログラムであって、コンピュータに、対象者の属性に基づいてサービスごとに算出された判定ポイントを、その対象者によるサービスの利用状況に応じてそのサービスの利用時減算値に基づき更新する判定ポイント更新処理、および、対象者のサービス利用頻度が多いほどより高く設定される閾値を判定ポイントが超えるサービスのうち、少なくとも判定ポイントが最大のサービスを選択するサービス選択処理を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザによるサービスの利用状況に応じてそのユーザに適した配信情報を選択できる。
本発明による配信情報選択システムの一実施形態を示す説明図である。 情報配信サーバの例を示すブロック図である。 サービス情報リストの例を示す説明図である。 サービス情報リストの他の例を示す説明図である。 所属エリアの例を示す説明図である。 来園者に配信するサービス情報を選択する動作の例を示すフローチャートである。 サービス情報リスト上の各提供サービスの情報を更新する動作の例を示すフローチャートである。 サービス情報リスト更新条件の例を示す説明図である。 本発明による配信情報選択システムの最小構成の例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明による配信情報選択システムの一実施形態を示す説明図である。本実施形態における配信情報選択システムは、ユーザ端末1と、情報収集ターミナル6と、情報配信サーバ7とを備えている。情報収集ターミナル6は、ゲート2、アトラクション3、トイレ4、レストラン5などの施設(サービス)に隣接して設置される。ただし、情報収集ターミナル6に隣接して設置される施設は、上記施設に限定されない。
各情報収集ターミナル6と情報配信サーバ7は、LAN98などの通信ネットワークを介して接続される。また、ユーザ端末1と情報収集ターミナル6、および、ユーザ端末1と情報配信サーバ7は、無線通信ネットワーク網などの無線通信手段99を介して接続される。
ユーザ端末1は、情報配信サーバ7からの情報を受信して、受信した情報の表示や音声案内を行う装置である。
情報収集ターミナル6は、隣接する施設のサービス状況や、ユーザ端末1を携帯した利用者(以下、来園者と記す。)の通過情報などを、情報配信サーバ7に送信する。
具体的には、来園者が施設(例えば、アトラクション3、トイレ4、レストラン5など)の入場方向へ通過したことを検知すると、情報収集ターミナル6は、提供するサービスの利用が開始された(例えば、アトラクション3に乗った、トイレ4に入った、レストラン5に入店した)と判断し、その旨を情報配信サーバ7へ送信する。また、来園者が施設の退場方向へ通過したことを検知すると、情報収集ターミナル6は、提供するサービスの利用が終了したと判断し、その旨を情報配信サーバ7へ送信する。
さらに、来園者が情報収集ターミナル6の近傍を通過した際、情報収集ターミナル6は、来園者の現在地を示す情報を情報配信サーバ7へ送信する。情報収集ターミナル6は、来園者の現在地として、例えば、情報収集ターミナル6が属するエリアとして、予め定められた区画(以下、所属エリアと記す。)を示す情報を情報配信サーバ7へ送信する。以下、情報収集ターミナル6が送信する来園者の現在地を示す情報を、現在地情報と記す。
また、情報収集ターミナル6は、隣接する施設が提供するサービスの待ち時間や、そのサービスの提供状況(例えば、正常に稼働している、故障でサービスが停止している、など)を情報配信サーバ7へ送信する。情報収集ターミナル6は、例えば、一定間隔または待ち時間に変更があったときに提供サービスの待ち時間を情報配信サーバ7へ送信する。また、情報収集ターミナル6は、例えば、サービス停止時に、サービスの担当者の指示に応じてサービスの提供状況を情報配信サーバ7へ送信する。
情報配信サーバ7は、来園者にサービス情報を配信する。図2は、本実施形態における情報配信サーバの例を示すブロック図である。本実施形態における情報配信サーバ7は、記憶部10と、制御部20とを備えている。
記憶部10は、サービスを受ける対象者(来園者)に配信するサービス情報の優先度を示す値(以下、判定ポイントと記す。)を、サービス情報ごとリスト化したサービス情報リストを記憶する。また、サービス情報リストには、サービスの利用時に判定ポイントを減少させる値(以下、利用時減算値と記す。)がサービス情報ごとに予め設定される。また、サービス情報リストに設定されるサービスは、アトラクションの種類や、飲食、休憩など、サービスの種別ごとにカテゴライズされる。例えば、アトラクションに関するサービスであれば、その種類や対象年齢等で分類され、飲食や休憩に関するサービスであれば、メニューの種類や対象年齢等で分類される。
さらに、サービス情報リストには、利用時減算値だけでなく、関連するサービスの利用時に判定ポイントを減少させる値(以下、関連減算値と記す。)を、サービス情報ごとに予め設定しておいてもよい。
