JP2012152962A - 印刷機診断装置、印刷機診断プログラム及び印刷機診断方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数のインキキーを備える印刷機を診断する印刷機診断装置であって、プリセット値と、所定の印刷品質が得られた際のインキキー開度設定値であるOKインキキー開度設定値との差分値に基づいて、印刷機の不具合原因を特定する印刷機診断装置とする。
【選択図】図13
Description
図8に示すように、インキ元ローラ1200の軸がインキ呼出しローラ1210或いはインキキー1100とずれている場合がある。インキ元ローラ1200の軸ずれが生じている場合にはインキ供給量が偏るため、オペレータは供給量が多い部分1221についてインキキー開度1400を閉じるようにインキキー開度設定値を変更し、一方、供給量が少ない部分1222についてインキキー開度1400を開くようにインキキー開度設定値を変更する。この傾向を判定するために、制御部11は、まず、記憶部12に蓄積された直近所定件数分の設定履歴データ122より、各インキキー1100についてインキキー開度操作量の標準偏差と平均値を算出する。
次に、インキキー1100の零点ずれが生じているか否かを診断する方法について説明する。インキキー1100の零点とは、印刷機種毎に設定されるインキキー1100とインキ元ローラ1200の基準となる距離(インキキー開度1400)である。インキキー1100の零点が、インキキー開度1400が開く方向にずれている場合には、零点がずれていない場合よりインキ供給量が多くなってしまい、一方、インキキー開度1400が閉じる方向にずれている場合には、零点がずれていない場合よりインキ供給量が少なくなってしまう。したがって、インキキー1100を適切に制御するためにはインキキー1100の零点がずれていないことが重要となる。
次に、インキキー1100に動作不良が生じているか否かを診断する方法について説明する。インキキー1100が動作不良を起こす原因としてはいくつか考えられる。例えば、隣り合うインキキー1100間(例えば、図2のBで示す部分)でインキが固着し、インキキー1100が動作不良を起こしている場合が考えられる。また、機械的要因(機構やギアのバックラッシュ、インクの固着等)により、同じインキキー開度設定値を設定してもインキキー1100間で動作量に違いが生じている場合が考えられる。このような場合、動作不良を起こしているインキキー1100については、オペレータが無理矢理にインキキー開度1400を調整しようとするため、「+」方向及び「−」方向、双方へのインキキー開度操作量が大きくなる傾向にある。この傾向を判定するために、制御部11は、まず、記憶部12に蓄積された直近所定件数分の設定履歴データ122より、各インキキー1100についてインキキー開度操作量の標準偏差と平均値を算出する。
上述したように、不具合原因はインキキー開度操作量の標準偏差や平均値から特定することができる。これをまとめたものが図12の不具合原因特定テーブル123である。不具合原因特定テーブル123は不具合原因毎に、標準偏差に関する条件と平均値に関する条件の少なくとも何れか一方を規定している。制御部11は、記憶部12に蓄積された設定履歴データ122を参照してインキキー開度操作量の標準偏差や平均値を算出し、算出した標準偏差や平均値と不具合原因特定テーブル123に規定された各条件とを比較することにより、不具合原因を特定するようになっている。
11 制御部
12 記憶部
121 インキキー開度特性データ
122 設定履歴データ
123 不具合原因特定テーブル
13 表示部
14 操作部
15 通信部
P 印刷機
U1〜U4 印刷ユニット
1100 インキキー
1200 インキ元ローラ
1300 インキつぼ
1400 インキキー開度
S オフセット輪転印刷システム
Claims (7)
- 複数のインキキーを備える印刷機を診断する印刷機診断装置であって、
前記インキキー毎に、インキキー開度設定値のプリセット値を取得するプリセット値取得手段と、
前記インキキー毎に、所定の印刷品質が得られた際のインキキー開度設定値であるOKインキキー開度設定値を取得するOK値取得手段と、
前記プリセット値取得手段により取得されたプリセット値と、前記OK値取得手段により取得されたOKインキキー開度設定値との差分値を示す差分値情報を差分値記憶手段に記録する差分値記録手段と、
前記差分値記憶手段に記憶された差分値情報の示す差分値に基づいて、前記印刷機の不具合原因を特定する診断手段と、
を備えることを特徴とする印刷機診断装置。 - 請求項1に記載の印刷機診断装置であって、