また、サービス情報リストには、来園者の属性に応じて規定される値(以下、属性規定値と記す。)がサービスごとに予め設定される。来園者の属性として、例えば、男性または女性(男女比)、大人または子供(年齢層)、年配者や乳幼児などの家族構成、身体障害者、手荷物の有無、過去の来園回数などが挙げられ、これらの属性ごとに属性規定値が設定される。なお、これらの値は、提供するサービスと来園者の属性との関連度合いや、その属性との関係の重要度に基づいて予め定められる。関連度が高いサービスについては属性規定値が高く設定され、関連度が低いサービスについては低く設定される。また、サービス情報リストには、サービスごとに、来園者の属性に関わらず判定ポイントの初期値m(mは自然数)を設定しておいてもよく、判定ポイントの上限値を設定しておいてもよい。
また、サービス情報リストには、サービス情報を配信した際に判定ポイントを減少させる値(以下、案内減算値と記す。)や、所定時間の経過ごとに判定ポイントを増加させる値(以下、自動加算値と記す。)を予め設定しておいてもよい。以下、自動加算値を判定ポイントに加算する周期を制御するタイマを自動加算用タイマと記す。
さらに、サービス情報リストには、サービスの提供場所と現在地との距離や、各サービスの提供時間(待ち時間)に比例して判定ポイントを減少させる値(以下、サービス依存値)を設定しておいてもよい。サービス依存値は、実際に判定ポイントを減少させる値であってもよく、減少させる判定ポイントを算出するために待ち時間や距離に乗じる係数であってもよい。本実施形態では、減少させる判定ポイントを算出するための係数がサービス依存値としてサービス情報リストに設定されているものとする。
また、サービス情報リストには、サービスが提供されていないか否かを示す情報(以下、無効フラグと記す。)を含んでいてもよい。例えば、運用休止中のアトラクションを示すサービス情報リストのサービスには、無効フラグが設定される。この無効フラグを含むことで、後述する制御部20がサービス情報を誤って配信することを抑制できる。
図3は、サービス情報リストの例を示す説明図である。図3に示す例では、サービス情報リストに、来園者の属性として[男性,女性,男児,女児,年配者,乳幼児,身障者,荷物の有無,来園回数]が定義されており、属性[男性,女性,男児,女児,年配者,乳幼児,身障者]には人数に乗じる係数が、属性[荷物]には荷物の有無に応じて加算する値が、属性[来園回数]には来演の回数に応じて乗じる係数が、それぞれ属性規定値として設定されていることを示す。
他にも、図3に示す例では、サービス情報リストに、判定ポイントの初期値、上限値、案内減算値、利用時減算値、関連するサービスごとの関連減算値、サービス依存値である距離係数および待ち時間係数、10分ごとに判定ポイントに加算する自動加算値が含まれていることを示す。この関連減算値は、任意のサービス時に、そのサービス以外のサービスの判定ポイントを、カテゴリNo.−サービス種別No.単位で減算する値である。
また、サービス情報リストには、来園者の利用履歴や、サービスの提供状況を示す情報を含むようにしてもよい。図4は、サービス情報リストの他の例を示す説明図である。図4に示す例では、サービス情報リストに、利用履歴(最終利用開始時刻、最終利用終了時刻)と、サービスからの情報(現在地からの距離、待ち時間)とが含まれていることを示す
制御部20は、初期値算出手段21と、利用履歴更新手段22と、判定ポイント更新手段23と、無効フラグ設定手段24と、サービス選択手段25とを含む。
初期値算出手段21は、来園者の属性に基づいて、サービス情報リストに設定された属性に対応する属性規定値からサービスごとに判定ポイントの初期値を算出する。具体的には、初期値算出手段21は、サービスを受ける対象者が来園したことを検出すると、来園した対象者の属性に該当する属性規定値をサービス情報リストから抽出し、抽出した属性規定値を加算することにより、初期の判定ポイント(以下、初期ポイントと記す。)をサービスごとに算出する。
初期値算出手段21は、例えば、ゲート2を対象者が通過した時に、初期ポイントを算出してもよく、対象者にユーザ端末1を手渡すときに、提供者の指示によって初期ポイントを算出するようにしてもよい。
利用履歴更新手段22は、来園者が利用したサービスの利用履歴を更新する。利用履歴更新手段22は、例えば、来園者がサービスの利用を開始した時刻(以下、利用開始時刻と記す。)及び終了した時刻(以下、利用終了時刻と記す。)を、サービス情報リストの各サービスに対応づけて登録するようにしてもよい。なお、この利用履歴は、来園者の行動をモニタして過去に提供したサービスおよび現在のサービスの利用状況を収集した履歴であると言うこともできる。
判定ポイント更新手段23は、初期値算出手段21が算出したサービスごとの判定ポイントを、来園者のサービスの利用状況に応じて利用時減算値に基づき更新する。具体的には、判定ポイント更新手段23は、来園者がサービスを利用したことを検知すると、そのサービスに設定された利用時減算値をサービス情報リストから抽出し、抽出した利用時減算値を判定ポイントから減算することにより、判定ポイントを更新する。判定ポイント更新手段23は、例えば、利用履歴更新手段22がサービスの利用終了時刻をサービス情報リストに登録したときに、そのサービスを利用したと検知してもよい。
なお、判定ポイント更新手段23は、来園者がサービスを利用したことを検知したとき、そのサービスと同等のサービスの判定ポイントを減算してもよい。ここで、同等のサービスとは、サービス情報リストに複数存在する同一内容のサービス(例えば、お手洗いなど)のことを示す。例えば、来園者がサービスとして「1−1−3 公共−お手洗い−3番」を使用した場合、この「1−1−3 公共−お手洗い−3番」が提供サービスそのものを示し、「その他の全てのお手洗い」が同等のサービスを示す。
また、判定ポイント更新手段23は、来園者のサービスの利用状況に応じて関連減算値に基づき判定ポイントを更新してもよい。具体的には、判定ポイント更新手段23は、来園者がサービスを利用したことを検知すると、そのサービスに設定された関連減算値を抽出し、利用したサービスに関連する他のサービスの判定ポイントからその関連減算値を減算することにより、判定ポイントを更新する。
このように、終了したばかりのサービス(すなわち、より新しい提供サービス)の判定ポイントを減算したり、関連する(例えば、同一カテゴリの)判定ポイントを減算したりすることにより、代わり映えのしないサービス情報の提供を抑制できる。
さらに、判定ポイント更新手段23は、所要時間の短いサービスの判定ポイントをより増加させ、所要時間の長いサービスの判定ポイントをより減少させてもよい。具体的には、判定ポイント更新手段23は、情報収集ターミナル6からサービスの待ち時間を受信すると、予めサービス情報リストに設定しておいた係数を待ち時間に乗じて算出したポイントを判定ポイントから減少させることにより、判定ポイントを更新する。このように判定ポイントを更新することにより、単位時間あたりに提供するサービスを最大化することが可能になる。
また、判定ポイント更新手段23は、現在地とサービスを提供する位置との距離がより短いサービスの判定ポイントをより増加させ、その距離がより長いサービスの判定ポイントをより減少させてもよい。具体的には、判定ポイント更新手段23は、情報収集ターミナル6から来園者の現在地を示す情報(現在地情報)を受信すると、サービスを提供する位置と来園者の現在地との距離を算出する。そして、判定ポイント更新手段23は、予めサービス情報リストに設定しておいた係数を距離に乗じて算出したポイントを判定ポイントから減少させることにより、判定ポイントを更新する。
判定ポイント更新手段23は、予め定められた所属エリアごとの距離に基づいて距離を算出してもよい。図5は、所属エリアの例を示す説明図である。図5に例示する所属エリアは、横方向にエリアを5分割(A〜E)し、縦方向にエリアを4分割(1〜4)したものである。判定ポイント更新手段23は、図5に例示するような所属エリアと予め定められた各エリア間の距離(例えば、エリアA1とエリアC1との距離は2、エリアB2とエリアD4との距離は3、エリアA2とエリアE4との距離は4、など)に基づいて距離を算出してもよい。このように、距離に基づいて判定ポイントを更新することで、より近い位置に存在するサービスの情報を優先的に配信することが可能になる。
さらに、判定ポイント更新手段23は、来園者にサービスの情報を配信したときに、そのサービスの判定ポイントを減少させてもよい。具体的には、判定ポイント更新手段23は、来園者にサービスの情報を配信すると、予めサービス情報リストに設定しておいたそのサービスの案内減算値を判定ポイントから減算する。このようにすることで、一度配信したサービスの情報が連続して配信されることを抑制できる。
また、判定ポイント更新手段23は、定期的に判定ポイントを増加させてもよい。具体的には、判定ポイント更新手段23は、予め定めた時間(例えば、10分など)が経過したこと検知すると、サービスごとに予めサービス情報リストに設定しておいた自動加算値を、各サービスの判定ポイントに加算する。このようにすることで、一定期間経過した後で再度サービスの情報を配信することが可能になる。
無効フラグ設定手段24は、サービス情報リストに含まれるサービスの無効フラグを設定する。具体的には、無効フラグ設定手段24は、情報収集ターミナル6からサービスが停止していることを示す情報を受信すると、無効フラグを設定し、サービスが開始したことを示す情報を受信すると、無効フラグの設定を解除する。
サービス選択手段25は、算出された判定ポイントが閾値より大きいサービスのうち、少なくとも判定ポイントが最大のサービスを選択する。以下、この閾値のことを配信閾値と記す。配信閾値は、対象者ごとに定められ、対象者がサービスを利用する頻度が多いほどより高く設定される。そして、サービス選択手段25は、所定のタイミングで選択したサービスの情報を対象者に配信する。また、サービス選択手段25は、判定ポイントがサービスを分類する各カテゴリの中で最大であるサービスを選択してもよい。
また、サービス選択手段25は、対象者が利用したサービスの利用履歴に基づいて、対象者が過去の一定期間に提供されたサービス数が多いほど配信閾値を高く決定し、サービス数が少ないほど配信閾値を低く決定する。これは、対象者に提供されるサービス数が少ない場合(すなわち、サービスがうまく提供されていない場合)、対象者が施設を上手く回れていないと考えられるため、サービス情報の提供機会を増やすことが好ましいからである。逆に、対象者に提供されるサービス数が多い場合(すなわち、サービスがうまく提供されている場合)、対象者が施設を上手く回れていると考えられるため、サービス情報の提供機会をそれほど増やす必要がないからである。