前記診断手段は、前記インキキー毎に、前記差分値記憶手段に記憶された直近所定件数分の前記差分値情報に基づいて差分値の平均値を算出し、当該算出した平均値を前記印刷機におけるインキキーの配列順に並べた際に当該平均値の集合から得られる直線の傾きが傾き警告判断値より大きい場合に、インキ元ローラの軸ずれが生じていることを前記不具合原因として特定することを特徴とする印刷機診断装置。 - 請求項1又は2に記載の印刷機診断装置であって、
前記診断手段は、前記インキキー毎に前記蓄積された直近所定件数分の前記差分値情報に基づいて差分値の標準偏差及び平均値を算出し、当該標準偏差が零点ずれ量判断値以下であるインキキーの数が零点ずれ警告判断値以上であって、且つ、当該平均値の絶対値が零点不良判断値以上であるインキキーの数が零点不良警告判断値以上である場合に、前記インキキーの零点がずれていることを前記不具合原因として特定することを特徴とする印刷機診断装置。 - 請求項1乃至3の何れか一項に記載の印刷機診断装置であって、
前記診断手段は、前記インキキー毎に前記蓄積された直近所定件数分の前記差分値情報に基づいて差分値の標準偏差を算出し、標準偏差が動作不良判断値を超えているインキキーが存在する場合には、当該インキキーに動作不良が生じていることを前記不具合原因として特定することを特徴とする印刷機診断装置。 - 請求項1乃至4の何れか一項に記載の印刷機診断装置であって、
前記診断手段により前記不具合原因が特定された場合に、当該不具合原因を提示して警告する警告手段、
を更に備えることを特徴とする印刷機診断装置。 - 複数のインキキーを備える印刷機を診断する印刷機診断装置に含まれるコンピュータを、
前記インキキー毎に、インキキー開度設定値のプリセット値を取得するプリセット値取得手段、
前記インキキー毎に、所定の印刷品質が得られた際のインキキー開度設定値であるOKインキキー開度設定値を取得するOK値取得手段、
前記プリセット値取得手段により取得されたプリセット値と、前記OK値取得手段により取得されたOKインキキー開度設定値との差分値を示す差分値情報を差分値記憶手段に記録する差分値記録手段、
前記差分値記憶手段に記憶された差分値情報の示す差分値に基づいて、前記印刷機の不具合原因を特定する診断手段、
として機能させることを特徴とする印刷機診断プログラム。 - 複数のインキキーを備える印刷機を診断する印刷機診断装置により実行される印刷機診断方法であって、
前記インキキー毎に、インキキー開度設定値のプリセット値を取得するステップと、
前記インキキー毎に、所定の印刷品質が得られた際のインキキー開度設定値であるOKインキキー開度設定値を取得するステップと、
前記取得されたプリセット値と、前記取得されたOKインキキー開度設定値との差分値を示す差分値情報を差分値記憶手段に記録するステップと、
前記差分値記憶手段に記憶された差分値情報の示す差分値に基づいて、前記印刷機の不具合原因を特定するステップと、
を含むことを特徴とする印刷機診断方法。
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JP2011012324A JP5736797B2 (ja) | 2011-01-24 | 2011-01-24 | 印刷機診断装置、印刷機診断プログラム及び印刷機診断方法 |
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---|---|---|---|---|
JP2005022111A (ja) * | 2003-06-30 | 2005-01-27 | Dainippon Printing Co Ltd | 印刷機異常部位の判定装置、印刷機、プログラム、及び、記録媒体 |
JP2005313559A (ja) * | 2004-04-30 | 2005-11-10 | Toppan Printing Co Ltd | 印刷基準値設定方法及び色調管理装置 |
JP2009073125A (ja) * | 2007-09-21 | 2009-04-09 | Dainippon Printing Co Ltd | 印刷ユニット診断装置 |
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- 2011-01-24 JP JP2011012324A patent/JP5736797B2/ja not_active Expired - Fee Related
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