例えば、図4に例示する利用履歴がサービス情報リストに登録されている場合、サービス選択手段25は、最終利用開始時刻が過去の一定期間に含まれるサービスの数を数えることにより、サービス数を特定してもよい。
サービス選択手段25がサービス情報を配信するタイミングは、送信タイマにより制御される。ここで、送信タイマとは、送信間隔の制御に用いられるタイマであり、予め設定された値から時間の経過とともに値が減少する。この送信タイマの値が0になったときに、サービス選択手段25はサービス情報を来園者に送信する。
また、サービス選択手段25は、サービス情報リストのサービスに無効フラグが設定されている場合、そのサービスを選択しないようにする。
制御部20(より詳しくは、初期値算出手段21と、利用履歴更新手段22と、判定ポイント更新手段23と、無効フラグ設定手段24と、サービス選択手段25)は、プログラム(配信情報選択プログラム)に従って動作するコンピュータのCPUによって実現される。例えば、プログラムは、情報配信サーバ7の記憶部10に記憶され、CPUは、そのプログラムを読み込み、プログラムに従って、制御部20(より詳しくは、初期値算出手段21、利用履歴更新手段22、判定ポイント更新手段23、無効フラグ設定手段24及びサービス選択手段25)として動作してもよい。また、初期値算出手段21と、利用履歴更新手段22と、判定ポイント更新手段23と、無効フラグ設定手段24と、サービス選択手段25とは、それぞれが専用のハードウェアで実現されていてもよい。
次に、動作について説明する。ここでは、来園者グループがテーマパークに来園し、この来園者にサービスの情報を配信する場合について説明する。図6は、来園者に配信するサービス情報を選択する動作の例を示すフローチャートである。また、図7は、サービス情報リスト上の各提供サービスの情報を更新する動作の例を示すフローチャートである。
なお、来園時には、写真サービス等を用いて来園者グループの基本情報(人数、性別、年齢、服装、所持品など)が自動で認識され、その基本情報は情報配信サーバ7へ送信されるものとする。さらに、来園者には、ユーザ端末1を貸し出すものとする。このとき、情報配信サーバ7は、記憶部10に記憶している過去の来園履歴を取り出して、認識した基本情報と来園履歴とをサービス情報リストに登録する。また、以下の説明では、図3に例示するサービス情報リストが予め設定されているものとする。
なお、来園者グループの来園履歴は、例えば、グループメンバの氏名、電話番号、メールアドレスなどで特定すればよい。また、複数のメンバの来園履歴が存在する場合、例えば、来園回数の多いメンバの来園履歴を利用するようにしてもよい。
初期値算出手段21は、サービス情報リストに登録した来園者グループの基本情報及び来園履歴に基づいて、判定ポイントの初期値を決定する(ステップS10)。例えば、図3に例示するサービス情報リストが記憶部10に記憶されている場合、初期値算出手段21は、「初期値」に設定された値と、「写真サービスからの情報」欄のうち来園者の属性に一致する値の総和と、「来園回数係数」×来園履歴から特定される来園回数から算出される値とを全てを加算して、判定ポイントの初期値を決定する。なお、初期値が「上限値」欄に設定された値を超える場合、初期値を上限値に一致させる。
なお、サービス情報リストには、例えば、来園者グループが小さい子供連れであれば、年齢制限や身長制限のあるアトラクションの属性規定値を小さく、子供メニューの充実したレストランやトイレの初期値を大きくするなど、来園者のグループパタンを考慮して予めテーマパーク側で初期設定しておけばよい。
その後、判定ポイント更新手段23は、来園者の行動や園内の情報を元に、図7に例示するフローチャートのように、サービス情報リスト上の各提供サービス情報(例えば、判定ポイント)を更新する(ステップS20)。そして、サービス情報の提供(配信)処理が行われる。なお、各提供サービス情報を更新する処理については後述する。
サービス情報の提供の間隔は、送信タイマで管理される。サービス選択手段25は、送信タイマが0か否かを判定する(ステップS30)。送信タイマの値が0の場合(ステップS30におけるY)、サービス選択手段25は、過去一定時間の提供サービス数を計算し、その多少に応じて配信閾値を再設定する(ステップS40)。
具体的には、来園者への提供サービス数が少ない場合、サービス選択手段25は、来園者が上手く回れていないと判断し、配信閾値を下げて、サービス情報の提供機会を増やす。逆に、来園者への提供サービス数が多い場合、サービス選択手段25は、来園者が上手く回れていると判断し、配信閾値を上げて無駄なサービス情報の提供を控える。
サービス選択手段25は、サービスの判定ポイントが配信閾値より大きく、かつ、そのサービスの判定ポイントがカテゴリごとの最大値になっているか否かを判定する(ステップS50)。上記条件を満たす場合(ステップS50におけるY)、サービス選択手段25は、そのサービスの情報を送信する(ステップS60)。
一方、ステップS50において条件を満たさない場合(ステップS50におけるN)、または、サービスの情報を送信した後、判定ポイント更新手段23は、提供したサービス情報の判定ポイントを、サービス情報リスト上に設定された案内減算値分減算する。また、サービス選択手段25は、送信タイマを初期値(送信間隔)に戻す(ステップS70)。
すなわち、サービス選択手段25は、サービス情報リスト上の各提供サービスにおける最新の判定ポイントと配信閾値を比較し、配信閾値を超えている判定ポイントのサービスのうち、判定ポイントが各カテゴリで最大であるサービスを選択し、そのサービスの情報を来園者のユーザ端末1に送信する。
ステップS70の処理後、または、ステップS30において送信タイマの値が0でない場合(ステップS30におけるN)、ステップS20以降の処理を繰り返す。
次に、サービス情報リスト上の各提供サービス情報を更新するステップS20の処理について図7を用いて説明する。
まず、利用履歴更新手段22は、提供しているサービスの利用が開始されたか否かを判断する(ステップS21)。具体的には、利用履歴更新手段22は、情報収集ターミナル6から提供サービスの利用開始を示す旨の情報を受信したときに、提供しているサービスの利用が開始されたと判断する。なお、情報収集ターミナル6は、隣接する提供サービスの入場方向へ来園者が通過したときに、提供サービス利用開始(アトラクション3に乗った・トイレ4に入った・レストラン5に入店した)と判断し、その旨を情報配信サーバ7へ送信する。
利用履歴更新手段22は、提供しているサービスの利用が開始されたと判断すると(ステップS21におけるY)、サービス情報リスト上の該当提供サービスに利用開始時刻を登録する(ステップS22)。なお、提供しているサービスの利用が開始されたと判断することは、提供サービスの利用開始を示す旨の情報を受信することを意味する。
次に、利用履歴更新手段22は、提供しているサービスの利用が終了したか否かを判断する(ステップS23)。具体的には、利用履歴更新手段22は、情報収集ターミナル6から提供サービスの利用終了を示す旨の情報を受信したときに、提供しているサービスの利用が終了したと判断する。なお、情報収集ターミナル6は、隣接する提供サービスの退場方向へ来園者が通過したときに、提供サービスの利用終了と判断し、その旨を情報配信サーバ7へ送信する。
利用履歴更新手段22は、提供しているサービスの利用が終了していないと判断すると(ステップS23におけるN)、ステップS22以降の処理を繰り返す。一方、利用履歴更新手段22は、提供しているサービスの利用が終了したと判断すると(ステップS23におけるY)、サービス情報リスト上の該当提供サービスに利用終了時刻を登録する。なお、提供しているサービスの利用が終了したと判断することは、提供サービスの利用終了を示す旨の情報を受信することを意味する。
さらに、判定ポイント更新手段23は、利用が終了したサービスに設定されている利用時減算値をそのサービスの判定ポイントから減算する。あわせて、判定ポイント更新手段23は、利用が終了したサービスに関連する他のサービスの判定ポイントから終了したサービスに設定されている関連減算値を減算する(ステップS24)。
なお、来園者が利用したサービスがトイレ4やレストラン5の場合、これらのサービスの利用後しばらくは、これらのサービスをお勧めする優先度は低くてよいと考えられる。このようなサービスについては、利用時減算値のポイントを大きく設定しておけばよい。また、ジェットコースターに乗った直後であれば、ジェットコースターおよび同様のカテゴリのアトラクションをお勧めする優先度は低くてよいと考えられる。そのため、サービスに関連する他のサービスの判定ポイントを減算することで、代わり映えのしない同一カテゴリのサービス提供を抑制できる。
サービスの提供が終了した後、次のサービス情報をすぐに配信するために、サービス選択手段25は、送信タイマを0に設定する(ステップS25)。
サービス選択手段25が送信タイマを0に設定した後、または、利用履歴更新手段22がステップS21において、提供しているサービスの利用が開始されていないと判断すると(ステップS21におけるN)、判定ポイント更新手段23は、サービス情報リストを更新するための条件(以下、サービス情報リスト更新条件と記す。)を満たしているか否かを判定する(ステップS26)。図8は、サービス情報リスト更新条件の例を示す説明図である。図8に示す例では、サービス情報リスト更新条件とその条件を満たしたときに行われる処理との対応関係を示す。本実施形態では、図8に例示する4つの条件を満たすか否かが判定されるものとする。
(1)自動加算用タイマが予め設定された値に達した場合(自動加算用タイマの満了時)、判定ポイント更新手段23は、各サービスの自動加算値をそれぞれのサービスの判定ポイントに加算する。図8に示す例では、自動加算用タイマには「10分」が設定されている。このように、減算された提供サービスの判定ポイントに一定時間ごとに一定値が加算されるため、時間が経てば、情報を配信するサービスとして再び選択される可能性が増えることになる。
(2)来園者が情報収集ターミナル6の近傍を通過したことにより、情報配信サーバ7が現在地情報を情報収集ターミナル6から受信した場合、判定ポイント更新手段23は、情報収集ターミナル6の所属エリアを来園者の現在地として、各サービスが提供される位置との距離を算出する。そして、判定ポイント更新手段23は、サービス情報リストに現在地からの距離を登録するとともに、その距離と距離係数とを乗じた値を各サービスの判定ポイントから減算する。
(3)情報配信サーバ7が情報収集ターミナル6に隣接するサービスの待ち時間を受信した場合、判定ポイント更新手段23は、受信した待ち時間で更新するとともに、受信した待ち時間と待ち時間係数(ここでは、10分単位)とを乗じた値をそのサービスの判定ポイントから減算する。
(4)情報配信サーバ7が情報収集ターミナル6に隣接するサービスの情報配信の停止指示(例えば、故障など)や情報配信の再開指示を受信した場合、無効フラグ設定手段24は、そのサービスの提供状況をサービス情報リストの無効フラグに設定する。無効フラグが設定するサービスについては、サービス選択手段25はサービス情報の配信を行わない。
以上の4つのサービス情報リスト更新条件のいずれかを満たす場合(ステップS26におけるY)、条件別の処理が行われることでサービス情報リストの内容が更新される(ステップS27)。
ステップS27における処理が行われた後、または、以上の4つのサービス情報リスト更新条件のいずれも満たさない場合(ステップS26におけるN)、図6におけるステップS30以降の処理が行われる。
以上のように、本実施形態によれば、判定ポイント更新手段23が、対象者によるサービスの利用状況に応じて、利用時減算値に基づいて初期ポイントを更新することにより判定ポイントを算出する。そして、サービス選択手段25は、算出された判定ポイントが配信閾値を超えるサービスのうち、少なくとも判定ポイントが最大のサービスを選択する。このような構成により、ユーザによるサービスの利用状況に応じてそのユーザに適した配信情報を選択できる。
例えば、一般的な方法では、頻度の高い行為をユーザの趣向と判断するため、同じ内容の提案ばかりになるおそれがある。また、提供し得る全ての情報を配信してユーザ側に必要な情報を選択させる方法では、ユーザが必要な情報にたどり着くまでに労力を課してしまうというおそれがある。
しかし、本実施形態によれば、ユーザの過去の行動や状況から、情報提供を後回しにしたいサービスの優先度を下げることで、ユーザが相対的に有意義と思われる情報を選び出すことが可能になる。また、ユーザは、全てのカテゴリの情報源の中から手間をかけずに、その時点で最も適切と思われる任意のカテゴリの情報を入手できるようになる。このように有意義な情報を配信することで、例えば、テーマパークという非日常の空間に慣れていない来園者の利用するサービスがワンパターンに陥る、または、利用者が途方にくれるといった状況を回避させることが可能になる。よって、テーマパークへの不慣れな来園者に対して、効率よく且つ満遍なく園内を楽しませることができる。
なお、上記説明では、テーマパークで提供するサービス情報の選択方法について説明したが、本発明を適用する場面はテーマパークに限定されない。本発明における配信情報選択システムを、例えば、ショッピングモールや、温泉街、観光地域など、慣れていない客が多い場面について適用することも可能である。さらに、本発明における配信情報選択システムに、自動翻訳機能を適用することにより、外国人観光客へのガイドも可能になる。
次に、本発明の最小構成の例を説明する。図9は、本発明による配信情報選択システムの最小構成の例を示すブロック図である。本発明による配信情報選択システムは、サービスを受ける対象者(例えば、来園者)に配信するサービス情報の優先度を示す値である判定ポイントをその対象者によるサービスの利用時に減少させる値である利用時減算値が複数のサービスについて設定されたリストであるサービス情報リストを記憶するサービス情報リスト記憶手段81(例えば、記憶部10)と、対象者の属性(例えば、男女など)に基づいてサービスごとに算出された判定ポイントを、その対象者によるサービスの利用状況に応じて(例えば、来園者がサービスを利用したときに)そのサービスの利用時減算値に基づき更新する(例えば、判定ポイントから利用時減算値を減算する)判定ポイント更新手段82(例えば、判定ポイント更新手段23)と、対象者のサービス利用頻度が多いほどより高く設定される閾値(例えば、配信閾値)を判定ポイントが超えるサービスのうち、少なくとも判定ポイントが最大のサービスを選択するサービス選択手段83(例えば、サービス選択手段25)とを備えている。
そのような構成により、ユーザによるサービスの利用状況に応じてそのユーザに適した配信情報を選択できる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)サービスを受ける対象者に配信するサービス情報の優先度を示す値である判定ポイントを当該対象者によるサービスの利用時に減少させる値である利用時減算値が複数のサービスについて設定されたリストであるサービス情報リストを記憶するサービス情報リスト記憶手段と、前記対象者の属性に基づいてサービスごとに算出された判定ポイントを、当該対象者によるサービスの利用状況に応じて当該サービスの利用時減算値に基づき更新する判定ポイント更新手段と、対象者のサービス利用頻度が多いほどより高く設定される閾値を前記判定ポイントが超えるサービスのうち、少なくとも前記判定ポイントが最大のサービスを選択するサービス選択手段とを備えたことを特徴とする配信情報選択システム。
(付記2)サービス情報リストには、対象者によるサービスの利用時に関連する他のサービスの判定ポイントを減少させる値である関連減算値がサービスごとに設定され、判定ポイント更新手段は、対象者によるサービスの利用状況に応じて当該サービスの関連減算値に基づき判定ポイントを更新する付記1記載の配信情報選択システム。
(付記3)対象者が利用したサービスの利用履歴を更新する利用履歴更新手段を備え、サービス選択手段は、前記利用履歴に基づいて対象者が過去の一定期間に提供されたサービス数が多いほど閾値を高く設定し、サービス数が少ないほど閾値を低く設定する付記1または付記2記載の配信情報選択システム。
(付記4)サービス情報リストには、サービスの提供時間に比例して判定ポイントを減少させる値である提供時間減算値がサービスごとに設定され、判定ポイント更新手段は、前記サービスの提供時間と当該サービスの提供時間減算値に基づき当該サービスの判定ポイントを更新する付記1から付記3のうちのいずれか1つに記載の配信情報選択システム。
(付記5)サービス情報リストには、サービスの提供場所と対象者の現在地との距離に比例して判定ポイントを減少させる値である距離減算値がサービスごとに設定され、判定ポイント更新手段は、前記距離と前記距離減算値とに基づいて各サービスの判定ポイントを更新する付記1から付記4のうちのいずれか1つに記載の配信情報選択システム。
(付記6)サービス選択手段は、選択されたサービスの情報を対象者に配信し、サービス情報リストには、サービスの情報を配信した際に判定ポイントを減少させる値である案内減算値がサービスごとに設定され、判定ポイント更新手段は、前記サービス選択手段がサービスの情報を配信したときに、当該サービスの判定ポイントを前記案内減算値に基づいて更新する付記1から付記5のうちのいずれか1つに記載の配信情報選択システム。
(付記7)サービス情報リストには、所定時間の経過ごとに判定ポイントを増加させる値である自動加算値がサービスごとに設定され、判定ポイント更新手段は、前記所定期間の経過後に、各サービスの判定ポイントを前記自動加算値に基づいて更新する付記1から付記6のうちのいずれか1つに記載の配信情報選択システム。
(付記8)サービス情報リストには、サービスの提供状況を示す情報である提供情報がサービスごとに設定され、サービス選択手段は、前記提供情報にサービスが提供されていないことを示す情報が設定されているサービスを選択する候補から除外する付記1から付記7のうちのいずれか1つに記載の配信情報選択システム。
(付記9)判定ポイントの初期値を算出する初期値算出手段を備え、サービス情報リストには、対象者の属性に応じて規定される値である属性規定値がサービスごとに設定され、前記初期値算出手段は、対象者の属性に基づいて、当該対象者の属性に対応する初期値規定値から判定ポイントの初期値をサービスごとに算出する付記1から付記8のうちのいずれか1つに記載の配信情報選択システム。
(付記10)サービスを受ける対象者に配信するサービス情報の優先度を示す値である判定ポイントを当該対象者によるサービスの利用時に減少させる値である利用時減算値に基づいて、サービスを受ける対象者の属性に基づいてサービスごとに算出された判定ポイントを、当該対象者によるサービスの利用状況に応じて更新し、対象者のサービス利用頻度が多いほどより高く設定される閾値を前記判定ポイントが超えるサービスのうち、少なくとも前記判定ポイントが最大のサービスを選択することを特徴とする配信情報選択方法。
(付記11)対象者によるサービスの利用時に関連する他のサービスの判定ポイントを減少させる値である関連減算値に基づいて、対象者が利用したサービスの判定ポイントを更新する付記10記載の配信情報選択方法。
(付記12)サービスを受ける対象者に配信するサービス情報の優先度を示す値である判定ポイントを当該対象者によるサービスの利用時に減少させる値である利用時減算値が複数のサービスについて設定されたリストであるサービス情報リストを記憶するサービス情報リスト記憶手段を備えるコンピュータに適用される配信情報選択プログラムであって、前記コンピュータに、前記対象者の属性に基づいてサービスごとに算出された判定ポイントを、当該対象者によるサービスの利用状況に応じて当該サービスの利用時減算値に基づき更新する判定ポイント更新処理、および、対象者のサービス利用頻度が多いほどより高く設定される閾値を前記判定ポイントが超えるサービスのうち、少なくとも前記判定ポイントが最大のサービスを選択するサービス選択処理を実行させるための配信情報選択プログラム。
(付記13)サービス情報リストには、対象者によるサービスの利用時に関連する他のサービスの判定ポイントを減少させる値である関連減算値がサービスごとに設定され、判定ポイント更新処理で、対象者によるサービスの利用状況に応じて当該サービスの関連減算値に基づき判定ポイントを更新させる付記12記載の配信情報選択プログラム。
本発明は、テーマパークなどのサービス提供施設で利用者に配信するサービス情報を選択する配信情報選択システムに好適に適用される。
1 ユーザ端末
2 ゲート
3 アトラクション
4 トイレ
5 レストラン
6 情報収集ターミナル
7 情報配信サーバ
10 記憶部
20 制御部
21 初期値算出手段
22 利用履歴更新手段
23 判定ポイント更新手段
24 無効フラグ設定手段
25 サービス選択手段
98 LAN
99 無線通信手段

Claims (10)

  1. サービスを受ける対象者に配信するサービス情報の優先度を示す値である判定ポイントを当該対象者によるサービスの利用時に減少させる値である利用時減算値が複数のサービスについて設定されたリストであるサービス情報リストを記憶するサービス情報リスト記憶手段と、
    前記対象者の属性に基づいてサービスごとに算出された判定ポイントを、当該対象者によるサービスの利用状況に応じて当該サービスの利用時減算値に基づき更新する判定ポイント更新手段と、
    対象者のサービス利用頻度が多いほどより高く設定される閾値を前記判定ポイントが超えるサービスのうち、少なくとも前記判定ポイントが最大のサービスを選択するサービス選択手段とを備えた
    ことを特徴とする配信情報選択システム。
  2. サービス情報リストには、対象者によるサービスの利用時に関連する他のサービスの判定ポイントを減少させる値である関連減算値がサービスごとに設定され、
    判定ポイント更新手段は、対象者によるサービスの利用状況に応じて当該サービスの関連減算値に基づき判定ポイントを更新する
    請求項1記載の配信情報選択システム。
  3. 対象者が利用したサービスの利用履歴を更新する利用履歴更新手段を備え、
    サービス選択手段は、前記利用履歴に基づいて対象者が過去の一定期間に提供されたサービス数が多いほど閾値を高く設定し、サービス数が少ないほど閾値を低く設定する
    請求項1または請求項2記載の配信情報選択システム。
  4. サービス情報リストには、サービスの提供時間に比例して判定ポイントを減少させる値である提供時間減算値がサービスごとに設定され、
    判定ポイント更新手段は、前記サービスの提供時間と当該サービスの提供時間減算値に基づき当該サービスの判定ポイントを更新する
    請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の配信情報選択システム。
  5. サービス情報リストには、サービスの提供場所と対象者の現在地との距離に比例して判定ポイントを減少させる値である距離減算値がサービスごとに設定され、
    判定ポイント更新手段は、前記距離と前記距離減算値とに基づいて各サービスの判定ポイントを更新する
    請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の配信情報選択システム。
  6. サービス選択手段は、選択されたサービスの情報を対象者に配信し、
    サービス情報リストには、サービスの情報を配信した際に判定ポイントを減少させる値である案内減算値がサービスごとに設定され、
    判定ポイント更新手段は、前記サービス選択手段がサービスの情報を配信したときに、当該サービスの判定ポイントを前記案内減算値に基づいて更新する
    請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載の配信情報選択システム。
  7. サービス情報リストには、所定時間の経過ごとに判定ポイントを増加させる値である自動加算値がサービスごとに設定され、
    判定ポイント更新手段は、前記所定期間の経過後に、各サービスの判定ポイントを前記自動加算値に基づいて更新する
    請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載の配信情報選択システム。
  8. サービス情報リストには、サービスの提供状況を示す情報である提供情報がサービスごとに設定され、
    サービス選択手段は、前記提供情報にサービスが提供されていないことを示す情報が設定されているサービスを選択する候補から除外する
    請求項1から請求項7のうちのいずれか1項に記載の配信情報選択システム。
  9. サービスを受ける対象者に配信するサービス情報の優先度を示す値である判定ポイントを当該対象者によるサービスの利用時に減少させる値である利用時減算値に基づいて、サービスを受ける対象者の属性に基づいてサービスごとに算出された判定ポイントを、当該対象者によるサービスの利用状況に応じて更新し、
    対象者のサービス利用頻度が多いほどより高く設定される閾値を前記判定ポイントが超えるサービスのうち、少なくとも前記判定ポイントが最大のサービスを選択する
    ことを特徴とする配信情報選択方法。
  10. サービスを受ける対象者に配信するサービス情報の優先度を示す値である判定ポイントを当該対象者によるサービスの利用時に減少させる値である利用時減算値が複数のサービスについて設定されたリストであるサービス情報リストを記憶するサービス情報リスト記憶手段を備えるコンピュータに適用される配信情報選択プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記対象者の属性に基づいてサービスごとに算出された判定ポイントを、当該対象者によるサービスの利用状況に応じて当該サービスの利用時減算値に基づき更新する判定ポイント更新処理、および、
    対象者のサービス利用頻度が多いほどより高く設定される閾値を前記判定ポイントが超えるサービスのうち、少なくとも前記判定ポイントが最大のサービスを選択するサービス選択処理
    を実行させるための配信情報選択プログラム。
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